JPS60208252A - 液体噴射記録ヘツド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （１）技術分野 本発明は、液体噴射記録ヘッドの構造に関する。

巳）　背景技術 液体噴射記録法は、記録時（でおける騒γ１の発生が無
祝し得る程度に極めて小さく、いわゆる普通紙に記録の
行える点にお・いて最近間・Ｌ・を集めている。その中
で、例えば特開昭５４＝−５１８３７号公報に記載され
である液体噴射記録法は、熱エネルギーを液体に作用さ
せて液滴吐出の為の原動力を得るという点において、他
の液体噴射記録法とは異る特徴を有している。即ち本記
録法は、熱エネルギーの作用を受けた液体が状なり変化
に伴う急峻な体積変化をおこし、この作１１１力により
記録ヘッド部先端のオリフィスより液体が吐出されて飛
翔液滴が形成され、該液滴が被記録部拐に付着し記録が
行われるという特徴がある。

上記の記録法に適用される液体噴射記録ヘッド（以下、
記録ヘッドと称する）における熱発生要素は、発熱抵抗
層と該発熱抵抗層に電気的に接続される少なくとも一対
の対置する電極により構成されており、上記熱発生要素
の少なくとも液体と接触する部分における表面上部には
、これら熱発生要素を液体から化学的物理的に保護する
と共に液体を通じて電極間が短絡するのを防止し、更に
は電極から液体への通電によって起る電蝕を防止する為
に単層あるいは複数層の保護層が設けられている。そし
て該保護層の上部は、液体の流路及びオリフィスを設け
るべく、溝付板で覆われている。

このような従来例の記録ヘッドの典型的な構造を、第１
図により説明する。

第１図は、従来の記録ヘッドをオリフィス側からみた断
面部分図である。基体ｌ上に蓄熱層２を設け、発熱抵抗
層及び電極から成る熱発生要素３を構成する。熱発生要
素３は点線で示しであるが、これは、熱発生要素８がオ
リフィス面５より奥（すなわち、記録ヘッドの内部側）
に形成されていることを示している。熱発生要素３は、
保護層４により覆われている。保護層４の」一部には、
オリフィスを構成する溝側壁６と天板７とが設けられ、
これ等によってオリフィス面５が形成されている。そし
て、オリフィスの奥に位置する熱発生要素３０発熱によ
り、液体の体積変化を起し液体の一部を液滴としてオリ
フィス面５より吐出させ、印字を行うものである。

しかしながら、このような基体の一面のみにオリフィス
が設けられている従来の記録ヘッドで、オリフィスを高
密度に配列しようとすれば、オリフィスの吐出口径を小
さくするが又は第１図におけるオリフィス側壁６の幅Ｃ
を短縮する等、記録ヘッドの微細化をはかる必要があっ
た。

しかし、このようなオリフィス等の微細化には、必然的
に加工性の困難が伴い、ひいては歩留りの低下等の問題
を生じていた。特に、電極及び発熱抵抗体については、
信頼性上、微細に形成するには限度があり、オリフィス
の高密度化にはおのずと限界があった。

（８）発明の開示 本発明は、上記の点に鑑み成されたものであって、高密
度の記録が可能であり、また頻繁なる繰り返し使用や長
時間の連続使用に於いて総合的な耐久性に優れ、初期の
良好な液滴形成特性を長期に亘って安定に維持し得る記
録ヘッドを提供することを主たる目的とする。

また、本発明の別の目的は、製造加工上に於けるイＣ＋
幀件の高い記録ヘットを提供することである。

上記の目的は、以下の本発明によって達成される。

液体を吐出して飛翔的液滴を形成する為に設けられた複
数のオリフィスと、該オリフィスのそれぞれに連通し、
前記液滴を形成する為の熱エネルギーが液体に作用する
部分である熱作用部を構成の一部とする液流路とを有す
る液吐出部と、基体上に設けられた発熱抵抗層に電気的
に接続して、少なくとも一対の対置する電極が設けられ
、これ等電極の間に熱発生部が形成されている複数の熱
発生要素とを具備する記録ヘットに於いて、前記基体の
両面に前記複数のオリフィスが並列に設けられ、該基体
の両面における該オリフィスのピッチが同一とされ、且
つ該基体の一方の面に設けられる該オリフィスと他方の
面に設けられる該オリフィスが、千鳥状配列となってい
ることを特徴とする記録−＼ツｔ′。

（４）　発明を実施するだめの最良の形態以下、図面に
従って本発明の詳細な説明する。

第２図は、本発明に係る記録へノドの第１の実施例であ
り、第１図に示しだ従来例の記録部・ノドにおけると同
様に、オリフィス面の方向から見た記録ヘッドの断面部
分図である。

