JPH05501719A - 農業用薬品等の封入系 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は封入系及び、毒性または危険な物質、例えば殺虫剤のような農業用化学 物質の貯蔵、包装及び輸送に特に適した容器に係る。

現在、多くの危険で毒性のある液体は金属製のドラム缶で貯蔵されており、プラ スチック容器に貯蔵されているものも少しある。危険なまたは毒性の物質、例え ば農薬用物質は種々の組成物に処方されている。

本明細書で使用する毒性または危険な物質という表現は貯蔵用または出荷用容器 中で通常存在する量または濃度で放出されると周囲に損傷を引き起こしまたは接 触した人を傷つける可能性のある工業用化学物質または農薬物質を意味する。

農業用薬品に関しては、操作、処方及び使用が比較的容易なために特に濃縮型の 液体組成物が農業従事者にとって最も便利である。しかし、このような液体組成 物の取扱には顕著な難点がある。

容器に穴が開いたり、容器を誤って落として割ったり、壊したりすると漏出の恐 れがある。衝撃やショックに強い容器が開発されてきている。

このような容器は通常の保存及び操作条件下では安全であるが、例えば輸送中の 事故で漏れて急速に液体が失われる危険性はまだ大きい。毒性のある危険な物質 が漏れると環境に対して損害を与えることがある。

化学産業及び包装産業では、長い間にわたり環境を適切に保護するとともに農業 従事者や輸送者のような取扱者にとって十分に安全な保管容器が望まれていた。

例えば、フィルム製の可溶性バッグまたは袋で農薬を包装することが知られてい る。しかし、このようなフィルムは破けたり裂けたりして内容物の農薬が漏れる ことがある。フィルム１こ種々の欠陥が生じることがあり、このためフィルムが 弱くなり、漏れの潜在的原因となる可能性がある。例えば、ゲル粒子中の起泡、 粉末粒子または異物の存在、或はフィルム上または内での薄い部分の存在はすべ て潜在的な弱点である。このような弱点を有するフィルムを何回も操作しまたは 物理的ショックを与えると、フィルムは弱いところから破けることがある。

このことは、容器を流通業者、輸送業者または農業従事者力く繰り返し、調整な しに取り扱う農薬産業で特に問題である〇もう１つの可能性は水溶性または水分 散性であるバッグに含有しうる水相性粉末の形で農薬を提供することである◇し かし・水和性粉末は農業では非常に使用が少なくなっている。

可溶性バッグまたは袋に液体含有活性成分を封入する殺虫剤の封入系も提案され た。しかし、上述の条件下では、ノクッグにピンホールができ、封入された液体 が漏れて、環境に大きな損傷を引き起こす可能性がある。

ショックを吸収し、漏れを防ぐための空気の空間を有する可溶性バッグまたは袋 に殺虫剤を詰めることも提案されているＯこの特徴によりバッグの破損が減少す る傾向にある。しかし、ピンホールの問題は避けられない。

医薬品及び化粧品のような他の産業では、ゲル調合物（製剤）が医薬品または化 粧品製品の包装に使用されてきた。しかし、このようなゲル調合物は、美容上の 観点及び他の理由で使用されることが多く、毒性または危険な化学品の保持また は保管用の封入系の一部としてで用いられているのではない。さらに、医薬品ま たは化粧品の目的に使用するゲルは一般に水をベースとしている。

本発明は農薬のような毒性で危険な組成物を貯蔵し、保持し、包装する、取扱が 安全で新規な方法及び系を提供することを目的とする。

本発明は農業従事者にとって取扱の容易な農薬を封入した新規な系を提供するこ とも目的とする。

本発明はさらに、好ましくは通常の振とう下で５分以内（こ農薬のような化学品 を水に容易に、迅速に、簡単に溶解及び／または分散させうるこのような化学品 を封入する新規系を提供することも目的とする。

本発明はまた、最少の容積を使用して農薬のような化学品を貯蔵し、保持し、包 装する新規系を提供することも目的とする。

本発明はまた、漏れや汚染の危険性の少な０、農薬のような危険な物質を封入す る新規容器及び新規な系の提供も目的とする。

本発明はさらに、危険な組成物を封入する）くラグのピンホールを通しての漏れ を防ぐことも目的として０る。数千のノくラグにたった１つのピンホールがあっ ても、そのピンホールを通った液体がその周りにあるものを全て汚染するためζ こ多くの問題が引き起こされる。

本発明はまた、内容物を含む容器の破損を避けることも目的としている。容器が 固いときには、単純に壊れる可能性が大きい。

バッグ内に液体が入っているときにはこの可能性が幾分域るが、液体はまだショ ックを伝え、水圧ノ１ンマー作用の問題が残っている。本発明はこの水圧ノーン マー作用を避けるまたは少なくとも減少させることを目的とする。

本発明は可能な限り容器へのショックの力を分散させることも目的とする。

本発明はさらに、農薬例えば殺虫剤を封入する衝撃吸収系を提供することも目的 とする。

本発明はまた１化学物質の調合に少量の溶媒しか必要とせず、出荷と製造の両方 の経費削減に有利な保持系を提供することを目的とする。

本発明のもう１つの利点は、液体に比ベゲルを使用した場合、より高い活性成分 濃度が得られることである。

本発明のもう１つの目的は、水の中に入れると迅速に溶ける農薬用の新規容器系 を提供することである。本発明はスプレーノズルまたはスプレータンクのフィル ターに詰まりを生じる危陰性の少ない農薬用の新規な容器の系を提供することも 目的とする。

本発明の他の目的及び利点は以下の記載から明らかとなろう。

本発明の他の目的は以下の説明によりさらにはっきりと示されよう。

本発明は、化学物質を含むゲルを完全に包み込む水溶性及び水分散性バッグから なる、化学物質を保持し、保管し、すなわち封入するための封入系を提供する。

本発明は毒性または危険でありうる化学物質を封入する、すなわち包み込み、保 持し、保管する水溶性または水分散性バッグからなる封入系を提供する。ここで 、化学物質は本質的に有機物質であるゲル中に存在する。本発明のもう１つの目 的は、水性媒質中に置いたときにその中に含まれる活性成分を自動的に分配でき る封入系である。本発明は出荷及び貯蔵中に化学品が漏れたり、周囲と接触する 機会を減少させるように化学品を封入するすなわち保持し、保管する方法に係る 。

本発明の封入系はゲル内に存在する危険なまたは毒性の化学品を封入し、包み込 む水溶性または水分散性フィルムからなるバッグを包含する。ゲルには化学物質 のための濃縮物としてそれ自身の固有な利点と用途がある。本発明のゲルを封入 バッグと共に使用すると、一体性を維持し、化学品の周囲への漏れを防ぐ独特な 能力を有する封入系が提供される。

封入系の究極の目的は、安全に取扱ができ、周囲への急速な漏れを防ぐような影 響で毒性を有するまたは危険な化学品を保持することである。本発明は、単に保 護の封入バリアを作ることによるだけでなく、当該化学品と全体として統合され た系を使用することによりこれらの目的を達成している。

本発明は、出荷及び貯蔵の間に周囲との接触を防ぐように毒性及び危険な物質の ような化学物質を保持し保管する方法であって、 （１）化学物質と他のゲル成分が十分に溶解または分散１７で肉眼的には実質的 に１つの相として見えるようになるまで室温より高い温度で化学物質と他のゲル 成分を混合し、（ｉｉ）混合物を冷却して、ゲルを形成し、（ｉｉｉ　）水溶性 または水分散性フィルムのバッグ内に予め決めた量の前記ゲルを包み込み、密封 する ことからなる方法も包含する。

好ましい実施態様では、化学物質は農業用化学品である。

もう１つの好ましい実施態様では、化学物質は周囲または接触するヒトにとって 毒性または危険な化学物質である。

好ましくはゲルは実質的に有機物質からなる。

他の好ましい実施態様では、ゲルは化学物質と、表面活性剤、分散剤、増粘剤、 溶媒及びゲル化したまたはゲル化する薬剤からなる群から選択した１つ以上の成 分からなる。

さらに他の好ましい実施態様では、ゲルは化学物質と非イオン表面活性剤からな る。表面活性剤は非イオン乳化剤であるのが好ましい。

好ましくは、非イオン乳化剤はスルホネートである。

もう１つの好適実施態様では、有機溶媒は芳香族及び脂肪族溶媒からなる群から 選択した石油系炭化水素である。

他の好ましい実施態様では、ゲルは化学物質と有機溶媒を含む。

さらに他の好ましい実施態様では、ゲルは化学物質、ゲル化剤、溶媒及び表面活 性剤を含む。

好ましくはゲルの水分含量は５重量％未満である。

好ましくは、ゲルの粘度は１０００−３０．０００センチポアズの間である。

他の好適実施態様では、ゲル及びバッグ中のゲルの密度は１より大きい。

さらに他の好適実施態様では、バッグは厚さ約１０から５００ミクロンの水溶性 ポリマーフィルムからできており、ゲルの有機成分中で非透過性でありか一つ実 質的に溶解または分散しない。

前述のように、毒性または危険な物質はその化学品に曝されたヒトに損傷を引き 起こし、周囲を汚染する可能性のある任意の物質である。このような物質の一種 は殺虫剤（例えば、除草剤、殺菌剤、殺線虫剤、殺虫剤等）及び植物保護剤（例 えば、植物成長調節剤、栄養剤等）のような農業用化学品または農薬である。

実際には、本発明に使用するゲル物質は危険なまたは毒性の化学品である活性成 分と、ゲル形成に関与するまたは補助する成分、例えば、表面活性剤、分散剤、 増粘剤、溶媒及びゲル化したまたはゲル化する薬剤とからなる。

ゲルは一般に分散相と連続相とが合わさって粘性な・ゼリ一様物質を生成するコ ロイドである。ゲルは通常、液体と非常に緊密に会合した高分子物質または小粒 子の凝集体からなる分散系であってよい。本発明に使用するゲルは、水をベース とする連続した水性相を有する多くの既存のゲル物質とは対照的に、有機連続相 を通常育している。

さらに、本発明で使用するゲルは、少なくとも肉眼で観察したときに、本質的に １つの物理相を有する。本発明に好適なゲルは切断により分離することができ、 その切断部分は単純に並置することにより結合できるものである。

本発明におけるゲルに有用な溶媒は脂肪族及び芳香族溶媒を含む石油系炭化水素 のような有機溶媒である。本発明に使用できる表面活性剤は非イオン及び陰イオ ン表面活性剤及びその混合物である。使用できるゲル化剤の例はスルホコハク酸 ジオクチル塩と安息香酸ナトリウムの混合物、テトラメチルデシンジオールエト キシル化ジアルキルフェノール、修飾クレーと炭駿プロピレンの組合せ、水素添 加ヒマシ油、エトキシル化した植物油、スルホコハク酸ナトリウム及び安息香酸 ナトリウムのジオクチルエステル、珪藻土、及びジメチルヘキサンとヘキシンジ オールの混合物を含んでいる。

本発明に使用するゲル物質は、ｔｇ（ｐｈｉ）が１．５以下、好ましくは１．２ 以下であるような調整ズリ応力と得られたズリ歪の間の位相差ｐｈｉを有する物 質である。ｔｇ（ｐｈｉ）はｐｈｉ角のタンジェント（または位相差）である。

ｐｈｉは、平坦な固定板とこの板に対し角度１０°未満好ましくは４“未満とな るような回転円錐を有するレオメータで測定する。速度調整モータにより円錐を 回転させる。すなわち、回転は正弦回転であり、すなわち、トルクと角変位とが 時間と共にサイン関数として変化する。この角変位は上記のズリ歪に相当し、（ 角変位を引き起こす）速度調整モータのトルクは上記調整ズリ応力に相当する。

本発明に使用できるゲルは主として有機物質であり、これは水分含量が低いこと を意味している。水分含量は一般に５重量％未満、好ましくは３重量％未満、よ り好ましくは１％未満である。

一般に、本発明に使用できるゲルの粘度は、（１分間に２０回転で回転する平板 を使用して、２３℃で、ブルックフィールド粘度計で測定して）５００センチポ アズから５００００センチポアズ、好ましくは１０００から３００００センチポ アズ、さらに好ましくは１０００から５０００センチポアズであ・る。

