JPH05508631A - 結腸用薬物送達システム - Google Patents

結腸用薬物送達システム

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JPH05508631A JP91510595A JP51059591A JPH05508631A JP H05508631 A JPH05508631 A JP H05508631A JP 91510595 A JP91510595 A JP 91510595A JP 51059591 A JP51059591 A JP 51059591A JP H05508631 A JPH05508631 A JP H05508631A
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シントフ、アムノン
ルービンシュタイン、アブラハム
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イッサム・リサーチ・デベロップメント・カンパニー・オブ・ザ・ヒーブリュー・ユニバーシティー・オブ・エルサレム
ペリオ・プロダクツ・リミテッド
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 結腸用薬物送達/ステ4 この出願は、1990年5月4日提出の出願番号071518714号の一部継 続出願である。
発明の分野 この発明は、結腸に対する経腸投与薬剤の送達用薬物送達システムに関するもの である。
発明の背景 結腸に対する薬物および医薬組成物の特別な送達は、広範囲の疾病および症状の 処置に重要である。薬物を結腸に向けて標的指向させることは、大腸疾患を局所 的に処置する可能性をひらき、薬物の全身作用または薬物の不快もしくは苦痛を 伴なう結腸経由投与を回避させる。さらに、ステロイドのように、結腸から吸収 可能なことが知られ、効力を増し必要な用量の減少が可能な薬物の結腸への送達 に対する要望が高まっている[ドグピロン、Jl等、ブリティッシュ・ジャーナ ル・オン・クリニカル・ファーマコロジー19巻113S (1985年)、ア ントエン、 K、 H,等、ブリティッシュ・ジャーナル・オン・クリニカル・ ファーマコロジー19巻137S (1985年)、ファラ、J、W、、ザ・サ ード・インターナショナル・フンフッランス・オン・ドラッグ・アブソープショ ン、ニシンバラ(1988年)、総説としてルピンシュタイン、A1、パイオフ ァ−マンニラティックス・アンド・ドラッグ・ディスポジション11巻465− 475頁(1990年)参照]。
しかし、消化管の所望位置に対する薬物の標的指向は複雑である。消化管の遠位 に位置するため、結腸は特に接近が困難である。経口投与結腸送達システムの設 計は、消化管のpHおよび宵と小腸内の酵素の存在のような要因を計算に入れな ければならない。
結腸への薬物標的化に関する現在の技術では、目的とする薬物分子の固型製剤を pH耐性ポリマー被覆でコーティングする。このような製剤は薬物を遠位回腸へ 送達するのに用い得るエンテリツクコーティング製剤と類似する。エンテリツク コーティングはシェラツクおよびセルロースアセテートフタレートのような生物 分解ポリマーを含む[ルピン等、ガ巻トロエンテロクジ−92巻1037−10 44頁(1987年)コ。
しかし、エンテリツクコーティング製剤と異なり、結腸送達製剤は低pHおよび 弱塩基性pH(7附近)の両方で数時間耐えるように設計される。この間、それ らは胃と小腸を通って大腸に達し、そこで被覆が分解し薬物放出が始まる。この ようにして、5−アミノサリチル酸(5−ASA)および数種のステロイドのよ うな薬物が結腸へ送達された。
この目的に用いられるポリマーは、一般にアクリル酸誘導体またはセルロースア セテートフタレートやエチルセルロースのようなセルロース誘導体であった[ラ スムラセン、S、 N、等、ガストロエンテロロン−83巻1062頁(198 2年)、ルピン、D、S、等、ガストロエンテロクジ−92巻1037頁(19 87年)、マルデイニ、H9等、ガツト28巻1084−1089頁(I987 年)]。しかし、この技法における重要な制限は、被覆が分解を始める位置と環 境の不確実性である。個々の患者と種々の疾患症状によって大きく異なり得る消 化管運動パターンに応じて、被覆の分解は結腸の深部でも小腸でも始まり得る。
短鎖脂肪酸、炭酸ガスおよびその他の発酵生産物、並びに胆汁酸の存在は、しば しば結腸のpHを約6に下げる[スティーブンズ、C,E、 、アメリカン・ジ ャーナル・オン・クリニカル・ニュートリジョン31巻5161 (1978年 )、マツフナイル、N、1.等、ガツト28巻707頁(1987年)]。この pH変化は、誘因としての高結腸pHに対する信頼性という問題を生ずる。米国 特許第4627850号(ディツタ−等)は、内外壁がそれぞれ異なるポリマー 材料から形成され、内壁が薬物含有空間を作り、外壁の外側と内壁の内側を結ぶ 壁貫通路をもつ、速度#御薬物送達用浸透圧力プセルを記載している。米国特許 第4904474号(チュウズ等)は、小腸内薬物送達遅延手段および結腸的薬 物送達手段を含む結腸用薬物送達装置を記載している。この装置は、コンパート メントに付設された出口からコンパートメント内の医薬有効成分を結腸内へ強制 排出する浸透圧手段を含んでいる。胃内または小腸内送達遅延手段は、実際には pI(耐性被覆である。薬物の放出遅延は時間によるので、その構造は、装置が 消化管内の予定標的部位へ到着する前に薬物充填空間内含有物が排出されないよ うに計算される。
このような装置の1つの欠点は、例えば物理的要因で管内のある部位で装置の管 内移動が遅れたとき、薬物は標的部位へ到着していないにも拘らず所定時間の経 過により放出されることである。
小腸内消化に抵抗する基質を分解する結腸フローラの能力が、結腸内薬物放出の 大替法として研究されている。この原理は下痢製品、主として、センノシドおよ び関連化合物の送達に使用された。濃縮センナエキスはグリコシドの形で存在し 加水分解されてアントラキノン、アンスラノールおよびオキシアンスロンになる アントラセン誘導体を含む。センノシドは、糖不含有のアグリコンに較べて、そ のままで投与した方が下痢として有効であるが、おそらくこれは小腸内での化学 分解に対して糖部分が保護作用をするからだと思われる[フェアバーン、J。
Wl、ジャーナル・オン・ファーマシ−・アンド・ファーマコロジー1巻683 頁(1949年)]。ハードカスルおよびウィルソンは、糞またはエシェリキア ・コリと予じめインキュベートした化合物を投与する場合を較べると、センノシ ドを結腸に直接投与した場合下痢作用が認められないと報告した。これは、細菌 が遊離アントラキノンを放出し、これが腸(gsenteric)そうに対する 局所作用により結腸のせん動を促進することによると考えられる[ハードカスル 、J、D。
等、ガツト11巻1038頁(1970年)、カミングス、J、 H,、ガツト 15巻758頁(1974年)コ。
細菌はまた、フェノールの2個が硫酸エステル化されているフェノール性下剤ス リサチンに作用する。小腸粘膜にアリールスルファターゼ活性がないためこの薬 剤は結腸へ通過し、そこで細菌が活性ヒドロキシおよびジヒドロキシ誘導体に変 化させる。このことはジフェニルメタン誘導体のアセテートエステルであるビサ コジルと異なっており、これは小腸内エステラーゼにより容易に分解して活性代 謝物を生じ、それが結腸粘膜からの水と電解質の分泌を刺激して下痢を起す[カ ミングス、J、H,、ガツト15缶758頁(1974年)、モレト、Mo等、 アルツナイミッテル・フォルシュンク/ドラッグ・リサーチ29巻]561頁( 1979年)、グリリジン、G、 W、等、ファーマコロジー・オブ・インテス テイナル・パーミェーション■、フサキー、T、Z、編、スブリンガー・フェル ラーク、ハイデルベルク、419頁(1984年)]。
