JPH055314A - 機械基礎の簡易目荒し施工法 - Google Patents

機械基礎の簡易目荒し施工法

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JPH055314A
JPH055314A JP18322891A JP18322891A JPH055314A JP H055314 A JPH055314 A JP H055314A JP 18322891 A JP18322891 A JP 18322891A JP 18322891 A JP18322891 A JP 18322891A JP H055314 A JPH055314 A JP H055314A
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JP
Japan
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concrete
foundation
roughening
work
concrete foundation
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Pending
Application number
JP18322891A
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English (en)
Inventor
Masuo Ito
益夫 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Plant Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Plant Technologies Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Plant Technologies Ltd filed Critical Hitachi Plant Technologies Ltd
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Publication of JPH055314A publication Critical patent/JPH055314A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 機械基礎のコンクリート表面の目荒し作業を
短時間で効率的に行うことができ、かつ健康上良くない
発塵を防止する。 【構成】 コンクリート基礎10の打設後に基礎面のレ
イタンスを除去する目荒しをなし、後工程での据え付け
機器との間に注入するグラウトとの密着度を高める目荒
し施工法において、コンクリート基礎打設時、コンクリ
ート表層24内部に金網16を埋めておいて、レイタン
スが基礎の上に滲み出した後に前記金網16を取り剥が
してコンクリート基礎表面のレイタンスを取り除きつつ
表面を粗くするようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は機械基礎の簡易目荒し法
に係り、特にコンクリート基礎とこれに据え付けられる
機器との間に注入されるグラウトが前記コンクリート基
礎に良好に密着するように、コンクリート基礎表面を粗
い表面に加工するための施工法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンクリート基礎上に機器を据
え付ける場合、アンカーボルト、ライナー等で芯出し
後、基礎と機器下面の隙間にグラウトが注入され、コン
クリート基礎上面との密着度を増すようにしている。こ
の場合、機器の据え付け前に基礎の上面のレイタンス
(コンクリート中のセメントが重量の違いから浮だしコ
ンクリート硬化後、ツルツルの面となる。)を除去する
必要がある。また、それだけだなく平な面を粗くして、
よりコンクリートの接着面積を増し、グラフトのつきを
良くする必要がある。このような作業を基礎の目荒しを
すると云い、コンクリート基礎を打設した後に行われ
る。
【0003】従来、このような目荒し施工は、ブレーカ
ーとか、チッピングマシンとか、又はハツリタガネとハ
ンマーとかで、基礎の上面を10〜20mm切削する方法
で行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法では、大きい基礎の場合、時間がかかること
と、ハツリ作業中にほこりなどが舞上がり、防塵マスク
を使用して行っているが、作業者の健康上も良くなく、
作業効率が極めて悪いという欠点があった。
【0005】本発明は、上記従来の問題点に着目し、従
来行っているハツリ作業と同様な目荒し作業を短時間で
効率的に行うことができ、かつ健康上良くない発塵を防
止することができる目荒し施工法を提供することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る機械基礎の簡易目荒し施工法は、コン
クリート基礎の打設後に基礎面のレイタンスを除去する
目荒しをなし、後工程での据え付け機器との間に注入す
るグラウトとの密着度を高める目荒し施工法において、
コンクリート基礎打設時、コンクリート表層内部に金網
を埋めておいて、レイタンスが基礎の上に滲み出した後
に前記金網を取り剥がしてコンクリート基礎表面のレイ
タンスを取り除きつつ表面を粗くするように構成した。
【0007】
【作用】上記構成によれば、従来の様に硬化後のコンク
リート基礎を切削ハツリするのではなく、あらかじめコ
ンクリート基礎打設時に基礎表面より10mm程度中に金
網を埋設しておく。そして、打設後3時間位のコンクリ
ートのレイタンスがコンクリート上面に滲み出した後
で、ある程度の硬度をコンクリートがもった段階で天井
クレーン等で前記金網を上方に引張り上げて、金網と一
緒にレンタンスおよび表層部のコンクリートを取り去る
ことにより、コンクリート基礎表面にはグラウト注入に
適した粗い表面が形成される。これはいわゆるハツリ作
業を施したと同様な状態となり、グラウトとの密着表面
積を増大させることができるのである。したがって、金
網の剥離作業だけで広い表面部の目荒しを行うことがで
き、しかも発塵が殆どないので、作業環境が著しく良好
となる。
【0008】
【実施例】以下に本発明に係る機械基礎の簡易目荒し施
工法の具体的実施例を図面を参照して詳細に説明する。
【0009】図1は実施例に係る目荒し施工法の工程を
示す図である。機械を据え付けるためのコンクリート基
礎10を打設施工するに際して、図1(1)に示すよう
に、機械のベースに対応してアンカーボルト12を配置
し、このアンカープレート14を含む下部が埋設される
ように適宜型枠に支持させてコンクリートを打設する。
このとき、コンクリート基礎10の表面から10mm程度
の深さ位置に基礎表面に沿って金網16を同時に埋設し
ておく。この金網16は外周縁がコンクリート基礎10
の外側面からはみ出すようなサイズとされ、望ましくは
このはみ出し外縁に丸棒部材18の通し孔20が形成さ
れるようにしておく。また、金網16には前記アンカー
ボルト12が通されるようにしておく。このように金網
16をコンクリート基礎10の表層部内に埋設した状態
にて養生を行う。
【0010】コンクリートの打設後、3時間程度経過す
ると、コンクリート基礎10の表面にはレイタンスが滲
み出し、コンクリートがある程度の硬度を持つようにな
る。このような段階で、前記コンクリート基礎10の外
側面からはみ出している金網16の外縁部に予め形成さ
れた通し孔20に丸棒18を挿通し、この丸棒18に対
し、クレーン等の揚重装置のフック22を引下ろしてフ
ック掛けを行う。そして、図1(2)に示すように、丸
棒18を介して金網16をコンクリート基礎10から引
上げ、金網16より上面側の表層コンクリート24を剥
離するのである。この金網16の剥離作業では、表層コ
ンクリート24はコンクリート基礎10から金網16を
境界として、金網16に付着した状態で分離する。
【0011】このような金網16の引上げ作業を行った
後は、図1(3)に示されるように、コンクリート基礎
10の表面部はハツリ作業を行った場合と同様な目荒し
表面26が形成されることになる。したがって、金網1
6の剥離の後、養生を図っても既にレイタンスがなく、
所望の目荒し状態となるので、機械を設置し、アンカー
ボルト12によって支持してグラウト注入を行うことが
できる。目荒し表面26によってグラウトとコンクリー
ト基礎10との密着面積は増大するので、両者の密着度
は良好になる。
【0012】このような実施例によれば、コンクリート
基礎10を打設した後に、チッピングハンマやハツリタ
ガネ等を利用したハツリ作業を行う必要がなく、単純な
金網16のコンクリート基礎10の表層部からの剥離作
業という単一作業で目荒しが完了する。このとき、分離
される表層コンクリート24は殆ど金網16に付着さ
れ、発塵量が大幅に少なくなる。したがって、目荒し作
業を大幅に簡易化することができると同時に、発塵によ
る作業環境の悪化を防止することができるのである。
【0013】なお上記実施例では、金網16に丸棒18
を挿通して剥離するようにしているが、直接金網16に
フック掛けして引上げるようにしてもよい。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る機械
基礎の簡易目荒し施工法によれば、コンクリート基礎の
打設後に基礎面のレイタンスを除去する目荒しをなし、
後工程での据え付け機器との間に注入するグラウトとの
密着度を高める目荒し施工法において、コンクリート基
礎打設時、コンクリート表層内部に金網を埋めておい
て、レイタンスが基礎の上に滲み出した後に前記金網を
取り剥がしてコンクリート基礎表面のレイタンスを取り
除きつつ表面を粗くするようにしたので、従来行ってい
るハツリ作業と同様な目荒し作業を短時間で効率的に行
うことができ、かつ健康上良くない発塵を防止すること
ができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る機械基礎の簡易目荒し施工法の工
程説明図である。
【符号の説明】
10 コンクリート基礎 12 アンカーボルト 16 金網 18 丸棒 20 丸棒通し孔 22 フック 24 表層コンクリート 26 目荒し表面