特記しない限り、本明細書中の全ての測定及び試験は２３℃（室温）で実施する 。

本発明の１つの実施態様によると、本発明に使用するゲルは次の穴開はテストで 成功をおさめる：５００ｇの物質／ゲルをポリビニルアルコールの水溶性バッグ （壁厚５０ミクロン）に入れ、ヒートシールする。バッグをバインダークリップ で吊り下げ、（直径０．　１ｍｍの）ムンピンをバッグの下から３分の１の所に 挿入し、引き出す。物質／ゲルを３０分間観察して漏出を測定する。本テストに 成功するゲルは漏出を示さず、本発明に好ましく使用できる。物質法が穴の上に 現れることがあるが、持続的な流出または漏出は起こらない。

本発明に適切なゲルの好ましい特性は（単独または組み合わせて）次の通りであ る： 本　粘度は、ブルックフィールド計で測定して、一般に５００〜５００００セン チポアズ、好ましくは１０００〜３００００センチポアズ、さらに好ましくは１ ０００〜５０００センチポアズである。

＊　水の中で通常の振とうを１５分間、好ましくは１０分間実施したときに水へ の分散性が実質的に完全である。

＊　ゲルは好ましくは本質的に非水性溶媒を含量する。

バッグを構成する封入フィルムの化学特性は非常に広範でありうる。好適物質は 活性成分（例えば農Ｊ）の溶解または分散に使用する有機溶媒に不溶性の水溶性 （または水分散性〕の物質である。具体的な好適物質にはポリエチレンオキシド 、例えばポリエチレングリコール：部分及び修飾部分；アルキル及びヒドロキシ アルキルセルロース、例えばヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセ ルロース、ヒドロキシプロピルセルロース；カルボキシメチルセルロース：ポリ ビニルエーテル、例えばポリメチルビニルエーテルまたはポリ（２−メトキシエ トキシエチレン）；ポリ（２，４−ジメチル−６−ドリアジニルエチレン：ポリ （３−モルホリニルエチレン）；ポリ（Ｎ−１，２，４−１−リアゾリルエチレ ン）：ポリ（ビニルスルホン酸）；ポリ無水物；低分子量メラミン−ホルムアル デヒド樹脂：低分子量尿素ホルムアルデヒド樹脂；ポリ（２−ヒドロキシエチル メタクリレート）、ポリアクリル酸及びその同族体を含む。

好ましい封入フィルムはポリビニルアルコール（ＰＶＡ）を含むか、またはそれ から作成する。ＰＶＡを使用するときには、部分的にまたは完全に、例えば４０ −１００％、好ましくは８０−９９％加アルコール分解または加水分解したポリ 酢酸ビニル（または他のエステル）フィルムが好ましい。このようなポリマーの コポリマーまたは他の誘導体も使用できる。

本発明におけるバッグを構成する他の好適物質は、ポリエチレンオキシド、メチ ルセルロース及びポリビニルアルコールである。

次の特徴が、単独または組み合わせて、本発明の他の好ましい特徴を構成してい る。

もう１つの特徴によると、ゲル及び本発明ゲルを含有するバッグの比重は１より 大きく、好ましくは１．１より大きい。

もう１つの特徴によると、本発明バッグ内に含まれるゲルの（本明細書に定義の ）自発性いｐｏａｌ＋ｏ＋１ｔ７）は好ましくは７５未満、好ましくは２５未満 である。

もう１つの特徴によると、本発明バッグの容量は一般に０．０１〜１２リツトル 、好ましくは０．２〜１２リツトル、より好ましくは０．４５〜６リツトルであ る。

もう１つの特徴によると、バッグは水溶性ポリマーフィルムから作成されるのが 好ましい。このフィルムの厚さは一般に１０から約５００ミクロン、好ましくは ２０から約１，００ミクロンである。

