JPH05505820A - 新規化合物 - Google Patents

新規化合物

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JPH05505820A
JPH05505820A JP91506980A JP50698091A JPH05505820A JP H05505820 A JPH05505820 A JP H05505820A JP 91506980 A JP91506980 A JP 91506980A JP 50698091 A JP50698091 A JP 50698091A JP H05505820 A JPH05505820 A JP H05505820A
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マークウエル,ロジャー エドワード
ワード,ロバート ウイリアム
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ビーチャム グループ ピーエルシー
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 新規化合物 本発明は、新規なリン誘導体、それらの製造方法および医薬におけるそれらの使 用に関する。特に、本発明は、関節炎およびその他の疾患の治療のための、中性 金属プロテアーゼのコラゲナーゼ系酵素の抑制物質としてのそれらの使用に関す る。
哺乳類コラゲナーゼ系酵素には、多数のプロテアーゼが含まれ、間質(Iffi )コラゲナーゼそれ自体、ストロームリシン(プロテオグリカナーゼまたはトラ ンシンとしても知られている)、繊維芽細胞および多形核白血球ゲラチナーゼ( コラーゲン−■−アーゼ(collagen−IV−ases)としても知られ ている)および’pump−ビ (推定金属プロテアーゼ1 (putativ emetalloprotease + ) 、ウテリン金属プロテアーゼ)が その例である。プロテアーゼのうち哺乳類コラゲナーゼ系の特色は、固有の、実 験的に証明できる多数の特性を有することであるCGoldbergら、J、B lol、Chem、2610. 6600. 1986; Whitham ら 、ここに記載する発明の治療への応用範囲は、体の結合組織間質におけるコラゲ ナーゼ系酵素のコラーゲンおよび他の蛋白性基質の基本的な役割を反映している 。応用範囲は、多くの疾患、さらにコラーゲンや他の結合組織成分の破壊並びに 正常または異常な組織の整形を含む事態における臨床利用にも広がっている。コ ラゲナーゼ系酵素の抑制物質は、以下のものについて有用な処置を提供すると考 えられる。例えば、関節炎疾患(例えばリュウマチ性関節炎、骨関節炎、軟組織 リュウマチ、多発性硬化症)、骨再吸収性疾患(例えば骨粗奮症、ベージェット 病、上皮小体機能先進症、脂肪l!り、糖尿病に関連して発生するコラーゲン破 壊亢進、栄養障害性表皮水泡症、歯根膜疾患およびその結果としての、炎症性歯 肉への細胞浸潤に続くコラゲナーゼまたはPMNLコラゲナーゼの歯肉性産生( 糖尿病疾患の歯根膜疾患に対する感受性先進によるものを含む)、角膜潰瘍形成 (例えばアルカリや他のものによる火傷、放射線、ビタミンE欠乏または類網膜 欠落によるもの)、皮膚や消化管の潰瘍および異常な創傷治癒、術後の異常(コ ラゲナーゼ値が上昇する、直腸吻合を含む)、腫瘍の増殖および生存を支援する ために必要な血管の新生にコラーゲン系酵素が関与する癌(P、 Ba5set 。
Nature、 348.699.1990)で増殖する原発性および二次性腫 瘍を収容するために必要な組織再形成が行われる場合や転移中に腫瘍細胞が血管 壁の基底膜を貫通する場合、並びに中枢および抹消神経系の脱髄(ミニリン消失 が第一次病理学的変化である症候群および脱髄が軸索萎縮を伴う症候群を含む) がそれである。これらの疾患におけるミニリンの減成(多発性硬化症かその例で ある)は、コラゲナーゼ系酵素によって仲介される。本発明において記載される コラゲナーゼ系酵素の抑制物質の治療的有用性の具体例としては、関節内の軟骨 、骨および社のコラーゲン、プロテオグリカンおよび弾性素成分の広範な損失に つながる慢性関節炎疾患が、現在主たる関与酵素と考えられるコラゲナーゼ、プ ロテオグリカナーゼ(ストロメリシン)およびゲラチナーゼの抑制物質による治 療になじみやすいであろう。
これらの酵素は、滑液および軟骨組織の抽出物中に検出され、さらにまた、広範 囲の結合組織の組織培養においても研究されてきた。該酵素の生合成、分泌およ び活性化のコントロールは別として、該酵素き正常および病的状態における最も 重要な、自然な状態での制御は、組織性金属プロテアーゼ制御物質(Tissu e Inhibitor of Metalloproteases、TIMP S)およびアルファー2マクログロブリンのような抑制物質の内生的産生である と考えられる。蛋白分解酵素と自然の抑制物質の局所量の不均衡は、結合組織成 分の破壊を許すであろう。
本発明で開示される化合物は、該酵素系に対する合成低分子抑制物質であり、抑 制と酵素活性との間により正常なまたはより病的でない均衡を回復させ得る、治 療的に有効な方法を提供する。従って、それらは内生的酵素抑制物を補足し、補 充するように作用する。実際、これらの酵素は通常、血液中で循環し、大抵の炎 症性浸出液中に存在する抑制物質によって不活化される以前に、細胞周囲の限定 された環境内でのみ作用するので、ここに開示する低分子量抑制物質は、結合組 織が破壊されている限局した領域からそのサイズによって除外される内生的蛋白 性抑制物質よりも有効であるかもしれない。
欧州特許出願公開公報第88310492.9号は、コラゲナーゼ抑制物質とし ての活性を有するリン誘導体のクラスを開示し、さらにコラーゲン溶解活性が寄 与因子となるリュウマチ性関節炎および関連疾患の治療における利用を開示して いる。
今や構造的に関連する新規な化合物が開発された。これはコラゲナーゼ抑制物質 で、従って、コラーゲン溶解活性および組織再形成が関与する疾患の治療につい ての利用が有望である。
本発明に従えば、一般式(I)の化合物またはその塩、溶媒和物もしくは水和物 が提供される: 式中、 Rは水素、C1,アルキルまたは場合によって置換されたベンジルで。
R1は水素またはC81アルキルで。
R1はC□−、アルキルで; R2は−(CH2)n NRaR5、(CH2)n NHCOR? 。
−(CHz)n C0NH(CHz)q NRiR+ 、 −(CHz)n N RsC(=NR+)NRiR,または−(CHt)n Rho(ここでnは1か ら6までの整数て、R5およびR,はそれぞれ別個に水素もしくはアルキルであ るか、またはR3およびR1はそれらが結合している窒素原子と一緒になって、 場合によって酸素もしくは硫黄原子を有するか、または環内に場合によって置換 された第二の窒素原子を有する5゜6もしくは7員環を形成し、R7はアルキル もしくは−(CH,)、 NR,R,で、R,は水素もしくはアルキルで、R, は水素もしくはアルキルであるか、またはRIおよびR1はそれらが結合してい る窒素原子と一緒になって場合によって置換された5、6もしくは7員環を形成 し、R1゜は場合によって置換されたピペリジル環で、mは1もしくは2で、q は2から4である。)で、: R4は水素、アルキルおよび−CH,−(CHり口OR,、−CH,−(CH7 )n 0COR,、または下記式である。
(ここでnは1から6までの整数で:RII、R+tおよびR12は水素もしく はc+−gアルキルで:さらにR14は水素、−O−C+−Sアルキルもしくは −NRIR,(ここでR1およびR,は結合して複素環を形成していても良い) である。)特に規定されない限り、各アルキル基は好ましくはC1−1の基で、 より好ましくはC1−1であり、直鎖でも分枝鎖でも良い。
Rは好ましくは水素、メチルまたはエチルで、特に水素である。
R3には、水素、メチル、エチル、イソプロピルおよびn −ブチルが含まれる 。アルキル基としては、R1にはメチルまたはエチルが好ましい。
R1には−(CH2)n NRIR,(ここでR3およびR1は水素またはメチ ルである) 、(CHz)n NHCORt(: コテR? l;!−(CHz )m NRIR,(ただしmは1、R3およびR,は水素)、−(CH2)n  C0NH(CHt) q NRsR,(ここでqは2、R6およびR6はそれら が結合している窒素原子と一緒になって5,6または7員環を形成する) 、− (CH,)n NRtC(=NR,)NRsR−(ここでR6R・、Rsおよび R1は、すべて水素である)、−(CHz)n NRtC(=NR,)NRsR t (ここでR6およびR,はそれらが結合している窒素原子と一緒になって、 場合によって置換された2−イミダゾリニル基を形成する)、−(CH2)nR 1゜(ここでR2゜は場合によって置換されたピペリジルで、nは1から4の整 数である)が含まれる。
最もこのましくは、R8は−(CHりn NRIR,(ここでnは3または4で 、R6およびR6は両者ともまた水素メチルである)−(CH,)、NHCOR t (コ、:t’R,バーCH,NH,Tある)、−CHzCONH(C)It )JRsR+ (ここでRsおよびR1は共に結合してピロリジン環を形成する ) 、−(C)I、)n NR,C(”NR*)NR,R,(:こでnは3また は4で、Rs 、R,R,およびR,はすべて水素である) 、(CH2)4N RIC(=NR−)NRsR−(ここてR6およびR1はそれらが結合している 窒素原子と一緒になって、場合によって置換されている2−イミダツル基を形成 し、R,およびR6は共に水素である) 、−(CHz)n NHC(=NH) NR2(ここでnは3または4である)および−CH2R,。(ここてRIGは 4−ピペリジルである)である。
好ましいR4は、メチル、エチル、 (CHt)tcHx。
−CH(CHI)Co□CH,および−(CHz)JH1特にメチルおよび−( CH,)、OHである。
式(I)の化合物は塩基、例えば水酸化ナトリウムと共に塩を形成することがで きる。式(1)の化合物は塩基性窒素原子を有し、例えば塩酸で酸付加塩を形成 することができる。そのような化合物も本発明の部分を構成する。
式(I)の化合物またはその塩が溶媒和物または水和物を形成する場合、これら もまた本発明の一局面を成す。
式(I)の化合物は、少なくとも二つ、さらには三つまたはそれ以上の非対称的 中心を有し、従って一つ以上の立体異性体が存在する。本発明はそのような形態 のすべておよびラセミ化合物やジアステレオマーの混合物を含むそれらの混合物 にも及ぶ。
有するものである。
式(r)の化合物またはそれらの塩、溶媒和物もしくは水和物は、好ましくは医 薬的に許容できる形態にある。医薬的に許容できるとは、特に、医薬的に許容で きる純度を意味し、希釈剤および担体のような通常の医薬的添加物の他には、通 常の投与量レベルで毒性があると考えられる物質を含まない。
式(I)の化合物またはそれらの塩、溶媒和物もしくは水和物は、好ましくは実 質的に純粋な形である。実質的に純粋な形は、一般に少なくとも重量で50%、 好ましくは75%、より好ましくは90%、さらに好ましくは95%もしくは9 9%ないしはそれ以上の式(I)の化合物またはその塩もしくは溶媒和物を含む 。
式(I)の化合物またはそれらの塩、溶媒和物もしくは水和物は、固形結晶物と してまたはガム質の形で分離できる。
本発明は、有効な治療剤として、特に結合組織および体の他の蛋白性成分の減成 が生じる症状(例えばコラーゲン溶解作用に起因する筋骨性疾患、特にリュウマ チおよび/または関節炎症状および組織再形成)を治療する薬剤として使用する 、式(I)の化合物または、医薬的に許容できるその塩、溶媒和物もしくは水和 物を提供する。
また式(I)の化合物は、癌の治療、中枢および抹消神経系のミニリン減成の予 防、およびコラゲナーゼ系中性金属プロテアーゼか病理的または他の役割を演じ る他の症状にも潜在的な利用性を存する。
また本発明は、下記式(II)の化合物から基R7゜を切断することによって基 R1゜を水素に変換し、さらに必要な場合には、Rtlを水素に変換し、さらに 場合によってその機成(1)の化合物を別の式(I)の化合物に変換することか ら成る、式(1)の化合物の製造方法も提供する:式中、R1゜はアルキル、場 合によって置換されたフェニルまたは場合によって置換されたベンジルで、R1 1は水素、アルキル場合によって置換されたフェニルまたは場合によって置換さ れたベンジルで、R+ 、R2,R3およびR4は式(I)で規定された通りで ある。R3゜の切断は、さらに必要な場合にはR2、の切断は、酸性もしくはア ルカリ性水溶液中でまたはハロゲン化トリメチルシリル、好ましくはブロモトリ メチルシランを用いて不活性溶媒中で、例えばジクロロメタンもしくはアセトニ トリル中で実施することができる。ベンジルエステルは、また水素添加分解もし くは他の標準的な脱ベンジル化法によって除くこともできる。フェニル残基は酸 化白金上で水素添加によって取り除くことができる。
