JPH0553603U - 検眼装置の測定ヘッドの頭部支持装置 - Google Patents
検眼装置の測定ヘッドの頭部支持装置Info
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- JPH0553603U JPH0553603U JP10623291U JP10623291U JPH0553603U JP H0553603 U JPH0553603 U JP H0553603U JP 10623291 U JP10623291 U JP 10623291U JP 10623291 U JP10623291 U JP 10623291U JP H0553603 U JPH0553603 U JP H0553603U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 バーテックスに関した調整の操作性の改善を
図った検眼装置の測定ヘッドの頭部支持装置を提供する
ことを目的とする。 【構成】 視機能の測定にあたり、まず被測定者を検眼
装置の前に座らせ、検眼装置の測定窓が被測定者の眼の
位置にくるように検眼装置の位置を調整する。さらに、
額当て部材10が被測定者の額の位置にくるように調整
する。つぎに、モータ駆動の前後方向移動装置8によ
り、額当て部材10の位置を支持部材7に対して被測定
者の前後方向に調節する。また、前後方向移動装置8に
おいて、DCモータ8aの回転は、駆動プーリ8g、歯
付ベルト8k、従属プーリ8hを経てねじ軸8i、移動
部材8mに伝えられて直線方向の動きに変換され、額当
て部材10が前後方向に移動される。なお、センサ8
r,8sは、移動部材8mの直線方向の動きの所定位置
においてリミット信号を発生する。
図った検眼装置の測定ヘッドの頭部支持装置を提供する
ことを目的とする。 【構成】 視機能の測定にあたり、まず被測定者を検眼
装置の前に座らせ、検眼装置の測定窓が被測定者の眼の
位置にくるように検眼装置の位置を調整する。さらに、
額当て部材10が被測定者の額の位置にくるように調整
する。つぎに、モータ駆動の前後方向移動装置8によ
り、額当て部材10の位置を支持部材7に対して被測定
者の前後方向に調節する。また、前後方向移動装置8に
おいて、DCモータ8aの回転は、駆動プーリ8g、歯
付ベルト8k、従属プーリ8hを経てねじ軸8i、移動
部材8mに伝えられて直線方向の動きに変換され、額当
て部材10が前後方向に移動される。なお、センサ8
r,8sは、移動部材8mの直線方向の動きの所定位置
においてリミット信号を発生する。
Description
【0001】
本考案は、視機能の測定を行う検眼装置の測定ヘッド部に設けられた頭部支持 装置に関し、特に被測定者の眼が検眼装置の所定位置にある時に正確な視機能の 測定ができる検眼装置の測定ヘッド部の頭部支持装置に関する。
【0002】
一般的に検眼装置の測定ヘッドは、図8に示すように、測定レンズユニット部 101とPD機構部102とから構成される。
【0003】 測定レンズユニット部101は左右用のユニット部からなり、被測定者の眼の 球面測定、乱視測定、乱視軸測定、プリズム測定等の視機能測定のための各種の 測定レンズ、補助レンズが収納されており、これらのレンズ群を組合せることに よって種々の視野状態を作り出し、検眼ができるようになっている。測定レンズ ユニット部101はPD機構部102からつりさげられ、PD機構部102は、 測定レンズユニット部101の左眼用のユニット部と右眼用のユニット部との間 隔を、被測定者の瞳孔間距離(PD)に応じて調整する機構を内蔵している。
【0004】 測定レンズユニット部101の左右眼用のユニット部にはそれぞれ測定窓10 1a,101bがあり、被測定者に両眼でこの測定窓101a,101bをそれ ぞれ覗かせながら検眼を行う。この検眼に際し、上記の瞳孔間距離の調整の他に 、測定窓101a,101bに設置される測定用レンズの光軸を被測定者の眼の 視軸に、上下方向に対しても一致させる上下方向調整や、測定用レンズと被測定 者の眼の角膜頂点との距離(バーテックス)を所定の値、例えば12[mm]に 調整する前後方向調整が必要である。
