JPH0552210U - オイルキャップ - Google Patents

オイルキャップ

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JPH0552210U
JPH0552210U JP11208891U JP11208891U JPH0552210U JP H0552210 U JPH0552210 U JP H0552210U JP 11208891 U JP11208891 U JP 11208891U JP 11208891 U JP11208891 U JP 11208891U JP H0552210 U JPH0552210 U JP H0552210U
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JP
Japan
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baffle plate
housing
air chamber
oil
tank body
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JP11208891U
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真一 石井
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株式会社ユニシアジェックス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オイルの膨脹・収縮にかかわらずタンク本体
内のエア圧を安定させることができると共に、タンク本
体の外部へのオイル漏れを確実に防止することができる
簡単なオイルキャップを提供する。 【構成】 タンク本体3の口部3aを蓋被する蓋体1
と、この蓋体1の下面1aに取り付ける取付フランジ体
4を上部に有し、口部3aに嵌入される筒状のハウジン
グ2とで構成され、ハウジング2内に円板状のバッフル
板7を上下に摺動可能に挿入して、タンク本体3内から
仕切られたエア室8を形成し、このエア室8を大気に連
通させる外部連通孔9を前記ハウジング2の上部側に形
成する一方、エア室8に緩衝ばね10を設けてバッフル
板7を下方に付勢した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、パワーステアリング装置のリザーバータンクの注油用口部に装着 して使用されるオイルキャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のオイルキャップには例えば実開昭60−95204号公報に記 載されたものがある。このオイルキャップは、図2に示すように、タンク本体2 0の口部20aを蓋被する蓋体21と、この蓋体21の下面に取り付ける取付フ ランジ体22aを上部に有して前記口部20aに嵌入可能な筒状のハウジング2 2とで構成されている。前記ハウジング22の下端を閉塞して該ハウジング22 内にタンク本体20内から仕切られたエア室23が形成され、このエア室23を 大気に連通させる外部通気孔24が前記蓋体21と取付フランジ体22aとの間 に形成されている。また、前記ハウジング22の下端閉塞部22bの中心部には 、該下端閉塞部22bと間隔をおき対向して前記口部20a内に位置する円板状 のバッフル板25が連結されている。このバッフル板25で覆われるように前記 ハウジング22の下端閉塞部22bには、前記エア室23をタンク本体20内に 連通させる内部通気孔26が形成されている。更に、前記ハウジング22の外周 部には、前記口部20aの内面と当接するOリング27が装着されている。そし て、車両の振動時等でタンク本体20内のオイル面が大きく変動した時、オイル が直接内部通気孔26を介してエア室23に浸入しないようにバッフル板25に より防止する一方、オイルが膨脹してオイル面が上昇した時はタンク本体20内 のエアを内部通気孔26、エア室23及び外部通気孔24を経て逃がし、またオ イルが収縮してオイル面が下降した時はタンク本体20の外部からエアが外部通 気孔24、エア室23及び内部通気孔26を経てタンク本体20内に供給される ようにしてタンク本体20内のエア圧をほぼ一定にしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、前記従来のオイルキャップでは、バッフル板25により抑え切 れなかった一部のオイルが内部通気孔26を介してエア室23に浸入すると、エ ア室23から抜け難く、エア室23に浸入したオイルが車両の振動等で加振され て外部通気孔24を経て外部に漏れるおそれがあった。
