JPH05504054A - 入れ子コーン式分離器 - Google Patents

入れ子コーン式分離器

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JPH05504054A
JPH05504054A JP3500818A JP50081890A JPH05504054A JP H05504054 A JPH05504054 A JP H05504054A JP 3500818 A JP3500818 A JP 3500818A JP 50081890 A JP50081890 A JP 50081890A JP H05504054 A JPH05504054 A JP H05504054A
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ティリー,ウィリアム ジー.
チョー,マイケル エイ.
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マサチューセッツ インスティチュート オブ テクノロジー
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    • C12N1/00Microorganisms, e.g. protozoa; Compositions thereof; Processes of propagating, maintaining or preserving microorganisms or compositions thereof; Processes of preparing or isolating a composition containing a microorganism; Culture media therefor
    • C12N1/02Separating microorganisms from their culture media
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 細胞を培地内に懸濁させる細胞培養系は、細胞産生物の生体内(in vivo )製造に替わるコスト効率の良い方法である。
懸濁細胞培養物(suspended cel、l cultures)の挙動 は細胞濃度に依存することが多い。高細胞濃度に対する制限としては、廃棄物、 毒素、死細胞、および細胞産生物を細胞培養系から除去する能力が挙げられる。
例えば、細胞培養物中に生成した毒素の蓄積は、細胞産生を止めてしまう可能性 かある。
また、上記系を長期間維持しなければならない場合、細胞産生物は細胞培養物内 の条件を乱さない方法によって採取しなければならない。
懸濁細胞培養物から流体(fluids)を除去する従来法にともなう問題に共 通するのは、懸濁細胞がその支持体となっている培地よりほんのわずかに高濃度 であることか多いということである。このような細胞の懸濁は、培地と細胞を撹 拌することによって維持される。培養物中の大量の細胞を系内の酸素源または栄 養源から除去または単離する分離技術は、特に潅流および還流細胞培養系(pe rfusion and circumfusion cel、l cultu re systems)の生産性を低下させることか多い。さらに、細胞分裂に よって再生する能力を有する培養物中の細胞の割合として定義することができる 細胞生存性(cell viability)は、細胞、細胞産生物、および廃 棄物含有潅流液の迅速除去に依存することがある。
一つの分離方法は、細胞を潅流液から沈降させるための懸濁容器に合った容量を 単離することであった。沈降装置としては、カラムやロートなどが挙げられる。
例えば、ムラカミHeterohybridomas、’ Applied M icrobiology and Biotechnology、 24282 −286 (1985)) 、およびタベラら(J、 Tabera etol ogy and Bioengineering、 33: 1296−130 5 (1989))参照。
ムラカミら(Murakami et al、)は、細胞培養系内に一部浸漬さ せる沈降カラムについて述べている。インペラー(impelIer)を浸漬末 端に固定し、そこで潅流液と懸濁細胞はカラムに入り、カラム内壁に沿って沈降 する。細胞培養物の上方の胞沈降器(cell precipitator)に ついて述べている。この沈降器は下部ロート部分と上部カラム部分を育する。細 胞は沈降器内で沈降し発酵器に戻るが、潅流液はポンプによって沈降器の上部か ら引き込まれる。タベラら(Tabera et at、)が述へている別の分 離器は、水平面に対して鋭角に配置された複数の平行プレートを育するチャンバ ーである。発酵器からの細胞培養培地はこれらのプレートから流入する。プレー ト間の層流が細胞をプレート表面に沿って蓄積させるとともに、チャンバーの底 に連続的に堆積させて発酵器にポンプ返送させる。
これらの従来の手法にもかかわらず、細胞培養物からの高速除去の影響およびそ れにともなう細胞生存性に及はす影響は、潅流および還流細胞培養系の育用性を 制限してきた。また、細胞の連続的沈降は、一般に細胞培養系の大部分を占める ため、大量の細胞をその細胞培養系から単離する必要かあり、生産性が制限され ることか多かった。
