JPH0550739U - ウエハ保持ホルダ - Google Patents

ウエハ保持ホルダ

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JPH0550739U JP10856291U JP10856291U JPH0550739U JP H0550739 U JPH0550739 U JP H0550739U JP 10856291 U JP10856291 U JP 10856291U JP 10856291 U JP10856291 U JP 10856291U JP H0550739 U JPH0550739 U JP H0550739U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造により、ウエハにバブリングやア
ップフローによる処理を均一に行なうことができるウエ
ハ保持ホルダを提供することを目的とする。 【構成】 ガイド棒13の内部に中空部13aを設ける
とともに、当該ガイド棒13の少なくともガイド溝14
部に前記中空部13aに連通する流体噴出口15を設
け、前記中空部13aを介して必要流体を前記流体噴出
口15から噴出させるようにしたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ウエハを整立保持するための保持ホルダ、特に、半導体基板や液晶 用又はフォトマスク用ガラス基板等の薄板状基板(以下、単に「ウエハ」という 。)を化学処理するためのウエハ処理装置の処理槽内において当該ウエハを垂直 に保持するためのウエハ保持ホルダに関する。
【0002】
【従来技術】
ウエハをキャリアに収容せずに直接チャックで保持し、これを各処理槽に浸漬 させて化学処理するキャリアレス方式のウエハ処理装置にあっては、キャリアが 不要のため、それだけ各処理槽を小型化できる。このため、薬液や洗浄液の量が 少なくて済み、しかも処理時間を短縮できるという利点がある。
【0003】 特に最近はウエハの径が6インチから8インチへと大型化する傾向にあり、キ ャリアレス方式のウエハ処理装置は、上述のようにメンテナンスコストおよび処 理能力の点で従来のキャリア方式のものに比べて大変すぐれているため、今後の ウエハ処理の主流になると予想される。
【0004】 このようなキャリアレス方式のウエハ処理装置においては、まず、ウエハを直 接チャックで保持して所定の処理槽の上方に搬送する。次に、チャックを下降さ せて、ウエハを処理槽の中に設置されたウエハ保持ホルダに整立保持する。処理 槽内にはウエハ処理のため必要な薬液や洗浄液などが満たされており、これによ り必要な表面処理を行なった後、再びウエハをチャックで保持して引上げ、次の 処理槽もしくは乾燥器に搬送して次々とウエハ処理を行なうようになっている。
【0005】 この場合、処理槽内での薬液処理や洗浄が効率的に行なえるように、従来から ウエハの下方から窒素ガスなどの気体を噴出させるバブリングや、必要な薬液や 洗浄液を上方に噴出させるアップフローなどの手法がとられていた。
【0006】 ところで、ウエハを処理槽内に整立保持するためのウエハ保持ホルダには、従 来から図7から図9に示すような形状のものがあった。
【0007】 図7に示すウエハ保持ホルダは、幅の広い台座1の上面にウエハ2の外縁と同 じ形状を有するガイド溝1aが等ピッチで紙面と垂直な方向に複数刻設されてい るものである。この台座1を例えば処理槽3の底面に設置し、ガイド溝1aにウ エハ2の下部外縁を挿入してウエハ2を、ウエハ処理液4で充満された処理槽3 内でほぼ垂直に複数枚整立保持する。
【0008】 また、図8に示すウエハ保持ホルダは、内側に複数のガイド溝5aを刻設した ガイド棒5を3本設け、この3本のガイド棒5を、そのガイド溝5aの底面部が ウエハ2の外縁に等しく当接するように処理槽内に配設し、3点でウエハ2を保 持するものである。
【0009】 また、図9に示すウエハ保持ホルダは、内側に複数のガイド溝6aを刻設した ガイド棒6を2本だけ処理槽3内に設置し、2点でウエハ2をほぼ垂直に保持す るものである。
【0010】 従来、上述のようなウエハ保持ホルダを有する処理槽において、バブリングや アップフローの処理を行なう場合には、当該ウエハ保持ホルダの下方にバブリン グやアップフロー専用のパイプを配管し、この専用パイプを介して窒素ガスや必 要な薬液または洗浄液などを供給していた。
