JPH0550958U - 電動機装置 - Google Patents

電動機装置

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JPH0550958U
JPH0550958U JP10961091U JP10961091U JPH0550958U JP H0550958 U JPH0550958 U JP H0550958U JP 10961091 U JP10961091 U JP 10961091U JP 10961091 U JP10961091 U JP 10961091U JP H0550958 U JPH0550958 U JP H0550958U
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fitting
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康雄 清水
文博 森川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステータコアを覆う合成樹脂製の絶縁部材が
有する突起部が、ほぼ所期の方向を向き、そのためその
突起部についての処理を行い易い。 【構成】 第1絶縁部材14において各歯10aの上面
を覆う部分の外周中央部に保持突起部22を設ける。各
保持突起部22は軸線方向の保持穴24を有する。第1
絶縁部材14における各歯10aのやや内寄りの中央部
に保持突起部22と実質上逆向きの嵌合突部26を設け
る。嵌合突部26をステータコア10の挿入穴12に嵌
入保持させる。保持突起部22と上下に相対して逆方向
を向く嵌合突部26が、ステータコア10の挿入穴12
に嵌入保持されて必ず所期の方向を向くので、保持突起
部22もほぼ所期の方向を維持し、或はほぼ所期の方向
に矯正される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ステータコアの少なくとも一部を覆う合成樹脂製の絶縁部材が、ス テータコアから立ち上がる向きの突起部を有する電動機装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び解決しようとする課題】
ファンモータ等の電動機装置において、主として巻線との間を電気的に絶縁す るために、合成樹脂製の絶縁部材によりステータコアの必要個所を覆うことがよ く行われる。図4は、ステータコアaに対し軸線方向に2分割された絶縁部材b 、cを装着したものの断面図を示す。
【0003】 その場合、絶縁部材bに、ステータコアaから立ち上がる向きの突起部dを設 け、その突起部dに、例えば保持穴eを設けて、巻線の引出し部を絡げて半田付 するための金属製のピンfを挿入保持させる、といったような処理が行われるこ とがある。
【0004】 ところが、前記合成樹脂製の絶縁部材bが、成形時に生じた反りを有していた り、十分な剛性を有していなかったりすると、絶縁部材bをステータコアaに取 り付けた場合に前記突起部dが所期の方向に比べて例えば矢示のように内側へ曲 がった状態となってしまうことがある。そうすると、例えば突起部dに設けられ た保持穴eの方向も所期の方向から傾斜してしまい、その保持穴eに対するピン fの挿入を自動機によって行うことは極めて困難にならざるを得ない。またこの ような不都合は、突起部dについての他の処理においても同様に生じ得る。
【0005】 本考案は、従来技術に存した上記のような問題点に鑑み行われたものであって 、その目的とするところは、ステータコアの少なくとも一部を覆う合成樹脂製の 絶縁部材が有するところの、ステータコアから立ち上がる向きの突起部が、ほぼ 所期の方向を向き、そのためその突起部についての処理が行われ易い電動機装置 を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の電動機装置は、ステータコアの少なくと も一部を覆う合成樹脂製の絶縁部材が、ステータコアから立ち上がる向きの突起 部及びその突起部とほぼ逆向きの嵌合突部を有しており、 前記突起部とほぼ逆向きにステータコアに設けられた挿入穴に、前記嵌合突部が 嵌入されてなるものとしている。
【0007】
【作用】
