JPH0550192U - ショックアブソーバ - Google Patents
ショックアブソーバInfo
- Publication number
- JPH0550192U JPH0550192U JP10113191U JP10113191U JPH0550192U JP H0550192 U JPH0550192 U JP H0550192U JP 10113191 U JP10113191 U JP 10113191U JP 10113191 U JP10113191 U JP 10113191U JP H0550192 U JPH0550192 U JP H0550192U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shock absorber
- balls
- elastic body
- rod
- storage chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Fluid-Damping Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ショックアブソーバにおいて、弾性体の磨耗
を防止し、衝撃の吸収特性を向上させる。 【構成】 ショックアブソーバにおいて、内部に収納室
3を備えたショックアブソーバ本体1と、前記収納室3
の開口部を覆うカバー4と、このカバー4を貫通し、可
動体の衝撃を受け止めるロッド7と、前記収納室3内に
収納され、ロッド7の移動に伴って弾性変形する弾性体
9とを備え、前記弾性体9は、多数のボール9aを集合
させてなるボール群9Aからなる構造とした。
を防止し、衝撃の吸収特性を向上させる。 【構成】 ショックアブソーバにおいて、内部に収納室
3を備えたショックアブソーバ本体1と、前記収納室3
の開口部を覆うカバー4と、このカバー4を貫通し、可
動体の衝撃を受け止めるロッド7と、前記収納室3内に
収納され、ロッド7の移動に伴って弾性変形する弾性体
9とを備え、前記弾性体9は、多数のボール9aを集合
させてなるボール群9Aからなる構造とした。
Description
【0001】
本考案は、ショックアブソーバに関し、特に、たとえば衝突時の可動体の衝撃 を弾性体で吸収するショックアブソーバに適用して有効な技術に関する。
【0002】
この種のショックアブソーバとしては、たとえば実開平3−57532号公報 に開示されたものがある。
【0003】 すなわち、このショックアブソーバは、内部に収納室を備えたショックアブソ ーバ本体と、前記収納室の開口部を覆うカバーと、このカバーに貫通して設けら れ、可動体の衝撃を受け止めるロッドと、前記収納室内に収納され、ロッドの移 動に伴って弾性変形する弾性体とを備え、前記弾性体の外周面に小径部と大径部 とを交互に形成し、たとえばそろばん珠が複数個連なるような断面鋸波状の形状 となっている。
【0004】
しかし、前記した従来のショックアブソーバの構造では、弾性体の外周面に小 径部と大径部とを交互に形成した構造となっているので、大径部が収納室の内周 面との摩擦により磨耗し、衝撃の吸収特性が低下するという問題があった。
【0005】 また、吸収特性の変更が難しい問題があった。
【0006】 本考案の目的は、弾性体の磨耗を防止し、衝撃の吸収特性を向上させることの できるショックアブソーバを提供することにある。
【0007】 本考案の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添 付図面から明らかになるであろう。
【0008】
本願において開示される考案のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば 、以下のとおりである。
【0009】 すなわち、本考案のショックアブソーバは、内部に収納室を備えたショックア ブソーバ本体と、前記収納室の開口部を覆うカバーと、このカバーに貫通して設 けられ、衝撃を受け止めるロッドと、前記収納室内に収納され、ロッドの移動に 伴って弾性変形する弾性体とを備え、前記弾性体は、多数のボールを集合させて なるボール群からなる構造とすることができる。
【0010】 この場合、前記したボールとして材質の異なる数種類のボールを使用し、この 数種類のボールを混ぜ合わせてなるボール群を弾性体とした構造とすることがで きる。
【0011】 また、この場合、前記ボールとして材質の異なる数種類のボールを使用し、こ の数種類のボールを層状に配置してなるボール群を弾性体とした構造とすること ができる。
【0012】
前記した本考案のショックアブソーバによれば、弾性体は、多数のボールを集 合させてなるボール群からなる構造としたので、弾性体の磨耗を防止して衝撃の 吸収特性を向上させることができる。
【0013】 この場合、前記ボールとして材質の異なる数種類のボールを使用し、この数種 類のボールを混ぜ合わせてなるボール群を弾性体とした構造としたので、衝突時 の抗力を増大させて衝撃の吸収特性を向上させることができる。
