JPH0550184A - 消失模型の砂充填装置 - Google Patents
消失模型の砂充填装置Info
- Publication number
- JPH0550184A JPH0550184A JP29394091A JP29394091A JPH0550184A JP H0550184 A JPH0550184 A JP H0550184A JP 29394091 A JP29394091 A JP 29394091A JP 29394091 A JP29394091 A JP 29394091A JP H0550184 A JPH0550184 A JP H0550184A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sand
- vibration table
- lost foam
- vibration
- foam pattern
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Casting Devices For Molds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 消失模型を変形あるいは破損することなしに
乾燥砂を消失模型の周囲に隙間なく充填する。 【構成】 砂供給装置８が、サンドホッパ９と、下面が
消失模型３の横断面形状と略同形状の邪魔板１０を有す
る砂入装置１１と、砂入装置１１の外側に周設された集
塵ダクト１３とを備える。四角形状の振動テーブル１の
各外側面１ａに垂直方向の軸心を有する振動モータ２
を、振動テーブル１の軸心を介して対称となるようにそ
れぞれ対向して設け、かつ振動テーブル１の下面１ｃに
重錘６を振動テーブル１と同心に設ける。
乾燥砂を消失模型の周囲に隙間なく充填する。 【構成】 砂供給装置８が、サンドホッパ９と、下面が
消失模型３の横断面形状と略同形状の邪魔板１０を有す
る砂入装置１１と、砂入装置１１の外側に周設された集
塵ダクト１３とを備える。四角形状の振動テーブル１の
各外側面１ａに垂直方向の軸心を有する振動モータ２
を、振動テーブル１の軸心を介して対称となるようにそ
れぞれ対向して設け、かつ振動テーブル１の下面１ｃに
重錘６を振動テーブル１と同心に設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、消失模型鋳造法の改良
に関するものであり、詳しくは、乾燥砂を消失模型の周
囲に隙間なく充填可能な砂充填装置に関するものであ
る。
に関するものであり、詳しくは、乾燥砂を消失模型の周
囲に隙間なく充填可能な砂充填装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来の消失模型の砂充填装置は、消失模
型を配設した鋳枠が振動テーブル上に載置され、該振動
テーブルの下面中央側には水平方向の軸心を有する振動
モータが一対並設されると共に、該振動テーブルの下面
四隅部には該振動テーブルを支承する空気ばねが設けら
れ、振動テーブルに設けられた一対の振動モータを作動
させることによって乾燥砂供給中あるいは供給後の鋳枠
を上下方向に振動させ、消失模型の周辺に乾燥砂を充填
するようにしている（例えば、特開昭６４−７８６５６
号公報の第２図）。
型を配設した鋳枠が振動テーブル上に載置され、該振動
テーブルの下面中央側には水平方向の軸心を有する振動
モータが一対並設されると共に、該振動テーブルの下面
四隅部には該振動テーブルを支承する空気ばねが設けら
れ、振動テーブルに設けられた一対の振動モータを作動
させることによって乾燥砂供給中あるいは供給後の鋳枠
を上下方向に振動させ、消失模型の周辺に乾燥砂を充填
するようにしている（例えば、特開昭６４−７８６５６
号公報の第２図）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の振動テーブルは
空気ばねのみによって支承されているから、上記一対の
振動モータによって鋳枠を上下方向のみに加振した場合
でも、実際には鋳枠は横方向、すなわち水平面内の二次
元方向へも相当大きな加速度にて振動するため、乾燥砂