合成樹脂製の絶縁部材におけるステータコアから立ち上がる向きの突起部とほ ぼ逆向きの嵌合突部が、突起部とほぼ逆向きにステータコアに設けられた挿入穴 に嵌入されているので、嵌合突部は必ず所期の方向を向くこととなる。そのため 、その嵌合突部と逆向きの突起部も、ほぼ所期の方向を維持し、或はほぼ所期の 方向に矯正される。
【0008】
【実施例】
本考案の実施例を、図面を参照しつつ説明する。 図1乃至図3は、本考案電動機装置の1実施例としてのファンモータに関する ものであって、図1はその要部断面図、図2は、絶縁部材が装着されたステータ コアの半断面図、図3は、ステータコアの平面図である。
【0009】 この実施例のファンモータは、スロット付の4極ステータを備えたアウターロ ータ形のブラシレスモータであるが、本考案がこの実施例に限定されないことは 云うまでもない。
【0010】 10は、4スロットの4回回転対称状の成層ステータコアである。ステータコ ア10の各歯10aの外周部やや内寄りの中央部には、図2及び図3における上 面に開口する軸線方向の挿入穴12が設けられている。
【0011】 14は第1絶縁部材、16は第2絶縁部材である。第1絶縁部材14と第2絶 縁部材16は、主としてステータ巻線18とステータコア10との間を電気的に 絶縁するためのものであって、ステータコア10に対し軸線方向、すなわち図2 における上下に2分割され、それぞれ上下からステータコア10に嵌合装着され ている。
【0012】 第1絶縁部材14は、ステータコア10の歯10aの外周面を除く上面及び各 側面並びに円筒状のコアヨーク部10bの外周面を、ステータコア10を構成す る1層の厚みと同等かまたはそれよりも薄い厚みでもって被覆している。このよ うに薄くするのは、スロット部20の容積をできるだけ大きくして、各歯10a に対し十分な量の巻線18を容易に捲回し得るようにするためである。14aは 、コアヨーク部10bの外周面を覆う部分がステータコア10よりも図2におけ る上方に延びた状態に形成された第1円筒部である。また第1絶縁部材14にお いて各歯10aの上面を覆う部分の外周中央部には、図2及び図3における軸線 方向上方に突起する横断面略長方形状の保持突起部22が設けられている。そし て各保持突起部22は、その上面に開口する軸線方向の保持穴24を有している 。更に、各歯10aの上面を覆う部分の外周部やや内寄りの中央部に、保持突起 部22と実質上逆向きの、横断面円形状の嵌合突部26が設けられており、それ らの嵌合突部26は、ステータコア10の挿入穴12に嵌入保持されている。
【0013】 第1絶縁部材14は、保持突起部22を除く部分の厚みが比較的薄いため、保 持突起部22の方向をそれ自体で維持し得る程度の剛性には欠けるが、その保持 突起部22と上下に相対して逆方向を向く嵌合突部26が、ステータコア10の 挿入穴12に嵌入保持されて必ず所期の方向を向くので、保持突起部22も、ほ ぼ所期の方向を維持し、或はほぼ所期の方向に矯正されることとなる。そのため 、巻線18の引出し部18aを絡げて半田付するための金属製のピン28を挿入 保持させる作業を自動挿入機によって行うことも容易である。
【0014】 而も、嵌合突部26が挿入穴12に嵌入保持されることにより第1絶縁部材1 4がステータコア10に保持されるので、接着剤による接着等の手段を用いるこ となく第1絶縁部材14のステータコア10に対する装着を維持し得る。
【0015】 第2絶縁部材16は、ステータコア10の歯10aの外周面を除く下面及び各 側面並びに円筒状のコアヨーク部10bの外周面及び上端面を、第1絶縁部材1 4と同等の厚みでもって被覆している。16aは、図2におけるコアヨーク部1 0bの下端面を覆う部分がステータコア10よりも下方に延びた状態に形成され た第2円筒部である。第2円筒部16aの上下中間部には、断面J字状の内方張 出し部32が全周に亙って設けられている。
【0016】 図1において、34はフレームである。フレーム34は、支骨36を介してフ ァンハウジング(図示を略す。)の中央部に支持されている。フレーム34は、 全体として、図1における上方開口の深皿状をなし、中央部に、円筒状の軸受ハ ウジング部37が上向きに突設されている。軸受ハウジング部37の上端外周部 には、嵌合溝38が設けられている。
【0017】 軸受ハウジング部37の内部には円筒状の含油軸受40が嵌入保持されている 。42は、軸受ハウジング部37の内方に突設された位置決め突部であって、こ の位置決め突部42の下面と含油軸受40の上面とが当接している。
