JPH0738205Y2 - エアゾール用バルブ開閉装置 - Google Patents

エアゾール用バルブ開閉装置

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JPH0738205Y2
JPH0738205Y2 JP9640489U JP9640489U JPH0738205Y2 JP H0738205 Y2 JPH0738205 Y2 JP H0738205Y2 JP 9640489 U JP9640489 U JP 9640489U JP 9640489 U JP9640489 U JP 9640489U JP H0738205 Y2 JPH0738205 Y2 JP H0738205Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
aerosol container
aerosol
closing
nozzle
casing
Prior art date
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JP9640489U
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JPH0334862U (ja
Inventor
一紀 星野
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Toyo Aerosol Industry Co Ltd
Original Assignee
Toyo Aerosol Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は生クリーム、接着剤、練り歯磨、コーキング剤
等の、高粘度物を充填するエアゾール容器に用いる場合
に、特に好都合なものであって、噴出経路に残留するエ
アゾール内容物の、硬化、汚染等を防止しようとするエ
アゾール用バルブ開閉装置に係るものである。
従来の技術 従来より、生クリーム、接着剤、練り歯磨、コーキング
剤等の、高粘度物を充填するエアゾール容器に用い、噴
出経路に残留するエアゾール内容物の、硬化、汚染等を
防止しようとするエアゾール用バルブには、実開昭62-1
78905号公報記載の考案のごとく、エアゾール容器に下
端を固定したケーシング内に導出管を挿入し、この導出
管をステムに固定したパイプに摺動自在に装着するとと
もに内部に装着した発条によって、導出管をノズルの閉
止方向に閉止する機構が知られている。しかしながらこ
の方法は、構造が極めて複雑で製造に手数を要し高価と
成るばかりでなく、高粘度物が流動する導出管の中に発
条を装着するものであるから、高粘度物の摺動に支障を
生じ、目詰り等を発生させ易い欠点を有していた。
考案が解決しようとする問題点 本考案は上述のごとき問題点を解決しようとするもので
あって、生クリーム、接着剤、練り歯磨、コーキング剤
等の、高粘度物を充填するエアゾール容器に用いるもの
に於いて、噴出経路に残留するエアゾール内容物の、硬
化、汚染等を防止することを可能にするとともに構造を
簡略化し、簡易な製造と廉価な製品を得ることを可能に
するとともにノズルの目詰り等を発生させる事がないよ
うにしようするものである。
尚本明細書中において上下等の方向を示す語は、添付図
面に示した状態を基準としており、実際の使用状態と
か、エアゾール容器が位置を移動した状態を基準とする
ものではない。
問題点を解決するための手段 本考案は上述のごとき問題点を解決するため、エアゾー
ル容器に下端の固定部を固定したケーシングの上下軸方
向に、挿通路を貫通した挿通管を突出形成し、この挿通
管と固定部の間隔に肉薄の折曲可能部を設けるとともに
挿通管の下端を、エアゾール容器のマウンテンカップ中
央に突出したエンボス部の上面に突き当て、この挿通管
の挿通路に、導出路を貫通形成した導出管をシール部を
介して摺動可能に挿入し、導出路の下端をエアゾール容
器のステムに接続するとともに導出管の上端に、挿通路
の上端に開口したノズルを常時は閉止する閉止体を設
け、この導出管の外周面に押圧体をケーシングから外方
に突出し、この押圧体の押圧により、エアゾール容器の
ステムを押圧して弁機構を開放するとともに閉止体によ
るノズルの閉止を開放するものとして成るものである。
作用 本考案は上述のごとく構成したものであるから、エアゾ
ール容器を片手で保持して、人差し指等で導出管の外周
に突出した押圧部を押圧すれば、導出管が押し下げられ
てステムを押圧し、エアゾール容器の弁機構を開放する
とともに導出管の上端に設けた閉止体による、挿通路の
ノズルの閉止を解除するから、エアゾール内容物はノズ
ルから外部に噴出される。この噴出が完了したら、押圧
部への押圧を解除すれば、エアゾール容器の弁機構の復
元力によって、ステムを元位置に復元し、導出管が閉止
体をノズルに押圧して閉止するから、導出路に残留して
いるエアゾール内容物を、空気と接触させて固化するよ
うなことがない。
また導出管とケーシングとは、シール部を介して位置す
るものであるから、エアゾール内容物が導出管とケーシ