が鋳枠内で各方向へ複雑に移動し、特に消失模型の形状
が複雑な場合には、乾燥砂を消失模型の隅々まで移動さ
せることは非常に難しく、消失模型と乾燥砂との間に空
洞が生じて鋳物に寸法不良、表面欠陥および内部欠陥等
の鋳造欠陥が発生し、不良鋳物を誘発させるという問題
点がある。又、従来の砂充填装置では、鋳枠内への乾燥
砂の投入に際して消失模型の上方から乾燥砂を直接投入
するため、消失模型が変形あるいは破損するという問題
点がある。そこで、本発明はかかる問題点を解消するた
めになされたもので、消失模型が変形あるいは破損する
ことなく、乾燥砂を消失模型の周囲に隙間なく充填でき
る砂充填装置を提供するものである。
空気ばねのみによって支承されているから、上記一対の
振動モータによって鋳枠を上下方向のみに加振した場合
でも、実際には鋳枠は横方向、すなわち水平面内の二次
元方向へも相当大きな加速度にて振動するため、乾燥砂
が鋳枠内で各方向へ複雑に移動し、特に消失模型の形状
が複雑な場合には、乾燥砂を消失模型の隅々まで移動さ
せることは非常に難しく、消失模型と乾燥砂との間に空
洞が生じて鋳物に寸法不良、表面欠陥および内部欠陥等
の鋳造欠陥が発生し、不良鋳物を誘発させるという問題
点がある。又、従来の砂充填装置では、鋳枠内への乾燥
砂の投入に際して消失模型の上方から乾燥砂を直接投入
するため、消失模型が変形あるいは破損するという問題
点がある。そこで、本発明はかかる問題点を解消するた
めになされたもので、消失模型が変形あるいは破損する
ことなく、乾燥砂を消失模型の周囲に隙間なく充填でき
る砂充填装置を提供するものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の砂充填装置は、
四角形状の振動テーブルの各外側面に垂直方向の軸心を
有する振動モータを、該振動テーブルの軸心を介して対
称となるようにそれぞれ対向して設け、かつ該振動テー
ブルの下面に垂錘を該振動テーブルと同心に設けたもの
であり、さらに該振動テーブル上に載置された鋳枠の上
方に砂供給装置を設け、該砂供給装置が、サンドホッパ
と、下面が消失模型の横断面形状と略同形状の邪魔板を
有する砂入装置と、該砂入装置の外側に周設された集塵
ダクトとを備えるように形成される。
四角形状の振動テーブルの各外側面に垂直方向の軸心を
有する振動モータを、該振動テーブルの軸心を介して対
称となるようにそれぞれ対向して設け、かつ該振動テー
ブルの下面に垂錘を該振動テーブルと同心に設けたもの
であり、さらに該振動テーブル上に載置された鋳枠の上
方に砂供給装置を設け、該砂供給装置が、サンドホッパ
と、下面が消失模型の横断面形状と略同形状の邪魔板を
有する砂入装置と、該砂入装置の外側に周設された集塵
ダクトとを備えるように形成される。
【０００５】
【作用】振動テーブルの下面に所定重量の垂錘を該振動
テーブルと同心に設けると、該振動テーブルの重心が降
下し、該振動テーブルが該重心を中心に横方向振動し、
鋳枠内に供給された乾燥砂に相等しい横方向の振動加速
度が発生するため、該鋳枠と消失模型との間に投入され
た乾燥砂が横方向に速やかに移動して該消失模型の周囲
に隙間なく充填される。
テーブルと同心に設けると、該振動テーブルの重心が降
下し、該振動テーブルが該重心を中心に横方向振動し、
鋳枠内に供給された乾燥砂に相等しい横方向の振動加速
度が発生するため、該鋳枠と消失模型との間に投入され
た乾燥砂が横方向に速やかに移動して該消失模型の周囲
に隙間なく充填される。
【０００６】
【実施例】図１〜２は、本発明の一実施例であり、四角
形状の振動テーブル１の各外側面１ａに垂直方向の軸心
を有する振動モータ２が、振動テーブル１の軸心を介し
て対称となるようにそれぞれ対向して設けられ、振動テ
ーブル１の上面１ｂには消失模型３を配設したつば付鋳
枠４が載置され、鋳枠４は振動テーブル１の上面１ｂに
配設された４個のクランプ部材５によって振動テーブル
１に着脱自在に設けられ、また振動テーブル１の下面１
ｃ中央部には所定重量の重錘６が振動テーブル１と同心
に設けられ、さらに該下面１ｃの四隅部には振動テーブ
ル１を支承するコイルバネ製のバネ部材７が配設されて
いる。
