JPH0748328Y2 - 自動穿孔装置 - Google Patents

自動穿孔装置

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JPH0748328Y2
JPH0748328Y2 JP10666391U JP10666391U JPH0748328Y2 JP H0748328 Y2 JPH0748328 Y2 JP H0748328Y2 JP 10666391 U JP10666391 U JP 10666391U JP 10666391 U JP10666391 U JP 10666391U JP H0748328 Y2 JPH0748328 Y2 JP H0748328Y2
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spindle head
saddle
girder
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punching device
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JP10666391U
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JPH0549208U (ja
Inventor
健 西田
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株式会社大同機械製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、鋼板の所定位置に孔
を穿設する自動穿孔装置において、一度に複数の孔を穿
設可能にして、作業能率を向上し得る自動穿孔装置に関
するものである。
【0002】
【従来技術】例えば大型鋼板等の被加工物に多数の孔を
穿設する装置として、X方向に走行自在なガーダに、ド
リル等の工具を装着した主軸頭をY方向および垂直方向
に移動自在に配設した自動穿孔装置が知られている。例
えば図5に示す自動穿孔装置10は、被加工物12が載
置されるテーブル14を挟む両側の床面に、一対のレー
ル16,16がX方向に沿って平行に敷設され、両レー
ル16,16間に穿孔機18が走行自在に配設されてい
る。この穿孔機18は、各レール16に走行自在に載架
される台車20と、両台車20,20間にY方向と平行
に架設されたガーダ22とを備えている。またガーダ2
2に、該ガーダ22に沿うY方向に移動自在にサドル2
4が配設されると共に、このサドル24にドリル(図示
せず)を装着した主軸頭26が昇降自在に配設されてい
る。
【0003】すなわち、前記テーブル14に載置した被
加工物12の所定位置(X−Y座標で設定される位置)を
穿孔する場合は、先ず前記台車20,20をレール16,
16に沿ってX方向に移動させ、ガーダ22に配設した
主軸頭26のX方向の位置決めを行なう。次いで、サド
ル24をガーダ22に沿ってY方向に移動し、主軸頭2
6のY方向の位置決めを行なう。そして位置決め完了後
に、主軸頭26をサドル24に沿って下降させることに
より、該主軸頭26に装着したドリルにより被加工物1
2の所定位置に穿孔が施される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前記自動穿孔装置10
では、被加工物12の各穿設位置に対してガーダ22に
配設した主軸頭26をX−Y方向に位置決めして穿孔を
施している。このため、被加工物12の穿設位置が多
く、しかも該穿設位置がY方向に離間していると、主軸
頭26をガーダ22に沿って移動して各穿設位置に位置
決めするのに時間が掛かり、作業能率の向上が図られな
い欠点があった。また、被加工物12における複数の穿
設位置がY方向に沿って整列していれば、前記ガーダ2
2を停止した状態でサドル24のみを移動することによ
り、当該列の穿設位置に主軸頭26を位置決めすること
ができる。しかるに、前記被加工物12を前記テーブル
14に載置する際には、図5に示す如く、該被加工物1
2は穿孔装置10におけるX−Y方向に対して平面的に
傾いた状態で載置される場合が殆どである。このため、
被加工物12の穿設位置はY方向に整列することなくX
方向にズレてしまい、各穿設位置に穿孔を施す毎にガー
ダ22およびサドル24を移動してX−Y方向の位置決
めを行なう必要があり、これが作業能率を低下させる原
因ともなっていた。
【0005】そこで、前記レール16,16に2基の穿
孔機18を走行自在に配設し、両穿孔機18により被加
工物12における2個所の穿設位置を同時に穿孔するこ
とが考えられる。しかるにこの場合は、自動穿孔装置自
体のコストが略倍となり、極めて高価となってしまう問
題がある。しかも、設置スペースが増大すると共に、2
基の穿孔機18が相互に干渉しない大型の被加工物12
にしか適用し得ない難点も指摘される。
【0006】
【考案の目的】本考案は、前述した自動穿孔装置に内在
している前記欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提
案されたものであって、製造コストの大幅な上昇を招く
ことなく作業能率を向上し得る手段を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した課題を克服し、
所期の目的を達成するため本考案は、被加工物の載置用
テーブルを挟む両側に敷設された一対のレールと、両レ
ール間に架設されて該レールに沿うX方向に移動自在な
ガーダとを備え、このガーダに配設した主軸頭に装着し
たドリル等の工具により被加工物を穿孔する自動穿孔装
置において、前記ガーダに配設され、その長手方向に沿
うY方向に移動自在な少なくとも2基のサドルと、前記
一方のサドルに昇降自在に配設した第1主軸頭と、前記
他方のサドルに形成されてX方向に延在する腕部に配設
され、該腕部に沿うX方向に移動自在な副サドルと、前
記副サドルに昇降自在に配設した第2主軸頭とから構成
したことを特徴とする。
【0008】
【実施例】次に、本考案に係る自動穿孔装置につき、好
適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明
する。なお、実施例に係る穿孔装置の基本的な構造は従
来技術と略同一であるので、図5に関連して従来技術の
項で説明した部材と同一の部材は、同一の符号で指示す
るものとする。
【0009】図1および図4に示す如く、被加工物12
の載置用テーブル14を挟む両側の床面には、一対のレ
ール16,16がX方向に延在するよう敷設されてい
る。各レール16に台車20が走行自在に載架されると
共に、両レール16,16間にガーダ22がY方向に沿
って架設されている。このガーダ22の前面には、図1
に示す如く、上下に所定間隔離間して一対のガイドレー
ル28,28がガーダ22の長手方向(Y方向)に沿って
平行に配設され、該ガイドレール28,28に第1の加
工機30と第2の加工機32とが夫々独立して移動自在
に配設されている。そして、両加工機30,32によっ
て、被加工物12における2個所の穿設位置を同時に穿
孔し得るよう構成されている。
