JPH05502857A - アミノ酸をベースにした抗炎症剤を含む炭化フッ素乳剤および緩衝剤系 - Google Patents

アミノ酸をベースにした抗炎症剤を含む炭化フッ素乳剤および緩衝剤系

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 アミノ酸をベースにした抗炎症薬剤を含む炭化フッ素乳剤および緩衝剤系 発明の分野 この発明は乳剤の治療上の効果を高めるかまたはその安定性を促進する、アミノ 酸に関連する薬剤からなる炭化フッ素乳剤の組成に関する。特に、この発明は抗 炎症薬剤として、イミダゾールを含む化合物の使用および、緩衝剤として、ヒス チジン、イミダゾールおよびイミダゾリルを含む化合物の使用に関する。この発 明はまた選択されたpHの範囲内で、酸および塩基を中和する規定された能力を 有し、薬理学的薬剤において用いられる、特に炭化フッ素乳剤のような薬剤にお いて用いられる、緩衝剤の選択に関し、そこにおいては貯蔵または運搬時に起こ る内因性のプロセ′スが酸を発生する。 発明の背景 イミダゾールおよびイミダゾイルを含む化合物は薬学的調合物において有用にな る特性を有し、たとえばイミダゾールは、生理学上のストレスから起こり、プロ スタグランジン最終生成物によって媒介される炎症および組織の損傷を緩和する 、治療上の効果を及ぼす薬剤の1つである。 生理学上のストレスは炎症反応を起こし、増大したプロスタグランジン合成を伴 う。不活性粒子、バクテリアおよびウィルスの食作用は炎症性のホルモンおよび プロスタグランジンの開放を誘導する。減少した酸素圧力、中断された血液の流 れまたは感染によって誘発されたストレスはしばしばアラキドン酸からの、トロ ンボキサンを含むプロスタグランジンの増大した合成を伴う。この合成は主にマ クロファージにおいて起こるが、シクロオキシゲナーゼ酵素によって、遊離アラ キドン酸を脂環式エンドペルオキシド・プロスタグランジン中間体、PGE2、 に変換することから始まる。PGE2はい(つかの最終生成物プロスタノイドの ための前駆体である。それらは、その生成がプロスタサイクリンシンセターゼに よって触媒されるプロスタサイクリン、PGI2、活性プロスタグランジン P GF2a、PGE2およびPGD、およびその生成がトロンボキサンシンセター ゼによって触媒されるトロンボキサン、TxA2である。イミダゾールはトロン ボキサンシンセターゼを抑制しかつTxA2の合成を妨げ、アスピリン状の化合 物、イブプロフェンおよびインドメタシンのような他の薬剤はシクロオキシゲナ ーゼを抑制し、それによってあらゆるプロスタノイドの合成を妨げる。 このプロスタグランジンの最終生成物はいくつかの様々な効果を有する。それら は痛みのしきい値を変更し、アレルギー性反応の媒介物質と類似の様態で、毛管 の透過性を増すように作用し得る。それらはまた細胞、主にマクロファージおよ び血小板に作用し炎症性反応を媒介する物質を解き放ち、それは好中球、免疫複 合体の析出、浮腫および痛みを伴う組織の浸潤を含む。 PGI2およびTxA2はプロスタノイドの中で最も生物学的に活発であるが反 対の血管作動性および血流力学効果を及ぼす。たとえば、PGI2は効能のある 血管拡張剤および血小板凝集の抑制剤であり、Tx、A2は血管収縮物質および 血小板凝集の力強い誘導物質である。血小板凝集は炎症反応、血栓症および好ま しくない結果になる。たとえば肝臓においては、血栓症は糸球体硬化症、高血圧 および心臓肥大を伴う。選択的にトロンボキサンシンセターゼを抑制することに よって、イミダゾールはP、GH2をTxA2からPGI2に変えることを回避 し、生理学上有用な効果を先出しかつ組織の損害を減らす。 この効果は肝臓においてよく表されており、炎症に関連−する組織の場傷1よ血 管拡張からくる糸球体ウプセルの破壊からなり、繊維状の材料の析出を伴う。ジ プサー Ro(Zipser R,)その他による、「循環1.If−チJ“( Circulation Re5eanch’)47(2)、231−237. (1980)は腎臓静脈挾搾の条件の下で、ex vivoにおいて悪化したプ ロスタグランジンおよびトロンボキサン生成は腎臓を潅流させ、それはイミダゾ ールによる前温装置によって抑制令れ得ることをシボキサンA2シンセターゼ抑 制剤、1−ベルジルイミダを研究している。この薬剤は糸球体腎炎の進行を遅ら せ、処置されている動物の組織においては、血小板凝集およびフィブリン析出が 減少する。オケガ?T、その他、「薬理学および実験治療学ジャーナルJ 22 5 (1): 213−218.、(1983)は、内意性のショックにおいて 、浮腫および痛みを含む炎症性の反応を変さる、アラキドン酸代謝生成物を合成 する。シルマー W (S、c h i rmer W)その他による、「現在 の手術J (”Current Surgere”)、3月−4月、1987. 102−105頁に述べられた、激しい腹腔敗血症のモデル系における、イミダ ゾール、インドメタシンおよびイブプロフェンによる炎症抑制のダ果についての 比較竹究は、トロンボキサンA2の形成のみ牽抑制するイミダゾールは、あらゆ るプロスタグランジンの形成を抑制するように働く他の2つの薬剤よりも弄り長 い期間内毒性のシ・・りi防<テめにその活動を保持することを示している。 しば存在する、脂肪酸に保護的な効果をもつように見える。 多くの医学的に有用な薬剤は、水系に拡散した輝水性相からなる乳剤の形で非経 9的に用いられる。乳化薬剤は一般に、その両親媒性な性質のために、両相に対 し、て一定した関係を1形成することが可能なリン脂質である。リン脂質はグリ 、七ロールグループからなり、脂肪酸がエステル結合によってそこに付着する。 また、乳化は他のタイプの脂質からなってもよく、そのい(つかはまた脂肪酸を 含む。 非経口的乳剤は脂肪酸を含むリン脂質のような乳化薬剤を有するとき、緩衝にお いてとくに難しい問題を提示する。 リン脂質および脂肪酸を有する他の分子は貯蔵においてまたは使用において、乳 剤に組込まれた後酸性の物質を生成するかもしれない。酸性の物質は、遊離脂肪 酸および、グリセロールとリン脂質の脂肪酸成分とのエステル結合の加水分解か ら、またはその二重結合の部位における不飽和脂肪酸の酸化の結果からなる類似 の遊離脂肪酸のいずれかから生成されるリソホスファチド種であってもよい。ヒ スチジンは、構造的にそれと関連のあるアミノ酸、トリプトファンおよび硫黄を 含むメチオニンとともに、いくつかの蛋白質が、光合成プロセスおよびそれ自身 の酸化分解を妨げるこの手段によって生成されたシングレット酸素を消すことが できる原因のように見える。物理的クエンチングの速度は遊離アミノ酸と、蛋白 質構造に組込まれたそれらとでは同じである。(マテソン R,(Mathes on R。 )その他、 「光化学および光生物学」21・165−171(1975)。酸 の生成および炭化フッ素乳剤におけるpHの減少に繋がる、リン脂質脂肪酸(ま たは遊離脂肪酸)の酸化劣化を防ぐことにおいて、ヒスチジンはおそらく同じよ うに有効であるであろう。 胃の例外を除いて肉体におけるpH範囲は腎臓および呼吸器系において主に発生 する化学交換を通じて、組織に対しては約6.4から7.5そして細胞外液に対 しては7゜35と7.45の間で保たれる。大部分の生理学上プロセスおよび生 物化学反応は比較的狭いpHの限度内で発生する。生理学上のpHにおける酵素 の反応の速度についてはほとんど知られていない。生理学上のpHの制約はある 酵素反応の速度に対する最適pH範囲を与え、かつそのpHがそれに対しては最 適でない速度にたいする制御機構として働き得る。 ′ しかしながら、いくつかの組織および器官におけるプロセスはpHのわずか な変化に敏感であることが明らかである。酸の環境が心臓に及ぼす影響がその例 である。動脈血のpHが下がるに従って、冠状血管が膨張して血液の流れおよび 心筋に対する酸素供給を増加させ、臨界的に低いpHにおいては、心筋の収縮性 が急に激しく減少する。犬においては、致死pHは6.0であり、その点におい ては極端な心弛緩において心臓の停止が起こる。この影響は酸のアニオン種の性 質とは無関係である。別の例は代謝アルカローシスにおいて起こるような効果で あり、血液のpHの上昇は細胞外の液体を細胞内に移動させ、組織の浮腫を引起 こす。 それゆえ、非経口的に体に導入された物質、特に循環に配置された物質、最も決 定的には心臓循環に置かれた物質は、生化学の平衡を乱さないように、生理学上 のpHに緩衝される。さらに重要なことは、こられの物質を緩衝するために用い られる薬剤は生理学上無害であることである。 天然の生理学上緩衝薬剤は主に炭酸塩およびリン酸塩イオン、およびアミノ酸で ある。血液において、緩衝剤NaHCO3/H2CO3、構成成分である血液蛋 白質ヘモグロビン、オキシヘモグロビン、アルブミンおよびグロブリンおよびN  a2 HP O4/ N a R2P 04はpH変化を食い止める。蛋白質 はpHに基づいて、緩衝剤として作用するグループを含んでもよく、これらは一 般にグルタミン酸およびアスパラギン酸のカルボキシルグループおよびリジンの アミノグループ、アルギニンのグアニドグループおよびヒスチジンのイミダゾリ ルグループである。 