形状の振動テーブル１の各外側面１ａに垂直方向の軸心
を有する振動モータ２が、振動テーブル１の軸心を介し
て対称となるようにそれぞれ対向して設けられ、振動テ
ーブル１の上面１ｂには消失模型３を配設したつば付鋳
枠４が載置され、鋳枠４は振動テーブル１の上面１ｂに
配設された４個のクランプ部材５によって振動テーブル
１に着脱自在に設けられ、また振動テーブル１の下面１
ｃ中央部には所定重量の重錘６が振動テーブル１と同心
に設けられ、さらに該下面１ｃの四隅部には振動テーブ
ル１を支承するコイルバネ製のバネ部材７が配設されて
いる。
【０００７】振動テーブル１の下面１ｃに所定重量の重
錘６を振動テーブル１と同心に設けると、振動テーブル
１の重心が降下し、振動テーブル１が重心を中心に横方
向振動し、鋳枠４内に供給された乾燥砂８に相等しい横
方向の振動加速度が発生する。
錘６を振動テーブル１と同心に設けると、振動テーブル
１の重心が降下し、振動テーブル１が重心を中心に横方
向振動し、鋳枠４内に供給された乾燥砂８に相等しい横
方向の振動加速度が発生する。
【０００８】鋳枠４の上方には砂供給装置８が設けら
れ、砂供給装置８は、サンドホッパ９と邪魔板１０を有
する砂入装置１１とがサンドゲート１２を介して連結さ
れ、邪魔板１０は陣笠状頂部を有する筒状体から形成さ
れると共に、邪魔板１０の下面が消失模型３の横断面形
状と略同形状に形成され、さらに砂入装置１１の外側に
は集塵ダクト１３が周設されている。
れ、砂供給装置８は、サンドホッパ９と邪魔板１０を有
する砂入装置１１とがサンドゲート１２を介して連結さ
れ、邪魔板１０は陣笠状頂部を有する筒状体から形成さ
れると共に、邪魔板１０の下面が消失模型３の横断面形
状と略同形状に形成され、さらに砂入装置１１の外側に
は集塵ダクト１３が周設されている。
【０００９】次に、砂充填装置の作動について説明す
る。鋳枠４を振動テーブル１上に載置した後、鋳枠４の
つばをクランプ部材５と振動テーブル１の上面１ｂとで
挟持して鋳枠４を固定する。次いで、サンドホッパ９か
ら鋳枠４内に乾燥砂１４を適当量投入した後、乾燥砂１
４上に消失模型３をセットする。その後、振動テーブル
１に設けられた振動モータ２を所定の加振条件の下で振
動させながら、乾燥砂１４をサンドホッパ９から砂入装
置１１を介して鋳枠４内に投入すると、乾燥砂１４が鋳
枠４と消失模型３との間に投入され、消失模型３が変形
あるいは破損することなく乾燥砂１４内に埋設され、次
いで乾燥砂１４に発生する相等しい横方向の振動加速度
によって鋳枠４内の乾燥砂１４が速やかに横方向に移動
し、消失模型３の形状が複雑な場合でも消失模型３の周
囲に隙間なく充填される。また、乾燥砂１４の鋳枠４内
への投入時に発生する粉塵は、集塵ダクト１３によって
集められ外部に排出される。
る。鋳枠４を振動テーブル１上に載置した後、鋳枠４の
つばをクランプ部材５と振動テーブル１の上面１ｂとで
挟持して鋳枠４を固定する。次いで、サンドホッパ９か
ら鋳枠４内に乾燥砂１４を適当量投入した後、乾燥砂１
４上に消失模型３をセットする。その後、振動テーブル
１に設けられた振動モータ２を所定の加振条件の下で振
動させながら、乾燥砂１４をサンドホッパ９から砂入装
置１１を介して鋳枠４内に投入すると、乾燥砂１４が鋳
枠４と消失模型３との間に投入され、消失模型３が変形
あるいは破損することなく乾燥砂１４内に埋設され、次
いで乾燥砂１４に発生する相等しい横方向の振動加速度
によって鋳枠４内の乾燥砂１４が速やかに横方向に移動
し、消失模型３の形状が複雑な場合でも消失模型３の周
囲に隙間なく充填される。また、乾燥砂１４の鋳枠４内
への投入時に発生する粉塵は、集塵ダクト１３によって
集められ外部に排出される。
【００１０】上記実施例では複雑形状の消失模型３につ
いて説明したが、アンダカット部を有する消失模型３を
用いても同様の作用を奏する。また、鋳枠４内への乾燥
砂１４供給後に振動モータ２を所定の加振条件の下で振
動させても、上記実施例と同様の作用を奏する。
いて説明したが、アンダカット部を有する消失模型３を
用いても同様の作用を奏する。また、鋳枠４内への乾燥
砂１４供給後に振動モータ２を所定の加振条件の下で振