【0005】 このため、従来、こうした調整条件に合うような位置に被測定者の眼を置ける ように、被測定者の額を所定位置に固定する額支持部材103を設けていた。額 支持部材103は、被測定者の額を当接させる部分を有し、PD機構部102か らつりさげられる構造になっていた。これにより、被測定者の額をその額支持部 材103に当てれば、上記条件に合う位置に被測定者の眼が置かれ、また、検眼 中に、被測定者の眼が測定窓101a,101bに対しずれることもなくなるよ うになっていた。
【0006】 なお、額支持部材103が当接する被測定者の額位置と眼の角膜頂点との水平 方向の距離は個人差があるので、個人差があってもバーテックスを所定の値に正 確に調整するために、額支持部材103をPD機構部102に対し前後方向に手 動で移動微調整できる機構が設けられ、この機構は微調整ノブ104を回転させ ることにより作動させることができるようになっていた。
【0007】
このバーテックスに関した手動による微調整は、観察窓101cまたは観察窓 101dの所定位置に測定者の眼の位置を常時、維持して視差を無くしつつ、被 測定者の眼を観察しなければならないから、手動による微調整ノブ104は、測 定者が楽な姿勢で操作できる位置にあること、かつ操作が容易であることが求め られる。
【0008】 しかし、従来の検眼装置では、手動微調整ノブ104が測定者の腕をあげた位 置にあったために、測定者が、観察窓101cまたは観察窓101dの所定位置 に自分の眼の位置を常時、維持したまま、操作することは、難しい作業であった 。また、手動微調整ノブ104を回転操作する動作に伴って、測定者の眼の位置 が、観察窓101cまたは観察窓101dの所定位置からずれることも発生し易 く、正確な測定に支障がでる可能性もあった。
【0009】 本考案はかかる課題を解決するためになされたものであり、バーテックスに関 した調整の操作性の改善を図った検眼装置の測定ヘッドの頭部支持装置を提供す ることを目的とする。
【0010】
上記目的を達成するために、本考案によれば、視機能の測定を行う検眼装置の 測定ヘッドの頭部支持装置において、被測定者の額に当接される額当て部材と、 前記検眼装置のPD機構部に固定された支持部材と、前記支持部材に設けられ、 前記額当て部材の位置を前記PD機構部に対して被測定者の前後方向にモータ駆 動力を用いて調節する前後移動手段とを有することを特徴とする検眼装置の頭部 支持装置が、提供される。
【0011】 また、前記前後移動手段は、モータと、前記モータの回転を伝達する回転伝達 手段と、前記回転伝達手段から伝達された回転を直線方向の動きに変換して前記 額当て部材を前後方向に移動する変換手段と、前記変換手段の直線方向の動きの 所定位置においてリミット信号を発生する信号発生手段とを備える。
【0012】 さらに、前記信号発生手段からのリミット信号および外部制御信号に基づいて 前記モータを駆動制御する駆動制御手段を有する。
【0013】
視機能の測定にあたり、まず被測定者を検眼装置の前に座らせ、検眼装置の測 定窓が被測定者の眼の位置にくるように検眼装置の位置を調整する。そして、額 当て部材が被測定者の額の位置にくるように調整する。
【0014】 つぎに、モータ駆動の前後移動手段により、額当て部材の位置をPD機構部に 対して被測定者の前後方向に調節する。これにより、バーテックスが所定の値に 正確に、かつ容易に調整される。
【0015】 また、前後移動手段において、モータの回転は、回転伝達手段を経て変換手段 に伝えられて直線方向の動きに変換され、額当て部材が前後方向に移動される。 なお、信号発生手段は、変換手段の直線方向の動きの所定位置においてリミット 信号を発生する。
【0016】 さらに、駆動制御手段により、信号発生手段からのリミット信号および外部制 御信号に基づいてモータを駆動制御する。
【0017】
以下、本考案の一実施例を添付図面を参照して説明する。 図2は検眼装置の全体構成図である。検眼装置は、近用及び遠用を含めた視機 能の測定機構を備えた測定ヘッド部1と、測定ヘッド部1を上下動、水平回転自 在に支持する測定ヘッド支持部2と、検眼テーブル部3と、これらを支持する基 体部4とから構成される。
