JPH05508119A - 転写フィルム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 転写フィルム 本発明は、例えば保証文書に用いる転写フィルムに関する。

陰刻印刷は、文書に保証印刷をするために多年にわたって用いられてきた。その ような印刷は銀行券に触知性を与えるための、保証パターン等を与えるために用 いられてきた。

最近は、クレジッットカードのような保証文書が用いられる様になってきたが、 この上に陰刻印刷をするのは一般に不可能である。

これらは、一般に陰刻様触知性を欠く。

これらの場合には、保証の印及びパターンを有する平らなフィルムは、箔押法を 用いて転写されて来た。これらのフィルムは、高い圧力及び温度で、表面に英数 字のパターン、紋章、略符等の形で貼り付けられる。例えば蒸着フィルムを転写 することにより、平滑な金の様な文字が作りだされる。

ＥＰ−Ａ−１９４０４２にあるように、刻んだ塁押面を用いて粗い三次元パター ンを娶押しすることにより、金属化箔をエンボスすることが出来る。しかしこれ は、陰刻触知性を与えない。

フィルムの内面にホログラフィ−の光学的回折レリーフパターンの様な三次元パ ターンのある箔押しによりフィルムを適用するのは公知である。そのよ・うなフ ィルムは、転写後は完全に平坦な表面を有しており表面粗さを示さない。箔押し 過程それ自体は、転写後に軽く押されるフィルムの表面に先に存在したかもしれ ない外部レリーフの全てを平坦にするようである。

スクリーン及び箔押法によりカードに署名パネルを貼り付けるのがこれまで便利 であった。そのようなパネルの偽物や模造を防止するだめの改善が大いに望まれ ている。紙パネルはカードから除くのが難しいが、箔押し塗膜は、それらがより 薄く内部強度がより小さいため、より難しい。

陰刻印刷の使用は、偽造防止及び模造防止の手段として確立されているが、これ まで箔押し署名ストリップと共に用いられることは無かった。しかし、陰刻はカ ードのコストを大幅に引き上げるので、比較的高価な紙パネル上に見出される。

ＵＳ−Ａ−３５４５３８０は、箔押し署名パネル上に得られる陰刻効果を述べて いるが、これは型押類の彫刻に従って不連続な転写を与えることにより行われる 。それらはパネルの一部を省略する。

これは望ましくない。

本発明の第一の態様は、逆になったレリーフパターンを画定する窪みであって、 レリーフ材料が剥離できるように充填されたものを有するパターン画定層；及び 前記レリーフ材料に付着するように前記パターン画定層の窪みの上に横たわる保 持層を含み、前記パターン画定層は前記保持層及びレリーフ材料から剥がれて、 レリーフパターンを画定するレリーフ材料を保持層上に残しつるものである転写 フィルムである。

陰刻様パターンが基体上に与えられるように箔押し法を用い、平たいエンボスし ていないマンドレルを用いて、平たい基体に適用できる新しい転写フィルムを、 本発明者らは発明した。

レリーフパターンを帯有する完全なパネルを、彫り込んだ型押類を用いないで造 ることができるので、本発明は署名パネルに適用するのに特に適している。パタ ーン画定層が三次元の特性を持つ平行な表面を持った箔押しフィルムが提供され る。即ち、本発明は箔押し法によりプラスチックの金融取引カード上に署名パネ ルを形成するのを可能にする転写フィルムを提供する。そのような署名バネルは その表面の少なくとも一部に陰刻様触知性を示す。

典型的には、剥離材料の保持層からの転写が最大になるように、窪み、例えば滑 らかな溝の中に剥離層が設けられる。

パターン画定層は単層のプラスチック層で出来ていてもよいか、好ましくは追加 の支持層が設けられており、このパターン画定層は、典型的な厚さ１２５μｍの 、良く結合された、その中に溝の設けられているエンボス可能な皮膜を含む。

