JPH055166Y2 - - Google Patents

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JPH055166Y2
JPH055166Y2 JP11790886U JP11790886U JPH055166Y2 JP H055166 Y2 JPH055166 Y2 JP H055166Y2 JP 11790886 U JP11790886 U JP 11790886U JP 11790886 U JP11790886 U JP 11790886U JP H055166 Y2 JPH055166 Y2 JP H055166Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、弁機構を備えた注出キヤツプに係
り、特にその弁機構の構造に特徴を有する注出キ
ヤツプに関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の注出キヤツプとしては種々提供
されており、例えば、特開昭59−1363に記載され
ているものが知られている。
これは、第4図に示すように、スクイズ型ボト
ル内の圧力と大気圧とが同一である場合には、注
出キヤツプ内に設けられた弁機構を閉状態とし、
一方ボトルの圧縮時には内容物を排出し、また、
ボトルの釈放時には排出した内容物の容積に相当
する空気を吸入するようにしたものである。
そして、この弁機構は、断面がS字状の薄肉の
環状弁体5をキヤツプ本体3と、このキヤツプ本
体3の上面を覆うオーバーキヤツプ4との間に挟
挿したもので、環状弁体5の外周縁がオーバーキ
ヤツプ4側の弁座12に当接し、環状弁体5の内
周縁がキヤツプ本体3側の弁座12に当接してい
るだけで、特に環状弁体5を固定したものではな
い。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、前記した構成では、環状弁体5はキ
ヤツプ本体3とオーバーキヤツプ4との間で固定
したわけではないため、位置ずれを生ずるおそれ
がありその動作が不安定になり易いという問題が
ある。
そこで、本件出願人は先に昭和60年10月22日付
けの実用新案登録願第161673号において、第5図
に示すように、固定用の環状基体31の両側に薄
肉の環状逆止弁41と環状空気弁42とをそれぞ
れ略水平方向へと延出して設けたタイプのものを
提案した。
しかし、各弁41,42を固定するための環状
基体31の分だけ弁体が大きくなり、しかも環状
逆止弁41と環状空気弁42が弁として作用する
ためにはある程度の長さを必要とするため、この
ような構造で弁体5を小さくするには限度があ
り、弁体5を収容するキヤツプ自体も大型となつ
てしまうという問題がある。
本考案は、このような点に鑑みなされたもので
あり、内容液の注出及び外気吸入のための弁体を
安定的に動作させると共に、キヤツプ自体も小形
化できるようにすることを技術的課題とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、前記技術的課題を解決するため、可
撓性容器1の口筒部2に取り付けられるキヤツプ
本体3と、このキヤツプ本体3の上面を覆うとと
もに中央に注出口21を有するオーバーキヤツプ
4と、これらキヤツプ本体3とオーバーキヤツプ
4との間に介在する弁体5とを備えた注出キヤツ
プにおいて、次のような技術的手段をとつた。
すなわち、前記キヤツプ本体3の構造は、可撓
性容器1の口筒部2を塞ぐキヤツプ基板11の中
央部に弁座12を立設するとともに、この弁座1
2を取り巻くようにして内側から第1の環状遮壁
14、第2の環状遮壁15及び環状外壁16をそ
れぞれ同心円的にキヤツプ基板11を立設し、さ
らに、弁座12と第1の環状遮壁14との間のキ
ヤツプ基板11に連通孔17を穿設するととも
に、第1の環状遮壁14を第2の環状遮壁15よ
り低く形成し、これら第1の環状遮壁14と第2
の環状遮壁15とにそれぞれスリツト14a,1
5aを適宜設けた構造になつている。
そして、前記オーバーキヤツプ4は、このキヤ
ツプ本体3の環状外壁16に外嵌して取り付けら
れている。
さらに、前記弁体5の構造は、第1の環状遮壁
14と第2の環状遮壁15との間に嵌合する環状
基体31の内側に、内周縁が前記弁座12上に接
離する環状逆止弁32を設けるとともに、環状基
体31の上端に、前記オーバーキヤツプ4の内面
に当接する環状支持体34を立設するとともに、
環状基体31の上部から第2の環状遮壁15を乗
り越えて環状外壁16側へと向かうフランジ部3
5を設け、かつこのフランジ部35の先端から垂
下して先端が環状外壁16の内面に当接する筒状
空気弁36を環状外壁16の内側に沿つて上下方
向に設けた構造となつている。
〔作用〕
弁体5は、環状基体31が第1の環状遮壁14
と第2の環状遮壁15との間に嵌合すること、及
び環状基体31の上端に設けた環状支持片がオー
バーキヤツプ4の内面に当接することによりオー
バーキヤツプ4とキヤツプ本体3との間に固定さ
れる。