【0004】 この考案は前記課題を解決するためになしたもので、オイルの膨脹・収縮にか かわらずタンク本体内のエア圧を安定させることができると共に、タンク本体の 外部へのオイル漏れを確実に防止することができる簡単なオイルキャップを提供 することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この考案は、タンク本体の口部を蓋被する蓋体 と、この蓋体の下面に取り付ける取付フランジ体を上部に有し、前記口部に嵌入 される筒状のハウジングとで構成され、前記ハウジング内に円板状のバッフル板 を上下に摺動可能に挿入して、タンク本体内から仕切られたエア室を形成し、こ のエア室を大気に連通させる外部連通孔を前記ハウジングの上部側に形成する一 方、前記エア室に、前記バッフル板を下方に付勢する緩衝ばねを設け、この緩衝 ばねでバッフル板を前記ハウジング内の下動限位置に保持したものである。
【0006】
【作用】
車両の振動時等でタンク本体内のオイル面が大きく変動して、オイルが跳ね上 がっても、バッフル板とハウジングの間の隙間は小さいから、オイルがエア室に 浸入し外部連通孔を抜けて外部に洩れることはない。
【0007】 また、オイルの膨脹でオイル面が上昇してタンク本体内のエア圧力が上昇した 時、このエア圧力を受けてバッフル板がハウジングの内面に摺動しながら上動す ると共に、このバッフル板によりエア室内の容積が縮小させられて、該エア室内 からエアが外部連通孔を経て大気中に押し出される。逆に、オイルの収縮でオイ ル面が下降してタンク本体内のエア圧力が低下した時、このエア圧力に引かれて バッフル板がハウジングの内面に摺動しながら下動すると共に、このバッフル板 によりエア室内の容積が拡大させられて、大気中からエアが外部連通孔を経て前 記エア室内に吸引される。このように、タンク本体内のエア圧力の変化に伴って バッフル板が上下動して、タンク本体内のエア圧は安定する。
【0008】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図1により説明する。
【0009】 図1はオイルキャップの縦断面図である。
【0010】 このオイルキャップは蓋体1と筒状のハウジング2とで構成されている。
【0011】 蓋体1はタンク本体3の口部3aを蓋被するもので、該口部3aに装着可能に 形成されている。
【0012】 ハウジング2は前記口部3a内に嵌入可能に形成されており、このハウジング 2の上部には、前記蓋体1の下面1aに取り付ける取付フランジ体4が形成され 、この取付フランジ体4の周辺部の下面には環状のパッキング5が装着されてい る。また、ハウジング2の内面2aの下部にはリング状のストッパー6(不連続 でも良い)が形成されている。
【0013】 前記ハウジング2内には円板状のバッフル板7が上下に摺動可能に挿入されて おり、その下動限位置は前記ストッパーリング6により設定されている。
【0014】 このバッフル板7で、ハウジング2内には、前記タンク本体3内から仕切られ たエア室8が形成されている。
【0015】 このエア室8内に臨ませて前記取付フランジ体4には貫通孔9aが穿設され、 この貫通孔9a内に臨ませて取付フランジ体4の上面には半径方向に延在する凹 溝9bが形成され、この凹溝9bに連続させて取付フランジ体4の外径側端部に は上下方向に延在する凹溝9cが形成されている。このような取付フランジ体4 が蓋体1の下面1aに当接されており、これにより前記貫通孔9aの上端開口部 が閉塞される一方、前記凹溝9a及び凹溝9cが蓋被されて、前記エア室8内を 大気に連通させる外部連通孔9が構成されている。
【0016】 前記バッフル板7と蓋体1との間には大径の緩衝ばね10が縮設され、この緩 衝ばね10によりバッフル板7が前記ストッパーリング6で設定した下動限位置 に常時付勢されると共に、バッフル板7がハウジング内面2aと直角に保持され ている。尚、バッフル板7の姿勢保持を緩衝ばね10で行ったが、バッフル板7 の周辺部に上方に延在するガイド片を形成し、このガイド片をハウジング内面2 aに摺接させて行っても、或いは少なくともバッフル板7又は取付フランジ体4 の一方に他方を案内するガイド機構を設けて行っても良い。