最近、シンブキンスと共同研究者は、モルフイン依存性ラットにおいて、麻薬拮 抗剤であるナロキソンおよびナルメフェンの下痢誘導能力をそのグルクロニドコ ンジュゲートと比較した。(これらの動物では脳が麻薬拮抗剤に感受性であり、 動物は局所的結腸放出を目的とする麻薬拮抗剤の全身送達のバイオアッセイに用 いられる。)2種の薬物の経口投与は、下痢、行動減退および尾皮ふ温度反応を 15分以内に示したが、両麻薬拮抗剤のグルクロニドコンジュゲートでは下痢は 1−3時間遅延し、これは遠位回腸への通過時間を反映する。ナロキソンおよび ナルメフェンのグルクロニドを直接結腸へ投与すると5−8分で下痢を起す。ナ ロキソンおよびナルメフェンのグルクロニドコンジュゲートに対する薬理学的反 応がラット結腸内の細菌β−グルクロニダーゼにより開始されることが示唆され た。グルクロニドは皮下投与で不活性なため、この薬物グルクロニドの加水分解 は結腸内線菌活性に特異的であることがわかった[シンブキンス、J、W、等、 ジャーナル・オブ・ファーマコロシー・アンド・エクスベリメンタル・セラピー 244巻195頁(1988年)]。
従来炎症性腸疾患に使用されている薬物はスルファサラジンである。スルファサ ラジンは、抗菌剤スルファピリジンと抗炎症剤5−ASAをアゾ結合で連結して 作られた。
1941年にこの薬物が始めて導入されたとき、スルファ部分がスルファサラジ ンの主要な治療決定部位と考えられた。後に、5−ASAが臨床作用を担い、ス ルファピリジンは薬物の主な副作用を起すと考えられるようになった[カーン、 A、 K、等、ランセット2巻892頁(1977年)]。実際に、スルファサ ラジンは活性な5−ASAを結腸へ運ぶプロドラッグであり、そこで細菌による アゾ結合還元の結果目的とする治療効果をもつ分子が放出される[クロップ、U 、、クリニカル・ファーフコキネティックス10巻285頁(1985年)]。
スルファサラランの作用様式の考察に基づき、スルファサラジンの第2世代であ るアゾジサリチレートおよびサリチルアゾ安息香酸が開発された。アゾジサリチ レートは、アミノ基がアゾ結合により連結した2個の5−ASA分子から構成さ れている。結腸細菌により還元されると、アゾサリチレートは2倍量の5−AS Aを放出し、スルファピリジンの望ましくない副作用を回避する[ライロビー、 c、 p、等、ガツト23巻1081頁(1982年)、バータルスキー、A1 、ランセット1巻960頁(1982年)]。
スルファサラジン、アゾジサリチレートおよびサリチルアゾ安息香酸を含めて、 5−ASAは、母体薬物の放出が標的組織ではなく標的器官に存在する細菌酵素 によって仲介される点で、古典的なプロドラッグ送達法の思想とやや異なる方法 である。結腸の定住微生物に特徴的な酵素がプロドラッグその他の分子を活性治 療剤に変え得ることの実現が、結腸に対する微生物制御薬物送達の領域における 研究活動を増進させた。
結腸へ5−ASAを送達する修飾法が、ブラウン、パーキンソンと共同研究者に より報告されたが、彼らはスルファピリジン部分の作用を除去するためにスルフ ァサラジンを高分子量ポリマー骨格へアゾ結合させた。得られた水溶性ポリマー は、嫌気性ラット盲腸細菌の存在下で5−ASAを放出することを示した。
ポリマープロドラッグ投与後の5−ASA濃度の薬理学的分析は、経口投与した ラットの下位腸、血液および尿に対する5−ASAと代謝産物の同様な送達を示 した。また薬理学的分析は、定量的組織病理学的研究結果から、ポリマーがモル モットにおけるカラゲニン誘発潰瘍性結腸炎様炎症反応を減少させることを示し た。この薬理学的反応は、5−ASAの直接投与後に得られるものと同等でスル ファサラジンよりすぐれていることがわかった[ブラウン、J、P、等、ジャー ナル・オブ・メゾインナル・ケミストリー26巻1300頁(1983年)〕。
フレンドおよびチャンは炎症性腸疾患の治療に広(使用されている数種のステロ イド性薬物(ヒドロコルチゾン、プレドニソロン、デキサメタシンおよびフルオ ロコルチゾン)をグリコジル化した。グリコジル化は、結腸細菌の基質となるこ とがわかっているガラクトース、グルコースおよびセロビオースを用いて行なわ れた[カミングス、J、H,等、アメリカン・ジャーナル・オブ・クリニカル・ ニュートリジョン45巻1243頁(1987年)]。グリコジルプロドラ・フ グはラット消化管の種々の領域の内容物ホモジネートとインキュベーションした 。
胃、近位回腸および遠位回腸で、すべてのプロドラッグの加水分解速度は比較的 遅いことがわかった。しかし、加水分解速度は盲腸内容物ホモジネートよりは速 かった。
著者は、結腸へのグリコシドプロドラッグの送達は、消化管の種々の部分での加 水分解速度の相違、これらの部分への移行時間の相違、およびプロドラ・フグの オクタツール/水分配係数によって異なると結論した。こうして、観察された遅 い分解活動を伴なった上部消化管内の速い移動、および比較的速い消化が起る盲 腸での遅い移動が、大腸疾壱に対するグリコシドプロドラッグの使用可能性を示 唆した[フレンド、DR2等、ジャーナル・オブ・メゾインナル・ケミストリー 28巻51頁(1985年)]。
結腸細菌による開裂を受け得るアゾアロマティ・ツク化合物の共有結合性官能基 は、最近になってサフランおよび共同研究者により利用された[サフラン、M。
等、サイエンス233巻1081頁(1986年)、サフラン、Ml等、ジャー ナル・オブ・ファーマシュウテイカル・サイエンス77巻33頁(1988年) ]0小腸の遠位と結腸が蛋白質薬物の消化管吸収に関する好ましい部位だと仮定 して、インシュリンおよびリジン・パップレシン固体用量形態(ペレット、ゼラ チンミニカプセル)がジビニルアゾベンゼン架橋スチレン・ヒドロキシエチルメ タクリレートコポリマーで被覆された。
このポリマーは胃および小腸上部の消化酵素の作用から結合している蛋白質薬物 を保護し結腸へ到着したときポリマーが分解すると主張された。事実、う・ソト またはひとの盲腸内容物と8日間インキュベートすると、ポリマー被覆の穿孔が 顕微鏡で検出された。さらに、蛋白質薬物の持続性薬理反応、すなわちリジン・ パップレシンの抗利尿作用およびインシュリンの低血糖作用が、被覆送達システ ムをラットに経口投与、および後にいぬに経口投与したとき観察された[サフラ ン、Ml等、ジアベテス38881A (1989年)コ。
大腸腔に留置されているエンタメーバ・ヒストリチ力によるキャリヤーの特異的 食作用による抗アメーバ剤の送達システムが報告された[ミレルマン、D9等、 ジャーナル・オブ・インフェクシアス・ディジーンズ159巻2号303頁(1 989年)コ。ニトロイミダゾール系薬物に共有結合したシリカ小顆粒が、感染 ひと患者の腔内から寄生体を排除するために設計された。エンタメーIく・ヒス トリチ力のトロホゾイトが小顆粒をどん食して結合している薬物を放出し、トロ ホゾイトの細胞死を招くことが、インビトロでもノ\ムスターでのインビボでも みられた。消化された顆粒は顆粒総数の5%を超えることはなかったが、これは 24時間内に大部分のトロホゾイト集団の死滅を招くに足ると述べられている。
アメーバのトロホゾイトが存在しなければ、共有結合した薬物の放出はみられな かった。
インターロイキン■、インターフェロン、コロニー刺激因子、腫瘍壊死因子およ びメラニン細胞刺激ホルモンのような蛋白質およびペプチドは、現在充分制御さ れない疾患の新規、有効な治療法を創出し得ることが立証されているが、これら の蛋白質の医薬としての受入れには現在送達法によって制限がある。結腸送達は これらおよびその他の新規蛋白およびペプチド性薬物についての好ましい投与経 路となり得る。