したがって、高レベルの細胞生存性を維持しつつ有害な副生成物を細胞培養系か ら迅速に除去することができる、潅流液を細胞から分離するためのシステムがめ られている。
発明の要旨 本発明は、細胞培養系、入れ子コーン式分離器(nested−cone 5e parator)、および潅流液を細胞培養物から分離するための方法に関する 。入れ子コーン式分離器は、外側コーン(Outer cone)および該外側 コーン内に入れ込んだ内側コーン(1nner cone)を育する。外側コー ンの最も狭い部分は細胞培養物中に浸漬される入口孔(inlet port) をなしている。外側および内側コーンは、入口からの距離の増大にともない流れ 断面積(cross−sectional area for flow)を増 大させる環(annulus)をなしている。入口孔の上方のヘット空間(he ad 5pace)に入口孔の上部に設けられた出口孔(outlet por t)かある。環は、入口孔と出口孔の間の流体の連絡を行う。
潅流液を細胞培養物から分離する方法は、潅流液と細胞を細胞培養物から入れ子 コーン式分離器に通す工程を含む。潅流液は、外側コーンと内側コーンによって 形成されている拡大した流れ環(expanding annulus of  flow)を通して送られる。潅流液の「見掛け」流速(superficia l velocity)または垂直流速は環中で低下し、その結果、潅流液内の 細胞は潅流液流の経路に対して横断方向に沈降し、外側コーンの内壁に蓄積する 。
環の壁の間の適当な幅および入口孔と出口孔の間の距離は、それ釡下回ると細胞 が潅流液から沈降する潅流液流の垂直流速として定義される細胞の「ストークス 則の終速(5joke“s La1v terminal velocity) Jによって、および懸濁細胞培養物中の潅流液が新鮮培地と置換される速度とし て定義される「潅流速度(perfusion rate)Jによって決定する ことかできる。拡大する環を通る入口孔からの潅流液流路は拡張的(diver gent)であり、それにより入口からの潅流液の距離か大きくなるのにともな い見掛は流速が低下する。環中に生じた潅流液流のパターンは、細胞を潅流液流 の経路に対して横断方向に沈降させるものである。潅流液中の細胞は、このよう にして外側コーンの内壁に沿って蓄積する。目的生成物、細胞、望ましくない廃 棄物、および毒素からなる潅流液は細胞培養物に返送されるべき細胞からこのよ うにして分離され、出口孔にて環から取り出される。外側コーンの内壁に蓄積し た細胞は、重力によって内壁沿いに潅流液流と逆の方向に向けられ、入口孔にて 再び細胞培養物中に導かれる。
本発明の入れ子コーン式分離器は、マイクロキャリヤー(microcarri ers)上で成長させた付着依存性細胞(anchorage−depende nt cells)の培養物から潅流液を分離するのに特に存利である。付着依 存性細胞のストークス則終速は、該細胞をマイクロキャリヤーに付着させること によって増大させることかできる。同じ効果は、凝集(flocculence )の場合のように付着依存性細胞か互いに付着し合う場合にも生じる。付着依存 性細胞又は凝集のいずれの場合でも、本発明による細胞からの潅流液の分離効率 が上がる。
本発明の懸濁細胞培養系は、様々な細胞培養物から潅流液を効果的かつ制御的に 分離することかできる。本発明は、例えばモノクローナル抗体、ウィルス、5p 210由来トランスフエクトーマ(transfectoma)細胞、ホルモン およびその他の細胞由来高分子体、およびヒトおよびその他の生物に使用するた めの細胞の製造に使うことができる。本発明はまた、細胞の反復サンプリングの ための細胞培養物の維持、抗生物質発酵、および下水処理における沈降法に替わ る方法としても用いることができる。
入れ子コーン式分離器は、細胞は垂直導管内より傾斜導管内でより速く沈降する というボイコット効果(Boycott effect)を強化するものである 。拡大する環によって減速された見掛は流速とボイコット効果が、細胞培養物内 に保持されるべき細胞を潅流液流の経路に対して横断する方向に沈降させ、分離 器の内壁に蓄積させて細胞培養物に返送させる。さらに、潅流液から細胞培養物 に返送されるべき細胞を分離器中で迅速に分離することで、細胞培養系の培養物 と栄養供給源および酸素供給源から細胞を単離する期間か実質的に短縮される。
したがって、より大規模な細胞培養系を維持することができる。また、潅流液は 1日当たり大容量を処理する速度での置換か可能である。これにより、高い細胞 濃度を有する懸濁細胞培養物中ての細胞保持が可能となる。本発明の細胞培養系 によって潅流速度を調整して、系内の細胞生存性を変えることもできる。本発明 の入れ子コーン式分離器は、死細胞か比較的小型であること、およびストークス 則終速は細胞の直径の平方に反比例することから、死細胞を選択的に除去するこ とができる。これにより、細胞濃度、細胞生存性、細胞培養物中の細胞保持、お よび細胞培養物中の細胞サイズを、本発明の細胞培養系が可能ならしめる様々な 条件によって調整することができる。したがって、本発明の潅流液からの細胞分 離方法は、細胞および細胞産生物の製造に存用な条件において細胞培養物を長期 間高い信頼性をもって維持する簡便かつコスト効率の高い手段を提供するもので ある。