第２図において、基体１の上部の構成は、第１図と同じ
構成としである。基体１の上部でに、オリフィス５が同
じピッチ、すなわち２，２゜ｅ、・・・・・・で並列に
設けられている。基体ｌの下部では、オリフィス５′が
上部と同じピッ／−１すなわち２．／、／、・・・・・
・で並列に設けられるが、その位置は基体ｌをはさんで
オリフィス５とオに設けられる。基体１の下部の構成は
、上記の以外は、基体ｌの上部と同じ構成としである。

本例の記録ヘッドの特長は、１枚の基体の両面にオリフ
ィス・５．５′を、それぞれの面におけるピッチｌが同
じになるように設け、且つ両面ｒのづれが生じるように
設けて、千鳥状配列としたことにある。すなわち、本発
明の記録ヘッドは、オリフィスの密度が従来例の２倍に
なった構造を有しており、高密度な記録が可能である。

しかし、」二記の高密度化が、従来の如きオリフィス側
壁の幅を短縮する等の手段を講じることな〈従来の加工
精度で達成できるので、尖部りの低下等の不都合を生じ
ることもない。

第８図は、本発明に係る記録ヘッドの第２の実施例であ
り、基体を２枚使用する記録ヘッドの例を示す。

第３図において、１．ｌ’が基体である。該基体１，１
′の片面の構成は、第２図の基体の）１而の構成と同じ
にしである。すなわち基体１，１′のオリフィス５．５
′のピッチはｌである。」−記の２枚の基体１．１′を
作成した後、基体１のオリフィス５と基体１′のオリフ
ィス５′が、第２図ドを作製する。このように、同ピツ
チのオリフィスがその片面に形成されている２枚の基体
］。

１′を固定することによっても、第２図に示した記録ヘ
ッドと同様の効果を発揮する記録−・ノドを構成するこ
とが可能である。

基体ｌ、１′の固定は、例えばヒ−ｌ−／／り８をサン
ドイッチしてネジ止めする方法、ヒート／ンク８をサン
ドインチして接着剤により貼り合わせる方法、あるいは
ヒート／ンク８を使用しないで２枚の基体１，１′を直
接ネジ止めしたり、接着したりする方法等による。

これら本発明の記録ヘッドを製造するに当っては、当該
技術分野で一般に広く知られている方法等を利用するこ
とが可能であるが、１枚の基体を使用する場合の基体両
面のパターンの位置合せあるいは２枚の基体を使用する
場合の基体をはり合せる位置の精度を上けるためには、
基体の一部に切す欠きあるいは穴をあける等の手段を講
じることが好ましい。

以」二に説明した如く、本発明によれば、従来の記録ヘ
ッドにおける問題を生じることなく、容易に記録ヘッド
の高密度化を達成できる。まだ、記録ヘッドの製造に当
っては、従来技術の応用が可１１ヒてあり、微細加工等
も特に必要としないので耐久性、信頼性等についても安
定なものを提供し得る。さらに、オリフィスの位置合せ
等も容易であり、壕だ記録ヘットを含む装置全体のコン
パクト化が可能になるなど効果は多大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の液体噴射記録ヘッドをオリフィス側から
見た断面部分図、第２図は本発明に係る液体噴射記録ヘ
ッドの第１の実施例を説明するその模式的断面部分図、
第３図は本発明に係る液体噴射記録ヘッドの第２の実施
例を説明するその模式的断面部分図である。 ■、１′・・・基体。 ２．２′・・・蓄熱層。 ３．８′・熱発生要素。 ４．４′・・・保護層。 ５Ｉ　５′・・・オリフィス。 ６．６′・・オリフィス倶］壁。 ？、７′・・・天板。 ８　・・ヒート／ンク。 第１図 第２図 第　３　囚

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）　液体を吐出して飛翔的液滴を形成する為に設け
   られた複数のオリフィスと、該オリフィスのそｆＬそれ
   に連通し、前記液滴を形成する為の熱エネルギーが液体
   に作用する部分である熱作用部を構成の一部とする液流
   路とを有する液吐出部と、基体上に設けられた発熱抵抗
   層に電気的に接続して、少なくとも一対の対置する電極
   が設けられ、これ等電極の間に熱発生部が形成されてい
   る複数の熱発生要素とを具備する液体噴射記録ヘッドに
   於いて、前記基体の両面に前記複数のオリフィスが並列
   に設けられ、該基体の両面における該オリフィスのピン
   チが同一とされ、且つ該基体の一方の面に設けられる該
   オリフィスと他方の面に設けられる該オリフィスが、千
   鳥状配列となっていることを特徴とする液体噴射記録ヘ
   ッド。 似）　前記基体の片面の構成と同じ構成をその電力の面
   に有する２枚の基体を用い、該２枚の基体の他方の面同
   志を１／２のずれが生じるように接合して成る特許請求
   の範囲第１項に記載の液体噴射記録ヘッド。