JP2020085418A - 熱交換器 - Google Patents
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Abstract
Description
前記ケーシングが、金属層の両面に樹脂層が積層されたラミネート材によって形成されるとともに、
前記アウターフィンが、凹凸部を有し、かつ金属層の両面に樹脂層が積層されたラミネート材によって形成されていることを特徴とする熱交換器。
前記アウターフィンが、隣合う伝熱部材の各間にそれぞれ配置され、
前記ケーシングに貫通した状態に配置され、かつ隣合う伝熱部材同士を連通するジョイント部材が設けられ、
隣合う伝熱部材のうち、一方の伝熱部材から他方の伝熱部材に前記ジョイント部材を介して熱交換媒体が供給されることにより、熱交換媒体が複数の伝熱部材に順次供給されるように構成されている前項1に記載の熱交換器。
前記インナーフィンは、凹凸を有し、かつ金属層の両面に樹脂層が積層されたラミネート材によって形成されている前項1または2に記載の熱交換器。
前記ジョイント部材の表皮部が、前記ケーシングの対応する樹脂層に熱融着によって封止状態に取り付けられている前項2に記載の熱交換器。
前記ケーシングと前記インナーフィンとの間で接触し合う互いの樹脂層が、同種の熱融着樹脂によって形成されている前項3に記載の熱交換器。
図1〜図3に示す熱交換器に準拠して、以下のように実施例の熱交換器(ラジエータ)を製作した。
(1)JIS H4160のA2021のアルミニウム箔(厚さ100μm)にポリアクリル酸、三価クロム化合物、水、アルコールからなる化成処理液を塗布し、150℃で乾燥するクロメート処理を行い、下地層(金属層)51の両面に化成皮膜を形成する。クロム付着量は、片面当たり10g/m2である。
(1)JIS H4160のA2021のアルミニウム箔(厚さ100μm)にポリアクリル酸、三価クロム化合物、水、アルコールからなる化成処理液を塗布し、150℃で乾燥するクロメート処理を行い、下地層(金属層)61の両面に化成皮膜を形成する。クロム付着量は、片面当たり10g/m2である。
縦100mm×横12mm×高さ3mmの取付箱部31に、パイプ部33a,33bが一体に成形された雄型および雌型の2種類のHDPE(高密度ポリエチレン)製のジョイント部材3a,3bを準備した。雄型ジョイント部材3aのパイプ部33aは、内径φ10mm、外径φ12mm、長さが3mmであり、雌型ジョイント部材3bのパイプ部33bは、内径φ12.2mm、外径φ14.2mm、長さ3mmであり、雄型ジョイント部材3aのパイプ部33aを雌型ジョイント部材3bのパイプ部33bに嵌め込んで連結できるように構成されている。
(1)ケーシング本体10の作製
ケーシング1用のラミネート材L1を縦230mm×横160mmにカットして得られたシート材を、Al箔(金属層51)に対してナイロン(延伸樹脂層55)側が凸側(外側)となるように、縦169mm×横104mmでコーナーR4の金型を用いて深さ3mmでエンボス成形して凹部11を形成した。さらに凹部11の開口周縁部に形成されるフランジ部12を5mm幅となるように周囲をカットし、さらに凹部11の底壁における縦方向(長さ方向)の一端部に、雌型ジョイント部材3bのパイプ部33bを挿通するための出入口16を形成して、ケーシング本体10を作製した。
ケーシング1用のラミネート材L1を縦180mm×横115mmにカットして得られたシート材に、その縦方向(長さ方向)の他端部(ケーシング本体10の出入口16とは反対側に相当する端部)に、雄型ジョイント部材3aのパイプ部33aを挿通するための出入口16を形成して、カバー15を作製した。
フィン用のラミネート材L2を縦145mm×横210mmにカットして得られたシート材を、横方向に3.5mm幅(ピッチ)で交互に折り返すように加工することによって、各山の高さが3mmのつづら折り状のインナーフィン21を作製した。