R2゜およびR11が共にアルキルである場合、R1゜が水素でRtlがアルキ ルである式(II)の化、すなわちRがアルキルである式(I)の化合物を生じ るためには、R2゜のみの切断は、過剰のアルカリを用いて穏やかな条件下で、 例えば室温でアルコール性溶媒中で水酸化ナトリウム水溶液で処理することによ って実施できる。
同様にR1゜が場合によって置換されたベンジルでRlIがアルキルである場合 、ベンジル基のみの切断は水素添加によって実施できる。R2゜が水素でRlI がアルキルである式(II)の化合物を生じる。
Rfflアルキル基の切断は、その後上記のように実施でき、Rが水素である式 (I)の化合物を生じる。
式(I)の化合物のRが水素で式(I[)の化合物のR8,が水素でない場合、 両R1lおよびR1゜の切断は単一反応で簡便に実施できる。好ましくはR1゜ およびRlIは共にアルキル、例えばメチルもしくはエチルまたはベンジルであ る。
RlIが水素である式(II)の化合物は、それ自体、本発明の式(1)の化合 物であるということは理解し得よう。
R2が−(CHt)n NRsC(=NR−)NR−Rs (ここでRs、R− R1およびR1は式(I)で規定した通りである)である式(1)の化合物は、 R3が−(CHt)n NR,R,(ここでR6およびR6は共に水素であるか 、または一方が水素で他方がアルキルである)である式(I)の化合物を、下記 の式(IIA)の化合物と反応させ、 R9 (IIA) またはRs、RsおよびR1か式(I)で規定された通りで、R11がCI−1 アルキルであるその塩と反応させることによって調製することができる。該反応 は炭酸水素ナトリウムのような塩基の存在下で、水のような適切な溶媒中で実施 することができる。
式(II)の化合物は、下記式(I)の化合物(式中R1゜R1,R1゜および R21は、R11が水素でないことを除いて式(I[)で規定した通りである) を、 下記式(IV)の化合物(式中R1およびR4は式(I)で規定した通りで、R 3の一切の反応性アミン基は保護形である)で処理することによって調製できる : 該反応は、好ましくはカップリング剤、例えばジシクロへキシルカルボジイミド もしくは塩酸1−エチル−3−(3−(ジメチルアミノ)プロピル〕カルボジイ ミドの存在下で1−ヒドロキシベンゾトリアゾールの存在の下に、またはI−1 ’−カルボニルジイミダゾールを用いてジクロロメタンもしくはアセトニトリル のような不活性溶媒中で実施する。
R2が−(CHz)n −R+a (ここでnおよびR+aは式(I)で規定し た通りである)である式(II)の化合物は、R3が−(CHt)n−Z(ここ でnは式(I)で規定した通りで、Zは場合によって置換されたピリジル環であ る)である式(I[)の化合物から、貴金属触媒の存在下で水素添加により調製 できる。
R1が保護形である場合、R8゜および/またはRlIの切断が同時に起こるよ うに保護基を選択することは理解されよう。
式(I)の化合物の調製のために上記に述べたような方法を用いて、その後基R 2+の選択的切断を実施し、R2+が水素である式(II)の化合物を得ること ができる。式(I)の中間化合物は、下記式(V)の化合物もしくはその塩(式 中R,,R,。
およびR11は式(I[)で規定した通りである)を、下記式(VIA)もしく は(VIB)の化合物またはその塩(式中R2は式(I)で規定した通りて、R 11はハロゲン、メタンスルホニルオキシまたはトリフルオロメタンスルホニル オキシのような脱離基でR17は水素またはカルボキシル保護基である)で処理 し、その後RI7カルボキシル保護基を取り除くことによって調製できる。好ま しい方法は、(V)を(VIA)で反応させるものである。
(■A)(■B) 式(VIB)の化合物を用いる場合、還元的アミノ化は、炭素上のパラジウムの ような貴金属触媒上での水素添加により、またはpH6から7で水素化ンアノポ ロナトリウムで反応させて実施できる。メタノールおよびエタノールのような低 級アルキルアルコールは再反応に適切である。これらの反応は、分子篩の存在下 で実施することができる。
水素添加反応は好ましいが、この方法は、R7゜RtlまたはRI7のいずれか がベンジルである、式(V)および(VIB)の化合物の使用を妨げる。好まし くはカルボキシル保護基はメチルまたはエチルエステルである。エステル保護基 は、希薄塩基例えばメタノール中の1規定水酸化ナトリウム水溶液または1.4 −ジオキサン中の水酸化カリウム水溶液を用いる、標準的塩基性加水分解条件下 で除去することかできる。
式(V)の化合物が遊離塩基の形をとる場合、式(VIB)の化合物は、適切に はα−ケトエステル(RI7=アルキル)である。
式(V)の化合物が塩、例えば塩酸塩である場合、式(■B)の化合物は、適切 にはα−ケト酸(R,?=H)の塩、例えばナトリウム塩である。
式(VIA)の化合物を用いる式(III)の化合物の調製は、標準的アルキル 化条件下で実施できる。ハロゲン脱離基は、好ましくは臭素であり、酸素をベー スとする脱離基は、好ましくはトリフルオロメタンスルホニルオキシである。
式(III)の化合物は、また別に、下記の式(■)の化合物またはその塩(式 中R1は式(I)で規定した通りで、R17はアルデヒド、R,−CHo(ここ でR2は式(I)で規定した通り)を有するカルボキシル保護基である)を凝縮 し、さらに凝縮生成物を適切な亜リン酸ジアルキルまたはトリアルキル、例えば 亜リン酸ジメチルで処理し、その後カルボキシル保護基を除去することによって 調製することができる。該カルボキシル基は、標準的な加水分解または水素添加 条件を用いて除去できる。アルキルまたはベンジルエステルとして簡便に保護さ れる。
式(■B)の化合物の還元的アミノ化に関連して上記に述べたように、ベンジル 保護基RI7が水素添加により除去される場合、R1゜およびR81はアルキル に限定される。
また別に、R1゜およびRt+がアルキルまたは場合によって置換されたベンジ ルである式(II)の化合物は、下記式(VII[)の化合物(ここでRt、R sおよびR4は式(I)で規定した通りである)を 上記式(IX)の化合物(ここでR3は式(1)で規定した通りで、R8゜およ びR2Iはアルキル、場合によって置換されたフェニルまたは場合によって置換 されたベンジルで、R8は式(VIA)で規定された脱離基である)で、塩基、 例えばトリエチルアミンまたはプロトンスポンジ(1,8−ビス(ジメチルアミ ノ)−ナフタレン)の存在下で、またはアルコール性溶媒中の無水炭酸カリウム を用いて反応されることによって調製できる。
Ro、が酸素をベースとする脱離基、例えばトリフルオロメタンスルホニルオキ シ(これが好ましいが)である場合、脱離基の置換は、光を遮断して数日間にわ たって不活性溶媒(例えばアセトニトリルまたはジクロロメタン)中のプロトン スポンジの存在下で都合よ〈実施される。
さらにまた式(I[I)の化合物は、上記に規定したような式(IX)の化合物 を、式(■)の化合物と式(IX)の化合物とを反応させるために述べたような 条件を用いて、式(XTI)の化合物(ここでR17はカルボキシル保護基であ る)と反応させ、その後保護基R1□を除去することによって調製することがで きる。
適切なカルボキシル保護基には、アルキル、ベンジル、トリアルキルシリルおよ びトリアルキルシリルエチル基が含まれる。
トリアルキルシリル保護基、例えばトリメチルシリルは特に育用である。その理 由は、例えばトリエチルアミンの存在下でヘキサメチルジシラザンをアセトニト リル中の反応物に添加することにより、容易にその場で取り込まれ、さらにR1 ゜およびRt+について一切制限を加えることなくメタノール水溶液中で選択的 に除去できるからである。他のシリル化剤には、塩化トリメチルシリルおよびN 、N−ジエチルトリメチルシリルアミンが含まれる。
R17アルキルカルボキシル保護基は、塩基加水分解、例えばメタノール水溶液 中で水酸化ナトリウムを用いて、または1.4−ジオキサン水溶液中で水酸化カ リウムを用いて除去することができる。
カルボキシル保護基RIVがアルキルである場合、R2゜およびR21はアルキ ル、フェニルまたはベンジル誘導体であるが、R17がベンジル基である場合は 、R7゜およびR2+はアルキルおよびフェニルに限られるということは理解さ れよう。
式(I[[)の化合物がこのルートで調製される場合、R2゜およびR1+はベ ンジルで、Ro、は式(IX)の化合物においてトリフルオロメタンスルホニル オキシであり、R17は式(■)の化合物においてトリメチルシリルまたはメチ ルであることが好ましい。
式(■)の化合物は、下記式(■)の化合物(ここでR7は式(I)で規定した 通りで、R1?は水素(ここでアミノ基は場合によって保護されている)である )を上記に規定したような式(IV)の化合物と: 式(I)と(IV)の化合物から式(II)の化合物を調製するために上記に述 べたようなカップリング剤の存在下で処理することによって調製できる。
式(IX)の化合物は、慣用的な方法によるヒドロキシル基から脱離基への変換 によって、ホスホン酸ヒドロキシアルキル誘導体から調製できる。例えば、R1 1がトリフルオロメタンスルホニルオキシである場合、無水トリフルオロメタン スルホン酸をジクロロメタンのような不活性溶媒中でホスホン酸ヒドロキシアル キルの溶液に加え、E、 Vedejsらの一般的な方法(Journalof  Organic Chemistry、 50.2165. (1985)) に従い低温で不活性雰囲気下で反応を行うことができる。
ホスホン酸ヒドロキシアルキル化合物は、対応する亜リン酸塩、例えば亜リン酸 ジベンジルをアルデヒド、R,−CHo(ここでR3は式(I)で規定した通り )とF、 Tex1er−BoulletとA。
Foucaudの一般的方法(Synthesis 、 916 、(1982 ))に従って反応させることによっても調製することかできる。亜リン酸ベンジ ルおよびアルキルは、いずれも市販されている化合物であり、また標準的な方法 により市販原料素材から調製することもできる。
式(V)の中間化合物は、既知化合物であるかまたは既知のアミノアルキルスル ホン酸から必要とするR8゜およびR21を導入するための標準的な方法を用い て調製することができる。。
これらの反応の間、アミン機能の保護が必要である。
R1゜おまはRffIメチル基の導入は、適切な不活性溶媒中でジアゾメタンと の反応によって行うことができる。
固定配置の式(V)の化合物は、R,Jacqierらの一般的方法(Phos phorus and 5ulfur、旦、73 、 (+988))によって 調製することができる。
式(IV)の化合物は、アミノ酸誘導体(それらの多くは市販されている)から 慣用的なアルキル化まではカップリング反応によって調製できる。
従って、式(IV)の化合物は下記式(X)の化合物から、QをR2に変換し、 窒素保護基Yを除去することによって調製できる; ■ ■ 式中Qは=(CHt)n −z 、−(CHa)n NH−−(CHz)n N RsC(=NH)NHt、−(CHt)nNRsC(=NH)NOz、または− (CH2)n C0tHであり、n+RaおよびR,は式(I)で規定した通り で、Zは場合によって置換されたピリジルで、Yは窒素保護基である。QからR 5への変換はもっと後の工程で非常に容易に実施することができる。例えば水素 添加による(CHz)n NHC(=NH)NHNO□から (CH,)nNHC(=NH)NH,ヘの変換は、RtaおよびR11ベンジル 基の水素添加分解に付随して生じる。
R3が−(CHt)nNRsRsである式(IV)の化合物は、標準的なアルキ ル化の方法を用いて、Qが−(CH,)nNR2である式(X)の化合物のアル キル化によって調製することができる。
R7が−(CL)nNHCOLである式(■)の化合物は、Qが−(CH2)n NHzである式(X)の化合物とカルボン酸、R,CO,Hとを、カップリング 剤の存在下で反応させて調製することができる。
R2が−(CHt)ncONH(CH,)qNRsR,である式(IV)の化合 物は、Qが−(C)Iz)ncOtHである式(X)の化合物と、アミン誘導体 、NHt(CHりQNR1RIとをカップリング剤の存在下で反応させ、その後 R5またはR,が水素のとき、場合によって塩基性窒素原子を保護することによ って調製できる。
R2が−(CHt)nNRsC(=NRs)NRsRsである式(IV)の化合 物は、Qが−(CHz)nNR,C(=NH)NH,またー(CH2)nNHz である式(X)の化合物から、N−アルキル化および場合によってその後塩基性 窒素原子を保護することによって調製できる。
R1が−(CHI)ローR1゜(ここでR16はピペリジル基)である式(■) の化合物は、R1が−(CH2)n Zである式(X)の化合物の水素添加およ び場合によってその後該ピペリジル窒素原子を保護することによって調製できる 。
YおよびR2中の一切の第一アミノ機能に対する適切な窒素保護基には、t−ブ トキシカルボニル(BOC)およびベンジルオキシカルボニル基が含まれる。R 1が−(CHt)n pl。であるとき(ここでR1゜は4−ピペリジル)、適 切な窒素保護基にはベンジルオキシカルボニル基が含まれる。
窒素保護基は標準的な方法により除去される。t−ブトキシカルボニル基は、低 温でトリフルオロ酢酸で処理することによって除去できる。ベンジルオキシカル ボニル基は、触媒水素添加によって除去できる。