本発明の上記特徴およびその他の詳細について、方法の工程としてまたは本発明 の部分の組み合わせとして、添付されている図面を参照しなからさらに具体的に 説明するとともに、請求項に記載する。本発明の特定の態様を図によって説明す るが、これらは本発明を制限するものではない。本発明の主な特徴は、本発明の 範囲を逸脱しない限り様々な態様において適用できる。
図面の簡単な説明 図1は、潅流細胞培養系に適用した本発明の一態様を示す側面図である。
図2は、図1に示す態様の断面図である。
図3は、図2に示す態様の3−3線の断面図である。
図4は、本発明の第二の態様を示す断面図である。
図5は、本発明の第三の態様を示す断面図である。
図6は、本発明の第四の態様を示す断面図である。
図7は、本発明の第五の態様を示す断面図である。
図8は、本発明の第六の態様を示す断面図である。
図9は、実施例1に記載の通り約62mmと約100mmの外径を育する本発明 の第六の態様の2つの分離器から異なる見掛は流速(cm/秒)で取り出した、 潅流液中に保持されている細胞の割合で表した細胞保持率をプロットしたもので ある。
図10は、実施例2に記載の通り本発明の第四の態様の細胞分離器を用いた場合 の1日当たり約3.5容量の潅流速度における潅流細胞培養系中の細胞濃度(細 胞/m1)と生存性百分率の経時変化(時間)をプロットしたものである。
図11は、実施例2に記載の通り本発明の第四の態様の細胞分離器を用いた場合 の1日当たり約IO容量の潅流速度における潅流細胞培養系中の細胞濃度(細胞 /m1)と生存性率の経時変化(時間)をプロットしたものである。
図12は、実施例2に示した通り1日当たり約3.5および約10容量の潅流速 度における潅流細胞培養系から取り出された潅流液中の細胞保持と細胞サイズの 関係をプロットしたものである。
図13は、実施例2に示した通り1日当たり約3.5および約10容量の潅流速 度における潅流細胞培養物中の細胞保持と細胞サイズの関係をプロットしたもの である。
発明の詳細な説明 図1に示す細胞培養系10は、潅流または還流細胞培養物14を発酵器16の内 部に支持する。細胞培養物14はインペラー18によって撹拌され、それによっ て細胞を細胞培養物14中に懸濁させる。本発明における懸濁液中での増殖に適 した哺乳動物細胞種の例としては、HeLa−33細胞(ヒト)、BHK細胞( 仔ハムスター腎臓)、L細胞(マウス)、ヒトリンパ芽球様細胞(human  lymphoblastoid cells)、ハイブリドーマ、およびトラン スフエフトーマ(tranfectomaS)などが挙げられる。本発明はまた 、細菌細胞、酵母細胞、遺伝子操作細胞、およびその他の潅流または還流系中で 培養可能ないずれの細胞の培養にも適する。マイクロキャリヤーを使用して本発 明により培養することができる付着依存性細胞の例としては、HeLa細胞(ヒ ト)、3T3マウス繊維芽細胞(f 1broblasts)、マウス骨髄上皮 細胞(mouse bone marrow epithelial cell s)、ネズミ白血病ウィルス産生性マウス繊維芽細胞系(Murine Leu kemia virus−producing 5trainsof mous e fibroblasts)、−次および二次ニワトリ繊維芽細胞(chic k fibroblasts)、WI−38ヒト繊維芽細胞、および正常ヒト胚 肺(embryo lung)繊維芽細胞なとか挙げられる入れ子コーン式分離 器12は、テフロン[F]ポリテトラフルオロエチレン被覆磁石13を支持する アダプター11に取り付は可能な入口孔38を有する。図示していないかモータ ーか磁石13を駆動させることによってインペラー18を回転させる。アダプタ ー11にある穿孔(perforations) I 5か細胞培養物14と入 口孔38の間の流体連絡を可能にする。アダプター11は細胞培養物14中に浸 漬される。
図2に示す通り、外側コーン30と内側コーン32は環28をなし、入口孔38 から流れ断面積を拡大するよう形成する。ヘッドプレート(head plat e)34は環28を大気から遮断する。出口孔36はヘッドプレート34の中に あって、図1に示すように環28とポンプ20の間の流体連絡を行なう。細胞培 養物14からの潅流液と細胞はポンプ20によって入口孔38にて入れ子コーン 式分離器12に導入される。潅流液は入れ子コーン式分離器12中で細胞から分 離された後、ポンプ20によって出口導管(outlet conduit)2 2を通って入れ子コーン式分離器12から引き出される。細胞は分離器12中で 潅流液から分離され、続いて入口孔38にて発酵器16に戻される。新鮮培地か フィード導管(feed conduit)24を通って新鮮培地源26から細 胞培養物14に供給され、細胞培養物14から分離された潅流液と置換される。
