JPH0551468U - 噴出器 - Google Patents

噴出器

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JPH0551468U
JPH0551468U JP11013691U JP11013691U JPH0551468U JP H0551468 U JPH0551468 U JP H0551468U JP 11013691 U JP11013691 U JP 11013691U JP 11013691 U JP11013691 U JP 11013691U JP H0551468 U JPH0551468 U JP H0551468U
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JP
Japan
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piston
cylinder
pressure
pressure chamber
push button
Prior art date
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Pending
Application number
JP11013691U
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English (en)
Inventor
仁 天野
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Mitani Valve Co Ltd
Original Assignee
Mitani Valve Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 いわゆる蓄圧構造型の噴出器において、押下
釦をいっぱいに押し下げたとき、圧力室内の圧力を十分
に低下する。 【構成】 シリンダ14の下方の吸込口16c側に逆止
弁20を設けるとともに、上向きに第2シリンダ16と
第1シリンダ15とを連設する。第1シリンダ15内
に、押下釦25を装着した第1ピストン17を摺動自在
に設ける。第1シリンダ15及び第2シリンダ16内
に、第2ピストン18を摺動自在に設けるとともに、コ
イルバネ19で付勢しその弁部18aを第1ピストン1
7の弁座17fに押し当てて設ける。第1ピストン17
と逆止弁20との間のシリンダ14内に圧力室23を形
成する。押下釦25を最終段階まで押し込んだとき、圧
力室23の圧力を逃がす連通溝15fを、第1シリンダ
15の内面に形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、化粧用・殺虫用・除菌用・塗装用等の噴出器に関する。詳しくは 、シリンダ内の圧力室の圧力の高まりとともに第1ピストンに押し当てる第2ピ ストンを押し下げて噴出通路を開き、圧力室内の内容物を前記押下釦の噴出口か ら勢い良く噴出する、いわゆる蓄圧構造型の噴出器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の噴出器では、たとえば図4に示すように内容液を収納した容器 aの口部に取り付けて内部にポンプbを設ける。そのポンプbは、シリンダc内 の下方の吸込口側に逆止弁dを設け、第1ピストンe及び第2ピストンfを往復 動自在に設けるとともに、その第2ピストンfをコイルバネgで前記第1ピスト ンeに押し当ててその第1ピストンe内部の噴出通路hを塞ぐ構成としていた。 そして、押下釦jを介して前記第1ピストンe及び第2ピストンfをともに押 し下げ、シリンダc内の圧力室kの圧力の高まりととももに第2ピストンfを押 し下げて前記第1ピストンeに対する押し当てを解除し、圧力室k内の内容物を 前記押下釦jの噴出口mから勢い良く噴出する。そうして、前記圧力室内の圧力 が低下すると、コイルバネで第2ピストンが押し上がり、噴出通路を塞いで噴出 を止める。そこで、前記押下釦jから手を離すと、前記第1ピストンe及び第2 ピストンfが付勢力でともに復帰し、そのとき圧力室内を負圧化し、前記逆止弁 dを開いて容器a内の内容物を圧力室k内に吸い込んでいた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のこの種の噴出器では、噴出時、圧力室k内の圧力が低く なると、第2ピストンfが付勢力で押し上がり噴出通路hを閉じるので、高めら れた圧力が圧力室k内に残る。 そのため、たとえば噴出器を初めて使用する場合、圧力室k内の空気を完全に 排気するために押下釦jを多数回押し下げなければならず、手間がかかる問題が あった。また、容器a内の内容物を圧力室k内に吸い込むときに、その内容物の 吸込が悪い問題があった。