保持層は使用時には基体上に設けられた接着剤により基体にしっかり付けられて もよいが、一般にはこのフィルムは更にその保持層上に感圧接着剤又は好ましく は感熱接着剤のような接着剤を含む。

これは、転写フィルムの区画が従来の箔押し法と同様にしっかりと付くのを可能 にする。このフィルムはプラスチック基体に用いるのに適しているが、他の形態 の平滑な基体にも用いえよう。

好ましくは、保持層は幾分多孔性でマーク、例えば署名の書ける様な区画を含ん でいる。この態様は特に重要である。とゆうのは、この発明は、上述のように、 身分証明書等の上の署名パネルを提供するからである。場合によっては、レリー フパターンは署名パネルの相対する端に設け、中央部を署名のために空けておく 。他の場合には、比較的弱い陰刻又はレリーフパターンを署名パネル全体に設け 、署名がレリーフパターンを横切って書けるようにしてもよい。

好ましくは、パターン画定層は、保持層に面する表面上に平板印刷のようにプリ ントされて、このプリントが保持層に転写される。

これは保証のしるし等が保持層上に設けられることを可能にする。

例えばそのようなしるしは虹のインキ効果を示す。プリントされた保証のしるし は、英数文字、サイン、符号、ロゴス（ｌｏｇｏｓ）、幾何学的デザイン及び細 線トレーシングを含む。それらは、ハーフトーンスクリーン分離法、並びに絵画 素及び線走査写真複写機、ハーフトーン補強カラースキャナー等を含む電子写真 カラー複写機により模写を食い止めるようにデザインされた色合い及び密度、並 びに線模様を含んでいてもよい。

署名パネル用には、保持層は淡い背景色を持っているのが好ましい。マーキング 組成物及び保持層の色はメタメル効果を生ずるように選んでも良い。サイン領域 に陰刻効果を存在させるのであれば、マーキング組成物の色は、濃いインキで形 成される署名を不明瞭にしないようにするために、通常淡くなるように選択され る。

保持層は、一般には、ビニルエマルジョンポリマーのようなエマルジョンポリマ ーとの水分散液中のクレー、酸化チタン、酸化亜鉛、炭酸カルシウム、硫酸バリ ウム、酸化ジルコニウム又は他の白色もしくは無色の組成物からなる。

レリーフ材料は、一般にはペースト若しくは液体のインキ又は他の種類の皮膜か ら形成されるが、保持層の一部から成っていてもよい。

本発明の第二の態様は、逆にしたレリーフパターンを画定する窪みを有するパタ ーン画定層を用意し；前記窪みを剥離可能なように剥離材料で充填し：そしてレ リーフ組成物に付くように前記窪みを覆う保持層でパターン画定層を覆い、ここ に前記パターン画定層は前記保持層及びレリーフ材料から剥がされて保持層上に レリーフパターンを画定する材料を残しうるものである転写フィルムの形成方法 である。

典型的な例においては、エンボス可能な層を支持する支持層（例えば２０μｍの 厚さのポリエルテル）を用意する。このエンボス可能な層は、典型的には厚さ１ ００〜１５０μｍのポリエチレンである。この層の表面は、剥離可能である必要 がある。二軸配向ポリプロピレンも用いつる。

剥離特性は、製造と貼着のためには充分なぴったりくっついたかみ合わせを持ち 、しかも型押し後剥離する材料から選へはよい。剥離性は、例えばロウ又はシリ コーンの薄いプライマーを施すことにより増すことができ、−刃表面をコロナ放 電（これはポリエチレンのような剥離性の高い材料の結合性を増す効果を有する ）で処理することにより減らすことができる。

次いて表面を剥離可能なようにプリントできようが、実際にはこの段階ではうま く行きそうにない。それは、若し溶媒ベースのレリーフ材料インキが用いられる と、このインキが溶解しやすいからである。