図3に示したように、内側コーン32と外側コーン30は実質的に同心状てあり 、実質的に一定の幅を取ることかできる環28を形成する。外側コーン32は円 錐台(frustrum)を形成するように切断されており、最も狭い部分は入 口孔38をなす。潅流液と細胞が環28に沿って導かれるのにともない、流路は 拡張(diverge) L/、流れ断面積が拡大する。内側コーン30は内部 人口52を形成するように切断されている。発酵器16から入れ子コーン式分離 器12に導入された潅流液と細胞(図1)は、内部人口52と内部チャンバー4 0を通過するように導かれる。環28中および内部チャンバー40中の潅流液は ヘッド空間42にて一体となり、続いて出口孔36を通って入れ子コーン式分離 器12から取り出される。
潅流液流は環28に沿って拡張し、それによって外側コーン30の内壁46に対 して横断する方向の潅流液流速は入口孔38からの距離の増大にともない低下す る。したがって、環28内の潅流液の見掛は流速は入口孔38からの距離の増大 にともない低下する。さらに環28は、細胞か垂直チューブ中よりも速く潅流液 から沈降するというボイコット効果をもたらす。
一つの細胞か沈降するストークス則終速は次のようにして算出することかできる 。
ここで、d、=粒径(cm) Δρ=密度差(粒子−流体)(g/cm’)g=重力加速度(981cm/秒2 ) μ=流体速度(g / c m・秒) 及び V t ”終速(cm/秒) 環28内の潅流液の見掛は流速の低下とボイコット効果か細胞を潅流液流路に対 して横断方向に沈降させ潅流液から分離させる。好ましい態様においては、環2 8内の見掛は流速を細胞培養物14に返送される細胞のストークス則終速未膚ま で低下させる。細胞は沈降し続けながら外側コーン30の内壁46に沿って蓄積 し、内壁46によって逆に入口孔38に向けて導かれる。内壁46にて近接して 蓄積した細胞44は互いに付着し合うこともでき、それらの蓄積動能(coll ective movement)は環28に対して横断する方向に沈降する他 の細胞を取り込む下方流を発生し、潅流液からの細胞分Kitの速度をさらに上 げることかできる。
環28中で細胞を分離された潅流液はヘッド空間42を通過する(図2)。ヘッ ド空間42内の潅流液は出口孔36に向けて導かれる。潅流液によってヘッド空 間42に持ち込まれた残留細胞の一部はヘット空間42中で潅流液からさらに分 離し、内部チャンバー40中に沈降する。出口孔36における潅流液は、適当な 潅流速度において細胞培養物内で保持されるべき細胞を実質的に含まない。ヘッ ド空間42から沈降する細胞は、内部人口52を通って内部チャンバー40に運 び込まれた細胞と混じり合う。これらの残留細胞は内部チャンバー40中で潅流 液から分離し、内側コーン32の内壁50に蓄積する。内壁50は分離した細胞 を逆に内部人口52に向けて導く。内壁50に蓄積した残留細胞48は内部人口 52にて環28中で潅流液と合流させることかできる。次いで、これらの残留細 胞は環28中で潅流液から分離して細胞培養物14から直接引き離された他の細 胞と共に内壁46に蓄積する(図工)。残留細胞4Bの一部を細胞培養物!4に 返送することもできる。
図4に示した別の態様においては、中間コーン54が外側コーン30と内側コー ン32の間に入れ込まれている。中間コーン54は円錐台を形成するように切断 されており、その最も狭い部分は中間入口(intermediate ent rance)62をなす。潅流された細胞培養物14からの潅流液と細胞は中間 人口62を通って、流れ断面積が拡大する内環(inner annuluS) 56中に導かれる。潅流液流は中間人口62からの距離の増大にともない内環5 6内で拡張する。中間コーン54の内壁60に対して横断する方向の潅流液流速 は中間人口62からの距離の増大にともない低下し、その結果潅流液の見掛は流 速を低下させ、低下した見掛は流速とボイコット効果の組み合わせによって細胞 培養物に返送されるべき細胞を内環56に対して横断する方向に沈降させる。本 発明の好ましい態様においては、環56内の見掛は流速を懸濁細胞培養物に返送 されるべき細胞のストークス則終速未膚に低下させる。このようにして、潅流液 の見掛は流速の減速によって、潅流液中の細胞を潅流液から分離させ、中間コー ンS4の内壁60に沿って蓄積させる。蓄積した細胞58は内壁6oによって中 間人口62に向けて導かれる。
中間コーン54の内壁60に沿って移動する細胞58は中間人口62で環28中 の潅流液と出会い一体となる。細胞58の一部は入口孔52を通って細胞培養物 に戻ることもてきる。中間コーン54を操作して潅流液と細胞の逆円錐型の流れ の第二の層を加えることによって、入れ子コーン式分離器12の効率が向上する 。環28および内環56中の潅流液はヘッド空間42で合流し、そこで残留細胞 か内部チャンバー40中の潅流液から分離して内側コーン32の内壁5oに沿っ て蓄積する。蓄積した細胞48は、内壁5oによって逆に内部人口52に導かれ 、内環56で潅流液の流れに入る。次いで、これらの細胞が潅流液から分離し、 内壁6oに蓄積する。