動させても、上記実施例と同様の作用を奏する。
【００１１】
【発明の効果】本発明によれば、消失模型の変形および
破損が防止されると共に、乾燥砂を消失模型の周囲に隙
間なく充填できるので、寸法不良、表面欠陥および内部
欠陥等の鋳造欠陥のない良好な鋳物を容易に得ることが
でき、また砂充填作業の手間が大幅に省略できるので、
生産性向上に寄与するところが大である。
破損が防止されると共に、乾燥砂を消失模型の周囲に隙
間なく充填できるので、寸法不良、表面欠陥および内部
欠陥等の鋳造欠陥のない良好な鋳物を容易に得ることが
でき、また砂充填作業の手間が大幅に省略できるので、
生産性向上に寄与するところが大である。
【図１】本発明の一実施例を示す一部破断正面図
【図２】振動テーブルの平面図
１ 振動テーブル １ａ 外側面 １ｃ 下面 ２ 振動モータ ４ 鋳枠 ６ 重錘 ８ 砂供給装置 ９ サンドホッパ １０ 邪魔板 １１ 砂入装置 １３ 集塵ダクト
Claims (2)
- 【請求項１】 四角形状の振動テーブルの各外側面に垂
直方向の軸心を有する振動モータを、該振動テーブルの
軸心を介して対称となるようにそれぞれ対向して設け、
かつ該振動テーブルの下面に重錘を該振動テーブルと同
心に設けたことを特徴とする消失模型の砂充填装置。 - 【請求項２】 振動テーブル上に載置された鋳枠の上方
に砂供給装置を設け、該砂供給装置が、サンドホッパ
と、下面が消失模型の横断面形状と略同形状の邪魔板を
有する砂入装置と、該砂入装置の外側に周設された集塵
ダクトとを備えた請求項１記載の消失模型の砂充填装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29394091A JPH0550184A (ja) | 1991-08-20 | 1991-08-20 | 消失模型の砂充填装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29394091A JPH0550184A (ja) | 1991-08-20 | 1991-08-20 | 消失模型の砂充填装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0550184A true JPH0550184A (ja) | 1993-03-02 |
Family
ID=17801146
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29394091A Pending JPH0550184A (ja) | 1991-08-20 | 1991-08-20 | 消失模型の砂充填装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0550184A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108044028A (zh) * | 2018-02-11 | 2018-05-18 | 江西亿丰精密铸造有限公司 | 消失模铸造砂处理冷却系统 |
| CN110328342A (zh) * | 2019-08-09 | 2019-10-15 | 肇庆市奥林金属制品有限公司 | 一种制壳灌砂振动紧实装置 |
-
1991
- 1991-08-20 JP JP29394091A patent/JPH0550184A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108044028A (zh) * | 2018-02-11 | 2018-05-18 | 江西亿丰精密铸造有限公司 | 消失模铸造砂处理冷却系统 |
| CN108044028B (zh) * | 2018-02-11 | 2023-07-07 | 江西江工精密机械有限公司 | 消失模铸造砂处理冷却系统 |
| CN110328342A (zh) * | 2019-08-09 | 2019-10-15 | 肇庆市奥林金属制品有限公司 | 一种制壳灌砂振动紧实装置 |
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