次いて滑らかな溝のような窪みを、エンボス可能なようにエンボスしレリーフパ ターンを画定する。ポリ塩化ビニルは９５〜１４５°Ｃでエンボスできる。ポリ エチレンは６０°Ｃ付近でエンボスできる。

ポリカーボネートは１６５°Ｃで、ナイロンは１７５°Ｃでエンボスできる。低 すぎる温度でエンボスすると、微細部が現れない。高すぎるとプラスチックは柔 らか過ぎて細部を保持できない。溝の深さは５０〜１２０μｍが適当である。異 なる溝深さを用いることが出来よう。エンボスは、一般にシリンダーの周囲に連 続的に伸びるレリーフパターンを有する金属シリンダーを用いて行う。このレリ ーフパターンは、高い温度でエンボスできるように、一般に金属製である。

ポリエチレンは、エンボスするにもインキ及びクレーの被膜を剥離するにも容易 であるから好ましい。もし必要なら、インラインで付着性及び濡れ性を調節する ためにコロナ処理できる。

エンボスした領域はプリントした領域（もしあれば）と重複するか、又は単に隣 合っていてもよい。エンボスしたパターンは、端から端まで「壁紙」様、即ち縮 小画プリントの繰り返し領域、又は複雑な線模様の連続的デザインであってもよ い。このエンボスは通常円周上に継ぎ目が出ないようなローラーで行われよう。

即ちこの像には継ぎ目が無いてあろう。エンボスはデザイン中にエンボスされる プラスチックのリールの長さに平行に走る線を含むとよい。

次いて窪みをインキで満たし、過剰分があればドクターブレードで掻き落とす。

もしこのインキがペーストインキのような高固体インキであれば、これはその凝 固を促進するために乾燥すべきである。例えばそれを除けばインキの粘度を増す 小割合の揮発性溶剤があることがあるからである。

紫外線又はおそらく電子ビーム硬化性インキを用いつる。これは従来のペースト インキを乾燥できるよりも早く固められる。これは非孔質表面上のインキを素早 く乾燥するのは問題が有るよってあるからである。適当なＵＶ硬化性インキは、 ５ｅｒｉｃｏｌ　（商標）ＵＶＯ２１（白）インキである。

これらの高固体インキて窪み又は溝を実質的に完全に充填する。

しかしながら、固体含量１０ｗｔ％未溝のフレキソ印刷インキのような溶媒ベー スのインキを用いうる。この場合、この湿潤インキは窪みを満たすが溶媒の蒸発 によりすぐに乾燥するであろう。この場合、残った染料又は含量は単に窪みに線 を引くだけで、これを満たさないであろう。これら溶媒を含むインキは、模造を 試みるならば容易に溶解するであろう。従ってこれらは一時的のものであろう。

この場合には保持層には溶媒皮膜よりもむしろ水性皮膜が塗られよう。

場合によっては、窪みにインキを塗る代わりに保持層が窪みを完全に満たすであ ろう。

好ましくは、今や印刷過程を行う。虹印刷、密な見当多色刷り、及びインキ中に 隠された蛍光剤の使用が、好ましい種類の印刷である。

次に保持層を貼る。例えばレリーフパターンのある所以外では厚さ２５μｍであ る。レリーフパターンのある所ではもっと厚いであろう。

保持層はエンボス深さに関して極めて薄いであろう。この皮膜はローラーコーテ ィング法で適用できる。白い顔料エマルジョン皮膜の代わりに保持層としてＵＶ 硬化性インキを適用できよう。

フィルムを形成する表面よりもやや多孔質な表面を用いるほうが署名パネル用に は好ましい。この皮膜は、接着剤皮膜からの溶媒がしみ込んで剥離層に存在する 一時的インキを攻撃するのを許すほど多孔性であってはならない。先に印刷した 一時的インキを時期尚早に溶解することの全く無いように、白い顔料皮膜を水性 バインダーから析出させるのが好ましい。この皮膜は、一般には、当技術分野で 知られているように置換グアニジンのような漂白性試薬を少量含んでいる。この 場合、それは熱い空気で乾燥される。