また、結腸送達は薬物の結腸標的化、特に炎症性腸疾患(IBD)および潰瘍性 結腸炎の処置において重要である。しかし、現在行なわれている結腸送達のため に設計された経腸投与薬物製剤は、一部はアゾ化合物の毒性の可能性が原因とな って、ひとで長期間使用するに適しない。広範囲の薬物および生物活性化合物に 使用できる改善された結腸送達システムの出現が希望されている。
発明の要約 本発明は、マトリックスと組み合わせた薬物を含み、上記マトリックスが糖類含 有ポリマーを含み、上記マトリックスが本結腸伝達システムを投与された対象の 胃および小腸内の化学的および酵素的分解に対して抵抗性である結腸伝達システ ムに関するものである。
本発明の結腸伝達システムはさらに、胃腸での分解を回避することが必要である 薬物を必要とする患者に、薬物または他の生物活性物質を経腸投与する方法を提 供する。
本発明の結腸伝達システムはさらに結腸の疾病の処置用に設計された医薬を有効 な量結腸へ伝達する方法を提供する。
本発明は本発明の薬物伝達システムに適当なマトリックスとしての小糖含有ポリ マーの製造法を提供する。さらに詳細には、本発明は、ムコ多糖および特にコン ドロイチンおよびペクチンのような天然ポリマーを本発明の薬物伝達システムの 適当なマトリックスにするための修飾法を提供する。
図面の簡単な説明 図1:コンドロイチンおよび修飾コンドロイチン産物の水性アルコール溶液中で の典型的なU、 V、スペクトル。1:コンドロイチン。2 ; RMN 70 .3:RMN60.4;RMN55゜ 図2= “短時間”(5時間)実験の要約:3形態、RMN 70、RMN 6 0およびRMN55からの種々の溶媒中でのインドメタシン放出の累積量:(0 )PBS(対照)、(・)PBS中のラット盲腸内容物存在量、(△)PBS中 の超音波処理したラット盲腸内容物存在量。
図3=ラット盲腸内容物存在量(・)およびPBS中(0)で分析したときのR MN70からのインドメタシン放出の累積割合。データは3回の実験の平均であ る。
図4=ラット盲腸内容物存在量(・)およびPBS中(0)で分析したときのR MN60からのインドメタシン放出の累積割合。データは3回の実験の平均であ る。
図5:ラット盲腸内容物存在量(・)およびPBS中(0)で分析したときのR MN55からのインドメタシン放出の累積割合。デ〜りは3回の実験の平均であ る。
図6:ラツト盲腸内容物中の3種のコンドロイチン形態およびPBS対照におけ る28時間後の総インドメタシン放出量。データはそれぞれ3回の実験の平均で ある。
図7:ベクチン溶解酵素存在下および非存在下でのペクチン塩からのインドメタ シン放出の累積量。
図8=ラット盲腸内容物存在下でのペクチン塩からのインドメタシンの放出量と 放出PBS(対照)溶液への放出量を比較した累積放出量。
図9:犬における修飾コンドロイチン結腸伝達システムおよび水性アルコール溶 液を腸内投与したときのインドメタシンの血漿濃度。
好ましい実施様態の詳細な記載 意味 以下の記述のおいて、薬理学で使用される多(の用語が広く利用される。明細書 および請求の範囲そのような用語に与える範囲の明らかで一貫した理解を与える ために、以下に意味を示す。
用語「結腸」は、盲腸から直腸へわたる大腸の部分を意味する。盲腸は、大腸が 始まり、回腸が片側から開く盲嚢である。
用語「マトリックス」は、糖類含有ポリマーを含む物質を意味し、糖類含有ポリ マーは、結腸中で優先的に分解され得る。
「結腸中優先的に分解され得る」とは、対象に経口投与したとき、その物質から (1)対象の胃および小腸で化学および酵素分解に相対的に耐性であり、(2) 対象の結腸で所望される薬剤(複数も可)の有効な濃度を提供または放出し得る ために結腸での分解が相対的に可能であることを意味する。
用語「糖類含有ポリマー」は、合成少糖類含有ビオポリマーまたは糖類含有天然 ポリマーを含む重合体構成物を意図する。本発明の組成物および方法で有用な合 成少糖類含有ポリマーの具体例は、セロビオース、ラクツロース、ラフィノース およびスタキオースのような少糖類に共有結合するメタクリル酸ポリマーを含む 。本発明の方法において有効な糖類含有天然ポリマーの具体例は、架橋結合され たコンドロイチン硫酸および金属ペクチン塩、例えば、カルシウムペクテートの ような修飾されたムコ多糖類を含む。
用語「薬物」は、疾病の診断、治療、緩和、処置、または防御、または他の医薬 的な目的に有効な薬学的または生理学的薬剤、組成物、生物活性化合物、または それらの組合せを意味する。用語「薬物」は、広(解釈され、化学的組成物また は生物学的活性の点から制限されない。
本発明は、糖類含有ポリマーを含む上記のマトリックスと共に薬剤を含む結腸性 送達システムをもたらす。本発明の結腸性送達システムは、胃および小腸で分解 されないか、またはほんの少ししか分解されない物質を消化する結腸性細菌の性 質に基づく。
本発明の結腸送達システムは、経路投与された薬剤を大腸標的化する手段として 働く。本発明の薬剤−マトリック又組成物が、胃または小腸に存在するとき、そ の薬剤の構造はマトリックスにより保護され、酵素またはそれら臓器のpHによ り影響されない。薬剤−マトリックス組成物が結腸に到達した後、細菌性酵素が マトリックスを分解し、薬剤を放出する。
したがって、所望する薬剤での処置を必要とする対象は、特に対象の結腸部位へ 所望する薬剤を標的化するのを所望するとき、本発明の組成物を経口で摂取する ことにより容易にそのような処置を受け得る。別法として、所望により、本発明 の組成物は、坐剤形態で供与され得る。本発明の組成物、送達システムおよび方 法において提供され得る薬剤の具体例は、例えば、鎮痛剤、経口ワクチン、プラ スミノーゲン−活性化ペプチド、避妊薬ペプチド、成長促進ペプチドのようなペ プチドおよびタンパク質薬剤、デキサメサゾン、ブデソニド、ベクロメサゾン、 フルクチカゾン、チオキソコルトルおよびヒドロコーチシンのようなステロイド 性薬剤、LH/RHおよびインスリンのような長期間有効であり、小腸からより 結腸からよりよ(吸収され得るタンパク質薬剤、テオフィリン、イソソルビット ジニトレート、ニフェンジピン、オキブレノロールのような結腸吸収を有する薬 剤、シメトロピウムブロミドのような刺激性腸症候群の処置のための抗痙掌剤、 メトトレキセート、タモキフエン、シクロホスファミド、メルカプトプリン、お よびエトポシドのような抗悪性腫瘍剤、シクロスポリンのような他の薬剤、およ びモノクローナル抗体含有製剤を含む。更に、結腸腫瘍の処置または治療に有効 な化学療法剤を供与し得る。
結腸送達システムの治療的利点は、結腸に有効な濃度の薬剤を直接に供与する性 質に依存する。これは、潰瘍性結腸炎または結腸癌のような結腸疾患の局所処置 をもたらす。結腸への薬剤の直接供与は、結腸での吸収される薬剤の量、および 結腸細胞が直接さらされる薬剤の量を増加する。薬剤の直接供与または標的化は 、薬剤の全身分布もまた減少し、したがって好ましくないおよび潜在的に有害な 副作用を減少する。更に、いくつかの薬剤は、胃腸管路の他の部分でより大腸で 十分吸収されることは周知である。それらは、例えば、ステロイド、キサンチン およびその他を含む。大腸へのそのような薬剤の直接供与は、要求される有効な 用量をかなり減少する。
当技術の現在周知の制御−放出系では、胃腸経路を通る薬物含有組成物の移動の 間に薬剤を拡散機構により放出させる。薬剤が腸の低い部分に到着するとすぐに 、放出過程は、胃腸経路のこの部分での少ない流体内容物および高い粘性のため に制限された。放出におけるこの減少は、薬剤吸収における減少をもたらす。
しかしながら、本発明によれば、現在の薬剤の供与方法のそれらおよび他の問題 は、腸環境において細菌分解される適当なマトリックス(例えば、錠剤コアにお ける)へ薬剤のいくつかを混合することおよび少なくとも有効な濃度でその薬剤 の内容物を放出することにより解決し、改良された薬剤のバイオアベイラビリテ ィをもたらす。
