JP2580632Y2 - 検眼装置の測定ヘッドの頭部支持装置 - Google Patents

検眼装置の測定ヘッドの頭部支持装置

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JP2580632Y2 JP1991106232U JP10623291U JP2580632Y2 JP 2580632 Y2 JP2580632 Y2 JP 2580632Y2 JP 1991106232 U JP1991106232 U JP 1991106232U JP 10623291 U JP10623291 U JP 10623291U JP 2580632 Y2 JP2580632 Y2 JP 2580632Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、視機能の測定を行う検
眼装置の測定ヘッド部に設けられた頭部支持装置に関
し、特に被測定者の眼が検眼装置の所定位置にある時に
正確な視機能の測定ができる検眼装置の測定ヘッド部の
頭部支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に検眼装置の測定ヘッドは、図8
に示すように、測定レンズユニット部101とPD機構
部102とから構成される。
【0003】測定レンズユニット部101は左右用のユ
ニット部からなり、被測定者の眼の球面測定、乱視測
定、乱視軸測定、プリズム測定等の視機能測定のための
各種の測定レンズ、補助レンズが収納されており、これ
らのレンズ群を組合せることによって種々の視野状態を
作り出し、検眼ができるようになっている。測定レンズ
ユニット部101はPD機構部102からつりさげら
れ、PD機構部102は、測定レンズユニット部101
の左眼用のユニット部と右眼用のユニット部との間隔
を、被測定者の瞳孔間距離(PD)に応じて調整する機
構を内蔵している。
【0004】測定レンズユニット部101の左右眼用の
ユニット部にはそれぞれ測定窓101a,101bがあ
り、被測定者に両眼でこの測定窓101a,101bを
それぞれ覗かせながら検眼を行う。この検眼に際し、上
記の瞳孔間距離の調整の他に、測定窓101a,101
bに設置される測定用レンズの光軸を被測定者の眼の視
軸に、上下方向に対しても一致させる上下方向調整や、
測定用レンズと被測定者の眼の角膜頂点との距離(バー
テックス)を所定の値、例えば12[mm]に調整する
前後方向調整が必要である。
【0005】このため、従来、こうした調整条件に合う
ような位置に被測定者の眼を置けるように、被測定者の
額を所定位置に固定する額支持部材103を設けてい
た。額支持部材103は、被測定者の額を当接させる部
分を有し、PD機構部102からつりさげられる構造に
なっていた。これにより、被測定者の額をその額支持部
材103に当てれば、上記条件に合う位置に被測定者の
眼が置かれ、また、検眼中に、被測定者の眼が測定窓1
01a,101bに対しずれることもなくなるようにな
っていた。
【0006】なお、額支持部材103が当接する被測定
者の額位置と眼の角膜頂点との水平方向の距離は個人差
があるので、個人差があってもバーテックスを所定の値
に正確に調整するために、額支持部材103をPD機構
部102に対し前後方向に手動で移動微調整できる機構
が設けられ、この機構は微調整ノブ104を回転させる
ことにより作動させることができるようになっていた。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】このバーテックスに関
した手動による微調整は、観察窓101cまたは観察窓
101dの所定位置に測定者の眼の位置を常時、維持し
て視差を無くしつつ、被測定者の眼を観察しなければな
らないから、手動による微調整ノブ104は、測定者が
楽な姿勢で操作できる位置にあること、かつ操作が容易
であることが求められる。
【0008】しかし、従来の検眼装置では、手動微調整
ノブ104が測定者の腕をあげた位置にあったために、
測定者が、観察窓101cまたは観察窓101dの所定
位置に自分の眼の位置を常時、維持したまま、操作する
ことは、難しい作業であった。また、手動微調整ノブ1
04を回転操作する動作に伴って、測定者の眼の位置
が、観察窓101cまたは観察窓101dの所定位置か