【0011】 たとえば図8のウエハ保持ホルダを用いた処理槽にバブリングとアップフロー の機能を付加した場合の例を図10に示す。
【0012】 同図において、ガイド棒5の下方には、2本のバブリング用パイプ8と3本の アップフロー用パイプ9が、ガイド棒5と平行に配設されており、これらのパイ プ8、9は、説明の便宜上その縦断面で示されている。
【0013】 それぞれのパイプ8、9の上面には、複数の噴出口8a、9aが穿設されてお り、また各パイプ8、9には接続チューブを介して窒息ガス供給装置および薬液 供給装置(図示せず)が接続されており、これにより当該噴出口8aから必要に 応じて窒素ガス10を噴出させてバブリングし、また噴出口9aから薬液または 洗浄液11を噴出させてアップフローによる処理を行なうようになっている。
【0014】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述のような従来の方法によると、次のような問題があった。
【0015】 まず、第1に、処理槽の内容積が大きくなるという問題がある。
【0016】 すなわち、上述のようにウエハ保持ホルダの保持部材の下方にさらにバブリン グ用パイプ8とアップフロー用パイプ9を配設すると、その分だけ処理槽3の容 積が大きくなる。そのため消費する薬液や洗浄液の量が多くなってメンテナンス コストが悪くなる上、処理に時間がかかり大変非能率的である。このようなこと は、キャリアレス方式のウエハ処理装置において処理槽の内容積をできるだけ小 さくし、消費する薬液等の量を最小限に維持することによって、メンテナンスコ ストの低減、および処理時間の短縮を達成するという目的に反する。
【0017】 第2に、ウエハ処理の均一性の点で問題がある。
【0018】 すなわち、ウエハ保持ホルダの下方にバブリング用パイプ8とアップフロー用 パイプ9を配設しているため、ガイド棒5がバブリングやアップフローの障害物 となって、その陰の部分(図11の斜線12で示すような部分)にはバブリング の泡やアップフローによる薬液の流れが届かないので(以下、この斜線12の部 分を便宜上「死水域」という。)、十分なウエハ処理をすることができず、ウエ ハ処理はその部分だけ不均一になってしまう。このため、ウエハの製品精度にバ ラツキを生ずる結果となる。
【0019】 また、図7に示すようなウエハ保持ホルダの形状においては、台座1の底面積 が大きいため、従来法によるバブリングやアップフローの処理がほとんど不可能 である。また、図9に示すようにガイド棒が2本の場合においては、バブリング などの際にウエハ2の保持が大変不安定になって、脱落する可能性があり、しか も死水域は2本のガイド棒6については依然存在するので、完全にウエハ処理の 不均一の問題を除去することはできない。
【0020】 第3に、ガイド棒のガイド溝部の洗浄効果の点である。
【0021】 すなわち、当該ガイド溝にはごみが溜まりやすく、このごみがウエハ処理精度 に悪影響を及ぼす。従来では、ウエハを処理槽から除去したあとに、上述のよう に下方からのバブリングやアップフロー処理したり、処理槽内の処理液4を急排 水し、ガイド棒に洗浄液をスプレーするような方法で対処してきたが、ガイド溝 自身の幅が狭いため、充分な洗浄効果を得ることができなかった。
【0022】 本考案は、上述のような問題点を解消するためになされたものであって、その 第1の目的は、バブリングやアップフロー処理する場合であっても、処理槽の内 容積を大きくする必要がないようにすることであり、第2の目的はバブリングや アップフロー処理において死水域が発生しないようにし、ウエハ全体に均一な処 理ができるようにすることであり、さらに第3の目的は、ガイド棒のガイド溝の 洗浄が確実にできるようにして、ガイド溝に溜まったごみによってウエハ処理に 悪影響が及ぼされるのを除去することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案にかかるウエハ保持ホルダは、 上面にガイド溝を形成した保持部材を水平に配置し、このガイド溝にウエハの 下部外縁を挿入することによって当該ウエハをほぼ垂直に保持するウエハ保持ホ ルダであって、 前記保持部材内部に中空部を設けるとともに、当該保持部材の少なくともガイ ド溝部に前記中空部に連通する流体噴出口を設けたことを特徴とする。