ヒト胃腸経路にみられる典型的な生理的寄生菌は、第1表に要約される。生理的 寄生菌は、処置される人および動物の生理学的状態に依存して変化し得る。薬物 送達は、患者に多くあることが周知である型の生理的寄生菌を特に標的するよう に設計され得る。
第1表 ひと胃腸フローラ 胃 空腸 回腸 糞便 縁細菌数 ()−10’ Q−10’ 10’−10’ 10’−10”好気性 または通性 ストレプトコッカス類 Q−ICPO−10’ 1が一10’ 1ゲー1010 スヌフイロコツカス類 0−10’ O−1[)310”−10’ 1ゲー10 7ラクトバチルス類 G−1ぴ ・G−1ゲ 1G”−1び r−1がO真菌0 −1r:PO−10’ 10”−10’ 10’−10’嫌気性菌 ハクテoイFin 希’ICP10″=lo to”−1?ヒフイトバクテリウ ム菌 希 Q−10’ 10’−10’ 10”−10”グラム陽性球菌“ 希  G−10’ 1G’−10’ 10”−1が1クロストリデイウム類 希 希  !O”−10’ 10’−1゜、Iエウバクテ1功ム類 希 希 希 10’ −10”aペブトストレブトコッカスおよびペブトコッカスを含む。[シモン、 G、L。
等、ガストロエンテロジ−86巻、174頁(1984年)]好ましい具体例の 1つに、生物学的環境において化学的に安定なためにメタクリルポリマーを使用 する。特に、ポリマーは、異化されないで、胃腸経路で吸収されるものである。
それらのポリマーは、抽出可能な刺激性化合物を含まず、外科、眼科、皮膚科適 用に有用であることを示されてきたものである。
アクリルポリマーに共有結合する少糖類は、結腸細菌により消化され得るが、胃 または小腸の酵素により消化され得ないというものが好ましい。そのような少糖 類の具体例は、セロビオース(4−O−β−D−グルコピラノシルーD−グルコ ビラノース)、ラクツロース(4−0−β−D−ガルクトビラノシルーD−フル クト−ウラノース)、トリ糖類ラフィノース(α−D−Gal−[1→6コーα −D−glc−β−D −fru)およびスタチオースCa−D−Gal−a− 2−D−Gal−a−D−Glu−β−D −F ru)である。
アクリルモノマーに少糖類をカップリングするいくつかの方法が使用でき、その い(つかは直接法、およびその他は少な(とも2工程を含む。
直接法の具体例として、メタクリル酸と糖アルコールのエステルをアクリル酸メ チルのエステル交換、またはメタアクリロイルクロリドでのアシル化により製造 され得る。
理論的には、少糖類の多数のヒドロキシル基が、反応し得る。しかしながら、メ タアクリル酸の1置換は、まず6位である(第1級アルコール)。使用された少 糖類に関するメタアクリルクロリドまたはメタクリル酸メチルの過剰を使用して 、重合過程において架橋単位として有用なジエステルが製造される。
2工程法の1つの具体例において、反応基は、少糖類の特異的部位に導入される 。好ましい具体例では、ヒドロキシド基の保護を必要しないで、少糖類の還元性 末端で還元的アミノ化し、アクリル−1−アミノ−1−デオキシーアルジトール を生成する。還元的アミノ化工捏において、アンモニアを使用し得る。別法とし て、適当なジアミンを使用し得る。ジアミンの1方のアミノ基は糖に結合し、第 2のアミノ基をアクリルモノマーと反応する第2工程に利用できるように残す。
アミノ化は、重炭酸アンモニウム、酢酸アンモニウム、エチレンジアミン、また は2−(4−アミノフェノール)−エチルアミンのような反応剤を使用して行い 得る。アミノ糖の還元を水素化ホウ素ナトリウム、シアノ水素化ホウ素ナトリウ ム、酸化白金、パラジウム(10%Pd/C)またはラニーニッケルと水素ガス を用いて行い得る。
セロビオースのアミノ化後、製造されたグリコジルアミンは、メタクリロイルク ロリドまたはメタクリル酸と混合し、メタクリルモノマーを製造する。
重合を行い、上記で製造されたモノマー−少糖類のホモポリマーを製造し、好ま しくはアクリレートメタアクリレート、ヒドロキシプロピルメタアクリレートま たはヒドロキシル−メタアクリレートのような七ツマ−とコポリマーを製造する 。
ムコ多糖類のような天然ポリマーもまた、結腸細菌により分解され得る。それら のポリマーの細菌性異化を招く酵素はポリマーによって変化し、それらは細胞結 合または細胞外酵素のいずれかであり得る。
しかしながら、それらの天然ポリマーの大部分は、修飾されない形態で、水およ び胃液に可溶なので、修飾されないままでは結腸性薬剤の担体として安定ではな い。例えば、ムコ多糖類であるコンドロイチン硫酸は、非常に可溶性であるポリ マーであり、固体投与で水にすばや(崩壊する。コンドロイチン硫酸は、大腸の 細菌様動物、主にB、セタイオタミクロンおよびB、オノくラス(サルエル、A 。
A1、アメリカン・ジャーナル・オブ・クリニカル・ニュートリジョン、第13 巻、158〜163頁、(1979年);サルエル、A、 A、およびオブライ ン、M、ジャーナル・オブ・バクテリオロジー、第143巻、772〜780頁 (1980年))の基質として報告されてきた。おそら(コンドロイチン硫酸と 結合しコンドロイチン硫酸ライアーゼのような酵素との接触に導く外膜受容体に より、ペリプラズム酵素がコンドロイチンの崩壊を招(。
架橋法は、それらのポリマーの親水性を減少するのに使用され、小腸を通過し、 結腸で分解する結腸性薬剤担体として本発明の組成物および方法に利用される。
好ましい架橋結合法の具体例は、ポリマーとジアミンの反応によるアミド保護で ある。使用され得るジアミンは、以下のものを含む=1,4−ブタンジアミン、 1.6−ヘキサンジアミン、1,7−へブタンジアミンおよび1,12−ドデカ ンジアミン。
即ち、本発明は、適当な触媒の存在下適当な時間でコンドロイチン硫酸を1゜4 −ブタンジアミン、1.6−ヘキサンジアミン、1.7−へブタンジアミンお  ′よび1,12−ドデカンジアミンを含む群から選択されるジアミン化合物と接 触させ、その生成物を水で透析し、凍結乾燥するコンドロイチン硫酸修飾方法を 提供する。1,12−ドデカンジアミンは、好ましいアミンである。上記の媒体 は、好ましくはジメチルスルホキシド、またはジメチルホルムアミドである。触 媒は、好ましくはジクロロへキシルカルボジイミドである。
本発明は、ペクチンの水溶液が金属塩化物溶液と混合であり、塩の濃度が既知の 方法を用いて最終産物について望まれる溶解度に調節してあり、混合物が水酸化 ナトリウムを使用してpH8−8,5にゲルの形にするために調節してあり、沈 殿に続き、還心し水で処理する、ペクチンの修飾方法を提供する。得られたペク チンの固体金属塩は粉にするためにふるいにかける。適当な金属塩は例えば、カ ルシウム、ストロンチウム、およびマグネシウム塩を含み、カルシウムが好まし い。
少糖マトリックスを調製した後、マトリックスは薬物と混合する。方法は、選択 した医薬化合物の制御放出を可能にする組成物の製剤のためにその分野の技術者 に既知の物である。この方法および他の方法を使用して、望む医薬化合物の組成 物は本発明のポリマーと共に製剤することが可能である。このような方法の例は サフランら、サイエンス233巻、1081−1084頁(1986年)、およ びルピンら、ガストロエンテロロジー、92巻、1037−1044頁に記載さ れている。
本発明の組成物を調製するための具体的な態様は、例えば、マトリックス−医薬 錠剤、特に圧縮して調製した錠剤を含む、即ち、マトリックス−医薬ベレットは ゼラチンカプセル、または経口投与できる他の全ての手段に、含まれないかまた は包含されている、および、医薬を芯にし、生体溶解性ポリマーで包まれ、ポリ マー層は、例えばスプレーコーティング、鋳型成形または2重圧縮法で調製され た多層錠剤を含む。このような形態を調製する方法は全てその分野の技術者に既 知である。
医薬の量は、望まれる医薬の有効な1日量および患者の年令、性、肉体条件、疾 病、および他の医学的条件を考慮して変化可能である。