天然の緩衝能力のために、炭酸およびリン酸塩は静脈内の溶液における緩衝剤と して一般に用いられる。高度に緩衝された溶液においてより重要になっている、 これらの緩衝剤に関する困難は、炭酸およびリン酸イオンが、マグネシウムおよ びカルシウムのような二価陽イオンにとけない沈殿物を形成することである。こ れは2つの望ましくない影響を有する。まず、陽イオンの濃度が減少し、かつM g゛依存酵素反応および(ue4依存筋肉収縮のような重要な代謝プロセスを妨 げることである。2番目に、形成された不溶性沈殿物は狭い血管を通る血液の流 れを塞ぎ、かつ脳室のような腔に溶液が導入されるとき形成される沈殿物は膜輸 送とインターフェイスする内部膜表面上に層を析出可能である。 アミノ酸はこれらの望ましくない作用のいずれも有さずかつそれに加えて代謝可 能な栄養物質であるので、薬学上の応用において緩衝剤として有利に用いられ得 る。 ヒスチジンは高代謝活動が行なわれる筋肉のような組織において天然の緩衝剤と して作用するように見える。使用された筋肉における急速なATPの製造に必要 な嫌気性解糖のプロセスは、高められた乳酸塩、プロトン蓄積およびpHの低下 と関連する。アベ Hその他によるrAm、J。 Phys io L、J 249 :R449−R454(1985)はヒスチ ジンおよびヒスチジンを含むジペプチドは高位の活動パターンを有するマカジキ のような魚の骨格筋における主な緩衝剤であり、かつヒスチジンが緩衝した組織 は活動的でない魚からの対応する組織に比べてより高い緩衝能力を有することを 見出だした。人間についての平行した研究において、パークハウス(Parkh ouse) ・W、S、その他による。rJ、Appl、Physiol。 J 58 (1):14−17 (1985)は、高度に緊張した優れた走行能 力を有する運動選手から取った筋肉の組織の針による生検においてより高い緩衝 能力およびより高いレベルのヒスチジン関連のペプチドを見つけた。 ヒスチジンは貧血期間が起こる手術上の処置、および移植処置の間に、心臓や腎 臓のような器官を保持するために用いられる心停止性溶液のための緩衝剤として 用いられてきた。米国特許番号4,415,556のプレッシュナイザ−(Br etschneider)。これらの溶液の組成は、心筋の収縮性を保ちかつ浮 腫を防ぐのに好ましい血液および電解質内に普通見られる物質を含むように実験 的に決められてきた。ヒスチジンの中身は、溶液が、pH。 および相対的な手による滴定によって決められるような心臓組織のpH緩衝能力 を与えるように調節される。(フレッシュ(Kresh)、J、Y、その他によ る。「胸管および心臓血管手術のジャーナル」 (“Thoractcand  Cardiovascular Surgery)、93 (2)+309−3 11 (1987))緩衝脂質含有乳剤の1つの問題は、予測不可能な範囲で起 こる酸発生酸化プロセスが、溶液の緩衝能力を越えるかもしれずかつpHを受入 れ不可能なほど低いレベルに落とすかもしれないことである。 この問題に対する1つのアプローチは、乳剤を準備し、十分な水酸化ナトリウム または他の無機塩基剤を調合に加え酸発生の度合を予測するのに十分なだけ高い 初期pHを得ることであった。しかしながら、この保護方法は、すなわち高い調 合pHは実際には脂質の劣化を促進しかつ解決しようと意図した問題を悪化させ る可能性がある。 脂質含有乳剤における予期されるプロトン発生量を予測可能であると仮定しても 、乳剤の必要とされる干渉能力を十分正確に与え、この方法を用いて、許容し得 る範囲内でそのpHの安定性を確かにすることは依然不可能であろう。 主な困難な点は、多塩基酸または塩基の滴定曲線のための理論上の数学式はなく それゆえこれらの物質の緩衝能力を正確に計算する方法がないことである。緩衝 能力を計算する現在の方法はヘンダーソンーハッセルバルフ(Henderso n−Hasse 1bach)式の使用に依存する。この式は、 一口詔77−− pH=pKa+log [HAc] であり、弱酸または塩基の単一イオン可能グループのためのイオン化定数にpH を関連付ける。緩衝能力は、pHの変化に対応するlog Ac−/HAc項の 変化を計算することによって、弱酸グループに対して決定可能である。 この方法の欠点の1つは、各イオン化可能グループの緩衝能力は別々に計算され なければならず、これらのグループ間の相互作用は無視されなければならないの で、多塩基緩衝剤または異なるpKa’sを有する緩衝剤の混合物の緩衝能力の 近似値が与えられるにすぎないということである。 pHa ’sがまったく異なるときは、誤差は無視できるほどである(しかし0 ではない)、シかしそれらが近い値の場合は、誤推定は重大である。 pKは、弱酸または塩基が50%塩に変換される点のpHのことであり、かつこ の点において、その緩衝能力、すなわちpHにおける単位変化ごとに中和できる H“またはOH−イオンの量が最大になる。ヒスチジンは生理学上のpH範囲の 中心近くで、約6.83のpKを有する窒素部位を有するイミダゾール環を含む ので、非経口的に用いられるには最も効果・的なアミノ酸緩衝剤の1つである。 窒素部位におけるpKが約6.99である、イミダゾールそのものもまた緩衝剤 として作用する。 手作業による滴定の試験的エラープロセスによって、必要とされ名緩衝能力を与 えるための最適薬剤の決定は長ったらしくかつ費用が掛り、特にアミノ酸の組合 せが用いられるときに困難である。 。 さらに、乳剤に必要とされる緩衝能力を正確に決定するには、現在の、リン脂質 種のイオン化可能グループの影響を考慮しなければならない。これらのグループ の影響は、大部分の種にとっ□ては、1−2および10=13のpKa゛Sを有 する中間状態においては無視し得るものであるが、その影響はまた0ではない。 、これらの影響は手作業では決定できない、なぜなら酸または塩基を有する緩衝 剤の滴定は脂質成分を加水分解し、妨害酸または塩基を発生するからである。  ・ 。 乳剤は、単純に余分なアミノ酸緩衝剤を加えることによっては適切に緩衝され得 ない、なぜならあらゆる投与された非経口薬剤は等張でなければならないという 制約が乳剤に追加可能なアミノ酸の量を限定するからである。この理由のために 、乳剤におけるこれらの薬剤の有効な量を正確に決定することか重要である。 ヒスチジンおよびイミダゾリルを含む池の構造のようなアミノ酸は炭化フッ素乳 剤にとって特に適切な緩衝薬剤のように思われる。さらに、イミダゾールの抗炎 症特性およびヒスチジンの抗酸化特性は、炭化フッ素の調合物に組込まれるとき さらなる利点を与え得る。 ・炭化フッ素乳剤は対比薬剤として脈管内および脈 管外において広く用いられ得る。さらに、炭化フッ素は高濃度の酸素を溶解しそ れらを、局所貧血の治療において、人口血液および酸素輸送薬剤として相応しい ものにする能力を有する。しかしながら、炭化フッ素薬剤の脈管内投与はしばし ば一過性の熱および炎症性反応を伴う。イミダゾール。 イブプロフェンおよびインドメタシンのような薬剤は、これらの乳剤内に存在す るとき、炎症反瑯を和らげる抗熱効果を有する。 以上に述べたすべての理由のために1.ヒスチジンおよびそれを構成するイミダ ゾリルグループのようなアミノ酸は炭化フッ素乳剤にとって適切な緩衝薬剤であ ると同時に特に有効な薬理学的成分であると信じられている。 。 それゆえ、qの発明の目的は有効な治療上の濃度を有するイミダゾールあるいは 関連の薬理学的に活性な薬剤を含む炭化フッ素乳剤のための調合物を与えること である。 ′有効な緩衝剤および酸化防止剤を用いることによって分解が防止さ れる、炭化フッ素乳剤のための調合物を与えることが望ましい。それゆえ、この 発明のさらなる目的は有効な緩衝濃度のアミノ酸、かつ特にヒスチジン、および イミダゾリルグループを含む関連の化合物からなる炭化フッ素のための調合物を 与えることである。 この発明のさらに別の目的は所与のpHの範囲内で、乳剤に、既知の緩衝能力を 与えるアミノ酸を含む、炭化フッ素乳剤の調合物のための緩衝剤を選択する方法 を与えることである。 この発明のさらに別の目的は滅菌プロセスの間かつ見積もられた貯蔵期間の間、 生理学上のpH範囲内で安定である、アミノ酸緩衝炭化フッ素乳剤の調合物を与 えることである。 発明の概要 この発明はイミダゾール、イミダゾールに基づく薬剤またはそれらの組合せであ る、有効な量の治療薬剤を含む炭化フッ素乳剤を与える。この発明はまた酸性( または塩基)物質が内因的に発生するにもかかわらず、貯蔵の間、生理学的pH の範囲内で乳剤を保つよう選択されるアミノ酸緩衝剤を含む炭化フッ素乳剤の調 合物を与えることである。 また、最適なアミノ酸関連の化合物または炭化フッ素乳剤を含む製材における緩 衝剤としC用いられるものの組合せを選択する方法が与えられる。最適化のため の方法は、規定された生理学上のpHの範囲に、緩衝剤の緩衝能力を、そのイオ ン化定数と濃度の両方に関して合わせること、および調合物の潜在的なプロトン 発生(またはプロトン吸収)能力を合わせることを含む。 このように、この発明の1つの目的に従って、体の組織。 