次に接着剤が施されよう。署名パネル用にはこれは厚さ典型的には約１μｍの熱 活性化性接着剤であろう。

異なった色のインキで第二のエンボスができるように、第二のオフセット印刷を 用いることができよう。これは好ましくはストリップの異なった領域、例えばス トリップの反対の端に施されよう。

保持層は好ましくは署名のようなマークを受け入れられるように適合させるか、 電子的にイメージを出すこともできよう。やや多孔性の又はやや粗い白色顔料皮 膜は、トナーが付着したり、インクジェットのインキが乾燥したりするのにも有 用であろうが、熱転写染料像用にはフィルム形成性皮膜のほうがよいことに注意 すべきてあ転写フィルムは、ＰｖＣベースの金融取引カード、サービス享受資格 証、身分証明書、入場許可証、ＥＦＴＰＯＳカード等に用いうる。

署名用途に用いられるのに加えて、本発明の転写フィルムは通帳のカバー、免許 証等の他のプラスチック基体に領域を貼るのにも用いつる。

この転写フィルムは、既に適当な印刷のされた紙及びプラスチックを含む文書に 表面模様の付いた縁を貼るのにも用いうる。これらの縁は型押しするよりも熱と 圧をかけてロール掛けするとよい。これらの場合、感圧接着性裏張りで、被覆し たものか、転写したものを用いえよう。ストリップはシールとして用いえよう。

署名パネルの場合に、付与された触知性は何かの上に横たわる署名（尤も署名は 必ずしも何かの上に横たわるものではないカリの詐欺的な変更に対する有用な防 御を提供する。それはまた、偽造に対する有用な妨害物を提供しそれを暴露する に適している。それはまた詐欺的な変更を阻止し、暴露するであろう。

好ましい署名パネル構成物は、パネルの片側に付けられた陰刻又はレリーフパタ ーン、多色オフセット印刷、及び／又はサイン領域中のＵＶ吸収性の可視光で蛍 光を発するマーキングを含み、多色の微細に見当を合わせたイメージは一時性イ ンキを組み入れる。保持層は水性媒体から析出した白色顔料皮膜を含み、漂白性 を示す薬剤を有するであろう。支持層は、ポリエチレンをパターン画定層で被覆 されたポリエステルであろう。熱活性性接着剤が用いられよう。

場合によっては、レリーフ材料を適用する前後に、特に溶媒を存するインキの後 に、エンボスした層の薄い金属皮膜を被せてもよい。

パターン画定層、例えばポリエチレンは、ホログラフィ−でエンボスし、金属被 覆してもよい。

本発明に用いうるマーキング組成物の例としては、着色透明インキ（黒、白を含 む）、半透明インキ、溶媒感応性（一時的）インキ、金属粉インキ、存色金属性 インキ；紫外線、可視光線又は赤外線感応性インキ例えば紫外蛍光性インキ、ホ トクロこツクインキ、反ストークスインキ、光学的に変わりうるインキ、玉虫色 のインキ、センサー感応性インキ例えば磁性インキ等がある。

このインキは、紫外線硬化性インキ及びエレクトロンビーム硬化性インキを含む リトグラフインキのような高固体インキ、又はフレキソ印刷インキ又はグラビア インキのような溶媒ベースのインキであり得る。

以下に、添付図面を引用して本発明の転写フィルム及び方法を説明する。

［１はフィルムの１例の断面図である。

図２は繁押し機の頭の間に置かれた転写フィルムの第２の例の断面図である。

図３は基体上に転写した後の図２のフィルムの断面図である。

図４〜９は、転写フィルムの他の例の転写部分の部分断面図である。

担体又は支持フィルム１（図１）、例えば二軸配向ポリエステルが、盟押し可能 な、剥離可能な熱可塑性皮膜２（例えばポリエチレン）を乗せている。この剥離 可能な熱可塑性皮膜は、このプラスチック皮膜中に、典型的には深さ１００〜１ ２５μｍの刻み目又は窪みを作りだすようなレリーフパターンの線を持つ金属プ レート（図示していない）でエンボスする。

