JPH0551464B2 - - Google Patents
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- JPH0551464B2 JPH0551464B2 JP59061136A JP6113684A JPH0551464B2 JP H0551464 B2 JPH0551464 B2 JP H0551464B2 JP 59061136 A JP59061136 A JP 59061136A JP 6113684 A JP6113684 A JP 6113684A JP H0551464 B2 JPH0551464 B2 JP H0551464B2
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Links
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/135—Nozzles
- B41J2/14—Structure thereof only for on-demand ink jet heads
- B41J2/14016—Structure of bubble jet print heads
- B41J2/14088—Structure of heating means
- B41J2/14112—Resistive element
- B41J2/14129—Layer structure
Landscapes
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[技術分野]
本発明は、熱エネルギーの作用を受けた液体が
急激な体積の増大を伴う状態変化を起こし、該状
態変化に基づく作用力によつて記録ヘツド部先端
のオリフイスより液滴が吐出されて飛翔的液滴が
形成され、該液滴が被記録部材に付着して記録を
行う液滴噴射記録ヘツドに関するものである。
急激な体積の増大を伴う状態変化を起こし、該状
態変化に基づく作用力によつて記録ヘツド部先端
のオリフイスより液滴が吐出されて飛翔的液滴が
形成され、該液滴が被記録部材に付着して記録を
行う液滴噴射記録ヘツドに関するものである。
[従来技術]
従来用いられている液滴噴射記録ヘツドの概要
を第1図a,bおよび第2図a,b,cを参照し
て説明する。
を第1図a,bおよび第2図a,b,cを参照し
て説明する。
第1図a,bはこの種従来のヘツドに使用され
ている基板を示し、ここで、1としては、Si結晶
を用いる。このSi結晶の表面には熱酸化によつて
絶縁酸化膜2を形成し、これを蓄熱層とする。こ
の蓄熱層2の厚さは記録ヘツドの応答周波数から
決定すればよい。
ている基板を示し、ここで、1としては、Si結晶
を用いる。このSi結晶の表面には熱酸化によつて
絶縁酸化膜2を形成し、これを蓄熱層とする。こ
の蓄熱層2の厚さは記録ヘツドの応答周波数から
決定すればよい。
この支持体1の蓄熱層2の上に全面にわたつて
液滴吐出用エネルギー発生体としての発熱抵抗体
層3を高周波2極スパツタにより付着させる。次
いで、電子ビーム蒸着により、発熱抵抗体層3の
上にAlなどによる少くとも1対の対抗電極4を
付着させる。ここで、発熱抵抗体層3および電極
4は、フオトリングラフイによつて、例えば第1
図aのように、所望のパターン形状に形成するも
のとする。さらに、パターン化された発熱抵抗体
層3および電極4の上には、SiO2膜などの形態
の上部層5を高周波2極スパツタリングで形成
し、以上により基板を構成する。
液滴吐出用エネルギー発生体としての発熱抵抗体
層3を高周波2極スパツタにより付着させる。次
いで、電子ビーム蒸着により、発熱抵抗体層3の
上にAlなどによる少くとも1対の対抗電極4を
付着させる。ここで、発熱抵抗体層3および電極
4は、フオトリングラフイによつて、例えば第1
図aのように、所望のパターン形状に形成するも
のとする。さらに、パターン化された発熱抵抗体
層3および電極4の上には、SiO2膜などの形態
の上部層5を高周波2極スパツタリングで形成
し、以上により基板を構成する。
以上のようにして構成された基板に液流路を形
成する工程について第2図a〜cを参照して述べ
る。まず、基板の上部層5の表面上にドライフイ
ルム6をラミネートし、このドライフイルムに対
