JPH05505409A - ポリマー難燃剤 - Google Patents
ポリマー難燃剤Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン及びナイロン等のポリ
マーの難燃剤として有用な新規な配合物に関する。
発明の背景
公共の安全に対する期待の高まりは、政府機関に、発火した合成高分子材料につ
いての引火性や煙の危険性に関連する規定及び法律の見直しを促してきた。特に
、重点は、急速押出製造法によって製造される熱可塑性物質に向けられてきた。
押出成形ポリマー材料用の工業的に有用な難燃剤としては、主として、ハロゲン
化炭化水素があるが、次のような少なくとも五つの大きな欠点がある。(1)本
質的に有毒である。(2)熱の作用で気化した後においてのみ、火炎を抑制でき
る。(3)腐食性で、毒性の高い蒸気を生じる。(4)火災による死の原因を導
くものとして知られている煙を抑制できない。
(5)危険な発癌性化合物として今日知られている酸化アンチモンの存在をしば
しば必要とする。この様な状況を改善するために、米国マテリアルアトバイザリ
−委員会(United 5tate National Materials
Advisory Board)は、火炎にさらされた場合に、すべての形態
の気化を抑制又は排除する炭化物形成難燃剤(char forming f
ire retardant)の開発を推奨してきた。
押出成形熱可塑性樹脂用の非ハロゲン化炭化水素系の難燃剤を開発するための数
々の努力がなされてきた。1979年11月13日発行の米国特許第41743
43号(ダブリュ、ビー、パードリー他)は、難燃剤として、ジホスホン酸塩及
びポリリン酸アンモニウムの配合物を含有するポリオレフィン組成物を開示して
いる。また、20−40重量%ジシアノペンタエリスリトールジホスホネートを
含有するポリオレフィン組成物も開示されている。この難燃剤は、特に、ホモポ
リプロピレンを難燃性にするために使用されるが、10−15%エチレン又は(
イソ)ブチレンを含有する共重合体にも適用できる。
1982年1月26日発行の米国特許第4312802号(ジー、バーテリ)は
、(a)熱可塑性ポリマー100部、(b)アンモニウム又はアミノホスフェー
ト5〜30部及び(C)N含有有機化合物3〜20部を含み、成分(b)の存在
下に加熱した場合に、炭素質の不滴下性の塊を形成する自己消炎性のポリマー組
成物を開示している。この難燃系は、ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン
−プロピレン共重合体、ポリスチレン、ABS。
ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート
及びポリアミド等のオレフィン(共)重合体と共に用いることができる。これら
は、良好な自己消炎性を与え、加工装置の腐食が生じることはなく、また燃焼に
よる毒性の煙やガスの発生がないことを意図するものである。
1981年11月18日発行の英国特許第1603123号(ジョンソン トレ
ーディング カンパニー)は、(a)硫酸水素アンモニウム、(b)リン酸二水
素アンモニウム及び(C)リン酸水素二アンモニウムの水溶液を含む防炎及び難
燃性組成物を開示している。これは、水に溶解するための無水の混合物の形態と
することもできる。この組成物は、例えば、アルカリ金属ケイ酸塩(1重量%以
下);ステアリン酸ナトリウム等の撥水性添加剤(0,5重量%以下);スルフ
ァミン酸塩又はメタホウ酸塩等の付加アンモニウム塩(4重量%以下);次亜塩
素酸塩(0,01重量%以下);塩化物塩(次亜塩素酸塩:塩化物塩に重量比
1.8:20); 及びNa HPOなどのバインダーを含んでもよい。この組
成物は、火炎の広がりと溶融に対するバランスした保護を提供すると言われてい
るが、健康及び衛生状態の要求に直面している。
米国特許第2287597号(1943)、第2464342号(1949)、
第2514268号(1950)及び第2536988号(1951)は、難燃
剤を含有するメラミンを開示している。
発明の概要
本発明は、リン酸塩、アミン及び界面活性剤の混合物を含む、合成ポリマー材料
