JPH05506468A

JPH05506468A - ラッカーおよび該ラッカーの自動車車体をラッカー塗布するための上塗りラッカーとしての使用

Info

Publication number: JPH05506468A
Application number: JP91508461A
Authority: JP
Inventors: クリアー，コンラート; ベッツ，ペーター
Original assignee: ビーエーエスエフ　ラッケ　ウント　ファルベン　アクチェンゲゼルシャフト
Priority date: 1990-05-26
Filing date: 1991-05-06
Publication date: 1993-09-22
Anticipated expiration: 2018-03-24
Also published as: EP0531463B1; ATE110761T1; AU649677B2; DK0531463T4; DE4017075A1; ES2064125T3; BR9106504A; AU7782691A; US5430083A; WO1991018954A1; EP0531463B2; DE59102759D1; EP0531463A1; ES2064125T5; JP3388580B2; DK0531463T3

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】ラッカーおよび該ラッカーの自動車車体をラッカー塗布するための上塗りラッカーとしての使用本発明は、ラッカー、および該ラッカーの自動車車体をラッカー塗布するための上塗りラッカーとしての使用に関する。

自動車車体は一般に、少なくとも電気浸漬ラッカー、充填材、場合によりメタリック効果ラッカーまたは一塩基性ラツカーおよび上塗りラッカーを用いてラッカー塗布される。

メタリック効果ラッカーまたは一塩基性ラツカーが使用された場合には、クリヤラッカーが上塗りラッカーとして塗布される。その他の場合には全て、上塗りラッカーはモノラッカーからなる。

自動車車体の上塗り塗装には、高い要求が課されている。上塗り塗装はできる限り魅力のある表現型を自動車に付与すべきであり、同時に外からの影響に対して抵抗性を有すべきである。

本発明の基礎となる課題は、ラッカーの提供、殊に上塗りラッカーとして自動車車体を塗布するために使用されることができ、かつこれを用いて、公知技術水準の上塗り塗装と比較して、改善された性質、殊に改善された耐酸性および／または改善された撥水性および／または改善された耐候性および／または上塗り塗装をブラシを用いて洗浄する際に生じる機械的負荷に対する改善された耐性（改善された°耐ブラシ性“）を有する上塗り塗装を施すことができるクリヤラッカーの提供に課されている。

意外なことに、この課題は、一般式（Ｉ）の化合物、または一般式（Ｉ）の化合物からなる混合物を含有し、この場合一般式（Ｉ）は、を表わし、かつｎ、ｍ、Ｘ５Ｒ１、Ｒ２、Ｒ３、Ｒ’Ｒ６およびＹは次の意味を表わすニーｎは２〜２５の数値、有利に５〜１５の数値を表わし、 −ｍは０〜５の数値を表わし、 −ＸおよびＹは同一でも異なっていてもよく、かつ官能基、例えばヒドロキシル基、アミノ基、カルボキシル基、またはＮＧＯ基を表わし、Ｒ１およびＲ４は同一でも異なっていてもよく、かつアルキレン基、有利にＣ原子１〜６個を有するアルキレン基を表わすか、またはアリーレン基、有利にフェニレン基を表わし、＋　Ｒ２およびＲ３は同一でも異なっていてもよ（、かつアルキル基、有利にＣ原子１〜３個を有するアルキル基を表わすか、またはアリール基、有利にフェニル基を表わし、 −Ｒ５は［但し、ＺはＸ１ＹまたはＲ２を表わす］を表わすことを特徴とするラッカーを提供することによって解決される。

式：％式％［式中、ｎは１０〜１４の数値、有利に１１〜１３の数値、特に有利に１１．５〜１２．５の数値を表わすコで示される化合物を含有するラッカーは、特に有利なラッカー塗布を提供する。