ングの隙間を介して、ケーシングの下底方向に流出した
りすることがなく、ノズルのみからの確実な噴出を可能
とする。
またケーシングは、固定部をエアゾール容器に固定する
とともに挿通管の下端を、マウンテンカップのエンボス
部の上面に突き当て、取り付けを安定させ、操作時のガ
タつきの発生を防止しているが、ステムを突出させたマ
ウンテンカップは、エアゾール容器に固定する際に、中
央のエンボス部を上下方向の一定位置に特定することが
出来ず、取り付けるエアゾール容器毎に、その上下方向
位置を多少異なるものとする場合が多いものである。こ
の取り付け誤差は、エンボス部が標準位置よりも上方に
突出すれば、ケーシングの取り付けによってステムは押
圧され、連続噴射状態となる可能性があるし、エンボス
部が標準位置よりも下方に位置すれば、挿通管の下端が
エンボス部上面に接触出来ず取り付けを不安定にした
り、閉止体によるノズルの閉止が出来ず、バルブとして
の作用を成さないものとなる可能性がある。
しかしながら本考案では、ケーシングの挿通管と固定部
の間に肉薄の折曲可能部を形成しているから、この折曲
可能部を折曲することにより、上述のごとき、エンボス
部の上下方向位置の不特定を吸収することが可能と成
り、ノズルの開閉、エアゾール容器のバルブ機構の開閉
等に支障を生じることがない。具体的には、エンボス部
の予想最下底状態でエアゾール容器への標準的な取り付
けが出来るよう、ケーシング、導出管を設計すれば、エ
ンボス部の予想最上部誤差の位置までは、折曲可能部で
これを吸収できるものである。
実施例 以下本考案の一実施例を図面に於いて説明すれば、
(1)はケーシング、エアゾール容器(2)のマウンテ
ンカップ(3)に下端の固定部(4)を固定し、中央部
の上下軸方向には挿通路(5)を貫通した挿通管(6)
を突出形成し、この挿通管(6)と固定部(4)の間隔
に、肉薄の折曲可能部(7)を形成するとともに挿通管
(6)の下端を、エアゾール容器(2)のマウンテンカ
ップ(3)中央に突出したエンボス部(18)の上面に突
き当て、ケーシング(1)の取り付けを安定とし、また
挿通路(5)の上端にはノズル(8)を開口している。
このケーシング(1)の挿通路(5)に、外周に突出し
たシール部(10)を介して導出管(11)を摺動自在に挿
入し、この導出管(11)の軸方向に導出路(12)を貫通
形成し、この導出路(12)の下端を、エアゾール容器
(2)の弁機構を構成するステム(13)に接続する。ま
た、挿通路(5)の上端に開口したノズル(8)に押圧
して閉止する閉止体(14)を、挿通路(5)よりも小さ
な直径として、導出管(11)の上端に導出路(12)を閉
止する事なく連通口(15)を設けて形成し、常時は弁機
構のステム(13)の押し上げ力で閉止体(14)を押圧す
ることにより、挿通路(5)のノズル(8)を閉止して
いる。
また導出管(11)の外周面に押圧体(16)を突出し、こ
の押圧体(16)をケーシング(1)の突出開口(17)か
ら外方に突出し、押圧体(16)の押圧によりエアゾール
容器(2)のステム(13)を押圧して、弁機構を開放す
るとともに閉止体(14)によるノズル(8)の閉止を開
放し得るものとしている。
上述のごとく構成したものに於いて、エアゾール容器
(2)を片手で保持して、人差し指等で押圧体(16)を
エアゾール容器(2)方向に押圧すれば、導出管(11)
はステム(13)を押圧して押し下げ、エアゾール容器
(2)の弁機構を開放するとともに閉止体(14)による
ノズル(8)の閉止が解除されるから、エアゾール内容
物はノズル(8)から外部に噴出される。
この噴出は、発条等の凹凸を介する事なく導出路(12)
から挿通路(5)を、そのままノズル(8)まで流出す
るものであるから、詰まり等を生じることの無い、スム
ーズな噴射を可能とする。
またエアゾール内容物の噴出が完了したら、押圧体(1
6)への押圧を解除すれば、エアゾール容器(2)の弁
機構の復元力によって、ステム(13)は元位置に復元
し、導出管(11)の閉止体(14)が押圧復元されてノズ
ル(8)を密閉するから、導出路(12)に残留している
エアゾール内容物を、空気と接触させて固化するような
ことがない。また導出管(11)とケーシング(1)と
は、少なくともその一部に於いて、シール部(10)を介
して位置するものであるから、エアゾール内容物が導出
管(11)とケーシング(1)の隙間を介して、ケーシン
グ(1)の下底方向に流出したりすることがなく、ノズ
ル(8)のみからの確実な噴出を可能とする。
またケーシング(1)は、固定部(4)をエアゾール容
器(2)に固定するとともに挿通管(6)の下端を、マ
ウンテンカップ(3)のエンボス部(18)の上面に突き
当ているから、取り付けを安定性させ、操作時のガタつ
きの発生を防止しているが、ステム(13)を突出させた
マウンテンカップ(3)は、エアゾール容器(2)に固
定する際に、中央のエンボス部(18)を上下方向の一定
位置に特定することが出来ず、取り付けるエアゾール容
器(2)毎に、の上下方向位置を多少異なるものとする
場合が多いものである。この取り付け誤差は、エンボス
