JPH05503842A - モノクローナル抗体、ハイブリドーマおよびそれらの用途 - Google Patents

モノクローナル抗体、ハイブリドーマおよびそれらの用途

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JPH05503842A
JPH05503842A JP3501880A JP50188091A JPH05503842A JP H05503842 A JPH05503842 A JP H05503842A JP 3501880 A JP3501880 A JP 3501880A JP 50188091 A JP50188091 A JP 50188091A JP H05503842 A JPH05503842 A JP H05503842A
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香西 義雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 モノクローナル抗体、ハイブリドーマおよびそれらの用途垣血圀団 本発明は塩基性線維芽細胞増殖因子(本明細書において、bFGFと略称するこ とがある。)蛋白質の生物活性を中和し、高感度にbFGF蛋白質と結合するモ ノクローナル抗体、ハイブリドーマ、それらの製造法およびそれらの用途に関す る。
背見且羽 塩基性線維芽細胞増殖因子は分子量約17.000のヘパリン結合性の塩基性ポ リペプチドホルモンであるCD、 Gospodarowicz ;ネイチャー (Nature) 249:123 (+974))。現在、bFGFは中胚葉 系への分化因子として、中胚葉由来の殆んどの細胞への増殖因子として作用して いると考えられている。例えば神経細胞の増殖を誘導する。例えば血管内皮細胞 の増殖を誘導し、血管新生を引き起こす。例えば癌細胞の増殖を誘導する。した がって、bFGFはこれらの作用と相まって腫瘍などの疾病と関与している。そ れらの治療薬の一つとしてbFGFの活性を阻害するモノクローナル抗体が考え られるが、現在までその可能性は、認められていない。また、それらの疾病を診 断する手段の一つとして血中bFGFW度を測定することが考えられるが、現在 までの方法ひは高感度にbFGFを検出することが不可能である。
bFGFは、癌などの疾病と関与しており、したがって、bFGFの癌細胞への 増殖促進活性を阻害することがこれらの治療薬となる可能性がある。
また、bFGFは、それ自体が創傷、火傷の際の治療薬となる可能性がある。こ の際、bFGFを医薬品として開発する上でbFGFを定量することは不可欠と なる。さらに、癌などのbFGFに起因する疾病においても血中bFGF量を追 跡することによって該疾病を診断することが可能となる。
bFGFは、血管内皮細胞間に存在するヘパラン硫酸に吸着するため血中には微 量にしか存在せず、より感度の高い測定法が必要となる。
凡皿五皿ヱ 上記実状にかんがみ、本発明者らは高感度のbFGF蛋白質の測定を可能ならし め、かつbFGF蛋白質の作用を免疫的に中和するモノクローナル抗体を作製し 、これに基づいてさらに研究した結果、本発明を完成した。
本発明は、 (1)、次の性質を有し、bFGF蛋白質の作用を免疫的に中和し、高感度にb FGF蛋白質と結合するモノクローナル抗体:(a)分子量:約140,000 〜160,000(b)酸性線維芽細胞増殖因子と交差反応しない。
(C)免疫グロブリングラスがIgG、に属する。
(d) rhbFGFムティンC523(bbFGF中70位中上0位8位のシ スティンがセリンで置換されているムティン)に結合する。
(e) 2r+g/niA bFGF存在下におけるヒト血管内皮細胞(HUV E)の増殖を、50ng/m Q添加により完全に抑制する。
(f)モノクローナル抗体MoAb12(固相)とペルオキシダーゼ標識化抗体 を用いたサンドイッチELISA法により、、 20pg/mQのbFGF蛋白 質を定量できる。
(2) bFGFの少なくとも一個のシスティンがセリンで置換されているムテ ィンで免疫した哺乳動物の肺臓細胞と、同種または異種のリンパ球様細胞とから なるクローン化されたハイブリドーマ、(3) bFGFの少なくとも一個のシ スティンがセリンで置換されているムティンで免疫しだ哺乳動物の肺臓細胞と、 同種または異種のリンパ球種細胞とを細胞融合し、クローニングすることを特徴 とする該肺臓細胞と該リンパ球様細胞とからなるクローン化されたハイブリドー マの製造法、 (4) bFGFの少なくとも一個のシスティンがセリンで置換されているムテ ィンで免疫した哺乳動物の肺臓細胞と、同種または異種のリンパ球様細胞とから なるクローン化されたハイブリドーマを液体培地中または哺乳動物の腹腔内で増 殖し、モノクローナル抗体を生成、蓄積せしめ、これを採取することを特徴とす る上記(1)項記載のモノクローナル抗体の製造法、 (5)上記(1)項記載のモノクローナル抗体を用いることを特徴とするbFG F蛋白質の精製法、および (6)上記(1)項記載のモノクローナル抗体を用いることを特徴とするbFG F蛋白質の検出、定量法である。
図面の簡単な説明 第1図は、参考例1で用いられた、ヒトa、 F G FのcDNA配列を示す 。
第2図は、参考例1で得られた、プラスミドpTB975の構築図を示す。
第3図は、参考例1で得られた、溶出パターンを示す。
第4図は、参考例1で得られた、溶出パターンを示す。
第5図は、参考例1で得られた、溶出パターンを示す。
第6図は、実施例4で得られた、本発明のモノクローナル抗体3H3抗体のrh bFGFムティンC523に対する結合性を示すグラフである。
第7図は、実施例6で得られた、本発明のモノクローナル抗体3H3抗体のヒト bFGF中和活性を示すグラフである。
第8(a)図および8(b)図は、実施例6で得られた、本発明のモノクローナ ル抗体3H3抗体の、HUVE細胞の増殖阻害効果を示すグラフであり、第8  (a)図は3日間培養、第8(b)図は5日間培養のものである。
第9図は、実施例9で得られた、hbFGFの濃度と吸光度との関係を示すグラ フである。
第10図は、実施例1Oで得られた、hbFGF測定系でのヘパリンの影響をみ たグラフであり、第10図−(1)はMAb12を固相化した場合であり、第1 O図−(2)はMAb52と責Ab98の等量混合物を固相化した場合である。
第11図は、実施例11で得られた、hbFGF測定系における酸変性hbFG Fの反応をみたグラフであり、第11図−(1)はMAb12を固相化した場合 であり、第11図−(2)はMAb52とMAb98の等量混合物を固相化した 場合である。
第12図は、実施例13で得られた本発明抗体の抗腫瘍効果を見たグラフである 。
第13図は、参考例2で得られた、プラスミドpTBloooの構築図である。
且五ム韮胆fl監 本発明のbFGF蛋白質としては、bFGFおよびbFGFの少なくとも一個の システィンがセリンで置換されているムティンであってbFGF活性を有するも のが挙げられる。
該bFGF蛋白質としては、式 %式% で示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドが好ましい。
本発明のbFGFとしては、哺乳動物由来のものが挙げられる。該哺乳動物とし ては、ヒト、サル、ブタ、ウシ、ヒツジ、ウマなどが挙げられる。
また該bFGFとして、脳や下垂体などの既にその存在が明らかにされている各 種臓器から抽出されるものが挙げられる。
また該bFGF蛋白質としては1組み換えD N A技術により製造されたもの でもよい。
bFGFのアミノ酸配列としては、次のものが例として挙げられる。
Pro−A 1a−Leu−Pro−G 1u−A sp −G 1y−G 1 y−5er−G 1y−A l a−Phe−Pro−P 窒潤|G1.y− Hi s −Phe −Lys −A 5p−Pro−Lys−A rg−Le u −Tyr−Cys −Lys −A sn −G 1y|G 1y−Phe  − Phe−Leu−Arg−11e−Hi 5−Pro−A 5p−G Iy−A rg−Va l −A 5p−Gly−Va l −A r■|Gl u− Lys−5er−A 5p−Pro−H1s−11e−Lys−Leu−G 1  n−Leu−G In−A la−Glu−Glu−Ar■| G ]、y−Va l −Va l−5er−11e−Lys −G 1y−V al −Cys −A l a−Asn−A rg−Tyr|Leu−A 1  a− Me t −Lys −G 1.u−Asp−G ly−Arg−Leu−Le u −A Ia−5er−Lys −Cys −Va 1−shr−A 5p− G 1u−Cys−Phe−Phe−Phe−G lu−Arg−Leu−G  l u−Ser−Asn−A sn−Tyr−Asn−Th秩| Tyr−Arg−3er−Arg−Lys−Tyr−X −5er−Trp−T yr−Val−Ala−Leu−Lys−Arg−Thr−Gly−Gln−T yr−Lys−Leu−Gly−Y −Lys−Thr−G1.y−Pro−G ly−Gln−Lys−Ala−11,e−Leu−Phe−Leu−Pro− Met−5er−Ala−Lys−5er (I[)〔式中、XはThrまたは Serを示し、XがThrのときYはSerを、XがSerのときYはProを それぞれ示す1゜bFGFとしてはヒトbFGFが好ましい。ヒトbFGFのア ミノ酸配列は、上記式(II)において、XがThrでありYがSerである。