【0014】 また、この場合、前記ボールとして材質の異なる数種類のボールを使用し、こ の数種類のボールを層状に配置してなるボール群を弾性体とした構造としたので 、衝突時の抗力をノンリニア的に変化させ、ストローク始端での衝撃を防止し、 円滑に緩衝させることができる。
【0015】
【実施例1】 図1は本考案の実施例1であるショックアブソーバを示す断面図である。
【0016】 本実施例1におけるショックアブソーバは、衝突時の可動体の衝撃を吸収する もので、有底筒状のショックアブソーバ本体1を有している。このショックアブ ソーバ本体1の外周面に雄ねじ部2が形成され、この雄ねじ部2にマウント金具 が螺着される構造となっている。
【0017】 また、ショックアブソーバ本体1の内部に収納室3が形成され、この収納室3 の開口部にカバー4が装着され、このカバー4は抜止部5により抜け止めされて いる。
【0018】 前記カバー4の中心にロッド孔6が形成され、このロッド孔6には、可動体の 衝撃を受け止めるロッド7が貫通し、このロッド7の左端にフランジ8が形成さ れている。前記収納室3内に弾性体9が収納されている。
【0019】 本実施例1の要旨は、前記弾性体9を改良した点で特徴を有する。
【0020】 すなわち、弾性体9は、多数のボール9aを集合させてなるボール群9Aから なる。
【0021】 次に、本実施例1の作用について説明する。
【0022】 可動体の衝撃を緩衝させる場合、ロッド7に可動体を衝突させると、弾性体9 では、それぞれのボール9aが弾性的に収縮変形し、可動体による衝撃が吸収さ れる。
【0023】 このような衝撃吸収に際し、弾性体9が多数のボール9aを集合させてなるボ ール群9Aからなる構造としたので、弾性体9の磨耗を防止して衝撃の吸収特性 を向上させることができる。
【0024】
【実施例2】 図2は本考案の実施例2であるショックアブソーバを示す断面図である。
【0025】 本実施例2におけるショックアブソーバは、前記実施例1とほぼ同様の構成を 有するが、同一形状であって弾性係数の小さいボール9aと、弾性係数の大きい ボール9bを使用し、この2種類のボール9a,9bを混ぜ合わせてなるボール 群9Aを弾性体9とした構造とし、衝突時の抗力を増大させて衝撃の吸収特性を 向上させた点で特徴を有する。
【0026】
【実施例3】 図3は本考案の実施例3であるショックアブソーバを示す断面図である。
【0027】 本実施例3におけるショックアブソーバは、前記実施例2とほぼ同様の構成を 有するが、同一形状であって弾性係数の小さいボール9aと、弾性係数の大きい ボール9bを使用し、この弾性係数の小さいボール9aを中央部に層状に配置し 、その両側にそれぞれ弾性係数の大きいボール9bを層状に配置してなるボール 群9Aを弾性体9とした点で特徴を有する。
【0028】 本実施例3の作用効果については、前記実施例2の作用効果に加えて、ストロ ーク始端では、弾性係数の小さいボール9aが小さい衝撃力で容易に変形し、ス トローク終端の近傍では、弾性係数の大きいボール9bが弾性的に収縮変形する 。
【0029】 したがって、衝突時の抗力をノンリニア的に変化させ、ストローク始端での衝 撃を防止し、円滑に緩衝させることができる。
【0030】
【実施例4】 図4は本考案の実施例4であるショックアブソーバを示す断面図である。
【0031】 本実施例4におけるショックアブソーバは、前記実施例3とほぼ同様の構成を 有するが、同一の材質であって径の小さいボール9aと、径の大きいボール9b とを使用し、この2種類のボール9a,9bを混ぜ合わせてなるボール群9Aを 弾性体9とした点で特徴とする。
【0032】 本実施例4の作用効果は前記実施例2とほぼ同様であるので、その説明を省略 する。
【0033】 以上、本考案者によってなされた考案を実施例に基づき具体的に説明したが、 本考案は、前記実施例に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種 々変更可能であることはいうまでもない。
【0034】 たとえば、前記実施例1〜4では、丸形のショックアブソーバ本体の場合につ いて説明したが、これに限らず、角形のショックアブソーバ本体に適用すること ができる。
【0035】 また、前記実施例4では、大小のボールを混ぜ合わせた場合について説明した が、これに限らず、前記大小のボールを層状に配置することができる。
【0036】
本願において開示される考案のうち、代表的なものによって得られる効果を簡 単に説明すれば、以下のとおりである。
【0037】 (1).弾性体は多数のボールを集合させてなるボール群からなる構造としたので、 弾性体の磨耗を防止して衝撃の吸収特性を向上させることができる。
【0038】 (2).前記(1) の場合、ボールとして材質の異なる数種類のボールを使用し、この 数種類のボールを混ぜ合わせてなるボール群を弾性体とした構造としたので、衝 突時の抗力を増大させて衝撃の吸収特性を向上させることができる。
【0039】 (3).前記(1) の場合、前記ボールとして材質の異なる数種類のボールを使用し、 この数種類のボールを層状に配置してなるボール群を弾性体とした構造としたの で、衝突時の抗力をノンリニア的に変化させ、ストローク始端での衝撃を防止し 、円滑に緩衝させることができる。