に難燃性を付与するために有用な難燃剤に関する。
リン酸、リン酸二水素アンモニウム、リン酸水素二アンモニウム、硫酸及び硫酸
水素アンモニウムからなる群から選ばれたオキシ酸、エチレンジアミン、p−フ
ェニレンジアミン、m−キシレン−α、α゛−ジアミン、2゜4.6−トリアミ
ノ−1,3,5−トリアジン、2−アミノピリジン、及びジエチレントリアミン
、及び尿素からなる群から選ばれたアミン、並びにラウリル硫酸ナトリウム、ボ
リビドン(po Iyvidone) 、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム、パルミチン酸ナトリウム及び商標“タイド(T i d e)”として用い
られる洗浄剤からなる群から選ばれた界面活性剤の混合物の水溶液から沈殿した
固体状組成物を含む、ポリマーに難燃性を付与するために有用な難燃剤。
リン酸二水素アンモニウム、2,4.6−トリアミノ−1,3,5−トリアジン
、及びラウリル硫酸ナトリウムの混合物から沈殿した固体状組成物を含む、ポリ
マーに難燃性を付与するために有用な難燃剤。
a)全重量の約30%から70%の下記のオキシ酸の一種の混合物ニリン酸、リ
ン酸二水素アンモニウム、リン酸水素二アンモニウム、硫酸、硫酸水素アンモニ
ウム、又はこれらのオキシ酸の混合物:
b)全重量の約30%から70%の下記のアミンの一種の混合物:エチレンジア
ミン、p−フェニレンジアミン、m−キシレン−α、α゛−ジアミン、2,4.
6−トリアミノ−1,3,5−トリアジン、2−アミノピリジン、ジエチレント
リアミン、及び尿素、又はこれらのアミンの混合物;並びに
C)全重量の約0.25%から10%の下記の界面活性剤の一種の混合物ニラウ
リル硫酸ナトリウム、ボリビドン(polyvidone)、“タイド(Tid
e)”(商標)等の通常の洗浄剤又はこれらの界面活性剤の混合物;
からなる群からそれぞれ選ばれた三種の試薬の混合物から沈殿した固体状組成物
を調製することを含む、合成ポリマー材料に難燃性を付与するために有用な難燃
添加剤の製造方法であって、最小体積の沸騰水中にオキシ酸を溶解し、この沸騰
水及びオキシ酸に、アミン及び界面活性剤を添加し、固体状組成物が完全に沈殿
するまで、沸騰混合物を加熱撹拌し、該混合物から該組成物を濾過し、該組成物
を微細に粉砕して、難燃添加剤とすることを含む方法。
発明の特定の具体化のための詳細な記述本発明は、特に、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリスチレン、ナイロン、ABS、ラテックス、合成ゴム等の疎水性
ポリマー材料において、すべての形態の気化を防止するように設計された炭化物
形成難燃剤に関するものである。
対象となる炭化物形成難燃剤は、はとんどのプラスチック製造工程に適合し、プ
ラスチックの成形又は押出しのために通常必要な比較的高温度に耐性かあるが、
火炎に晒された場合には、炭化物形成難燃性を与えることができるように処方さ
れている。本発明の難燃剤は、難燃性の不安定化又は減少を生じることなく、熱
可塑性樹脂射出成形機において出会う350〜550度Fの温度に対する耐性を
有するものである。
概略的にいって、本発明の炭化物形成難燃剤は、オキシ酸、アミン、及び界面活
性剤の混合物の水溶液から沈殿した固体状組成物を含む。該難燃剤は、分解した
際に揮発することなく、該難燃剤を含有するポリマーは、火炎にさらされた場合
に、その重量の約99%を保持するものであった。一般に、引火性のポリマーは
、火炎にさらされた場合に、5〜10%の天分に減少するであろう。
適当なオキシ酸は、リン酸、リン酸二水素アンモニウム、リン酸水素二アンモニ
ウム、硫酸及び硫酸水素アンモニウム又はこれらのオキシ酸の水和物の形態のも
の等である。
適当なアミンは、エチレンジアミン、p−フェニレンジアミン、m−キシレン−
α、α−−ジアミン、2. 4゜6−トリアミノ−1,3,5−トリアジン、2
−アミノピリジン、ジエチレントリアミン及び尿素等である。
適当な界面活性剤は、ラウリル硫酸ナトリウム、ボリビドン、アルキルベンゼン
スルホン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム及び商標“タイド(Tide)