上記bFGFの少なくとも一個のシスティンがセリンで置換されているムティン としては、たとえば5enoら、バイオフィジカルバイオケミカルリサーチコミ ュニケーション(Biophys、Res、 Co1n+un、珪旦、 701 (1988)、ヨーロッパ特許出願公開第281,822号公報に記載されたそ れらが挙げられる。
なかでも、ヒトbFGFの70位および88位のシスティンがそれぞれセリンで 置換されているリコンビナントヒトbFGFムティンC523(以下、rhbF GFムティンCS23と略称することもある。)が好ましい。なお、該アミノ酸 の位置の番号は、前記式(n)においてXがThrでありYがSerであるペプ チドのN末端にNetが付加したアミノ酸において、該Metを第1番目として 数えるものとする。
上記遺伝子工学的手法で製造されたbFGFにおいてヒトbFGFの例としては 、たとえばフェブスレターズ(FEBS Letters)、213.189( 1987)。
バイオフィジカルバイオケミカルリサーチコミュニケーション(Biophys 、Res、 Commun、)146.470(+987)、ヨーロッパ特許出 願公開第237゜966号公報に記載の方法で製造されたものが挙げられる。
bFGF蛋白質または蛋白複合体を用いて免疫するに際し、免疫する哺乳動物は 、羊、山羊、兎、モルモット、ラット、マウス等の実験動物が使われるが、モノ クローナル抗体を得るためには、ラット、マウスが好ましい。
免疫方法は、例えばマウスを免疫する場合、皮下、腹腔内、静脈内。
筋肉内、皮肉等のいずれのルートからでも可能であるが、主として皮下、腹腔内 、静脈内に(とりわけ皮下)注入するのが好ましい。また、免疫間隔、免疫量等 も可変度は高く、種々の方法が可能であるが、例えば2週間隔で約2〜6回免疫 し、最終免疫後、約1〜5日、好ましくは約2〜4日後に摘出した肺臓細胞を用 いる方法がよく用いられる。
免疫量は1回にペプチド量として、マウス当り約0.1ug以上、好ましくは約 10μg〜300μg用いることが望ましい。又、膵臓を摘出する前に、部分採 血を行い、血中の抗体価の上昇を確認した上で、肺臓細胞を用いる融合実験を行 うことが望ましい。
上記肺臓細胞とリンパ球様細胞との細胞融合は例えば摘出したマウスの肺臓細胞 を、ヒボキサンチン−グアニン−ホスホリボシルトランスフェラーゼ欠損(HG PPT−)や、チミジンキナーゼ欠損(TK−)の様なマーカーを持った適切な 同種または異種(好ましくは同種)のミエローマ〔例、P3−X63−Ag・8 UI (市森他ジャーナル・オブ・イムノロジカル・メソッド8055 (19 85)))等の、リンパ球様細胞株との間で融合させる。例えばケラ−およびミ ルスタインらの方法〔ネイチャー(Nature) 256・495 (+97 5))に準じて融合させることにより製造される。
すなわち、たとえばミニローマ細胞と牌細胞とを約l:5の割合で、たとえばイ スコツ培地とハムF−12培地を1:1に混合した培地(以下IH培地と称する 。)に懸濁させ、センダイウィルス、ポリエチレングリコール(PEG)等の融 合剤が用いられる。もちろんジメチルスルホキシド(DMSO)その他の融合促 進剤を加えることも可能である。PEGの重合度は、ふつう約1..000〜6 ,000、時間は約0.5〜30分、濃度は約10%〜80%等が用いられるが 、好ましい条件の一例として、PEG 6,000を約35〜55%で約4〜1 0分処理することにより、効率よく融合させることが出来る。融合細胞は、ヒボ キサンチン−アミノプテリン−チミジン培地[HAT培地;ネイチャー、近臣、  495 (1975)]等を用いて、選択的に増殖させることが出来る。
増殖して来た細胞の培養上清は、目的とする抗体産生があるか否かについてスク リーニングを行うことができるが、抗体価のスクリーニングは次の様に行うこと が出来る。即ち、この場合には、まず第1段階として免疫したペプチドに対する 抗体産生の有無を、ラジオイムノアッセイ(RJA)法またはエンザイムイムノ アッセイ(EIA)法等の方法で調べることが出来るが、これらの方法について も種々の変法が可能である。
好ましい測定法の一例として、EIAを用いる一つの方法について述べる。セル ロースビーズ等の担体に、例えばウサギ抗マウスイムノグロブリン抗体を常法に 従ってカプリングさせておき、これに測定したい培養上清や、マウスの血清を加 え、一定時間、定温(約4〜40℃を示す。以下においても同様。)で反応させ る。この後、反応物をよく洗った後、酵素で標識したペプチド(酵素とペプチド を常法に従いカプリングさせた後精製)を加え、一定時間、定温で反応させる。
反応物をよく洗った後、酵素基質を加え、一定時間、定温で反応させ、その後、 生成発色物を吸光度または蛍光度等で測定することが出来る。
増殖して来た細胞の培養上清について、bFGF蛋白質に対する中和活性のスク リーニングは次の様に行うことができる。即ち、この場合には、bFGF蛋白質 によって細胞増殖が誘導される細胞を用いて調べることが出来る。細胞としては 血管内皮細胞、繊維芽細胞、神経細胞などを用いることが可能であるが好ましく は血管内皮細胞を用いbFGF蛋白質の添加効果を阻害するかどうかを、細胞数 を測定することによって知ることが望ましい。
細胞数を測定する方法としては直接細胞数を測定する方法、トリチウムチミジン を用いて放射活性を定量する方法、(4,5−ジメチル−2−チアゾリル)−2 ,5−ジフェニル−2Hテトラゾリウムプロミド(NTT)を用いて比色定量的 に測定する方法(MTT法)がある。好ましい測定法の一例として、ヒトー帯静 脈由来血管内皮細胞を用い、MTT法で細胞増殖を測定する方法について述べる 。細胞を播種した後、bFGF蛋白質および測定したい培養上清を添加し、一定 時間、定温(37℃)、低酸素下(約7%が望ましい)で培養する。その後培養 液をMTTの入ったものと交換しさらに培養を行うことにより細胞内生ミトコン ドリア中でMTTは比色物質フォルマザンに還元される。
一定時間後SDSを添加し、細胞を溶かし、フォルマザン濃度を均一化した後、 0D590nn+の吸光度を測定する。細胞の増殖性は吸光度に相関する。した がって、ハイブリドーマ上清無添加の場合の吸光度に比べて添加した場合、吸光 度が減少すれば上清中の抗体に中和活性があると着像すことができる。
選択培地で増殖を示し、免疫に用いたペプチドに対する抗体活性、免疫的中和活 性のみられたウェルの細胞は、限界稀釈法等によりクローニングを行うことが望 ましい。クローン化された細胞の上清について同様にスクリーニングを行い免疫 的中和活性の高いウェルの細胞を増やすことにより、免疫したペプチドと反応性 を示すモノクローナル抗体産生ハイブリドーマクローンが得られる。
このようにしてクローン化されたハイブリドーマを、液体培地中で増殖させる。
具体的には例えば、液体培地たとえばRPMI−1640[Mo○re。
G、E、、 et、 al、ジャーナル・オブ・アメリカン・メディカル・アソ シエーション(J、 Am、 Med、As5oc、) 199.549 (1 967)] に約0.1〜40%の牛血清を加えた培地等で約2〜10日間、好 ましくは約3〜5日間培養することにより、培養液から該モノクローナル抗体を 得ることができる。また、哺乳動物の腹腔内に接種し、細胞を増殖させ、腹水を 採取することにより抗体を取得することが出来る。このためには、例えばマウス の場合、ミネラルオイル等を前もって接種したBALB/c等のマウスに約lX 10’〜1xio“個、好ましくは約5×10″〜2×1r個のハイブリドーマ を腹腔内に接種し、約7〜20日後、好ましくは約10〜14日後に腹水液を採 取する。腹水に生成蓄積した抗体は、例えば硫安分画、DEAE−セルロースカ ラムグロマトグラフイー等により、容易にモノクローナル抗体を純粋な免疫グロ ブリンとして単離することができる。
本発明のモノクローナル抗体は、免疫原のペプチドのみならず、bFGF蛋白質 と高感度に特異的に結合する。さらにbFGF蛋白質に対する中和活性を示す。