次いでこのエンボスしたフィルムを被覆機又はインキ付は機に移し、ここて好ま しくは高固体含量の、インキ４のようなマーキング組成物を刻み目又は窪み３の 中に堆積させる。この被覆プロセスでは、過剰のインキを窪みの付いたフィルム に適用し、次いで表面をドクターブレードで掻き取り、インキを窪みの中にのみ 残す。次いでこのインキを乾燥してレリーフパターンを明瞭にする。次いで、先 に述へたように、皮膜２に５の所で保証のしるしをリトグラフでプリントする。

次いで連続的保持層又は皮膜を適用し、続いて例えば厚さ１μｍの熱活性化性接 着剤層７を適用する。

連続層６は、透明でも、半透明でも又は不透明でもよく、例えば厚さ５μｍであ る。署名ストリップパネルを作るためには、皮膜６は、主に、スチレン−ブタジ ェンゴム又はアクリル系の若しくは他のビニル系の水性エマルジョンのような適 当な水性バインダー中の白色顔料例えば二酸化チタンであろう。

図２は転写フィルムを用いる方法を示す。この場合、変形された形の転写フィル ムが示されている。即ち、追加のワックス剥離層８が、ライニングとして窪み４ 内に、及び保持層６に隣接する皮膜２の表面に沿って、設けられている。図２に 示す転写フィルムの残りは［ＮＩに示すものと同じであり、同様な引用数字を用 いた。しかしながら、この場合、プリント５を設けていない。

使用に際しては、マンドレル１０及び平たい表面をした型押し頭１１をバックに して、適当な平たい表面９上の陰刻様線パターンを転写するに適当な領域に約１ ００″Ｃで転写フィルムを型押しする。

キャリヤーフィルム及び熱可塑性皮膜を除くことによって（これは、もしインキ ４及び層２の間の剥離が充分でないときは、ロウ又は他の剥離材料８に助けられ るプロセスである）、レリーフパターンを有する署名ストリップ表面が露出され る（図３）。

図３には基体９の断面及び転写された皮膜が示されている。

本発明は、例えばプラスチックの取引カード又は身分証明書の署名ストリップ領 域に陰刻様表面模様を与えるのに用いつる。この場傭、陰刻ｇ：４　ｉ広＠名ス トリップの端部領域に限られ、署名を受け入れるための′１当な平らな領域が空 けられる。他の場合には、陰刻模造は署名ストす・・ｌブの全体に広がる。

溝３の形は、一般に、陰刻パターンの形成とその後の剥離をさせるために、窪ん でいなければならない。

陰刻パターンを作るために用いられる被覆材料又はインキは、不透明でも、半透 明でも、透明でもよい。それは、着色顔料、不可視紫外線吸収可視蛍光発生染料 、ホトクロミック染料又は顔料、可逆熱クロミック材料、光学的に変化しつる顔 料等（前述の通り）を含んでいてもよい。

署名パネル用途には、一時的性質、即ちそれが有機溶媒と接触したとき染料汚れ を広がらせる性質を持っているインキを用いるのが望ましい。

もし剥離層８が１又はそれ以上の金属の又は誘電性の皮膜が与えられるなら、金 属反射の複雑な色効果が出せる。これらの皮膜は、レジストパターンを適用した 後に、例えばアルカリでフィルムを洗浄することにより選択的に除きうる。