部(18)が標準位置よりも上方に突出すれば、ケーシン
グ(1)の取り付けによってステム(13)は押圧され、
連続噴射状態となる可能性があるし、エンボス部(18)
が標準位置よりも下方に位置すれば、挿通管(6)の下
端がエンボス部(18)上面に接触出来ず、取り付けを不
安定にしたり、閉止体(14)によるノズル(8)の閉止
が出来ず、バルブとしての作用を成さないものとなる可
能性がある。
しかしながら本考案では、ケーシング(1)の挿通管
(6)と固定部(4)の間に、肉薄の折曲可能部(7)
を形成しているから、この折曲可能部(7)を折曲する
ことにより、上述のごとき、エンボス部(18)の上下方
向位置の不特定を吸収することが可能と成り、ノズル
(8)の開閉、エアゾール容器(2)のバルブ機構の開
閉等に支障を生じることがない。具体的には、エンボス
部(18)の予想最下底状態でエアゾール容器(2)への
標準的な取り付けが出来るよう、ケーシング(1)、導
出管(12)を設計すれば、エンボス部(18)の予想最上
部誤差の位置までは、第2図に示すごとく折曲可能部
(7)でこれを吸収できるものである。
考案の効果 本考案は上述のごとく構成したものであるから、生クリ
ーム、接着剤、練り歯磨、コーキング剤等の、高粘度物
を充填するエアゾール容器に用いるものに於いて、噴出
経路に残留するエアゾール内容物の、硬化、汚染等を防
止するとともに高粘度内容物の噴出は、発条等の凹凸を
介する事なく挿通路をそのままノズルまで流出するもの
であるから、詰まり等を生じることの無い、スムーズな
噴射を可能にするとともに機構が簡略で廉価な製造を可
能とする。
またマウンテンカップは、固定するエアゾール容器毎に
中央のエンボス部が上下方向位置を多少異なるものとな
るが、この取り付け誤差を肉薄の折曲可能部の折曲で吸
収し、ノズルの開閉等に支障を生じることがないもので
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すものであって、第1図は断
面図、第2図は折曲可能部の変形した状態の取り付け例
を示す断面図である。 (1)……ケーシング、(2)……エアゾール容器 (4)……固定部、(5)……挿通路 (6)……挿通管、(7)……折曲可能部 (8)……ノズル、(10)……シール部 (11)……導出管、(12)……導出路 (13)……ステム、(14)……閉止体 (16)……押圧体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エアゾール容器に下端の固定部を固定した
    ケーシングの上下軸方向に、挿通路を貫通した挿通管を
    突出形成し、この挿通管と固定部の間隔に肉薄の折曲可
    能部を設けるとともに挿通管の下端を、エアゾール容器
    のマウンテンカップ中央に突出したエンボス部の上面に
    突き当て、この挿通管の挿通路に、導出路を貫通形成し
    た導出管をシール部を介して摺動可能に挿入し、導出路
    の下端をエアゾール容器のステムに接続するとともに導
    出管の上端に、挿通路の上端に開口したノズルを常時は
    閉止する閉止体を設け、この導出管の外周面に押圧体を
    ケーシングから外方に突出し、この押圧体の押圧によ
    り、エアゾール容器のステムを押圧して弁機構を開放す
    るとともに閉止体によるノズルの閉止を開放するものと
    したことを特徴とするエアゾール用バルブ開閉装置。
JP9640489U 1989-08-18 1989-08-18 エアゾール用バルブ開閉装置 Expired - Lifetime JPH0738205Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9640489U JPH0738205Y2 (ja) 1989-08-18 1989-08-18 エアゾール用バルブ開閉装置

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JP9640489U JPH0738205Y2 (ja) 1989-08-18 1989-08-18 エアゾール用バルブ開閉装置

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Publication Number Publication Date
JPH0334862U JPH0334862U (ja) 1991-04-05
JPH0738205Y2 true JPH0738205Y2 (ja) 1995-08-30

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ID=31645611

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JP9640489U Expired - Lifetime JPH0738205Y2 (ja) 1989-08-18 1989-08-18 エアゾール用バルブ開閉装置

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