”として用いられる洗浄剤等である。
上記記載の多数の化合物は、別の名称を有する。本願の開示のために、また本発
明の理解のために記すと、リン酸二水素アンモニウムは第一リン酸アンモニウム
として知られ、リン酸水素二アンモニウムは第ニリン酸アンモニウムとして知ら
れ、エチレンジアミンは1,2−エタンジアミンとして知られ、ポリビドンは1
−ビニル−2−ピロリジノンポリマー又はポリ [1−(2−オキソ−1−ピロ
リジニル)エチレンコとして知られ、硫酸水素アンモニウムは重硫酸アンモニウ
ムとして知られ、尿素はカルボニルジアミドとして知られている。
本発明者は、種々の酸形態の硫酸塩及び/又はリン酸塩に化学的に添加して、リ
ン酸塩及び硫酸塩に特有の炭化物形成触媒作用を示し、また種々のプラスチック
スと均一に混合できると共に高い温度安定性を有する不溶性生成物を形成する一
連のアミンを確認した。
本発明者は、理論又は有用な解説によって拘束されることを望むものではないか
、上記した多くの添加物質は非化学量論的であり、上記したアミンの一定量を種
々の量の酸性リン酸塩及び/又は酸性硫酸塩に添加できると思われる。特に、2
.4.6−)−リアミノ−1,3,5−トリアジン及びリン酸二水素アンモニウ
ムについは、非化学量論的な添加について詳細に検討してきた。この場合には、
リン酸塩は二つの酸性プロトンを示し、アミンは三つのアミノ基を示す。明らか
に、酸性プロトンは、広い範囲の結合割合で塩基性アミノ基に水素結合すること
かできる。一つの極限として、それぞれの二水素リン酸塩は2分子の2.4.6
−トリアミノ−1,3,5−トリアジンに水素結合する。第二の極限として、そ
れぞれの2.4.6−トリアミノ−1,3,5−トリアジンは三つの二水素リン
酸塩アニオンに水素結合する。最初の極限において、結合していないアミノ基が
最大であり、第2の極限において、結合していないリン酸塩の酸性プロトンが最
大である。ありそうに思われる結合割合は、それぞれの2.4.6−トリアミノ
−1,3,5−トリアジンか三つの二水素リン酸塩に水素結合し、それぞれの二
水素リン酸塩か二つの1. 3. 5−、トリアミノ−2゜4.6−トリアジン
分子に結合しているシート状構造より高くなる。この構造は、二つの1.3.5
−トリアミノ−2,4,6−1リアジンが三つのリン酸二水素アンモニウムに結
合することを必要とする。これらの理論的検討は、本願において示した化合物に
ついて見出した非化学量論性を説明し、これらのコメントは有効な難燃剤か純粋
な化合物として記載されない理由を説明する。
有効な配合は、リン酸塩を溶解するために必要な最少体積の沸騰水中で、リン酸
二水素アンモニウム57重量%、2,4.6−1リアミノ−2,4,6−トリア
ジン42重量%、及び洗浄剤“タイド” (商標)1重量%を組み合わせたもの
である。生じた沈殿物を濾過し、乾燥し微細に粉砕して、使用に適した難燃剤と
する。
他の有効な洗浄剤は、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム及びパルミチン酸
ナトリウムである。
その他の好ましい配合は、リン酸塩を溶解するために必要な最少体積の沸騰水中
で、リン酸二水素アンモニウム57重量%、1. 3. 5−トリアミノ−2,
4,6−トリアジン42重量%及びポリビドン1重量%を組み合わせたものであ
る。生じた沈殿物を濾過し、乾燥し微細に粉砕して、使用に適した難燃剤とする
。
更に好ましい配合は、リン酸43重量%、2,4.6−トリアミノ−2,4,6
−トリアジン56重量%及びポリビドン1%を組み合わせたものである。
1モル(126g)のメラミン粉末(アメリカンシアナミドから得たもの)を、
最低体積の沸騰水中(133g)に溶解させたリン酸二水素アンモニウム2モル
(230g)の熱溶液(100℃)に分散させた。この混合物を約20分間加熱
及び攪拌した。白色沈殿物を濾過し、乾燥することにより、310℃にシャープ
な融点をもつ生成物318gを得た。
約9ポンドの低密度ポリエチレン(L D P E)及び約1ポンドのメラミン
リン酸塩(melaminephosphate)(MP)(先の反応から得ら
れた白色沈殿物)を界面活性剤なしで350度Fで混合した。