レリーフ要素を育する表面６は透明で反対側を保証のしるしでプリントしてもよ い。

本発明を箔押しフィルムに関連して述べたが、感圧接着皮膜及び他の熱活性化性 接着剤皮膜も用いうることは明らかである。もし保持層が熱可塑性プラスチック であるなら、これは接着層の必要性無しにラミネートにより同様な表面に直接接 着しつる。

他の変形として、層６はレリーフ皮膜と同じ色を持つが、更なる保証手段として メタメル効果を用いることもできる。（これらは、同じ外観であるが赤外領域で 異なった吸収を示す相補的な印刷を２つの皮膜に施すことにより達成される。こ れは秘密のメツセージを送る方法を提供する。）。

本発明を、主に白色顔料皮膜を有する署名ストリップに関連して説明してきたが 、裏地は金属性又はホログラフィック／回折性をもつことは全く可能である。例 えば、カード上の陰刻効果ストリップを更にエンボスして一時的／潜在的イメー ジを与えたりクレジットカード等の上に浮き出しの名前を作る可能性もある。

図４〜９は、異なった例の転写フィルムから得られる転写フィルムの転写した部 分の外観を示す。図４は、図２に示したプロセスの結果を示す。この場合、保持 層６は、単にインキ領域４で形成され　。

るレリーフパターンを有する。

図５は、パターン画定層２が予め低固体（溶媒）インキ１２で内張すされた転写 フィルムから転写された結果を示す。先に、皮膜２の対応する窪みの中に押し込 まれた白色顔料皮膜６の凸部の上に、このインキは横たわることが見られる。

図６は、図５に示された例の変形を示しており、この場合インキの内張りは無く 、白色顔料層６はレリーフパターン６も画定している。

図７は、接着剤７及び白色顔料皮膜６を含む転写されたフィルムを示す。この白 色顔料皮膜６は金属フィルム１３を有し、このフィルムは、高固体（ペースト） インキ４を窪み３の中に被覆する窪み充填段階に続けて設けられたものである。

この場合、安全用のリトグラフィープリント１４が金属層１３の適用の前に皮膜 ２を設けた図８に示した例では、リトグラフィーによる保証皮膜１４が図５に示 されているような低固体インキライニング１２との組み合わせで示されている。

図９に示した例では、溝３を充填する白色顔料皮膜６を適用する前に、金属ライ ニング１３’を皮膜２上に設けた。

補正書の翻訳文提出書 （特許法第１８４条の８） 平成５年１月１１日

Claims (33)

