JPH055363A - 多段積み型枠用間隔保持具 - Google Patents

多段積み型枠用間隔保持具

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JPH055363A
JPH055363A JP3150619A JP15061991A JPH055363A JP H055363 A JPH055363 A JP H055363A JP 3150619 A JP3150619 A JP 3150619A JP 15061991 A JP15061991 A JP 15061991A JP H055363 A JPH055363 A JP H055363A
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捷也 鈴木
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    • E04BUILDING
    • E04GSCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
    • E04G17/00Connecting or other auxiliary members for forms, falsework structures, or shutterings
    • E04G17/06Tying means; Spacers ; Devices for extracting or inserting wall ties
    • E04G2017/0646Tying means; Spacers ; Devices for extracting or inserting wall ties made of a flat strip, e.g. of metal
    • E04G2017/0648The strip being twisted

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 間隔保持機能と締付機能とを兼備した間隔保
持具により型枠を少ない部品数及び工数で簡単かつ強固
に組付ける。 【構成】 上下の型枠の間に挟着される幅板3の中央部
に、型枠の内側への移動を規制する内側規制片4を上方
及び下方へ折曲げる。幅板3の両端部には、型枠の外側
への移動を規制する外側規制片5を上方及び下方へ折曲
げ、外側規制片5と内側規制片4との間に型枠の嵌合部
6を設ける。外側規制片5と対応する位置の幅板3にく
さび孔8及び掛止孔9を形成し、くさび孔8にくさび片
10を打込んで型枠を内側規制片4に締付ける。間隔保
持具1はそれ自体が締付け機能を備えるので、U字状の
締付具及び縦バタの使用数量が減少する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、上下に高い布基礎コ
ンクリート等の成形に際し、多段積みされた型枠の間隔
を保持する間隔保持具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、型枠を多段に組付ける場合には、
型枠を相対向する状態で複数段積み上げ、各型枠の間に
間隔保持具を介装し、各間隔保持具の両端部にU字状の
締付具を連結し、その締付具に縦バタを挿通するととも
に、縦バタと型枠との間に横バタを介装し、締付具にく
さびを打込んで縦バタ及び横バタを介して型枠を締付け
るようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の間隔
保持具は締付け機能を備えないので、所要の強度を得る
ためには、全ての間隔保持具に締付具を連結する必要が
あり、締付具及び縦バタの使用数量が増えるばかりでな
く、これに伴い組付工数が増加するという問題点があっ
た。そこで、この発明の課題は、少ない部品数及び工数
で型枠を簡単かつ強固に組付けできる多段積み型枠用間
隔保持具を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めにこの発明においては、上下の型枠の間に挟着される
幅板と、その幅板の中央部に上方及び下方へ折曲げられ
て型枠の内側への移動を規制する内側規制片と、その内
側規制片と型枠の厚さ分の間隔をおいて幅板の両端部に
上方及び下方へ折曲げられて型枠の外側への移動を規制
する外側規制片と、その外側規制片と対応する位置の幅
板に透設されたくさび孔と、前記くさび孔に打込まれて
型枠を前記内側規制片に締付けるくさび片とを具備する
ものである。
【0005】
【作用】この発明の間隔保持具は、内側規制片及び外側
規制片による間隔保持機能と、くさび孔及びくさび片に
よる締付け機能とを兼備するので、従来と比較して、締
付具及び縦バタの使用数量が減り、型枠が少ない工数で
簡単かつ強固に組付けられる。
【0006】
【実施例】以下、この発明を具体化した一実施例を図面
に従って説明する。図1〜図7は間隔保持具1の構成を
示し、図8及び図9は型枠2の全体的な組付構造を示す
ものである。まず、間隔保持具1の構成について説明す
ると、この実施例の間隔保持具1は上下の型枠2の間に
挟着される幅板3を備え、その中央部には型枠2の内側
への移動を規制する内側規制片4が上方及び下方へ折曲
げられている。幅板3の両端部には型枠2の厚さ分の間
隔を隔てて型枠2の外側への移動を規制する外側規制片
5が上方及び下方へ折曲げられ、これらの外側規制片5
と内側規制片4との間には型枠2が嵌合する嵌合部6が
設けられている。
【0007】内側規制片4の両端部と対応する位置の幅
板3には、複数の切取用凹部7が幅方向に刻設されてい
る。外側規制片5と対応する位置の幅板3には、その長
手方向に延びる長四角形のくさび孔8が透設され、各く