この生成物は、プラスチックス材料の燃焼性のためのUL94−5V試験17)
C,D及びE並びl、:UL94HB試験に合格することが判明した。未処理の
ポリエチレンはこれらすべての燃焼試験において大幅に劣り失格する。
燃焼性試験は、純粋なLDPE、及び粗MPを10重量%を含むLDPEから押
出された2、5インチX0゜5インチX0.12インチの寸法のタイルを使用し
て行なう。LDPE−MPブレンドの顕微鏡試験では、MPの粉砕が不十分であ
り、混合物から適当な界面活性剤が除かれたため、混合は十分であるが不完全で
あることが示された。
次の二つの段落に記載された標準試験は、形式的に5゜0インチ×0.5インチ
X0.25インチ又は6.0インチ×6.0インチX0.25インチの寸法のタ
イルを使用して行なう。
水平燃焼試験、UL94HBは、ブンゼンバーナーの火炎に縁が30秒間晒され
たときの燃焼速度を決定するものである。未処理のLDPEは、燃焼した滴下物
のためにさらに燃え広がって1分間に5インチの速度で燃焼する。10%のMP
を含むLDPEは燃焼した滴下物による火炎の広がりを伴うことなく、1分間に
1.2インチの速度で燃焼することか判明した。UL94HB試験では、0.1
25インチよりも薄い試料に対して毎分3゜0インチ以下のわずかな燃焼速度を
要求する。
垂直燃焼試験、UL94−5Vは、(a)低部のコーナー、(b)低部エツジ、
(C)側部エツジ、(d)上部表面、及び(e)底面に、ブンゼンバーナーの火
炎を5つ別々に5秒間当てた後の燃焼時間を測定するものである。この試験は、
燃焼した滴下物を伴うことなく60秒以内に燃焼が終了した場合を合格とする。
未処理のしDPEはすべての試験において燃焼した滴下物を伴い完全に燃焼する
。10%のMPを含むLDPEは、試験a)及びb)にはわずか不合格となり、
試験C)にかろうじて合格し、試験d)及びe)には簡単に合格することがわか
った。試験a)、b)及びC)において、LDPE−MPは試験したエツジ部に
沿ってわずかな炎があるだけであり、このわずかな炎は、会話又は手の動きによ
るごくわずかな風により直ぐに消えるものであった。これに対し、未処理のLD
PEは穏やかな通風の中でも燃焼した滴下物を伴い激しく完全に燃焼する。d)
及びe)の試験において、LDPE−MPは発火せず、バーナーを引っ込めた後
は全く燃焼しなかった。未処理のLDPEを用いたすべての試験において観察さ
れた燃焼部は、MPで処理されたLDPEを用いたどの試験においても観察され
なかった。
低密度ポリエチレンは、主に液体の流動により燃え広がるのを可能ならしめる低
い融点のため、火炎に晒された場合には激しく燃焼する。メラミンリン酸塩(M
P)はこの低い融点を変えないが、十分な炭を形成して、燃焼及び溶融による引
き続く流動を制限する。
1重量%のアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムを含むメラミンリン酸塩難燃
剤を15重量%含有するポリエチレン、ポリプロピレン及びナイロンは、UL9
4−5v燃焼試験の5つの部門と共に、UL94HB燃焼試験に合格した。
製造工程
本願記載の難燃剤物質のプラスチック材料への添加は、溶融したプラスチックと
微細に粉砕した難燃剤とを十分混合することにより行なわれる。市場品質をもつ
生産物を達成するための重要な要素は、難燃剤の粒径、難燃剤を製造する際に用
いる界面活性剤の選択、及び最後に供給プラスチック原料の粒径などである。
最初に、難燃剤を50μm以下の粒径に粉砕し、又はある適用の場合には5μm
以下としなければならない。
このような特定には2つの理由がある。難燃剤は不均一触媒のようにふるまうた
め、その効果は難燃剤の表面積に依存する。細かな粒子は、粗いものよりも広い
表面積を有している。また、粗い難燃剤の粒子は最終生成物の外観及び物理的特
性を低下させる。
第2に、難燃剤は、融けたプラスチックと混ぜるとき、難燃剤の凝集を防ぐため
に、約1重量%の界面活性剤を含まなければならない。界面活性剤の選択は難燃
化すべきプラスチックの種類による。
第3に、供給プラスチック原料は、プラスチックと難燃剤を溶融して混合すると