加えて、本発明のシステムで送達される医薬の量は、医薬の相対的効力に依存す る。本発明の送達系および方法で有効な結果を得るために必要な特定の医薬の量 は、その分野で既知の方法により決定される。例えば、推奨される量は、(例え ば、フィジシアンズ・デスク・リファレンス、1991年、イー・アール・バー ンハート、発表者、メルク・インデックス、第10版、メルク社、ニューシャー シー、およびファーマコロジカル・バスツ・オブ・セラビューティクス、8版、 ニー・ジー・グツドマンら、パーマボン・プレス、ニューヨーク参照)、以前の 有効な活性レベルを提供するために必要とする医薬の量を推定する基礎を提供す る。特に、以前に座剤の形で投与された望まれる医薬の量、および座剤で投与さ れたときの特性は、これに関して有用である。本発明の送達系が医薬の結腸への 全身(血液)輸送に依存しないので、患者に全身的に投与されるべき結腸医薬の 有効レベルが、直接結腸に送達されたときこのような医薬の有効レベルは有効量 より高いと期待される。
本発明の送達系で有効量が使用できる医薬の例は、非ステロイド系およびステロ イド系を含む抗炎症剤、デキザメタゾン、ブデソニド、ベクロメタゾン、フルク チカゾン、チオキソコータルおよびヒドロコルチゾン、サイクロスポリン、テオ フィリン、ニフェジピン、二硝酸イソゾルビド、オキシブレノロール、臭化シメ トロビウムと、メトトレキサート、タモキシフェン、シクロフォスフアミド、メ ルカプトプリンエトポシド、およびインドメタシンを含む抗腫瘍剤を含む。
カプセルおよび錠剤はその分野の技術者に既知の方法、例えばレミングトンズ・ ファーマシューティカル・サイエンス、マーク・パブリッシング・カンパニー、 16版、1980年、特に89章、医薬的調製および“錠剤、カプセルおよびピ ル”の製造法の項に記載されたように調製され試験される。もし望むなら、全て の具体例で1種より多い医薬を同じマトリックス中で患者に投与することができ る。
錠剤の具体例では、例えば、本発明の組成物は医薬の量を広範囲に提供し、例え ばその量は約5から30重量%の変化が可能である。
他の具体例として、圧縮錠剤は、錠剤の具体例と同様に有効量の目的医薬(類) または組成物(類)、および結腸に存在する1種またはそれ以上の微生物に錠剤 中の医薬(類)をさらすとき錠剤を崩壊し薬物を放出する本発明のポリマーの量 を含む形で形成する。
他の好ましい具体例は、その分野の技術者に既知である。有用な形態は腸へ投与 するのに適当なもので、標的の結腸で遊離する医薬を含み、さらに本発明の小糖 ポリマーマトリックスを含む。製剤は、胃および腸の酵素から医薬を守るが結腸 の生物に対して製剤がさらされたとき小糖含有マトリックスの崩壊および医薬の 遊離を起こすように設計される。
本発明の送達系および方法は、ひとへの投与に限定されず、特に犬、猫、馬、魚 および鳥、動物園の動物、野生の動物の制御および処置および牛、乳牛、豚およ び家禽のような食物またはまたは酪a産業に農業的に重要な動物への獣医学的な 投与に有用である。
下肥の実施例は本発明の実施に用いる材料および方法を述べたものである。本実 施例は発明をいかなる方法でも限定しない。
実施例1 工程法によるアクリル少糖モノマーの製造法A、エステル交換 2IIIII01ラフイノーズを5 Holメタクリル酸メチルと15厘lジメ チルホルムアミド中で20+gの4−二トキシフェノール(MEHO)および1 0mmol炭酸ナトリウムの存在下混合した。反応混合物は100mgBgの減 圧下70−75℃で加熱した。7個のプレートフラクションカラムがこの系のメ タノールを除去するために取り付けられた。12時間後、混合物を冷却した。生 産物はTLCプレートを使用して同定し、さらにシリカゲル60カラムで酢酸エ チルで溶出した。
B、アシル化 21+1101ラフイノーズを5 mmolのメタクリロイルクロリド、1OI IIa+01炭酸ナトリウム(乾燥)および2Qmgの4−二トキシフェノール と1511Ilジメチルホルムアミドまたはジメチルスルホキシド中で混合した 。混合物は減圧下(10hmHg) 7時間80℃で加熱した。同定および精製 は実施例IAと同様に行った。
実施例2 アクリル化小糖モノマーの2段階製造法A、3關01のセロビオースおよび3m molの水素化シアノはう素ナトリウムを5mlエチレンジアミン(75mmo 1)と共に25m1フラスコ中で5−10℃(水浴)で混合した。
この反応過程を、TLCプレートで展開系としてブタノール−エタノール−水( 5: 3 : 2)を用いて追跡した。生産物はヨー素またはニンヒドリンスプ レーを用いて同定した。
13、 Q、3mmolセロビオースを81111の水に溶解し、それからl1 mmol水素化シアノはう素ナトリウムおよび7.2mmol酢酸アンモニウム を加え、水浴中で混合した。実施例1と同様の追跡を行った。
C,3關01セロビオースを33m1の水に溶解し、それから9+■olの水素 化シアノはう素ナトリウムを加え、この混合物を水浴で10℃に冷却した。5Q mmolの重炭酸アンモニウムを加え反応を8時間10℃で、それから64時間 室温で続けた。後処理は、TLCで、実施例3に述べたように行ったが、同定は フェノール硫酸で行った。8時間後、混合物は蒸発乾燥し、それからlhlの水 を加え、混合物を再び乾燥した。生産物の分離および単離はアンバーライトI  R−120(H)カラム(23cta x 2cra 1. D、 )で行った 。混合物(15I11)は酢酸でpH5,5に酸性化し、それから85m1の水 を加え、混合物をカラム(1,5ml/分)を通した。カラムは25hlの水で 、それから2501のアンモニア(0,7M)、再び25hlの水で洗浄した。
アンモニア画分は回収し、蒸発乾燥した。
実施例3 アクリル化上ツマ−への架橋 A、ショツテン−バウマン反応 実施例2Cの3 mmolの生産物を211の水に溶解し、溶液を水浴で2−4 ℃に冷却した。3 amolのNaOHをその溶液に加えた。冷却し、3m+1 01のメタクリロイルクロリドおよび2111の水に添加した3 m+solの NaOHを滴下により同時に添加した。反応混合物は室温でさらに1時間掻き交 ぜた。反応の追跡はTLCで行った(シリカゲルプレート、ブタノール/エタノ ール/水を5:3:2の割合で)。
B、実施例2Cの3mmolの生産物を3 mmolのメタクリル酸と5社ジメ チルスルフオキシド中で掻き交ぜた。3.3amolのジシクロへキシルカルボ ジイミド(DCC)を反応混合物に添加し、これを24時間室温で掻き交ぜた。
実施例4 ポリマー化 ラフィノーズ架橋メタクリルコポリマー実施例1の生産物10!+11101を 20molのメタクリル酸とともにテトラヒドロフラン(3■1)中に取った。
開始剤としての45+agのアソービスーイゾブチロニトリルを添加し、ポリマ ー化は55℃で窒素大気下で行った。
24時間後、5mlの水を混合物に添加し、溶媒を減圧することにより1時間蒸 発させた。混合物はそれから透析袋に移し、10リツトル蒸留水中で24時間透 析した。最終生産物はそれから取り出し、凍結乾燥した。
実施例5 天然ポリマーの修飾 A、コンドロイチンの修飾 1.1gのコンドロイチン硫酸をllmmolの1,12ドデカンデジアミンお よび24゜2a+molのジシクロへキシルカルボジイミドとともに10i1の ジメチルスルフオキシドまたはジメチルホルムアミド中に取った。反応は室温で 12時間行った。反応混合物はそれから透析袋に移し、3リツトルの蒸留水中で 48時間透析を行った。
純粋材料はそれから凍結乾燥した。
2、コンドロイチン硫酸のタイプA(シグマ社、セントルイス、エムオー)をモ ル等量30%、50%および60%の1−12ジアミノドデカン(シグマ社、セ ントルイス、エムオー)で処理した。ポリマーの精製の方法はアセトンでのすす ぎ、および蒸留水での透析を含む。得られた生産物はそれから一晩凍結乾燥し、 得られた乾燥粉末は次の過程まで回収し封印した。