器官および腔において用いるための炭化フッ素乳剤が与えられ、それは、水相と 、効果的な量の少なくとも1つの、イミダゾールである〜抗炎症薬剤、イミダゾ リルグループを含む化学的構造を有する薬またはその組合せと゛、効果的な量の 炭化フッ素と、乳化薬剤とを含む。好ましい実施例において、乳剤はまたオリゴ ペプチド、アミノ酸、置換したアミノ酸またはそれらの組合せを含む。他の好ま しい実施例において、抗炎症薬剤はトロンボキサンシンセターゼ。 シクロオキシゲナーゼの抑制剤あるいは両方の酵素の抑制剤である。とくに好ま しい実施例において、治療薬剤はN(7−カルボキシヘプチル)イミダゾール、 4−(2−(1−H−イミダゾール−1−イル)エトキシ)安息香酸(ダシキシ ベン(dazoxiben)あるいはイミダゾ(1,5−α)ピリジン−5−ヘ キサン酸(CGS 13080)である。(以下余白) 炭化フッ素乳剤はさらにアスピリン、インドメタシンあるいはイブプロフィンで ある抗炎症薬剤を含んでもよい。乳剤は組繊に酸素を運ぶことができるものであ り得る。 この発明の別の局面に従うと、敗血症、内意性ショック。 出血性ショックあるいは血液損失、肺動脈高血圧あるいは他の敗血症の合併症、 あるいはたとえば激しい心筋梗塞のための血栓崩壊に続く血栓症のような医学上 の状態を処置する方法が与えられ、それはそのような乳剤を動物の血液の流れに 導入することを含む。他の好ましい実施例においては、この発明の乳剤は動物に 炭化フッ素乳剤を投与するときの熱1食欲不振および不調をやわらげるための方 法において用いられ、その方法は乳剤に、イミダゾールあるいはイミダゾールベ ースのトロンボキサンシンセターゼ抑制子、シクロオキシゲナーゼ抑制子あるい はホスホジェステラーゼ活性因子を含ませるステップからなる。 この発明の他の局面に従うと、体の組織、器官および腔において用いられるため の炭化フッ素乳剤が与えられ、それは連続する水相と、効果的な量の炭化フッ素 化合物と。 効果的な量の乳化薬剤と、かつアミノ酸、オリゴペプチド。 置換されたアミノ酸からなるグループ、アミノ酸側鎖の両性グループおよびそれ らの混合物から選ばれた緩衝剤とを含む。好ましい実施例において、IIi衡剤 はヒスチジン、イミダゾール、イミダゾール環の両性部位を保つ置換ヒスチジン およびイミダゾール化合物、オリゴペプチドを含有するヒスチジンおよびそれら の混合物からなるグループから選ばれる。とくに好ましい実施例において、緩衝 剤はヒスチジンおよびイミダゾールの混合物を含む。乳剤内のイミダゾールの濃 度は好ましくは約0.01モルと0.2モルの間であり、ヒスチジンの濃度は約 0.01モルと0. 2モルの間である。この発明の好ましい実施例において、 炭化フッ素乳剤のpHは緩衝剤によって、約5.3と8.9の間に保たれる。好 ましい実施例において、pHは約7゜3と7.9の間に保たれる。pHは約37 ℃の生理学上の温度あるいは約30℃以下の室温において測定されてもよい。と くに好ましい実施例において、緩衝剤の濃度は5゜3と8.9の間のpHの値で 各pH単位に対し少なくとも20mmoL/Lの緩衝能力を与えるのに十分であ る。この発明の一実施例において、炭化フッ素乳剤は臭素化されたペルフルオロ カーボンを含み、他の実施例においては、炭化フッ素乳剤はペルフルオロカーボ ン水素化物を含む。 好ましい実施例において、炭化フッ素化合物はg%で、約40%から125%重 量/容積(W/V)存在する。とくに好ましい実施例において、炭化フッ素化合 物は約75%w/vから存在する。 他の好ましい実施例において、炭化フッ素は有効な量のリン脂質によって乳化さ れる。代替的に、炭化フッ素調合物の乳化薬剤は非イオン的界面活性剤あるいは フッ素化された界面活性剤であってもよい。好ましい実施例において、炭化フッ 素乳剤はさらに酸化防止剤、ステロイド化合物および浸透性薬剤を含んでもよい 。とくに好ましい実施例において、酸化防止剤はトコフェロールであり、ステロ イドはコレステロールでありかつ浸透性薬剤はポリヒドロキシル化合物である。 この発明はまた、アミノ酸、オリゴペプチド、l!換アミノ酸からなるグループ 、アミノ酸側鎖の両性グループまたはそれらの混合物から、炭化フッ素乳剤のた めの効果的な緩衝剤を選択する方法を含み、それは内因性の化学プロセスによっ て、乳剤の成分から作られる酸または塩基の量を推定することと、乳剤が保たれ るべき許容可能なpH範囲を選択することと、緩衝剤のための許容最大濃度を選 択することと、かつ緩衝剤の濃度か規定された最大許容濃度を下回るとき、前記 内因性化学プロセス時に前記範囲に前記乳剤を保持する能力を有する緩衝剤を選 ぶことを含む。好ましい実施例において、緩衝剤は3つの両性グループを有する 少なくとも1つのアミノ酸を含む。とくに好ましい実施例において、緩衝剤はヒ スチジン、イミダゾール、イミダゾール環の両性部位を保持する置換ヒスチジン およびイミダゾール化合物、オリゴペプチド含有ヒスチジンおよびそれらの混合 物からなるグループから選択される。好ましい実施例において、少な(とも1つ の緩衝薬剤は1−メチル−ヒスチジン、1−メチル−イミダゾール、アンセリン またはカルノシンである。他の好ましい実施例において、緩衝剤はヒスチジンと イミダゾールの混合物である。より好ましい実施例において、イミダゾールの濃 度は約0.01モルと0.2モルの間であり、かつヒスチジンの濃度はまた約0 .01モルと0.2モルの間である。好ましい実施例において、この方法は炭化 フッ素乳剤のpHを約5゜3から8,9の間に保つことができる緩衝剤を選択す る。 他の実施例において、この方法はpHを生理学上許容可能な範囲内に保つことが 可能な緩衝剤を選択する。好ましい実施例において、生理学上の範囲は7.3か ら7.9の間のpHの値にある。この方法は炭化フッ素乳剤のpHをたとえば3 7℃の生理学上の温度あるいは約30℃以下の貯蔵温度において保つことが可能 な緩衝剤を選択することか可能である。とくに好ましい実施例において、この方 法は、少なくとも10%の全潜在的内因性酸(または塩基)が発生するとき、p Hの範囲内で炭化フッ素を保持するのに十分な最大許容値を下回る組成および濃 度の緩衝剤を選択する。最も好ましい実施例において、緩衝剤は選択されたpH の全範囲を通して、各pH単位に対し少なくとも20mmol/Lの緩衝能力を 有する。 図面の簡単な説明 図LAは、pH4,5から8.5のヒスチジンの機能上のグループの滴定曲線を 示す図である。 図IBは4.5から8.5の範囲のpHを越える、16Qme qのヒスチジン の緩衝能力を示す図である。 図2は4.5から8.5のpHの範囲を越える、各々8Qmeqのヒスチジンと イミダゾールの混合物の緩衝能力を示す図である。 図3は4.5から8.5のpH範囲を越える、各々80meqのヒスチジンとメ チルヒスチジンとの混合物の緩衝能力を示す図である。 好ましい実施例の詳細な説明 この発明の調合物は約6から18の炭素原子を有する炭化フッ素、水相および乳 化薬剤からなる炭化フッ素乳剤を含み、乳剤はアミノ酸緩衝剤によって、規定さ れたpHの範囲内に保持される。炭化フッ素は酸素を溶解する能力を有しかつそ れゆえ酸素を体の局所貧血組織に供給する輸送薬剤として有用である。炭化フッ 素の他の物理的特性はまたX線撮影、コンピュータ支援断層撮影法(CATスキ ャン)、超音波検査および磁気共鳴画像診断(MHI)のための対比薬剤として 有用になる。炭化フッ素化合物は油でありかつそれゆえ体液に混ざらない。乳剤 はこれらの物質を容易に拡散可能な形で、体の循環系に導入させることか可能で あり、そこにおい、では炭化フッ素の小滴は両親媒性物質によって覆われる。 これらの乳剤に用いられる炭化フッ素の分子は、リエス。 (Riess)による「人口器官ジャーナルJ (′J。 Ar、tlf ic i a、10rgans” )8 (1): 44−”5 ’6 (1984)に記載されているように、真直ぐまたは技別れした鎖、ある いは環状などのような様々な構造を有してもよい。これらの分子はまたある程度 の不飽和を有してもよくかつ臭素あるいは水素原子を含んでもよく、あるいはま たそれらはアミン誘導体であってもよい。炭化フッ素は約25%から125%重 量/容積(W/V)の範囲の有用な濃度で乳剤内に存在してもよい。全体を通し て用いられたように、重量/容積として規定された濃度は、g/ 100 m  lを表すためにg/mlおよび%重量/容積を表すと理解される。 さまざまな濃度の炭化フッ素を有する乳剤は異なる用途において有用であり、た とえば局所貧血を処置するために対比溶媒として用いられたりあるいは脈管内に 与えられたりまたは体の腔内に与えられたりする。したがって、この発明の有用 な調合物は40%、50%、55%、60%。 75%あるいは80%w/vより大きな範囲の炭化フッ素濃度を宵するものを含 むであろう。好ましい炭化フッ素乳剤の調合物は米国特許a願番号818.69 0;82.846.114.975 ;、、14(L 543 ;および234 ゜193 (D、M、 ロング(L o n、g) 、J r、 )に開示され ており、これらは引例として含まれる。より高い濃度の乳剤は酸素を運搬するか あるいはX線撮影検査のための対比を与えるために脈管内に用いられるとき効率 的な働きをするので望ましい。