【0010】(第1の加工機について) 前記ガイドレール28,28に、第1サドル33が移動
自在に配設され、該サドル33は、例えばラックとピニ
オンとの組合わせからなる送り機構(図示せず)を介して
Y方向に移動されるよう構成されている。また、第1サ
ドル33の前面には、図2に示す如く、案内面34が垂
直に配設され、該案内面34に第1主軸頭36が移動自
在に配設される。この主軸頭36は、例えばボールネジ
と送りナットとの組合わせからなる送り機構(図示せず)
によって、案内面34に沿って昇降移動されるようにな
っている。そして、前記ガーダ22および第1サドル3
3をX−Y方向に移動し、第1主軸頭36を被加工物1
2における穿設位置の真上に位置決めした後(図4(b)
参照)、該主軸頭36を下降させることにより、主軸頭
36に設けたドリル(図示せず)により被加工物12に穿
孔が施される。
【0011】なお、前記一方の台車20には、第1主軸
頭36に装着されるドリル等の工具の自動工具交換装置
(ATC)38が配設され、各種の加工工具の交換を短時
間で行ない得るよう構成される。また該台車20に操作
盤40が配置され、該操作盤40では、前記被加工物1
2の穿設位置を示すケガキ点をテレビカメラ等によりポ
イントサーチし、該データに基いて第1の加工機30お
よび第2の加工機32の作動制御を行なうよう設定され
ている。
【0012】(第2の加工機について) 前記ガーダ22のガイドレール28,28に、第2サド
ル42が移動自在に配設され、該サドル42は、例えば
ラックとピニオンとの組合わせからなる送り機構(図示
せず)を介して前記第1サドル33とは独立してY方向
に移動されるよう構成されている。第2サドル42の前
面には、図3に示す如く、X方向に延出する腕部44が
一体的に形成されると共に、該腕部44の一側(実施例
では第1サドル33を指向する側)に上下に所定間隔離
間して一対のガイドレール46,46がX方向に沿って
平行に配設されている。そして、このガイドレール4
6,46に副サドル48が移動自在に配設され、この副
サドル48は、例えばボールねじと送りナットとの組合
わせからなる送り機構(図示せず)によりX方向に移動さ
れるよう構成されている。
【0013】前記副サドル48における腕部44から離
間する側面に垂直な案内面50が配設され、該案内面5
0に第2主軸頭52が移動自在に配設されると共に、こ
の主軸頭52は前記第1主軸頭36と同様の送り機構
(図示せず)を介して案内面50に沿って昇降移動され
る。すなわち、第2主軸頭52は、前記ガーダ22を停
止した状態で、Y方向およびX方向に移動調節可能に設
定されている。これにより、前記両加工機30,32に
より穿孔しようとする被加工物12の穿設位置が、X方
向にズレている場合であっても、第2の加工機32の第
2主軸頭52をX方向に移動調節することにより、2個
所の穿設位置に同時に穿孔を施すことができる。
【0014】また、前記他方の台車20に第2主軸頭5
2に装着される工具の自動工具交換装置(ATC)54が
配設され、各種の加工工具の交換を短時間で行ない得る
よう構成されている。
【0015】
【実施例の作用】次に、本考案に係る自動穿孔装置の作
用につき説明する。なお、被加工物12は、図4(a)に
示す如く、前記テーブル14に対して平面的に傾いた状
態で載置され、該被加工物12におけるY方向に整列す
る各穿設位置がX方向にズレているものとする。そし
て、この被加工物12の例えばA点とB点とを穿孔する
場合につき説明する。
【0016】先ず、図4(a)に示すように被加工物12
から離間するガーダ22を、前記台車20,20をレー
ル16,16に沿って移動することによりX方向に移動
させる。そして、第1の加工機30における第1主軸頭
36が、A点におけるX座標を通るY方向と平行な線上
に臨む位置まで移動したときに、ガーダ22を停止して
X方向の位置決めを行なう。
【0017】次いで、前記第1サドル33をガーダ22
に沿ってY方向に移動させ、第1主軸頭36がA点にお
けるY座標を通りX方向と平行な線上に臨む位置に到来
した際に停止することにより、図4(b)に示す如く、該
第1主軸頭36はA点の真上に位置決めされる。この状
態で、第1主軸頭36を第1サドル33に沿って下降さ
せることにより、該主軸頭36に装着したドリルにより
被加工物12のA点に穿孔が施される。
【0018】また、前記第2サドル42をガーダ22に
沿ってY方向に移動させ、第2主軸頭52がB点におけ
るY座標を通りX方向と平行な線上に臨む位置に到来し
た際に停止する。このとき、前記A点とB点とはX方向
にズレているので、第2主軸頭52はB点の真上には臨
んでいない。従って、前記副サドル48を前記腕部44
のガイドレール46,46に沿ってX方向に移動し、該
副サドル48に配設した第2主軸頭52がB点の真上に
到来した際に停止する。次いで、第2主軸頭52を副サ
ドル48に沿って下降させることにより、該主軸頭52
に装着したドリルにより被加工物12のB点に穿孔が施
される。これにより、被加工物12のX方向にズレてい
る2個所の穿設位置に、第1主軸頭36と第2主軸頭5
2とにより同時に穿孔することができる。
【0019】但し、第1の加工機30および第2の加工
機32により同時に穿孔可能なX方向のズレの範囲は、
前記副サドル48の移動量によって設定される。また、
前記ガーダ22と第1の加工機30および第2の加工機
32は、前記テレビカメラによりポイントサーチした被
加工物12の各穿設位置のデータに基いて、最も効率的
に作業を行ない得る順序に従って作動制御されるように
なっている。
【0020】なお、実施例では大型の被加工物に穿孔を
施す場合につき説明したが、本願はこれに限定されるも
のでなく、例えばテーブルに複数の被加工物を載置し、
各被加工物の穿設位置を第1主軸頭および第2主軸頭に
より穿孔するようにしてもよい。また、ガーダに3基以
上の加工機を設けるようにしてもよい。
【0021】
【考案の効果】以上述べたように、本考案に係る自動穿
孔装置によれば、ガーダに少なくとも2基の主軸頭をY
方向に移動自在に配設したので、被加工物の少なくとも
2個所に同時に穿孔を施すことができる。また、一方の
主軸頭は独立してX方向にも移動自在に構成したので、
被加工物の穿設位置がX方向にズレていても、両位置に
同時に穿孔を施すことができ、極めて作業能率を向上さ
せ得る。また、複数の主軸頭は共通のガーダに配設され
るので、設置スぺースは従来のままでよく、しかも製造
コストの大幅な増大を抑えて低コストで提供し得る利点
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る自動穿孔装置の正面図で
ある。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1のIII−III線断面図である。
【図4】自動穿孔装置の作動状態を示す説明図である。
【図5】従来技術に係る自動穿孔装置の概略説明図であ
る。
【符号の説明】
12 被加工物 14 テーブル 16 レール 22 ガーダ 33 第1サドル 36 第1主軸頭 42 第2サドル 44 腕部 48 副サドル 52 第2主軸頭

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工物(12)の載置用テーブル(14)を挟
    む両側に敷設された一対のレール(16,16)と、両レール
    (16,16)間に架設されて該レール(16)に沿うX方向に移
    動自在なガーダ(22)とを備え、このガーダ(22)に配設し
    た主軸頭に装着したドリル等の工具により被加工物(12)
    を穿孔する自動穿孔装置において、 前記ガーダ(22)に配設され、その長手方向に沿うY方向
    に移動自在な少なくとも2基のサドル(33,42)と、 前記一方のサドル(33)に昇降自在に配設した第1主軸頭
    (36)と、 前記他方のサドル(42)に形成されてX方向に延在する腕
    部(44)に配設され、該腕部(44)に沿うX方向に移動自在
    な副サドル(48)と、 前記副サドル(48)に昇降自在に配設した第2主軸頭(52)
    とから構成したことを特徴とする自動穿孔装置。
JP10666391U 1991-11-29 1991-11-29 自動穿孔装置 Expired - Lifetime JPH0748328Y2 (ja)

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JP10666391U JPH0748328Y2 (ja) 1991-11-29 1991-11-29 自動穿孔装置

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JP10666391U JPH0748328Y2 (ja) 1991-11-29 1991-11-29 自動穿孔装置

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Publication Number Publication Date
JPH0549208U JPH0549208U (ja) 1993-06-29
JPH0748328Y2 true JPH0748328Y2 (ja) 1995-11-08

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ID=14439326

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JP10666391U Expired - Lifetime JPH0748328Y2 (ja) 1991-11-29 1991-11-29 自動穿孔装置

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