本発明のモノクローナル抗体は、bFGF蛋白質に対し高感度に結合することか ら、bFGF蛋白質の測定試薬、bFGF蛋白質の精製用試薬として極めて有用 である。
本発明のモノグローナル抗体を用いた測定法ではbFGF蛋白質を209g/m Qまで測定可能である。このことは、極微量しか存在しない生体内bFGFを測 定する上で極めて画期的なことである。bFG濾過剰産生により引き起こされる 疾病としては、腫瘍が考えられる。腫瘍においては、bFGFに対して直接癌細 胞が増殖して増殖する場合と血管内皮細胞が腫瘍より産生ずるbFGFに反応し て増殖し、腫瘍に栄養物を送る新生血管を誘導した結果、腫瘍塊を増大させる場 合がある。これらの場合において過剰産生されるbFGF量を測定する事により これらの疾病を予知することができる。この際、bFGFは血管内壁面に付着し やすく、できる限り高感度の定量法が必要である。
さらにbFGFにより症状が改善されると考えられる疾病として創傷、火傷を治 療する際にも有効であると考えられる。この際bFGFよりも安定性の高いbF GFのシスティン残基をセリン残基に置換したムティンを用いた方がさらに効果 的である。本発明のモノグローナル抗体は、bFGFの少なくとも一個のシステ ィンがセリンで置換されているムティンにも高感度に結合するため該ムティンを 治療薬として用いる際、生体内談ムティン量を追跡する手段として用いることが できる。
また、前述した様に多くの腫瘍は体内にあるbFGFにより増殖していると考え られている。本発明のモノクローナル抗体には強い免疫的中和活性があるため生 体内のbFGFを除去し、抗腫瘍活性を発揮する。この際の投与量は、約100 μg/kg〜10■/kgである。さらに、血管新生に伴なう腫瘍の増大の治療 にも本モノクローナル抗体は有効である。
1)FGF蛋白質の検出、定量法としては、たとえば、担体上に保持されたbF GF抗体、および担体上に保持された抗体とは抗原決定部位を異にする抗bFG F抗体に標識剤を直接結合させた結合物を用いてbFGF蛋白質を測定する免疫 化学的測定法により行なうことができる。
上記測定方法において用いられる担体上に保持された抗体における担体としては 、例えば、ゲル粒子(例、アガロースゲル[例、セファロース4B、セファロー ス6B(ファルマシア・ファインケミカル社(スエーデン)製)]、デキストラ ンゲル[例、セファデックスG−75、セファデックスG−100、セファデッ クスG−200(ファルマシア・ファインケミカル社(スエーデン)製)〕、ポ リアクリルアミドゲルし例、バイオゲルP−30、バイオゲ)li P−60、 バイオゲルP−1oo(バイオラッド・ラボラトリーズ社(米国)製)、セルロ ース粒子(例、アビセル(脂化成製)、イオン交換セルロース(例、ジニチルア ミノエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース)〕、物理的吸着剤[例、 ガラス(例、ガラス球、ガラスロッド、アミノアルキルガラス球、アミノアルキ ルガラスロッド〕、シリコン片、スチレン系樹脂(例、ポリスチレン球、ポリス チレン粒子)、イムノアッセイ用プレート(例、ヌング社(デンマーク)製)] 、イオン交換樹脂(例、弱酸性陽イオン交換樹脂〔例、アンバーライトIRc− 50(ローム・アンド・ハース社(米国)製)、ゼオカーブ226(バームチッ ト社(西ドイツ)製)〕、弱塩基性陰イオン交換樹脂c例、アンバーライトIR −4B、ダウエックス3 (ダウケミカル社(米国)製)〕)などが挙げられる 。
担体に抗体を保持させるには、公知の常套手段を応用し得るが、例えば、°゛代 謝パ、第8巻(1971年)、第696頁に記載されているブロムシアン法、ゲ ルタールアルデヒド法などが挙げられる。また、より簡便な方法として物理的に 担体表面に吸着させてもよい。
標識剤を結合させた抗体における標識剤としては、放射性同位元素、酵素、蛍光 物質、発光物質などが挙げられるが、酵素を用いるのが好ましい。酵素としては 、安定で比活性の大きなものが好ましく、ペルオキシダーゼ、アルカリホスファ ターゼ、β−D−ガラクトシダーゼ、グルコースオキシダーゼ等を用いることが できるが、ペルオキシダーゼが好ましい。ペルオキシダーゼとしては、種々の起 源のものを用いることができるが、その例としては、たとえば西洋わさび、パイ ナツプル、イチジク、せ諸、ソラマメ、トウモロコシなどから得られるペルオキ シダーゼが挙げられ、特に西洋わさびから抽出されたホースラディツシュペルオ キシダーゼ(horseradish peroxidase)(HRP)が好 ましい。
ペルオキシダーゼと抗体を結合するにあたり、抗体分子としてのFab’のチオ ール基を利用するために、あらかじめペルオキシダーゼにマレイミド基を導入し たものを用いると好都合である。
マレイミド基をペルオキシダーゼに導入する方法としては、ペルオキシダーゼの アミノ基を介してマレイミド基を導入することができる。
そのためには、N−サクシニミジル−マレイミド−カルボキシレート誘導体を用 いることができ、好ましくは、N−(γ−マレイミドブチルオキシ)サクシイミ ド(GMBSと略称することもある)などがよい。
従って、マレイミド基とペルオキシダーゼとの間に一定の基が入っていることと なってもよい。
GMBSをペルオキシダーゼに反応させるには、両者をpH約6ないし8の緩衝 液中で約IOないし50℃の温度で約10分ないし24時間反応させることによ って行われる。該緩衝液としては、たとえば、pH7,0の0゜1Mリン酸緩衝 液などが挙げられる。このようにして得られたマレイミド化ペルオキシダーゼは 、たとえばゲルグロマトグラフィーなどにより精製することができる。該ゲルグ ロマトグラフィーを行う際に用いられる担体としては、例えば、セファデックス G−25[ファルマシア・ファインケミカル社(スエーデン)製〕、バイオゲル P−2[バイオラッド・ラボラトリーズ社(米国)製]などが挙げられる。
マレイミド化ペルオキシダーゼと抗体分子との反応は、両者を緩衝液中で約0℃ ないし40℃の温度で、約1ないし48時間反応させることにより行うことがで きる。該緩衝液としては、たとえば、pH6,0の5mMエチレンジアミン四酢 酸ナトリウム塩を含む0.1Mリン酸緩衝液などが挙げられる。このようにして 得られたペルオキシダーゼ標識抗体は、たとえばゲルグロマトグラフィーなどに より精製することができる。該ゲルグロマトグラフィーを行う際に用いられる担 体としては、例えば、セファデックスG−25[ファルマシア・ファインケミカ ル社(スエーデン)製]、バイオゲルP−2[バイオラッド・ラボラトリーズ社 (米国)製]などが挙げられる。
さらに、ペルオキシダーゼにチオール基を導入し、マレイミド化された抗体分子 と反応させても良い。
ペルオキシダーゼ以外の酵素を抗体に直接結合させるには、ペルオキシダーゼの 場合に準じて行うことができ、また、自体公知のグルタルアルデヒド法、過ヨウ 素酸法、水溶性カルボジイミド法などが用いられる。
本発明の測定系における被検試料としては、尿、血清、血漿、髄液等の体液、あ るいは、動物細胞や菌体の抽出液またはその培養上清が挙げられる。
本発明の測定方法の例として、標識剤がペルオキシダーゼの場合について以下に 具体的に説明するが、ペルオキシダーゼに限定されるものではない。
まず、■ 担体に保持された抗体に、測定すべきbFGF蛋白質含有の分析対象 物を加えて抗原抗体反応を行った後、これに、前記で得られたペルオキシダーゼ と抗bFGF蛋白質抗体との結合物を加えて反応させる。
■二〇で得られた反応生成物にペルオキシダーゼの基質を加え、生じた物質の吸 光度もしくは蛍光強度を測定することにより上記の反応生成物の酵素活性を知る 。
■:上記■〜■の操作を既知量のbFGF蛋白質の標準溶液に対してあらかじめ 行い、bFGF蛋白質と吸光度もしくは蛍光強度との関係を標準曲線として作成 しておく。
■:未知量のbFGF蛋白質を含む分析対象物(被検試料)について得られた吸 光度もしくは蛍光強度を標準曲線にあてはめ、分析対象物中のbFGF蛋白質の 量を測定する。
bFGF蛋白質の精製のためには、精製した本発明の抗体を例えば活性化したア ガロースゲルビーズの様な適切な担体に常法に従ってカプリングさせた後、カラ ムに充め、培養上清或いは破さいした菌体等の粗bFCF蛋白質を含む試料を抗 体アフィニティカラムにかけ、吸着させた後、洗浄し、その後例えばKSCN  (チオシアン酸カリウム)の様なカオトロビッグ試薬、或いはbFGFの失活の ない程度の弱酸性条件で溶出させる方法等により、効率よく精製できる。
抗体カラムの作製は、例えばハイブリドーマを接種した腹水等から純粋に精製し た本発明のモノクローナル抗体を適切な担体とカプリングさせることにより、以 下の様な方法でできる。