従つて、可撓性容器1を押すことにより、内容
液が連通孔17から環状逆止弁32を押し開いて
注出する場合、あるいは、外気が空気弁36を開
いて容器1内に流入する際の応力、また、その他
の外部応力等により弁体5が位置ずれすることが
ない。
また、筒状空気弁36はキヤツプ本体3の環状
外壁16に沿つて上下方向に設けてあるので、キ
ヤツプ方向の半径方向にかさ張らず、キヤツプ本
体3を径の小さいものとすることができ、ひいて
は、キヤツプ全体を小型にできる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図乃至第3図に
基づいて説明する。
いわゆるスクイズ容器と呼ばれる可撓性容器1
の口筒部2に筒状のキヤツプ本体3が螺着され、
このキヤツプ本体3の上面を覆うオーバーキヤツ
プ4がキヤツプ本体3に取り付けられ、さらに、
これらキヤツプ本体3とオーバーキヤツプ4との
間に弁体5が設けられて注出キヤツプが形成され
ている。
前記キヤツプ本体3は、可撓性容器1の口筒部
2を塞ぐキヤツプ基板11を有し、その中央部に
弁座12が立設してある。この弁座12は、2重
の筒壁12a,12bの上部間を連結したもの
で、内側の筒壁12aの上部には一対の切り溝1
3aを有する第1弁筒13が立設されている。
また、前記弁座12を取り巻くようにして内側
から第1の環状遮壁14、第2の環状遮壁及び環
状外壁16がそれぞれ同心円的にキヤツプ基板1
1に立設されている。さらに、弁座12と第1の
環状遮壁14との間のキヤツプ基板11に容器1
の内部へと続く連通孔17が穿設されている。
そして、第1の環状遮壁14は第2の環状遮壁
15より低く形成されており、これら第1の環状
遮壁14と第2の環状遮壁15とにはそれぞれス
リツト14a,15aが適宜設けられている。
次に、前記オーバーキヤツプ4は、このキヤツ
プ本体3の環状外壁16に外嵌し、しかも、円周
方向に回動自在になつている。そして、中央に注
出口21が穿設され、この注出口21に続く第2
弁筒22がオーバーキヤツプ4の内面中央に垂設
され、この第2弁筒22は前記第1弁筒13内に
嵌合する径に形成され、一対の切り溝22aを有
しており、オーバーキヤツプ4の回動により第1
弁筒13の切り溝13aに第2弁筒22の切り溝
22aが一致し、あるいは、ずれて、連通孔17
から第1弁筒13の切り溝13a、第2弁筒22
の切り溝22a、注出口21へと連なる液体注出
路を連通、遮断すようになつている。
また、前記弁体5は、第1の環状遮壁14と第
2の環状遮壁15との間に嵌合する環状基体31
の内側に、水平方向に延びて内周縁が前記弁座1
2上に接離する薄肉の環状逆止弁32が設けられ
ている。また、環状基体31の外径は第2の環状
遮断15の内径よりやや大きく設定され、第2の
環状遮壁15内にある程度きつく嵌合するように
なつており、但しこのまま嵌合すると環状基体3
1の下部が内側へとたわみ、その影響により、環
状逆止弁32の内周縁が弁座12から浮き上がつ
て弁として機能しなくなるため、環状基体31の
内側へのたわみを防止するため、環状基体31の
内側面に第1の環状遮壁14に当接する突起33
を設けてある。
さらに、環状基体31の上端に、前記オーバー
キヤツプ4の内面に当接する環状支持体34が立
設されている。また、この環状支持体34には適
宜切り溝34aが設けられている。
また、環状基体31の上部から第2の環状遮壁
15を乗り越えて環状外壁16側へと向かうフラ
ンジ部35が設けられ、このフランジ部35の先
端から垂下して先端が環状外壁16の内面に当接
する筒状空気弁36が設けられており、この筒状
空気弁36は環状外壁16の内側に沿つて上下方
向に設けられている。
弁体5は、環状基体31が第1の環状遮壁14
と第2の環状遮壁15との間に嵌合すること、及
び、環状基体31の上端に設けた環状支持体34
がオーバーキヤツプ4の内面に当接することによ
りオーバーキヤツプ4とキヤツプ本体3との間に
固定される。但し、環状基体31が第1の環状遮
壁14と第2の環状遮壁15との間に嵌合する
際、第1の環状遮壁14と第2の環状遮壁15と
の間に谷底に環状基体31の下端が当接せずに空
所を残し、この空所により第1の環状遮壁14の
スリツト14aと第2の環状遮壁15のスリツト
15aを連通せしめている。従つて、注出口21
から第2弁筒22及び第1弁筒13の各切り溝1
3a、環状支持体34の切り溝34a、第2の環
状遮壁15と環状外壁との間、第2の環状遮壁1
5のスリツト15a、前記空所、第1の環状遮壁
14のスリツト14a、連通孔17を通る空気流
入路が形成されている。
次に、この実施例の動作について説明する。
オーバーキヤツプ4を回動して第1弁筒13の
切り溝13aに第2弁筒22の切り溝22aを一
致させてから、可撓性容器1を押すと、内容液が
連通孔17から環状逆止弁32を押し開いて注出
口21から外部に出る。この時、環状空気弁36
は環状外壁16に密着している。
可撓性容器1の押圧を止めると、可撓性容器1
が元の形状に戻り、内部が負圧となるで、注出口