本発明により使用されるシロキサン化合物は市場で入手できる。この種の化合物の製造者は、例えば、ＴｈＧｏｌｄｓｃｔ＋ｍ１ｄｔ　ＡＧＳＥｆｋａ　Ｃｈｅｍｉｃａｌｓ　Ｂ、　Ｖ、およびＤｏｔ　Ｃｏｒｎｉｎｇ　Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ　Ｅｕｒｏｐｅ、Ｂｒｕｓｓｓｅｌテある本発明により使用されるシロキサン化合物は、好ましくは０，０１〜４．０重量％、有利に０．５〜２．５重量％または０．２〜２．５重量％の量で、自動車車体を上塗り塗装するために適当な公知のラッカー中に混入され、この場合、重量％の記載は結合剤および架橋剤の全固体含量に対するものである。ラッカーは常用のものであっても（即ち、有機溶剤を基礎とする）、水性のものであってもよい。

本発明により使用されるシロキサン化合物は、有利に、ヒドロキシル基含有ポリアクリレート樹脂またはヒドロキシル基含有ポリアクリレート樹脂および／またはヒドロキシル基含有ポリエステル樹脂からなる混合物、またはヒドロキシル基含有ポリエステル樹脂および／またはヒドロキシル基含有アルキド樹脂からなる混合物、または結合剤としてのヒドロキシル基含有アルキド樹脂とアミノプラスト樹脂、有利にメラミンホルムアルデヒド樹脂とからなる混合物、またはアミノプラスト樹脂からなる混合物、もしくはメラミンホルムアルデヒド樹脂からなる混合物、またはポリソシアネートまたは架橋剤としてのポリソシアネートからなる混合物を含有するラッカー中に混入される。

ヒドロキシル基含有ポリアクリレート樹脂は５０〜２００、有利に７０〜１５０のヒドロキシル価、０〜３０の酸価および５０００〜５００００の数平均分子量を有する。ヒドロキシル基含有ポリエステルは９０〜１５０１有利に７０〜１３０のヒドロキシル価、１０〜２５の酸価および５００〜３０００の数平均分子量を有する。ヒドロキシル基含有アルキド樹脂は９０〜１３０のヒドロキシル価および１０００〜１５０００の数平均分子量を有する。

アミノプラスト樹脂もしくはメラミン樹脂が架橋剤として使用される場合には、一般にエーテル化されたアミノプラスト樹脂もしくはエーテル化されたメラミ。

ン樹脂が架橋剤として使用される。アミノプラスト樹脂もしくはメラミン樹脂を架橋剤として有するラッカーは、一般に一成分系ラツカーとして使用される。ポリイソシアネートが架橋剤として使用される場合には、有利に脂肪族または脂環式ポリイソシアネートが架橋剤として使用される。ポリイソシアネートを架橋剤として有するラッカーは、一般に二成分系ラブカーとして使用される。

前記された種類のラッカーは公知であり、一連のラッカー塗布ならびに修復ラッカー塗布にも使用される。これらは全ての常用の顔料および添加剤、例えば光安定剤、流展助剤等を含有していてよい。本発明により使用されたシロキサン化合物は有利に、顔料を含有しないか、もしくは専ら透明の顔料を含有するラッカー中（即ち、クリヤラッカー中）で、性質の改善のため、殊にこのラッカーから得られた塗膜の耐酸性および／または耐ブラシ性および／または撥水性および／または耐候性の改善のために使用される。

驚くべきことに、本発明により使用されるシロキサン化合物が、光安定剤（殊にＵＶ吸収体（殊にベンゾトリアゾール溶液）とＨＡＬＳ型（ヒンダードアミン光安定剤）の遊離基捕捉剤とからなる混合物を基礎とする光安定剤）との組合わせで耐候性、殊にクリヤラッカーの光沢挙動を高めることが確認された。耐候性の改善のため、本発明によるシロキサン化合物０．００１〜３．０重量％、有利に０．０２〜１．０重量％がクリヤラッカー中に混入されることが好ましい。本発明によるシロキサン化合物との組合せで使用されるべき光安定剤、もしくは種々の光安定剤からなる混合物は、常用量で使用されることができる（例えばＨＡＬＳ型の遊離基捕捉剤約１．０〜約３．０重量％との組合せ物で、ベンゾトリアゾール約３，０〜約６，０重量％：重量％の記載は結合剤および架橋剤の全固体含量に対するものである。）本発明によるノロキサン化合物を用いて、顔料を含有するラッカーの耐候性も改善することができる。シロキサン化合物および光安定剤の使用量に関連しては前記のことがあてはまる。