【0024】
【作用】
保持部材の内部に中空部を設けるとともに、少なくとも保持部材のガイド溝部 に前記中空部に連通する流体噴出口を設けて、当該保持部材の中空部を介して当 該ガイド溝部の噴出口から窒素ガスや、薬液などの流体を噴出させるので、別に バブリングやアップフロー専用のパイプを配管する必要がなく、またガイド溝部 から必要な流体が噴出するので保持部材による死水域がなくなり、しかも、ガイ ド溝の洗浄を効果的に行なうことができる。
【0025】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案にかかるウエハ保持ホルダの実施例を詳細に説明 するが、本考案の技術的範囲がこれによって制限されるものではないことはもち ろんである。
【0026】 図1は、本考案にかかるウエハ保持ホルダの一実施例を示す概要図であり、図 2はその一部縦断面図である。なお、図1においては、説明の都合上、ガイド溝 での断面図が示されている。
【0027】 保持部材である3本のガイド棒13が、ウエハ2の中心線に対してほぼ左右対 称になるように保持板16に保持されている。
【0028】 ガイド棒13の形状は、図2の一部縦断面図に示すように内部が中空になって おり、上面にはガイド溝14が等ピッチで複数設けられいる。このガイド溝14 は、ウエハ2の外縁を導入するためのテーパ部14aと、垂直にウエハ2を保持 するための保持溝14bとからなっており、その底面部14cの断面形状は直線 に形成されている。それぞれの底面部14cの端に近い部分には、内部の中空部 13aに連通する流体噴出口15が2個ずつ設けられている。
【0029】 ガイド棒13の素材として炭化ケイ素が使用されている。その製造方法は、ま ず、コークスでガイド棒13の中芯を形成し、その中芯を覆うようにして周囲に 炭化ケイ素を結晶させる。その後、当該コークスのみを燃焼させて除去する。こ れにより、中空部13aを有するガイド棒13が形成される。
【0030】 しかし、ガイド棒13の素材は、上述の炭化ケイ素に限られず、その他の耐薬 性を有する素材、例えば石英やステンレスやフッ素系樹脂で形成しても良い。
【0031】 また、本実施例ではガイド棒13内の貫通孔を、上述のようにガイド棒13の 外形と相似な中空部によって形成しているが、断面形状が単一な単なる貫通孔を 形成しても良い。
【0032】 保持板16内部には連通孔16aが設けられており(図1)、これによって保 持板16上部に設けられたチューブ接続口16bと各ガイド棒13の中空部13 aが内部で連結される。
【0033】 図3は、図1のウエハ保持ホルダを処理槽17に取り付けた状態を示す図であ る。
【0034】 保持板16の上部はL字型に形成されて取り付け部16dが形成されており、 この取り付け部16dには取付け穴16eが設けられている。
【0035】 ボルト18を上記取付け穴16eに嵌挿して、処理槽17の上部外縁に設けら れたネジ穴17aにネジ込むことにより、保持板16が処理槽17にしっかりと 固定され、これにより3本のガイド棒13が、処理槽17内の最適な位置に保持 される。
【0036】 なお、保持板16は、本実施例のような形状のものに限定されるものではなく 、処理槽17内の所定位置にガイド棒13が設置できるようなものであればどの ような形状のものでも良い。
【0037】 本実施例のようにボルト18により容易に取り外せるようにしておけば、保持 ホルダや処理槽17の洗浄などのメンテナンスが極めて容易であるし、また、径 の異なるウエハを同じ処理槽で処理したい場合にも所定のウエハ保持ホルダに簡 単に交換することができ、大変便利である。
【0038】 また、ウエハ2を整立させたまま他の処理に搬送することも可能である(ボー ト搬送)。
【0039】 保持板16上部のチューブ接続口16bは、接続チューブ19を介して電磁切 換弁20に接続されており、この電磁切換弁20には接続チューブ21、22を 介してそれぞれ窒素ガス供給装置23および薬液供給装置24に接続されている 。この場合、供給される気体は窒素ガスに限られずウエハ処理に悪影響を与えな い気体であれば何でも良い。
【0040】 この電磁切換弁20を図示しない制御装置により適宜切り換えることにより、 ガイド棒13のガイド溝14から窒素ガスを噴出させてバブリングやガスパージ の処理を行ない、もしくは所定の薬液もしくは洗浄液を噴出させてアップフロー の処理を行なうことができる。