式(X)の化合物は下記式(XI)の化合物から調製できる; 正 式中、Q′は保護された形のQまたはQの前駆体てあり、YおよびQは式(X’ )で規定した通りである。
該反応は、カルボン酸とアミンからアミドを形成する標準的な方法、例えばカッ プリング剤(例えば1,1′−カルボニルジイミダゾール、1.3−ジシクロへ キシルカルボジイミドまたはl−エチル−3−(3−(ジメチルアミノ)プロピ ル〕カルボジイミド)を用い、またはクロルギ酸エチルを用いてアミン、NH2 R,と反応させることによって実施できる。
式(XI)の化合物は既知であるか、または既知の出発材料から標準的な方法に より調製できる。
例えばQ′が(CHI) 4NHC(0)OCHzPhでYが1−ブトキシカル ボニルである式(XI)の化合物は、リシンから誘導され、また市販されてもい る。
Q′がCHICDICH2Phであり、Yが1−ブトキシカルボニルである式( XI)の化合物は、アスパラギン酸から誘導され、また市販されてもいる。
式(]IA)および(I[B)の化合物は市販されており、また標準的を方法を 用いて既知の出発材料から調製することもできる。
Q′が基、(CHJn Z (ここでZは4−ピリジル)であ(1958))に 従って調製される。
式(■)の化合物は既知のアミノ酸誘導体であるか、またはこれらの誘導体から 既知の方法で調製することかできる。
式(■A)および(VIB)の化合物は既知の化合物であるか、または既知の化 合物から既知の方法によって調製することができる。
本明細書に開示されている式(II)の中間体は新規な化合物であり、それらの 調製方法が本発明の一局面を成すように該化合物は本発明の一局面を成すもので ある。
取得が可能な場合には、式(r)の化合物の医薬的に許容できる塩は、適切な酸 または塩基との反応によって極く普通に生成できる。溶媒和物は、適切な溶媒か ら結晶化させることにより生成できる。
先に述べたように、式(I)の化合物には、一つ以上のジアステレオマー形が存 在する。本発明の方法によりその混合物が生成される場合、個々の異性体はクロ マトグラフィー、例えばHPLCによって互いに分離できる。
又、式(I)の化合物の個々のジアステレオマーは、立体異性的に純粋な出発材 料を用いることにより、または所望の異性体の中間体を全合成工程中のいずれか の段階で分離し、さらにこれらの中間体を式(I)の化合物に変換することによ り得ることができる。
式(I)の化合物の単一ジアステレオマーは、上記に述べたように一つ以上の変 法によって調製できるということは理解し得よう。それら変法の各々は、それぞ れ特定のキシル中心を許容し、特定の変法によっては前辺って決定できないキシ ル中心の配置を推定することを可能にする。
さらに、特定のキシル中心の絶対的配置を知ることはできないけれど、偏光面が 回転する方向に対する関係によって、そのエピマーに対応するそれぞれのジアス テレオマーの特性を知ることができるということは理解し得よう。
本発明はさらに、式(I)の化合物またはその医薬的に許容できる塩もしくはそ の溶媒和物および医薬的に許容できる担体から成る医薬組成物を提供する。
本発明の組成物は、青筋系疾患、特に関節炎疾患の治療および組織再形成の調節 に有用である。
本発明の組成物は、また癌治療、中枢および抹消神経系のミニリン減成の防止並 びに中性金属プロテアーゼのコラゲナーゼ系酵素が病理的またはその他の役割を 演じる他の症状において潜在的な存用性を有する。
混合により調製できる本発明の組成物は、希釈剤、結合剤、充填剤、崩壊剤、香 料、着色剤、潤滑剤、保存料を慣用的な方法で含むことができる。これらの慣用 的な賦形剤は、通常の方法、例えば関連するペプチド酵素抑制物質(例えばAC E抑制剤エナラプリル)の組成物を調製する際のような慣用的方法を用いること ができる。
本発明の組成物は、経口用、局所用、直腸用または非経口用投与に適したものと することができるが、経口投与用が好ましい。非経口組成物は、静脈内、筋肉内 、関節内、皮肉、皮下または脳を髄液中に投与することができる。
好ましくは、本発明の医薬組成物は単位服用形で、医薬または獣医領域における 使用に適した形になっている。例えば、そのような調製物は、上記の疾患のいず れかの予防または治療のだめの薬剤としての使用についての手書きまたは印刷さ れた指示と共に包装される。
本発明の化合物の投薬量の適切な範囲は化合物毎に異なり、さらに治療するべき 症状にも依存する。又、とりわけ吸収能力と投与の仕方との関係に依存する。
本発明の化合物または組成物は、いずれのルートでも投与できるように製剤化で きるが、好ましいルートは、治療が必要とされる疾患に依存し、さらに単位服用 形または患者が単一服用できる形であることか好ましい。
例えば、組成物は錠剤、カプセル、サシエ、バイアル、粉末、顆粒、ロセンジ、 再構成用粉末または液体調製物(例えば溶液もしくは懸濁液)または座薬の形と することができる。
例えば経口投与に適した組成物は、結合剤(例えばシロップ、アラビアゴム、ゼ ラチン、ソルビトール、トラガカントまたはポリビニルピロリドン)、充填剤( 例えばラクトース、糖、トウモロコシ澱粉、リン酸カルシウム、ソルビトールま たはグリシン)、錠剤化潤滑剤(例えばステアリン酸マグネシウム)、崩壊剤( 例えば澱粉、ポリビニルピロリドン、ナトリウム澱粉グリコレートまたは微晶質 セルロース)または医薬的に許容できる湿潤剤(例えばラウリル硫酸ナトリウム )のような慣用的な賦形剤を含むことができる。
固形組成物は、混合、充填、錠剤化などの慣用的な方法によって得ることができ る。大量の充填剤を用いる場合、組成物中に活性成分を行き渡らせるために、反 復混合操作を用いることができる。組成物が錠剤、粉末またはロゼンジの形態を とる場合、固形医薬組成物の製剤化に適したいずれの担体も用いることができる 。例えば、ステアリン酸マグネシウム、澱粉、グルコース、ラクトース、蔗糖、 米粉および白亜である。錠剤は、通常の製剤化技術において良く知られた方法に 従って、特に腸溶皮で被覆することができる。組成物は、消化性カプセル、例え ば所望の場合には担体または他の賦形剤とともにゼラチン含有化合物の形をとる こともできる。例えば、硬質ゼラチンカプセルは、必要量の本発明の化合物の粉 末または顆粒を、潤滑剤(例えばステアリン酸マグネシウム)、充填剤(例えば 微品質セルロース)および崩壊剤(例えばグリコール酸ナトリウム澱粉)との密 接な混合物の状態で含む。
水薬のような経口投与用組成物は、例えば乳濁液、シロップまたはエリキシルの 形をとることができ、また使用前に水または他の適切な側薬で再構成できる乾燥 生成物として提供することもできる。そのような液体組成物は、慣用的な添加剤 、例えば懸濁剤(例えばソルビトール、シロップ、メチルセルロース、ゼラチン 、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ステアリン酸ア ルミニウムゲルまたは水素添加食用油脂)、乳濁液(例えばレシチン、モノオレ イン酸ソルビタンまたはアラビアゴム)、水性もしくは非水性側薬(これには食 用油、例えばアーモンド油、分溜ココナツツ油、グリセリンやプロピレングリコ ールやエチルアルコールのエステルのような油性エステル、グリセリン、水また は通常の食塩水が含まれる)、保存料(例えばp−ヒドロキシ安息香酸メチルも しくはエチルまたはソルビン酸)および所望の場合には香料または着色剤を含む ことができる。
本発明の化合物は、非経口ルートにより投与することもできる。通常の調剤方法 に従い、該組成物は、例えば座薬のような腸管投与用または注射剤として非経口 投与用に製剤化できる。
注射としては、例えば関節内注射、脳を髄液内注射または、脱ミニリン化部位に 達することを可能にする池のルート、例えば筋肉内、皮肉もしくは皮下注射によ る易溶性溶液または低拡散性蓄積質貯蔵物として、本発明の化合物は、水性もし くは非水性溶液または医薬的に許容できる液体中の懸濁液もしくは乳濁液として 提供することができる。医薬的に許容できる液体には、例えば発熱物質非含有滅 菌水、医薬的に許容できる油または液体の混合物があり、これは、制菌剤、抗酸 化剤もしくは他の保存料、溶液を血液と等張にさせるための緩衝液もしくは溶液 、膨張剤、懸濁剤または医薬的に許容できる他の添加剤を含むことができる。そ のようなものは、滅菌単位服用量の形(例えばアンプルもしくは使い捨て注射セ ット)または多重服用量の形で(例えば適切な服用量を取り出せる瓶または注射 用製剤を調整するために用いることができる固形もしくは濃縮物)で提供するこ とができる。
局所または経皮用投与には、該調製物は、軟膏、クリーム、ローション、ジェル 、スプレー、エアロゾル、洗浄剤、皮膚塗り薬または貼り薬としても提供できる 。
コラゲナーゼ系酵素が関与する疾患を治療するための単位服用量は、一般にはl Oから1000■、好ましくは10から500■、特に+0.50.100.1 50.200.250.300.350.400.450.または500■を含 むであろう。該組成物は、70kgの成人に対して1日の全投与量が、通常10 から3000■の範囲となるよう、1日1回または2回以上、例えば1日2.3 または4回投与することができる。そのような投与量は、1日当たりおよそ0. 15から50■/ kgに相当する。また、特に注射については、単位用量は2 から200■の本発明の化合物を含み、所望の場合には所望の日量を与えるため に複数回投与できる。
さらに、本発明は、結合組織及び体の他の蛋白質成分の減成が生じる状態、例え ば哺乳類(例えばヒト)のリュウマチおよび/または関節炎症状の治療方法であ って、そのような治療を必要としている該哺乳類に可動量の式(I)の化合物ま たは医薬的に許容できるその塩を投与することから成る方法を提供する。
さらにまた、本発明は、結合組織及び体の他の蛋白質成分の減成が生じる状態、 例えばリュウマチおよび/または関節炎症状の治療に使用する医薬の製造におけ る、式(I)の化合物または医薬的に許容できるその塩の使用を提供する。
以下の説明および実施例は、本発明の化合物の調製を詳述するものである。すべ て温度は°Cで表されている。
2H5 F、TeX1er−Boullet とA、Foucaudの一般法(Synt hesis、 1982゜916〕を用いた。亜リン酸ジベンジル(31,13 ml’、0.14モル)およびプロピオンアルデヒド(+0.21 d、1当量 )との混合物を室温で攪拌し、塩基性アルミナ(70g)を一度に添加した。室 温で一装置いた後、クロロホルムを加え、アルミナを集め、クロロホルムで洗浄 した。濾液を蒸発脱水して乾燥させ、生じた透明な油をグラディエンド溶出(エ ーテル−5%メタノール/エーテル)でシリカゲル(600g)上でクロマトグ ラフィーにかけた。静置により凝固する表題化合物を、透明な油として得た(2 7.82g、 64%)。サンプルをエーテル/ペンタンから再結晶させ、白色 結晶固体(融点81−82°C)を生じた。
測定値: C,64,09; H,6,711,CItH*+04P+の式から はC63,74%、 H6,61%である。
δ(CDCI s) : 1.04(3B、 t、 J=7Hz)、 t、 6 −1.95(2B、 m)、 2.27(IH,brs)。
、3.8(IH,2ツがオーバーラツプする3つ組、J=5およびl0H2)。
4、97−5.18(4H,m)、 7.34(IOH,s)。
E、 Vedejsらの一般法(J、 Org、 Chem、 、 1985. 50(12)、 2165)によって表題化合物を調製した。塩化メチレン(1 80+nl)中の(1−ヒドロキシプロピル)ホスホン酸ジベンジル(DI)  (24,97g。
0.078モル)の溶液を、窒素下で一50℃に冷却した。2.6−ルチジン( 11,121n1.0.095モル)を、続いてトリフルオロメタン−無水スル ホン酸(15,1rnl、 0.0898モル)を加え、温度を一50°Cに保 った。混合物を徐々に0°Cまで暖め、それから冷エーテル中に入れた。該溶液 を、有機層を氷冷水、希塩酸(×2)および最後にブラインで洗浄することによ り迅速水性処理(vapidaqueous work−up)に付した。有機 層を乾かしく無水Mg5O,)、乾燥するまで蒸発脱水し、桃色ががったオレン ジ色の油として表題化合物を得た(33.77g、 96%)、これ以上精製せ ずに使用した。
δ(CDCIg) + 1.08(3H,t、 J=7Hz)、 1.88(2 H,m)、 4.94(18,2−)がオーバーラツプする3つ組、 J=5. 5および7Hz)、 4.88−5.22(4H,m)および7.35(IOH ,m)。
説明3 N−(1−(R)−ジベンジルオキシフォスフイニルプロピル)−(S)−ロイ シン(D 3 A)およびN−(1−(S)−ジベンジルオキシフォスフイニル プロピル)−(S)−ロイシHs H 哀生A ロイシントリメチルシリルエステル調製のための米国特許US 4808741 の一般法に従い、アセトニトリル(13,5mj)中の<S> −ロイ’/ : / (1,15g、 0.0088%ル)、ヘキサメチルジシラザン(1,75 Tdりおよびトリエチルアミン(1,38m/)の混合物を、合計4時間還流加 熱した。