【0018】 図3は、図2の測定ヘッド部1の背面方向(被測定者側)からの外観図である 。測定ヘッド部1は、測定レンズユニット部5とPD機構部6とから構成される 。測定レンズユニット部5は、左右用のユニット部5a,5bからなり、被測定 者の眼の球面測定、乱視測定、乱視軸測定、プリズム測定等の視機能測定のため の各種の測定レンズ、補助レンズが収納されており、これらのレンズ群を組合せ ることによって種々の視野状態を作り出し、検眼ができるようになっている。測 定レンズユニット部5はPD機構部6からつりさげられ、PD機構部6は、測定 レンズユニット部5の左眼用のユニット部5aと右眼用のユニット部5bとの間 隔を、被測定者の瞳孔間距離(PD)に応じて調整する機構を内蔵している。
【0019】 測定レンズユニット部5の左右眼用のユニット部5a,5bにはそれぞれ測定 窓5c,5dがあり、被測定者に両眼でこの測定窓5c,5dを覗かせながら検 眼を行う。この検眼に際し、上記の瞳孔間距離の調整の他に、測定窓5c,5d に設置される測定用レンズの光軸を被測定者の眼の視軸に上下方向に対しても一 致させる上下方向調整や、測定用レンズと被測定者の眼の角膜頂点との距離(以 下、これを「バーテックス」という)を所定の値、例えば12[mm]に調整す る前後方向調整が行われる。
【0020】 PD機構部6には、本考案の頭部支持装置の支持部材7が固定され、支持部材 7に前後方向移動装置8(図3には図示せず)、上下移動装置9、被測定者の額 が当接される額当て部材10等が設けられる。前後方向移動装置8は、額当て部 材10を被測定者の前後方向に動かしてバーテックスを所定の値に調整する装置 であり、上下移動装置9は、測定用レンズの光軸を被測定者の眼の視軸に、上下 方向に対して一致させる装置である。
【0021】 図1は、上記頭部支持装置の支持部材7、前後方向移動装置8、上下移動装置 9、額当て部材10等を示し、図3のX−X面の部分断面図である。支持部材7 は長方形の金属板であって、PD機構部6にねじ(図示せず)で固定されている 。支持部材7には、固定ブラケット11がねじ12で固定される。固定ブラケッ ト11には前後方向移動装置8が取り付けられる。すなわち、固定ブラケット1 1には、前後方向移動装置8の駆動源である、DCモータ8aがねじ8a,8b で固定されるとともに、ハウジング8dがねじ8e,8fで固定される。DCモ ータ8aの出力軸には歯付きの駆動プーリ8gが配設される。DCモータ8aに は、入力装置が接続された駆動制御装置(図示せず)が電気的に接続される。
【0022】 ハウジング8dには丸棒状のねじ軸8iが、ハウジング8dを貫通して設けら える。ねじ軸8iの一方側には歯付きの従属プーリ8hが固定され、他方側には 雄ねじが設けられ、かつ中間部にスラストベアリング8jが設けられる。スラス トベアリング8jにより、ねじ軸8iはハウジング8dに対し回転自在であり、 かつ前後方向(図1の左右方向)には移動しないようになっている。従属プーリ 8hと駆動プーリ8gとの間には歯付ベルト8kが張架される。
【0023】 ねじ軸8iが貫通する付近のハウジング8dに、ねじ軸8iの軸心と一致する 軸心を有した円筒空間を設け、この円筒空間に略中空円筒状の移動部材8mを挿 入する。移動部材8mは雌ねじを内側に有し、この雌ねじが、ねじ軸8iの雄ね じに歯合する。移動部材8mはハウジング8dに対して前後方向(図1の左右方 向)に移動自在であり、かつ回転方向には回転しないように設けられる。すなわ ち、ハウジング8dには軸方向にキー溝8nが設けられ、また、移動部材8mに はキー溝8nに位置したキーであるセンサピン8pが固定され、これらキー溝8 nおよびセンサピン8pの相互作用により、移動部材8mが、前後方向には移動 自在で、回転はしないようされる。センサピン8pは移動部材8mの位置検出用 にも用いられる。すなわち、ハウジング8dにはセンサ取り付け板8qが固定さ れ、センサ取り付け板8qの2つの所定位置に、センサピン8pの近接を検知す るセンサ8r,8sが配設される。センサ8r,8sは上記駆動制御装置に接続 される。
【0024】 センサ8r,8sは、移動部材8mの移動可能範囲の両端限界位置を検出する ためのセンサであり、センサピン8pがセンサ8r,8sに近接することにより 、それぞれリミット信号を出力する。それらのリミット信号は駆動制御装置に送 られ、DCモータ8aの駆動が制御されるようになっている。