して、第2図a,bに示すように、所望のパター
ン形状にフオトリソグラフイによつてパターニン
グを行う。次いで、このパターン化ドライフイル
ム6の上を天板7で蓋をすることによつて閉じた
液流路8を形成する。9はパターン化発熱抵抗体
層3による熱発生部を示し、10は液流路8中の
熱作用部を示す。
成する工程について第2図a〜cを参照して述べ
る。まず、基板の上部層5の表面上にドライフイ
ルム6をラミネートし、このドライフイルムに対
して、第2図a,bに示すように、所望のパター
ン形状にフオトリソグラフイによつてパターニン
グを行う。次いで、このパターン化ドライフイル
ム6の上を天板7で蓋をすることによつて閉じた
液流路8を形成する。9はパターン化発熱抵抗体
層3による熱発生部を示し、10は液流路8中の
熱作用部を示す。
液流路8内において、熱発生部9からの熱によ
つて、熱作用部10におけるインクは急激な体積
増大を起こし、その状態変化に伴う作用力で流路
8の先端に設けたオリフイス8Aから飛翔的液滴
として吐出される。
つて、熱作用部10におけるインクは急激な体積
増大を起こし、その状態変化に伴う作用力で流路
8の先端に設けたオリフイス8Aから飛翔的液滴
として吐出される。
なお、ここで、天板7と液流路8の壁との密着
性を高めるために、図示例のように、これら両者
間にドライフイルムの形態の密着向上層11を配
置するのが好適である。
性を高めるために、図示例のように、これら両者
間にドライフイルムの形態の密着向上層11を配
置するのが好適である。
次いで、図示はしていないが、インク貯めタン
クを天板7の外側表面状でオリフイス8Aとは反
対側の位置に形成し、このタンクと液流路8とを
天板7にあけた開口(不図示)を介して連通させ
る。
クを天板7の外側表面状でオリフイス8Aとは反
対側の位置に形成し、このタンクと液流路8とを
天板7にあけた開口(不図示)を介して連通させ
る。
さらに、電極4にはフレキシブルケーブルのリ
ード線をワイヤボンデイングして接続し、このフ
レキシブルケーブルを介して外部の回路と電気的
接続を行う。以上のようにして構成された記録ヘ
ツドは、多少のコストの増加は犠牲にしても高密
度のドツトを得たいときや、高速応答を実現した
いときには利用価値がきわめて大きい。
ード線をワイヤボンデイングして接続し、このフ
レキシブルケーブルを介して外部の回路と電気的
接続を行う。以上のようにして構成された記録ヘ
ツドは、多少のコストの増加は犠牲にしても高密
度のドツトを得たいときや、高速応答を実現した
いときには利用価値がきわめて大きい。
その反面、ヘツドの液流路作業製において、ド
ライフイルムにパターンを施して液流路壁を形成
し、そしてその環境が有機溶媒等を含む液(イン
ク)と常に接しているという厳しい条件であるか
ら、基板とドライフイルムとの密着性には細心の
注意を拭わねばならなかつた。そのためドライフ
イルム工程も複雑であり、組立て等も手作業によ
ることが多かつた。
ライフイルムにパターンを施して液流路壁を形成
し、そしてその環境が有機溶媒等を含む液(イン
ク)と常に接しているという厳しい条件であるか
ら、基板とドライフイルムとの密着性には細心の
注意を拭わねばならなかつた。そのためドライフ
イルム工程も複雑であり、組立て等も手作業によ
ることが多かつた。
さらにまた、高密度ドツトや高速応答をさほど
必要としない低コスト指向の使い捨て形式の記録
ヘツドを製造する見地からは得策ではない。
必要としない低コスト指向の使い捨て形式の記録
ヘツドを製造する見地からは得策ではない。
[目的]
そこで、本発明の目的は、上述の点に鑑みて、
低コスト指向の要求に合致し、しかも容易に製造
することのできる液滴噴射記録ヘツドを提供する
ことにある。
低コスト指向の要求に合致し、しかも容易に製造
することのできる液滴噴射記録ヘツドを提供する
ことにある。
[実施例]
以下に、図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。
る。
第3図a,bおよび第4図は本発明の第1実施
例を示し、ここで、第1図a,bおよび第2図a
〜cと同様の個所には同一符号を付すことにす
る。
例を示し、ここで、第1図a,bおよび第2図a
〜cと同様の個所には同一符号を付すことにす
る。
本例では、支持体1として、無アルカリガラス