用いる担体は、カプリングの後にbFGF蛋白が特異的に効率よく吸着され、そ の後適切な溶出が可能なものであればどの様なものでもよく、該担体としては、 たとえばアガロース、セルロースまたはアクリルアミドのポリマーが挙げられ、 その−例としての蛋白の一級アミンが結合し易い様に活性化されたポリアクリル アミドゲルルビーズ、例えばアフィゲル−10(バイオラド社製)などが以下に 述べる様な方法で好都合に用いられる。アフィゲル−10と抗体との反応は、約 0.001〜IM5好ましくは約0.1Mのパイカーボネート等の緩衝液中で反 応を行う。反応条件は約0℃〜20℃、約10分〜24時間、種々のpi(が可 能であるが、好ましくは、約4℃、約4時間、pH約3〜lOの条件が用いられ る。混合するアフィゲル=lOと抗体の量比は、アフィゲル1mQに対し抗体量 が約50mg位迄は多ければ多い程多くの抗体がつくので、この範囲内でいくら でもよいが、結合効率およびアフィニティーカラムクロマトグラフィーにおける 精製効率を考慮して約10〜30mgの抗体が好都合に用いられる。この様にし てできた抗体−担体結合物は、反応に用いた緩衝液でよく洗った後、数日放置す るか、もしくは最終濃度約0.05〜0. IOMのエタノールアミン・塩酸、 グリシン等の一級アミンを有する化合物を加え約4℃で約1〜4時間反応させる 。あるいは1〜5%牛血清アルブミン(BSA)等のタンパク質を4℃−複反応 させる等の方法により、残存する未反応の活性基をブロックした後、適切なカラ ムにつめることにより、抗体カラムとして使用できる。
上記した抗体カラムで精製するに際しては、たとえばbFGF蛋白質含有試料を 中性付近の緩衝液、たとえばリン酸緩衝液やトリス・塩酸緩衝液に溶解して抗体 カラムに吸着させる。次にカラムを同じ緩衝液で洗浄したのち、bFGF蛋白質 を溶出する。溶出液としては、弱酸性溶液たとえば酢酸溶液、ポリエチレングリ コールを含む溶液、試料にくらべ抗体により結合し易いペプチドを含む溶液、高 濃度塩溶液などおよびこれらを組合せた溶液などが用いられ、bFGF蛋白質の 分解をあまり促進しないものが好ましい。
カラム溶出液は、常法により緩衝液で中和する。必要により再度上記の抗体カラ ムによる精製操作を行うことができる。
このようにして、実質的にパイロジエンもエンドトキシンも含まない、実質的に 純粋なりFGF蛋白質が得られる。本発明の実質的に純粋なりFGF蛋白質とし ては、蛋白質含量としてbFGF蛋白質を90%(w/W)以上であるもの、さ らに好ましくはhbFGF蛋白質を95%(W/W)以上であるものが挙げられ る。
本発明のモノクローナル抗体は、bFGF蛋白質の生物活性を低濃度で免疫的に 中和し、bFGF蛋白質と高感度に特異的に結合するので、癌などの疾病の治療 薬として用いることができ、また、bFGF蛋白質の測定のための試薬として用 いることができる。
後述の実施例2(4)で得られたマウス383細胞は、平成元年11月10りか ら財団法人発酵研究所(IFO)に受託番号IFO50216として寄託されて おり、さらにこの細胞は通商産業省工業技術院微生物工業技術研究所(FRI) に、平成元年11月14日から受託番号FERM BP−2658として寄託さ れている。
以下の実施例に記載の、抗bFGFモノクローナル抗体MAb12、MAb52 、MAb98は、ハイブリドーマ −β−2209〜22+ (1989) 、 ヨーロッパ特許出願公開筒288,687号公報に記載の方法で製造することが でき、MAb l 2の認識部位は、bFGFのN末端1位から9位のアミノ酸 配列に含まれており、MAb52およびMAb98の認識部位は、bFGFの1 4位から40位のアミノ酸配列に含まれている。ヒトリコンビナントaFGFに ついては、後述の参考例Iに記載の方法で製造されたものを用いた。
ヒトリコンビナントbFGF (rhbFGF)はIWaneら、バイオフィジ カルバイオケミカルリサーチコミュニケーション(Biophys、 Bioc hem、Res。
Commun、) 146.470(1987)、ヨーロッパ特許出願公開筒2 37,966号公報に記載の方法で製造されたものを用いた。
rhbFGFムティンC523は、形質転換体Escherichia col i MM294/pTB762(IFO14613,FERM BP−1645 )を用いて、5anoら、バイオフィジカルバイオケミカルリサーチコミュニケ ーション(Biophys、 Biochem、Res、 Commun、)  !51.701(+988)、ヨーロッパ特許出願公開筒281,822号公報 に記載の方法で製造されたものを用いた。上記E、 coli MM294/p TB762は1987年5月27日からIFOに受託番号IFO14613とし て寄託されており、また本形質転換体はFRIに1987年6月11日から受託 番号FERM P−9409として寄託され、該寄託はブダペスト条約に基づく 寄託に切り換えられて、受託番号FERM BP−+645としてFRIに保管 されている。
参考例1で得られた形質転換体Escherichia coli MM294 (DE3)/LysS。
pTB762ハ平成元年(1989年)9月12日力らIFO4:受託番%IF 014936トして寄託されている。さらにこの細胞は、平成元年(1989年 )9月208からFRIに受託番号FERM BP−2599として寄託されて いる。
次の実施例は本発明を、好まし〈実施されるものについて具体的に示したもので ある。この実施例は例示に過ぎず、本発明がこれらの限定されることはない。
1上■ 参考例1 組換え型ヒトaFGFの調製ヒトaFGFを、バイオテクノロジー( Biocechnology) 5.960(1987) :ジャーナルオブバ イオロジカルケミストリー(Journal of Biologlcal C hemistry 263. +6471(1988)、およびIc5Uシヨー ト レポート(ICUS 5hort Report) volume 8 、 アドバ〉シズインジーンテクノロジー(Advances in Gene T echnology);プロティンエンジニアリングアンドプロダクション(P rotein Engineerirrg and Production)、 ブロシージングスオブザ1988マイアミバイオ/テクノロジーウィンターシン ポジウム(Proceedings of the 1988 Miami B io/Technol。
gy Winter Symposium)、 IRL Press、page  110.に記載の方法を参考にして、次に示す方法により製造した。
(a) プラスミドの 化学合成されたヒトaFGFのDNA (第1図)をpLlc18 [メソツズ インエンザイモロジー(Methods ir+ Enzymology) 1 01.2O−78(1983)]に組み込んだプラスミドpTB917をBsp M lで切断し、large fragmentの反応によりこの部位を平滑末 端にしだ後BamHIで消化して0.45kbのDNA断片を調製した。
ヘクターDNAにはT7フアージのφ10プロモーターを保持するpET 3  c (Studier、F、W、らジャーナルオブモレキュラーバイオロジー( J、Mol、Biol、) +89:113−+30(1986))を用い、p ET3cをNderで切断し、large fragmentで平滑末端としだ 後T4DNAリガーゼによりNcolリンカ−5″−CCATGG−3’ を結 合させた。
このプラスミドをNcofで切断し、その部位をDNAポリメラーゼlarge  fra、gmer+tにより平滑化した後BamHIで切断して310の配列 を除き、そこに先の0.45kb blunt Bs pMI−BamHI断片 をT4DNAリガーゼを用いて組み込んでpTB975を得た(第2図)次に大 腸菌MM294株にT7フアージのRNAポリメラーゼ遺伝子を組み込んだλフ ァージD E 3 (Studier、F、W、らジャーナルオブモレキュラー バイオロジー(J、Mo1.Biol、)±:113−130(1986))を 溶原化させ、さらにT7フアージのリゾチーム遺伝子をもつプラスミドpL y  s S (Studier、F、W、らジャーナルオブモレキュラーバイオロ ジ−(J、Mol、Biol、) 189:113−130(1986))を導 入し、大腸菌MM294(DE3)/pLysS株を作製した。この大腸菌株に pTB975を導入し大腸菌MM294(DE3)/pLysS、pTB975  (IFO14936、FERM BP−2599)をつくった。
この菌を35μg / m Qアンピシリン、l(Jttg/mt2グロラムフ ェニコールを含む培地で37℃で培養し、濁度がKlett 170になったと きイソプロピルβ−Dチオガラクトシド(f PTG)を最終濃度が0.5mM になるように加え更に3時間培養を継続した。菌体を遠心により集め、水冷した PBSで洗った後、再集菌し使用時まで一20’Cに保存した。