【0004】 そこで、この考案の目的は、いわゆる蓄圧構造型の噴出器において、押下釦を いっぱいに押し込んだとき、圧力室内の圧力を十分に低下することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そのため、請求項1に記載の考案は、たとえば以下の図示実施例に示すとおり 、押下釦25を押し込んで第1ピストン17を押し下げ、シリンダ内の圧力室2 3の圧力の高まりととももにその第1ピストン17に押し当てる第2ピストン1 8を押し下げて前記第1ピストン17内の噴出通路17aを開き、その噴出通路 17aを通して前記圧力室23の内容物を前記押下釦25の噴出口25aから噴 出する噴出器において、前記押下釦25を最終段階まで押し込んだとき、前記圧 力室23の圧力を逃がす圧力抜き通路を、前記シリンダの内面に形成してなるこ とを特徴とする。
【0006】 請求項2に記載の考案は、たとえば以下の図示実施例に示すとおり、請求項1 に記載の噴出器において、前記圧力抜き通路を連通溝15fとしてなることを特 徴とする。
【0007】
【作用】
そして、この考案によれば、押下釦25を最終段階まで押し込んだとき、圧力 室23に残っている圧力を、圧力抜き通路である連通溝15fを通して逃がす。
【0008】
【実施例】
以下、図面を参照しつつ、この考案の一実施例につき説明する。 図1は、この考案の一実施例である噴出器で、そのポンプ部分の断面図である 。
【0009】 図中符号10は、容器である。該容器10は、たとえばプラスチック材で瓶型 形状に形成し、上端部の口部外周に図示省略したおねじを設け、内部に液体や乳 液等の内容物を収納する。この容器10には、口部に取り付けて内部にポンプ1 1を設ける。
【0010】 そのポンプ11は、シリンダ14を備える。該シリンダ14は、第1シリンダ 15と第2シリンダ16とを一体に形成し、内部に第1ピストン17、第2ピス トン18、コイルバネ19、逆止弁20等を組み付けてなる。
【0011】 前記第1シリンダ15は、段部15aを経て上部に拡径部15bを設けるとと もにその上端にフランジ15cを設ける。前記拡径部15bには、半径方向に貫 通して横穴15dを形成する。該第1シリンダ15の下端部には、この第1シリ ンダの内外を連通する切欠き15eを形成するとともに、そのやや上部の内周面 に、圧力抜き通路を連通溝15fとして形成する。 一方、前記第2シリンダ16は、前記第1シリンダ15より小径で、段部16 a・16bを経て下方に向けさらに小径に形成し、下端部に吸込口16cを設け る。 そして、それら第1シリンダ15及び第2シリンダ16を縦長に配置し、前記 段部16bを弁座として前記ボール弁20を挿入してなる。
【0012】 前記第2ピストン18は、上部に弁部18aを設け、それと一体で下部に拡径 部18bを設ける。その拡径部18bの外周には、上端部に大シール部18c・ 18dを上下に形成する一方、下端に小シール部18eを形成する。前記上側の 大シール部18cは肉厚とし、前記下側の大シール部18dは肉薄とする。また 、前記拡径部18bの内部には、拡径穴18fを設ける。その拡径穴18fの上 端は、前記弁部18aの基端部内へと延びている。その弁部18aには、基端部 に半径方向に貫通して横穴18gを設ける一方、上端部外周に係合凸部18hを 設ける。
【0013】 一方、前記第1ピストン17は、中空軸状で、中心に噴出通路17aを有し、 下方に段部17hを経て拡径部17bを一体に形成するとともに、下端に大シー ル部17cを形成する。前記拡径部17bの内部には、拡径穴17dを設け、そ の下端部内周に係合凸部17eを設ける。また、前記拡径穴17dと前記噴出通 路17aとの接続部には、弁座17fを形成する。
【0014】 しかして、前記第1ピストン17と第2ピストン18は、前記拡径穴17dの 係合凸部17eを乗り越えて前記弁部18aの係合凸部18hを拡径穴17dに 入れて一体化し、該弁部18aを上下方向に遊動自在に設ける。そして、それら 第1ピストン17の大シール部17c、第2ピストン18の大シール部18c・ 18dを前記第1シリンダ15の内面に、また、小シール部18eを前記第2シ リンダ16の内面にそれぞれ押し当てて摺動自在に設ける。また、前記第2ピス トン18の拡径穴18fに取り付けた前記コイルバネ19の下端を前記段部16 aに押し当てそれを少し圧縮して設ける。そして、前記コイルバネ19の付勢力 で前記第2ピストン18の弁部18aを前記弁座17fに押し当てるとともに、 前記第1ピストン17の段部17hを円筒部24の下端に突き当てる。そうして 、第1ピストン17と第2ピストン18との間及び第2ピストン18と前記逆止 弁20との間に前記横穴18gで連通して圧力室23を形成する。また、前記円 筒部24内を通して前記第1ピストン17の上部を外部へ突出し、その上端部に 押下釦25を取り付けてその噴出口25aと前記噴出通路17aとを連通する。