低濃度の、乳剤は大きな容積の体を画像診断する とき有用であり得る。乳剤炭化フッ素濃度は用いられる乳化薬剤の能力、乳化プ ロセスの能率性および限定活性度によって限定される。 乳化薬剤は陰イオン、陽イオンあるいは非イオンの界面活性剤または化学技術の 分野で既知のそれらの組合せでもよく、あるいはそれらはプルロニック(Plu ronic)F−s s TM、米国特許番号4,073,879のロング(L  o n g)において用いられる、プロピレングリコールとのエチレンオキシ ドの凝縮液のような合成化合物の混合物であってもよい。J、リニス(Ries s)その他による、「血液置換に関する国際シンポジウム、モントリオールJ  (′■nt−I Symposium on Bl。 ad 5abstitutes、Montreol”、1987年5月)におい て記載されているようなフルオロ界面活性剤は特に用いるのに相応しい。乳化薬 剤はまた上記薬剤の混合物であってもよい。代替的に、乳化剤はリン脂質、特に ホスファチジルコリンのような天然の両親媒性化合物であってもよく、そこでは 組合された親水性および疎水性特性が分子を水性および炭化フッ素系の両方とイ ンターフェイス可能にさせ、それによって乳剤小滴を形成する。 グリセロール構造内の飽和および不飽和脂肪酸のさまざまな対合からなる、リン 脂質コリンのような各類のリン脂質のさまざまな種がある。ホスファチジルコリ ンは卵の黄身から精製されてもよい、豊富にある天然材料(レシチン)であり、 または合成で作り出され得る。(アバンティ極性脂質、ペルファム、ALA)( ’Avanti Po1ar Lipids、Pelham、ALA’))リン 脂質乳化薬剤は2から14%w/vの範囲内で含まれなければならず、炭化フッ 素濃度の増加に従ってリン脂質濃度も増加する。75%W/Vブロモフルオロカ ーボンを含む乳剤の好ましい量は2.5から5%w/vであり、100%W/V ブロモフルオロカーボンを有する乳剤に対してはリン脂質は3.5から10%w  / vである。好ましい実施例において、リン脂質は少なくとも2%w/vの 乳剤を含む。 乳化は2相の不混和系を水性連続相内の疎水性液の非連続な小滴の懸濁液に転換 するため大容量のエネルギを必要とする。炭化フッ素乳化は一般に、炭化フッ素 容積を小滴に分けるために系にエネルギを与える、2つの一般的なプロセスのい ずれかによって行なわれてもよい。音波処理の乳化において、プローブは炭化フ ッ素、乳化剤および水相の混合物に挿入され、かつエネルギのバーストはプロー ブの先端から開放される。マイクロフルイダイザー(Microfluidiz er)装置(マイクロ流体光学、ニュート:/ (Newton)、MAO21 64)によって行なわれるようなメカニカルな乳化プロセスにおいて、混合され た乳剤成分の流れは高速度かつ高圧力(たとえば15゜000ps i)で装置 の中を進められ、そして液体に与えられる物理的ストレスからくるせん断力また はキャビテーションが乳剤を生出す。 乳剤の水相は乳剤に望ましい特性を与える成分をその中に溶解していてもよい。 たとえば、それは乳剤に生理学上の等張性ももたらす浸透性薬剤を含んでもよい 。浸透性薬剤は塩化ナトリウムであってもよく、あるいは砂塘またはマンニトー ルのようなポリヒドロキシル化合物であってもよい。水相はまた可溶性緩衝薬剤 を含むであろう。 乳剤の脂質相はまたその中に解けた成分を有してもよい。 たとえば、ホスファチジルコリン乳化剤はグリセロール。 ホスファチジルグリセロール、他のリン脂質あるいはコレステロール混合を有し てもよく、かつさらに脂質の酸化を防ぐようトコフェロールのような酸化防止物 質を含む。 乳剤の水性あるいは非水性相はまた薬剤あるいは診断用の薬剤を含んでもよい。 アミノ酸は炭化フッ素乳剤に対する添加物として重要である。それらは蛋白質の 天然の成分をなしているので、生理学上無害でありさらに栄養価を備える。1つ のアミノ酸誘導体であるイミダゾールはまた上に述べたように、被験者の発熱お よび炎症反応を改善する、薬理学的に有効な薬剤としても働き得る。悪性腫瘍を 患う被験者あるいは数面またはa血誘発性のショックの犠牲者のような、マクロ ファージが開始され炎症反応を生出すような被験者に対して投与される乳剤にお いて用いることが特に利点がある。アミノ酸、ヒスチジンは脂質乳化剤の脂質成 分に保護的な効果を及ぼすように見える。最後に、アミノ酸は炭化フッ素乳剤に 対して有用な緩衝剤である。 アミノ酸ヒスチジンの側鎖に存在する、イミダゾール。 窒素含有環状基は上に述べたような抗炎症性効果を含む治療上の特性を有しかつ 炭化フッ素乳剤にそういうものとして有用に組込まれてもよいことを見8だした 。 イミダゾールの治療上の効果はいくつかの生理学的メカニズムから生じるように 思われる。その抗炎症性効果の下にある1つのメカニズムはプロスタグランジン の製造を妨げる能力に関連する。 腫瘍を持った鼠からのマクロファージ−は休息状態で多量のプロスタグランジン を生出し、正常な鼠からのマクロファージ−に比べ数倍多いプロスタグランジン を有する刺激に反応することが知られている。これらのプロスタグランジンは内 因性パイロジエンでありかつ炭化フッ素乳剤の投与時に、被験者、特に悪性腫瘍 を持つ被験者によって経験される徴候と関連がある。炭化フッ素乳剤はおそらく 、特に腫瘍を持つ被験者のマクロファージ−ホルモンの開放のための刺激剤とし て働く。悪性腫瘍を有する兎および人に対するその投与は、同様に扱われた普通 の兎においては観察されない、熱2食欲不振、不快およびリューマチの、流感の ような症状を引起こす。これらの徴候はイブプロフェンのようなシクロオキシナ ーゼ抑制子によってやわらげ得ることが分かった。例1,2および3のデータは 、腫瘍を持つ兎に投与された、100%(W/V)の臭化ペルフルオロオシチル に組込まれたイミダゾールのトロンボキサンシンセターゼ−抑制活動は、自前性 ショックおよび局所貧血において見られるような防御活動と類似の様態で発熱性 反応を防ぐように作用する。イミダゾールのこの作用はおそらくマクロファージ −の刺激およびその結果としてのプロスタグランジンおよびトロンボキサンの開 放を防ぐ。 例4のデータはさらに、血液化学剤は、Thamに比べて、ヒスチジンおよびイ ミダゾールによって緩衝された炭化フッ素乳剤の使用を含む治療によって影響さ れることが少ないことを示している。 イミダゾールは抗降下剤効果を有するように表され、(フエラーリ(Ferra ri)その他による。、’Arch、 Int、Pharmacodyn”27 7:303−312 (1985); r精神薬理学J 88 : 58−62 (1986)、それは炭化フッ素乳剤が投与された多くの患者における治療に有 利な付随物になる。したがって、この発明の好ましい実施例は、少なくとも0. 01%(W/V)のイミダゾールを有する炭化フッ素乳剤を含む。炭化フッ素乳 剤における有効なイミダゾールの濃度は用途によって異なるが、通常的0.01 から3.0%(W/V)あるいはg%である。好ましい実施例において、イミダ ゾールの濃度は約1.5%(W/V)である。 実験的作業は、N(7−カルボキシペプチル)イミダゾール、4− (2−(L H−イミダゾール−1−イル)エトキシ)安息香酸(ダシキシベン)、およびイ ミダゾ(1゜5−ピリジン−5−ヘキサン酸(CGS 13080)。 (チバガイギ−(Ciba−Geigy)、ウエストサセマウス、英国)、のよ うなイミダゾール誘導体である薬剤は鼠においてトロンボキサンシンセターゼを 有効に抑制するよう働くことを示しており(マグワイヤー・E、(Maguir e E、)およびウォリス R,(WallisR,)、r血栓症調査J 32  :15−27 (1983))、かつこれらの薬剤は比較可能な濃度の炭化フ ッ素乳剤に同様に組込まれてもよい。 イミダゾールおよびイミダゾリルを含む化合物はまた、ホスホジェステラーゼを 活性化することによって有益な抗炎症効果を及ぼし、ホスホジェステラーゼは環 状アデノシン3 ’、5 ’−リン酸エステル(cAMP)のレベルに影響を与 える。このような活性化の生理学上の効果は炎症の血管拡張に抗する平滑筋の収 縮である。イミダゾール ホスホジェステラーゼ−活性効果はまたヒスチジンに 応答して平滑筋の収縮性を高める(カシツク T、(KazicT、)、rAm er、J、薬理学J 41 :103−111(1977))。したがって、炭 化フッ素乳剤に存在するイミダゾールおよびヒスチジンは相乗作用で観察される 一時的な発熱反応を低下させ得る。ヒスチジンは乳化剤に存在する不飽和の脂肪 酸の酸化を防ぐ能力を有するように見えるので、炭化フッ素乳剤におけるその存 在は乳化剤の酸性化および毒性のりゾレシチンの生成を遅らせそれによって炎症 反応に独立して抵抗する。イミダゾールとヒスチジンの両方を用いるにおいて、 有用な濃度は浸透性および可溶性効果のみによって制限される、なぜならこれら の物質は生理学上優れた耐性を有するからである。しかしながら、好ましい実施 例において、炭化フッ素乳剤は少なくとも0.01%(W/V)のイミダゾール に加えて、少なくとも0.01%(W/V)かつ約3.0%(w/v)までのヒ スチジンを含む。