それから((1−トリフルオロメタンスルフォニルオキシ)プロピル)−ホスホ ン酸ジベンジル(D2)を加え、混合物を48時間40−42°Cに保った。ま た反応は周囲温度で行うこともできる。冷却後混合物を濾過し、メタノールで洗 浄、濾液を蒸発脱水して乾燥させた。残留物をクロロホルム中に取り、希塩酸で 洗浄(X2)、最後に水で洗浄した。クロロホルム層を乾燥させ(無水NatS O4) 、濾過し、蒸発脱水して乾燥させ、オレンジ色のゴム状固体(3,67 g)を得た。粗生成物を極めて少量のエーテル/ペンタンで粉末化して白色結晶 固体を得、これを集めて少量の冷エーテル/ペンタンで洗浄して表題の化合物、 R3S異性体(D3A) (0,47g、11%)融点112−1+5°Cを得 た。
測定脱着(Observed Desrption)CI(NHs)(M+H) ” 434゜Cs5H2tNOsPの式からはM2B5である。
[α]o ”= 23.09° (c = 0.97 MeOH)測定値: C ,63,73; H,7,42: N、3.23゜C,IH,2NO,Pからの 計算値では、C,63,73,H,7,44,N、3゜23%である。
δ(CDC1,) :Q、 89(6H,t)、 1.03(3H,t)、 1 .25−2.0(5H,m)、 2.74(IH。
m)、 3.28(2H,br s)、 3.73(IH,br t)、 4. 9−5.15(4H,m)、 7.35(IOH。
s)。
他の異性体、N−(1−(S)−ジベンジルオキシフォスフイニルプロピル)− (S)−ロイシン(D3B)は、アセトニトリル 水(40:60)の混合溶出 液で4.OJ/分の流速でハミルトンPRP −1カラム(300X7.1囮) を用いて、製造用HPLCにより得ることができる。この条件下では、R,S異 性体(D3A)が初めに34.6分の保持時間で溶出し、S、S異性体(D 3  B)は42.7分で良く分離される。
異性体(D 3 B)について。
測定FAB (M+H)”434゜C2IH32NOsPの式からはM2B5゜ δ(CDC1z) : 0.88(6H,dd)、 0.98(31(、t)、  1.4(IH,m)、 1.52−1.9(4H,m)、 2.72(lH, m)、 3.38(IH,Il])、 4.9−5.15(4H,m)、 7. 32(IOH,s)。
(S)−アミノ酸誘導体とのカップリングにより該S、S異性体(D 3 B) はS、S、Sシリーズに至る。
方法B メタノール(2ml)中の塩酸(S)−ロイシンメチルエステル(0,543g 、 0.003モル)、(l−トリフルオロメタンスルフォニルオキシ)プロピ ル)−ホスホン酸ジベンジル(D2)(1,35g、 0.003モル)および 無水炭酸カリウム(1,0g)を50’Cニ加熱し4時間攪拌し、それから室温 に一装置いた。反応混合物を真空中で蒸発脱水して乾燥させ、クロロホルム(5 イ)に溶解し濾過した。濾液および洗浄液を集め、溶出液として酢酸エチル/ペ ンタン(1:1)を用い、シリカゲル60(50g)上でクロマトグラフィーを 行い、N−(1−(R)−ジベンジルオキシフすスフイニルプロピル)−(S) −ロイシンメチルエステルおよびN−(1−(S)−ジベンジルオキシフォスフ イニルプロピル’)−(S)−ロイシンメチルエステルの混合物(0,55g) を油として得ることができた。該エステルは、溶出液として初めの50%ジエチ ルエーテル/ペンタンを100%ジエチルエーテルに上昇させ、シリカゲル上で カラムクロマトグラフィーを行うことにより、個々のジアステレオマーに分離で きる。
メタノール(4,0ml’)中の上記エステル混合物(1,1g、 0.002 5モル)を水酸化ナトリウム(0,11g、0.00275%ル、水1.5 r d’) 水溶液で処理し、この溶液を室温で一晩攪拌した。真空中で1/3の容 積となるまで脱水蒸発させ、水に取りエーテルで抽出した。水性分画をクエン酸 でpi(3−4に酸性化し、それからクロロホルムで抽出(5X)I、た。クロ ロホルム分画を乾燥させ、(NatSO<) 、真空中で蒸発乾燥させて、ゆっ くりと固形化する油として表題化合物(D 3 A)および(D 3 B)の混 合物を得た。
生成物をエーテルで粉末化してN−(1−(R)−ジベンジルオキシフォスフイ ニルプロピル’I −(S)−ロイシン(D3A) (0,34g)を、方法A により得た生成物と同じ白色結晶固体として得た。
また、単一異性体エステルを別々に加水分解することもできる。例えば、上記の 方法による加水分解で、N−(1−(S)−ジベンジルオキシフすスフイニルプ ロピル)−(S) −!mlmシイメチルエステルは、N−(1−(S)−ジベ ンジルオキシフォスフイニルプロピル)−(S)−ロイシン(D3B)、融点7 1−73°Cを生じた。
OoCに維持した無水ジクロルメタン(30d)中のN a−tert−ブトキ シカルボニル−Nt−ベンジルオキシカルボニル−(S)リシン(1,5g、  3.95mmol)の攪拌溶液を、塩酸1−(3−ジメチルアミノプロピル)− 3−エチルカルボジイミド(0,91g、 4.7mmol)および1−ヒドロ キシベンゾトリアゾール(0,64g。
4、7mmo I )で順次処理した。0.5時間後、混合物を室温まで暖め、 メチルアミンで曝気し、生じた溶液を18時間攪拌した。該溶液をそれから濾過 し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥さ せ、固形物を得るために減圧下で濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(ク ロロホルム中の5%メタノール)での精製により白色固体として表題化合物(1 ,18g)を得た。
δ(CDC1,) : 1.3−1.85(6H,m)、1.42(9H,s) 、2.28(3H,d)、3.19(2H。
q)、 4.05(IH,m)、 4.88(IH,m)、 5.08(2H, s)、 5.15(IH,m)、 6.2(IH,m)。
7、35(5)1. m)。
ジクロルメタン(5−)中のアミド(D4) (0,3g、 0.76mmol )冷却溶液(0”C)を、トリフルオロ酢酸(2−)で処理した。0.5時間後 、溶媒を減圧下で蒸発脱水し、残留物をジクロルメタン(+5d)で希釈し、飽 和食塩水(10ya/)で洗浄した。
有機分画を無水硫酸マグネシウム上で乾燥させ、真空中で蒸発脱水して粗表題化 合物(D5) (0,29g)を生じた。これを、さらに精製することなく表題 化合物として使用した。
説明6 N −(N−((R)−1−ジベンジルオキシフォスフィニ無水ジクロルメタン (10m/)中のN−(1−(R)−ジベンジルオキシフォスフイニルプロピル ’I −(S)−ロイシン(D3A) (0,33g、0.76mmol)の溶 液を0°Cに冷却し、塩酸I−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカ ルボジイミド(0,176g、 0.92mmol)および1−ヒドロキシベン ゾトリアゾール(0,124g、0.92mmol)で順次、処理した。0.5 時間攪拌後、反応混合物をD5の塩(0,29g)、さらに続いてN、N−ジイ ソプロピルエチルアミン(0,216g、 1.42mmol)で処理した。混 合物を18時間室温で攪拌し、それから飽和炭酸水素ナトリウム(2X20−) 、飽和食塩水(2X20J)で洗浄した。水性洗浄液をジクロルメタンで逆抽出 して、集めた有機分画を無水硫酸マグネシウム上で乾燥させ、真空中で蒸発脱水 して油を得た。フラッシュクロマトグラフィー〔(メタノール:CH,Cl2)  (1・20)V/V続いて(+ : 9) v/v )により表題化合物を白 色固体(0,20g)として分離した。
N a−tert−ブトキシカルボニル−N’−(N−ベンジルオ無水ジクロル メタン(60mA’)中のN−ベンジルオキシカルボニル−グリシン(1,8g 、 5.82mmol)の攪拌溶液を塩酸1− (3−ジメチルアミノプロピル )−3−エチルカルボジイミド(1,23g、 6.4mmol)で、その後l −ヒドロキシベンゾトリアゾール(0,98g、 7.2mmol)で処理した 。攪拌を0.5時間継続し、それからジクロルメタン(5−)中で希釈されたN “−tert−ブトキシカルボニル−(S)−リシンメチルアミド(1,51g 、 5.82mmol)で処理し、さらに攪拌し続けた。18時間後、混合物を 飽和炭酸水素ナトリウム(2X30J)で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾 燥させ、さらに真空中で蒸発脱水して青黄色油を得た。フラッシュクロマトグラ フィーによる精製で、静置によって固体化する透明粘稠な油として表題化合物を 得ることができた。
δ(CDCIs ) : 1.26−1.82(6H,m)、 1.42(9H ,s)、 2.79(3H,d)、 3.26(2H,m)、 3.87(2H ,d)、 4.05(IH,m)、 5.12(2H,s)、 5.28(IH ,m)、 5.72(IH,brs)、 6.46(IH,brs)、 7.3 2−7.4(5H,m)。
説明8 N’−(N−ベンジルオキシカルボニルグリシン)−(S)−リシンメチルアミ ド、トリフルオロ酢酸塩(D8)ジクロルメタン(5−)中の冷(0°C)アミ ド(D7)(0,1g、0.22mmol)溶液をトリフルオロ酢酸(2−)で 処理した。
0°Cで1時間攪拌後、該溶液を室温まで暖めた。溶媒を減圧下で蒸発脱水し、 さらに精製することなく使用するための粗生成物(D8)を得た。
(S)−ロイシル)−N’−(N−ベンジルオキシカルボニルグリシル)−(S )−リシンメチルアミド、ジベンジルエステル(D9) CH3 無水ジクロルメタン(2(7)中のN−(+−(R)−ジベンジルオキシフすス フイニルプロピル)−、(S)−ロイシン(D3 A) (0,43g、 1  mmol)の溶液を、塩酸1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカ ルボジイミド(0,21g、 I、 1mmol)およびl−ヒドロキシベンゾ トリアゾール(0,162g、 1.2mmol)で処理した。1時間攪拌後、 ジクロルメタン(font’)中で希釈したD8の塩(0,25g)を、さらに その後ジイソプロピルエチルアミン(1当量)を加えた。さらに18時間攪拌を 継続した。それから混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(2X20mj)で 洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥させ、真空中で蒸発脱水して黄色油を得 ることができた。フラッシュクロマトグラフィー〔(メタノール: CHCl5 ) (1: 15)v/v)で精製して白色固体として表題化合物(0,4g) を得ることができた。
δ(CDC1z) : 0.96(6H,t)、 1.05(3H,t)、 1 .2−2.4(13H,m)、 2.73(3H,d)、 3.18(2H,m )、 3.69(IH,m)、 3.82(2H,d)、 4.38(IH,q )。
4、88−5.03(4H,m)、 5.08(2H,s)、 6.35(IH ,t)、 6.95(IH,t)、 7.08(IH,q)、 7.22−7. 4(+58. m)、 7.51(IH,d)。
−10°Cの乾燥テトラヒドロフラン(100d)中のN tert−ブトキシ カルボニル−(S)−アスパラギン酸β−ベンジルエステル(66g)の溶液に ジイソプロピルエチルアミン(38Tdりを、続いてクロルギ酸エチル(23r d)を加え、さらに乾燥テトラヒドロフラン(30Tnl)中のメチルアミン( 10g)の溶液を加えた。
0.5時間後反応混合物を真空中で蒸発脱水して乾燥させ、酢酸エチル残留物を 10%炭酸ナトリウム、クエン酸および水で洗浄し乾燥(NatSO4)させた 。真空中で蒸発脱水して乾燥させ、続いて酢酸エチル/エーテル(1:1)で粉 末化して固体(45g)を得ることができた。これを炭酸(8g)上の10%パ ラジウムで、水素の取り込みが止まるまで水素添加した。反応混合物を濾過し、 濾液を蒸発脱水して乾燥させ、融点160−162℃の白色固体 (33,5g )として表題化合物(D 10)を得ることができた。
測定値: C,48,69,H,7,35; N、11.12%。
C+o)l++Ntosの式からは、C,48,77、H,7,37,N、11 .38%である。
説明II pJ−tert−ブトキシカルボニル−β−〔(2−ピロリジノエチル)アミド )−(S)−アスパラギン酸メチルアミド0°Cのジクロルメタン(50mN) 中のN −tert−ブトキシカルボニル−(S)−アスパラギン酸メチルアミ ド(DIO)(5g)溶液に、塩酸(1−(3−ジメチルアミノプロピル)3− エチルカルボジイミド(4,74g)およびl−ヒドロキシベンゾトリアI ゾ ール(3,34g)を加えた。10分後、N−(2−アミノエチル)ピロリジン (2,82g)を−滴つづ加え、溶液を2時間0℃で攪拌し、それから室温で一 晩攪拌した。反応混合物を炭酸水素ナトリウム溶液および水で洗浄し、NatS Ot上で乾燥させ、さらに真空中で蒸発脱水して表題化合物(D II) (1 ,0g)を得た。