【特許請求の範囲】
1. １．逆になったレリーフパターンを画定する窪みであって、レリーフ材料が剥離 できるように充填されたものを有するパターン画定層；及び前記レリーフ材料に 付着するように前記パターン画定層の窪みの上に横たわる保持層を含み、前記パ ターン画定層は前記保持層及びレリーフ材料から剥がれてレリーフパターンを画 定するレリーフ材料を保持層上に残すものである転写フィルム。
2. ２．前記窪み中に剥離層を更に含む請求の範囲１の方法。
3. ３．前記剥離層がロウ組成物から成る請求の範囲２のフィルム。
4. ４．前記パターン画定層が、その中に溝がエンボスされる皮膜を担持する担持層 を含む先行の請求の範囲のいずれか１のフィルム。
5. ５．前記保持層上に接着層が設けられている先行の請求の範囲のいずれか１のフ ィルム。
6. ６．前記接着層が熱活性化性接着剤である請求の範囲５のフィルム。
7. ７．印刷が保持層に転写されるように、保持層に面する表面上にパターン画定層 が印刷されている先行の請求の範囲のいずれか１のフィルム。
8. ８．前記印刷が保証の印を画定する請求の範囲７のフィルム。
9. ９．前記保持層が着色されている先行の請求の範囲のいずれか１のフィルム。
10. １０．保持層に転写するためにパターン画定層に剥離可能なように施された金属 層を更に含む、先行の請求の範囲のいずれか１のフイルム。
11. １１．前記保持層が、クレー、酸化チタン、酸化亜鉛、炭酸カルシウム、硫酸バ リウム又は酸化ジルコニウムのエマルジョンポリマーとの水性分散液をなす組成 物からなる先行の請求の範囲のいずれか１のフィルム。
12. １２．前記保持材料がインキを含む先行の請求の範囲のいずれか１のフィルム。
13. １３．前記レリーフ材料が前記保持材料の一部からなる請求の範囲１〜１１のい ずれか１項のフィルム。
14. １４．前記保持層が署名を受け入れるように適合されている先行の請求の範囲の いずれか１のフィルム。
15. １５．請求の範囲１４の転写フィルムから提供された署名パネルを帯有する身分 証明書。
16. １６．逆にしたレリーフパターンを画定する溝を有するパターン画定層を用意す ること；剥離できるようにレリーフ材料で溝を充填すること；そして、レリーフ 組成物に接着するように前記窪みの上に横たわる保持層で前記パターン画定層を 覆うこと、但しここに前記パターン画定層は前記保持層及びレリーフ材料から剥 離してこの保持層上にレリーフパターンを画定するレリーフ材料を残し得るもの であること、を含む転写フィルムの製造方法。
17. １７．前記窪みを充填する前にこの窪みに剥離層を設けることを更に含む請求の 範囲１６の方法。
18. １８．前記レリーフ材料がインキを含む請求の範囲１６又は１７の方法。
19. １９．前記インキが、着色不透明インキ、半透明インキ、溶媒感応性（一時的） インキ、金属性インキ、有色金属性インキ、紫外線、可視光線又は赤外線感応性 インキ、ホトクロミックインキ、反ストークスインキ、光学的に変わりうるイン キ、玉虫色のインキ及びセンサー感応性インキ例えば磁性インキから選ばれる請 求の範囲１７の方法。
20. ２０．前記パターン画定層が支持層上に設けられている請求の範囲１６〜１９の いずれかの方法。
21. ２１．前記パターン画定層がポリエチレンである請求の範囲１６〜２０のいずれ か１の方法。
22. ２２．前記パターン画定層が、その表面の剥離性を減らすために保持層に面する 表面をコロナ処理されている請求の範囲１６〜２１のいずれか１の方法。
23. ２３．前記保持層に面するパターン画定層の表面を印刷することを含む請求の範 囲１６〜２２のいずれか１の方法。
24. ２４．前記印刷を乾式リソグラフィー又は湿式リソグラフィーで行う請求の範囲 ２３の方法。
25. ２５．前記印刷が、英数文字、サイン、符号、ロゴス（ｌｏｇｏｓ）、幾何学的 デザイン又は細線トレーシングのような保証のしるしである請求の範囲２３又は ２４の方法。
26. ２６．前記保持層が着色されている請求の範囲１６〜２５のいずれか１の方法。
27. ２７．前記保持層が、エマルジョンポリマーとの水分散液中のクレー、酸化チタ ン、酸化亜鉛、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化ジルコニウム又は他の白色 もしくは無色の顔料組成物からなる請求の範囲１６〜２６のいずれか１の方法。
28. ２８．前記レリーフ材料がインキを含む請求の範囲１６〜２７のいずれか１の方 法。
29. ２９．前記保持層がサインを受け入れられるように適合されている請求の範囲１ ６〜２８のいずれか１の方法。
30. ３０．請求の範囲２９の転写フィルムを用意し、この転写フィルムの保持層を基 体上に転写することを含む、基体上に署名パネルを設ける方法。
31. ３１．前記基体が、プラスチック材料である請求の範囲３０の方法。
32. ３２．請求の範囲１〜１６のいずれか１の転写フィルムを作るための請求の範囲 １６〜２９のいずれか１の方法。
33. ３３．請求の範囲１〜１５のいずれか１のフィルム又は請求の範囲１６〜２９の いずれか１の方法で作ったフィルムから転写された保持層を有する基体。