きに、プラスチックと難燃剤との均一な混合を得るために粒径1000μm以下
の大きさに切断又は粉砕しなければならない。この要件は、溶融時間を最小限に
するという主として商業上の要請によるものである。
難燃化プラスチック材料は、5〜20重量%の難燃剤を含むものである。一般に
、この出願に記載された難燃剤を20重量%含むプラスチックは自己消火性を有
するので、これより高い重量%を用いてもほとんど得られるものはない。また、
5重量%よりも少ない難燃剤を含むプラスチックでは、燃焼性の十分な改善がな
されない。
前述の開示に照らし合わせて当業者には明らかであるか、本発明の趣旨及び範囲
から逸脱することなく、本発明の実施において、多くの変更及び修正が可能であ
る。
従って、本発明の範囲は次のクレームで明確にされた物質に従って解釈すべきで
ある。
補正書の翻訳文提出書(特許法第184条の8)平成4年9月30日
特許庁長官 麻 生 渡 殿 1
1 特許出願の表示
PCT/CA90100108
2 発明の名称
ポリマー難燃剤
3 特許出願人
住 所 カナダ国 ブイ6シー 1ジー8 ブリティッシュコロンビア バンク
−バー ウェスト ベンダーストリート 304 − 700
名 称 タグ インへストメンツ インコーポレイティッド4代理人
住所〒541
大阪市中央区平野町2−1−2 沢の鶴ビル含06 (203) 0941
請求の範囲
1、a)リン酸、リン酸二水素アンモニウム、リン酸水素二アンモニウム、硫酸
、硫酸水素アンモニウム、又はこれらのオキシ酸の混合物からなる群から選ばれ
たオキシ酸、並びにエチレンジアミン、p−フェニレンジアミン、m−キシレン
−α、α−−ジアミン、2,4.6−トリアミノ−1,3,5−トリアジン、2
−アミノピリジン、ジエチレントリアミン、及び尿素、又はこれらのアミンの混
合物からなる群から選ばれたアミンの混合物の水溶液から沈殿した固体微粒子状
組成物を難燃剤組成物の全重量の約30%から70%、並びにb)ラウリル硫酸
ナトリウム、ポリビドン、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム及びパルミチ
ン酸ナトリウム、又はこれらの界面活性剤の混合物からなる群から選ばれた界面
活性剤を難燃剤組成物の全重量の約0.25%から10%
含む合成ポリマー材料難燃剤組成物。
2、オキシ酸が、リン酸二水素アンモニウム57〜66重量%、2.4.6−1
リアミノ−2,4,6−トリアジン42〜33重量%及びアルキルベンゼンスル
ホン酸ナトリウム1重量%を含むものである請求項1に記載の配合剤。
3、組成物(a)が粒径50μm以下である請求項1に記載の難燃剤組成物。
4、a)難燃添加剤の全重量の約30%から70%の下記のオキシ酸ニリン酸、
リン酸二水素アンモニウム、リン酸水素二アンモニウム、硫酸、硫酸水素アンモ
ニウム、またはこれらのオキシ酸の混合物;及び難燃添加剤の全重量の約30%
から70%の下記のアミンの一種:エチレンジアミン、p−フェニレンジアミン
、m−キシレン−α、α′−ジアミン、2.4.6−トリアミノ−1゜3.5−
トリアジン、2−アミノピリジン、ジエチレントリアミン、及び尿素、又はこれ
らのアミンの混合物:からなる混合物から沈殿した固体状組成物を調製し、b)
下記の界面活性剤ニラウリル硫酸ナトリウム、ボリビドン、アルキルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム及びパルミチン酸ナトリウム、又はこれらの界面活性剤の混
合物;の一種を難燃添加剤の全重量の約0.25%から10%添加する:
ことを含む合成ポリマー材料用難燃性添加剤の製造方法であって、
最小体積の沸騰水中にオキシ酸を溶解し、この沸騰水及びオキシ酸に、アミンを
添加し、固体状組成物が沈殿するまで沸騰混合物を加熱撹拌し、該混合物から該
組成物を濾過し、界面活性剤を添加し、該組成物を微細に粉砕して難燃添加剤と
することを含む方法。
5、該組成物が粒径50μm以下に粉砕される請求項1に記載の方法。
国際調査報告
Claims (10)
- 1.リン酸塩又は硫酸塩のオキシ酸、アミン、及び界面活性剤の混合物の水溶液 から沈殿した固体状組成物を特徴とする、合成ポリマー材料に難燃性を付与する ための難燃剤。
