JPH0552843A - 便潜血自動測定方法及び装置 - Google Patents

便潜血自動測定方法及び装置

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JPH0552843A
JPH0552843A JP24039491A JP24039491A JPH0552843A JP H0552843 A JPH0552843 A JP H0552843A JP 24039491 A JP24039491 A JP 24039491A JP 24039491 A JP24039491 A JP 24039491A JP H0552843 A JPH0552843 A JP H0552843A
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JP
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cup
sampling
reaction
washing
antibody
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JP24039491A
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English (en)
Inventor
Eiji Ikeda
英二 池田
Masakatsu Ikeda
政且 池田
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Sanko Junyaku Co Ltd
Original Assignee
Sanko Junyaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 潜血測定装置の自動化を図る。 【構成】 2枚のプレートにより貫通孔部に挟持されて
いる濾紙16を抜取り反応カップ30内に落とし込む濾
紙抜取り工程と、反応カップ30を所定時間待機させ抗
原抗体反応をおこさせる工程と、該反応カップ30のサ
ンプリングカップ32を取り出す工程と、反応カップ3
0の外側の固相カップ34内に洗浄液を注入しB/F分
離のための洗浄をする第1洗浄工程と、標識酵素を有す
る標識抗体液を固相カップ34内に分注する工程と、前
記抗原抗体反応により抗体と反応した抗原と前記標識抗
体とで抗原抗体反応を起こす工程と、固相カップ34内
に洗浄液を注入しB/F分離のための洗浄をする第2洗
浄工程と、蛍光を起こさせる基質を分注する工程と、該
蛍光を測定する蛍光測定工程とからなる便潜血自動測定
方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、大腸癌あるいは直腸
癌等における便の潜血検査を自動的に測定検査する便潜
血自動測定方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の便潜血測定としては、サンプル
である便を濾紙に塗布し、該濾紙を固相化(抗体又は抗
原を反応容器内面にくっつけている状態)された反応カ
ップに入れ、便を溶解し、便中に含まれている血液中の
抗原であるヘモグロビンと前記反応カップ中の抗体とを
反応させる第1抗原抗体反応を起こさせた後、標識酵素
であるペルオキシダーゼ(POD)等の標識抗体を注入
して更に該標識抗体と反応カップ中の抗体と反応した抗
原とを反応させる第2抗原抗体反応を起こさせる。そし
て、基質を加え、酵素量の変化を比色測定することによ
り便に含まれている潜血の有無を検査するのが一般的な
方法である。
【0003】このような便潜血測定を行うには、従来に
おいては、濾紙の中央にミシン目を入れた便塗布部を設
け、該便塗布部にサンプルである便を綿棒等で塗布し、
該便塗布部をミシン目に沿ってピンセットで剥がし、こ
のサンプル便塗布濾紙を固相化されている反応カップに
入れて所定時間放置して前記便を溶解させた後、該濾紙
を反応カップ内よりピンセットで摘み出して廃棄するよ
うにしていた。その後は、前述したと同様の第1及び第
2抗原抗体反応を起こさせた後、基質を加え、酵素量の
変化を比色測定することにより、便中の潜血の有無を検
査するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、前記反応カッ
プ内への濾紙の出し入れが手間暇がかかる手作業である
ため、便潜血測定装置を自動化することができなかっ
た。また、便のサンプリングを行うには、単に濾紙に形
成された便塗布部に便を塗布するものであり、便潜血検
査を行うにはその場所に行く必要があり、自宅等で採取
した便を郵送することが不便であり、かつサンプルの管
理をすることができないという課題を有していた。
【0005】本発明は上記課題に着目してなされたもの