(c)旦]旦履凪鏝1k l 1iter培養から集めた菌体をloomQの水冷10mM Tris − HCn(pH7,4)、 lomM EDTA、 0.6M N a CQ 、  10%シヨ糖、 0.25mM PMSFに懸濁し、卵白リゾチームを0.5 ■/ m Qとなるよう添加した。1時間水中に放置後37℃で5分間インキュ ベートし、水冷下で超音波処理(20秒間、2回)を行ない、遠心(SORVA LL、 18Krpm、 30分、4℃)して上清を得た。この上清を200m  Qの氷冷20mM Tris −HCQ (pf(7,4)、1 mM ED TAと混和し、20mM Tris−HCQ(p)l 7.4)、l mMED TA、 0,2M N a CQで平衡化したヘパリンセファロースカラム(径 2.5X4cm)にかけた。カラムを150m Q、の20mM Tris − HCQ (pH7,4)、]、 mM EDTA、 0,5M N a CQで 洗った後、20mM Tris−HCQ(pH7,4)、l mM EDTA、  1.5M NaCnで蛋白を溶出した。溶出液を6mQ毎に分画し、OD、、 、をモニターして2番目のピーク画分(8〜11番、計24rrl)を集めた( 第3図)。この画分22m12に対して等量の20mM Tris−HCQ ( pH7,4)、1 mM EDTA、 2M (NH、)、S04を混和し、2 0mM Tris−HCQ (pH7,4)、1 mM EDTA。
1M (NH,)、So、で平衡化したフェニルセファロースカラム(径2゜5 M8cm)にかけた(流速 0.5m Q 7分)。20mαの同じ緩衝液でカ ラムを洗った後、IMからOMの硫酸アンモニウム直線的′a度勾配(流速 0 .5mQ/分、勾配時間200分)をかけ、溶出された画分40−55を集め( 第4図)、精製ヒトaFGFとした。
(d)fi皿C4H己LC 精製ヒトaFGF 1. 、2 mg / m Q溶液を0.25mQの0.1 %トリフルオロ酢酸(TFA)、!=混合し、逆相C4カラム(VYDAC)  iニアブライし、0,1%TFA存在下に0%がら90%アセトニトリルの直線 的濃度勾配をかけ溶出パターンで調べた。流速 1mQ/分、勾配時間60分で 行った(第5図)。
(e)土豊皿ユ ヒトaFGFの活性は佐々田らの方法(Sasadaら、モレキュラーセルオブ バイオロジ−(Mo1. Ce1l Biol、) 8 :588−594(1 988))に従い、マウスBALB/c3T3細胞(ATCCNo、CRL65 87)のDNA合成誘起をビH]チミジンの取り込みを指標として測定した。検 体添加時、必要に応じて培地中および検体中にヘパリン(SIGMA Grad e I )溶液を混合した。
参考例2 (a)ヒトbFGFムティン発現用プラスミドp T B 1000の構築特開 平2−193号公報(E P−281,822に対応)記載のプラスミドpTB 762(大腸菌MM294(DE3)/Lys、pTB672 (IFo 14 936、FERM BP−2599) から得られ6] を制限酵素EcoR1 −BamHrで切断し、ヒトbFGFムティンC323のコード領域を含む0. 38kb DNA断片を得た。また、特開昭62−175182号(E P − 225,701+、:対応)公報記載のプラスミドpTB503をC1al−E coRIで切断し、マウス白血病ウィルス(MuLV)LTR領域、S V40 由来プロモーターおよびスプライス領域、およびヒトインターロイキン−2(I L−2)リーダー配列を含む1.7kbDN、A断片を得た。さらに、特開平2 −193号(E P−281,822に対応)公報記載のプラスミドp T B 675をC1a、l−Bam1(+で切断し、ヒトbFGFのC末端側のコード 領域と3′非翻訳領域およびプラスミドp B R322由来アンピシリン耐性 遺伝子および大腸菌における複製開始点を含む3.4kbDNA断片を得た。こ れら3種のDNA断片をT4 DNAリガーゼを用いて直結し、プラスミドp  T B 1000を得た(第13図)。
(b)マウスBA、LB/c3T3細胞[T、Kakunagaら、サイエンス (Science)、209. 505−507 (1980) ]のトトラン スフオーム細胞ンとトランスフオーム細胞の樹立マウスBALB/c3T3クロ ーンA31細胞を10%0%仔牛血清むD hi E M培地[Dulbecc oら、ヴイロロジー(Virology)、 8 、 396(1959)]で 直径6cmの組織培養用ディツシュに播種した。翌日、同培地で培地交換し、4 時間後に、リン酸カルシウム法[Grahamら、ヴイロロジ−(Virolo gy) 52,456(1973月により、上記(1)で得たプラスミドpTB looo DNA 10μgまたは1μgをトランスフェクトした。トランスフ ェクション後は、5%仔牛血清を含むDMEM培地で培養を続けた。約3週間後 、生成したフォーカス(フォーで培養し、さらにリミテイングダイリューション 法によりクローン化した。得られたトランスフオーム細胞クローン3株(K10 0O−F 1.。
K100O−F2. K100O−F3)について、培養液および細胞抽出液中 のFGF活性を静止状態のA3+細胞に対するDNA合成促進作用とじて測定し た結果を表に示した。
細胞 FGF活性(ngFGF当量/ディツシュ)培養液 細胞抽出液 K100O−Fl O,098,6 K100O−F2 0.16 11.3K100O−F3 0.09 4,5 A3+ <0.05 <0.2 これらのトランスフオーム細胞は、いずれも悪性化細胞腺の形態を示し、軟寒天 培地中でコロニーを形成した。
実施例1 (免疫) BALB/cマウス(♀8週令)に対し、フロイント完全アジュバント(Dif co社製)に溶解させた50μgの抗原ヒトrhbFGFムティンC323(ヒ トbFGF中70位および88位のCysがSerで置換されているムティン) を腹腔に注射した。2週間後に、フロイント完全アジュバント0.4mΩにとが した50μgの抗原rhbFGFムティンC323を腹腔に再投与した。さらに 2週間後にフロインド不完全アジュバント0.4m Qにとかした50μgの抗 原rhbFGFムティンC523の追加免疫を行い、その2週間後に生理食塩水 に溶かした50μgのヒトrbFGFムティンC523をマウス尾静脈内に接種 した。
実施例2 (1)細胞融合 実施例1で示した免疫マウスより、抗原最終投与の3日後牌臓を摘出し、細胞融 合に用いる細胞を得た。この細胞は、イスコツ培地とハムF−12培地をl:1 の比率で混合した培地(以下IH培地と略す)に懸濁した。
マウス骨髄腫様細胞5P210−A、G14(ATCCNo、 CRL 158 i)は、10%ウシ胎児血清を含むDMEM培地で5%炭酸ガス、95%空気の 条件で継代培養した。
細胞融合は、ケーラーおよびミルスタインらが確立した方法[ケーラー、G、お よびミルスタイン、C1:ネイチャ−(Nature) 256.495(19 75)]に準じて行った。上記ミエローマ細胞2×10“個と上述した方法で得 られた免疫されたリンパ球1.5XIO“個を混合、遠沈し、1mαの+H培地 に溶解した45%ポリエチレングリコール6000 (以下PEG 6000) を滴下した。PEG6000溶液は、予め37℃に温め、ゆっくりと1分間かけ て滴下した。
次にIH培地lIl!氾を1分間、1mQを1分間、8mffを3分間かけて滴 下した。その後室温で1,000回転5分遠心し上清を除去した。この細胞沈殿 物を20%仔牛血清を含む1)(培地30mαに懸濁し、96穴マイグロブレー ト (ヌツク社)に100μαずつ植えつけた。1日後、HAT (ヒボキサン チンIX]、O−判、アミノプテリン4XIO−’M、チミジン1,6XlO− ’M)を含んだ11(培地(20%仔牛血清含有)(以下HAT培地と称する。
)を各ウェルに100μαずつ添加し、さらに3日おきに、培地の1/2量をH AT培地と交換した。このようにして生育した細胞は雑種細胞である。
(2)抗体産生細胞の検索 200ng/mQのrhbFGFムティンC523を含む固定緩衝液(0,1, M炭酸水素ナトリウム(PH9,6)、0.02%アジ化ナトリウム)をポリス チレン製96六マイクロプレート(ヌツク社)にlOOμQ/穴加えた。2時間 後、洗浄液<0.05%トウィーン20、生理的リン酸緩衝液)で洗った後、培 養上清50μQと希釈用緩衝液[0,05M hリス・塩酸(Pl]8.01. 1mM塩化マグネシウム、0.15M塩化ナトリウム、0.05%トウィーン2 0.0.02%アジ化ナトリウム、0.3%ゼラチン)]50μαを混合した溶 液100μαをマイクロプレートに加えた62時間後培養上清を洗浄液で洗った 後、2次抗体としてアルカリフォスファターゼ標識抗マウスIgGヤギ抗体(バ イオラッド社)を加えた。2時間後2次抗体を洗浄液で洗った後、反応基質を加 えた呈色反応を行った(ELISA法)。この方法により4つのウェルにrhb FGFムティンC323結合活性が認められた。