1 δ(CDCIs) : 1.42(9Hs)、1.9(4H,m)、2.5 −2.9(8H,m)、2.82(3H。
d、 J=5Hz)、 3.38(2H,q、 J=5Hz)、 4.5(IH ,m)、 6.21 (IH,m)、 6.75(IH。
m)、および7.02(IH,m)。
プロピル)−(S)−ロイシル〕−β−〔(2−ビロリジノエH3 この化合物はN−(1−(R)−ジベンジルオキシフォスフイニルプロピル)− (S)−ロイノン(D 3 A)およびβ−〔(2−ピロリジノエチル)アミド )−(S)−アスパラギン酸メチルアミド((D5)用に述べた方法によりトリ フルオロ酢酸との反応によって(D II)から調製)から、説明11の方法に 従い調製された。融点+10−118°C1収量48%。
δ(CDCIs) :0.85(6H,t、 J=5Hz)、 1.05(38 ,t、 J=7Hz)、 1.4(3H,m)。
1、6(31(、m)、 I、85(およそ、 6H,m)、2.6−2.85  (およそ、IOH,m)。
3、3(IH,m)、 3.45(IH,m>、 3.65(IH,m)、 4 .85(IH,m)、 5.0(4H,m)。
7、45(10t(、m)、 7.5(IH,m)、および8.2(IH,d、  J=7t(z)。
乾燥ジメチルギ酸アミド(50ml)に、N −tert−ブトキシカルボニル −N″−二トロー(S)−アルギニン(3g。
9、4mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(2,88g、 18. 8mmol)および塩酸メチルアミン(1,26g、 1B、 7mmol)を 溶解し、塩水水浴で一1O°Cに冷却した。ジイソプロピルエチルアミン(3, 3ml’、 18.78mmol)を、続いて塩酸1−(3−ツメチルアミノプ ロピル)−3−xチルカルボッイミド(2,76g、 14.4mmol)を加 えた。0°Cで1時間後、t、1.c、((CHCl、 : MeOH: Ac 0H)(10・2:I)v/v)が反応が収量したことを示したとき、反応混合 物を室温で18時間攪拌した。蒸発脱水して乾燥させた後、固体を水に溶かし、 Dowex 50W −X 8カラム(アンモニウム形)にアプライした。水で 溶出して、UV吸収物質を含む溶出液を集め、濃縮しそれからアンバーライトI RA −401(アセテート形)で1時間震盪した。該樹脂を集め、水で洗浄し た。濾液および洗浄液をまとめ、凍結乾燥して、クロマトグラフ的に純粋な白色 固体としてDI3の生成物(2,6g、 84%)を得た。
測定FAB (M+H)’″333゜C15H−4N−Osの式からはM2B5 である。
プロピル)−(S)−ロイシル)−No−ニトロ−(S)−アルギニンメチルア ミド(DI4) H3 水(5イ)中の95%トリフルオロ酢酸で、N −tert−ブトキシカルボニ ル−No−ニトロ−(S)−アルギニンメチルアミド(D13) (0,142 g、0.43mmol)を、0°Cで0.5時間処理した。
) 減圧下で過剰の酸を取り除き、残留物を乾燥トルエンで二度蒸発脱水した。
残留物を乾燥ジメチルギ酸アミド(2イ)に溶かし、pHをジイソプロピルエチ ルアミンの添加により8−9に調整した。これを乾燥ジメチルギ酸アミド(5r dり中のN−(1−(R)−ジベンジルオキシフオスフィニルブロビル)−(S )−ロイシン(D 3 A) (0,15g、0.35mmol)および1−ヒ ドロキシベンゾトリアゾール(0,095g、 0.62mmo 1)の溶液に 加えた。混合物を−10から一15°Cに冷却し、塩酸1−(3−ジメチルアミ ノプロピル)−3−エチルカルボジイミド(0,08g、 0.42mmol) を加えた。反応混合物を室温まで暖め、18時間攪拌した。
その後混合物を蒸発脱水して乾燥させ、シリカゲルクロマトグラフィ((MeO H: CHClx) (1: 9) v/v )で精製した。青黄色泡沫として DI4の生成物(0,16g、71%)を得た。
測定FAB (M+H)” 648゜C3゜H4,N、o、pの式からはM64 7である。
粗セラミニ塩酸β−(4−ピリジル)アラニン’ (0,88g。
3、66mmol)を水(3(7)に溶かし、固体のNaHCOz (1,51 g)を加えた。溶解したときシトキサン(30rnl)を加え、さらに混合物を 塩水水浴で0°Cに冷却した。二次酸ジーtert−ブチル(1,5g。
6、9mmol)をジオキサン(20mj)中の溶液として加えた。0から4° Cで1時間後、混合物を室温で18時間攪拌した。反応混合物を蒸発脱水して乾 燥させ、酢酸エチル、水および酢酸の混合物(5・1:1、V/V)を加えた。
沈澱固体を濾過して除き、濾液を真空中で蒸発脱水した。残留物を数回に分けて 熱エタノールで粉末化した。冷えたときに該抽出物をまとめ、蒸発脱水して乾燥 させた。該固体残留物かエタノールに容易に再溶解するまで、この操作を繰り返 した。この溶液を蒸発脱水して、酢酸ナトリウムが混入したラセミ混合物として 、表題化合物(D15)を得た。これをさらに精製することなく使用した。
粗ラセミ誘導体(D H5) (3,66mmol)を乾燥ジメチルギ酸アミド (30d)に溶かし、1−ヒドロキソベンゾトリアゾール(1,13g、 7. 38mmol)および塩酸メチルアミン(0,5g、 7.40mmo l)を 加えた。混合物を塩水水浴で一10’Cに冷却し、ジイソプロピルエチルアミン (1,3ml、 7.5mmol)を加えた。5分後、塩酸1−(3−ジメチル アミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド(1,7g、 8.9mmol) を加え、−5°Cで1時間攪拌後、混合物を室温で一晩攪拌した。蒸発脱水して 乾燥させ、ジクロルメタン(50rnl)を加え、その後飽和NaHCO3水溶 液の適量(3x15ml)で抽出した。1r機層を無水硫酸マグネシウム上で乾 燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。残留物をソリカゲルクロマトグラフ 4−((MeOH:CHCl5) (1: 9) v/v )で精製して、白色 固体として表題ラセミ化合物(D16) (0,91g)を得た。
測定FAB (M+H)” 280゜C,、H2,N、0.の式からはM279 である。
D16のアミド(0,5g、 1.79+nmol)の異性体混合物を氷酢酸( 45yd)に溶かし、減圧下で脱気した。氷酢酸(5−)中のアダムス触媒(0 ,2g)懸濁液を加え、混合物を大気圧で22時間水素化した。反応混合物を珪 藻土を通して濾過し、溶媒を真空中で除去して、クロマトグラフ的に純粋を油と してラセミ生成物(DI?) (0,15g)を得た。
異性体混合物(D17) (0,51g、1.79mmol)を、ジオキサン/ 水の混合物(2: 1.30rd)に溶かし、pHを固体NaHCOsで7に調 整した。混合物を0°Cに冷却し、もう一度NaHCOs (0,17g、 2 mmol)を加え、さらにクロルギ酸ベンジル(0,3d。
2.1mmol)を少しづつ添加した。0°Cで1時間後、混合物を室温で1時 間攪拌した。蒸発脱水して乾燥させ、残留物を酢酸エチルに取り、10%クエン 酸水溶液(2×)、飽和NaHCOs水溶液(2×)および飽和NaC1水溶液 で抽出した。有機層を無水MgSO4で乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去 した。生した油をシリカゲルクロマトグラフィ((CHzCIz : MeOH )(19: 1)V/V )で精製して、60−80軽油下で静置することによ り結晶化する油として表題ラセミ化合物(0,68g、 91%)、融点+30 −131°Cを得た。
N −(N−((R)−1−ペンリルオキシフオスフィニルブロビル)−(S) −ロイシル)−(R)−β−(4−(N−ベンジルオキシカルボニル)ピペリジ ル)アラニンメチルアミド(DI9A)およびN −(N−((R)−1−ベン ジルオキシフォスフイニルプロピル β−(4−(N−ベンジルオキシカルボニル)ピペリジル)アラニンメチルアミ ド(D19B) H 3 保護アミド異性体混合物(D18) (0.19g.0.45mmol)を、9 5%トリフルオロ酢酸水(5rdりで0.5時間O℃で処理した。過剰の酸を減 圧下で除去し、油状残留物を乾燥トルエンで二度蒸発脱水した。残留物を乾燥ジ メチルギ酸アミド(2ml)に溶かし、pHを8から9にジイソプロピルエチル アミン添加で調整した。これをジメチルギ酸アミド(5TnI)中のN−(1− (R)ージベンジルオキシフォスフイニルプロピル)− (S)−ロイシン(D 3A) (0.15g,O、35mmol)およびl−ヒドロキシベンゾトリア ゾール(0. l1g, 0. 7++++nol)に加えた。混合物を一10 °Cに冷却し、塩酸1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジ イミド(0. 1g, 0. 52mmol)を加えた。混合物を室温まで暖め 、その後18時間攪拌した。反応混合物を真空中で蒸発脱水して乾燥させ、残留 物をジクロルメタンに再溶解した。これを10%クエン酸水溶液、飽和NaHC O3水溶液(2×)および飽和NaC1水溶液で抽出し、その後無水硫酸マグネ シウム上で乾燥させた。真空中で蒸発脱水して、表題化合物の異性体混合物(D 19)を油として得、これをシリカゲルクロマトグラフィー( (CHzClt  : MeOHX9 : I))で精製した。
0℃に維持した無水ジクロルメタン( 60d ’)中のN −tert−ブト キシカルボニル−N −ベンジルオキシカルボニル−CS’)−オルニチン(  1.5g, 0. 004mmol)の溶液を、順次、塩酸1−(3−ジメチル アミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド(0. 94g)および1−ヒド ロキシベンゾトリアゾール(0.66g)で処理し、さらに0.5時間攪拌した 。メチルアミン(過剰)で曝気し窒素をさっと流し、溶液を希釈クエン酸(40 yd)およびブラインで抽出した。有機層を乾燥させ、蒸発脱水して粘稠な油を 得た。フラッシュクロマトグラフィー〔酢酸エチル中の2%メタノール〕で精製 して、白色固体として表題化合物(D20) ( 1. 2g)を得ることがで きた。
ルアミド、トリフルオロ酢酸塩(D2+)OoCに維持したジクロルメタン(5 rnl)中のD20のアミド(0.14g)の溶液を、トリフルオロ酢酸(2r ni)で処理した。この溶液を室温で2時間攪拌し、その後真空中で溶媒を蒸発 脱水して、粗表題化合物( D 21)を油として得ることができた。これを表 題化合物としてさらに精製することなく使用した。
H3 0°Cに維持した無水ジクロルメタン(15d)中のN−(1−(R)−ジベン ジルオキシフオスフィニルブロビル’)− (S)−ロイシン(D 3 A)  (0.+42g)の攪拌溶液を、塩酸1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3 −エチルカルボジイミド(0,07g)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾー ル(0,049g)で処理した。0.5時間後、混合物を順次、D21の粗塩お よびN、 N−ジイソプロピルエチルアミン(0,095g)で処理し、さらに その後室温で18時間攪拌した。それから溶液を1Mクエン酸水溶液(IOrd ) 、飽和NaHCOs水溶液(lod)および飽和NaC1水溶液(1(7) で洗浄した。有機分画を乾燥させ、真空中て蒸発脱水して油を得た。フラッシュ クロマトグラフィー(クロロホルム中の5%メタノール)で精製して、白色泡沫 として表題化合物(D22) (0,095g)を得た。
測定FAB (M+H)” 695゜C*tHs1NtO□Pの式からはM6O 4である。
説明23 N −tert−ブトキソ力ルボニルーN6−シメチルー(S)メタノール(l ooyd)中のD4のアミド(0,8g)溶液を、木炭(Ig)上の5%パラジ ウムで処理した。靜濁液を38%ホルムアルデヒド水溶液(6−)で希釈し、周 囲温度、大気圧下で48時間水素化した。さらに触媒(0,5g)およびホルム アルデヒド(3rdりを加え、さらに24時間水素添加を継続した。溶液を珪藻 土で濾過し、溶媒を真空中で蒸発脱水し、残留物をフラッシュクロマトグラフ4  ((C[(C1−: MeOH: N1(s) (12:2:1)V/V)で 精製して表題化合物(D 23) (0,29g)を得る287である。
ジクロルメタン(5ml)中のO″Cに維持したD23のアミン(0,11g) 溶液をトリフルオロ酢酸(2−)で処理した。溶液を1時間攪拌し、その後溶媒 を減圧下で蒸発脱水して、透明油として粗表題化合物(D24)を得ることがで きた。これをさらに精製することなく、表題化合物として使用した。
H3 無水ジクロルメタン(20ml)中のN−(1−(R)−ジベ〉・ジルオキシフ ォスフイニルプロピル)−(S)−ロイシン(D3A) (0,132g)の攪 拌溶液を、順次塩酸1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジ イミド(0,066g) )および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0,0 42g)で処理した。