であって、便をサンプリングする濾紙の採取手段を改良
するとともに、反応カップをも改良することにより、全
体の便潜血装置を自動化することができ、かつサンプル
便の管理をし易いようにした便潜血自動測定方法及び装
置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明者は鋭意研究した結果、第1の発明をサンプリン
グプレートに挟持されている濾紙を抜取り反応カップ内
に落とし込む濾紙抜取り工程と、反応カップを所定時間
待機し抗原抗体反応を起こす工程と、所定時間経過後に
該反応カップ内のサンプリングカップを取り出す工程
と、反応カップの外側の固相カップ内に洗浄液を注入し
B/F分離のために洗浄する第1洗浄工程と、標識酵素
を有する標識抗体液を固相カップ内に分注する工程と、
前記抗原抗体反応により抗体と反応した抗原と前記標識
抗体とで抗原抗体反応を起こす工程と、固相カップ内に
洗浄液を注入しB/F分離のために洗浄する第2洗浄工
程と、蛍光を起こさせる基質を分注する工程と、該蛍光
を測定する蛍光測定工程とからなることを特徴とする便
潜血自動測定方法とした。
【0007】第2の発明としては、二重構造を有する反
応カップを移動させる搬送手段と、該反応カップの内側
のサンプリングカップ内にサンプリングプレートに挟持
されている濾紙を抜取り落とし込む濾紙抜取り手段と、
反応カップの外側の固相カップから前記サンプリングカ
ップを取り出すサンプリングカップ取出し手段と、残さ
れた固相カップ内に洗浄液を注入しB/F分離のために
洗浄する第1洗浄手段と、標識酵素を有する標識抗体液
を注入する標識抗体分注手段と、前記固相カップ内に洗
浄液を注入しB/F分離のために洗浄する第2洗浄手段
と、蛍光基質液を注入し蛍光を起こさせる基質分注手段
と、該蛍光を測定する蛍光測定手段とを有することを特
徴とする便潜血自動測定装置とした。
【0008】前記した自動化を図るため、サンプリング
プレートとしては、薄い上プレートと厚い下プレートと
からなり、両プレートに連通する同径の貫通孔を形成
し、上プレートの下面側に該貫通孔より径大となる径大
段部を形成し、該径大段部に濾紙を入れ両プレートによ
り濾紙を挟持する構造とした。また、これにより郵送可
能となる。
【0009】前記サンプリングプレートの上プレートの
一部にバーコードを設けるようにすれば、管理がし易く
なるので好ましい。
【0010】さらに、前記サンプリングプレートと相ま
って自動化を図るため、反応カップを少なくとも底部に
血液流通手段を設けた筒状本体の上部外周に複数個の係
止突起を設け上部内面に凸状を形成してなるサンプリン
グカップと、カップ本体の上部内面に前記係止突起が係
止される係止段部を形成してなる固相カップとからな
り、該固相カップ内に前記サンプリングカップが垂下係
止されるようにした二重構造とした。
【0011】前記サンプリングカップの血液流通手段と
しては、メッシュ構造であってもよく、また、多孔質構
造であってもよく、さらに、十字状のスリット構造を形
成するようにしてもよい。
【0012】
【作用】サンプリングプレート(10)に表示されてい
るバーコード(24)の内容を読取った後、シャフト
(52)が下降し、サンプリングプレート(10)に挟
持されている濾紙(16)を抜き取り、サンプリングカ
ップ(32)内に濾紙(16)を落とし込み、反応カッ
プ(30)は恒温漕内に移動され、固相カップ(34)
内の抗体と便中の血液である抗原との抗原抗体反応が起
きるよう所定時間待機する。
【0013】所定時間経過後、サンプリングカップ取出
し手段であるマニュピュレータ(54)が作動し、サン
プリングカップ(32)を固相カップ(34)内から取
出して廃棄する。
【0014】次に、第1洗浄手段である洗浄液分注ユニ
ット(58)によりB/F(バインド/フリー)分離の
ための洗浄を行った後、前記固相カップ(34)内で抗
原抗体反応をした抗原と蛍光酵素等の標識酵素を有する
標識抗体との抗原抗体反応を起こさせるため、標識抗体
液分注ユニット(60)により固相カップ(34)内に
標識抗体液を分注し、所定時間抗原抗体反応が起きるよ
う恒温漕内に移動させ放置する。
【0015】更に、前述したと同様に、洗浄液分注ユニ
ット(62)によりB/F分離のための洗浄を数回繰り
返した後、前記標識酵素と反応して蛍光を発っせるため
基質分注手段である基質液分注ユニット(64)により
基質液を注入する。
【0016】この後、蛍光測定手段である蛍光測定ユニ
ット(66)により蛍光量を測定することにより便中の
潜血の状態を測定する。
【0017】
【実施例】以下、本発明を添付図面に示す一実施例に基
づいて具体的に説明する。図1、図2及び図3は便採取
手段であるサンプリングプレート(10)を示してい
る。便の採取方法としては、部位の異なる便又は日を改