図5に示した第三の態様においては、細胞培養物から分離される潅流液は、円錐 台をなすように切断された外側コーン78によって形成されている入口孔74を 通って入れ子コーン式分離器64中に導かれる。細胞と潅流液は、第一の外側コ ーン78と第一の内側コーン8oによって形成され、流れ断面積を拡大する下履 (lower annulus) 76に沿って導かれる。下履76内の潅流液 流は拡張し、これにより下履76内の見掛は流速は入口孔74からの距離の増大 にともない低下する。このようにして下履76内の潅流液の見掛は流速を低下さ せる。好ましい態様においては、下履76内の見掛は流速を細胞培養物に返送す べき細胞のストークス則終速未満に低下させる。ボイコット効果と見掛は流速の 減速によって、細胞を下履76に対して横断する方向に沈降させ、外側コーン7 8の内壁68に沿って蓄積させる。蓄積した細胞66は内壁68によって逆に入 口孔74に向けて導かれ、再び潅流された細胞培養物に入る。
内壁68に沿って蓄積しない潅流液内細胞は、潅流液によって、流れ断面積を収 束(converg ing)させる止環(upper annulus)82 に導入される。止環82中の潅流液流は、第一の内側コーン80と第一の外側コ ーン78に対して逆向きの第二の内側コーン70と第二の外側コーン86によっ て形成される。第二の内側コーン70と第二の外側コーン86は、実質的に一定 の加速度を与えることで潅流液が出口孔9oに近づく際の潅流液の乱れを最小限 にとどめることができること、および入れ子コーン式分離器64内で潅流液から 細胞を分離し続けることができるので有利である。したがって、下履76で潅流 液から分離しない細胞は止環82内で潅流液流の幅に対して横断する方向に沈降 することができる。これらの残留細胞は下履76から止環82に運び込まれ、第 二の内側コーン70の壁84で蓄積することができる。壁84で蓄積した細胞8 8は互いに付着し合うことかでき、止環82の幅に対して横断する方向に沈降す る細胞を取り込むことかできる。下側コーン80と上側コーン7oは出合ってリ ップ(lip)72を形成する。リップ72では、細胞88が壁84によって下 履76に導かれる。次いで、止環82からの細胞は下履76内で潅流液から分離 し、第一の外側コーン78の内壁68に沿って蓄積する。蓄積した細胞66は内 壁68によって逆に入口孔74に向けて導かれ、再び懸濁細胞培養物に入る。実 質的に細胞を含まない潅流液は出口孔9oを通って導かれ、さらに処理される。
図6は、中間コーン92を外側コーン78と内側コーン800間に設けることが できる本発明の第四の態様を示している。流れ断面積を拡大させる2つの環がこ のようにして形成される。円錐台をなすように切断された中間コーン92は最も 狭い部分で内部入口96を形成する。上側コーン7oの壁84に蓄積した細胞8 8はリップ72で内環(interior annulus)94に入ることが できる。内環94内の細胞は潅流液流に対して横断する方向に沈降し、内壁10 2に蓄積する。蓄積した細胞100の一部は潅流された細胞培養物に戻ることか できる。蓄積した細胞100は、内部入口96で下履76に入る潅流液と一体と なることもできる。このようにして、止環82から蓄積した細胞はリップ72で 下履94中の潅流液に導入される。入れ子コーン式分離器64の効率は、蓄積し た細胞を下履94の入口で供給することによって幾分向上する。
図7に示した第五の態様においては、入れ子コーン式分離器104は外側コーン 106にて潅流された細胞培養物中に部分的に浸漬することかできる。内側コー ン108は外側コーン106内に入れ込まれている。外側コーン106と内側コ ーン108により環110をなし、それによって懸濁細胞培養物からの距離の増 大にともない流れ断面積を拡大している。懸濁細胞培養物からの潅流液は、円錐 台をなすように切断された外側コーン106の最も狭い部分によって形成されて いる入口孔+12にて環110に導入される。内側コーン108は円錐台をなす ように切断されており、その最も狭い部分は内部入口126を形成する。潅流液 と細胞の一部は内部入口126でヘッド空間118に入ることができる。細胞は 潅流液から分離し、外側コーン106の内壁116に沿って蓄積する。蓄積した 細胞114は内壁116によって逆に入口孔112に導かれる。潅流液は環11 0から内側コーン108と上側コーン120によって形成されているヘッド空間 118に導かれる。ヘッド空間118中の残留細胞は潅流液から分離し、内側コ ーン108の内壁12’2に沿って蓄積する。蓄積した細胞124は内壁122 によって内部入口126に向けて導かれ、そこで細胞の一部が環110に入る。
細胞124の一部は懸濁細胞培養物に戻ることもできる。実質的に細胞を含まな い潅流液を出口孔128にて入れ子コーン式分離器104から取り出す。
本発明の第六の態様においては、図8に示したように中間コーン130を外側コ ーン106と内側コーン108の間に設けることができる。内側コーン108の 内壁122に蓄積した細胞124は内壁122に沿って蓄積し、中間入口138 で潅流液と一体となる。中間コーン130は円錐台をなすように切断されており 、それによって中間入口138を形成する。蓄積した細胞!34は内壁+36に よって中間大0138に向けて導かれ、環110に入る潅流液と一体となる。