(例えばコーニング社の7059)を用い、その支持
体1上にTaを高周波2極スパツタリングによつ
て厚さ500Åに被着して発熱抵抗体層3を成膜し、
その上に、Taを電極として、電解めつきによつ
て、Cuの厚膜を厚さ35μmにわたつて付着し、こ
のCu膜に対して、第3図aまた第4図に示すよ
うな、所望の液流路16を形成するパターンをも
つように、フオトリソグラフイによりパターニン
グし、発熱抵抗体層3の部分を除いてパターン化
Cu電極に電解めつきによつてAuを厚さ1μmだけ
付着させることで、少くとも1対の対向電極14
を形成する。
(例えばコーニング社の7059)を用い、その支持
体1上にTaを高周波2極スパツタリングによつ
て厚さ500Åに被着して発熱抵抗体層3を成膜し、
その上に、Taを電極として、電解めつきによつ
て、Cuの厚膜を厚さ35μmにわたつて付着し、こ
のCu膜に対して、第3図aまた第4図に示すよ
うな、所望の液流路16を形成するパターンをも
つように、フオトリソグラフイによりパターニン
グし、発熱抵抗体層3の部分を除いてパターン化
Cu電極に電解めつきによつてAuを厚さ1μmだけ
付着させることで、少くとも1対の対向電極14
を形成する。
引続き、電極4上に、CVD法によつてSiO2を
厚さ5000Åにわたつて付着させてインクしや断層
15を形成する。このインクしや断層15は、第
4図では省略してあるが、実際には、第3図bに
示すように、電極14のパターンに応じた凹凸を
成しており、この凹凸のついたインクしや断層1
5によつてインク液流路18が限界される。
厚さ5000Åにわたつて付着させてインクしや断層
15を形成する。このインクしや断層15は、第
4図では省略してあるが、実際には、第3図bに
示すように、電極14のパターンに応じた凹凸を
成しており、この凹凸のついたインクしや断層1
5によつてインク液流路18が限界される。
インクしや断層15の上には、密着向上層11
をラミネートした天板7を配置して、閉じた液流
路18を形成する。本例では、天板7および密着
向上層11のうち、発熱抵抗体層3の位置と対応
する位置に開口を設け、天板7の先端にオリフイ
ス18Aを形成する。
をラミネートした天板7を配置して、閉じた液流
路18を形成する。本例では、天板7および密着
向上層11のうち、発熱抵抗体層3の位置と対応
する位置に開口を設け、天板7の先端にオリフイ
ス18Aを形成する。
液貯めタンク(不図示)を天板7上でかつオリ
フイス18Aとは離間した位置に配設し、さら
に、電極14には外部回路との電気接続のための
フレキシブルケーブルのリード線をワイヤボンデ
イングによつて接続する。
フイス18Aとは離間した位置に配設し、さら
に、電極14には外部回路との電気接続のための
フレキシブルケーブルのリード線をワイヤボンデ
イングによつて接続する。
このように本発明の記録ヘツドでは電極が液流
路間の隔壁を構成しているため、上述した従来例
のようにパターン化したドライフイルム6を設け
る必要がなく、パターニングは電極のみでよいか
ら、製造コストを大幅に低下させることができ
る。
路間の隔壁を構成しているため、上述した従来例
のようにパターン化したドライフイルム6を設け
る必要がなく、パターニングは電極のみでよいか
ら、製造コストを大幅に低下させることができ
る。
本発明の第2実施例を第5図a,bおよび第6
図に示す。本例では、支持体1としてポリイミド
フイルムを用い、そのフイルム1の上に、Ta2N
を厚さ500Åほどリアクテイブスパツタリングに
より付着して発熱抵抗体層3を成膜し、次いでこ
の膜3によりフオトリソグラフイにより所望のパ
ターンを形成する。このパターン化発熱低抗体層
3上にドライフイルムをラミネートし、このドラ
イフイルムに対してパターンを形成してから電解
めつきを施し、Cuを厚さ20μm、次いでAuを厚
さ1μmだけ形成する。次に、ドライフイルムを
はく離して所望パターンの少くとも1対の対向電
極24を得る。本例では、電極24のパターン
は、第5図aまたは第6図に示すように、一方の
端部にオリフイス18Aを形成して平行な液流路
28が形成されるような所望のパターンとする。
図に示す。本例では、支持体1としてポリイミド
フイルムを用い、そのフイルム1の上に、Ta2N
を厚さ500Åほどリアクテイブスパツタリングに