めた2日間の便を採取するようにすることにより、より
正確な測定が得られるので好ましい。
【0018】前記サンプリングプレート(10)は、図
示の例では方形状の上プレート(12)と下プレート
(14)とを有しており、該上プレート(12)と下プ
レート(14)とでサンプルとしての便を塗布する濾紙
(16)が挟み付けられるようになっている。これらの
プレートは合成樹脂材により作られており、それぞれに
同径の貫通孔(18,20)が形成されている。
【0019】上プレート(12)の下面側の貫通孔(1
8)には、該貫通孔(18)の径より大きく前記濾紙
(16)とほぼ同径の径を有する径大段部(22)が形
成されており、該径大段部(22)内に濾紙(16)を
入れ、上プレート(12)と下プレート(14)とで該
濾紙(16)の周縁部を挟み込んで支持するようにして
いる。この際、各貫通孔(18,20)が位置決めさ
れ、かつ上下のプレート(12,14)が係脱可能とな
るよう位置決め係合手段が設けられている。この位置決
め係合手段としては、例えば、一方のプレートに突起を
形成し、他方のプレートに該突起と嵌合する穴を形成し
ておけばよい。
【0020】このようなサンプリングプレート(10)
において、上プレート(12)の厚みはサンプルの便を
塗布し易いように薄い板状となっており、下プレート
(14)はこれよりも厚い板状となっている。そして、
便の塗布は上プレート(12)側の上面の濾紙(16)
に採取した便を塗り付ける。
【0021】前記サンプリングプレート(10)の上プ
レート(12)の表面一部にバーコードからなる識別コ
ード(24)を設け、識別コード付きサンプリングプレ
ートとすれば、便潜血測定のための管理がし易いので好
ましい。
【0022】前記濾紙(16)としては、溶解性濾紙を
使用すれば抗原抗体反応性がよくなるので好ましいが、
必ずしもこれに限らず、不溶解性の濾紙を使用するよう
にしてもよいことは勿論のことである。
【0023】このように便採取手段を前述したような構
造のサンプリングプレート(10)とすることにより、
従来のサンプリング濾紙に較べて郵送し易くなりすこぶ
る便利である。
【0024】図4ないし図6は反応カップ(30)を示
しており、該反応カップ(30)は前記濾紙(16)を
入れるサンプリングカップ(32)と、該サンプリング
カップ(32)を収納し内面が固相化された状態の固相
カップ(34)との二重カップ構造となっている。これ
らの部材はプラスチックにより作られている。
【0025】前記サンプリングカップ(32)は、筒状
本体(36)の少なくとも底部に一体的に形成された血
液流通手段(38)が設けられている。この血液流通手
段(38)としては、図示の例ではメッシュが例示され
ているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例
えば、図7に示されているように十字状のスリットを形
成するようにしてもよく、また、図示していないが多孔
質の板であってもよく、要は、濾紙(16)や便が溶解
した際にそれらに含まれている繊維質が流通しないよう
な手段であればよい。
【0026】このサンプリングカップ(32)の上部外
周には所定間隔を有する複数個の係止突起(40)が形
成されており、また、上端内周面には内側に突出する凸
状(42)が形成されている。
【0027】前記固相カップ(34)は、底部(46)
を有するカップ本体(44)の上部開放部の内面側に前
記サンプリングカップ(32)の係止突起(40)が係
止される係止段部(48)が形成されている。この係止
段部(48)に前記サンプリングカップ(32)が垂下
係止されるようになっている。この固相カップ(34)
のカップ本体(44)の内面壁(50)には抗体あるい
は抗原がくっついた状態の固相化された状態となってい
る。
【0028】図8はサンプリングプレート(10)と反
応カップ(30)を用いて便潜血測定をする流れを示し
た装置を含む概略図である。
【0029】同図において、(52)はサンプリング濾
紙(16)をサンプリングプレート(10)から抜取る
シャフトであって、所定位置にあり上下動するようにな
っており、いわゆる濾紙抜取り手段である。(54)は
第1抗原抗体反応後に中に入っている濾紙(16)ごと
固相カップ(34)からサンプリングカップ(32)を
取り出すためのマニュピュレータであって、サンプリン
グカップ(32)の凸状(42)に係止する係止手段
(56)を有し上下動するようになっており、いわゆる
サンプリングカップ取出し手段である。(58)は洗浄
液を注入する第1洗浄液分注ユニットであり、いわゆる
第1洗浄手段である。(60)は抗原に蛍光等の酵素を
注入する標識抗体液分注ユニットであり、いわゆる標識
抗体分注手段である。(62)は洗浄液を注入する第2
