JPH055319U - 大型自動穿孔装置のガーダ支持構造 - Google Patents

大型自動穿孔装置のガーダ支持構造

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JPH055319U
JPH055319U JP6168091U JP6168091U JPH055319U JP H055319 U JPH055319 U JP H055319U JP 6168091 U JP6168091 U JP 6168091U JP 6168091 U JP6168091 U JP 6168091U JP H055319 U JPH055319 U JP H055319U
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健 西田
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株式会社大同機械製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガーダに配設した主軸頭の、高精度の位置決
めを達成する。 【構成】 テーブル14を挟む両側に敷設したレール1
6,16に、固定台車46と可動台車48とが対応して
走行自在に載架される。固定台車46には、固定保持部
材34を介してガーダ20が直交する関係で位置決め固
定される。可動台車48には、可動保持部材36が水平
回転自在に配設されると共に、この可動保持部材36に
ガーダ20がY方向に移動自在に保持される。 【効果】 ガーダが伸縮したり、可動台車が蛇行して
も、ガーダに負荷が加わることがない。従って、ガーダ
を常に正常な状態で移動させることができ、主軸頭の高
精度の位置決めを行ない得る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、大型鋼板の所定位置に孔を穿設する大型自動穿孔装置において、 主軸頭が配設されるガーダに歪や曲り等が生ずるのを防止して、常に主軸頭の高 精度の位置決めを達成し得るガーダ支持構造に関するものである。
【0002】
【従来技術】
大型鋼板等の被加工物に多数の孔を穿孔する装置として、X方向に走行自在な ガーダに、ドリル等の工具を装着した主軸頭をY方向および垂直方向に移動自在 に配設した大型自動穿孔装置が知られている。例えば図6に示す大型自動穿孔装 置10は、被加工物12が固定されるテーブル14を挟む両側の床面に、一対の レール16,16がX方向に沿って平行に敷設されている。また各レール16に 台車18が走行自在に載架されると共に、両台車18,18間にガーダ20がY 方向に沿って平行に架設されている。そしてガーダ20に、該ガーダ20に沿う Y方向に移動自在にサドル22が配設されると共に、このサドル22にドリル( 図示せず)を装着した主軸頭24が昇降自在に配設されるようになっている。
【0003】 すなわち、前記テーブル14に固定した被加工物12の所定位置に穿孔する場 合は、先ず前記台車18,18をレール16,16に沿ってX方向に移動させ、ガ ーダ20に配設した主軸頭24のX方向の位置決めを行なう。次いで、サドル2 2をガーダ20に沿ってY方向に移動し、主軸頭24のY方向の位置決めを行な う。そして位置決め完了後に、主軸頭24をサドル22に沿って下降させること により、該主軸頭24に装着したドリルにより被加工物12の所定位置に穿孔が 施される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記大型自動穿孔装置10において、被加工物12の穿孔位置に対して主軸頭 24のX−Y方向の位置決めを高精度で行なうには、前記レール16,16の平 行度および台車18,18とガーダ20との直角度を正確に設定する必要がある 。しかるに、長尺なレール16,16をその長手方向の全長に亘って平行を保っ た状態で敷設するには、位置決めや調整に極めて時間が掛かり、煩雑な作業とな っていた。また台車18,18とガーダ20とは移動不能に固定されているため 、レール16,16が平行となっていなかったり、レール16自体に歪みや曲り があると、該レール16,16に沿って走行する台車18,18が蛇行した際にガ ーダ20に負荷が加わって歪や曲りを生じ、主軸頭24の正確な位置決めをなし 得なくなる欠点も指摘される。
【0005】 前記穿孔装置10の各部材は、周囲の雰囲気温度等により熱影響を受けて伸縮 することがある。この場合において、前記ガーダ20と台車18,18とは移動 不能に固定されているため、例えばガーダ20の長手方向の伸縮は台車18,1 8により規制されてしまい、該ガーダ20に歪や曲りを生ずると共に、台車18 ,18にはこれを離間または近接する方向の負荷が加わることとなる。この結果 、ガーダ20に沿って移動する主軸頭24のY方向の位置決め精度が低下すると 共に、台車18がレール16に沿って円滑に移動しなくなる問題を招来する。ま た台車18の円滑な走行に支障を生ずることに起因して、主軸頭24のX方向の 位置決め精度が低下すると共に、台車18の駆動モータ(図示せず)に荷大な負荷 を与えて故障の原因となる欠点も指摘される。
【0006】
【考案の目的】