蓄積した細胞+24および134の一部は入口孔112を通って再び懸濁細胞培 養物に入ることかできる。入れ子コーン式分離器104の効率は、中間コーン1 30を用い、細胞か横断する方向に沈降しなければならない距離を減らすこと、 潅流液流の容積当たりの表面積を増大させること、および内環132中に蓄積し た細胞を隣接する環の入口に送ることによって向上される。
実施例1 図8に示した態様の2つの入れ子コーン式分離器を、TK6ヒトBリンパ芽球様 細胞の懸濁液を約lO″細胞/mlの濃度で食前する250m1発酵器に入れた 。一方の分離器は約62mmの外径を有し、外側コーンと内側コーンと中間コー ンの間隔は約178インチであった。もう一方の分離器は約IQOmmの外径を 有し、外側コーンと内側コーンと中間コーンの間隔は約1/4インチであった。
二つの分離器のコーンの間の環流は水平面に対して約60°の流れ角を育してい た。分離器に取り付けた較正された(calibrated)ポンプが小さい方 の分離器については1日当たり約0.8〜52リツトルの流速で、大きい方の分 離器については1日当たり約4〜20リツトルの流速で潅流された細胞培養物か ら潅流液を引き込んだ。コールタ−カウンター(Coulter counte r)を用いて、分離器を出る潅流液中の細胞の濃度を測定した。細胞は直径か約 12μmであり、約3.9 x l O−’cm/秒の最終沈降速度を有してい た。図9は、分離器の入口における潅流液の細胞濃度に対する分離器の上部から 出る細胞の濃度の比である分離効率εをプロットしたものである。図9でわかる ように、大小いずれの入れ子コーン式分離器も、約8X10−“cm/秒までの 見掛は流速を有する潅流細胞培養系中では潅流液中の細胞損失率は20%未満で あった。
実施例2 図6に示したような入れ子コーン式分離器を、250m1の容量および約9x2 0’細胞/mlの初期細胞濃度を有する5p210由来トランスフエクトーマ細 胞の潅流細胞培養物中に入れた。内側コーンと外側コーンと中間コーンの間隔は 約1/8インチであった。入口孔と出口孔は直径か約1/2インチであった。下 履と内環の流れは水平面に対する角度か約60’であった。入口孔と出口孔は約 1/2インチの直径を有していた。
図10は、1日当たり約10容量の潅流速度における細胞培養物の成長速度と生 存性の経時変化(日)を示している。
最大細胞濃度は約2xlO’細胞/mlであった。細胞濃度は約1週間にわたり 1xlO?細胞/m1以上に維持された。図11は、1日当たり約3.5容量の 潅流速度における細胞培養物の成長速度と生存性の経時変化(日)を示している 。最大細胞濃度は約1週間にわたり約1xlO”細胞/mlであった。■日当た り10容量の潅流速度における細胞培養物の細胞生存性は16日を越える期間に わたり約8096を越えていた。1日当たり約3.5容量の潅流速度における細 胞生存性は約11日を越える期間にわたり約70%を越えていた。したがって、 細胞濃度と細胞生存性は細胞培養物の潅流速度を調節することによって本発明に より制御することができることがわかる。
1日当たり約3.5容量および約lO容量の潅流速度について細胞損失を細胞直 径の関数として測定し、図12に示した。潅流速度が1日当たり約3.5容量で は、潅流液内に保持された細胞サイズの分布は1日当たり約10容量の潅流速度 でみられたものと異なっていた。したかって、潅流された細胞培養物から取り出 した細胞サイズの分布は潅流速度を変えることによって変更できることがわかる 。さらに、図13でわかるように、懸濁細胞培養物中の細胞サイズの分布は1日 当たり約3.5容量と約10容量の潅流速度で異なっていた。したがって、潅流 された細胞培養物中の細胞サイズの分布も懸濁細胞培養系中の潅流速度を変える ことによって変更することができる。
同等性 本発明のコーンは必ずしも同心状でなくてもよく、また、本発明の範囲を逸脱し ない限りにおいて本発明の流れ環(annuli of flow)は入口孔と 出口孔の間で幅を変えることができるものとする。また、本発明を説明するため に使用する場合の「コーンJという用語は、3面以上の面を有する角錐および角 台(prismatoids)を含み、また、該角錐と角台を切断することによ って、最も狭い部分が入口孔、内部入口、および中間入口を形成する円錐台をな すことができるものとする。
さらに、入れ子コーン式分離器の既存のコーンの間に追加のコーンをはさむこと で、流れ断面積を追加して拡大するとともに、細胞から潅流液を分離する能力を 高めることもできる。コーンの数と流速を変更して潅流および還流細胞培養物を 制御することができる。
また、本発明を用いて例えば懸濁液やコロイド状態の液体から固体を分離するな ど他の操作系中で流体から懸濁固体粒子や非混和性液体を分離することもできる ものとする。
好ましい態様について本明細書で具体的に記載、説明したが、上記説明に照らし 、本発明の精神と範囲から逸脱しない限り下記の請求項の範囲内で本発明に様々 な修正や変更を加えることが可能であるものとする。