【図1】本考案の実施例1であるショックアブソーバを
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】本考案の実施例2であるショックアブソーバを
示す断面図である。
示す断面図である。
【図3】本考案の実施例3であるショックアブソーバを
示す断面図である。
示す断面図である。
【図4】本考案の実施例4であるショックアブソーバを
示す断面図である。
示す断面図である。
1 ショックアブソーバ本体 2 雄ねじ部 3 収納室 4 カバー 5 抜止部 6 ロッド孔 7 ロッド 8 フランジ 9 弾性体 9a ボール 9b ボール 9A ボール群
Claims (3)
- 【請求項1】 内部に収納室を備えたショックアブソー
バ本体と、前記収納室の開口部を覆うカバーと、このカ
バーに貫通して設けられ、衝撃を受け止めるロッドと、
前記収納室内に収納され、ロッドの移動に伴って弾性変
形する弾性体とを備え、前記弾性体は多数のボールを集
合させてなるボール群からなることを特徴とするショッ
クアブソーバ。 - 【請求項2】 前記ボールとして材質の異なる数種類の
ボールを使用し、この数種類のボールを混ぜ合わせてな
るボール群を弾性体としたことを特徴とする請求項1記
載のショックアブソーバ。 - 【請求項3】 前記ボールとして材質の異なる数種類の
ボールを使用し、この数種類のボールを層状に配置して
なるボール群を弾性体としたことを特徴とする請求項1
記載のショックアブソーバ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10113191U JPH0550192U (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | ショックアブソーバ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10113191U JPH0550192U (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | ショックアブソーバ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0550192U true JPH0550192U (ja) | 1993-07-02 |
Family
ID=14292527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10113191U Pending JPH0550192U (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | ショックアブソーバ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0550192U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017221465A1 (ja) * | 2016-06-21 | 2017-12-28 | Kyb株式会社 | ダンパ |
WO2019065028A1 (ja) * | 2017-09-28 | 2019-04-04 | Kyb株式会社 | 直動ダンパ及びロータリーダンパ |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57184739A (en) * | 1981-04-15 | 1982-11-13 | Atlas Copco Ab | Method and device for damping compressive stress wave |
JPS62211470A (ja) * | 1986-03-11 | 1987-09-17 | 大成建設株式会社 | 構造物の外力の減衰構造 |
-
1991
- 1991-12-09 JP JP10113191U patent/JPH0550192U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57184739A (en) * | 1981-04-15 | 1982-11-13 | Atlas Copco Ab | Method and device for damping compressive stress wave |
JPS62211470A (ja) * | 1986-03-11 | 1987-09-17 | 大成建設株式会社 | 構造物の外力の減衰構造 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017221465A1 (ja) * | 2016-06-21 | 2017-12-28 | Kyb株式会社 | ダンパ |
WO2019065028A1 (ja) * | 2017-09-28 | 2019-04-04 | Kyb株式会社 | 直動ダンパ及びロータリーダンパ |
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