【0017】 以上の構成において、ハウジング内面2aとバッフル板7の外周部との間の隙 間は小さいから、オイルがエア室8側に通過することはほとんどない。仮に、オ イルがエア室8側に通過しても、バッフル板7の上面を中心部から外周部に向け て下り傾斜させて形成しておけば、エア室8内のオイルを前記隙間を通して自然 に戻すことができる。また、エア室8内にオイルが溜まらないから、タンク本体 3の外部へのオイル漏れは生じない。
【0018】 車両の振動時等でタンク本体3内のオイル面が大きく変動して、オイルが跳ね 上がっても、バッフル板7とハウジングの間の隙間は小さいから、オイルがエア 室8に浸入し外部連通孔9を抜けて外部に洩れることはない。
【0019】 また、オイルの膨脹でオイル面が上昇してタンク本体3内のエア圧力が上昇し た時、このエア圧力を受けてバッフル板7がハウジング内面2aに摺動しながら 上動すると共に、このバッフル板7によりエア室8内の容積が縮小させられて、 該エア室8内からエアが外部連通孔9を経て大気中に押し出される。逆に、オイ ルの収縮でオイル面が下降してタンク本体3内のエア圧力が低下した時、このエ ア圧力に引かれてバッフル板7がハウジング内面2aに摺動しながら下動すると 共に、このバッフル板7によりエア室8内の容積が拡大させられて、大気中から エアが外部連通孔9を経て前記エア室8内に吸引される。このように、タンク本 体3内のエア圧力の変化に伴ってバッフル板7が上下動するから、タンク本体3 内のエア圧は安定する。
【0020】
【考案の効果】
以上の通りこの考案は、タンク本体の口部を蓋被する蓋体と、この蓋体の下面 に取り付ける取付フランジ体を上部に有し、前記口部に嵌入される筒状のハウジ ングとで構成されたオイルキャップにおいて、前記ハウジング内に円板状のバッ フル板が上下に摺動可能に挿入されており、ハウジング内面とバッフル板の外周 部との間の隙間を通して前記バッフル板でタンク本体内から仕切られたエア室内 にオイルがほとんど浸入しないから、タンク本体の外部へのオイル漏れを確実に 防止できる。
【0021】 また、前記ハウジングの上部側に外部連通孔を形成してエア室内を大気に連通 させる一方、前記エア室に緩衝ばねを設けて、前記バッフル板を下方に付勢して いるため、車両の振動時等でタンク本体内のオイル面が大きく変動して、オイル が跳ね上がっても、バッフル板とハウジングの間の隙間は小さいから、オイルが エア室に浸入し外部連通孔を抜けて外部に洩れることを防止でき、また、エア室 内へのエアの出入りによってオイルの膨脹によるタンク本体内のエア圧力の上昇 でバッフル板を上動させ、逆にオイルの収縮によるタンク本体内のエア圧力の低 下でバッフル板を下動させて、タンク本体内のエア圧を安定させることができる 。
【0022】 更に、従来に比して極めて簡単な構造であるから、製造が容易でかつ安価にで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例であるオイルキャップを示
す断面図である。
【図2】従来例であるオイルキャップを示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 蓋体 1a 下面 2 ハウジング 2a 内面 3 タンク本体 3a 口部 4 取付フランジ体 7 バッフル板 8 エア室 9 外部連通孔 10 緩衝ばね

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク本体の口部を蓋被する蓋体と、こ
    の蓋体の下面に取り付ける取付フランジ体を上部に有
    し、前記口部に嵌入される筒状のハウジングとで構成さ
    れ、前記ハウジング内に円板状のバッフル板を上下に摺
    動可能に挿入して、タンク本体内から仕切られたエア室
    を形成し、このエア室を大気に連通させる外部連通孔を
    前記ハウジングの上部側に形成する一方、前記エア室
    に、前記バッフル板を下方に付勢する緩衝ばねを設け、
    この緩衝ばねでバッフル板を前記ハウジング内の下動限
    位置に保持したことを特徴とするオイルキャップ。
JP1991112088U 1991-12-25 1991-12-25 オイルキャップ Expired - Lifetime JP2566604Y2 (ja)

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JPH0552210U true JPH0552210U (ja) 1993-07-13
JP2566604Y2 JP2566604Y2 (ja) 1998-03-30

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