さび孔8の外端部には円形の掛止孔9が形成されてい
る。また、間隔保持具1は一対のくさび片10を備え、
これらをくさび孔8に打込んで型枠2を内側規制片4に
締付けできるように構成されている。
【0008】次に、型枠2の組付構造について説明する
と、図8及び図9に示すように、ベースコンクリート1
2上には鋼板製の型枠2が相対向する状態で複数段積み
上げられ、それらの外側には縦バタ13及び横バタ14
が配設されている。最上端の型枠2の上端間には天端間
隔保持具15が介装され、その内側規制片16及び外側
規制片17により上端の間隔が保持されている。最下端
の型枠2の下端間には下端間隔保持具18が介装され、
その内側規制片19及び外側規制片20により下端の間
隔が保持されている。そして、上下の型枠2の接合部間
にはこの実施例の前記間隔保持具1が介装され、その内
側規制片4及び外側規制片5により中間部の間隔が保持
されている。
【0009】型枠2の長手方向両端部においては、間隔
保持具1の両端がU字状の締付具21を介して縦バタ1
3に連結され、締付具21にくさび22を打込むことに
より、縦バタ13及び横バタ14が締付けられて、型枠
2が垂直に保持されている。なお、締付具21のピン2
3は間隔保持具1の掛止孔9に掛止されている。なお、
図9においては、この実施例の間隔保持具1が上下に2
個図示されているが、上部の間隔保持具1は型枠2の長
手方向中間部のものを示し、下部の間隔保持具1は型枠
2の長手方向両端部のものを示す。
【0010】一方、型枠2の長手方向中間部において
は、型枠2が間隔保持具1によって締付けられている。
間隔保持具1の幅板3は上下の型枠2の間に挟着され、
くさび孔8にはくさび片10が打込まれていて、そのく
さび作用により型枠2が内側規制片4に強固に締付けら
れている。したがって、この部分においては縦バタ13
及び締付具21を省略することができ、従来と比較し
て、少ない部品数及び工数で型枠2を簡単かつ強固に組
付けることができる。しかも、この実施例の間隔保持具
1によれば、くさび孔8に掛止孔9が形成されているの
で、一種類の間隔保持具1を直接締付け及び間接締付け
の二用途に使い分けることができる。
【0011】図10〜図12はくさび片10の変形例を
示すものである。図10のくさび片10は、型枠2との
接触面に鋸歯状の滑り止め25を備えている。図11の
くさび片10は、鋸歯状の滑り止め25に加え、背面に
波形の滑り止め26を備えている。図12のくさび片1
0は、背面の傾斜角度が緩やかになるように階段状の滑
り止め27を備えている。これらのくさび片10によれ
ば、滑り止め25〜27が設けられているので、型枠2
が動いた場合でも、くさび片10が型枠2及び間隔保持
具1から外れるおそれがない。図13及び図14はくさ
び孔8の変形例を示し、くさび孔8の異なる位置に掛止
孔9が形成されている。これによっても、前記実施例と
同様の作用効果が得られる。
【0012】なお、図9に示した組付構造では、縦バタ
13及び横バタ14として角パイプが使用されている
が、これに代えて丸パイプを使用してもよく、また、縦
バタ13の代わりに鉄筋を使用し、これを間隔保持具1
の掛止孔9に挿通して型枠2を垂直に保持するように構
成してもよい。その他、くさび片を下端側に細くなる三
角錐または四角錘形状に形成するなど、この発明は上記
実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱
しない範囲で各部の形状並びに構成を適宜に変更して具
体化することも可能である。
【0013】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、間隔保持具が内側規制片及び外側規制片による間隔
保持機能と、くさび孔及びくさび片による締付け機能と
を兼備するので、型枠を少ない部品数及び工数で簡単か
つ強固に組付けできるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す間隔保持具の斜視図
である。
【図2】図1の間隔保持具の正面図である。
【図3】図1の間隔保持具の背面図である。
【図4】図1の間隔保持具の平面図である。
【図5】図1の間隔保持具の底面図である。
【図6】図1の間隔保持具の右側面図である。
【図7】図4のA−A線に沿う拡大端面図である。
【図8】型枠の全体的な組付構造を示す正面図である。
【図9】型枠の全体的な組付構造を示す断面図である。
【図10】くさび片の変形例を示す正面図である。
【図11】くさび片の別の変形例を示す正面図である。
【図12】くさび片の他の変形例を示す正面図である。
【図13】くさび孔の変形例を示す平面図である。
【図14】くさび孔の別の変形例を示す平面図である。
【符号の説明】
1…間隔保持具、2…型枠、3…幅板、4…内側規制
片、5…外側規制片、8…くさび孔、9…掛止孔、10
…くさび片。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 相対向して複数段積み上げた型枠の間隔
    を保持する多段積み型枠用間隔保持具において、上下の
    型枠の間に挟着される幅板と、その幅板の中央部に上方
    及び下方へ折曲げられて型枠の内側への移動を規制する
    内側規制片と、その内側規制片と型枠の厚さ分の間隔を
    おいて幅板の両端部に上方及び下方へ折曲げられて型枠
    の外側への移動を規制する外側規制片と、その外側規制
    片と対応する位置の幅板に透設されたくさび孔と、前記
    くさび孔に打込まれて型枠を前記内側規制片に締付ける
    くさび片とを具備することを特徴とする多段積み型枠用
    間隔保持具。
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