より好ましい実施例において、乳剤におけるヒスチジンの濃度 は約0.3%(W/V)である。 アスピリン(アセチルサリチル酸)あるいは他のサリチル酸エステル、インドメ タシン(1−(p−クロロベンゾイル)−5−メトキシ−2−メチルインドール −3−酢酸)およびイブプロフェン((±) −2−(p−イソブチルフェニル )プロピオン酸)からなる他の抗炎症薬剤は、その抗炎症効果を高めるために、 確立された治療用の濃度のイミダゾールまたはヒスチジンを含む炭化フッ素乳剤 に有効に加えられてもよい。したがって、これらの薬剤は、全用量300から1 000mgのアスピリン、200から1200mgのイブプロフェンおよび10 から100mgのインドメタシンを得るのに十分な量のこの発明の炭化フッ素乳 剤に加えられてもよい。 効力がありかつ選択的な生物学的作用によって炎症反応を抑制する他の薬剤が利 用可能である。これらの1つはSQ 29,548. [IS−[1α、2β( 5Z)、3β。 4αコ] −7−[3−[[2−[フェニルアミノ)カルボニルコヒドラジノ] メチル]−7−オキサビシクロ[2゜2.1] hept−2−イルツー5−ヘ プテン酸 (「メディカルリサーチのためのスクイツブ・インステイチュート  (5quibb In5titute for Medical Re5ear ch”)、プリンストン、N。 J、)、これはトロンホキ酸A2レセプタの反応抑制または拮抗作用によって血 管収縮および血小板凝集を抑制するように働く。5Q29,548の薬理学はオ グレットリ−M、L、(Ogletree M、L、)その他により、「薬理学 ジャーナル」およびjExp e r、治療学J234 (2):435−44 1 (1985)に記載されている。 別のものがLY53857 (エリ−リリー(Eli Li11y)、 インデ ィアナポリス、インディアナ)であり、セロトニンレセプタの反応抑制あるいは 拮抗作用によって作用する。LY53857の作用はゴリノ P、(Golin o P、)その他による、「サーキュレーション」(C1rculation” ) 79:911−919(1989)に記載されている。これらの薬剤は通常 各薬剤ごとに約0.2mg/kg体重量の用量で別々にまたは一緒に、この発明 の炭化フッ素乳剤に組込まれてもよい。 より好ましい実施例において、乳剤はさらに、好ましくはアルファーD−トコフ ェロールからの少量のトコフェロールを含む。トコフェロールは脂質の酸化を抑 制しかつln vivo活動の脈絡においては脂質の完全な状態、特に細胞膜の それを保護し同様に、酸化の結果組織につもり得る、脱アシル化されたリン脂質 、リソホスファチド、最も一般的にはりゾレシチンの毒性および細胞溶解性効果 に対し生物体を保護する二重の効果を有する。(Cao、Y−Z、その他、 「 生物化学ジャーナルJ 247 :1325−140 (1987) )。炭化 フッ素乳剤におけるトコフェロールの有効な酸化防止量は0.01%から0.5 %(W/V)のトコフェロールまたはそれに対応する量のトコフェロールエステ ルである。アルファーD−トコフェロール、食物ビタミンEは2例1に示される ように、イミダゾールを含む炭化フッ素乳剤の抗発熱効果を相乗作用的に促進す る。 炭化フッ素乳剤における濃度0.01%から3.0%(W/V)のヒスチジンの みも、フリーラジカルを吸収しかつ酸化プロセスを遅らせる能力のために、脂質 乳化剤を含む炭化フッ素乳剤を安定させるために用いられ得る。 (以下余白) アミノ酸ベースの緩衝剤系 多くの場合、炭化フッ素乳剤緩衝剤に必要とされるのは、それが製造されてから 投与されるまでの間生理学上のpHを保持し得るということである。もし乳剤が in viiVO使用のために製造されるなら、それは調合および乳化の後滅菌 され、かつたいていの注射可能なもののように、使用まで封止されて保存される 。封止された乳剤は凍結より上の温度で冷蔵されるかまたは室温で保存されても よい。 この期間の間、乳剤に起こる化学プロセスは酸を発生させる可能性がありpHを 低下させる傾向がある。酸発生脂肪酸分解を被る、リン脂質乳化剤の場合に、特 殊な問題が起こる。このように準備された乳剤のpHは、脂肪酸成分をリン脂質 のグリセロールに結合させるエステルグループが加水分解されるとき、または脂 肪酸が加水分解されているかどうかにかかわらず、これらの脂肪酸における不飽 和領域が酸化を受けているとき、低下する。有効な乳剤緩衝剤の緩衝能力は、す なわち酸または塩基が加えられた場合のpH変化に抵抗する能力、はこれらの加 水分解および酸化結果を予測しかつ中和するのに十分高くなければならない。 乳剤に十分な緩衝剤を加えるために、貯蔵期間の間に発生し得る酸または塩基の 最大量は計算または実験的な判断のいずれかによって予測されなければならない 。たとえば、成分である脂肪酸のpKaの値またはそれらの酸化生成物、および 乳剤におけるそれらの濃度を知っているものは全体的なH゛発生能力を予測する ことができる。全体的なH゛は、たとえば高められた温度、圧力および酸素圧力 続いて量的な中和にさらすような、先行技術において知られた、促進された熟成 過程を経て、完全な加水分解および酸化によって、乳“剤の代表例に対し決定さ れ得る。 調合のためのpHの限界と共に、潜在的に中和されなければならない酸(または 塩基)の量は相応しい緩衝剤の選択において決定要因となる。別の要件は、緩衝 薬剤の濃度、およびその最終乳剤の浸透圧電量モル濃度に対する寄与は、乳剤が およそ300から350mOsm(ミリオスモル)の生理学上許容可能な値を越 えないよう限定されなければならないということである。この要件はしばしば濃 度に対し厳しい制限を加えるかもしれない。このために、緩衝剤として用いられ る薬剤は、緩衝されるべきpHの範囲内。 すなわち緩衝剤の酸/pH/mgのmmo l e sの範囲内での特定的な緩 衝能力に関して効果的でなければならない。 あらゆるアミノ酸はそれらの成分である末端アミノおよびカルボキシルグループ が両性であり、プロトンを開放または吸収することができる、弱いイオン化可能 な酸および塩基として働(ので、緩衝剤として働くことが可能である。 しかしながら、これらの末端グループのためのイオン化定数(pKa’s)はそ れらが2以下で9以上の両極端のpHで最も効果的に緩衝作用を及ぼすようなも のである。第3の両性グループ、たとえばグルタミン酸およびアスパラギン酸の カルボキシルグループおよびリジンのアミングループ、アルギニンのグワニドグ ループおよびヒスチジンのイミダゾリルグループを有するアミノ酸は生理学上緩 衝剤としてより好ましい(6,4から7.5のpH範囲)、なぜならこれらのグ ループに対するpKa、’sは中間状態に近いからである。残念なことに、アミ ノ酸の両性グループのいずれもこの範囲内にきっばり収まるpKaを有さない。 生理学上の緩衝目的にとって最も相応しく好ましいアミノ酸はヒスチジンであり それは、そのイミドグループが6゜00のpKaを有するイミダゾリル環を含む 。イミド窒素のp K aが6.99にシフトされる、イミダゾールそのものも 等しく好ましい。 緩衝剤は溶液のpHがそのイオン化可能グループの1つのpKaと密接に対応す るとき最も有効に作用する。たとえば、6,00のpKaを有するヒスチジンの イミダゾイルグループはpH7のときよりもpH6のときのほうがより効果的に 緩衝を行なう。溶液のpHがpKaから離れるように動くに従って、緩衝能力は 目覚ましく減少するかもしれない。 緩衝剤のpKaをpHの要件に合わせることによって、直接最大緩衝能力を得る ことはしばしば難しい。しかしながら、1つのpH領域における緩衝能力は必要 とされるpHの限界幅を密接に確定する、pKa’sを有する2つの緩衝薬剤を 組合せることによって増すことができるかもしれない、たとえば、6.00のp kaを有するヒスチジンと7.85のp K aを有するシスチンとの混合物は pH7゜00において、いずれの薬剤単独よりもより効果的に緩衝を行なう。別 の方法はpKaがわずかにシフトする、アミノ酸の誘導体を用いることである。 たとえば、イミダゾールのイミドグループのpKa、(イミダゾールはヒスチジ ンのグリシングループがない)、は6.99のpKaであり、それは対応のヒス チジンのイミドグループより、はぼ1単位中間状態に近い。対応のpKa ’s をシフトさせるアミノ酸の誘導体はメチル化あるいはアセチル化、または他の一 般的な合成プロセスの生成物を含む。アミノグループの有用な誘導体はまた、両 性部位を有する特定的なアミノ酸の特徴的なラジカルグループ、たとえばヒスチ ジンのイミダゾールグループまたはアルギニンのグリシングループである。これ らの分離されたラジカルの両性部位はアミノ酸に組入れられた同じラジカルのそ れよりもわずかにシフトしたpHを有する。対応のpKa’sはまたアミノ酸が ペプチドに凝縮されるときシフトし、そしてこの理由のために、ヒ・スチジンの ような望ましいアミノ酸緩衝剤を含むジペプチドまたは池の小さなペプチドは親 種よりも、あるpHの範囲ではより有効であるかもしれない。これらの方法でア ミノ酸およびその誘導体を用い、pKa’sを調節しかつ効果的に緩衝剤を組合 せることによって、全体的な緩衝剤の濃度を増加させることなく、pHの間隔内 てよりよい緩衝能力を与えることが可能である。 