【0025】 移動部材8mの一端には上下移動装置9が取り付けられる。 図4は上下移動装置9の詳細な構成図である。移動部材8mの一端には、片面 が平面である支持金具9aが固定され、この支持金具9aにはボールプランジャ 9bが埋設される。ボールプランジャ9bは先端のボールとそのボールに当接す るコイルバネとからなり、先端のボールを支持金具9aから押し出す方向にコイ ルバネの付勢力が働いている。支持金具9aの平面側には、薄板状のクリック板 9cが、支持金具9aに対し図4の上下方向にスライド自在に設けられる。クリ ック板9cは4つの孔を有し、ボールプランジャ9bが上記孔に係合してクリッ ク板9cを4か所で保持する。クリック板9cにはスライド金具9dが接合され 、スライド金具9dには、支持金具9aおよびクリック板9cを間に挟んで、ス ライド金具9dと共に上下方向にスライドする押さえ金具9eが固定される。ス ライド金具9dには、スライド金具9dを、被測定者の左右方向(図4の紙面に 垂直な方向)に貫通する丸棒から成る平行ピン9fが設けられる。この平行ピン 9fのスライド金具9dから突出した両端に、平行ピン9fの軸を中心に回動自 在に額当てブラケット9gを取り付ける。額当てブラケット9gは額当て部材1 0と一体に構成される。額当て部材10は、被測定者の額に沿って左右方向に少 し湾曲した平面を有した構造を有している。さらに、スライド金具9dには、2 つのコイルバネ9h,9iが設けられ、コイルバネ9h,9iは額当て部材10 を、平行ピン9fの軸を中心に図4の反時計方向に付勢する。これらのコイルバ ネ9h,9iの付勢力は、被測定者の額が額当て部材10に当接されたときに、 額当て部材10の額の当たる面が常にスライド金具9dに対してほぼ平行になる 程度に調整されている。したがって、額当て部材10の額の当たる面は、被測定 者の額が当接されない間はコイルバネ9h,9iによって少し上向きになってい るが、被測定者の額が当接されてコイルバネ9h,9iに逆らって押されるとほ ぼ垂直状態になる。
【0026】 図5は、頭部支持装置を図1の右側から見た側面図である。 つぎに、以上のように構成される頭部支持装置の作動を説明する。まず、前後 方向移動装置8の作動を説明する。
【0027】 駆動制御装置に接続された入力装置に、測定者によって額当て部材10を前方 向または後方向に動かす指令が与えられると、制御装置からDCモータ8aに駆 動電流が供給される。これによりDCモータ8aがいずれかの方向に回転する。 その回転はDCモータ8aの出力軸、駆動プーリ8g、歯付ベルト8k、従属プ ーリ8hを順に介してねじ軸8iに伝達される。ねじ軸8iの雄ネジおよび移動 部材8mの雌ネジの作用により、ねじ軸8iの回転運動が移動部材8mの直線運 動に変換される。したがって、DCモータ8aの回転に応じて移動部材8mが被 測定者の前後方向に移動する。移動部材8mの前後方向への移動で、額当て部材 10も前後方向へ移動する。
【0028】 検眼装置では、測定者が、実際のバーテックスを基準のバーテックスと比較し ながら観察できるようになっている。したがって、額当て部材10の前後方向へ の移動によって、額当て部材10に額を当てていた被測定者の実際のバーテック スが基準のバーテックスと一致したときに、測定者が入力装置に、額当て部材1 0の移動を停止させる指令を出すようにする。これにより額当て部材10を所望 の位置に調整することができる。
【0029】 しかも、入力装置は単なる電気的なオンオフスイッチに過ぎないから、入力装 置を置く場所は制限されることがない。したがって、測定者は入力装置を一番操 作し易い位置に置き、入力装置を操作してもバーテックスの観察に悪影響がでな いようにすることができる。
【0030】 なお、センサピン8pがセンサ8rまたはセンサ8sに近接したとき、すなわ ち、移動部材8mが前後移動範囲の両端限界位置に至ったときには、センサ8r またはセンサ8sから信号が駆動制御装置に出力されるので、この信号の入力が あったときは、駆動制御装置がDCモータ8aに駆動電流を供給することを停止 する。これにより移動部材8mが前後移動範囲の両端限界位置を越えて移動する ことが防止される。