本考案は、前述した大型自動穿孔装置に内在する前記欠点に鑑み、これを好適 に解決するべく提案されたものであって、ガーダに配設された主軸頭を常に高精 度で位置決め可能とするガーダ支持構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を克服し、所期の目的を達成するため本考案は、被加工物の固定 用テーブルを挟む両側に一対のレールが敷設され、両レール間にガーダが走行自 在に架設されると共に、該ガーダにドリル等の工具が装着された主軸頭を移動自 在に配設した大型自動穿孔装置において、 前記一方のレールに走行自在に載架され、その走行方向と交差して前記ガーダ の長手方向一端が位置決め固定される第1の台車と、 前記他方のレールに走行自在に載架され、その上面において水平方向に回転自 在に配設した保持部材の上部に、前記ガーダをその長手方向に移動自在に保持し た第2の台車とから構成したことを特徴とする。
【0008】
【実施例】
次に、本考案に係る大型自動穿孔装置のガーダ支持構造につき、好適な実施例 を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。なお、実施例に係る穿孔装置 の基本的な構造は従来技術と略同一であるので、図6に関連して従来技術の項で 説明した部材と同一の部材は、同一の符号で指示するものとする。
【0009】 図1および図2に示す如く、被加工物12の固定用テーブル14を挟む両側の 床面には、一対の支持台26,26が夫々X方向に延在するよう敷設されている 。この支持台26の上面には、レール16が該支持台26の長手方向(X方向)と 平行に配設され、一方の支持台26のレール16に第1の台車(以下「固定台車」 と称す)46が走行自在に載架され、他方の支持台26のレール16に第2の(以 下「可動台車」と称す)48が載架されるようになっている。また支持台26の上 面には、レール16の配設位置より外側(他方の支持台26から離間する側)に、 レール16と平行にラック28が配設されている。
【0010】 前記レール16,16に走行自在に載架された台車46,48には、図1に示す 如く、その下面から突出して前記ラック28と噛合する一対のピニオン30,3 0が夫々回転自在に配設されている。そしてこのピニオン30,30は、台車4 6,48の上面に倒立配置された駆動モータ32,32(図1に一方のみ図示)によ り正逆方向に回転するよう構成される。従って、両台車46,48に配設した駆 動モータ32,32を同期駆動し、ピニオン30,30を正逆方向に回転すれば、 ピニオン30とラック28との噛合作用下に、前記台車46,48はレール16, 16に沿って往復走行する。
【0011】 前記固定台車46(図2で左側に位置する)の上面には、図4に示す如く、固定 保持部材34を介してガーダ20の長手方向一端(固定端)が位置決め固定され、 このガーダ20の長手方向は、固定台車46の走行方向(X方向)と直交するY方 向に延在する状態で位置決めされている。これにより固定台車46とガーダ20 とは、常に直交する状態を保持して前記レール16上を移動するよう構成される (図5参照)。
【0012】 前記可動台車48の上面には、図3に示す如く、上方に向けて所定高さだけ突 出する固定軸40が配設され、この固定軸40に軸受42を介して可動保持部材 36が水平方向に回転自在に外嵌されている。この可動保持部材36の上端には 、前記可動台車46に一端が固定されたガーダ20の他端(自由端)が、ローラガ イド44,44を介してY方向に摺動自在に保持されている。すなわち、ガーダ 20の自由端は、可動台車48に対して水平回転およびY方向移動を自在に行な い得るよう連結され、ガーダ20の熱影響による伸縮や可動台車48が蛇行する ことに起因する歪や曲りの発生を防止し得るよう構成されている。なお、可動台 車48における可動保持部材36の底面と対向する部位に案内面50,50が形 成され、可動保持部材36は案内面50,50に支持された状態で円滑に回転す るようになっている。
【0013】 前記両台車46,48間に架設されたガーダ20の前面には、図1に示す如く 、上下に所定間隔離間して一対のガイドレール38,38がガーダ20の長手方 向(Y方向)に沿って平行に配設され、該ガイドレール38,38にサドル22が Y方向に移動自在に配設されている。またサドル22には主軸頭24が昇降自在 に配設され、該主軸頭24に設けたドリル(図示せず)により被加工物12を穿孔 するよう構成されている。
【0014】
【実施例の作用】 次に、本考案に係る大型自動穿孔装置のガーダ支持構造の作用につき説明する 。前記テーブル14に被加工物12を固定し、該被加工物12の所定位置に穿孔 する場合は、先ず前記固定台車46および可動台車48に配設した駆動モータ3 2,32を同期駆動し、各ピニオン30とラック28との噛合作用下に、両台車 46,48およびガーダ20をレール16,16に沿ってX方向に移動させる。そ して、ガーダ20に配設した主軸頭24が所定位置に到来したときに、モータ3 2,32を停止してX方向の位置決めを行なう。
【0015】 次いで、ガーダ20に配設した前記サドル22をY方向に移動し、主軸頭24 のY方向の位置決めを行なう。この状態で、主軸頭24をサドル22に沿って下 降させることにより、該主軸頭24に装着したドリルにより被加工物12の所定 位置に穿孔が施される。