均一の浴槽のためのバッチは1%V/V水性アルコール(1部分水、2部分エタ ノール)溶液での吸光度スペクトルを測定することにより得られる。処理の割合 は種々の生産物に吸着するメチレンブルーの量の測定により決定した。コンドロ イチン硫酸および処置コンドロイチン生産物は透析袋[スペクトル/ボー3 X  33mm。
分子量12.000−14.000ダルトンで切断(スペクトラム、LA)]に 入れ、0.1%w/vメチレンブルーを含むベロナール緩衝液中に浸した。メチ レンブルーは袋の中へ拡散し、拡散した担体粉末へ吸着する。6時間の間の発色 団消失はスペクトロメーターで6650■で追跡した(スペクトロニック100 1、ミルトン・ロイ)。平衡時での吸光度はコンドロイチン硫酸が透析袋に入れ られたときの値で割った。100をかけた値は相対的メチレンブルー吸着数(R MN)として測定した。30%処置コンドロイチンの値は68.6.50%処置 コンドロイチンの値は60.5.60%処置コンドロイチンの値は54,4であ ることが発見された。それぞれのRMN(最も近い小数点は完全であった)はそ れぞれ70.60および55であった。
B、ペクチンの修飾 5%w/vペクチン水溶液を70%曹/vCaCIzl : 1の比で混合する 。得られた乳白色の溶液のp[+は2−2.5であった。このpHはINのNa OHの徐々の添加により8−8.5に合わせる。ゲルが形成され、これを沈殿さ せ、5000rpmの遠心、および水ですすいだ。得られた懸濁液は棚のオーブ ンで48時間乾燥し、最終の水の量を5%にした。固体ペクチンカルシウムは、 粉砕し、40メツシユのふるいを通し、粉を得た。
50.60.80および90%W/Vの塩化カルシウム溶液はまた、更に溶ける (50.60%)または余り溶けない(80および90%)生産物を製造するの に使用することができる。
マグネシウム(Mg”)、またはストロンチウム(Sr”)のような他の2価カ チオンは同様の方法で、結腸送達に適当なマトリックスとしてのペクチン塩を製 造するため同目的で使用できる。
実施例6 A、修飾コンドロイチンによるインビトロ研究1、コンドロイチン硫酸は大きな 腸の細菌により基質として用いることができる可溶性ムコ多糖である。本発明の 方法に有用な固体分免系は、実施例5(A)(1)で得たように、インドメタシ ンとの組合せで圧縮錠の形に結合コンドロイチン硫酸から調製した。薬物放出は 37℃でラット盲腸ホモジネートを用いて試験した。
結合コンドロイチンからインドメタシンの放出速度はコントロールとして用いた 明白なコンドロイチンのそれよりも低かった。盲腸ホモジネートの存在で試験し た場合、薬物の54%が未処理担体から放出し、一方処理担体からは17.6% だけが放出した。ホモジネートを含んでいないメディウムを用いる比較研究は、 異なる放出プロフィルを示した。処理したコンドロイチンを試験したとき32゜ 5%のインドメタシンが緩衝液中60分後放出した(盲腸ホモジネートに放出し た17.6%に比べて)。平行実験では、67.8%のインドメタシンが同一緩 衝液中、無処理コンドロイチンから放出した(盲腸ホモジネートの存在で放出し た54%に比べ)。
2、実施例5 (A) (2)で得た修飾コンドロイチン乾燥粉末を篩にかけ、 インドメタシン(シグマ)と9 : IW/Wの割合で混合した。各200a+ gを測定したマトリックスはパーキンエルマー小型プレスで圧縮した。
盲腸含量メディウム−200−300g重量のサブララット(アイ、ラッキイ。
エフ、アイザザー及びエフ。マール、イス、ジェイ、メト、サイ、20:603 −612.1984)に分解実験24時間前にコンドロイチン硫酸(20%水性 溶液)を与えた。分解実験30分前にラットを殺し、盲腸含有物をCO2雰囲気 下に集めてリン酸緩衝食塩水(PBS、pH7)に懸濁し1.25W/Vの最終 盲腸希釈液を得た。
薬物放出実験−分解実験を各処方で3回繰り返した。各実験は異なるバッチの修 飾コンドロイチンを示し、CO2雰囲気737℃、80rp■で水溶中で振盪し た100m+1密封ガラスバイアル中で2回実施した。放出実験は、盲腸含量を 添加し又は添付することなく(コントロール’JPBS中で実施した。試料(1 +1)は予め定めた時間間隔で3回インドメサチンアッセー用に引き出した。次 いで同容量のPBSを系に加えた。別のセットの実験で盲腸含量をPBS添加前 3分間超音゛波処理した。これは盲腸細菌細胞をよく破り、これにより分解実験 が遊離的酵素の存在で実施できるようになした(エイ、サリアーズ、アメリカン 、ジャーナル。
オフ。クリニカル、ニュートリジョン32 : 158−163(1979)) 。この最後の予備的研究は2つの異なる酵素環境での結腸担体の行動を比較する ためである。
2つの型の分解研究、「短時間研究」及び「長時間研究」を実施した。最初は0 115.30,45.60,90S120,150.180.240及び300 分のサンプリング時間で5時間続けた。短時間実験は3つの型のメディアでの分 解研究を含んだ。ラット盲腸含量、3分間超音波処理したラット盲腸含量(「音 波処理物」)及びコントロールメディア(細菌を添加しないPBS)。長時間実 験は0.3.6.9.12.14.21.24及び28時間のサンプリング時間 で24−28時間続けた。これらの研究では細菌だけを含んだ、即ち、音波処理 物の平行実験のない盲腸含量。
インドメタシン分析試料(1ml)は酸性(201!lの0.4NHC1)で内 部標準として0.2111g%のフルメナミン酸を含むl111の酢酸エチルで 抽出した。混合物をかきまぜて遠心した(3400rpmで3分)。500g1 の有機相を蒸発し、残渣をリン酸緩衝液pH7,5ニアセトニトリル(50:5 0)混合物に再び溶解した。20μmの溶液をHPLC系に注射した(ヘラレッ トパラカード1050ボンピング系、ジャスフ18フ5インテリジエントUV/ Vが検出機、ヘラレットパラカード3365ケムステイシヨンデータアナライザ ー及びバラカードアナログ−デジタル35900Cシユアルチエネルインターフ エイスコンバーターである)。波長は280niで、カラムは5ミクロン、25 0X4.6mRP−18であった(リクロカート250−4、イー、メルク、ド イツ)。
統計分析−異なる3時間点で種々の薬物態量の差を一方組を一試験を用い有意に 分析した。p値が0.05より小さいとき、統計的に有意差が認められた。
図2は6時間続いたこれらの分解研究(「短時間」実験)で得たデータをまとめ ている。全ての場合で、コントロール系、即ち盲腸含量でない、に放出した薬物 の量は盲腸含量又は超音波処理盲腸含量(「音波処理物」)の存在で放出した量 より大であった。全ての場合で、音波処理物の存在で放出された薬物の量は無傷 の盲腸含量の存在での量より高かった。しかしながら、PBSメディウムでのイ ンドメタシン放出プロフィルは約2時間後プラトウに達したが超音波処理メディ ウムでの薬物の放出プロフィルは、コントロール実験(4ないし5時間の間)で 放出された薬物のレベルに達成するまでゆるやかに増加した。実験の終わりでの インドメタシンのパーセント集積放出はRMN70、RMN60及びRMN55 に対し、PBS分解分解メディウム中ぞれ29.04.39.68及び3.80 で、RMN70.60及び55に対し、音波処理物分解メディウム中それぞれ3 2゜30.43.00及び3.30であった。無傷の盲腸メディウムを含んだ分 解メディウムに放出されたインドメタシンの量はそれらのレベルに達成せず得ら れた値(集積パーセントで)はRMN70.60及び55に対しそれぞれ13. 80.21゜43及び1.25であった。
同量のインドメタシンを含んだ未処理のコンドロイチン硫酸マトリックスとの同 様の実験は、担体の全分解が観察された1時間以内に終了し、薬物の全放出を得 た。未処理コンドロイチンが担体として役立った。これらの実験では、種々の分 解メディウムでの薬物放出プロフィル間に有意な差は見られなかった。