ある目的のためには、生理学上の範囲内で乳剤のpHを保持する必要はないかも しれないが、たとえば5.3から8.9のpHという、成分の化学上の完成を保 証する範囲のみにおいては必要である。緩衝剤の濃度はまた規定されたpHを、 たとえば最大10%の、部分的に内因性の酸生成物かできるまで保持するために 減少させられてもよい。 一方、ある用途においては、たとえば炭化フッ素乳剤が心臓組織を潅流するため に用いられる場合、pHが7.3から7.9の間に保持されなければならないと いうより厳しい緩衝要件を有するかもしれない。 以下の計算およびコンピュータプログラムの方法は最も有効なアミノ酸緩衝系を 選択し、規定されたpHの範囲内で、規定された緩衝能力を与えることをより簡 単にする方法を与える。プログラムは計算に基づいて、pKaおよび濃度が入力 される、いかなる緩衝剤または緩衝剤の混合物に対しても、一定のpH間隔で緩 衝能力を計算する。この情報を用いて、パラメータは関係のある間隔で緩衝能力 を高めるように調節される。 満足のいく緩衝剤組成が選択されるとき、必要とされる緩衝剤の重さは、特定的 なアミノ酸の対応する重さによって乗算することによって、計算のミリグラム当 量の緩衝剤単位をグラムにおける重さに変換することによって計算される。 この方法の注意において示されるように、緩衝薬剤のpKa’sは活動係数に対 し非常に敏感でありかつこれらは乳剤調合物における、緩衝剤の最終的なモル濃 度において決定あるいは計算されなければならない。pKaもまた、計算が正確 でなければならないなら、安定した乳剤温度のそれてなければならない。 最適な緩衝剤が選ばれるとき、手作業による滴定によって調合物において実験的 にテストされ、関連の領域における緩衝能力を実証してもよい。希釈試薬を用い る、中間状態の領域における滴定は脂質の劣化なしに安全に行ない得る。 以下の計算はアミノ酸のような多プロトン性の系における弱酸または弱塩基に対 する、滴定曲線+ CHe X + V。 cH”を計算するコンピュータプログラムの基底である。 滴定曲線データから、いずれのpHにおけるアミノ酸緩衝系の緩衝能力もd c  He x t / d I) Hとして容易に決定し得る。導関数は数として 決定される。 弱く解離された多プロトン性の系に対する滴定曲線の数学的表現は、その系を、 いくつかの弱酸(塩基)の相互に関連付けられた系として取扱うことによって誘 導可能である。そのモデルはヒスチジンである。 計算は以下のような、弱酸または弱塩基のイオン化定数から、緩衝系のpHを計 算するのに用いられるよく知られたヘンダーソンーハッセルバルフの式に基づく 。 [Ac−コ pH=pKa÷log −口±A≦ニー 塩基の添加(または逆のプロセス)によって酸の半分が塩に変換されたとき、塩 の酸に対する比は1であり、その比の10gは0でありかつpHはpKと等しい 。pHは加えられた(または除去された)H3イオン、cHe z t )およ びH゛イオンcH)の計算可能な関数であり、緩衝された溶液においてはフリー である。 緩衝能力はH3イオンの量として規定されかつ緩衝された溶液は1つのpH単位 または△H’ /△pHの範囲内で中和可能である。限界においては、導関数d H”/dpHもまた同様に滴定曲線のスロープである。 この導関数に対する式を推論することができるなら、それはいずれかのpH値の 対の間で積分され直接その範囲内の緩衝能力を与えることができるであろう。 このアルゴリズムにおいて、行なわれ得るべきいくつかの努力はするが、直接緩 衝能力に対する導関数は計算しない。計算が示すように、H゛の濃度と滴定可能 グループのさまざまなに& Sとの間の関係は重分数を含む。特に、Eq、 5  (a)を微分するよりも、その積がdH“/dpHである、導関数d cHs  x l /d cHおよびdcH/dpHを計算するほうがずっとたやすい。 この積は数字の上で微分され得る1つの導関数 [f(、+d工)−f(工)/d工] に約分され、これがコンピュータプログラムが0.0001のdpHを用いて行 なうことである。 三項基アミノ酸の緩衝能力 計算の基底: 1、ヘンダーソンーハッセルバルフの式%式% 2、Aの保存(アミノ酸) eA” + cA” + cA’ * cA−1−M3、H゛の保存 cH’ −cOH−−(q−2)eA” +(q−1)cA” + (q)c^ ’ +(q−1) cA−” CH”!Xm1CHtxtが加えられたH” ( たとえばHCIから)でありかつqが解離前のアミノ酸の元の電荷である。 4、水解能 cH”cOH−−55,6x 10−”5、pHを有するH″″の変化率 pH,−−1og、。(eH”) cr −10−” −6−Lnroxpm血W−−1nlOx 10p)I−− 1nlo x cH”pH 溶液ニガウス脱離 (2)による: したがって、 計算: に3 滴定曲線: s、 eH,、t−cH” −L + 2 CA” + eA” −A” −e A−qMcH” (cH@x t VS、cHのみが必要でかつい(つかのCH’sは必要でない とき、これは以下のように表される:)緩衝能力= (緩衝能力はqに依存しないことに注目)2つの緩衝薬剤のためのプログラムは 例2の基本プログラムを修正することによって簡単に書くことができる。第2の アミノ酸(メチルヒスチジンに対して行なわれたように)を含むために、計算は 以下のものを書くことによって修正された: a、新しいH−H式 (式1) cB−cH”=KcB’ etc。 b1種Bの保存のための式 (式2) cB−+c B’ ・・・=Mqc、 Hゝの保存のための式 (式3)B、B”・・・のためにさらに項を加えるそれから、我々はcB” ° Sのために平衡溶液を得、かつH9の保存のための式にcBxの値を含めた(式 5)。 滴定曲線式1式5に対する結果2式5.は第2の種に対するフラクションを加え ることによって修正された。類似の修正が、追加の種を有する緩衝剤の能力を計 算するために行なわれる。ヒスチジン、ヒスチジンとメチルヒスチジンの混合物 およびヒスチジンとイミダゾールの混合物のためのプログラムにおけるcB ’ sおよびCHextのための項参照。 計算の正確さはKa’sまたはKb ’sの正しい値の選択に大きく依存する。 これらの値はまず始めに温度依存性を有する。それらはいくつかのハンドブック において、さまざまな標準温度に対して見出だせ得るかまたはそれらはファント ホッフ(Van ’t Ha f f)式から計算することができる(Kはex p dH/RTに比例)。より重要な警告は、解離式における重要な変数は濃度 ではなく活動性であることである。活動性は濃度および“イオン強度”に依存す る(デバイーヒュッケル(Debye−Huck −el)の式参照)。pK  ’sはこのために士数十倍変化しかつ温度のために類似の変化がある。この理由 のために、プログラムによって予測された最適な緩衝剤調合は乳剤生成物におい て用いられる前に実験的に実証されなければならない。 パスカルプログラムに おいて、“Ca1c Equilib”は入力としてpHを取りかっcA−’、 cA’、cA”、cA2およびCHex、Cさまざまなイオン濃度)に対する値 (var)を戻す。例3ないし5のプログラムを用いるために、各構成アミノ酸 のKa ’sおよびそのミリグラム当量で表した濃度のみを入力する必要がある 。 すべてのイオン化可能グループが、それらの値が重要でない場合でも決定される 。数値上の作業においてこれを行なうことは、手による計算かまたはテキストブ ックの近似値のように、それらを無視するか0になるのを放っておくかするより もたやすくできる。 例5.第1プログラム、において、我々は0.161Mの濃度でのヒスチジンの 緩衝能力を決定する(161ミリグラム当量、(meq)フレッシュ(K r  e s h)の手動滴定に対応、上記)。ヒスチジンに対して用いられるpKa  ’Sは、1.82 (COOH)、6.00 (イミダゾール N)、9.1 7(NH2)である。計算の結果は、pHの値4,5から8.5の間の、図IA の滴定曲線および−図IBの緩衝能力曲線としてグラフ化される。 次に、例6において、同じ計算が、各々80megの0゜08ミリグラム当量の ヒスチジンとイミダゾールの混合物に対して行なわれ、そこではイミダゾールの 単一なイオン化可能グループに対して選ばれたpKは6.99である。 例のプログラムは、2つのアミノ酸系に対して上で展開された式に従って、たと えば2つのシプロトン性アミノ酸のような、6つのイオン化可能グループを有す る緩衝剤系の滴定を計算する。ヒスチジンに対するpKの値は上の例のように与 えられかつイミダゾールに対するpKaはKb3に対して与えられる。Kblお よびKb2は消される。混合物に対する緩衝能力曲線は計算されたデータから描 かれかつ第2図に表される。 例5において、プログラムは各々80meHのヒスチジンとメチルヒスチジンの 混合物の滴定を決めるために適合させられる。メチルの誘導体のpK ’sは5 .01と7゜23にシフトされ、かつこれらの値は例6に対して示されたプログ ラムの定数Kb2およびKb3に対して割当られる。緩衝能力曲線は箪3図に示 される。