洗浄液分注ユニットであり、いわゆる第2洗浄手段であ
る。(64)は前記標識抗体と反応させ蛍光を発生させ
るための蛍光基質液分注ユニットであり、いわゆる基質
分注手段である。(66)は蛍光を測定するための蛍光
測定ユニットであり、いわゆる蛍光測定手段である。
(68)はベルト等から搬送手段である。
【0030】次に図8及び図9に基づいて便潜血の測定
方法について説明する。先ず、測定の前にサンプリング
プレート(10)に表示されているバーコード(24)
の内容を読取り手段で読取りデータとして記憶させてお
く。
【0031】そして、反応カップ(30)は自動で搬送
手段(68)であるベルトの(A)の位置にセットさ
れ、該反応カップ(30)はベルト(68)により
(B)の位置に移動しサンプリングプレート(10)自
動でセットされた後、濾紙抜取り手段であるシャフト
(52)が下降し、サンプリングプレート(10)に挟
持されている濾紙(16)を抜き取り、サンプリングカ
ップ(32)内に濾紙(16)を落とし込む。この場
合、二重測定、すなわち、部位の異なる便あるいは2日
間の2回の便を採取しサンプルとした場合は2枚又はそ
れ以上の枚数の濾紙(16)をサンプリングカップ(3
2)内に落とし込み、一度に潜血測定を行うようにして
もよい。
【0032】次に濾紙(16)が外されたサンプリング
プレート(10)をダストボックスに廃棄した後、反応
カップ(30)は(C)の位置である恒温漕内に移動さ
れ、固相カップ(34)内の抗体と便中の血液である抗
原との抗原抗体反応が起きるよう所定時間待機する。こ
の実施例では37℃で15分間放置していたが、これに
限定されず、少なくとも抗原抗体反応が起きる時間であ
ればよく、最低5分間で該反応が起きることが確認され
ている。
【0033】所定時間経過後、反応カップ(30)は
(D)の位置に搬送され、サンプリングカップ取出し手
段であるマニュピュレータ(54)が作動し、係止手段
(56)でサンプリングカップ(32)の凸状(42)
を係止して、サンプリングカップ(32)を固相カップ
(34)内から取出して廃棄する。
【0034】次に、抗原抗体反応の結果、固相抗体に結
合していないフリーな抗原を(E)の位置で第1洗浄手
段である洗浄液分注ユニット(58)によりB/F分離
のための洗浄を行なう。この洗浄は3回程度繰り返し行
なう。
【0035】この後、(F)の位置で前記固相カップ
(34)内で抗原抗体反応をした抗原と蛍光酵素等の標
識酵素を有する標識抗体との抗原抗体反応を起こさせる
ため、標識抗体液分注ユニット(60)により固相カッ
プ(34)内に標識抗体液を分注し、所定時間抗原抗体
反応が起きるよう恒温漕内に移動させ放置する(Gの位
置)。例えば、37℃程度で5分間程度待機する。前記
標識酵素としては、前記蛍光酵素の他、化学反応により
蛍光を発する化学発光酵素であってもよく、また、生物
発光であってもよい。蛍光酵素としては、例えば、アル
カリフォスターゼ(ALP)等が一般的なものとして用
いられるが、この他のものとしてβ−Dガラクトシダー
ゼ等を用いるようにしてもよい。また、化学発光酵素と
しては、ペルオキシダーゼ(POD)等がある。生物発
光酵素としては、ルシフェラーゼ等が挙げられる。
【0036】次に、前述したと同様に、(H)の位置で
第2洗浄手段である洗浄液分注ユニット(62)により
B/F分離のために数回洗浄を繰り返した後、固相カッ
プ(34)は(I)の位置に移動し、基質分注手段であ
る基質液分注ユニット(64)により基質液を注入す
る。この基質としては、例えば、前記アルカリフォスタ
ーゼと反応し蛍光を発する蛍光基質である4メチルウン
ベリフェリルリン酸等が挙げられる。
【0037】この後、蛍光測定手段である蛍光測定ユニ
ット(66)により蛍光量を測定することにより潜血の
状態を測定し、最後は固相カップ(34)を廃棄する。
【0038】以上説明した潜血自動測定方法は、一例と
して便潜血測定の説明をしたが、本発明方法において
は、例えば尿や血液を多く採取できない新生児の先天性
代謝異常等を検査する際の濾紙尿、濾紙血をサンプルと
して用いる免疫測定としても応用することができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、上
プレートとしたプレートとで濾紙を挟持し該濾紙を抜取
れるようにするとともに、反応カップをサンプリングカ
ップと固相カップとの二重構造とし該内側のサンプリン
グカップを取り出せるようにしたので、便潜血測定装置
を全自動化することができた。また、濾紙を有するサン
プリングプレートとしているので、簡単に郵送すること
ができ便利であるとともに、バーコードを付すことによ
り管理が確実に行なえるという多大の効果を発揮するも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】サンプリングプレートの斜視図である。