(3) bFGF免疫的中和抗体産生細胞の検索ヒト謄帯静脈血管内皮細胞を2 .5%牛脂児血清を含むGIT培養液〔和光純薬工業株式会社より購入可。動物 細胞培養用の哺乳動物血清由来の組成物。補乳動物血清を汚染微生物の不活化工 程および塩析/脱塩工程を含む精製処理に付すことによって製造される。米国特 許第4゜654.304号参照〕に懸濁し、96穴マイグロブレートに2.00 0個/穴で100μΩ播種した。翌日種々の濃度のハイブリドーマ培養上清、4 mg/mQrhbFGF、2.5%牛脂児血清を含むGIT培養液1.o0μQ 、/穴添加し3日間37℃、5%CO1,7%0.下で培養した。3日後培養液 を除去した後1 mg 7m(ITT (4,,5ジメチル2チアゾリル) − 2,5−ジフェニル−2Hテトラゾリウムブロマイド)を含む2.5%牛脂児血 清を含むGIT培養液[00μQ/穴加えた。4時間、37℃、5%CO,,7 %O1下で培養した後、1m%Sodium Doclecyl 5ulfac e (SDS)を100μQ/穴加えた。
4時間後、OD590nmの吸光度を96穴用分光光度計(タイターチック社) で測定した(MTT法)。この方法により1つのウェルに強い中和活性が観察さ れた。
(4)雑種細胞のクローニング このウェル中の細胞を、1ウエルあたり0.5個となるように、予めマウス胸腺 細胞を栄養細胞としてまいておいた96穴マイグロタイタープレートにまき、ク ローニングを行った。その結果、ハイブリドーママウス3H3細胞(IFO50 216,FERM BP−2658)を得た。
クローニングされた細胞は、10%仔牛血清を含む111培地に10%となるよ うジメチルスルホキシド(DMSO)を加え液体窒素内に貯蔵した。
実施例3(モノクローナル抗体の免疫グロブリングラス)実施例2−(3)で得 られた3)]3細胞の培養上清を、マウス抗体サブクラス検出キット(バイオラ ッド社)により各種標品免疫グロブリンと反応させた。その結果を第1表に示す 。
第1表 標品免疫グロブリン 3H3抗体 表中、+は反応陽性を、−は反応陰性を示す。第1表より、3H3細胞培養上清 中の抗体は免疫グロブリンクラスtgc、サブクラスに属する。
実施例4 (培養上清、腹水からのモノクローナル抗体の精製)(])培養上清 からの精製 結合緩衝液(3M塩化ナトリウム、1.5Hグリシン(pH8,7) )で平衡 化したプロティンAカラムに、マウス3113細胞の培養上清と結合緩衝液を1 .1で混合したものを添着した。結合緩衝液で洗った後、溶出緩衝液(0,1M クエン酸(pt(5))で溶出した。溶出液には1Mトリス(pH8゜0)を加 え中性化して生理的リン酸緩衝液中で透析した。
標品のIgG11定量は実施例2(2)の方法に従って以下の様に行った。
濃度のわかっているマウスIgG、および、3)13抗体を様々な希釈倍率で固 定緩衝液でポリスチレン製96六マイクロプレートに固定した。2時間後、アル カリフォスファターゼ標識抗マウスIgGヤギ抗体(バイオラッド社)を加えた 。2時間後反応基質を加えた呈色反応を行った(El□ISA法)。濃度のわか っているマウスIgG、について定量曲線を画き、それに対して標品のIgG量 を定量した。これにより3H3抗体60μg/riQの溶液を調製した。
この精製したモノクローナル抗体について、実施例2(2)の方法により測定し たrhbFGFムティンC523に対する抗体価の結果について第6図に示す。
1μg/mQのウサギ抗bFGFポリクローナル抗体を固定し、rhbFGFム ティンC323を添加した後1μg/mQの3H3抗体を添加し、lμg/II IQのアルカリフォスファターゼ標識抗マウスIgGヤギ抗体を添加した。
この方法により、3mg/mαまでのrhbFGFムティンC523の検出が可 能である。さらに腹水からのモノクローナル抗体の精製を行った。
(2)腹水からの精製 マウス3H3細胞株を、マウス(Balb/c)にて腹水化した。腹水からのI gGの精製は、常法に従った。すなわち、腹水5mQを45%飽和の硫酸アンモ ニウムにて塩析し、沈澱を0.15M NaC1を含むホウ酸緩衝液(BBS、  p)18.5)に溶解し、BBSに対して4℃で20時間透析した。
これを、DE−50(英国、Whalan社製、lX60cm)カラムに付し、 0゜1間リン酸緩衝液(pH8,0)中のNaC1111度をO,IMから0. 35MGこ直線的に変化させる濃度勾配溶出法により、腹水5IIIQからモノ クローナル抗体3H3抗体を7■得た。
実施例5(抗原認識部位の決定) 実施例4において抗体結合価を測定した3H3抗体の抗原認識部位を競合的結合 阻害実験により検討した。競合物として、ヒトaFGF、ヒトbFGF、 rh bFGFムティンC323、合成ペプチドPapl:Pro−Ala−Leu− Pro−Glu−Asp−Gly−Gly−3er−Tyr(ヒトbFGFのN 末アミノ酸2−10のC末端にTyrを付加したもの、レギュレートリイベプチ ズ(Regulatory Pept、1des)、 IQ、 309−317 (1985)) 、Pep 2:Leu−Pro−Met−3er−Ala−L ys−3er (アミノ酸+41−147に相当)(ヨーロッパ特許出願公開第 288,687号公報参照)、およびヘパリンナトリウムを用いた。合成ペプチ ドおよびヘパリンナトリウム、ヒトaFGF、 rhbFGF、 rhbFGF ムティンC523は、Loop、 g 7m Qの濃度に調製し、実施例2(2 )の希釈用緩衝液で希釈を行った。
合成ペプチドおよびヘパリンナトリウム、ヒトaFGF、 rhbFGF、 r hbFGFムティンC523を用いる場合、loOng/mQの3H3抗体と競 合物を懸濁し、37℃、60分間保温した。これらの液中に含まれる未結合の抗 体量を実施例2(2)に示すEIA法によって測定した。これらの結果について 第2表にまとめる。
第 2 表 31(3抗体 ヘパリンナトリウム − 第2表中“十″は競合阻害のあったもの、′−”はなかったものを示す。これら の結果より、3I(3抗体の抗原認識部位は、ヘパリン結合部位以外のヒトbF GF分子のアミノ酸10番目から141番目のペプチドとヒトbFGF受容体に 対するヒトb F G Fの結合部位またはその近傍の領域と考えられる。
実施例6 免疫的中和作用の検討 実施例4の方法で精製した3H3抗体を実施例2(3)のMTT法により、rh bFGFに対するヒトbFGF免疫的中和活性を検討した(第7図)。
すなわち、ヒト血管内皮(HUVE)細胞のbFGF2ng/+aΩ存在下での 3日間の増殖で測定した。bFGF存在下、モノクローナル抗体非存在下でのO D−590nm値を100%としてモノクローナル抗体を添加した場合の吸光度 で増殖阻害効果を示す。−・−は、3H3抗体、−m=は正常マウスIgGを示 す。また44%のラインはbFGF無添加時の細胞数を示す。31(3抗体を添 加した場合、50n g 7m Q、でbFGF非存在非存組下数まで、HUV E細胞の増殖を阻害した。正常マウスIgGは、増殖阻害効果を示さなかった。
さらに測定方法を変更してHUVE細胞の増殖阻害効果を検討した。すなわちH UVE細胞を24穴リンプロプレートに1.XIo’個/穴で播種(培養条件は 実施例2(3)に同じ)し、翌日bFGF2ng/mQ、および3H3抗体を添 加、3日間、5日間培養した場合の細胞数をコールタ−カウンター(Coult er Elecr、ronics、 Inc、 )を用いて測定した(第8図A 、B、Aは3日間培養した場合、Bは5日間培養した場合)。bFGF添加、3 H3抗体無添加時の細胞数を100%として3H3抗体添加時の細胞数を百分率 で示した。(A) (B)いずれにおいても−・−はbFGF 2 n g / mα存在下での、−m=はbFGF非存在非存組下1(3抗体の効果を示す。そ の増殖阻害のIC50値(抗体無添加時の細胞増殖を50%阻害する抗体fi) は(A)(B)でそれぞれ13.2.7.6mg/mQであった。またbFGF 非存在非存組下31(3抗体は何の影響も及ぼさなかった。以上より、3I(3 抗体はbFGFの生物活性に対して強い免疫的な中和作用を示すことが判明した 。
実施例7 西洋ワサビペルオキシダーゼ標識化3H3抗体の調製精製3H3抗体(7mg/ mQ)を0.IM NaC1を含むO,1M酢酸緩衝液(pH4゜5)に対して 4℃で20時間透析し、ペプシン(シグマ社製、米国)(0,1■)を加え、3 7℃で8時間消化した。1丁risでpi(を8にして反応を止め、Ult、r ogel AcA44 (IBF社製、フランス)のカラムでO−15MNaC lを含む0.02Mホウ酸緩衝液(pl’、8.0)を溶出液として分離し、F (ab’)、を得た。