あらゆる場合の計算から得られる数値データは対応の表1.IIおよび IIIに示される。 図1.2および3の比較は、3つの系の緩衝能力における差を示す。すべての系 は同じ数のミリグラム当量を有するので、完全なpH範囲を上回る全緩衝能力は 同じである。 しかしながら、アミノ酸の混合物を用いることによって、その緩衝能力を関連の 範囲内に集中させることが可能である。ヒスチジンの緩衝能力は土、05単位の pKa、すなわち最大緩衝能力の通常領域内で5.5と6.5の間に集中するこ とに注目。約5,2と6.9の間の領域のみが40meq/I)Hより大きな緩 衝能力を有する。ヒスチジンとイミダゾールの混合物を用いると、緩衝能力がシ フトされかつ拡大され、そしてその能力は5.5から7.5で、40meq/p Hより大きい。ヒスチジンとメチルヒスチジン緩衝剤の混合物の場合、緩衝能力 は割当られたpH間隔のすべてにわたって広がり、かつ緩衝能力は4.5から7 .8pHで、40meq/pHより上である。混合すした緩衝系はまたより効果 的である。7.6から7.2の、161me qのヒスチジンを含む緩衝された 溶液のpHを変えるためには0.1665−0.1607=5.8 m eqの H7のみを必要とし、80meqのヒスチジンと80meqのメチルヒスチジン を含む緩衝剤における同じ点間の同じ変化は0.0608−0.0402−20 .6neqのH3を必要とし、80meqのヒスチジンと80neqのイミダゾ ールの緩衝剤における同じ変化は17.8neqを必要とする。これらの値は2 つのpH’sにおける、CH,、、の値から計算される。 緩衝能力は緩衝種の濃度に直接関連がある。アミノ酸は生理学的に無害でありよ い耐性を有し、実際の濃度は必要とされる緩衝効果を達成するために用いられて もよい。それゆえ、好ましい実施例において、炭化フッ素乳剤における緩衝アミ ノ酸の濃度は0.01Mから0.5Mの間であり、とくに好ましい実施例におい ては、0.01Mから0゜2Mの間である。 この計算方法を、さまざまな相対的な濃度のアミノ酸のさまざまな組合せに適応 することによって、pH変化に抵抗する能力の観点から、最も有効なアミノ酸緩 衝剤が所与のpHの範囲および固定された全アミノ酸濃度に対して選択可能であ る。 その両性特性が炭化フッ素乳剤を緩衝するのに利用され得る、アミノ酸誘導構造 の組合せは実質上無限である。元のアミノ酸のみならず、その置換された形、た とえばメチルエステルおよびアミノグループのアミドを、単独かあるいは親分子 との組合せで用いることは、選択されたpHにおける緩衝能力において細かい階 調を有する緩衝薬剤の選択を与える。たとえば、ヒスチジンのメチルエステルは 元のヒスチジンのpK2 (イミダゾリル)を6.00から7゜23にシフトさ せ、同じpk pfヒスチジンアミドは7゜64(25℃)である。 アミノ酸を小さなオリゴペプチドに結合させることによっても、成分である両性 グループのpK ’sがシフトされる。たとえば、元のヒスチジンの同じ基準p Kはヒスチジルヒスチジンにおいて6.80にシフトしかつヒスチジルグリシン において5.80にシフトする。カルノシン(N−β−アラニル−L−ヒスチジ ン)およびアンセリン(N−β−アラニン−3−メチル−L−ヒスチジン)のよ うな天然ジペプチド緩衝剤は、その生理学上の緩衝活動はパークハウス(Par khouse) W、その他によって、rJ、Appl、 Physiol、J  58(1):14−17 (1985)に記載されており、それらの緩衝剤は 本出願において最適な緩衝能力を達成するために他の緩衝剤とともに有用に結合 され得る。他のアミノ酸とヒスチジンのペプチド結合はその低いI)K2を、生 理学的緩衝剤としてより有用になる高い範囲にシフトさせる。 この発明のより完全な理解は以下の説明的な例を参照することによって得られる が、それらは不当にこの発明を限定することは意図していない。 例1 腫瘍を有する被験者におけるイミダゾールを含む炭化フッ素乳剤の抗発熱効果 ニューシーラントの白兎はVX−2の腫瘍細胞の肝臓的接種を受けた。腫瘍が成 長するための18日の期間の後、兎はr米国薬局方」第21版(1985)の1 181−2頁に記載されているプロトコールを用いた発熱テストを受けた。簡単 にいうと、このテストは、IOMI/kgの臭化ベルフルオクチルの100%( W/V)乳剤の静脈注射の後3時間の間、15+30分ごとに直腸の温度を計る ことからなり、そこでは乳化薬剤は4.5%W / Vの濃度の卵黄リン脂質で あった。兎は直腸の温度がベースラインの温度上の0,5℃を上回らないときテ ストに合格したと見なされる。乳剤の調合は以下のようである:1) トロメタ ミン緩衝 PFOB 100%W/V 卵黄リン脂買 す 4,5% マンニトール 0.4% NAC10,25% d−アルファ酢酸トコフェロール 0.05%NA2CA EDTA 0.04 % トロメタミン(Trome thamine)2) イミダゾール−ヒスチジン 緩衝 PFOB 100%W/V 卵黄リン脂質 4.5% マンニトール 0,4% NACI O,25% d−アルファ酢酸トコフェロール 0.05%NA2CA EDTA 0.04 % イミダゾール 0.1%to0.3% ヒスチジン 0. 1% H20Q、S。 テスト結果は以下のようである: 1) 9匹のうち3匹の兎は0.5%のトロメタミン緩衝乳剤を受けた後合格し た。 2) 11匹のうち9匹の兎は0. 1%のイミダゾールプラス0. 1%のヒ スチジンで緩衝した乳剤を受けた後合格した。 兎のうち3/4は0.1%のイミダゾールのみを含む乳剤を受けた後に合格しか つ0/2は唯一の緩衝剤として0゜1%のヒスチジンを含む乳剤を受けた後に合 格しているので、イミダゾールは薬理学的に有効な抗発熱薬剤であるように思わ れる。ヒスチジンはイミダゾール環を含むが、この成分は分子のピリジン部分に 化学的に結合している。ヒスチジンはこの乳剤において用いられ緩衝能力を高め る。 0.05%の濃度のd−アルファトコフェロール酢酸はこれらの緩衝剤と相乗作 用で働く、なぜならば1/6の兎はトコフェロールがイミダゾール−ヒスチジン 緩衝乳剤から除かれたとき合格しかつ6/17の兎はd−アルファトコフェロー ルがトロメタミン緩衝乳剤から除かれたとき合格したからである。 (以下余白 ) 例2 100%PFOB乳剤の標準調合物における緩衝剤組成の抗発熱効果およびイミ ダゾール濃度 例1のプロトコルを用いて、しかし下の表に示されるように100%PFOB調 合物の緩衝剤組成を変化させることによって、イミダゾールの抗発熱効果か以下 のように決められた: 緩衝剤系 発熱性/全反応 数 パーセント 0.1% Tham 6/24 25%G、I%1ist;0.1%lm1d  2/11 18.2%(jocophe re I なし) (3/3) (1 00,0%)0、1% Hitt;Q、 2%lm1d i/10 10%0. 1%旧H;0.3%lm1d 1/9 11%例3 健康な兎と腫瘍を有する兎におけるPFOB乳剤に対する発熱反応の頻度 Them緩衝剤対イミダゾール+ヒスチジン緩衝剤健康 腫瘍 − 0,1%Tham 98.2%54155 75% 18/24 p=0.00 30.1 向 0.3% イミダゾール 96.1%25/26 88.5823/26 N、 S。 +01%ヒスチジン 兎は100%w/v PFOB乳剤を10mL/kgの静脈注射で受けた後、例 1に示される発熱テストのためのプロトコルを用いて3時間直腸の温度を計った 。 例4 T h a m、およびイミダゾールとヒスチジンの緩衝乳剤を受けた兎におけ る、静的に著しく異なる血の値の比較03%イミダゾール 143±4.2 162.8±2.3 <0.GIアルカリフォスファターゼ 322±2.7 258.5土10.8 < 0.05リン 10.2±[1,19,6±[1,2<0.05カリウム 54±O,l 4.5.±0.1 <0.001塩化物 106±[1,6104,2±I]、 4 < 0.05コレステロール +09±3.6 97±3.6 < O,OSカルシウム 9.9±0.1 9.4±0.1 <0.01グロブリン 17±0.03 2.0±0.04 < 0.001乳酸デヒドロゲナーゼ 1656±91 1035±90 <0.001ホワイトブラツドカウント 3176±22 4250±90 < 0.01グルコース、血清グロブリンお よびホワイトブラットカウントはTham緩衝乳剤を受けた兎において著しく減 少した。アルカリフォスファターゼ、カリウム、塩化物、リン、コレステロール 、カルシウムおよび乳酸デヒドロゲナーゼは0.3%イミダゾール+0.1%ヒ スチジンで緩衝した乳剤を受けた兎に比べて、Than緩衝乳剤を受けた兎にお いて著しく上がった。各グループに°6匹の雌兎がいた。各々は100%w/v のPFOB乳剤を4mL/kg当量だけ受け(この乳剤は約11000pp P FOIを含んだ)、1週間後に犠牲になった。 」旦J二 じスナシ゛゛7禾(薄雪劇のた助n)oOq−フらand; function BufCap (pH: real) : real;pH 5tap = 0.1; and。 ヒ又ナージ“ンーイミq゛ゾ’−ルポ(イ釦預?1=n7=りのブロワ“クヘc !