混合物を0.5時間攪拌し、D24のアミン塩およびN、N−ジイソプロピルエ チルアミン(0,148g)で処理し、さらに室温で4時間攪拌を継続した。混 合物を、水(2X20ml’)および飽和NaHCO*水溶液(20J)で洗浄 し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥させ、真空中で蒸発脱水して、青黄色油を得 た。フラッジュクロマトグラフイ((CHCI−: MeOFl : NHs)  (15: 2 : 0.5)V/V )で精製して、白色泡沫として表題化合 物(D25) (0,11g)を得た。
測定FAB (M十H) ’ 603 。Cs!HllN40sPの式からはM 2O3である。
弦五匹 N −tert−ブトキシカルボニル−N6−シメチル−(S)表題化合物(D 26)は、N −tert−ブトキシカルボニル−N5−ジメチル−(S)−リ シン(D 23)の合成のために記載された方法に従って調製された(収量 6 9%)。
H3 表題化合物(D 27)は、N′−ジメチル−(S)−リシンメチルアミド、ト リフルオロ酢酸塩(D 24)の合成のために記載された方法に従って調製され た。表題化合物(D 27)は、正式な精製は一切行わずに用いた。
説明28 N −(N−((R)−1−ベンジルオキシフォスフイニルプロビル オルニチンメチルアミド( D 28)H3 表題化合物( D 28)は、ジベンジルエステル( D 25)の合成のため に記載された方法に従って調製した(収量56%)。
測定FAB (M+H)“589。Cs l)!4。N.OsPの式からは琶5 88である。
説明29 (R)−2−ヒドロキシ−4−メチルペンタン酸( D 29)表題化合物は、 G. Iwasaki らの方法(Chem. Pharm. Bull. 、  1989。
37、(2)、 280)を修飾して調製した。水100 mj中の硝酸ナトリ ウム( 33. 8g)溶液を、1.75時間かけて一滴づつ、3N硫酸(70 0−)中のD−ロイシン( 20g, 0. 15mol)および50%酢酸水 溶液(500 dDの攪拌溶液に92−98°Cで加えた。混合物を98−99 °Cでさらに3時間加熱し、その後冷却し、ジエチルエーテル(4X250mj )で抽出した。まとめた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、蒸 発脱水して乾燥させ、青黄色囲体として表題化合物(18. 91g, 94% )を得た。サンプルを白色針状物としてCHCl. /ペンタンから再結晶させ た。
融点77、 5 − 79°C0 [αl!t+,=26.41 (C=0.98 1N NaOH)弦五凹 (R)−2−ヒドロキシ−4−メチルペンタン酸メチル(Dメタノール(100  rdi中のD29の酸およびINエーテル塩酸(1(7)の混合物を、周囲温 度で5日間維持した。蒸発脱水して乾燥させ、溶出液としてジエチルエーテルを 用いてシリカゲル上でクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(D30 )を青黄色油として得た(3.51g.80%)。これをさらに精製することな く先に進んだ。
虱i且 N− (1− (S)−ジェトキシフォスフイニルプロビル(S)−ロイシンメ チルエステル( D 31)ジクロルメタン(10イ)中のD31のアルコール (0. 696g。
0、 0048mo1)を−60°Cに冷却し、その後2.6−ルチジン(0. 68艷)を、続いて無水トリフルオロメタンスルホン酸(0.92d)を加えた 。0℃に暖めてから、ジクロルメタン(1(7)中の(S)−1−アミノプロピ ルホスホン酸、ジエチルエステル1(0. 93g, 0. 0048mo l )の溶液を加え、その後プロトンスポンジ( 1. 02g)を加えた。混合物 を暗所で4日間N,下で攪拌し、その後濾過して固体をクロホルムで洗浄した。
濾液を10%クエン酸(×2)で、さらに水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグ ネシウムで乾燥させ、濾過し蒸発脱水して赤色油として粗生成物を得た。カラム クロマトグラフィーで精製して(初めに0−6%MeOH/εtOAcの勾配溶 出液でシリカゲルで、続いて0−2%MeOH/ EtOACの勾配溶出液でシ リカゲルで)、青黄色油として表題化合物(D31) (0.48g,33%) を得た。
測定M” 323. 1862。C,、H,。NO.Pの式からは323. 1 858である。
他の物理学的特性は文献1と一致した。
1欧州特許出願公開公報第401963号説明32 ル’)− (S)−ロイシル)−Nε−ベンジルオキシカルボニル−(S)−リ シンメチルアミド( D 32)N− (t− (S)−ジェトキシフォスフイ ニルプロビル)−(S)−ロイシン1は標準的塩基加水分解により対応するメチ ルエステル( D 31)から調製した。ジクロルメタン(9rd)中のこの酸 (0. 25g, O. OO081mol)の溶液をN,下で0°Cに冷却・ し、塩酸1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド(0 .17g)を、続いてl−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.12g)を加え 、混合物をこの温度で1時間攪拌した。ジクロルメタン(5−)中のトリフルオ ロ酢酸N6−ベンジルオキシカルボニル−(S)−リシンメチルアミド(D5) (対応するN −tert−ブトキシカルボニル誘導体(D4)の0. 009 71IIolから)を、続いてジイソプロピルエチルアミンを加え、混合物を室 温で一晩攪拌した。クロロホルム( 20rnl)で希釈後、混合物を10%ク エン酸(×2)および水で洗浄した。有機層を乾燥させ(無水硫酸マグネシウム )、真空中で揮発性物質を蒸発させ、無色ガム質をえた。シリカゲ上でWI製( o−5%MeOH/ EtOACの勾配溶出液)して、無色ガム質の生成物(D 32) (0,36g、76%)を得た。
測定M”584.3346゜C1,H4,N40.Pの式からは584.333 9である。
1欧州特許出願公開公報第401963号H3 シフオスフィニルプロピル)−(S)−ロイシル)−N’−ベンジルオキシカル ボニル−(S)−リシンメチルアミド(D32) (0,18g、0.0003 mol)を、大気圧下で木炭(0,2g)上の10%パラジウムで一晩水素化し た。珪藻土で濾過し、蒸発脱水させ、透明ガム質として表題化合物(D 33) を得た。
測定M” 450.2982゜C2゜H4−N40sPの式からは450.29 72である。
ルポニル−(S)−リシン 2−ヒドロキシエチルアミド(Dジクロルメタン( 5(7’)中のNt−ベンジルオキシカルボニル−N −tert−ブトキンカ ルボニル−(S)−リシン(5g。
0、0132mol)の溶液を0°Cに冷却し、1−ヒドロキシベンゾトリアゾ ール(1,78g)を、続いて塩酸1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3− エチルカルボジイミド(2,52g)を加えた。混合物をO′Cで1時間攪拌し 、その後エタノールアミン(0,88g。
0、0144mol)を一度に加えた。溶液を室温で一晩攪拌し、さらに(2X 30d) 、飽和炭酸水素ナトリウム(30d)そして最後に水(30d)を洗 浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、蒸発脱水して乾燥 させ、透明ガム質として生成物(D 34) (5,44g、 97%)を得、 これをさらに精製することなく使用した。
測定M” 423.2365゜Cr+H32NsOsの式からは423.236 9である。
0℃のジクロルメタン(50d)中のD34のりシン誘導体(2,64g、 0 .0062mol)の攪拌溶液に、トリフルオロ酢酸(30+nl)を加えた。
水浴温度で3時間攪拌後、揮発性物質を減圧下で除去して、定量的収量で粗生成 物(D35)を得た。これをさらに精製することなく次の工程に使用した。
測定FAB (M+H)” 324゜C+*Hz+N5O4の式からはM323 である。
箆i並 止”−(N二立」エニ二二並2土1長二ヱ三ニゴ些りどレヱニ辷皿ヱニ」≧工旦 叶ヱ王二配ヨ」(D 36) H3 ジクロルメタン(6(7)中のN−((R)−1−ジベンジルオキシフオスフィ ニルブロビル)−(S)−ロイシン(D3A) (1,61g、0.0037m ol)の溶液を0°Cに冷却し、l−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0,78 g、0.0058mol)を、続いて塩酸1−(3−ジメチルアミノプロピル) −3−エチルカルボジイミド(1,09g、 0.0057mol)を加えた。
混合物を水浴温度で1時間攪拌し、その後ジクロルメタン(15mj)中のトリ フルオロ酢酸塩(D35) (1,2当量)の溶液を加え、続いて過剰のトリフ ルオロ酢酸を確実に中和するためにジイソプロピルエチルアミン(3,36g) を加えた。室温で一晩攪拌後、反応混合物を10%クエン酸水溶液(2x20i ) 、水(20d) 、飽和炭酸水素ナトリウム(2X20J)そして最後に水 で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、蒸発脱水して 乾燥させた。
メタノールの濃度を10%まで増加させながら、1:lでシリカゲルクロマトグ ラフィーで残留物を処理した。さらに0−4%MeOH/ CHCl sの勾配 溶出液でシリカゲル上で精製して、透明ガム質として表題化合物(D36) ( 0,83g、30%)を得た。
Cl43 表題化合物(D 37) (1,035g)は、説明36に記載した方法により 、N−((S)−1−ジベンジルオキシフオスフィニルブロビル)−(S)−ロ イシン(D 3 B ) (0,67g、 0. OO15mol)およびトリ フルオロ酢酸塩(D 35)から調製された。
測定FAB (M+H)739 、 C1IHISN、0.Pの式からはM2B 5である。
N −ベンジルオキシカルボニル−(S)−リシンメチルアミジクロルメタン( 250d>にN −tert−ブトキンカルボニル−(S)−ロイシン(25g 、 0. llmol)を溶かし、0°Cに冷却した。
1.1′−カルボニルジイミダゾール(18g、 0.113mol)を加え、 さらに混合物を0°Cで0.5時間攪拌した。溶液を15分間室温に置き、その 後再び0°Cに冷却した。
ジクロルメタン(150d)中のNE−ベンジルオキシカルボニル−(S)−リ シンメチルアミド、トリフルオロ酢酸塩(D5 ) (47g、 O,+18m ol)を加え、続いて直ちにジイソプロピルエチルアミン(30,5g、 0. 236mol)を添加した。反応混合物を室温で一晩攪拌し、その抜水で処理し て、クロロホルムで抽出した。
まとめた有機層を希塩酸(2X200 d) 、水(2XI00Tdり、炭酸ナ トリウム水溶液(3X100rR1)およびブラインで洗浄した。有機層を無水 硫酸マグネシウムで乾かし、蒸発脱水して乾燥させて、表題化合物(D38)  (50g、 93%)を得、これはさらに精製することなく使用した。
N−((S)−ロイシル)−N −ベンジルオキシカルボニル−(S)−リシン メチルアミド(D 39)す・ ジクロルメタン(150rd)中のD38のアミド(50g、 0.099mo l)の冷却溶液を、トリフルオロ酢酸(150d)で処理した。
3時間後溶媒を減圧下で蒸発脱水した。生じた油をメタノールに溶かし、希塩酸 で酸性化して塩酸塩を得た。水を加え、非塩基性有機物を酢酸エチル(2X20 0 mN)で抽出した。水層を10%水酸化ナトリウムでpl(8−9の塩基性 にし、それから酢酸エチル(3XI50J)で抽出した。まとめた有機抽出物を 乾かしくNa1SO4)、蒸発脱水して乾燥させ、白色固体として表題化合物( D39) (20g、50%)を得た。
測定(M+H)“407゜Cx+Hs−N、Oaの式からは又 406である。
ルブロビル)−(S)−ロイシル)−N’−ベンジルオキシカルボニル−(S) −リシンメチルアミドおよびN−(N−((S)−1−ジベンジルオキシフオス フイニルブロビル)−(S)−ロイシル)−(S)−N’−ベンジルオキシ力ル ポニCI(3 ((1−1−リフルオロメタンスルホニルオキシ)プロピル)−ホスホン酸ジベ ンジル(D2) (4,4g、0.0098mol)を、乾燥ジクロルメタン( 20d)に溶かした。N−((S)−ロイシル)−N’−ベンジルオキシカルボ ニル−(S)−リシンメチルアミド(D 39) (4,0g、 0.0098 mol)およびプロトンスポンジ(2,0g、 0.0098mol)をこの溶 液に加え、反応混合物を室温で10間暗所で攪拌した。