21から外気が入り込み、前記空気流入路を通り
環状空気弁36を開いて容器1内へと流入する。
この時環状逆止弁32は弁座12に当接して液体
注出路を閉じている。
そして、これら動作時に弁体5に応力が加わ
り、あるいは容器1を床に落としたりする等のそ
の他の外部応力が弁体5に加わつたとしても、弁
体5は環状基体31が環状遮壁14と第2の環状
遮壁15との間に嵌合して固定されているので、
位置ずれすることがない。
また、筒状空気弁36はキヤツプ本体3の環状
外壁16に沿つて上下方向に設けてあるので、キ
ヤツプ方向の半径方向にかさ張らず、キヤツプ本
体3を径の小さいものとすることができ、ひいて
は、キヤツプ全体を小型にできる。
なお、この実施例では支持体34を環状に形成
したため切り溝34aを設ける必要が生じたが、
支持体34は環状基体31がオーバーキヤツプ4
側へと移動するのを防止するためのもので、オー
バーキヤツプ4の内面に当接しうれば突起でもよ
く、その場合は突起を環状基体31の円周上に適
宜設ければ、その突起間が切り溝34aと同等の
作用をするので、切り溝34aは必要構成要件で
はない。
〔考案の効果〕
本考案によれば、弁体5を固定したので弁体5
の動作が確実となり、さらに、弁体5を固定する
ための環状基体31を設けたにもかかわらず、環
状空気弁36を水平方向に設けず、環状外壁16
に沿う上下方向に設けたので、弁体5の径、キヤ
ツプ本体3の径、オーバーキヤツプ4の径を小さ
くでき、小型のキヤツプとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案に係る注出キヤツプ
の一実施例を示し、第1図はその縦断面図、第2
図はその弁体の斜視図、第3図はキヤツプ本体の
平面図、第4図は従来例を示す断面図、第5図は
他の従来例を示す注出キヤツプの半断面図であ
る。 1……可撓性容器、2……口筒部、3……キヤ
ツプ本体、4……オーバーキヤツプ、注出口21
を有するオーバ、5……弁体、11……キヤツプ
基板、12……弁座、14……第1の環状遮壁、
14a……第1の環状遮壁のスリツト、15……
第2の環状遮壁、15a……第2の環状遮壁のス
リツト、16……環状外壁、17……連通孔、2
1……注出口、31……環状基体、32……環状
逆止弁、34……環状支持体、35……フランジ
部、36……環状空気弁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 可撓性容器1の口筒部2に取り付けられるキヤ
    ツプ本体3と、このキヤツプ本体3の上面を覆う
    とともに中央に注出口21を有するオーバーキヤ
    ツプ4と、これらキヤツプ本体3とオーバーキヤ
    ツプ4との間に介在する弁体5とを備え、 前記キヤツプ本体3は、可撓性容器1の口部2
    を塞ぐキヤツプ基板11の中央部に弁座12を立
    設するとともに、この弁座12を取り巻くように
    して内側から第1の環状遮壁14、第2の環状遮
    壁15及び環状外壁16をそれぞれ同心円的にキ
    ヤツプ基板11に立設し、さらに、弁座12と第
    1の環状遮壁14との間のキヤツプ基板11に連
    通孔17を穿設するとともに、第1の環状遮壁1
    4を第2の環状遮壁15より低く形成し、これら
    第1の環状遮壁14を第2の環状遮壁15とにそ
    れぞれスリツト14a,15aを適宜設けて形成
    され、 前記オーバーキヤツプ4は、キヤツプ本体3の
    環状外壁16に外嵌して取り付けられ、 前記弁体5は、第1の環状遮壁14と第2の環
    状遮壁15との間に嵌合する環状基体31の内側
    に、内周縁が前記弁座12上に接離する環状逆止
    弁32を設けるとともに、環状基体31の上端
    に、前記オーバーキヤツプ4の内面に当接する支
    持体34を立設するとともに、環状基体31の上
    部から第2の環状遮壁15を乗り越えて環状外壁
    16へと向かうフランジ部35を設け、かつこの
    フランジ部35の先端から垂下して先端が環状外
    壁16の内面に当接する筒状空気弁36を環状外
    壁16の内側に添つて上下方向に設け形成したこ
    とを特徴とする注出キヤツプ。
JP11790886U 1986-07-31 1986-07-31 Expired - Lifetime JPH055166Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6352116B2 (ja) * 2014-08-29 2018-07-04 株式会社吉野工業所 二重容器用キャップ
JP7116970B2 (ja) * 2018-07-19 2022-08-12 東京ライト工業株式会社 キャップ

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JPS6323253U (ja) 1988-02-16

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