(: real; function BufCap (pH: real) : real:pH 5tep −0,ユ; encl。 二尻−亙一 しス今)゛ンY−メ÷ししみ+シ゛ンヱ秦イナ丁狗のl三dつq゛ンしaクーウ ムonst cH: real; function BufCap (pH: real) : real:on st pHstep = O,lX Kbコ :mQXp(−7,23☆1n(10));pHニー2.5; したがって、この発明はその精神および基本的な特徴から逸脱することなく他の 特定的な形で実現されてもよい。 記載された実施例は例示としてのみしかし限定的ではないようあらゆる局面にお いて考慮され、そしてこの発明の範囲はそれゆえ以上の記載よりも、そえられた クレームによって示される。クレームの法的に等しい意味および範囲内のあらゆ る修正はその範囲に含まれる。 付録 表■・Hisの161ミリグラム当量(mec+)ヒスチジンの滴定;cAm、 1.cAo、Capl、cAp2およびCHex+のmeqにおける濃度、me q/pHにおける緩衝能力、Cap、But、。 表II:各々80ミリグラム当量(meq)のHisおよびlm1dのヒスチジ ンとイミダゾールとの混合物の滴定; cAml ; cAo ; cAp l  ; cAp2の濃度:およびmeqにおけるC Ha x、;meq/pHに おける緩衝能力、Buf Capo 表III:各々80ミリグラム当量のHisおよびMetHj sのヒスチジン とメチルヒスチジンの滴定;cAml ; cAo ; cAp 1 ; cA p2の濃度;およびmeqにおLするC Ha x t ; m e q/ p  Hにおける緩衝能力、BupCap。 FIG、IA IZ1+シ“ン:、め穴し浦L : c又ナシ゛ンr イミウ° ゾ′°−1しFIG、 3; ρト1

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.体の組織,器官および腔において用いられる炭化フッ素乳剤であって、 水相と、 有効な量の炭化フッ素と、 乳化薬剤と、 少なくとも1つのイミダゾールである抗炎症薬剤,イミダゾリルゲループを含む 化学構造を有する薬剤、またはそれらの組合せとを含む炭化フッ素乳剤。
  2. 2.オリゴペプチド,アミノ酸または置換されたアミノ酸をさらに含む、請求項 1に記載の乳剤。
  3. 3.前記抗炎症薬剤はトロンボキサンシンセターゼ,シクロオキシゲナーゼを抑 制するかまたは両方の酵素を抑制する、クレーム1に記載の乳剤。
  4. 4.前記抗炎症薬剤はN(7−カルボキシペプチル)イミダゾール,4−(2− (1−H−イミダゾール−1−イル)エトキシ)安息香酸(ダゾキシベン(da zoxiben))またはイミダゾ(1,5−α)ピリジン5−ヘキサン酸(C GS 13080)である、請求項3に記載の乳剤。
  5. 5.アスピリン,イブプロフェン,インドメタシン,トロンボキサンA2拮抗剤 またはセロトニン拮抗剤である抗炎症薬剤をさらに含む、請求項1に記載の乳剤 。
  6. 6.乳剤は酸素を組織に運ぶことができる、請求項1に記載の乳剤。
  7. 7.敗血症,内毒性ショック,肺動脈高血圧または敗血症の他の合併症,出血性 ショックまたは血液損失,または急性心筋梗塞による血栓崩壊に続く周期的に起 こる血栓症などの医学上の状態を処置するための方法であって、クレーム1ない し6のいずれか1つの乳剤を、効果的な量だけ動物の血流に導入することを含む 方法。
  8. 8.炭化フッ素乳剤を動物に投与する間の熱,食欲不振および不調をやわらげる 方法であって、前記乳剤に、イミダゾールまたはイミダゾールベースのトロンボ キサンシンセターゼ抑制子,シクロオキシゲナーゼ抑制子またはホスホジエステ ラーゼ活性因子を含めるステップを含む方法。
  9. 9.動物の体の組織,器官および腔において用いるための炭化フッ素乳剤であっ て、 連続する水相と、 効果的な量の炭化フッ素と、 効果的な量の乳化薬剤と、 アミノ酸,オリゴペプチド,置換されたアミノ酸からなるグループと、アミノ酸 側鎖の両性グループと、それらの混合物とから選ばれた緩衝剤とを含む炭化フッ 素乳剤。
  10. 10.前記緩衝剤はヒスチジン,イミダゾール,イミダゾール環の両性部位を保 持する置換ヒスチジンまたはイミダゾール化合物,オリゴペプチド含有ヒスチジ ンおよびそれらの混合物からなるグループから選ばれる、請求項9に記載の乳剤 。
  11. 11.前記緩衝薬剤はヒスチジンとイミダゾールの混合物を含む、請求項9に記 載の乳剤。
  12. 12.イミダゾールの濃度は約0.01と0.2モルの間であり、かつヒスチジ ンの濃度は約0.01と0.2モルの間である、請求項11に記載の乳剤。
  13. 13.乳剤のpHは5.3と8.9の間に保たれる、請求項9に記載の乳剤。
  14. 14.乳剤のpHは約7.3と7.9の間に保たれる、請求項13に記載の乳剤 。
  15. 15.前記緩衝剤は約37℃の生理学上の温度において前記pHを保つ、請求項 13に記載の乳剤。
  16. 16.前記緩衝剤は約30℃以下の温度において前記pHを保つ、請求項13ま たは14に記載の乳剤。
  17. 17.前記緩衝剤の濃度は約5.3から8.9のpHの値の間で少なくとも20 mmol/L/pH単位の緩衝能力を与えるのに十分である、請求項9に記載の 乳剤。
  18. 18.前記炭化フッ素は臭素化されたペルフルオロカーボンである、請求項1ま たは9に記載の乳剤。
  19. 19.前記炭化フッ素はペルフルオロカーボン水素化物である、請求項1または 9に記載の乳剤。
  20. 20.前記炭化フッ素は約40%から125%重量/容積の量で存在する、請求 項1または9に記載の乳剤。
  21. 21.前記炭化フッ素は約75%重量/容積より大きな量で存在する、請求項2 0に記載の乳剤。
  22. 22.前記乳化薬剤はリン脂質である、請求項1または9に記載の乳剤。
  23. 23.前記乳化薬剤は非イオン界面活性剤である、請求項1または9に記載の乳 剤。
  24. 24.前記乳化薬剤はフッ素化された界面活性剤を含む、請求項1または9に記 載の乳剤。
  25. 25.酸化防止薬剤をさらに含む、請求項1または9に記載の乳剤。
  26. 26.酸化防止剤はトコフェロールである、請求項25に記載の乳剤。
  27. 27.アミノ酸,オリゴペプチド,置換アミノ酸からなるグループ、アミノ酸側 鎖の両性グループおよびそれらの混合物から選ばれた緩衝剤を用いて、ある期間 選択された範囲内で炭化フッ素乳剤のpHを保つための方法であって、前記期間 の間乳剤におそらく導入されるべき酸または塩基の最大量を推定し、 乳剤が保持されるべき許容し得るpH範囲を選択し、前記緩衝剤に対する最大許 容濃度を選択し、前記最大量の酸または塩基が導入されたとき、最大許容濃度以 下の濃度で、前記乳剤を前記範囲内に保つ能力を有する緩衝剤を前記グループか ら選び、かつ選択された緩衝剤を、前記濃度を達成するだけの量を、多くの乳剤 に対して加えることによって前記乳剤を緩衝することとを含む方法。
  28. 28.中和されるべき酸または塩基は乳剤の成分から内因的に発生される、請求 項27に記載の方法。
  29. 29.前記緩衝剤は3つの両性グループを有する少なくとも1つのアミノ酸を含 む、請求項27に記載の方法。
  30. 30.前記緩衝剤はヒスチジン,イミダゾール,イミダゾール環の両性部位を保 持する置換ヒスチジンまたはイミダゾール化合物,オリゴペプチド含有ヒスチジ ンおよびそれらの混合物からなるグループから選択される、請求項27に記載の 方法。
  31. 31.前記緩衝剤の少なくとも1つの緩衝薬剤は1−メチルヒスチジン,1−メ チルイミダゾール,アンセリンまたはカルノシンである、請求項30に記載の方 法。
  32. 32.前記緩衝剤はヒスチジンとイミダゾールとの混合物である、請求項30に 記載の方法。
  33. 33.イミダゾールの濃度は約0と1.5g%の間であり、かつヒスチジンの濃 度は約0と0.3g%との間である、請求項32に記載の方法。
  34. 34.前記炭化フッ素乳剤のpHは5.5と8.9との間に保たれなければなら ない、請求項27に記載の方法。
  35. 35.前記炭化フッ素乳剤のpHは生理学的に許容し得る範囲内に保たれるべき 、請求項27に記載の方法。
  36. 36.前記生理的に許容可能な範囲は7.3と7.9の間のpHの値である、請 求項27に記載の方法。
  37. 37.前記炭化フッ素乳剤は約37℃の生理学上温度にある、請求項27に記載 の方法。
  38. 38.前記炭化フッ素乳剤は約30℃以下の温度にある、請求項27に記載の方 法。
  39. 39.前記緩衝剤は、少なくとも10%の前記最大量の酸または塩基が導入され るとき、前記最大濃度以下で、前記pH範囲内で、前記炭化フッ素乳剤を保持す る能力を有する、請求項27または28に記載の方法。
  40. 40.前記緩衝剤は前記pHの範囲にわたって、少なくとも20mmol/L/ pHの緩衝能力を有する、請求項27に記載の方法。
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