溶液をさらにクロロホルムで希釈し、10%クエン酸(2X50−)および水( 3X50mt’)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾かし、蒸発脱水して乾燥 させ、オレンジ色の油を得た。これをカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、 2%MeOH/EtOAc)で精製して、透明油として表題化合物の混合物(D  40)(2,55g、 35%)を得た。
N −(N−((S)−1−ベンジルオキシフォスフイニルプロビル)−(S) −ロイシル)−N −ニトロ−(S)−アルギニンメチルアミド(D 41) 溶解を実施するために十分な量のジメチルホルムアミドと共に反応溶媒としてジ クロルメタンを用いた点を除き、説明14に記載した方法で、N −tert− ブトキシカルボニル−No−ニトロ−(S)−アルキニンメチルアミド([3)  (0,6g。
0、 OO18moりおらびN−((S)−1−ジベンジルオキシフォスフイニ ルプロピル)−(S)−ロイシン(D 3 B) (0,633g。
0、 OO14mol)から表題化合物(D41) (0,72g、74%)を 調製した。
H3 表題のジアステレオマーの混合物(D42)を、説明3、方法Bと同じ方法で白 色固体として調製した。
測定FAB (M+H)” 420゜Ct IH2゜NO,Pの式からはM41 9である。
(N−((S)−1−ジベンジルオキシフォスフイニルエチル)−(S)−ロイ シル) −(S)−N’−ベンジルオキシカルボニル−リシンメチルアミド(D 43B)CE(3 表題化合物(D 43)を、説明6の一般方法に従いD42の酸(1,Og、0 .002mol)から透明油(1,0g、 63%)として得た。
測定FAB (M+H)” 695゜C5Js1N40tPの式からはM2O3 である。
(S)−ロイシル)−(S)−リシンメチルアミド(El)H3 ジベンジルエステル(D6) (0,105g、0.16mmol)をエタノー ル(40mN)に溶かし、木炭上の10%パラジウムで水素化した。
溶液を珪藻土で濾過し、溶媒を真空中で蒸発脱水して、表題化合物(E 1 )  (0,Olg)を得た。
測定F A B (M+H) ” 395 。C+5HzsOsNaPの式から は琶394である。
δ(CDCIs/CD*OD) :0.95(6H,dd)、 1.08(38 ,t)、 1.4−2.0(91(、m)。
2、65(IH,m)、 2.75(3H,s)、 2.92(2H,m)、  3.45(2H,m)、 4.18(IH,m)。
4.4(IH,m)、 (S)−ロイシルツーN6−ゲリシルー(S)−リシンメチルアミド(E2) D9のジベンジルエステル(0,43g)をエタノール(60rrdりに溶かし 、大気圧下で木炭上10%パラジウムで水素化した。
溶液を珪藻土で濾過し、溶媒を真空中で蒸発脱水して、表題化合物(E2) ( 0,059g)を得た。
測定FAB (M+H)“452゜C,、H,、O,NsPの式からはM451 である。
δ(CDsOD) :0.78−0.95(9H,m)、 1.19−1.9( IIH,m)、 2.31 (IH,m)。
2、62(38,s)、 3.05−3.25(2H,m)、 3.30−3. 65(2H,m)、 3.83−3.92(IH。
bt)、 4.15−4.3(IH,t)。
CH3 この化合物は、大気圧下で木炭上10%パラジウムで水素添加することにより、 N−(N−(R)ジベンジルオキシフォスフイニルプロピル)−(S)−ロイシ ン−β−〔(2−ピロリジノエチル)−了ミド))−(S)−アスパラギン酸メ チル了ミド(D 12)から調製した。融点130−135℃(95%収量)。
δ)l(CDtOD) : 1.0(6H,t、 J=6Hz)、 1.1(3 8,t、 J=7Hz)、 1.55−1.8(4H。
m)、 2.0(IH,m)、 2.15(41−1,m)、 2.6−2.8 5(6H,m)、 3.3−3.75(およそ8H,m)、 4.1(IH,t 、 J=6Hz)および4.75(IH,t、 J=5Hz)。
D14の完全に保護された誘導体を、氷酢酸(4(7)および水(10d)の混 合物に溶かし、木炭触媒上10%パラジウムで大気圧下18時間水素化した。溶 液を珪藻土で濾過し、真空中で蒸発脱水して、表題化合物(E4) (0,08 5g)を得た。
測定FAB (M+H)” 423゜C+*HzsNsOiPの式からはM42 2である。
δ(CDJD) : 0.95(6H,dd)、 1.03(3)1. t)、  1.5−1.94(9H,m)、 2.56(IH,m)、 2.72(3H ,s)、 3.17(2H,m)、 4.02(Il、 D、 4.37(IH ,t)。
実施例5 N −(N−((R)−1−フォスフすノプロピル)−フォスフォノプロピル) −(S)−ロイシル)−(S)−β−H3 完全に保護された誘導体(DI9) (0,24g)をエタノール(50rIL l)に溶かし、大気圧下で木炭上10%パラジウムで水素化した。
溶液を珪藻土で濾過し、真空中で溶媒を蒸発脱水した。残留物をエーテルで粉末 化し、わずかな不純物を取り除き、灰白色の固体として生成物(E5) (0, 13g)を得た。
測定FAB (M+H) ” 421 、CIIHz7N40sPの式からはM 420である。
δ(CD、OD) : 0.95(6H,dd)、1.02.1.05(3H, 重なり合う三つ組)。
1、4−2.0(12H,m)、 2.4−2.55(IH,2ツが重なり合う m)、 2.71(3H,d)。
2、81−3.03(2t(、m)、 3.34(4H,br m)、 3.6 8−3.81(1)1. dt)、 4.40(IH。
m)。
実施例6 N −(N−((R)−1−フォスフォノプロピル)−(S)−ロイシル)−( S)−オルニチンメチルアミドメタノール(20d)中のホスホン酸ジエステル (D 22)(0,07g)の溶液を、木炭上5%パラジウムで処理した。懸濁 液を大気圧で24時間水素化し、珪藻土で濾過しさらに真空中で溶媒を蒸発脱水 した。残留物をジエチルエーテル(5−)で粉末化して、融点165−169° Cの白色固体として表題化合物(E6) (0,03g)を得た。
測定F A B (M+H) ” 381 。C+5HxxNaO*Pの式から はM2B5である。
δ(CDCIs/ CD5OD) :1.0(6H,dd)、 1.12(3H ,t)、 1.6−1.9(8H,m)。
2、05(lH,m)、 2.7(1)1. m)、 2.75(3B、 s) 、 2.9(2H,t)、 4.42(IH,m)。
4、55(IH,t)。
S、S、Sジアステレオマーは同様の方法で調製される。
実施例7 N −(N−((R)−1−フすスフオノプロビル)−(S)−ロイシルツーN 6−シメチルー(S)−リシンメチルCH3 メタノール(20d)中のホスホン酸ジエステル(D 25)(0,075g) の溶液を、木炭(0,05g)上の5%パラジウムで処理し、懸濁液を大気圧で 24時間水素化した。溶液を珪藻土で濾過し、溶媒を真空中で蒸発脱水した。残 留物をジエチルエーテル(10ml)で粉末化し、白色固体として表題化合物( 0,045g)を得た。 測定FAB (M+H)” 423゜C,、H,、N 、0.Pの式からはM422である。
δ(CDJD) : 1.0(6)1. dd)、 1.1(3H,t)、 1 .3−1.85(IOH,m)、 2.0(lH。
m)、 2.6(l H,m)、 2.75(3H,s)、 2.8(6H,s )、 3.05(2H,t)、 4.35(2H,m)。
実施例8 N“−(N−((R)−1−フォスフ十ノブロビル)−(S)−ロイシルツーN 6−シメチルー(S)−オルニチンメH2 晶3 Nα−(N−((R)−1−フォスフォノプロピル)−(S)−ロイシル)−N ε−ジメチル−(S)−リシンメチルアミド(E7)の合成のために記載した方 法に従って、表題化合物(E8)はD28のジベンジルエステルから調製した。
収量74%で、融点88.5−90℃ 測定FAB (M+H)” 409゜C+tHs7N40iPの式からはM2O 3である。
実施例9 N’−(N−((S)−1−フォスフォノプロピル)−(S)−ロイシル〕−( S)−リシンメチルアミド、臭化水素酸塩(E9) CH3 乾燥アセトニトリル(IOd)中のジエチルエステルC033)(0,14g、  0.0024mo l)の溶液にブロモトリメチルシラン(0,48+n/1 2当量)を加え、室温で3日間攪拌した。
生じた黄色溶液を蒸発脱水して乾燥させ、メタノール/水て処理した。蒸発脱水 およびメタノール/水で反復処理の後、定量的収量で生成物(E9)を青橙色泡 沫として得た。
測定FAB (M+H)” 395゜C,@H25N、OsPの式からはM2O 3である。
δ(CDzOD) : 1.01(6H,dd)、 1. +8(3H,t)、  1.3−2.15(11B、 m)、 2.74(3)(、S)、 2.98 (2H,t)、 3.19(IH,II+)、 4.3(IH,m)、 4.4 2(IH,t)。
(S)−ロイシル)−(S)−シラン 2−ヒドロキシエチルメタノール(10 0d)中のD36のジベンジルエステル(0,8g。
0、0O11o+ol)の溶液を、木炭上10%パラジウムで一晩大気圧下で水 素化した。珪藻土で濾過し蒸発脱水した後、残留物を二度蒸留した水に取り、再 濾過し凍結乾燥して、白色泡沫として表題化合物(EIO) (0,39g、8 5%)を得た。
δ(CD、OD) + 0.98(6H,dd)、1.05(3)1.t)、1 .3−2.05(ill(、重なり合うm)、 2.54(IH,br m)、  2.92(2H,m)、 3.3(2H,m、はC旦D20Dの溶媒性シグナ ルと重なる) 、 3.6(21(、t)、 4.10(IH,br m)、  4.38実施例1Oに記載した方法による、D37のジベンジルエステルの大気 圧水素添加によって表題化合物(E 11)を得た。
測定FAB (M+H)’″425゜C+d(sJ40sPの式からはM424 である。
δ(CDIOD)・0.97(6H,dd)、 !、 12(3)1. t)、  1.35−2.10(11H,重なり溶媒性シグナルと重なる) 、 3.5 3(IH,m)、 3.65(2H,m)、 4.49(IH。
層)。
(S)−ロイシル)−(S)−リシンメチルアミドおよびN”−(N−((S) −1−フォスフォノプロピル)−(S)−ロイシル)−(S)−リシンメチルア ミドCE 12)エタノール(100xt’)中のジベンジルエステル(D40 ) (2,55g、 0.004mol)の混合物を、木炭上10%パラジウム で大気圧下水素化した。溶液を珪藻土で濾過し、溶媒を真空中で蒸発脱水して、 白色固体として表題化合物(E12) (1,0g、71%)を得た測定FAB  (M+H) ” 395 、 Ct@H2sN40sPの式からはM3O4で ある。
実施例13 N −(N−((S)−1−フォスフォノプロピル)−(S)−ロイシル)−( S)−アルギニンメチルアミド(E12)実施例4の方法で、D41のジベンジ ルエステル(0,633g。
0、014mol)から表題化合物(EI3) (0,5g、90%)を調製し た。
422である。
δ(CDJD) : 0.97(6H,t)、1.10(3t(、t)、1.4 9−1.95(9H,m)、 2.50(IH,m)、 3.21(2H,m) 、 3.60(IH,m)、 4.94(IH,m)。
(S)−ロイシル)−(S)−ホモアルギニンメチルアミド、二1トリウム塩( E 14A )およびN −(N−((S)−1−フォスフォノプロピル)−( S)−ロイシル)−(S)−ホモアルギニンメチルアミド、二ナトリウム塩(E 14B)H3 水0.5−中のR,S、SおよびS、S、 S異性体の混合物(E 12)を炭 酸水素ナトリウム(44■、6当量)で、続いて硫酸2−メチル−2−チオシュ ウドウレア(24,3■、1当量)で処理し、室温で3時間攪拌した。さらに炭 酸水素ナトリウム(8,5■)および2−メチル−2−チオシュウドウレア(1 5■)を加え、その後混合物を70°Cで1.5時間加熱した。逆相クロマトグ ラフィーで精製して、表題化合物の異性体混合物(E14)を白色固体として得 た。
測定FAB (M十H)”481 o CIJisN+0sPNal の式から は(S)−ロイシル)−(S)−N’−(2−イミダゾリニル)−リシンメチル アミド、二ナトリウム塩(E 15A )およびNo−(N〜((S)−1−フ ォスフォノプロピル)−(S)−ロイシル) −(S)−N’ −(2−イミダ ゾリニル)−リシンメチルアミド、二ナトリウム塩(E 15B )実施例14 の一般方法によって、EI2の異性体ホスホン酸混合物(36,9mg、 0. 0935mmol)、沃化水素酸2−メチルチオ−2−イミダシリン(45,6 ■、3時間後さらに13.9■)および炭酸水素ナトリウム(47■、3時間後 さらに7.8■)からジアステレオマーの表題化合物(EI5)を調製した。
測定F A B (M+ H) ” 507 a C+5)lsJsQsPNa z (7)式からはM2O3である。
実施例16 N −(N−((R)−1−フォスフォノエチル’)−(S)−ロイシル)−( S)−リシンメチルアミド(E 16A )およびロイシル)−(S)−リシン メチルアミド(E 16B ’)D43のジベンジルエステル(1,0g、 0 .0014mol)を実施例1の方法で大気圧で水素化して、表題化合物の混合 物(E 16)を白色結晶性固体として定量的収量で得た。