【0031】 つぎに、上下移動装置9の作動を説明する。 まず、検眼装置の測定ヘッド部1を測定ヘッド支持部2の機能により上下方向 に移動して、測定レンズユニット部5の測定窓5c,5dを被測定者の眼の位置 に合わせる。つぎに、額当て部材10を支持金具9aに対し上下方向に動かし、 クリック停止する4つの位置のうちのいずれかで、額当て部材10が被測定者の 額に当接するように調整する。
【0032】 この調整により、眼と額との距離の個人差にかかわらず、どの被測定者に対し ても、測定用レンズの光軸を被測定者の眼の視軸に正確に一致させることが可能 となる。
【0033】 図6は、上記のように前後方向移動装置8および上下移動装置9が作動して図 1に示す位置とは異なる位置に移った状態を示し、図1に対応する図である。同 様に、図7は、前後方向移動装置8および上下移動装置9が作動して図5に示す 位置とは異なる位置に移った状態を示し、図5に対応する図である。
【0034】 上記実施例では、前後方向移動装置8において、DCモータ8aを用いたが、 パルスモータを用いて、実際のバーテックスと基準のバーテックスとの差に応じ たパルス数をパルスモータに出力して、基準のバーテックスへの収束を速めるよ うにしてもよい。また、ねじ軸8iの雄ねじおよび移動部材8mの雌ねじの作用 により、ねじ軸8iの回転運動が移動部材8mの直線運動に変換されるが、ねじ 軸にピニオンを設け、移動部材にラックを設けるようにして回転運動を直線運動 に変換してもよい。さらに、駆動プーリ8g、歯付ベルト8k、従属プーリ8h の代わりにギア機構で回転伝達を行うようにしてもよい。
【0035】 また、上記実施例では、上下移動装置9において、ボールプランジャ9bおよ び4つの孔を有したクリック板9cを用いて、上下方向の4か所でクリック停止 するようにしたが、上下方向に細かい凹凸部を有した上下移動部材とその凹凸部 に係合する板バネ等により、無段階に上下移動部材を停止できるようにしてもよ い。
【0036】
本考案は、視機能の測定を行う検眼装置の測定ヘッドの頭部支持装置に、モー タ駆動の前後移動手段を設け、額当て部材の位置を被測定者の前後方向に調節す るようにした。これにより、モータ駆動は電気的オンオフスイッチによって行う ことが可能となるから、測定者が楽な姿勢で前後移動手段を操作でき、かつ操作 が容易となり、バーテックスが所定の値に正確に、かつ容易に調整される。以上 のように、バーテックスに関した調整の操作性が改善される。
【図1】頭部支持装置の支持部材、前後方向移動装置、
上下移動装置、額当て部材等を示す部分断面図である。
上下移動装置、額当て部材等を示す部分断面図である。
【図2】検眼装置の全体構成図である。
【図3】図2の測定ヘッド部の背面方向(被測定者側)
からの外観図である。
からの外観図である。
【図4】上下移動装置の詳細な構成図である。
【図5】頭部支持装置を図1の右側から見た側面図であ
る。
る。
【図6】前後方向移動装置および上下移動装置が作動し
て図1とは異なる位置に移った状態を示す、図1に対応
する図である。
て図1とは異なる位置に移った状態を示す、図1に対応
する図である。
【図7】前後方向移動装置および上下移動装置が作動し
て図5とは異なる位置に移った状態を示す、図5に対応
する図である。
て図5とは異なる位置に移った状態を示す、図5に対応
する図である。
【図8】従来の検眼装置の測定ヘッドの外観図である。
1 測定ヘッド部 2 測定ヘッド支持部 3 検眼テーブル部 4 基体部 5 測定レンズユニット部 6 PD機構部 7 支持部材 8 前後方向移動装置 8a DCモータ 8g 駆動プーリ 8h 従属プーリ 8i ねじ軸 8k 歯付ベルト 8m 移動部材 8p センサピン 8r センサ 8s センサ 9 上下移動装置 10 額当て部材
Claims (4)
- 【請求項1】 視機能の測定を行う検眼装置の測定ヘッ
ドの頭部支持装置において、 被測定者の額に当接される額当て部材と、 前記検眼装置のPD機構部に固定された支持部材と、 前記支持部材に設けられ、前記額当て部材の位置を前記
PD機構部に対して被測定者の前後方向にモータ駆動力