より付着して発熱抵抗体層3を成膜し、次いでこ
の膜3によりフオトリソグラフイにより所望のパ
ターンを形成する。このパターン化発熱低抗体層
3上にドライフイルムをラミネートし、このドラ
イフイルムに対してパターンを形成してから電解
めつきを施し、Cuを厚さ20μm、次いでAuを厚
さ1μmだけ形成する。次に、ドライフイルムを
はく離して所望パターンの少くとも1対の対向電
極24を得る。本例では、電極24のパターン
は、第5図aまたは第6図に示すように、一方の
端部にオリフイス18Aを形成して平行な液流路
28が形成されるような所望のパターンとする。
引続き、電極4上に高周波スパツタリングによ
つてSiO2を厚さ3000Åほど付着してインクしや
断層25を形成する。従つて、実際の液流路18
およびオリフイス18Aはこのインクしや断層2
5によつて限界される。しかし、第6図では、図
示を簡単にするためにこのインクしや断層25を
省略して示している。
つてSiO2を厚さ3000Åほど付着してインクしや
断層25を形成する。従つて、実際の液流路18
およびオリフイス18Aはこのインクしや断層2
5によつて限界される。しかし、第6図では、図
示を簡単にするためにこのインクしや断層25を
省略して示している。
インクしや断層25の上には、ドライフイルム
11をラミネートした天板7を接する。これによ
り、閉じた液流路18を形成し、発熱抵抗体層3
側の開口部にオリフイス18Aが形成される。
11をラミネートした天板7を接する。これによ
り、閉じた液流路18を形成し、発熱抵抗体層3
側の開口部にオリフイス18Aが形成される。
第6図に示すように、液貯めタンク43をラミ
ネートフイルム11上に天板7と隣接して配設す
る。44はタンク43に対するインク液供給チユ
ーブである。
ネートフイルム11上に天板7と隣接して配設す
る。44はタンク43に対するインク液供給チユ
ーブである。
本例では、電極24のうち、オリフイス28A
とは反対側の端部をそのまま外部回路との電気的
接続部として形成することができ、かかる端部を
コネクタに直接に挿着することができるので、上
例のようにフレキシケーブルのリード線のワイヤ
ボンデイングが不要となり、それだけ製造工程を
簡略化できる。
とは反対側の端部をそのまま外部回路との電気的
接続部として形成することができ、かかる端部を
コネクタに直接に挿着することができるので、上
例のようにフレキシケーブルのリード線のワイヤ
ボンデイングが不要となり、それだけ製造工程を
簡略化できる。
第7図a,bは本発明の第3実施例を示し、本
例では、支持体1にオリフイス38Aを形成す
る。
例では、支持体1にオリフイス38Aを形成す
る。
支持体1としてはポリイミドフイルムを用い、
この支持体1の上に圧延Cu箔(厚さ35μm)を接
着する。このCu箔に対してフオトリソグラフイ
によつて第7図aに示すように互いに平行な液流
路38を形成するパターンを形成し、その上に電
解めつきにより厚さ1μmのAuを付着して少くと
も1対の対向電極34を形成する。支持体1には
この電極34のパターンに対応して、少くとも1
対の対向する電極の間にオリフイス38Aが配置
されるように穴39にあける。
この支持体1の上に圧延Cu箔(厚さ35μm)を接
着する。このCu箔に対してフオトリソグラフイ
によつて第7図aに示すように互いに平行な液流
路38を形成するパターンを形成し、その上に電
解めつきにより厚さ1μmのAuを付着して少くと
も1対の対向電極34を形成する。支持体1には
この電極34のパターンに対応して、少くとも1
対の対向する電極の間にオリフイス38Aが配置
されるように穴39にあける。
他方、ガラス天板7に高周波リアクテイブスパ
ツタリングによりTaを厚さ500Åほど付着させて
発熱抵抗体層3を形成したものを、この発熱抵抗
体層3がポリイミドフイルム1上に対向する電極
34の間に電気的に接続がなされるようになし
て、電極34に圧着してからポリイミドフイルム
1とガラス天板7とを接着剤で固着する。
ツタリングによりTaを厚さ500Åほど付着させて
発熱抵抗体層3を形成したものを、この発熱抵抗
体層3がポリイミドフイルム1上に対向する電極
34の間に電気的に接続がなされるようになし
て、電極34に圧着してからポリイミドフイルム
1とガラス天板7とを接着剤で固着する。