本発明を次の例につき詳説する。部および百分率に関する全ての記載は、別記されない場合には、重量に対する記載である。

１、自動車車体の上塗り塗装に適当な一成分系クリヤラッカーの製造次の表の中に記載された成分は、表中に記載された量（重量部で）で混合される。

１）　８〜１０の酸価を有するヒドロキシル基含有ポリアクリレート樹脂（製造者・ＢＡＳＦ、ＡＧ）：２）　ポリアクリレート樹脂の特性値：酸価：１５〜２０、ＯＨ価：１４０　：３）　４）焼き付はラッカー用高反応性メラミン樹脂；製造者：ＢＡＳＦ　ＡＧ５）　帯電防止剤、製造者；＾、Ｂ、Ｍ、Ｃｔ＋ｅｍｉｃａｌｓ　Ｕｎｉｔｙ１ｌｌｓ６）　シリコーン油ＡＲ２００（製造者：ｆａｃｋｅｒ　ＣｈｅｍｉｅＧ＋１ｂｌｌ［）　、キジロール／ブタノール９４：５中に１％で７）　製造者：　Ｃ１ｂａ　Ｇｅｉｇｙ８）　一般式：％式％のシロキサン化合物：数平均分子量＝７４０、ＯＨ価：１２２：製造者：Ｔｈ、　Ｇｏｌｄｓｃｈｍｉｄｔ　ＡＧ　；第１表により製造されたクリヤラッカーを、ソルベントナフサ／キジロール／酢酸ブチル／ジペンテン／グリコール酸ブチルエステル５４：１２：２０：９：５からなる混合物を用いてフォード・カップ４　（ＦｏｒｄＣｕｐ４）中で３０　ｓｅｃの粘度に調整し、および市販の充填材（乾燥薄膜厚４０〜５０μ菖）および市販のメタリツク効果塩基性ラッカーを塗布した鉄板（ボンダー１３２　（Ｂｏｎｄｅｒｌ　３２　）　）上に噴霧し、かつ１４０℃で２０分間焼き付けた。塩基性ラッカーの乾燥被膜の厚さは１５〜２０μ翼をなすべきであり、クリヤラッカーの乾燥被膜の厚さは４０μ舅をなすべきである。

このようにして得られたクリヤラッカ一層の耐酸性および耐ブラシ性について試験した。耐酸性の試験のため、クリヤラッカ一層上に１％の硫酸を塗布する。

次にこのようにして処理されたクリヤラッカ一層を温度勾配を有する炉内で３０分間加熱する。次に、初めて腐食が観察される温度を測定する。

ラッカー３を用いて製造されたクリヤラッカ一層は既に３８℃未滴で腐食徴候を示し、これに対してラッカー１および２を用いて製造されたラッカ一層の場合には、４１℃もしくは４３℃で初めて腐食が見られる耐ブラシ性試験のため、クリヤラッカ一層を、自動車上塗り塗装の洗浄に一般的なブラシの２００往復工程（押付は力１７１９．２５ｒｐａ＋、）を用いて負荷する。その後でクリヤラッカ一層の表面を判定した。ラッカー３を用いて製造されたクリヤラッカ一層は、ラッカー１および２を用いて製造されたクリヤラッカ一層よりも更に損傷した。

撥水性の試験のため水滴をクリヤラッカー表面に施す。水滴を施した１０秒後、今度は水滴とクリヤラッカー表面とが形成する角度（接触角、ｃｏｎｔａｃｔ　ａｎｇｌｅ）を測定する。ラッカー１およびラッカー２を用いて製造されたクリヤラッカ一層の場合、ラッカー３を用いて製造されたクリヤラッカ一層の場合よりも大きな接触角が測定された。