【0018】 その含油軸受40を介して、ロータの回転軸44が回転自在に支持されている 。回転軸44の先端部には、環状のスラスト板46を含油軸受40との間に挟ん で止め輪48が固着され、以って回転軸44が含油軸受40から脱落することが 防止されている。50は、軸受ハウジング部37の下方開口部を密閉するシール 部材である。
【0019】 軸受ハウジング部37の基部外周側には、フレーム34の底板34aとの間に 空隙を挟んで回路基板52が設けられている。そして軸受ハウジング部37にお ける上下中間部の外周部に、第1絶縁部材14及び第2絶縁部材16と一体とな ったステータコア10が上方から外嵌固定されている。このステータコア10に は、第1絶縁部材14及び第2絶縁部材16が装着された上で、その各歯10a の部分にステータ巻線18が捲回され、ステータ巻線18の引出し18a部が、 保持突起部22に挿入保持されたピン28の基部に絡げられて半田付けされてい る。図1におけるピン28の下部は、回路基板52を貫通した上で、回路基板5 2の端子に半田付けされている。
【0020】 また第2絶縁部材16における第2円筒部16aの内方張出し部32は嵌合溝 38に嵌合しており、以って、第1絶縁部材14及び第2絶縁部材16と一体と なったステータコア10が上方へずれることを防止している。ステータコア10 の下方位置ずれは、軸受ハウジング部37の拡径部54とステータコア10の内 周下端面との当接によって防止されている。なお、内方張出し部32の図1にお ける下部が湾曲しており、且つ軸受ハウジング部37の上端外周部が湾曲してい ることから、軸受ハウジング部37に対するステータコア10の嵌合は、主とし て内方張出し部32の弾性変形により容易になされ、内方張出し部32の上端面 及びそれと当接する嵌合溝38の上面は、何れも軸線方向に垂直であるため、ス テータコア10の上方脱落は効果的に防止される。
【0021】 56はカップ形のロータハブである。回転軸44は、ロータハブ56の中央部 に下向きに突設されている。58は、ロータハブ56の周壁56aの内周部に固 定されたロータヨーク、60は、ロータヨーク58の内周面に固定された円筒状 のロータマグネットであって、このロータマグネット60は、ステータコア10 と径方向ギャップを隔てて相対している。ロータハブ56の周壁56aの外周部 には、羽根62が突設され、以ってインペラを構成している。
【0022】 64は、フレーム34の底板34aを貫通するに検査孔、66は、回路基板5 2の下面における検査孔64に対応する位置に設けられた検査用端子である。こ の検査孔64及び検査用端子66を利用することによって、例えばサーミスタを モータ駆動回路に組み込んで温度変化に応じてファンモータの回転数を変動させ るよう構成した場合に、一定温度に対応する抵抗を有する抵抗器68の端子68 a或は温度変化に対応させ得る可変抵抗器の端子を、この検査孔64を通じて回 路基板52上の検査用端子66に接触させることにより、完成後のファンモータ の回転特性や作動不良等を極めて容易にチェックすることができる。
【0023】
【考案の効果】
本考案の電動機装置では、嵌合突部が挿入穴に嵌入されることにより、その嵌 合突部と逆向きの突起部も、ほぼ所期の方向を維持し、或はほぼ所期の方向に矯 正される。そのため、例えば突起部に設けた保持穴にピンを自動挿入するといっ たような、その突起部についての処理が容易に行われることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ファンモータの要部断面図である。
【図2】ステータコアの半断面図である。
【図3】ステータコアの平面図である。
【図4】従来のステータコアの半断面図である。
【符合の説明】
10 ステータコア 12 挿入穴 14 第1絶縁部材 16 第2絶縁部材 22 保持突起部 26 嵌合突部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステータコアの少なくとも一部を覆う合成
    樹脂製の絶縁部材が、ステータコアから立ち上がる向き
    の突起部及びその突起部とほぼ逆向きの嵌合突部を有し
    ており、 前記突起部とほぼ逆向きにステータコアに設けられた挿
    入穴に、前記嵌合突部が嵌入されてなる電動機装置。
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