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 コンクリート基礎の打設後に基礎面のレ
    イタンスを除去する目荒しをなし、後工程での据え付け
    機器との間に注入するグラウトとの密着度を高める目荒
    し施工法において、コンクリート基礎打設時、コンクリ
    ート表層内部に金網を埋めておいて、レイタンスが基礎
    の上に滲み出した後に前記金網を取り剥がしてコンクリ
    ート基礎表面のレイタンスを取り除きつつ表面を粗くす
    ることを特徴とする機械基礎の簡易目荒し施工法。
JP18322891A 1991-06-27 1991-06-27 機械基礎の簡易目荒し施工法 Pending JPH055314A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18322891A JPH055314A (ja) 1991-06-27 1991-06-27 機械基礎の簡易目荒し施工法

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JP18322891A JPH055314A (ja) 1991-06-27 1991-06-27 機械基礎の簡易目荒し施工法

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JPH055314A true JPH055314A (ja) 1993-01-14

Family

ID=16132033

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JP18322891A Pending JPH055314A (ja) 1991-06-27 1991-06-27 機械基礎の簡易目荒し施工法

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JP (1) JPH055314A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107190767A (zh) * 2017-07-27 2017-09-22 健安诚(内蒙古)新能源科技有限公司 高强锚栓组合件固定系统
WO2020197061A1 (ko) * 2019-03-25 2020-10-01 박서진 토목섬유거푸집을 이용한 지하의 수중구조물과 그 시공방법

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