【0041】 図4は、窒素ガス10をガイド溝14の流体噴出口15から噴出してバブリン グしている様子を示す拡大断面図である。
【0042】 流体噴出口15はガイド溝14の底面部14cの端近くに設けられているので 、ウエハ2の端部によって塞がれることなく窒素ガス10を勢いよく噴出させる ことができる。電磁切換弁20を切り換えて薬液などの液体を噴出する場合も同 様である。
【0043】 したがって、従来のように、ガイド棒13が障害となってバブリングやアップ フローにおける死水域が発生するようなことがなくなる。
【0044】 また、ガイド溝14自身から流体が噴出するので、この部分にごみが溜まりに くく、仮にごみが付着したとしてもウエハを除去して、バブリングやアップフロ ーを行なえば、効果的に洗浄できる。従来、ガイド溝14の洗浄に苦慮していた が、これで一挙に解決できるものである。
【0045】 なお、流体噴出口15を設ける位置をガイド溝14の底面部14cに限らず、 図5に示すようにガイド溝14のテーパー部14a(15a)や保持溝14b( 15b)または、ガイド溝とガイド溝の間(15c)やガイド棒13の周囲(1 5d)などにおいて、必要に応じて多数設けておくことにより、バブリングやア ップフロー処理におけるより一層の均一化を図ることができる。
【0046】 なお、中空部13aの一番低い位置には水抜き孔25が設けてあり(図4)、 処理槽17内の薬液を排水したときにガイド棒13内に残留した薬液も速やかに 除去できるようになっている。
【0047】 また、場合によっては、ガイド棒13によるバブリングやアップフローに加え て、従来のバブリング用パイプ8とアップフロー用パイプ9を併設してもよい。 この場合、できるだけ処理槽17の内容積が大きくならないようにバブリング用 パイプ8とアップフロー用パイプ9をどちらか一方のパイプで兼用するとともに 、当該パイプを3本のガイド棒13の間に並行に配設するようにすればよい。
【0048】 図12は、このような場合の一実施例を示すものであり、保持板16下方の3 本のガイド棒13の間に2本のパイプ26を配設し、このパイプ26の上部に流 体噴出口26aを設けるとともに、その内部空間26bと連通孔16aを連通孔 16fにより連通させることによって構成されている。このパイプ26は、従来 のように単独で窒素ガスや薬液を噴出する場合に比べ、径の大きさや本数を少な くすることがで、それほどスペースをとらない。
【0049】 なお、本実施例では図1に示すように、ウエハ2は、そのオリエンテーション ・フラット2aが真下に来た状態で保持されるようになっている。両端のガイド 棒13は、ウエハ2の中心線に対して左右対称となって、そのガイド溝14の各 底面部14cが、ウエハ2の下部外縁に当接している。また、中央のガイド棒1 3のガイド溝14aの底面14cと該オリエンテーション・フラット2aの直線 部とはわずかな隙間が設けられており、ウエハ2を下から支持するのではなく、 該ウエハ2が前後に傾かないようにガイドの作用のみを行うように形成されてい る。
【0050】 これにより、アップフロー処理もしくはバブリング処理などの特殊な処理によ り処理槽17内の薬液あるいは洗浄液にさまざまな動きが生じても、ウエハ2が 、その流れに影響されて傾きウエハ同士が互いに干渉することがなくなる。
【0051】 また、ウエハ2が回転しようとすると、オリエンテーション・フラット2aの 直線部が中央のガイド棒13のガイド溝底面部14cに当接するので、それ以上 回転することが阻止される。したがって中央のガイド棒13は、ウエハ2が前後 に傾かないように補助すると共にウエハ2が外力を受けて回転することを防止す るという2つの役目を果たしており、安定してウエハを保持することができるも のである。
【0052】 また、本実施例においては、保持板16内部に連通孔16aを設けてこれを介 してガイド棒に窒素ガスや必要な薬液を供給するようにしているが、接続チュー ブ19を下方に延ばして直接ガイド棒13に接続するようにしても良いし、保持 板16を排して、3本のガイド棒13を処理槽17内壁に穿設された取り付け孔 より突出させ、その部分をシールするとともに当該突出部に処理槽17外部から 接続チューブ19を接続するようにしても良い。