天板7上には液貯めタンクをオリフイス38A
とは反対側の位置に配設し、上例と同様に、電極
34のうちオリフイス38Aとは反対の側の端部
を、そのまま外部回路への電気的接続部となし、
かかる端部をコネクタに直接に接続することがで
きる。従つて、本例においても、フレキシブルケ
ーブルのワイヤボンデイングは不要であるから、
製造工程を簡略化できる。
とは反対側の位置に配設し、上例と同様に、電極
34のうちオリフイス38Aとは反対の側の端部
を、そのまま外部回路への電気的接続部となし、
かかる端部をコネクタに直接に接続することがで
きる。従つて、本例においても、フレキシブルケ
ーブルのワイヤボンデイングは不要であるから、
製造工程を簡略化できる。
なお、以上の各実施例では、めつき技術を用い
て電極を形成しているが、スクリーン印刷によつ
てかかる電極を形成することもできる。
て電極を形成しているが、スクリーン印刷によつ
てかかる電極を形成することもできる。
次に、本発明の第4実施例を第8図および第9
図a,b,cに示す。本例では、液滴吐出のため
のエネルギー発生体としてピエゾ素子(例えばバ
イモルフ(商品名))53を用いる。ここで、ピ
エゾ素子53に接続されている電極51および5
2のうちの電極51が隔壁54と共に液流路55
を形成する。なお、56は電極51と52とを電
気的に絶縁する絶縁層である。
図a,b,cに示す。本例では、液滴吐出のため
のエネルギー発生体としてピエゾ素子(例えばバ
イモルフ(商品名))53を用いる。ここで、ピ
エゾ素子53に接続されている電極51および5
2のうちの電極51が隔壁54と共に液流路55
を形成する。なお、56は電極51と52とを電
気的に絶縁する絶縁層である。
[効果]
本発明によれば、液流路壁を無機物材料で形成
でき、かつ電極形成と共に液流路の隔壁も同時に
形成することができるので、製造工程を非常に簡
略化することができる。しかもまた、密着向上層
としてドライフイルムを使用する場合もあるが、
この場合は従来のような微細なパターンの層を恒
久的に使用する必要はなく、全面にドライフイル
ムを形成すれば良いので、密着性に関してもそれ
程注意を拭わなくともよく、工程も複雑にはなら
ない。
でき、かつ電極形成と共に液流路の隔壁も同時に
形成することができるので、製造工程を非常に簡
略化することができる。しかもまた、密着向上層
としてドライフイルムを使用する場合もあるが、
この場合は従来のような微細なパターンの層を恒
久的に使用する必要はなく、全面にドライフイル
ムを形成すれば良いので、密着性に関してもそれ
程注意を拭わなくともよく、工程も複雑にはなら
ない。
このように、本発明による記録ヘツドは、製造
に必要な時間と人件費及び材料費を大幅に削減す
ることができる。
に必要な時間と人件費及び材料費を大幅に削減す
ることができる。
また、本発明による液滴噴射ヘツドを500Hzの
周波数で駆動したところ、印字品位も従来のもの
とほとんど同等のものが得られた。
周波数で駆動したところ、印字品位も従来のもの
とほとんど同等のものが得られた。
第1図aは従来の記録ヘツドにおける基板の一
例を示す正面図、第1図bはそのA−A線断面
図、第2図aは従来の記録ヘツドの全体の構成の
一例を示す正面図、第2図bはその上面図、第2
図cは同じく第2図aのA−A線断面図、第3図
aは本発明第1の実施例を示す正面図、第3図b
はそのA−A線断面図、第4図は同じくその斜視
図、第5図aは本発明の第2実施例を示す正面
図、第5図bはその上面図、第6図は同じくその
斜視図、第7図aは本発明の第3実施例を示す正
面図、第7図bはそのA−A線断面図、第8図は
本発明の第4実施例を示す斜視図、第9図aはそ
のX−X′線断面図、第9図bはそのY−Y′線断
面図、第9図cはそのZ−Z′線断面図である。 1……支持体、2……蓄熱層、3……発熱抵抗
体、7……天板、9……熱発生部、10……熱作
用部、11……密着向上層、14,24,34…
…電極、15,25……インク遮断層、18,2
8,38……液流路、18A,28A,38A…
…オリフイス、43……液貯めタンク、44……
液供給チユーブ、51,52……電極、53……
ピエゾ素子、54……隔壁、55……液流路、5
6……絶縁層。
例を示す正面図、第1図bはそのA−A線断面