らずれることも発生し易く、正確な測定に支障がでる可
能性もあった。
【0009】本考案はかかる課題を解決するためになさ
れたものであり、バーテックスに関した調整の操作性の
改善を図った検眼装置の測定ヘッドの頭部支持装置を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案によれば、視機能の測定を行う検眼装置の測
定ヘッドの頭部支持装置において、被測定者の額に当接
される額当て部材と、被測定者の左右方向に軸が配置さ
れた平行ピンと、前記額当て部材と一体に構成され、前
記額当て部材を、前記平行ピンの軸を中心に回動自在に
する額当てブラケットと、前記額当て部材を前記平行ピ
ンの軸を中心に一回転方向に付勢させるバネとを備えた
額当て部材保持部と、前記検眼装置のPD機構部に固定
された支持部材と、前記支持部材に設けられ、前記額当
て部材の位置を前記PD機構部に対して被測定者の前後
方向にモータ駆動力を用いて調節する前後移動手段と、
を有することを特徴とする検眼装置の頭部支持装置が、
提供される。
【0011】また、前記前後移動手段は、モータと、前
記モータの回転を伝達する回転伝達手段と、前記回転伝
達手段から伝達された回転を直線方向の動きに変換して
前記額当て部材を前後方向に移動する変換手段と、前記
変換手段の直線方向の動きの所定位置においてリミット
信号を発生する信号発生手段とを備える。
【0012】さらに、前記信号発生手段からのリミット
信号および外部制御信号に基づいて前記モータを駆動制
御する駆動制御手段を有する。
【0013】
【作用】視機能の測定にあたり、まず被測定者を検眼装
置の前に座らせ、検眼装置の測定窓が被測定者の眼の位
置にくるように検眼装置の位置を調整する。そして、額
当て部材が被測定者の額の位置にくるように調整する。
一方、額当て部材を前記平行ピンの軸を中心に一回転方
向に付勢させるバネによって、被測定者が額を額当て部
材に当てた状態で額当て部材が垂直になる。
【0014】つぎに、モータ駆動の前後移動手段によ
り、額当て部材の位置をPD機構部に対して被測定者の
前後方向に調節する。これにより、バーテックスが所定
の値に正確に、かつ容易に調整される。
【0015】また、前後移動手段において、モータの回
転は、回転伝達手段を経て変換手段に伝えられて直線方
向の動きに変換され、額当て部材が前後方向に移動され
る。なお、信号発生手段は、変換手段の直線方向の動き
の所定位置においてリミット信号を発生する。
【0016】さらに、駆動制御手段により、信号発生手
段からのリミット信号および外部制御信号に基づいてモ
ータを駆動制御する。
【0017】
【実施例】以下、本考案の一実施例を添付図面を参照し
て説明する。図2は検眼装置の全体構成図である。検眼
装置は、近用及び遠用を含めた視機能の測定機構を備え
た測定ヘッド部1と、測定ヘッド部1を上下動、水平回
転自在に支持する測定ヘッド支持部2と、検眼テーブル
部3と、これらを支持する基体部4とから構成される。
【0018】図3は、図2の測定ヘッド部1の背面方向
(被測定者側)からの外観図である。測定ヘッド部1
は、測定レンズユニット部5とPD機構部6とから構成
される。測定レンズユニット部5は、左右用のユニット
部5a,5bからなり、被測定者の眼の球面測定、乱視
測定、乱視軸測定、プリズム測定等の視機能測定のため
の各種の測定レンズ、補助レンズが収納されており、こ
れらのレンズ群を組合せることによって種々の視野状態
を作り出し、検眼ができるようになっている。測定レン
ズユニット部5はPD機構部6からつりさげられ、PD
機構部6は、測定レンズユニット部5の左眼用のユニッ
ト部5aと右眼用のユニット部5bとの間隔を、被測定
者の瞳孔間距離(PD)に応じて調整する機構を内蔵し
ている。
【0019】測定レンズユニット部5の左右眼用のユニ
ット部5a,5bにはそれぞれ測定窓5c,5dがあ
り、被測定者に両眼でこの測定窓5c,5dを覗かせな
がら検眼を行う。この検眼に際し、上記の瞳孔間距離の
調整の他に、測定窓5c,5dに設置される測定用レン
ズの光軸を被測定者の眼の視軸に上下方向に対しても一
致させる上下方向調整や、測定用レンズと被測定者の眼
の角膜頂点との距離(以下、これを「バーテックス」と
いう)を所定の値、例えば12[mm]に調整する前後
方向調整が行われる。
【0020】PD機構部6には、本考案の頭部支持装置
の支持部材7が固定され、支持部材7に前後方向移動装
置8(図3には図示せず)、上下移動装置9、被測定者
の額が当接される額当て部材10等が設けられる。前後
方向移動装置8は、額当て部材10を被測定者の前後方
向に動かしてバーテックスを所定の値に調整する装置で
あり、上下移動装置9は、測定用レンズの光軸を被測定
者の眼の視軸に、上下方向に対して一致させる装置であ
る。
【0021】図1は、上記頭部支持装置の支持部材7、
前後方向移動装置8、上下移動装置9、額当て部材10
等を示し、図3のX−X面の部分断面図である。支持部
材7は長方形の金属板であって、PD機構部6にねじ
(図示せず)で固定されている。支持部材7には、固定
ブラケット11がねじ12で固定される。固定ブラケッ
ト11には前後方向移動装置8が取り付けられる。すな
わち、固定ブラケット11には、前後方向移動装置8の
駆動源である、DCモータ8aがねじ8a,8bで固定
されるとともに、ハウジング8dがねじ8e,8fで固
定される。DCモータ8aの出力軸には歯付きの駆動プ
ーリ8gが配設される。DCモータ8aには、入力装置
が接続された駆動制御装置(図示せず)が電気的に接続
される。
【0022】ハウジング8dには丸棒状のねじ軸8i
が、ハウジング8dを貫通して設けらえる。ねじ軸8i
の一方側には歯付きの従属プーリ8hが固定され、他方
側には雄ねじが設けられ、かつ中間部にスラストベアリ
ング8jが設けられる。スラストベアリング8jによ
り、ねじ軸8iはハウジング8dに対し回転自在であ
り、かつ前後方向(図1の左右方向)には移動しないよ
うになっている。従属プーリ8hと駆動プーリ8gとの
間には歯付ベルト8kが張架される。
【0023】ねじ軸8iが貫通する付近のハウジング8
dに、ねじ軸8iの軸心と一致する軸心を有した円筒空
間を設け、この円筒空間に略中空円筒状の移動部材8m
を挿入する。移動部材8mは雌ねじを内側に有し、この
雌ねじが、ねじ軸8iの雄ねじに歯合する。移動部材8
mはハウジング8dに対して前後方向(図1の左右方
向)に移動自在であり、かつ回転方向には回転しないよ
うに設けられる。すなわち、ハウジング8dには軸方向
にキー溝8nが設けられ、また、移動部材8mにはキー
溝8nに位置したキーであるセンサピン8pが固定さ
れ、これらキー溝8nおよびセンサピン8pの相互作用
により、移動部材8mが、前後方向には移動自在で、回
転はしないようされる。センサピン8pは移動部材8m
の位置検出用にも用いられる。すなわち、ハウジング8
dにはセンサ取り付け板8qが固定され、センサ取り付
け板8qの2つの所定位置に、センサピン8pの近接を
検知するセンサ8r,8sが配設される。センサ8r,
8sは上記駆動制御装置に接続される。
【0024】センサ8r,8sは、移動部材8mの移動
可能範囲の両端限界位置を検出するためのセンサであ
り、センサピン8pがセンサ8r,8sに近接すること
により、それぞれリミット信号を出力する。それらのリ
ミット信号は駆動制御装置に送られ、DCモータ8aの
駆動が制御されるようになっている。
【0025】移動部材8mの一端には上下移動装置9が
取り付けられる。図4は上下移動装置9の詳細な構成図
である。移動部材8mの一端には、片面が平面である支
持金具9aが固定され、この支持金具9aにはボールプ
ランジャ9bが埋設される。ボールプランジャ9bは先
端のボールとそのボールに当接するコイルバネとからな
り、先端のボールを支持金具9aから押し出す方向にコ
イルバネの付勢力が働いている。支持金具9aの平面側
には、薄板状のクリック板9cが、支持金具9aに対し
図4の上下方向にスライド自在に設けられる。クリック
板9cは4つの孔を有し、ボールプランジャ9bが上記
孔に係合してクリック板9cを4か所で保持する。クリ
ック板9cにはスライド金具9dが接合され、スライド
金具9dには、支持金具9aおよびクリック板9cを間
に挟んで、スライド金具9dと共に上下方向にスライド
する押さえ金具9eが固定される。スライド金具9dに
は、スライド金具9dを、被測定者の左右方向(図4の
紙面に垂直な方向)に貫通する丸棒から成る平行ピン9
fが設けられる。この平行ピン9fのスライド金具9d
から突出した両端に、平行ピン9fの軸を中心に回動自
在に額当てブラケット9gを取り付ける。額当てブラケ
ット9gは額当て部材10と一体に構成される。額当て
部材10は、被測定者の額に沿って左右方向に少し湾曲
した平面を有した構造を有している。さらに、スライド
金具9dには、2つのコイルバネ9h,9iが設けら
れ、コイルバネ9h,9iは額当て部材10を、平行ピ
ン9fの軸を中心に図4の反時計方向に付勢する。これ
らのコイルバネ9h,9iの付勢力は、被測定者の額が
額当て部材10に当接されたときに、額当て部材10の
額の当たる面が常にスライド金具9dに対してほぼ平行
になる程度に調整されている。したがって、額当て部材
10の額の当たる面は、被測定者の額が当接されない間
はコイルバネ9h,9iによって少し上向きになってい
るが、被測定者の額が当接されてコイルバネ9h,9i
に逆らって押されるとほぼ垂直状態になる。
【0026】図5は、頭部支持装置を図1の右側から見
た側面図である。つぎに、以上のように構成される頭部
支持装置の作動を説明する。まず、前後方向移動装置8
の作動を説明する。
【0027】駆動制御装置に接続された入力装置に、測
定者によって額当て部材10を前方向または後方向に動
かす指令が与えられると、制御装置からDCモータ8a
に駆動電流が供給される。これによりDCモータ8aが
いずれかの方向に回転する。その回転はDCモータ8a
の出力軸、駆動プーリ8g、歯付ベルト8k、従属プー
リ8hを順に介してねじ軸8iに伝達される。ねじ軸8
iの雄ネジおよび移動部材8mの雌ネジの作用により、
ねじ軸8iの回転運動が移動部材8mの直線運動に変換
される。したがって、DCモータ8aの回転に応じて移
動部材8mが被測定者の前後方向に移動する。移動部材
8mの前後方向への移動で、額当て部材10も前後方向
へ移動する。
【0028】検眼装置では、測定者が、実際のバーテッ
クスを基準のバーテックスと比較しながら観察できるよ
うになっている。したがって、額当て部材10の前後方
向への移動によって、額当て部材10に額を当てていた
被測定者の実際のバーテックスが基準のバーテックスと
一致したときに、測定者が入力装置に、額当て部材10
の移動を停止させる指令を出すようにする。これにより
額当て部材10を所望の位置に調整することができる。
【0029】しかも、入力装置は単なる電気的なオンオ
フスイッチに過ぎないから、入力装置を置く場所は制限
されることがない。したがって、測定者は入力装置を一
番操作し易い位置に置き、入力装置を操作してもバーテ
ックスの観察に悪影響がでないようにすることができ
る。
【0030】なお、センサピン8pがセンサ8rまたは
センサ8sに近接したとき、すなわち、移動部材8mが
前後移動範囲の両端限界位置に至ったときには、センサ
8rまたはセンサ8sから信号が駆動制御装置に出力さ
れるので、この信号の入力があったときは、駆動制御装
置がDCモータ8aに駆動電流を供給することを停止す
る。これにより移動部材8mが前後移動範囲の両端限界
位置を越えて移動することが防止される。
【0031】つぎに、上下移動装置9の作動を説明す
る。まず、検眼装置の測定ヘッド部1を測定ヘッド支持
部2の機能により上下方向に移動して、測定レンズユニ
ット部5の測定窓5c,5dを被測定者の眼の位置に合
わせる。つぎに、額当て部材10を支持金具9aに対し
上下方向に動かし、クリック停止する4つの位置のうち
のいずれかで、額当て部材10が被測定者の額に当接す
るように調整する。
【0032】この調整により、眼と額との距離の個人差
にかかわらず、どの被測定者に対しても、測定用レンズ
の光軸を被測定者の眼の視軸に正確に一致させることが
可能となる。
【0033】図6は、上記のように前後方向移動装置8
および上下移動装置9が作動して図1に示す位置とは異
なる位置に移った状態を示し、図1に対応する図であ
る。同様に、図7は、前後方向移動装置8および上下移
動装置9が作動して図5に示す位置とは異なる位置に移
った状態を示し、図5に対応する図である。
【0034】上記実施例では、前後方向移動装置8にお
いて、DCモータ8aを用いたが、パルスモータを用い
て、実際のバーテックスと基準のバーテックスとの差に
応じたパルス数をパルスモータに出力して、基準のバー
テックスへの収束を速めるようにしてもよい。また、ね
じ軸8iの雄ねじおよび移動部材8mの雌ねじの作用に
より、ねじ軸8iの回転運動が移動部材8mの直線運動
に変換されるが、ねじ軸にピニオンを設け、移動部材に
ラックを設けるようにして回転運動を直線運動に変換し
てもよい。さらに、駆動プーリ8g、歯付ベルト8k、
従属プーリ8hの代わりにギア機構で回転伝達を行うよ
うにしてもよい。
【0035】また、上記実施例では、上下移動装置9に
おいて、ボールプランジャ9bおよび4つの孔を有した
クリック板9cを用いて、上下方向の4か所でクリック
停止するようにしたが、上下方向に細かい凹凸部を有し
た上下移動部材とその凹凸部に係合する板バネ等によ
り、無段階に上下移動部材を停止できるようにしてもよ
い。
【0036】
【考案の効果】本考案は、視機能の測定を行う検眼装置
の測定ヘッドの頭部支持装置に、モータ駆動の前後移動
手段を設け、額当て部材の位置を被測定者の前後方向に
調節するようにした。これにより、モータ駆動は電気的
オンオフスイッチによって行うことが可能となるから、
測定者が楽な姿勢で前後移動手段を操作でき、かつ操作
が容易となり、バーテックスが所定の値に正確に、かつ
容易に調整できる。 また、額当て部材を前記平行ピンの
軸を中心に一回転方向に付勢させるバネによって、被測
定者が額を額当て部材に当てた状態で額当て部材が垂直
になり、より正確にバーテックスの調整ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】頭部支持装置の支持部材、前後方向移動装置、
上下移動装置、額当て部材等を示す部分断面図である。
【図2】検眼装置の全体構成図である。
【図3】図2の測定ヘッド部の背面方向(被測定者側)
からの外観図である。
【図4】上下移動装置の詳細な構成図である。
【図5】頭部支持装置を図1の右側から見た側面図であ
る。
【図6】前後方向移動装置および上下移動装置が作動し
て図1とは異なる位置に移った状態を示す、図1に対応
する図である。
【図7】前後方向移動装置および上下移動装置が作動し
て図5とは異なる位置に移った状態を示す、図5に対応
する図である。
【図8】従来の検眼装置の測定ヘッドの外観図である。
【符号の説明】
1 測定ヘッド部 2 測定ヘッド支持部 3 検眼テーブル部 4 基体部 5 測定レンズユニット部 6 PD機構部 7 支持部材 8 前後方向移動装置 8a DCモータ 8g 駆動プーリ 8h 従属プーリ 8i ねじ軸 8k 歯付ベルト 8m 移動部材 8p センサピン 8r センサ 8s センサ 9 上下移動装置 10 額当て部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61B 3/10 A61B 3/028

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 視機能の測定を行う検眼装置の測定ヘッ
    ドの頭部支持装置において、 被測定者の額に当接される額当て部材と、被測定者の左
    右方向に軸が配置された平行ピンと、前記額当て部材と
    一体に構成され、前記額当て部材を、前記平行ピンの軸
    を中心に回動自在にする額当てブラケットと、前記額当
    て部材を前記平行ピンの軸を中心に一回転方向に付勢さ
    せるバネとを備えた額当て部材保持部と、 前記検眼装置のPD機構部に固定された支持部材と、 前記支持部材に設けられ、前記額当て部材の位置を前記
    PD機構部に対して被測定者の前後方向にモータ駆動力
    を用いて調節する前後移動手段と、 を有することを特徴とする検眼装置の頭部支持装置。
  2. 【請求項2】 前記前後移動手段は、モータと、前記モ
    ータの回転を伝達する回転伝達手段と、前記回転伝達手
    段から伝達された回転を直線方向の動きに変換して前記
    額当て部材を前後方向に移動する変換手段と、前記変換
    手段の直線方向の動きの所定位置においてリミット信号
    を発生する信号発生手段とを備えたことを特徴とする請
    求項1記載の検眼装置の頭部支持装置。
  3. 【請求項3】 さらに、前記信号発生手段からのリミッ
    ト信号および外部制御信号に基づいて前記モータを駆動
    制御する駆動制御手段を有することを特徴とする請求項
    2記載の検眼装置の頭部支持装置。
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