これを、1mffに濃縮後、0.閂リン酸緩衝液(pH6,0)に対して4℃で 20時間透析し、0.24メルカプトエチルアミン、5mM EDTA、 0. 1Mリン酸緩衝液(pH6,0) O,1mQ、を加えて、37℃、90分間還 元した。反応液を5ephadex G−25fine (ファルマシア・ファ インケミカル社製、スエーデン)(φlx60cm)で0.2Mメルカプトエチ ルアミン、5mM EDTA、0.1Mリン酸緩衝液(pH6,0)を溶出液と して分離し、Fab’画分を得た。
一方、西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRP) (ベーリンガーマンハイム社製 、西ドイツ)lo■を1.5mMのO,1Mリン酸緩衝液(pf47.0)に溶 がし、N−(γ−マレイミドブチルオキシ)サクシイミド(GMBS) 3.5 ■をN、 N−ジメチルホルムアミド(DMF) tooμCに溶かして加え、 30℃で60分間攪拌後、5ephadex G−25fine (φ1.2X 60cm)で001Mリン酸緩衝液(pt(7,0)を溶出液として分離し、マ レイミド基の導入されたHRPを得た(マレイミド化HRP)。Fab’とマレ イミド化HRPをモル比で1=1になるように混ぜ、4℃で20時間反応した。
反応液を、Ultrogel AcA44のカラムでO,1Mリン酸緩衝液(p )17.0)を溶出液として分離し、酵素標識抗体(3H3−HRP)を得た。
実施例8 抗体感作プレートの調製 MAb12あるいはMAb52とMAb98の等景況合物をO,1M炭酸緩衝液 (pH9゜6)にて+0Mg/mQとなるように希釈し、EIA用イムノプレー ト(マキシソーブ:ヌツク社製、デンマーク)の各ウェルに100μαずつ注入 して4℃で一夜放置して感作させ該抗体をプレートに固定した。0゜+5M N aC1を含む0,01Mリン酸緩衝液(pH7,0)にて洗浄した後、0.1% BSAを含む0.0IMリン酸緩衝液(pH7,0)を各ウェルに注入して用時 まで冷所保存した。
実施例9 ヒトbFGFの測定 (1)検量線の作成 (a)試薬 ■ 実施例7で得られた酵素標識抗体 ■ 実施例8で得た抗体感作マイグロブレート■ リコンビナントヒトbFGF (r h bFGF) O〜50n g 7m (1■ 緩衝液A (0,15 M NaC1を含むpH7,0の0.02Mリン酸緩衝液)緩衝液B(25%ブ ロックエース (乳蛋白質から調製された遮断剤)(大日本製薬) 、0.15 M NaC1を含むpH7,0の0.02Mリン酸緩衝液)■ ペルオキシダー ゼ基質溶液(0,02%過酸化水素と0.15%0−フェニレンジアミンを含む p)15.5のクエン酸ナトリウム緩衝液)酵素反応停止溶液(2N−硫酸) (b)測定 実施例8で得られた抗体感作プレートの各ウェルに、緩衝液Bに溶解させた0、 1〜1000 pg/mlのbFGF溶液100μαを注入し、4℃で24時間 反応させた。各ウェルを緩衝液Aで洗浄後、緩衝液Bで200倍に希釈した酵素 標識抗体溶液+00μQを加えて25℃でさらに2時間反応させた。各ウェルを 緩衝液Aで洗浄し、ペルオキシダーゼ基質溶液を100μQ加え25℃で30分 反応させ、酵素反応停止溶液100μL加えて反応させた後、マイクロプレート 用自動比色計(MTP−32、コロナ社製)を用い、492nmにおける吸光度 を測定した。HbFGFの濃度と吸光度との関係を第9図に示す。第9図におい て、−〇−はMAb12を感作したマイグロブレートを用いた場合、−・−はM Ab52とMAb98の等置屋合物を感作したマイクロプレートを用いた場合の hbFGFの濃度と吸光度との関係をそれぞれ示す。MAb12を感作した場合 20pg/m QのbFGF蛋白質を検量できることが判明した。
(2) bFGFの免疫化学的測定キットおよびbFGFの測定下記のbFGF 免疫化学的測定キットを用い、下記の操作法に従って、被検試料中のbFGF量 を測定した。
(a)試薬 ■ 実施例7で得られた酵素標識抗体(3μ3抗体−HRP)■ 実施例8で得 られた抗体感作マイクロプレート■ リコンビナントヒトbFGF (rhbF GF) O〜50ng/mQ ■ 緩衝液A (0゜15M NaC1を含むpH7,0の0.02Mリン酸緩 衝液)緩衝液B(25%ブロックエース、0.15M NaC1を含むpH7, 0の0.02Mリン酸緩衝液) ■ 0−フェニレンジアミン ■ 上記■の溶解に用いる緩衝′gID (0,02%過酸化水素、0.005 %チメロサールを含むpH5,5の091Mクエン酸緩衝液)■ 酵素反応停止 液(2N−硫酸) (b)測定 緩衝液Bに溶解させたbFGF標準溶液あるいは緩衝液Bで希釈された被検試料 溶液+00μQを、緩衝液Aで洗浄された■の各ウェルに注入し、4℃で24時 間反応させた。各ウェルを緩衝液Aで洗浄後、緩衝液Bで100倍に希釈した試 薬■100μαを加えて、25℃でさらに2時間反応させた。各ウェルを緩衝液 Aで洗浄後、試薬■で溶解した0、15%の試薬■100μαを加えて25℃で 30分反応させた。
各ウェルに試薬■100μαを添加して反応を停止させ、492nmの吸光度を マイクロプレート用自動比色計(MTP−32、コロナ社製)を用いて測定した 。標1111bFGFの検量線を作成し、被検試料で得られた吸光度から、bF GF濃度を得た。
実施例1O HbFGF測定系でのヘパリンの影響 実施例9(1)において、標$HbFGFを希釈する際の緩衝液Bに、0.1. 10.100μg/mQとなるようにヘパリンを加え、以下は実施例4−(1) と同様の方法でHaFGFの測定を行なった場合、第1O図に示すように、ヘパ リンの存在によって標準曲線に大きな変化は見られなかった。
第10図において、第10図−(1)はMAb12を固相化した場合、第10図 −(2)はMAb52とMAb98の等置屋合物を固相化した場合を示している 。さらに、それぞれにおいて、−・−1−〇−1−ム一、−△−は、順次ヘパリ ンの濃度が0.1.10、looμg/mRの場合を示す。
実施例11 HbFGF測定系における、酸変性hbFGFの反応性。
20μQのHbFGF溶液(200μg/+aΩの濃度でhbFGFを、そして 1MNaclを含む20mM トリス塩酸緩衝液pH7,4) 20μQを+8 0μQの1M酢酸緩衝液に加え、25℃でo、l、3.10分間インキュベート した。
これに、400μQの1Mトリスを加えて中和した後、実施例9−(1)の緩衝 液Bにて希釈し、以下実施例9−(+)に従って、各々のインキュベ−1・時間 の場合について、検量線を描いたところ、第11図(1)および(2)に示すよ うになった。第11図において、第11図−(1)はMAb12を固相化した場 合、第11図−(2)はMAb52とMAb98の等置屋合物を固相化した場合 である。また、それぞれにおいて、−〇−1−・−1−△−1−ム−はそれぞれ 、hbFGFをOll、3..10分間pH4で処理した場合である。
第1.1図(1)および(2)よりいずれの測定系においても、pH4で変性さ せたhbFGFは、10分で約1%にまで反応性が落ちており、実施例9の測定 系は、ネイティブのhbFGFのみを測定できる測定系である。
実施例12 各種細胞内bFGFの測定 A375 (ヒトメラノーマ)、A431 (ヒト情事上皮癌)、A349 ( ヒト肺癌)、 5K−)1epl (ヒト肝癌)(いずれもATCC1米国)お よび、ヒト請帯内皮細胞を、2〜5XIO’個をセルスフラッパーにてかきとり 、0.15M NaC1を含むリン酸緩衝生理食塩液(PBS、pH7,2)に て、2回洗浄後、0.61CのPBSを加えて、水冷下、25秒間超音波処理を 行なった。15,000 r。
p、m、で遠沈を行なったあと、その上清中のbFGF′a度を実施例9−(2 )に従ってめた。
その結果を第3表に示す。第3表において、Aは、MAb12を固相化して測定 した場合、BはMAb52と唱b98の等置屋合物を固相化して測定した場合で ある。
第3表 細胞内bFGF量 第3表より、AとBの測定系でbFGFの測定値に大きな差を認めた。これは、 抽出操作中にbFGFのN末端が切断されたり、あるいは、実際に産生されてい るbFGFはN末端が切れたり、マスクされたものであるなどの可能性が考えら れる。
実施例13 K100O腫瘍に対する抗腫瘍効果参考例2で得られたK100O −Fl細胞をB A L B / cヌードマウス心窩部皮下に3XIO@ce 11.s/mouse移植した。移植後3日目より連続5日間、実施例4で得ら れた3μ3抗体および非免疫マウスIgGを尾静脈内に200 μg / mo use / day投与した。移植後経時的に腫瘍径を測定し、腫瘍体積(=0 ゜5×長径×短径″)を算出した。その結果を第12図に示す。