【0015】 前記円筒部24は、固定キャップ26の上面部中央に下向きに一体で設ける。 前記固定キャップ26は、内周にめねじ26aを有し、内部に前記第1シリンダ 15のフランジ15cを嵌め込む。そのとき同時に前記円筒部24を前記第1シ リンダ15の上端部内に圧入する。そして、該固定キャップ26を前記容器10 の口部にねじ付けて容器10内部にポンプ11を設ける。
【0016】 しかして、押下釦25を押し込み、その押下釦25を介して前記第1ピストン 17及び第2ピストン18をコイルバネ19に抗してともに押し下げると、圧力 室23内の圧力が高まる。そして、その圧力室23内の圧力の高まりとともに、 図2に示すごとく前記第2ピストン18が下降して前記弁部18aが弁座17f から離れ、前記噴出通路17aと圧力室23とを連通する。そして、高められた 圧力の下で圧力室23内の内容物を噴出通路17aへと送り出し、押下釦25の 噴出口25aから勢い良く噴出する。噴出時、前記圧力室23内の圧力が段々と 低下する。
【0017】 そして、前記押下釦25を最終段階まで押し込むと、図3に示すように前記連 通溝15fを介して前記圧力室23内と容器10内とが連通する。そして、圧力 室23に残った圧力が連通溝15fへ逃げ、前記下側の大シール部18dを撓ま せ前記切欠き15eを通して容器10内に入る。 そのため、圧力室23内の圧力が低下してほぼ大気圧と同じくなる。そして前 記コイルバネ19により前記第2ピストン18が押し上がり、弁部18aを弁座 17fに押し当てて圧力室23と噴出通路17aとの連通を遮断するとともに、 前記圧力室23と連通溝15fとの連通を遮断する。
【0018】 そうして、前記押下釦25から手を離すと、コイルバネ19により前記第1ピ ストン17及び第2ピストン18がともに押し上がり、圧力室23を負圧化する 。そして、前記逆止弁20を開き、容器10内の内容物を吸上管28を通して圧 力室23に吸い上げる。そうして、再び図1に示す状態となる。
【0019】
【考案の効果】
以上のことから、この考案によれば、押下釦を最終段階まで押し込んだとき、 圧力抜き通路である連通溝を通してシリンダ内に残っている圧力を逃がすので、 たとえば最初の使用に際し、空気を排気するための押下釦の押下回数を少なくし て手間を省くことができるし、ピストンを復帰するとき内容物の吸い上げを良く することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例である噴出器で、そのポン
プ部分の断面図である。
【図2】その押下釦を押し込んだときのポンプの断面図
である。
【図3】その押下釦を最終段階まで押し込んだときのポ
ンプの断面図である。
【図4】従来例の噴出器で、そのポンプ部分の断面図で
ある。
【符号の説明】
15f 連通溝(圧力抜き通路) 17 第1ピストン 17a 噴出通路 18 第2ピストン 23 圧力室 25 押下釦 25a 噴出口

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押下釦を押し込んで第1ピストンを押し
    下げ、シリンダ内の圧力室の圧力の高まりととももにそ
    の第1ピストンに押し当てる第2ピストンを押し下げて
    前記第1ピストン内の噴出通路を開き、その噴出通路を
    通して前記圧力室内の内容物を前記押下釦の噴出口から
    噴出する噴出器において、前記押下釦を最終段階まで押
    し込んだとき、前記圧力室の圧力を逃がす圧力抜き通路
    を、前記シリンダの内面に形成してなる、噴出器。
  2. 【請求項2】 前記圧力抜き通路を連通溝としてなる、
    請求項1に記載の噴出器。
JP11013691U 1991-12-13 1991-12-13 噴出器 Pending JPH0551468U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003063547A (ja) * 2001-08-21 2003-03-05 Yoshino Kogyosho Co Ltd 液体噴出器
WO2012153542A1 (ja) * 2011-05-12 2012-11-15 キャニヨン株式会社 ポンプディスペンサー
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JP2020182888A (ja) * 2019-04-26 2020-11-12 株式会社吉野工業所 吐出器

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