【図2】図1に示すサンプリングプレートの分解斜視図
である。
【図3】サンプリングプレートの要部を示す一部拡大断
面図である。
【図4】本発明に係る反応カップの分解斜視図である。
【図5】反応カップの断面図である。
【図6】図5における平面図である。
【図7】サンプリングカップの底部である流通手段の他
の実施例である。
【図8】本発明方法及び装置における自動測定の流れを
示した概略図である。
【図9】前記自動測定のフローチャートを示した図であ
る。
【符号の説明】
10 サンプリングプレート 12 上プレート 14 下プレート 16 濾紙 18 貫通孔 20 貫通孔 22 径大段部 24 バーコード 30 反応カップ 32 サンプリングカップ 34 固相カップ 36 筒状本体 38 血液流通手段 40 係止突起 42 凸状 44 カップ本体 48 係止段部 52 シャフト 54 マニュピュレータ 58 洗浄液分注ユニット 60 標識抗体液分注ユニット 62 洗浄液分注ユニット 64 基質液分注ユニット 66 蛍光測定ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 35/02 E 8310−2J Z 8310−2J

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンプリングプレートに挟持されている
    濾紙を抜取り反応カップ内に落とし込む濾紙抜取り工程
    と、反応カップを所定時間待機し抗原抗体反応を起こす
    工程と、所定時間経過後に該反応カップ内のサンプリン
    グカップを取り出す工程と、反応カップの外側の固相カ
    ップ内に洗浄液を注入しB/F分離のために洗浄する第
    1洗浄工程と、標識酵素を有する標識抗体液を固相カッ
    プ内に分注する工程と、前記抗原抗体反応により抗体と
    反応した抗原と前記標識抗体とで抗原抗体反応を起こす
    工程と、固相カップ内に洗浄液を注入しB/F分離のた
    めに洗浄する第2洗浄工程と、蛍光を起こさせる基質を
    分注する工程と、該蛍光を測定する蛍光測定工程とから
    なることを特徴とする便潜血自動測定方法。
  2. 【請求項2】 二重構造を有する反応カップを移動させ
    る搬送手段と、該反応カップの内側のサンプリングカッ
    プ内にサンプリングプレートに挟持されている濾紙を抜
    取り落とし込む濾紙抜取り手段と、反応カップの外側の
    固相カップから前記サンプリングカップを取り出すサン
    プリングカップ取出し手段と、残された固相カップ内に
    洗浄液を注入しB/F分離のために洗浄する第1洗浄手
    段と、標識酵素を有する標識抗体液を固相カップ内に注
    入する標識抗体分注手段と、前記固相カップ内に洗浄液
    を注入しB/F分離のために洗浄する第2洗浄手段と、
    蛍光基質液を固相カップ内に注入し蛍光を起こさせる基
    質分注手段と、該蛍光を測定する蛍光測定手段とを有す
    ることを特徴とする便潜血自動測定装置。
  3. 【請求項3】 薄い上プレートと厚い下プレートとから
    なり、両プレートに連通する同径の貫通孔を形成し、上
    プレートの下面側に該貫通孔より径大となる径大段部を
    形成し、該径大段部に濾紙を入れ両プレートにより濾紙
    を挟持するようにしたことを特徴とするサンプリングプ
    レート。
  4. 【請求項4】 前記サンプリングプレートの上プレート
    の一部にバーコードを設けたことを特徴とする請求項3
    に記載のサンプリングプレート。
  5. 【請求項5】 前記上プレートと下プレートとを位置決
    めし係合する位置決め係合手段を設けたことを特徴とす
    る請求項3又は4に記載のサンプリングプレート。
  6. 【請求項6】 少なくとも底部に血液流通手段を設けた
    筒状本体の上部外周に複数個の係止突起を設け上部内面
    に凸状を形成してなるサンプリングカップと、カップ本
    体の上部内面に前記係止突起が係止される係止段部を形
    成してなる固相カップとからなり、該固相カップ内に前
    記サンプリングカップが垂下係止されるようにしたこと
    を特徴とする二重構造の反応カップ。
  7. 【請求項7】 前記サンプリングカップの血液流通手段
    がメッシュ構造又は多孔質構造又は十字状のスリット構
    造からなることを特徴とする請求項6に記載の反応カッ
    プ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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