1次慣のえ掛づ遣鬼 cm/s (に10カブ聞(時間) 一ハ2ηJL〒も、ミツロン &田月包のti往、ミ70ン 補正書の写しく翻訳文)提出書(特許法第184条の8)1.特許出願の表示 PCT/US 90106509 2、発明の名称 入れ子コーン式分離器 3、特許出願人 住所 アメリカ合衆国 マサチューセッツ 02139ケンブリツジ、マサチュ ーセッツ アベニュー名称 マサチューセッツ ィンスティチュート オブ テ クノロジー 4、代理人 住所 〒540 大阪市中央区谷町2丁目8番1号大手前M2ビル 細円国際特 許事務所 6、添付書類の目録 (1)補正書の写しく翻訳文) 1通 1、細胞培養容器から潅流液を除去する間に潅流液が細胞より分離され、かつ該 細胞か蓄積され該細胞培養容器に戻される細胞培養系であって、 培地と細胞を含有する細胞培養容器と、細胞培養容器内に設けられた入れ子コー ン式分離器であって、入口孔から該入口孔よりも上部に設けられている出口孔ま での流れ断面積を拡大する環を形成する外側コーンおよび内側コーンを有し、該 細胞培養容器の直径よりも小さい直径を有する入口孔を該外側コーンの最も狭い 部分に形成し、そこを通じて潅流液と細胞を該細胞培養容器から取り出し数理の 中に入れることができ、該環中の潅流液から細胞を分離させ入口孔において該培 養容器に戻させる入れ子コーン式分離器と、 該入れ子コーン式分離器を用いることにより、細胞培養容器より潅流液および細 胞を取り出し、該入れ子コーン式分離器の出口孔を通して潅流液を細胞培養系よ り取り除く手段、および 新鮮培地を該細胞培養容器に導くための手段とからなる細胞培養系。
国際調査報告 +e+、、s+m+n1An1.+に*N+ PCT/US90106509国 際調査報告 US 9006509 SA 42413

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.細胞培養容器から灌流液を除去する間に灌流液が細胞より分離され、かつ該 細胞が蓄積され該細胞培養容器に戻される細胞培養系であって、 培地と細胞を含有する細胞培養容器と、外側コーンおよび内側コーンを有し、該 外側コーンと該内側コーンとの距離は入口孔から該入口孔よりも上部に設けられ ている出口孔までの流れ断面積を拡大する環を形成し、灌流液と細胞を該細胞培 養容器から取り出し該環の中に入れることのできる入口孔を該外側コーンの最も 狭い部分に形成することにより、該環中の灌流液から細胞を分離させ入口孔にお いて該培養容器に戻させる入れ子コーン式分離器と、 入れ子コーン式分離器を用いることにより、細胞培養容器により灌流液および細 胞を取り出し、これにより該入れ子コーン式分離器の出口孔を通して灌流液を細 胞培養系より取り除く手段、および 新鮮培地を該細胞培養容器に導くための手段とからなる細胞培養系。
  2. 2.細胞培養容器から灌流液を除去する間に灌流液が細胞より分離され、かつ該 分離細胞が蓄積され細胞培養容器に戻される入れ子コーン式分離器であって、細 胞培養物からの灌流液の流れ断面積を拡大する環を形成する、外側コーンおよび 該外側コーン内に入れ込んだ内側コーンと、 該外側コーンの狭い部分に形成され、灌流液を細胞培養物から取り出し該環に入 れ、細胞を該環から該細胞培養物に戻す入口孔と、 該内側コーンの狭い部分に形成されている内部入口、および 該細胞培養物から灌流液を除去するために該入口孔よりも上部に設けられている 出口孔とからなる入れ子コーン式分離器。
  3. 3.内側コーンが外側コーンと実質的に同心状である請求項2記載の入れ子コー ン式分離器。
  4. 4.さらに外側コーンと内側コーンとの間に少なくとも1つの中間コーンを設け 、該中間コーンは該中間コーンの狭い部分に形成されている中間入口をもってい る請求項2記載の入れ子コーン式分離器。
  5. 5.細胞培養容器から灌流液を除去する間に灌流液が細胞より分離され、かつ該 細胞が蓄積され細胞培養容器に戻される入れ子コーン式分離器であって、 細胞培養物からの灌流液の流れ断面積を拡大する下環を形成する、第一外側コー ンおよび該第一外側コーン内に入れ込んだ第一内側コーンと、 該第一外側コーンの狭い部分に形成され、灌流液を細胞培養物から取り出し該環 に入れ、細胞を該環から懸濁細胞培養物に戻す入口孔、および 該細胞培養物から灌流液を除去するために該入口孔よりも上部に設けられている 出口孔とからなる入れ子コーン式分離器。
  6. 6.第一内側コーンが第一外側コーンと実質的に同心状である請求項5記載の入 れ子コーン式分離器。
  7. 7.さらに第一内側コーンに対して逆向きの第二内側コーンを設け、その底面の 直径を該第一内側コーンと等しくし、該第一内側コーンの底面において該第一内 側コーンに隣接されている請求項5記載の入れ子コーン式分離器。
  8. 8.さらに第一外側コーンに隣接する第二外側コーンを設け、該第二外側コーン および第二内側コーンにより環を形成することにより、上環を通して灌流液の流 れ断面積を収束している請求項7記載の入れ子コーン式分離器。
  9. 9.さらに第一外側コーンと第一内側コーンとの間に少なくとも1つの中間コー ンを設け、該中間コーンは該中間コーンの狭い部分に形成されている中間入口を もっている請求項5記載の入れ子コーン式分離器。
  10. 10.環を形成する外側コーンおよび内側コーンの間に細胞培養物より灌流液と 細胞を導く工程からなり、これにより環中の灌流液流の速度を減少させるために 流れ断面積を拡大し、細胞を灌流液流路に対して横断する方向に該環を通って沈 降させて該外側コーンの内壁に蓄積させ、それによって灌流液を細胞より分離し 細胞培養物より除去し、一方該灌流液より分離された細胞を内壁により該細胞培 養物に戻すことからなる、細胞培養物から灌流液を分離する方法。