分解実験を最後28時間に計画したとき、異なる結果に達した(図3−5)。
RMN70処方では、放出されたインドメタシンのプロフィルは全実験例に従っ たPBSメディウムにおいてよりも盲腸メディウムにおいてより高く、12時間 から有意に(P<0.05)高かった。RMN60処方に関しては、12時時間 −たインドメタシン放出の最初の抑圧後、盲腸含量メディウムにおける放出プロ フィ、ルは、PBSコントロールにおけるインドメタシンプロフィルより上に上 りた。組を試験により分析されたように差の有意が24時間後達せられた。RM N55処方に関しては、盲腸メディウムでのインドメタシンプロフィルは、6時 間後PBSコントロールで得たプロフィルより上に上った。2つの系で放出され た薬物の量の間の有意の差が24時間後に達成した。
図6は実験の終わりで(28時間)PBSコントロールメディウムで及びラット 盲腸含量メディウムで放出されたインドメタシンの全量の間の差を示す。PBS に対する値は、RMN70、RMN60及びRMN55に対し、それぞれ30゜ 07±10.01.19.65±14.96.9.02±4.13%のインドメ タシン放出であった。盲腸含量メディウムに対する対応インドメタシン値は、R MN70、RMN60及びRMN55に対し、それぞれ70.96±18.93 .48゜68±34.99.22.47±7.90%であった。28時間後の測 定インドメタシン値と担体処理(即ち、相対メチレンブルー数により表された修 飾)との間に線状相関があることは、描かれたデータから明らかである。実際、 線状相関分析は0.999の値を得た。
修飾コンドロイチンは、ラット盲腸含量の細菌により退化するその能力及び生理 的緩衝液中分解するその無能力により結腸特異的担体として示唆される。PBS コントロールでの放出プロフィルとラット盲腸含量メディウム間の差は、修飾コ ンドロイチン担体上のラット盲腸細菌の影響により説明される。研究の第1段階 で、放出の抑制を観察した。これは固体担体の表面に形成された細菌層により説 明され、従って、メディウムへの薬物拡散での遮断となる(ダブリュ、コスター トン、ケイ、ジエイ、チェン、ジー、ジー、ギーセイ、ティ、アイ、ラド、アイ  シー、ニケル、エム、ダスグブタ及びティ、ジエイ、マリ−、アン、レヴ。
ミクロパイオル、41 :435−464(1987))。盲腸含量を超音波処 理すると、細菌細胞は破壊され薬物担体を破壊しうる内酵素の一部が放出した。
これは2つの観察、分解メディウムにおける高い薬物レベル及びコントロール( PBS)実験(図1)で測定されたように同様の薬物レベルとなった上昇ノ5タ ーンとなった。分解実験が28時間以上続いたとき、異なる発見がみられた。こ れらの研究で、ラット盲腸含量に存在する酵素により達成されたインドメタシン の特異的放出が見られた。放出キネティクスの明らかなノ(ターンは画かれな力 1つた力(、図3−5は、ラット盲腸含量の存在で放出されたインドメタシンの 量がコントロール実験で放出された量より有意に高いことを示す。音波処理が高 割合の修飾コンドロイチン崩壊を起こすこの観察は、ラット盲腸細菌が報告され た結腸担体のバイオ一二ローションに関与することを示唆する。サリマーズ等は コンドロイチンがヒト結腸嫌気性細菌に基質として役立つことを既に示した(す 1ノアーズ、エイ、エイ、アメリカン・ジャーナル・オブ・クリニカル・ニュー トリジョン32 : 158−163(1979)、サリアーズ、エイ、エイ、 等、ジャーナル・オブ・バクテリオロジイ 143ニア72−780(1980 ))。比較すると、本発見は細菌が修飾コンドロイチンをも、固体形で、非常に 遅い割合である力(崩壊しつる可能性を明らかにする。薬物担体の特異的破壊の 概念が分析されると、わずかしか溶解しない薬物の用途が必須であることを示す 。高溶解薬物の用途1ま観察された放出キネティクスが薬物担体の拡散又は侵食 の結果であることを識別するのを複雑にする。
28時間後、盲腸メディウムで放出されたインドメタシンの全量Itコンドロイ チンの相対メチレンブルー数に比例し、言いかえればコンドロイチンが通過した 処理の程度に逆に比例する。この観察は薬物放出のコントロールの最適化(ま反 応方法をつり合わせることにより達成できることを示す。
この研究は修飾コンドロイチンのマトリックスが特異的結腸分配系として役立つ ことを示す。修飾コンドロイチンは小腸の生理的pHに合うpH値で10時間以 上その薬物含量を維持する能力を有する。加えて、この研究を二存在する処方技 術は、大腸に分配するのに適した全ての薬物を取込ませる。適当な例(才炎症腸 疾患の処置のための薬物、例えばステロイド、又はサリチル酸誘導体、例え1f 5−アミノサリチル酸である。蛋白薬物が結腸中の蛋白分解崩解に感受性が少な Llという仮説に基づき(エム、エイ、ロンガー、ジエイ、エフ、ウッドレイ、 アール。
ダンカン、プロンード、シンブ、コントロール、レヴ、ノくイオアイテイブ、マ ター、16・235(1989))、修飾コンドロイチンはその目的に適当な担 体として役立つ。改良された結腸吸収を有する薬物(ジエイ、ダブリュ、ファラ 、エル、エフ、プレスコツト及びダブリュ、ニス、ニモ(編集)ラベル。ドラッ グ、デリバリイ、ジョン、ウイリイ、アンド、ソンズ、チケスター、1989. 103−112頁)は、特異的結腸担体、例えば修飾コンドロイチンに好ましく は処方しうる。
B、修飾ペクチンによるインビトロ研究実施例5(B)で得たようにペクチン塩 をインドメタシンと9:1の割合で混合し、乾燥雰囲気下2.5トンで200m g錠に圧縮する。インドメタシンは、6−7のpH範囲でその反応性低溶解性の ゆえに薬物モデルとして用いた。
インドメタシン担体の特異的崩解性を、(a)特異的ペクチン酵素(ペクチン酵 素 3X、ノボファーメント、スイス)及び(b)ラット盲腸含量を含んでいる リン酸緩衝食塩水(PBS、p’ H7,0)での分解試験を実施することによ り研究した。第1のセットの研究で、マトリックスは30.000uの緩衝した 酵素の2511に72時間浸漬した。試料(1ml)を予め定めた時間間隔で2 回取り、インドメタシンマッセー用にリン酸緩衝液(pH8)でlQmlに希釈 した。第2セツトの研究で、分解実験をCO2雰囲気下で37℃で集めたう・ン ト盲腸含量の添加によりPBS中で実施した。1+wl試料を予め定めた時間間 隔で2回、インドメタシンアッセー用に取った。実験は少なくとも3回繰り返し た。各研究は、酵素または盲腸含量を含まないコントロール実験と平行して行っ た。
試料(1111)を酸性にしく300m1の0.4NHC1) 、内部標準とし て0.2tsg%のフルヘナミン酸を含んでいるl111の酢酸エチルで抽出し た。混合物をかきまぜて遠心した。500m1の有機相を蒸発し、移動相に再び 溶解した。20ミクロリツトルの溶液をHPLC系に注射し、280止で検出し た。HPLC条件:カラム:RP:18(5ミクロン、250X4.6龍):移 動相ニアセトニトリル/リン酸緩衝液pH7,5(50: 、50)。
結果は図7及び8にまとめる。ペクチン酵素の場合及びラット盲腸含量を含んだ 実験とも、インドメタシンが特異的に放出されトントロール研究に比べて有意に 速いことが明らかである。わずかに16.88±0.3%の最初の重量がラット 盲腸含量実験のコントロール分解研究の終わりに残った。この観察は、インドメ タシンが分配系が崩壊後、マトリックスの残骸により長く結合することを示唆し つる。換言すると、粒子の表面域での増加が錠剤崩解により起きるにもかかわら ず、インドメタシンは、ペクチン塩の細かい粒子から放出しないので、期待した ほど放出しなかった。全担体の特異的崩壊はラット盲腸細菌から生じる酵素によ り起きると仮定され、ペクチン塩は結腸特異的分配系として役立つことができる と結論される。
マトリックスとして(実施例5(B)を引用する)異なる溶解性性質を有する種 々のペクチンカルシウム(又他の金属)塩を用いることにより、薬物放出の割合 は調節でき、適合できることに注意すべきである。