【0016】 ここで、例えば図5に示す如く、固定台車46が載架される基準となるレール 16に対して、可動台車48が載架されるレール16が傾斜した状態で敷設され た場合につき説明する。このときは、基準となるレール16に載架された固定台 車46に対して、傾斜するレール16に載架された可動台車48も必然的に傾斜 することとなる。しかるに、可動台車48と可動保持部材36とは回転自在に構 成されているので、可動保持部材36に対して可動台車48がレール16の傾斜 角だけ相対的に回転し、可動保持部材36に保持される前記ガーダ20に回転方 向の負荷が加わることはない。従って、該ガーダ20は固定台車46の走行方向 と直交するY方向に平行に臨む正常な状態で待機する。
【0017】 そして、この状態で台車46,48を対応のレール16,16に沿って走行させ ると、図5の二点鎖線で示す如く、可動台車48は固定台車46に近接しつつ移 動することとなる。このときには、前記可動保持部材36に対してガーダ20の 自由端がY方向に移動し、該ガーダ20にY方向の負荷が加わることがないよう になっている。すなわち、基準となるレール16に対して他方のレール16が傾 斜していても、ガーダ20を固定台車46の走行方向と直交する状態を保持して X方向に移動させることができ、該ガーダ20に配設した主軸頭24のX−Y方 向の高精度の位置決めを行なうことができるものである。
【0018】 また、ガーダ20が熱影響により長手方向(Y方向)に伸縮した場合であっても 、該ガーダ20の自由端が可動保持部材36に対して長手方向に移動自在に保持 されているので、ガーダ20の伸縮が規制されることにより歪や曲りが発生する のを未然に防止し得る。更に、可動台車48が載架されるレール16自体に歪や 曲りがあり、該レール16を走行する可動台車48が蛇行する場合であっても、 ガーダ20の自由端は可動台車48に対して水平回転およびY方向移動が自在に 構成されているので、該ガーダ20に負荷が加わるのを防止することができる。
【0019】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案に係る大型自動穿孔装置のガーダ支持構造によれば 、第1の台車に交差するよう位置決め固定したガーダを、第2の台車に対しては 水平回転自在で、かつガーダの長手方向に移動自在に連結したので、レールを高 い平行度をもって敷設する必要がなく、該レールの敷設作業を短時間で簡単に行 なうことができる。またガーダの長手方向一端は位置規制がなされていないので 、ガーダが熱影響により伸縮したり、第2の台車が蛇行した場合であっても、ガ ーダに歪や曲りが生ずることがなく、しかも台車に過大な負荷が加わるのを防止 し得る。すなわち、ガーダを常に正常な状態で移動させることができ、これによ り主軸頭の高精度の位置決めを達成し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る大型自動穿孔装置を一部
破断して示す側面図である。
【図2】大型自動穿孔装置の正面図である。
【図3】ガーダと可動台車との連結部を示す縦断側面図
である。
【図4】ガーダと固定台車との連結部を示す縦断側面図
である。
【図5】大型自動穿孔装置の作動状態を示す説明図であ
る。
【図6】従来技術に係る大型自動穿孔装置の概略説明図
である。
【符号の説明】
12 被加工物 14 テーブル 16 レール 20 ガーダ 22 サドル 24 主軸頭 36 可動保持部材 46 第1の台車(固定台車) 48 第2の台車(可動台車)

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 被加工物(12)の固定用テーブル(14)を挟
    む両側に一対のレール(16,16)が敷設され、両レール(1
    6,16)間にガーダ(20)が走行自在に架設されると共に、
    該ガーダ(20)にドリル等の工具が装着された主軸頭(24)
    を移動自在に配設した大型自動穿孔装置において、 前記一方のレール(16)に走行自在に載架され、その走行
    方向と交差して前記ガーダ(20)の長手方向一端が位置決
    め固定される第1の台車(46)と、 前記他方のレール(16)に走行自在に載架され、その上面
    において水平方向に回転自在に配設した保持部材(36)の
    上部に、前記ガーダ(20)をその長手方向に移動自在に保
    持した第2の台車(48)とから構成したことを特徴とする
    大型自動穿孔装置のガーダ支持構造。
JP6168091U 1991-07-09 1991-07-09 大型自動穿孔装置のガ―ダ支持構造 Expired - Lifetime JP2506396Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012528728A (ja) * 2009-06-01 2012-11-15 大▲連▼▲華▼▲鋭▼重工集▲団▼股▲分▼有限公司 数値制御切断機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012528728A (ja) * 2009-06-01 2012-11-15 大▲連▼▲華▼▲鋭▼重工集▲団▼股▲分▼有限公司 数値制御切断機

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