フィン用のラミネート材L2を縦145mm×横210mmにカットして得られたシート材を、縦方向(長さ方向)に3.5mm幅(ピッチ)で交互に折り返すように加工することによって、各山の高さが3mmのつづら折り状のアウターフィン22を作製した。
(1)ケーシング本体10の凹部11における縦方向(長さ方向)の一端部に、雌型ジョイント部材3bを収容すると同時に、そのパイプ部33bを凹部底壁に設けられた出入口16に挿通して下向きに配置する。さらにケーシング本体10の凹部11における縦方向の他端部に、雄型ジョイント3aをそのパイプ部33aを上向きにした状態に収容した。さらにケーシング本体1の凹部11における両ジョイント部材3a,3b間にインナーフィン21を収容した。なお、ジョイント部材3a,3bの各開口部32,32は、インナーフィン21の端部に対向するように内側に向けて配置した。
上記実施例の熱交換器において、最上段の伝熱パネルPに設けられた雄型ジョイント部材3aの上向き突出状のパイプ部33aから冷却水を見立てた水を注入した。注入された水は、複数の伝熱パネルPに上から順に順次供給されていき、最下段の伝熱パネルPに設けられた雌型ジョイント部材3bの下向き突出状のパイプ部33bから流出された。この際、水は各伝熱パネルPを均等に偏りなくバランス良く流通しており、熱交換器として十分な性能を有しているのが判明した。
21:インナーフィン
22:アウターフィン
3a,3b:ジョイント部材
51:金属層
52:樹脂層
53:樹脂層
61:金属層
62:樹脂層
63:樹脂層
L1:ケーシング用ラミネート材
L2:フィン用ラミネート材
P:伝熱パネル(伝熱部材)
Claims (8)
- 外包材としてのケーシングを有する伝熱部材と、前記伝熱部材の外周面に接触する態様に配置されるアウターフィンとを備え、前記伝熱部材内を流通する熱交換媒体と前記アウターフィンに接触する流体との間で熱交換されるようにした熱交換器であって、
前記ケーシングが、金属層の両面に樹脂層が積層されたラミネート材によって形成されるとともに、
前記アウターフィンが、凹凸部を有し、かつ金属層の両面に樹脂層が積層されたラミネート材によって形成されていることを特徴とする熱交換器。 - 前記伝熱部材が、所定の間隔おきに並列に複数配置され、
前記アウターフィンが、隣合う伝熱部材の各間にそれぞれ配置され、
前記ケーシングに貫通した状態に配置され、かつ隣合う伝熱部材同士を連通するジョイント部材が設けられ、
隣合う伝熱部材のうち、一方の伝熱部材から他方の伝熱部材に前記ジョイント部材を介して熱交換媒体が供給されることにより、熱交換媒体が複数の伝熱部材に順次供給されるように構成されている請求項1に記載の熱交換器。 - 前記伝熱部材の前記ケーシング内にインナーフィンが配置され、
前記インナーフィンは、凹凸を有し、かつ金属層の両面に樹脂層が積層されたラミネート材によって形成されている請求項1または2に記載の熱交換器。 - 前記ケーシングと前記アウターフィンとの接触部が接着されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の熱交換器。
- 前記ケーシングと前記アウターフィンとの間で接触し合う互いの樹脂層が、同種の熱融着樹脂によって形成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の熱交換器。
- 前記ケーシングにおける前記ジョイント部材の取付部に対応する樹脂層と、前記ジョイント部材の少なくとも表皮部とが同種の熱融着樹脂によって形成され、
前記ジョイント部材の表皮部が、前記ケーシングの対応する樹脂層に熱融着によって封止状態に取り付けられている請求項2に記載の熱交換器。 - 前記インナーフィンが前記ケーシングの内周面に接触した状態に配置され、
前記ケーシングと前記インナーフィンとの間で接触し合う互いの樹脂層が、同種の熱融着樹脂によって形成されている請求項3に記載の熱交換器。 - 請求項1〜7のいずれか1項によって記載された熱交換器によって構成されることを特徴とする自動車用ラジエータ。
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