JPH0553609U - 採血管用密封栓 - Google Patents
採血管用密封栓Info
- Publication number
- JPH0553609U JPH0553609U JP107490U JP10749091U JPH0553609U JP H0553609 U JPH0553609 U JP H0553609U JP 107490 U JP107490 U JP 107490U JP 10749091 U JP10749091 U JP 10749091U JP H0553609 U JPH0553609 U JP H0553609U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blood collection
- collection tube
- stopper
- sealing
- sealing plug
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- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本考案は、血液検査に用いる血液試料を採取す
るための真空採血管用の密封栓に関し、特には成形性が
高く、しかも針を抜いた後の再シール性の良い採血管用
密封栓を提供することにある。 【構成】採血管の開口部に固定される密封栓において、
ポリスチレン−ポリイソプレン−ポリスチレンのトリブ
ロツク共重合体の熱可塑性エラストマー樹脂にナフテン
系油を１００：６０〜８０の割合で配合した樹脂にて成
形したことを特徴とする採血管用密封栓である。
るための真空採血管用の密封栓に関し、特には成形性が
高く、しかも針を抜いた後の再シール性の良い採血管用
密封栓を提供することにある。 【構成】採血管の開口部に固定される密封栓において、
ポリスチレン−ポリイソプレン−ポリスチレンのトリブ
ロツク共重合体の熱可塑性エラストマー樹脂にナフテン
系油を１００：６０〜８０の割合で配合した樹脂にて成
形したことを特徴とする採血管用密封栓である。
Description
【０００１】
本考案は、血液検査に用いる血液試料を採取するための真空採血管用の密封栓 に関する。
【０００２】
従来より、臨床検査、例えば生化学検査、血清検査の際に種々の採血器具が用 いられており、例えば内部が真空にされた採血管が使用され、この採血管は採血 管本体であるガラス製あるいはプラスチック製の有底管と、この有底管の開口部 を封止する密封栓からなるものが使用されている。
【０００３】 しかし、近年真空採血管を用いて血液を採取した後、採血管の内部の血液を自 動的に採取し、検査する自動検査システムが発達して、このため、採血管の開口 部を密封する密封栓としては、ゴム栓のように、開封したあと、再密封できるこ とが必ず要求されるようになつてきた。 この密封栓の材質としては穿刺針により刺し通し可能な硬さで、この穿刺針を 抜いたあと再びシールしうるシール性を有するものでなくてはならず、一般的に は、天然ゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、シリコーンゴム等のゴム材 質が使用されている。
【０００４】
上記ゴム製密封栓では、生産性が低く、また高価である欠点があり、寸法安定 性に乏しく、また耐熱性に劣るため高品質とは言えず、ガラスなどからなる採血 管本体の有底管の開口部に固定する場合にも密封性が悪いなどの問題点がある。
【０００５】
本考案は上記問題点を解決したもので、採血管の開口部に固定される密封栓に おいて、ポリスチレン−ポリイソプレン−ポリスチレンのトリブロツク共重合体 の熱可塑性エラストマー樹脂にナフテン系油を１００：６０〜８０の割合で配合 した樹脂にて成形したことを特徴とする採血管用の密封栓である。
【０００６】
上記本考案の採血管用密封栓は、硬度（ＪＩＳ−Ａ）３５〜４０に成形されて おり、ゴムと同等の硬度を有し、穿刺針により刺し通し可能な硬さで、この穿刺 針を抜いたあと再びシールしうるシール性を有するものであり、採血管の開口部 への寸法精度の高いものであった。
【０００７】
以下、本考案に係わる採血管用密封栓を、実施例により説明する。
【０００８】 図１は本考案の採血管用密封栓１の一実施例を示す断面説明図であり、一般的 な減圧式の採血管２の開口部２１の内面にに嵌合密着する内筒体部３とその開口 部２１の外面に嵌合する外筒体部４が同心円状に設けられ、この内筒体部３と外 筒体部４の上端を連結し、且つ前記内筒体部３の開口天部をを覆うように天壁部 ５が設けられている、この天壁部５の中心部は下方向に湾曲した針刺し部６が形 成されている。
【０００９】 また、図において、７は前記外筒体部４の下端の一部に設けられた、指掛け用 のタブであり、８は前記外筒体部４の内面に設けられた密封用のアンダーカット 部であり、９は前記内筒体部３の内面に設けられた、密封用の複数の突条であり 、１０は採血菅２の開口部２１の上端に密着するコンタクトリングである。
【００１０】 本考案の採血管用密封栓は、このような形状のものを下記のような樹脂にて、 インジェクション成形などの手段により、成形されるものであり、その樹脂とし ては、本出願人が鋭意研究の結果、ポリスチレン−ポリイソプレン−ポリスチレ ンのトリブロツク共重合体の熱可塑性エラストマー樹脂にて成形されるものが、 前記硬度（ＪＩＳ−Ａ）３５〜４０に成形され、ゴムと同等の硬度を有し、穿刺 針により刺し通し可能な硬さで、この穿刺針を抜いたあと再びシールしうるシー ル性を有するものであり、採血管の開口部への寸法精度の高いものであった。
【００１１】 前記熱可塑性エラストマー樹脂にナフテン系油を１００：６０〜８０の割合で 配合した樹脂にて成形することにより、より再シール性のある採血管用密封栓を 得ることが可能となった。
【００１２】
本考案は上記の如くの構成であり、採血管用密封栓をポリスチレン−ポリイソ プレン−ポリスチレンのトリブロツク共重合体の熱可塑性エラストマー樹脂にて 成形したことにより、従来のゴム製の密封栓と同様の硬度を得ることができ、針 の刺し通し可能な硬さで、いかも針を抜いたときの再シール性も高く、且つゴム など比べて射出成形性に優れた採血管用密封栓を提供できるものである。
【図１】本考案の採血管用密封栓の断面説明図である。
１…採血管用密封栓 ２…採血管 ３…内筒体部 ４…外筒体部 ５…天壁部 ６…針刺し部 ７…タブ ８…アンダーカット部 ９…突条
Claims (2)
- 【請求項１】採血管の開口部に固定される密封栓におい
て、ポリスチレン−ポリイソプレン−ポリスチレンのト
リブロツク共重合体の熱可塑性エラストマー樹脂にて成
形したことを特徴とする採血管用密封栓。 - 【請求項２】前記熱可塑性エラストマー樹脂にナフテン
系油を１００：６０〜８０の割合で配合した樹脂にて成
形したことを特徴とする請求項１に記載の採血管用密封
栓。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP107490U JPH0553609U (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 採血管用密封栓 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP107490U JPH0553609U (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 採血管用密封栓 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0553609U true JPH0553609U (ja) | 1993-07-20 |
Family
ID=14460536
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP107490U Withdrawn JPH0553609U (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 採血管用密封栓 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0553609U (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011515701A (ja) * | 2008-03-25 | 2011-05-19 | オーソ−クリニカル・ダイアグノスティックス・インコーポレイテッド | 弱められたホイル層を有する免疫診断試験要素 |
| JP2014176525A (ja) * | 2013-03-15 | 2014-09-25 | Toray Ind Inc | モジュール |
-
1991
- 1991-12-26 JP JP107490U patent/JPH0553609U/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011515701A (ja) * | 2008-03-25 | 2011-05-19 | オーソ−クリニカル・ダイアグノスティックス・インコーポレイテッド | 弱められたホイル層を有する免疫診断試験要素 |
| JP2014176525A (ja) * | 2013-03-15 | 2014-09-25 | Toray Ind Inc | モジュール |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |