JPH055328A - 角鋼管部材の連結構造 - Google Patents
角鋼管部材の連結構造Info
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- JPH055328A JPH055328A JP18051491A JP18051491A JPH055328A JP H055328 A JPH055328 A JP H055328A JP 18051491 A JP18051491 A JP 18051491A JP 18051491 A JP18051491 A JP 18051491A JP H055328 A JPH055328 A JP H055328A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 構築現場で継手付き角鋼管部材を組立施工す
る際に、施工誤差を吸収し易く、かつ安全に、しかも一
定の高強度で連結できるようにする。 【構成】 十字状断面の鋼板製継手部材1における長手
方向の一側部の各板体2,3が、角鋼管4の対角線上に
位置するように配置されると共に、角鋼管4における各
隅角部に設けられたスリットに嵌入されて溶接により固
着されることにより継手付き角鋼管部材5が構成され、
2本の継手付き角鋼管部材5における前記継手部材1が
直列に並ぶように配置されると共に、各継手部材1の板
体2,3にわたって継手板6が当接されてボルト7によ
り結合されている。
る際に、施工誤差を吸収し易く、かつ安全に、しかも一
定の高強度で連結できるようにする。 【構成】 十字状断面の鋼板製継手部材1における長手
方向の一側部の各板体2,3が、角鋼管4の対角線上に
位置するように配置されると共に、角鋼管4における各
隅角部に設けられたスリットに嵌入されて溶接により固
着されることにより継手付き角鋼管部材5が構成され、
2本の継手付き角鋼管部材5における前記継手部材1が
直列に並ぶように配置されると共に、各継手部材1の板
体2,3にわたって継手板6が当接されてボルト7によ
り結合されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、トラス構造物あるい
はその他の構造物に用いられる角鋼管部材の連結構造に
関するものである。
はその他の構造物に用いられる角鋼管部材の連結構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、角鋼管部材の連結構造としては、
(1)図17および図18に示すように、角鋼管4の端
面に継手端板8を溶接により固着すると共に、その継手
端板8と角鋼管4の外面とにわたって多数のリブ9を溶
接により固着して、継手端板付き角鋼管10を構成し、
2本の継手端板付き角鋼管10における継手端板8を相
互に接合させてボルト7により結合した角鋼管部材の連
結構造、(2)図19ないし図21に示すように、一方
の角鋼管4Aの端部に、角短管からなる継手管11の一
側部を嵌入すると共に溶接により固着して、継手管付き
角鋼管12を構成し、構築現場において、前記継手管付
き角鋼管12における継手管11の他側部を他方の角鋼
管4Bの端部に嵌入して溶接により固着した角鋼管部材
の連結構造が知られている。
(1)図17および図18に示すように、角鋼管4の端
面に継手端板8を溶接により固着すると共に、その継手
端板8と角鋼管4の外面とにわたって多数のリブ9を溶
接により固着して、継手端板付き角鋼管10を構成し、
2本の継手端板付き角鋼管10における継手端板8を相
互に接合させてボルト7により結合した角鋼管部材の連
結構造、(2)図19ないし図21に示すように、一方
の角鋼管4Aの端部に、角短管からなる継手管11の一
側部を嵌入すると共に溶接により固着して、継手管付き
角鋼管12を構成し、構築現場において、前記継手管付
き角鋼管12における継手管11の他側部を他方の角鋼
管4Bの端部に嵌入して溶接により固着した角鋼管部材
の連結構造が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記(1)の角鋼管部
材の連結構造の場合は、角鋼管4の長手方向に直角な継
手端板8がその角鋼管4に固定され、かつ2本の継手端
板付き角鋼管10における継手端板8を面接触させた状
態でボルト7により結合する必要があるので、構築現場
での施工性の面で、誤差の吸収を計ることが難しいとい
う問題がある。また前記(2)の角鋼管部材の連結構造
の場合は、構築現場に溶接器具を搬入して溶接を行なわ
ねばならないので煩雑であり、連結強度は溶接技能者の
技量に大きく左右されるので、連結部に欠陥が生じ易
い。さらに溶接接合は、一搬に高所での作業となり、か
つ火気の使用を伴うため危険度が高いという問題があ
る。さらにまた、継手管付き角鋼管12における継手管
11と角鋼管4Bとを、角鋼管長手方向に相対的に移動
して嵌合する必要があるので、組立構築の施工性が悪
く、かつ構築現場での施工性の面で、誤差の吸収を計る
ことが難しいという問題がある。この発明は、構築現場
で継手付き角鋼管部材を組立施工する際に、施工誤差を
吸収し易く、かつ安全に、しかも一定の高強度で連結で
きる角鋼管部材の連結構造を提供することを目的とする
ものである。
材の連結構造の場合は、角鋼管4の長手方向に直角な継
手端板8がその角鋼管4に固定され、かつ2本の継手端
板付き角鋼管10における継手端板8を面接触させた状
態でボルト7により結合する必要があるので、構築現場
での施工性の面で、誤差の吸収を計ることが難しいとい
う問題がある。また前記(2)の角鋼管部材の連結構造
の場合は、構築現場に溶接器具を搬入して溶接を行なわ
ねばならないので煩雑であり、連結強度は溶接技能者の
技量に大きく左右されるので、連結部に欠陥が生じ易
い。さらに溶接接合は、一搬に高所での作業となり、か
つ火気の使用を伴うため危険度が高いという問題があ
る。さらにまた、継手管付き角鋼管12における継手管
11と角鋼管4Bとを、角鋼管長手方向に相対的に移動
して嵌合する必要があるので、組立構築の施工性が悪
く、かつ構築現場での施工性の面で、誤差の吸収を計る
ことが難しいという問題がある。この発明は、構築現場
で継手付き角鋼管部材を組立施工する際に、施工誤差を
吸収し易く、かつ安全に、しかも一定の高強度で連結で
きる角鋼管部材の連結構造を提供することを目的とする
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明の角鋼管部材の連結構造においては、十字
状断面の鋼板製継手部材1における長手方向の一側部の
各板体2,3が、角鋼管4の対角線上に位置するように
配置されると共に、角鋼管4における各隅角部に設けら
れたスリットに嵌入されて溶接により固着されることに
より継手付き角鋼管部材5が構成され、2本の継手付き
角鋼管部材5における前記継手部材1が直列に並ぶよう
に配置されると共に、各継手部材1の板体2,3にわた
って継手板6が当接されてボルト7により結合されてい
る。また、十字状断面の鋼板製継手部材1における長手
方向の一側部の各板体2,3が、角鋼管4の対角線上に
位置するように配置されると共に、角鋼管4における各
隅角部の内側に嵌入されて溶接により固着されることに
より継手付き角鋼管部材5が構成され、2本の継手付き
角鋼管部材5における前記継手部材1が直列に並ぶよう
に配置されると共に、各継手部材1の板体2,3にわた
って継手板6が当接されてボルト7により結合されるこ
とによっても、前記目的を達成することができる。
に、この発明の角鋼管部材の連結構造においては、十字
状断面の鋼板製継手部材1における長手方向の一側部の
各板体2,3が、角鋼管4の対角線上に位置するように
配置されると共に、角鋼管4における各隅角部に設けら
れたスリットに嵌入されて溶接により固着されることに
より継手付き角鋼管部材5が構成され、2本の継手付き
角鋼管部材5における前記継手部材1が直列に並ぶよう
に配置されると共に、各継手部材1の板体2,3にわた
って継手板6が当接されてボルト7により結合されてい
る。また、十字状断面の鋼板製継手部材1における長手
方向の一側部の各板体2,3が、角鋼管4の対角線上に
位置するように配置されると共に、角鋼管4における各
隅角部の内側に嵌入されて溶接により固着されることに
より継手付き角鋼管部材5が構成され、2本の継手付き
角鋼管部材5における前記継手部材1が直列に並ぶよう
に配置されると共に、各継手部材1の板体2,3にわた
って継手板6が当接されてボルト7により結合されるこ
とによっても、前記目的を達成することができる。
【0005】
【実施例】次にこの発明を図示の例によって詳細に説明
する。図1ないし図6は第1発明の実施例を示すもので
あって、予め長方形の鋼製板体2中央部の両面に長方形
の鋼製板体3が溶接により固着されて、十字状断面の鋼
板製継手部材1が構成され、角鋼管4の端部に、各隅角
部に沿って延長するスリットが設けられ、かつ前記十字
状断面の鋼板製継手部材1における長手方向の一側部の
各板体2,3は、角鋼管4の2つの対角線上に配置され
ると共に、角鋼管4のスリットに嵌入されて溶接により
固着され、さらに前記継手部材1における長手方向の他
側部の各板体2,3に多数のボルト挿通用透孔13が設
けられ、前記角鋼管4の端面に鋼製端板14が溶接によ
り固着されて、継手付き角鋼管部材5が構成されてい
る。
する。図1ないし図6は第1発明の実施例を示すもので
あって、予め長方形の鋼製板体2中央部の両面に長方形
の鋼製板体3が溶接により固着されて、十字状断面の鋼
板製継手部材1が構成され、角鋼管4の端部に、各隅角
部に沿って延長するスリットが設けられ、かつ前記十字
状断面の鋼板製継手部材1における長手方向の一側部の
各板体2,3は、角鋼管4の2つの対角線上に配置され
ると共に、角鋼管4のスリットに嵌入されて溶接により
固着され、さらに前記継手部材1における長手方向の他
側部の各板体2,3に多数のボルト挿通用透孔13が設
けられ、前記角鋼管4の端面に鋼製端板14が溶接によ
り固着されて、継手付き角鋼管部材5が構成されてい
る。
【0006】2本の継手付き角鋼管部材5における継手
部材1が直列に並べて配置され、各継手部材1における
板体2,3の両面にわたって、ボルト挿通用透孔を有す
る鋼製継手板6が当接され、前記各板体2,3とその両
面に当接された継手板6とは、それらにわたって挿通し
た多数の高力ボルトからなるボルト7によって締付結合
されている。板体2,3におけるボルト挿通用透孔およ
び継手板6におけるボルト挿通用透孔とボルト7との間
には、若干の遊隙があるので、継手付き角鋼管部材5を
組立施工する際の施工誤差を容易に吸収することができ
る。
部材1が直列に並べて配置され、各継手部材1における
板体2,3の両面にわたって、ボルト挿通用透孔を有す
る鋼製継手板6が当接され、前記各板体2,3とその両
面に当接された継手板6とは、それらにわたって挿通し
た多数の高力ボルトからなるボルト7によって締付結合
されている。板体2,3におけるボルト挿通用透孔およ
び継手板6におけるボルト挿通用透孔とボルト7との間
には、若干の遊隙があるので、継手付き角鋼管部材5を
組立施工する際の施工誤差を容易に吸収することができ
る。
【0007】なお図22に示すように、鋼板製継手部材
1における各板体2,3を、角鋼管4の平板部と平行に
配置すると共に、その平板部のスリットに嵌入して溶接
により固着することも考えられるが、この場合は、各板
体2,3を角鋼管4の対角線上に配置する場合に比べ
て、角鋼管4の外面からの板体2,3の突出量が大きく
なるので、継手付き角鋼管部材5の外観が悪くなる。
1における各板体2,3を、角鋼管4の平板部と平行に
配置すると共に、その平板部のスリットに嵌入して溶接
により固着することも考えられるが、この場合は、各板
体2,3を角鋼管4の対角線上に配置する場合に比べ
て、角鋼管4の外面からの板体2,3の突出量が大きく
なるので、継手付き角鋼管部材5の外観が悪くなる。
【0008】図7ないし図10は第2発明の実施例を示
すものであって、十字状断面の鋼板製継手部材1の一端
面に鋼製補強板15が溶接により固着され、かつ前記十
字状断面の鋼板製継手部材1における補強板15側の一
側部の各板体2,3が、角鋼管4内の2つの対角線上に
配置され、各板体2,3の縁部が角鋼管4の各隅角部の
内側に溶接により固着され、さらに前記角鋼管4の端部
に鋼製端板14が溶接により固着されて、継手付き角鋼
管部材5が構成されているが、その他の構成は第1実施
例の場合と同様である。なお鋼板製継手部材1における
角板体2,3を、角鋼管4の平板部と平行に配置すると
共に、角鋼管4内に嵌入して溶接により固着することも
考えられるが、この場合は、大断面の角鋼管4を必要と
するので、不経済である。
すものであって、十字状断面の鋼板製継手部材1の一端
面に鋼製補強板15が溶接により固着され、かつ前記十
字状断面の鋼板製継手部材1における補強板15側の一
側部の各板体2,3が、角鋼管4内の2つの対角線上に
配置され、各板体2,3の縁部が角鋼管4の各隅角部の
内側に溶接により固着され、さらに前記角鋼管4の端部
に鋼製端板14が溶接により固着されて、継手付き角鋼
管部材5が構成されているが、その他の構成は第1実施
例の場合と同様である。なお鋼板製継手部材1における
角板体2,3を、角鋼管4の平板部と平行に配置すると
共に、角鋼管4内に嵌入して溶接により固着することも
考えられるが、この場合は、大断面の角鋼管4を必要と
するので、不経済である。
【0009】図11ないし図13は継手付き角鋼管の連
結部を被覆して保護する連結部被覆保護装置の一例を示
すものであって、底板16の両側に直角に屈折連設され
た側板17とその側板17の先端に45°の角度で屈折
連設されたフランジ18とからなる溝形のアルミニウム
製保護カバー19が製作され、図13に示すように、保
護カバー19における底板16の中央部が継手部材1に
おける板体の外縁部に当接された状態で、前記底板16
の中央部が直角に折り曲げられ、かつ各フランジ18が
重合されてボルト20により締付結合されている。
結部を被覆して保護する連結部被覆保護装置の一例を示
すものであって、底板16の両側に直角に屈折連設され
た側板17とその側板17の先端に45°の角度で屈折
連設されたフランジ18とからなる溝形のアルミニウム
製保護カバー19が製作され、図13に示すように、保
護カバー19における底板16の中央部が継手部材1に
おける板体の外縁部に当接された状態で、前記底板16
の中央部が直角に折り曲げられ、かつ各フランジ18が
重合されてボルト20により締付結合されている。
【0010】図14ないし図16は連結部被覆保護装置
の他の例を示すものであって、アルミニウムまたはステ
ンレス鋼からなる4角形断面の保護カバー21が各継手
付き角鋼管部材5における角鋼管4の端部の外側に摺動
自在に嵌設され、かつ角鋼管4の端部における平板部の
内面にナット22が溶接により固着されると共に、前記
平板部にナット22に対向する位置においてボルト挿通
孔が設けられ、前記保護カバー21の平板部には、保護
カバー長手方向に延長する長孔23が設けられ、ボルト
24はその長孔23に挿通されると共に、ナット22に
螺合されている。
の他の例を示すものであって、アルミニウムまたはステ
ンレス鋼からなる4角形断面の保護カバー21が各継手
付き角鋼管部材5における角鋼管4の端部の外側に摺動
自在に嵌設され、かつ角鋼管4の端部における平板部の
内面にナット22が溶接により固着されると共に、前記
平板部にナット22に対向する位置においてボルト挿通
孔が設けられ、前記保護カバー21の平板部には、保護
カバー長手方向に延長する長孔23が設けられ、ボルト
24はその長孔23に挿通されると共に、ナット22に
螺合されている。
【0011】継手付き角鋼管部材5を連結する場合は、
保護カバー21が後退移動されて、継手部材1の連結側
部分が露出され、継手付き角鋼管部材5の連結を行なっ
たのち、保護カバー21が前進移動されて各保護カバー
21の端部が突き合わされ、次にボルト24が緊締され
て、保護カバー21が継手付き角鋼管部材5に対し固定
される。
保護カバー21が後退移動されて、継手部材1の連結側
部分が露出され、継手付き角鋼管部材5の連結を行なっ
たのち、保護カバー21が前進移動されて各保護カバー
21の端部が突き合わされ、次にボルト24が緊締され
て、保護カバー21が継手付き角鋼管部材5に対し固定
される。
【0012】前述のように、継手付き角鋼管部材5の連
結部に保護カバー19,21を装着すれば、連結部をシ
ンプルな外観にすることができ、かつ万一、ボルト7が
鋼板製継手部材1および継手板6から離脱することがあ
っても、保護カバー19,21によってボルトの落下を
防止することができる。
結部に保護カバー19,21を装着すれば、連結部をシ
ンプルな外観にすることができ、かつ万一、ボルト7が
鋼板製継手部材1および継手板6から離脱することがあ
っても、保護カバー19,21によってボルトの落下を
防止することができる。
【0013】
【発明の効果】この発明は前述のように構成されている
ので、以下に記載するような効果を奏する。十字状断面
の鋼板製継手部材1における長手方向の一側部の各板体
2,3が、角鋼管4の対角線上に位置するように配置さ
れると共に、角鋼管4に対し溶接により固着されて、継
手付き角鋼管部材5が構成されているので、角鋼管4の
2つの対角線方向に大きな均一強度を有する継手付き角
鋼管部材5を容易に製作することができ、さらに鋼板製
継手部材1の各板体2,3を角鋼管4の隅角部のスリッ
トに嵌入して溶接により固着する場合は、鋼板製継手部
材1の各底板2,3を、角鋼管4の平板部に平行に配置
すると共に、その平板部のスリットに嵌入して溶接によ
り固着する場合に比べて、角鋼管4の外面からの板体
2,3の突出量を少なくして、継手付き角鋼管部材5の
外観を良くすることができ、さらに鋼板製継手部材1の
各板体2,3を角鋼管4の隅角部の内側に嵌入して溶接
により固着する場合は、鋼板製継手部材1の各板体2,
3を、角鋼管4の平板部と平行に配置してその平板部に
溶接により固着する場合に比べて、小断面の角鋼管4を
使用できるので経済的である。さらにまた、構築現場に
おいては、単に2本の継手付き角鋼管部材5における前
記継手部材1を直列に並ぶように配置すると共に、各継
手部材1の板体2,3にわたって継手板6を当接してボ
ルト7により結合することにより、2本の継手付き角鋼
管部材5を容易に連結することができ、かつ板体2,3
におけるボルト挿通用透孔および継手板6におけるボル
ト挿通用透孔とボルト7との間には、若干の遊隙がある
ので、継手付き角鋼管部材5を組立施工する際の施工誤
差を容易に吸収することができる。
ので、以下に記載するような効果を奏する。十字状断面
の鋼板製継手部材1における長手方向の一側部の各板体
2,3が、角鋼管4の対角線上に位置するように配置さ
れると共に、角鋼管4に対し溶接により固着されて、継
手付き角鋼管部材5が構成されているので、角鋼管4の
2つの対角線方向に大きな均一強度を有する継手付き角
鋼管部材5を容易に製作することができ、さらに鋼板製
継手部材1の各板体2,3を角鋼管4の隅角部のスリッ
トに嵌入して溶接により固着する場合は、鋼板製継手部
材1の各底板2,3を、角鋼管4の平板部に平行に配置
すると共に、その平板部のスリットに嵌入して溶接によ
り固着する場合に比べて、角鋼管4の外面からの板体
2,3の突出量を少なくして、継手付き角鋼管部材5の
外観を良くすることができ、さらに鋼板製継手部材1の
各板体2,3を角鋼管4の隅角部の内側に嵌入して溶接
により固着する場合は、鋼板製継手部材1の各板体2,
3を、角鋼管4の平板部と平行に配置してその平板部に
溶接により固着する場合に比べて、小断面の角鋼管4を
使用できるので経済的である。さらにまた、構築現場に
おいては、単に2本の継手付き角鋼管部材5における前
記継手部材1を直列に並ぶように配置すると共に、各継
手部材1の板体2,3にわたって継手板6を当接してボ
ルト7により結合することにより、2本の継手付き角鋼
管部材5を容易に連結することができ、かつ板体2,3
におけるボルト挿通用透孔および継手板6におけるボル
ト挿通用透孔とボルト7との間には、若干の遊隙がある
ので、継手付き角鋼管部材5を組立施工する際の施工誤
差を容易に吸収することができる。
【図1】第1発明の実施例に係る角鋼管部材の連結構造
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB.B線断面図である。
【図4】図1のC−C線断面図である。
【図5】図1のD−D線断面図である。
【図6】継手付き角鋼管部材の一部切欠側面図である。
【図7】第2発明の実施例に係る角鋼管部材の連結構造
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図8】図7のE−E線断面図である。
【図9】図7のF−F線断面図である。
【図10】継手付き角鋼管部材の一部切欠側面図であ
る。
る。
【図11】連結部被覆保護装置の一例を示す平面図であ
る。
る。
【図12】図11のG−G線断面図である。
【図13】溝形の保護カバーを継手付き角鋼管部材に当
接した状態を示す断面図である。
接した状態を示す断面図である。
【図14】連結部被覆保護装置の他の例を示す側面図で
ある。
ある。
【図15】図14のH−H線断面図である。
【図16】保護カバーを後退移動して継手部材の連結側
部分を露出させた状態を示す側面図である。
部分を露出させた状態を示す側面図である。
【図17】従来の角鋼管部材の連結構造の一例を示す側
面図である。
面図である。
【図18】図17のJ−J線断面図である。
【図19】従来の角鋼管部材の連結構造の他の例を示す
一部縦断側面図である。
一部縦断側面図である。
【図20】図19のK−K線断面図である。
【図21】継手管付き角鋼管の縦断側面図である。
【図22】十字状断面の鋼板製継手部材における各板体
を角鋼管の平板部に平行に配置して溶接により固着した
状態を示す斜視図である。
を角鋼管の平板部に平行に配置して溶接により固着した
状態を示す斜視図である。
1 鋼板製継手部材 2 板体 3 板体 4 角鋼管 5 継手付き角鋼管部材 6 継手板 7 ボルト 14 鋼製端板 15 鋼製補強板 19 アルミニウム製保護カバー 21 保護カバー
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 十字状断面の鋼板製継手部材1における
長手方向の一側部の各板体2,3が、角鋼管4の対角線
上に位置するように配置されると共に、角鋼管4におけ
る各隅角部に設けられたスリットに嵌入されて溶接によ
り固着されることにより継手付き角鋼管部材5が構成さ
れ、2本の継手付き角鋼管部材5における前記継手部材
1が直列に並ぶように配置されると共に、各継手部材1
の板体2,3にわたって継手板6が当接されてボルト7
により結合されている角鋼管部材の連結構造。 【請求項2】 十字状断面の鋼板製継手部材1における
長手方向の一側部の各板体2,3が、角鋼管4の対角線
上に位置するように配置されると共に、角鋼管4におけ
る各隅角部の内側に嵌入されて溶接により固着されるこ
とにより継手付き角鋼管部材5が構成され、2本の継手
付き角鋼管部材5における前記継手部材1が直列に並ぶ
ように配置されると共に、各継手部材1の板体2,3に
わたって継手板6が当接されてボルト7により結合され
ている角鋼管部材の連結構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18051491A JPH055328A (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | 角鋼管部材の連結構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18051491A JPH055328A (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | 角鋼管部材の連結構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH055328A true JPH055328A (ja) | 1993-01-14 |
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ID=16084590
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JP18051491A Withdrawn JPH055328A (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | 角鋼管部材の連結構造 |
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JP (1) | JPH055328A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009275467A (ja) * | 2008-05-16 | 2009-11-26 | Shimizu Corp | 鋼管柱および鋼管柱の接合方法 |
JP2010265681A (ja) * | 2009-05-15 | 2010-11-25 | Nippon Steel & Sumikin Metal Products Co Ltd | 枠組足場用桟および枠組足場 |
KR101895230B1 (ko) * | 2017-12-26 | 2018-09-07 | 우경기술주식회사 | 강재구조물 연결결합 구조 |
JP2019105129A (ja) * | 2017-12-14 | 2019-06-27 | 清水建設株式会社 | 制振装置 |
KR102221605B1 (ko) * | 2020-05-07 | 2021-02-26 | 김승현 | 내하력이 증진된 강관 보 어셈블리 |
WO2021100707A1 (ja) * | 2019-11-18 | 2021-05-27 | 構法開発株式会社 | 鋼管柱の接合構造 |
-
1991
- 1991-06-26 JP JP18051491A patent/JPH055328A/ja not_active Withdrawn
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