を用いて調節する前後移動手段と、 を有することを特徴とする検眼装置の頭部支持装置。 - 【請求項2】 前記前後移動手段は、モータと、前記モ
ータの回転を伝達する回転伝達手段と、前記回転伝達手
段から伝達された回転を直線方向の動きに変換して前記
額当て部材を前後方向に移動する変換手段と、前記変換
手段の直線方向の動きの所定位置においてリミット信号
を発生する信号発生手段とを備えたことを特徴とする請
求項1記載の検眼装置の頭部支持装置。 - 【請求項3】 さらに、前記信号発生手段からのリミッ
ト信号および外部制御信号に基づいて前記モータを駆動
制御する駆動制御手段を有することを特徴とする請求項
2記載の検眼装置の頭部支持装置。 - 【請求項4】 前記額当て部材は、被測定者の左右方向
に軸が配置された平行ピンと、前記額当て部材と一体に
構成され、前記額当て部材を、前記平行ピンの軸を中心
に回動自在にする額当てブラケットと、前記額当て部材
を前記平行ピンの軸を中心に一回転方向に付勢させるバ
ネとを備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいず
れかに記載の検眼装置の頭部支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991106232U JP2580632Y2 (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 検眼装置の測定ヘッドの頭部支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991106232U JP2580632Y2 (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 検眼装置の測定ヘッドの頭部支持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0553603U true JPH0553603U (ja) | 1993-07-20 |
JP2580632Y2 JP2580632Y2 (ja) | 1998-09-10 |
Family
ID=14428381
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP1991106232U Expired - Fee Related JP2580632Y2 (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 検眼装置の測定ヘッドの頭部支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2580632Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49126794U (ja) * | 1973-02-22 | 1974-10-30 | ||
JPS5495198U (ja) * | 1977-12-17 | 1979-07-05 |
-
1991
- 1991-12-24 JP JP1991106232U patent/JP2580632Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS49126794U (ja) * | 1973-02-22 | 1974-10-30 | ||
JPS5495198U (ja) * | 1977-12-17 | 1979-07-05 |
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Publication number | Publication date |
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JP2580632Y2 (ja) | 1998-09-10 |
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---|---|---|---|
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