【0053】 また、中空部13aは、ガイド棒13を軸方向にわたって貫通する必要はなく 、各流体噴出口15と連通さえしておれば良い。この場合でも、接続チューブ1 9を処理槽内に挿入して当該中空部13aに接続することにより、ガイド棒13 の必要箇所から流体を噴出させるようにすることができる。
【0054】 本考案によれば、ウエハ保持ホルダの形状・種類を問わずに、バブリングやア ップフローの処理を可能にすることができ、たとえば図7に示すような台座1を 使用したウエハ保持ホルダにおいても、台座1の内部に中空部を設け、ガイド溝 1aに前記中空部と連通する流体噴出口を設けることにより、バブリングやアッ プフローの処理が容易に実現できる。
【0055】 また、ガイド棒13の上面に形成されるガイド溝14の数は、通常、保持する ウエハの枚数だけ複数設けられるが、場合によっては1つだけであっても構わな い。
【0056】
【考案の効果】
本考案にかかるウエハ保持ホルダは、保持部材の内部に中空部を設け、少なく とも保持部材のガイド溝部に前記中空部に連通する流体噴出口を設けて、当該保 持部材の中空部を介して当該ガイド溝部の噴出口から窒素や、薬液などの流体を 噴出させるので、別にバブリングやアップフロー専用のパイプを配管する必要が なく、処理槽の容積を最小限になるように構成でき、使用する薬液や洗浄液の量 を少なくすることができる。これによりメンテナンスコストを低くするとともに 、処理時間を短縮することができる(第1の目的に対応)。
【0057】 また、ガイド棒自身から窒素ガスや必要な薬液が噴出するので、従来のように ガイド棒が障害となって死水域が発生するようなことがなくなり、ウエハ全体に わたって均一な処理を施すことが可能になり、ウエハ製品の精度のバラツキをな くすことができる。また、どのような形状のウエハ保持ホルダにおいてもバブリ ングやアップフローの処理が可能である。(第2の目的に対応)。
【0058】 さらに、本考案においては、少なくともガイド溝部から必要流体が噴出するよ うに構成しているので、ウエハ汚染の原因となっているガイド溝部のごみが溜ま りにくく、仮に溜まったとしてもウエハ除去後に適当な流体を噴出させることに より容易にごみを除去でき、十分な洗浄効果を得ることができる(第3の目的に 対応)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例にかかるウエハ保持ホルダの概
要を示す図である。
【図2】図1の実施例におけるウエハ保持ホルダのガイ
ド棒と保持板の取付部分の一部縦断面図である。
【図3】図1の実施例にかかるウエハ保持ホルダを処理
槽に取り付けたときの全体の構成を示す図である。
【図4】ガイド棒のガイド溝部から窒素ガスを噴出して
いる状態を示す図である。
【図5】ガイド棒に設けられた流体噴出口の別の実施例
を示す図である。
【図6】本考案にかかるウエハ保持ホルダの別の実施例
を示す図である。
【図7】従来のウエハ保持ホルダの構造を示す図であ
る。
【図8】従来の別のウエハ保持ホルダの構造を示す図で
ある。
【図9】従来のさらに別のウエハ保持ホルダの構造を示
す図である。
【図10】従来のウエハ保持ホルダを用いた処理槽にお
いてバブリングおよびアップフローの機能を付加した場
合の様子を示す図である。
【図11】従来のウエハ保持ホルダにおける死水域を説
明する図である。
【符号の説明】
2 ウエハ 13 ガイド棒 13a 中空部 14 ガイド溝 15 流体噴出口 16 保持板 16a、16f 連通孔 16b チューブ接続口 17 処理槽 19 接続チューブ 20 電磁切換弁 23 窒素ガス供給装置 24 薬液供給装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面にガイド溝を形成した保持部材を水
    平に配置し、このガイド溝にウエハの下部外縁を挿入す
    ることによって当該ウエハをほぼ垂直に保持するウエハ
    保持ホルダであって、 前記保持部材内部に中空部を設けるとともに、当該保持
    部材の少なくともガイド溝部に前記中空部に連通する流
    体噴出口を設けたことを特徴とするウエハ保持ホルダ。
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