２、自動車車体の上塗り塗装に適当な二成分系クリヤ次の第２表の中に記載された成分を、表中に記載された量（重量部で）で母体ラブカーに混合する。

Ｎ３３９０の９０％溶液の８９重量部を更に酢酸ブチル５．５重量部および溶剤ナフサ５．５を用いて希釈することによって、デスモジュール（＠　Ｄｅｓｓｏｄｕｒ）　Ｎ　３３９０の溶液を製造する。結合剤および架橋剤の全固体含量に対する、テゴメル（＠Ｔｅｇｏｍｅｒ）　Ｈ−Ｓ　Ｉ　２１１０の重量％での含量は、ラッカー１の場合０．６６重量％、ラッカー２の場合１．３３重量％およびラッカー３の場合０重量％である）上記の方法でインシアネートと混合した母体ラッカーを、酢酸ブチルを用いてＤＩＮ４ビーカー中で２０ｓｅｃの粘度に調節し、市販の充填材（乾燥被膜の厚さ４０〜５０μ薦）および市販のメタリック効果塩基性ラッカーを塗布した鉄板（Ｂｏｎｄｅｒｌ　３２　）上に噴霧し、１４０℃で２０分間焼き付けた。塩基性ラッカーの乾燥被膜の厚さは１５〜２０μ真であり、クリヤラッカーの乾燥被膜の厚さは４０μ厘である。

このようにして得られたクリヤラッカ一層の耐酸性および耐ブラシ性を試験した。耐酸性の試験のため１％の硫酸をクリヤラッカ一層上に塗布する。次に、このようにして処理されたクリヤラッカ一層を温度勾配を有する炉中で３０分間加熱する。次に、初めて腐食が観察される温度を測定する。

ラッカー３を用いて製造されたクリヤラッカ一層は既に４４℃未満で腐食徴候を示し、これに対してラッカー１および２を用いて製造されたラッカ一層の場合には５０℃もしくは５２℃で初めて腐食が見られる。

耐ブラシ性の試験のため、クリヤラッカ一層を、自動車上塗り塗装の洗浄に一般的なブラシの２００往復工程（押付は力１ｈｇ、２５ｒｐｍ、）を用いて負荷する。

その後で、クリヤラッカ一層の表面を判定した。ラッカー３を用いて製造されたクリヤラッカ一層は、ラッカー１および２を用いて製造されたラッカ一層よりも更に損傷した。

耐候性の試験のため、クリヤラッカーを塗布した鉄板を風化装置（ＵＶＣＯＮ、ＡＴＬＡＳ　ＥＬＥＣＴＲＩＣ１蛍光灯８、ＦＳ４０型４０ワットで；光段階８時間、暗段階４時間：黒パネル温度：光段階７０℃、暗段階５０℃：相対空気湿分：光段階：０％、暗段階１００％）中で負荷する。驚（べきことにラッカー１および２を用いて製造されたクリヤラッカー被膜は、ラッカー３を用いて得られたクリヤラッカー被膜に比して改善された光沢挙動を示す（負荷１０００ｈ後の光沢度（２０’）ニラツカ−１ニア３；ラッカー２キル基を表わすか、またはアリール基、有利にフェニル基を表わし、 −Ｒａは ■ または　−５ｉ−Ｒ’−Ｚ ■ Ｓ［但し、ＺはＸ、ＹまたはＲ２を表わす］を表わす。