図、第2図aは従来の記録ヘツドの全体の構成の
一例を示す正面図、第2図bはその上面図、第2
図cは同じく第2図aのA−A線断面図、第3図
aは本発明第1の実施例を示す正面図、第3図b
はそのA−A線断面図、第4図は同じくその斜視
図、第5図aは本発明の第2実施例を示す正面
図、第5図bはその上面図、第6図は同じくその
斜視図、第7図aは本発明の第3実施例を示す正
面図、第7図bはそのA−A線断面図、第8図は
本発明の第4実施例を示す斜視図、第9図aはそ
のX−X′線断面図、第9図bはそのY−Y′線断
面図、第9図cはそのZ−Z′線断面図である。 1……支持体、2……蓄熱層、3……発熱抵抗
体、7……天板、9……熱発生部、10……熱作
用部、11……密着向上層、14,24,34…
…電極、15,25……インク遮断層、18,2
8,38……液流路、18A,28A,38A…
…オリフイス、43……液貯めタンク、44……
液供給チユーブ、51,52……電極、53……
ピエゾ素子、54……隔壁、55……液流路、5
6……絶縁層。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 液体を吐出するための吐出口と、該吐出口に
連通する液流路と、該液流路に対応して配され、
前記吐出口からインクを吐出する為に利用される
エネルギーを発生する発熱抵抗体と、を有する液
体噴射記録ヘツドにおいて、 前記発熱抵抗体に電気的に接続される電極が、
隣接する前記液流路間の隔壁を構成していること
を特徴とする液体噴射記録ヘツド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6113684A JPS60204373A (ja) | 1984-03-30 | 1984-03-30 | 液体噴射記録ヘツド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6113684A JPS60204373A (ja) | 1984-03-30 | 1984-03-30 | 液体噴射記録ヘツド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60204373A JPS60204373A (ja) | 1985-10-15 |
JPH0551464B2 true JPH0551464B2 (ja) | 1993-08-02 |
Family
ID=13162362
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6113684A Granted JPS60204373A (ja) | 1984-03-30 | 1984-03-30 | 液体噴射記録ヘツド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60204373A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01115641A (ja) * | 1987-10-27 | 1989-05-08 | Internatl Business Mach Corp <Ibm> | サーマル式ドロツプ・オン・デマンド型インクジエツト印刷ヘツド |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59159358A (ja) * | 1983-02-22 | 1984-09-08 | シ−メンス,アクチエンゲゼルシヤフト | 圧電駆動形印字ヘツドおよびその製作方法 |
-
1984
- 1984-03-30 JP JP6113684A patent/JPS60204373A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59159358A (ja) * | 1983-02-22 | 1984-09-08 | シ−メンス,アクチエンゲゼルシヤフト | 圧電駆動形印字ヘツドおよびその製作方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60204373A (ja) | 1985-10-15 |
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