- 2.オキシ酸の重量が該組成物の全重量の約30%と70%の間である請求項1 に記載の組成物。
- 3.オキシ酸が、リン酸、リン酸二水素アンモニウム、リン酸水素ニアンモニウ ム、硫酸、硫酸水素アンモニウム、又はこれらのオキシ酸の混合物からなる群か ら選ばれたものである請求項2に記載の組成物。
- 4.アミンの重量が該組成物の全重量の約30%と70%の間である請求項1に 記載の組成物。
- 5.アミンが、エチレンジアミン、p−フェニレンジアミン、m−キシレン−α ,α′−ジアミン、2,4,6−トリアミノ−1,3,5−トリアジン、2−ア ミノピリジン、ジエチレントリアミン、及び尿素、又はこれらのアミンの混合物 からなる群から選ばれたものである請求項4に記載の組成物。
- 6.界面活性剤の重量が該組成物の全重量の約0.25重量%と10重量%の間 である請求項1に記載の組成物。
- 7.界面活性剤がラウリル硫酸ナトリウム、ポリビドン、アルキルベンゼンスル ホン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム、又はこれらの界面活性剤の混合物 である請求項1に記載の組成物。
- 8.リン酸、リン酸二水素アンモニウム、リン酸水素ニアンモニウム、硫酸及び 硫酸水素アンモニウムからなる群から選ばれたオキシ酸、エチレンジアミン、p −フェニレンジアミン、m−キシレン−α,α′−ジアミン、2,4,6−トリ アミノ−1,3,5−トリアジン、2−アミノピリジン、ジエチレントリアミン 、及び尿素からなる群から選ばれたアミン、並びにラウリル硫酸ナトリウム、ポ リビドン、アルキルベンゼンスルホン酸塩及びパルミチン酸ナトリウムからなる 群から選ばれた界面活性剤の混合物の水溶液から沈殿した固体状組成物を含む、 ポリマーに難燃性を付与するために有用な難燃剤。
- 9.オキシ酸が、リン酸二水素アンモニウム57〜66重量%、2,4,6−ト リアミノ−2,4,6−トリアジン42〜33重量%及びアルキルベンゼンスル ホン酸ナトリウム1重量%を含むものである請求項1に記載の難燃剤。
- 10.a)全重量の約30%から70%の下記のオキシ酸の一種の混合物:リン 酸、リン酸二水素アンモニウム、リン酸水素ニアンモニウム、硫酸、硫酸水素ア ンモニウム、又はこれらのオキシ酸の混合物; b)全重量の約30%から70%の下記のアミンの一種の混合物:エチレンジア ミン、p−フェニレンジアミン、m−キシレン−α,α′−ジアミン、2,4, 6−トリアミノ−1,3,5−トリアジン、2−アミノピリジン、ジエチレント リアミン、及び尿素、又はこれらのアミンの混合物;並びに c)全重量の約0.25%から10%の下記の界面活性剤の一種の混合物:ラウ リル硫酸ナトリウム、ポリビドン、及び“タイド(Tide)”(商標)等の通 常の洗浄剤又はこれらの界面活性剤の混合物;からなる群からそれぞれ選ばれた 三種の試薬の混合物から沈殿した固体状組成物を調製することを含む、合成ポリ マー材料に難燃性を付与するために有用な難燃添加剤の製造方法であって、 最小体積の沸騰水中にオキシ酸を溶解し、この沸騰水及びオキシ酸に、アミン及 び界面活性剤を添加し、固体状組成物が完全に沈殿するまで沸騰混合物を加熱撹 拌し、該混合物から該組成物を濾過し、該組成物を微細に粉砕して難燃添加剤と することを含む方法。
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
EP9000108 | 1990-03-30 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP50558990A Pending JPH05505409A (ja) | 1990-03-30 | 1990-03-30 | ポリマー難燃剤 |
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Country | Link |
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1990
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