  11. 11.下環を形成する第一外側コーンおよび第一内側コーンの間に細胞培養物よ り灌流液と細胞を導く工程からなり、これにより下環中の灌流液流の見掛け流速 を減少させるために流れ断面積を拡大し、細胞を下環に対して横断する方向に沈 降させて該第一外側コーンの内壁に蓄積させ、それによって灌流液を細胞より分 離し細胞培養物より除去し、一方該灌流液より分離された細胞を内壁により該細 胞培養物に戻すことからなる、細胞培養物から灌流液を分離する方法。
  12. 12.さらに第二内側コーンおよび第二外側コーンにより灌流液流の上環を形成 することにより、該上環を通して灌流液の流れ断面積を収束し、第二内側コーン の底面は第一内側コーンの底面に隣接され、その底面の直径は第一内側コーンの ものと等しく、第一内側コーンに対して逆向きに設けられ、第二外側コーンの底 面は第一外側コーンの底面に隣接され、その底面の直径は第一外側コーンのもの と等しく、第一外側コーンに対して逆向きに設けられる工程と、該上環において 灌流液から残留細胞を分離させる工程、および残留細胞を第二内側コーンの壁に 沿って下環の方へ向けて導き、下環を通して細胞を灌流液流の経路に対して横断 する方向に沈降させることにより、細胞培養物に戻す工程とからなる請求項11 記載の方法。
  13. 13.さらに第一内側コーンおよび第一外側コーンの間に中間コーンを設けるこ とにより、灌流液から生細胞を分離するための流れ断面積を拡大する内環を形成 し、そのような細胞を内環を通して灌流液流路に対して横断する方向に沈降させ 、該中間コーンの内壁に沿って蓄積させることによって中間コーンにより蓄積し た細胞を細胞培養物に戻す工程からなる請求項11記載の方法。
  14. 14.懸濁液容器から液体を除去する間に液体が固体から分離され、かつ固体が 蓄積され該懸濁液に再び戻される入れ子コーン式分離器であって、 懸濁液から液体を分離するために流れ断面積を拡大する環を形成する、外側コー ンおよび該外側コーン内に入れ込んだ内側コーンと、 該外側コーンの一部分に形成され、液体を固体から分離するために懸濁液を該環 に取り入れ、懸濁液容器に該環から固体を戻す入口孔と、 該内側コーンの一部分に形成される内部入口、および入れ子コーン式分離器から 該液体を運搬するために入口孔よりも上部に設けられている出口孔とからなる入 れ子コーン式分離器。
  15. 15.第一液体をコロイドから除去する間に第一液体と実質的に混合されない( immiscible)第二液体から第一液体を分離させ、かつ該第二液体は蓄 積され該コロイドに戻される入れ子コーン式分離器において、 コロイドからの第一液体の流れ断面積を拡大する環を形成する、外側コーンおよ び該外側コーン内に入れ込んだ内側コーンと、 該外側コーンの一部分に形成され、第一液体を第二液体から分離するためにコロ イドを該環に取り入れることができ、コロイド容器に該環から第二液体を戻す入 口孔と、該内側コーンの一部分に形成される内部入口、および入れ子コーン式分 離器から該第一液体を運搬するために入口孔よりも上部に設けられている出口孔 とからなる入れ子コーン式分離器。
  16. 16.細胞培養物中の細胞生存性を最大にし、細胞培養容器から灌流液を除去す る間に細胞から灌流液を分離させ、分離された細胞は蓄積され細胞培養物に戻さ れる入れ子コーン式分離器であって、 細胞培養物からの灌流液の流れ断面積を拡大する環を形成する、外側コーンおよ び該外側コーン内に入れ込んだ内側コーンと、 該外側コーンの狭い部分に形成され、灌流液を細胞培養物から取り出し該環に入 れることができ、細胞を該環から懸濁細胞培養物に戻す入口孔と、 該内側コーンの狭い部分に形成されている内部入口、および 該細胞培養物から灌流液を除去するために該入口孔よりも上部に設けられている 出口孔とからなる入れ子コーン式分離器。
  17. 17.a)細胞を培地に接種して細胞培養物を形成し、b)環を形成する外側コ ーンおよび内側コーンの間に細胞培養物から灌流液と細胞を導くことにより、該 環中の灌流液流の速度を減少させるために流れ断面積を拡大させ、細胞を該環を 通して灌流液流路に対して横断する方向に沈降させ、該外側コーンの内壁に蓄積 させ、それによって灌流液は細胞より分離され該細胞培養物より除去され、一方 該灌流液より分離された細胞を内壁により該細胞培養物に戻し、 c)副生される細胞生育副産物(cell growth by−Produc ts)の産生を促す条件下に細胞培養物を維持し、および d)副生される細胞生育副産物を採取することからなる細胞生育副産物の製造方 法。
  18. 18.細胞生育副産物がウィルスからなる請求項17記載の方法。
  19. 19.細胞生育副産物がモノクローナル抗体からなる請求項17記載の方法。
  20. 20.細胞生育副産物がホルモンからなる請求項17記載の方法。
  21. 21.細胞生育副産物が細胞由来の高分子体からなる請求項17記載の方法。
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