測定FAB (M+H) ” 381 、 C+sH3,Na0sPの式からは M2B5である。
コラゲナーゼ インヒビター アッセ一本テストは、本質的にはCawston およびBarrett(Anal。
Biochem、 99.340−345. (+979))に従って実施した 。被験化合物を超音波処理によりメタノールに溶かし、緩衝液中のコラゲナーゼ (ヒト肺繊維芽細胞株WI−38の溶媒上清から精製)を添加する。37°Cで 5分間の前処理後、アッセー用試験管を4°Cに冷し、3H−アセチル化うット 皮膚タイプIコラーゲンを加える。
アッセー用試験管を一37°Cで一装置く。3H−コラーゲンは不溶性フィブリ ルを形成しこれは該酵素の基質である。
アッセーを終了させるために、アッセー用試験管を12000rpmで15分遠 心回転させる。末梢化7H−コラーゲンが沈澱し、一方分解された3H−コラー ゲンは上滑中に可溶性ペプチドとして認められる。液体シイチレーション計測用 に上清からサイプルを取る。
コラゲナーゼインヒビター活性(IC,、・50%抑制濃度)を、既知(標準) 11度の酵素を50%抑制する化合物の濃度で表す。
実施例E1からE9の化合物は、1゜8かける10−’ X 2.2×10−’ Mの間のIC”を示した。。
要約 リン誘導体、その製造方法およびコラゲナーゼ抑制物質としてのその使用に関す る。
補正書の写しく翻訳文)提出書(特許法第184条の8)平成4年9月30日

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.下記式(I)の化合物または医薬的に許容できるその塩、溶媒和物もしくは 水和物: ▲数式、化学式、表等があります▼(I)式中、 Rは水素、C1−6アルキルまたは場合によって置換されたベンジルであり: R1は水素またはC1−6アルキルであり;R2はC3−8アルキルであり; R3は−(CH2)nNR5R6,−(CH2)nNHCOR7,−(CH2) nCONH(CH2)qNR5R6,−(CH2)nNR8C(=NR9)NR 5R6または−(CH2)n−R10(ここでnは1から6までの整数で、R5 およびR6の各々はそれぞれ別個に水素もしくはアルキルであるか、またはR5 およびR6はそれらが結合する窒素原子と一緒になって、場合によって水素もし くは硫黄原子を有するか、もしくは環内に場合によって置換された第二の窒素原 子を有する、5,6もしくは7員環を形成し、R7はアルキルまたは−(CH2 )nNR5R6であり、R8は水素もしくはアルキルであり、R9は水素もしく はアルキルであるか、またはR8およびR9はそれらが結合する窒素原子と一緒 になって場合によって置換された5,6もしくは7員環を形成し、ざらにR10 は場合によって置換されたピペリジル環であり、mは1または2で、qは2から 4である)であり、 R4は水素、アルキル、−(CH2)−(CH2)nOR11,−(CH2)− (CH2)nOCOR12または下記式▲数式、化学式、表等があります▼ (ここでnは1から6までの整数で、R11,R12およびR13は水素または C1−6アルキル、R14は水素もしくは−O−C1−6アルキルまたは−NR 5R6であるが、ここでR5およびR6は連結して複素環を形成しても良い)で ある。
  2. 2.Rが水素、メチルまたはエチルである請求項1記載の化合物。
  3. 3.R1が水素、メチル、エチル、イソプロピルまたはn−ブチルである請求項 1または2のいずれかに記載の化合物。
  4. 4.R2がn−ブチル、iso−ブチルまたはsec−ブチルである請求項1か ら3のいずれかに記載の化合物。
  5. 5.R3が−(CH2)nNR5R6(ここでR5およびR6は水素またはメチ ル)、−(CH2)nNHCOR7(ここでR7は−(CH2)mNR5R6で 、mは1であり、R5およびR6は水素である)、−(CH2)nCONH(C H2)qNR5R6(ここでqは2,R5およびR6はそれらが結合する窒素原 子と一緒になって5,6または7員環を形成する)、−(CH2)nNR8C( =NR9)NR5R6(ここでR5R6R5およびR9はすべて水素である)、 −(CH2)nNR8C(=NR9)NR5R6(ここでR5およびR9はそれ らが結合している窒素原子と一緒になって、場合によって置換された2−イミダ ゾリニル基を形成する)、−(CH2)nR10(ここでR10は場合によって 置換されてピペリジルで、nは1から4までの整数である)である請求項1から 4のいずれかに記載の化合物。
  6. 6.R4がメチル、エチル、−(CH2)2OCH3,−CH(CH3)CO2 CH2および−(CH2)2OHである、請求項1から5のいずれかに記載の化 合物。
  7. 7.Rが水素、R1がブチルまたはエチル、R2がiso−ブチル、R3が−( CH2)nNR5R6(ここでnは3または4、R5およびR6は共に水素また はメチルである)、−(CH2)4NHCOR7(ここでR7は−CH2NH2 である)、−CH2CONH(CH2)2NR5R6(ここでR5およびR6は 共に結合してピロリジン環を形成する)、−(CH2)nNR8C(=NR9) NR5R6(ここでnは3または4、R5R6R8およびR9はすべて水素であ る)、−(CH2)4NR8C(=NR9)NR5R6(ここでR5およびR9 はそれらが結合している窒素原子と一緒になって、場合によって置換された2− イミダゾリニル基を形成し、R6およびR8は共に水素である)、−(CH2) nNHC(=NH)NH2(ここでnは3または4である)および−CH2R1 0(ここでR10は4−ピペリジルである)で、R4がメチルまたは−(CH2 )2OHである、請求項1から6のいずれかに記載の化合物。
  8. 8.式(I)において星印で示されたキラル中心がS−配置を有する、請求項1 から7のいずれかに記載の化合物。
  9. 9.それが、Nα−〔N−((R)−1−フォスフォノプロピル)−(S)−ロ イシル〕−(S)−リシンメチルアミド;Nα−〔N−((R)−1−フォスフ ォノプロピル)−(S)−ロイシル〕−Nε−グリシル−(S)−リシンメチル アミド; N−〔N−((R)−1−フォスフォノプロピル)−(S)−ロイシル〕−β− 〔(2−ピロリジノエチル)アミド〕−(S)−アスバラギン酸メチルアミド; Nα−〔N−((R)−1−フォスフォノプロピル)−(S)−ロイシル〕−( S)−アルギニンメチルアミド;Nα−〔N−((R)−1−フォスフォノプロ ピル)−(S)−ロイシル〕−(R)−β−(4−ピペリジル)アラニンメチル アミド; Nα−〔N−((R)−1−フォスフォノプロピル)−(S)−ロイシル〕−( S)−β−(4−ピペリジル)アラニンメチルアミド; Nα−〔N−((R)−1−フォスフォノプロピル)−(S)−ロイシル〕−( S)−オルニチンメチルアミド;Nα−〔N−((R)−1−フォスフォノプロ ピル)−(S)−ロイシル〕−N−ジメチル−(S)−リシンメチルアミド; Nα−〔N−((R)−1−フォスフォノプロピル)−(S)−ロイシル〕−N −ジメチル−(S)−オルニチンメチルアミド; Nα−〔N−((R)−1−フォスフォノプロピル)−(S)−ロイシル〕−( S)−リシンメチルアミド、臭化水素塩酸; Nα−〔N−((R)−1−フォスフォノプロピル)−(S)−ロイシル〕−( S)−リシン2−ヒドロキシエチルアミド; Nα−〔N−((S)−1−フォスフォノプロピル)−(S)−ロイシル〕−( S)−リシン2−ヒドロキシエチルアミド; Nα−〔N−((R)−1−フォスフォノプロピル)−(S)−ロイシル〕−( S)−リシンメチルアミド;Nα−〔N−((S)−1−フォスフォノプロピル )−(S)−ロイシル〕−(S)−リシンメチルアミド;Nα−〔N−((S) −1−フォスフォノプロピル)−(S)−ロイシル〕−(S)−アルギニンメチ ルアミド;Nα−〔N−((R)−1−フォスフォノプロピル)−(S)−ロイ シル〕−(S)−ホモアルギニンメチルアミド、ニナトリウム塩; Nα−〔N−((S)−1−フォスフォノプロピル)−(S)−ロイシル〕−( S)−ホモアルギニンメチルアミド、ニナトリウム塩; Nα−〔N−((R)−1−フォスフォノプロピル)−(S)−ロイシル〕−( S)−Nε−(2−イこダゾリニル)−リシンメチルアミド、ニナトリウム塩; Nα−〔N−((S)−1−フォスフォノプロピル)−(S)−ロイシル〕−( S)−Nε−(2−イミダゾリニル)−リシンメチルアミド、ニナトリウム塩; Nα−〔N−((R)−1−フォスフォノエチル)−(S)−ロイシル〕−(S )−リシンメチルアミド;Nα−〔N−((S)−1−フォスフォノエチル)− (S)−ロイシル〕−(S)−リシンメチルアミドである、請求項1記載の化合 。
  10. 10.下記式(II)の化合物から基R20を切断することによって基R20を 水素に変換し、さらに必要な場合にはR21を水素に変換し、さらに場合によっ てその後で式(I)の化合物を別の式(I)の化合物に変換することから成る請 求項1に記載した化合物の製造方法; ▲数式、化学式、表等があります▼(II))式中、R20はアルキル、場合に よって置換されたフェニルまたは場合によって置換されたベンジルで、R21は 水素、アルキル場合によって置換されたフェニルまたは場合によって置換された ベンジルで、R1,R2,R3およびR4は式(I)において規定された通りで ある。
  11. 11.R21が水素でないことを条件とする、請求項10に規定された式(II )の化合物。
  12. 12.Nα−〔N−((R)−1−ジベンジルオキシフォスフィニルプロピル) −(S)−ロイシル〕−N−ベンジルオキシカルボニル−(S)−リシンメチル アミド;N−〔N−((R)−1−フォスフォノプロピル)−(S)−ロイシル 〕−N−(N−ベンジルオキシカルボニルグリシル)−(S)−リシンメチルア ミド、ジベンジルエステル; Nα−〔N−((R)−1−ジベンジルオキシフォスフィニルプロピル)−(S )−ロイシル〕−β−〔(2−ピロリジノエチル)アミド〕−(S)−アスパラ ギン酸メチルアミド;N−〔N−((R)−1−ジベンジルオキシフォスフィニ ルプロピル)−(S)−ロイシル〕−N−ニトロ−(S)−アルギニンメチルア ミド; Nα−〔N−((R)−1−ジベンジルオキシフォスフィニルプロピル)−(S )−ロイシル〕−(R)−β−(4−(N−ベンジルオキシカルボニル)ピペリ ジル)アラニンメチルアミド; Nα−〔N−((R)−1−ジベンジルオキシフォスフィニルプロピル)−(S )−ロイシル〕−(S)−β−(4−(N−ベンジルオキシカルボニル)ピペリ ジル)アラニンメチルアミド; Nα−〔N−((R)−1−ジベンジルオキシフォスフィニルプロピル)−(S )−ロイシル〕−N−ベンジルオキシカルボニル−(S)−オルニチンメチルア ミド;Nα−〔N−((R)−1−ジベンジルオキシフォスフィニルプロピル) −(S)−ロイシル〕−Nε−ジメチル−(S)−リシンメチルアミド; Nα−〔N−((R)−1−ジベンジルオキシフォスフィニルプロピル)−(S )−ロイシル〕−Nε−ジメチル−(S)−オルニチンメチルアミド; Nα−〔N−((S)−1−ジベンジルオキシフォスフィニルプロピル)−(S )−ロイシル〕−(S)−リシンメチルアミド; Nα−〔N−((R)−1−ジベンジルオキシフォスフィニルプロピル)−(S )−ロイシル〕−(S)−Nε−ベンジルオキシカルボニル−リシン2−ヒドロ キシエチルアミド;Nα−〔N−((S)−1−ジベンジルオキシフォスフィニ ルプロピル)−(S)−ロイシル〕−(S)−Nε−ベンジルオキシカルボニル −リシン2−ヒドロキシエチルアミド;Nα−〔N−((S)−1−ジベンジル オキシフォスフィニルプロピル)−(S)−ロイシル〕−(S)−Nε−ベンジ ルオキシカルボニル−リシンメチルアミド;Nα−〔N−((S)−1−ジベン ジルオキシフォスフィニルプロピル)−(S)−ロイシル〕−Nω−ニトロ−( S)−アルギニンメチルアミド; Nα−〔N−((R)−1−ジベンジルオキシフォスフィニルエチル)−(S) −ロイシル〕−(S)−Nε−ベンジルオキシカルボニル−リシンメチルアミド およびNα−〔N−((S)−1−ジベンジルオキシフォスフィニルエチル)− (S)−ロイシル〕−(S)−Nε−ベンジルオキシカルボニル−リシンメチル アミドである、請求項11に記載の化合物。
  13. 13.請求項1から9までのいずれかに記載の化合物またはその医薬的に許容で きる塩、溶媒和物もしくは水和物および医薬的に許容できる担体から成る医薬組 成物。
  14. 14.治療に有効な物質として使用される、請求項1から9までのいずれかに記 載の化合物またはその医薬的に許容できる塩、溶媒和物もしくは水和物。
  15. 15.結晶組織および体の他の蛋白性成分の減成が生じる状態の治療に使用され る、請求項1から9までのいずれかに記載の化合物またはその医薬的に許容でき る塩、溶媒和物もしくは水和物。
  16. 16.結晶組織および体の他の蛋白性成分の減成が生じる状態の治療に使用され る医薬の製造における、請求項1から9までのいずれかに記載の化合物またはそ の医薬的に許容できる塩、溶媒和物もしくは水和物の使用。
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