一般式（Ｉ）の化合物は、殊にこのラッカーを用いて得られたラッカ一層の耐酸性、耐ブラシ性および耐候性ならびに撥水性を改善する。

国際調査報告Ｓ＾　４７０６０

Claims

【特許請求の範囲】

１．一般式（Ｉ）の化合物または一般式（Ｉ）の化合物からなる混合物を含有するラッカー、この場合一般式（Ｉ）は、 ▲数式、化学式、表等があります▼（Ｉ）であり、およびｎ、ｍ、Ｘ、Ｒ１、Ｒ２、Ｒ３、Ｒ４、Ｒ５およびＹは次の意味を表わす： −ｎは２〜２５の数値、有利に５〜１５の数値を表わし、 −ｍは０〜５の数値を表わし、 −ＸおよびＹは同一でも異なっていてもよく、かつ官能基、例えばヒドロキシル基、アミノ基、カルボキシル基、またはＮＣＯ基を表わし、−Ｒ１およびＲ４は同一でも異なっていてもよく、かつアルキレン基、有利にＣ原子１〜６個を有するアルキレン基を表わすか、またはアリーレン基、有利にフェニレン基を表わし、 −Ｒ２およびＲ３は同一でも異なっていてもよく、かつアルキル基、有利にＣ原子１〜３個を有するアルキル基を表わすか、またはアリール基、有利にフェニル基を表わし、 −Ｒ５は ▲数式、化学式、表等があります▼ または▲数式、化学式、表等があります▼［但し、ＺはＸ、ＹまたはＲ２を表わす］を表わす。
２．一般式（Ｉ）の化合物もしくは一般式（Ｉ）の化合物からなる混合物０．０１〜４．０重量％、有利に０．２〜２．５重量％を含有し、但し重量パーセントの記載は結合剤および架橋剤の全固体含量に対するものである、請求項１記載のラッカー。
３．一般式（Ｉ）中でｎ、Ｘ、Ｒ１、Ｒ２、Ｒ３、Ｒ４およびＹが次の意味を表わす： −ｎは１０〜１４の数値、有利に１１〜１３の数値、特に有利に１１．５〜１２．５の数値を表わし、−ＸおよびＹは共にヒドロキシル基を表わし、−Ｒ１およびＲ２は共に−ＣＨ２−ＣＨ２−ＣＨ２−基を表わし、 −Ｒ２およびＲ３は共にメチル基を表わす、請求項１または２記載のラッカー。
４．ヒドロキシル基含有ポリアクリレート樹脂、またはヒドロキシル基含有ポリアクリレート樹脂からなる混合物を結合剤として含有する、請求項１から３までのいずれか１項記載のラッカー。
５．ヒドロキシル基含有ポリエステル樹脂、ヒドロキシル基含有ポリエステル樹脂からなる混合物、ヒドロキシル基含有アルキド樹脂、またはヒドロキシル基含有アルキド樹脂からなる混合物を結合剤として含有する、請求項１から４までのいずれか１項記載のラッカー。
６．アミノプラスト樹脂、有利にメラミンホルムアルデヒド樹脂、またはアミノプラスト樹脂からなる混合物、もしくはメラミンホルムアルデヒド樹脂からなる混合物を架橋剤として含有する、請求項１から５までのいずれか１項記載のラッカー。
７．ポリイソシアネート、またはポリイソシアネートからなる混合物を架橋剤として含有する、請求項１から６までのいずれか１項記載のラッカー。
８．顔料を含有しないか、または専ら透明の顔料のみを含有する、請求項１から７までのいずれか１項記載のラッカー。
９．自動車車体を塗布するための上塗りラッカーとしての請求項１から８によるラッカーの使用。
１０．自動車車体を塗布するためのクリヤラッカーとしての請求項８記載のラッカーの使用。
１１．一般式（Ｉ）の化合物、または一般式（Ｉ）の化合物からなる混合物の、自動車上塗りの性質を改善するための使用、この場合一般式（Ｉ）は、▲数式、化学式、表等があります▼（Ｉ）であり、ｎ、ｍ、Ｘ、Ｒ１、Ｒ２、Ｒ３、Ｒ４、Ｒ５およびＹは次の意味を表わす； −ｎは２〜２５の数値、有利に５〜１５の数値を表わし、 −ｍは０〜５の数値を表わし、 −ＸおよびＹは同一でも異なっていてもよく、かつ官能基、例えばヒドロキシル基、アミノ基、カルボキシル基、またはＮＣＯ基を表わし、−Ｒ１およびＲ４は同一でも異なっていてもよく、かつアルキレン基、有利にＣ原子１〜６個を有するアルキレン基を表わすか、またはアリーレン基、有利にフェニレン基を表わし、 −Ｒ２およびＲ３は同一でも異なっていてもよく、かつアルキル基、有利にＣ原子１〜３個を有するアルキル基を表わすか、またはアリール基、有利にフェニル基を表わし、 −Ｒ５は ▲数式、化学式、表等があります▼ または▲数式、化学式、表等があります▼［但し、ＺはＸ、ＹまたはＲ２を表わす］を表わす。