実施例7 修飾コンドロイチンによるインビボでの検討コンドロイチン硫酸タイプA(シグ マ U、 S、 A、 )を上記と同様に処理した(上記5 (A)(2))。
修飾生成物の特徴付けはそのメチレンブルー吸着によって行つた。透析室中の生 成物は11%メチレンブルー溶液中の浸漬させた。染料濃度の減少を685nm にて観察した。生成物の吸着能を相対的メチレンブルー数(Relative  Methylene Blue Number:RMN)として測定した。マト リックスをインドメタシンおよび修飾コンドロイチンを1:9の割合で混合して 製造し、手動でプレスした。
インビトロ放出実験はりん酸緩衝食塩水(P B S)中、ラット盲腸内容物の 添加または不添加のもとに行った。溶解物のビーカーを、CO2雰囲気下37℃ の水浴中でしんとうさせた(80rpm)。サンプルをインドメタシン分析のた めにあらかじめ設定した間隔で3個1組で取り出した。実験は各製剤で3回繰り 返した。
検討はカニユーレを挿入した犬により、製剤RMN60を用いて行った(A。
ルーピンシュタイン、V、 H,キン・す、P、グラバ−1P、バスおよびJ、 R。
ロビンソン、ジーナル・オブ・ファーマコロジカル・メソッド、第19巻第21 3−217頁(1988年))。この検討において、コンドロイチン製剤は犬小 腸の末梢部に直接投与した。対照として、インドメタシンの水性アルコール(h ydroalcoholfc)分散物を使用した。血漿サンプル(8ml)を頭 部静脈から取り出し、そのうちの1mlをインドメタシン分析に用いた。
インドメタシン分析 試料は内部標準としてフルフェナム酸の存在下で抽出した。抽出溶媒は溶解試イ ンビトロの結果を第6図に示す。この図は28時間後、インドメタシンの累積的 放出が、RMNによって発現された担体修飾物の度合いに直線的に比例すること を示している。PBS対照中の溶解と盲腸内容物の溶解間に有意差(D < 0 ゜05)が見られた。カニユーレ挿入式におけるインドメタシンの薬物動態像を 第時間1分 時間1分 時間1時 FIG、 3 FIG、4 時間1時 FIG、 5 時間3時 FIG、 7 濃度 (nq/mll 要約書 白およびペプチドなどの薬物の腸内投与(こII用し得る。
国際調査報告

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.結腸送達システムがマトリックスと組み合わせて薬物を含み、上記マトリッ クスが糖類含有ポリマーを含むことを特徴とする、薬物を必要とする患者に対す る薬物投与のための結腸送達システム。
  2. 2.上記マトリックスが上記患者の腎の酵素および胃のpHに対して抵抗性であ る、請求項1記載の結腸送達システム。
  3. 3.上記マトリックスが上記患者の小腸の酵素に対して抵抗性である、請求項1 記載の結腸送達システム。
  4. 4.上記ポリマーが合成ポリマーである、請求項1記載の結腸送達システム。
  5. 5.上記合成生物ポリマーがメタクリル系ポリマーである、請求項4記載の結腸 送達システム。
  6. 6.上記合成生物ポリマーが、さらに少糖を含むものである、請求項5記載の結 腸送達システム。
  7. 7.上記少糖が上記患者の結腸細菌により分解され得るものである、請求項6記 載の結賜送達システム。
  8. 8.上記少糖が上記患者の小腸の酵素の酵素作用に対して抵抗性である、請求項 6記載の結腸送達システム。
  9. 9.上記少糖が、セルビオース、ラクツロース、ラフィノース、スタキオースか らなる群から選ばれるものである、請求項6記載の結腸送達システム。
  10. 10.結腸送達システムがマトリックスと組み合わせて薬物を含み、上記マトリ ックスが糖類含有天然ポリマーの修飾ポリマーを含むことを特徴とする、薬物を 必要とする患者に対する薬物投与のための結腸送達システム。
  11. 11.上記天然ポリマーがムコ多糖である、請求項10記載の結腸送達システム 。
  12. 12.上記修飾天然ポリマーが架橋コンドロイチン硫酸である、請求項10記載 の結腸送達システム。
  13. 13.上記薬物がインドメタシンを含む、請求項1記載の結腸送達システム。
  14. 14.上記薬物がインドメタシンを含む、請求項12記載の結腸送達システム。
  15. 15.上記修飾天然ポリマーがペクチンの金属塩である、請求項10記載の結腸 送達システム。
  16. 16.上記金属がカルシウムである、請求項15記載の結腸送達システム。
  17. 17.上記薬物が抗炎症剤を含むものである、請求項10記載の結腸送達システ ム。
  18. 18.上記抗炎症剤が非ステロイド系抗炎症剤である、請求項17記載の結腸送 達システム。
  19. 19.上記抗炎症剤がステロイド系抗炎症剤である、請求項17記載の結腸送達 システム。
  20. 20.上記薬物がデキサメタゾン、ブデソナイド、ベクロメタゾン、フルクチカ ゾン、チオキソコルタールおよびヒドロコルチゾンからなる群から選ばれるもの である、請求項1または請求項10記載の結腸送達システム。
  21. 21.上記薬物がシクロスポリンである、請求項1または10記載の結腸送達シ ステム。
  22. 22.上記薬物がテオフィリン、ニフェジピン、イソソルビド二硝酸塩およびオ クスプレノロールから選ばれるものである、請求項1または10記載の結腸送達 システム。
  23. 23.上記薬物が過敏性腸症候群の処置のための抗痙攣剤である、請求項1また は10記載の結腸送達システム。
  24. 24.上記薬物がシメトロピウムブロミドである、請求項23記載の結腸送達シ ステム。
  25. 25.上記薬物が抗腫瘍剤である、請求項1または10記載の結腸送達システム 。
  26. 26.上記抗腫瘍剤がメトトレキサート、タモキシフェン、シクロホスファミド (cyclophosphamidle)、メルカプトプリンおよびエトポシド からなる群から選ばれるものである、請求項25記載の結腸送達システム。
  27. 27.上記薬物がインドメタシンである、請求項1または10記載の結腸送達シ ステム。
  28. 28.薬物を必要とする患者の結腸への薬物送達方法であって、上記患者に対す る請求項1〜27のいずれか1項記載の結腸送達システムの経口投与を含む方法 。
  29. 29.修飾コンドロイチン硫酸の製造方法であって、上記方法が、(1)コンド ロイチンを反応媒体中でコンドロイチン硫酸の修飾のために十分な時間反応させ 、ただし、上記反応媒体は、(i)1.4−ブタンジアミン、1,6−ヘキサン ジアミン、1.7−ヘプタンジアミンおよび1,12−ドデカンジアミンからな る群から選ばれるジアミン化合物: (ii)上記コンドロイチン硫酸の修飾反応に適当な溶媒;(iii)上記修飾 反応に適当な触媒を含み、ついで、(2)上記修飾コンドロイチン硫酸を水中透 析により分離し、ついで凍結乾燥することを含む方法。
  30. 30.上記溶媒がジメチルスルホキシドまたはジメチルホルムアミドである、請 求項29記載の方法。
  31. 31.上記触媒がジシクロヘキシルカルボジイミドである、請求項29記載の方 法。
  32. 32.修飾ペクチンの製造方法であって、上記方法が、(a)ペクチンの水性溶 媒を金属塩化物溶液と混合し;(b)(a)の混合溶液のpHを水酸化ナトリウ ムにより8−8.5に調製して、ゲルを形成させ: (c)上記修飾ペクチンをペクチンの金属塩として析出させ;(d)(c)の析 出物を集め;ついで、(e)集めた析出物をふるいにかけて粉末化する;ことを 含む方法。
  33. 33.上記金属がカルシウム、ストロンチウムおよびマグネシウムからなる群か ら選ばれるものである、請求項32記載の方法。
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