第12図において−・−は無処理対照群、−■−は非免疫マウスIgG投与群、 −ム一は3μ3抗体投与群を表わす。3μ3抗体は、K 1000腫瘍に対して 抗腫瘍効果(移植後144日目おいて無処理対照群の34%腫瘍体積)を示した 。なお、非免疫マウスIgGの抗腫瘍効果は認められなかった。
導入記載された文献 ネイチャー(Nature) 249.123 (1974)バイオフィジカル バイオケミカルリサーチコミュニケーション(Biophys、Res、 Co +u+un、)旦1.701(1,988)ヨーロッパ特許出願公開筒281, 822号公報フェブス レターズ(FEBS Letters)、213.18 9(1987)バイオフィジカルバイオケミカルリサーチコミュニケーション( Biophys、Res、 Commun、)146.470(1987)ヨー ロッパ特許出願公開筒237.966号公報ジャーナル・オブ・イムノロジカル ・メソッド80.55 (1985)ネイチャー(Nature) 256.4 95 (1975)ジャーナル・オブ・アメリカン・メディカル・アソシエーシ ョン(、J、 Am、 Med、 As5oc、)里、 549 (1967) 代謝”、第8巻(1971年)、第696頁ハイブリドーマ 盈、209〜22 1 (1989)ヨーロッパ特許出願公開筒288.687号公報バイオテクノ ロジー(Biotechnology) 5 、960(+987)IC5Uシ ヨート レポート(ICUS 5hort Report) volume 8  。
アドバンシズイン シーンテクノロジー(Advances in GeneT echnology) + プロティンエンジニアリングアンドプロダクション (Protein Engineering and Production) 、プロシージングスオブザ1988マイアミ バイオ/テクノロジーウィンター シンポジウム(Proceedings of the +988 Miami Bio/Technology WinLer Symposi、um)、 p age 110. tRL Pressジャーナルオブモレキュラーバイオロジ ー(J、Mo1.Biol、)里、 +13130(+986) モレキュラーセルオブバイオロジー(Mo1. Ce1l Biol、)盈、  588−594(1988) メソッズインエンザイモロジ−(Methods in Enzymology )」■、2O−78(1983) 特開平2−193号(E P−281,822に対応)公報特開昭62−175 182号(E P−225,70+に対応)公報サイエンス(Science) 、209. 505−507 (1980)ヴイロロジ−(Virology) 、8.396 (1959)ヴイロロジ−(Virology) 52.456  (1973)米国特許明細書簡4,654,304号レギしレートリイ ベプ チズ(Regulatory Peptides)、皿、309−317(+9 85) 図 1 Bsp[ CTCCAGCAACGCGG(:CCACT TCC丁GAGGAT 丁C丁 TCCGGAT GGCACAGTGCATGGGACAAf 130 −.140 150 160 170 180CGACAにG:AGC GACCAGCACA TTCAG:CTGCA ACTCAGTGCII;  GAAAGCGTCG GCGACfTGTA TATAAAGAGT ACCfl;AG:ACT(: GCCAGTACTT  GGCAATGGACACCGACGCGCTTTTAT`CにG 250 260 270 280 290 ・300C丁CACAGACA C CAAATfl:ACG AATCTT丁G丁TCC丁(:GAAAG(: C TGGA(、;AGA ACCAs丁ACAA 310 320 330 ’340 350 360GAfl:CTGCAAA  CCC(:GTCC丁CGGACTCACTA 丁CCCCAGAAA C; CAATCT丁C丁 TTC丁CbCCCT asa1 図2 Barn)II 図3 フラグジョン数 じη4 フラグジヨン数 図5 保持時間(分) 図6 rh bFGF−ムティンC523Xn9/m))図7 図8 (A) bFGF (pg/ウェル) 図10−(1) bFGF Cpg/ウェル) 図1O−(2) bFGF (pg/ウェル) 図 1l−(1) bFGF (pg/ウェル) 准 図13 (1)塩基性線維芽細胞増殖因子(bFGF)蛋白質の生物活性を免疫的に中和 し、高感度にbFGF蛋白質と結合するモノクロ国際調査報告

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)次の性質を有し、塩基性線維芽細胞増殖因子(bFGF)蛋白質の生物活 性を免疫的に中和し、高感度にbFGF蛋白質と結合するモノクローナル抗体: (a)分子量:約140,000〜160,000(b)酸性線維芽細胞増殖因 子と交差反応しない。 (c)免疫グロブリンクラスがIgG1に属する。 (d)rhbFGFムテインCS23(hbFGF中70位および88位のシス テインがセリンで置換されているムテイン)に結合する。 (e)2ng/ml bFGF存在下におけるヒト血管内皮細胞(HUVE)の 増殖を、50ng/ml添加により完全に抑制する。 (f)モノクローナル抗体MoAbl2(固相)とペルオキシダーゼ標識化抗体 を用いたサンドイッチELISA法により、20pg/mlのbFGF蛋白質を 定量できる。
  2. (2)bFGF蛋白質が、アミノ酸配列:【配列があります】 を含むポリペプチドである請求項1記載のモノクローナル抗体。
  3. (3)bFGFの少なくとも一個のシステインがセリンで置換されているムテイ ンで免疫した哺乳動物の脾臓細胞と、同種または異種のリンパ球様細胞とを融合 させて得られるクローン化されたハイブリドーマ。
  4. (4)哺乳動物がマウスである請求項3記載のハイブリドーマ。
  5. (5)リンパ球様細胞がミエローマである請求項3記載のハイブリドーマ。
  6. (6)ムテインが、アミノ酸配列: 【配列があります】 を含むポリペプチドである請求項3記載のハイブリドーマ。
  7. (7)マウス3H3細胞の性質を有する請求項6記載のハイブリドーマ。
  8. (8)bFGFの少なくとも一個のシステインがセリンで置換されているムテイ ンで免疫した哺乳動物の脾臓細胞と、同種または異種のリンパ球様細胞とを細胞 融合し、クローニングすることを特徴とする該脾臓細胞と該リンパ球様細胞とか らなるクローン化されたハイブリドーマの製造法。
  9. (9)哺乳動物がマウスである請求項8記載の製造法。
  10. (10)リンパ球様細胞がミエローマである請求項8記載の製造法。
  11. (11)ムテインが、アミノ酸配列: 【配列があります】 を含むポリペプチドである請求項8記載の製造法。
  12. (12)bFGFの少なくとも一個のシステインがセリンで置換されたムテイン で免疫した哺乳動物の脾臓細胞と、同種または異種のリンパ球様細胞とからなる クローン化されたハイブリドーマを液体培地中または哺乳動物の腹腔内で増殖し 、モノクローナル抗体を生成、蓄積せしめ、これを採取することを特徴とする、 請求項1記載のモノクローナル抗体の製造法。
  13. (13)哺乳動物がマウスである請求項12記載の製造法。
  14. (14)リンパ球様細胞がミエローマである請求項12記載の製造法。
  15. (15)ムテインが、アミノ酸配列: 【配列があります】 を含むポリペプチドである請求項11記載の製造法。
  16. (16)請求項1記載のモノクローナル抗体を用いることを特徴とするbFGF 蛋白質の精製法。
  17. (17)請求項1記載のモノクローナル抗体を用いることを特徴とするbFGF 蛋白質の検出、定量法。
  18. (18)bFGFが、アミノ酸配列: 【配列があります】 を含むポリペプチドである請求項17記載の検出、定量法。
  19. (19)酵素免疫測定法を行なう請求項17記載の検出、定量法。
  20. (20)請求項1記載のモノクローナル抗体を含有するbFGF蛋白質の検出、 定量のための試薬キット。
  21. (21)モノクローナル抗体が請求項3ないし5のいずれかのクローン化された ハイブリドーマによって製造されたものである、請求項20記載の試薬キット。
  22. (22)bFGF蛋白質がbFGFの少なくとも一個のシステインがセリンで置 換されているムテインである、請求項21記載の試薬キット。
  23. (23)酵素標識免疫吸着測定法(ELISA)において使用される、請求項2 1記載の試薬キット。
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