もう１つの特徴によると、本発明バッグは容量を満たされていない。このとき、 バッグ容量の少なくとも６０％、より好ましくは少なくとも７０％、さらに好ま しくは８０〜９９％、最も好ましくは８５〜９５％が好ましくは農業用化学品か らなるゲルで満たされている。非使用容量が落下、輸送または保存に際しバッグ に破壊耐性を付与するため、バッグを完全充填しないことが好ましい。この非使 用容量には空気または不活性ガスを含有してもよく、１２なくてもよい。空気ま たはガスを含有しているかどうかには関わらず、非使用容量が衝撃耐性を改善す る。しかし、非使用容量をいくらにするかを決定するときには、衝撃耐性という 利点及び非使用容量を提供する費用を、もしあれば衝撃耐性の必要度と非使用容 量の費用に対してバランスをとる必要がある。例えば、バッグを衝撃吸収容器で 貯蔵し及び／または輸送するときには、この非使用容量を提供しても有用ではな いことがある。

また、バッグを充填する容量、及び非使用容量に空気またはガスを含有するかど うかはバッグを沈めることと浮かすことのどちらかが望ましいかによる。また、 バッグが沈むか浮くかは非使用容量のみではなく、バッグ内容物の密度にも依存 する。

水溶性バッグの作成に使用する水溶性フィルムは公知である。

バッグを作るためには、フィルムを成形しく多分部分的に密封し）、ゲルを充填 する。一般にゲルは、粘度が高く流動速度が遅いときでさえ流動可能である。必 要に応じて、ゲルはバッグに圧力を利用して噴射される。ゲルを封入するために 使用する容器は、農業分野では現在まで使用されていなかった。

本明細書で前述したゲル組成物を充填して、バッグは最終的に密封、一般にヒー トシールし、閉じる。密封は公知の方法で実施しつる。

実施例 以下の実施例は説明のためのものであり、本発明を限定するものと理解すべきで はない。

これら実施例中、ブルックフィールド粘度は前記のように、１分間に２０回回転 転る平板を有するブルックフィールド粘度計で測定した。以下の全実施例で、調 製したゲルのｔｇ（ｐｈｉ）は０．７５と１．５の間であった。

調製したゲルのエマルジョン安定性は次の方法で評価する１５０ｍ１の試験管内 でゲル１ｍｌを水９９ｍ１と混合する。

１秒に１回完全に逆転する速度でチューブを１０回逆転させる。

２４時間後の相の相対量を読んでエマルジョン安定性を評価する。エマルジョン 安定性の評価は次の通りである＝　「優秀」エマルジョン（ミルク様の相）の量 が全体の９８−１００％（Ｖ／Ｖ）で、残部がクリームまたは稀薄相：「良好」 エマルジョン量が全体の９０−９８％（Ｖ／Ｖ）で、残部は主としてクリームで あり、稀薄相は５ｍｌ以下；「並」エマルジョン量は全体の７０−９０％（Ｖ／ ｖ）であり、残部がクリームまたは稀薄相である；及び「不良」全エマルジタン が全体の７０％（Ｖ／Ｖ）以下である。

自発性は次の方法により評価する：ストッパーを具備した１５０ｍ１のガラス管 （直径２２ｍｍ）にゲル１ｍｌと水９９ｍ１の混合物を入れ、１８０°上下を逆 転させる。ゲルを完全に分散するために必要な逆転の数を自発性と呼ぶ。

実施例１ 溶解または分散するまで次の成分の混合物を５０℃で撹拌し、振とうすることに よりゲルを作成する：活性成分、除草剤２．４−Ｄ。

フェノキシ安息香酸（イソオクチルエステル）：６４．８％溶媒　引火点６５℃ の芳香族溶媒、　２４．２％助　剤　： 非イオン／スルホネートａ合乳化則：　４％アルキルベンゼンスルホン酸カルシ ウム：　１％スルホコハク酸ジオクチルの塩と安息香酸　６％ナトリウムの混合 物・ 撹拌の間に溶解または分散が生じ、次にゲル化する。混合物を約２０℃に冷却す るにつれてゲル化は増加する。

ゲルのブルックフィールド粘度は３０００センチポアズである。

エマルジョン安定性は上記テストで「良好」である。

このゲル１１００ｇをＰＶＡフィルム（８８％加水分解ポリ酢酸ビニル：冷水溶 解性：厚さ７５５ミクロン）製の１リツトルのバッグに入れる。はぼいっばい（ 約９５％Ｖ　／　Ｖ　）のバッグをヒートシールする。ゲル及びゲルを含有する バッグの比重は１．１である。

次にバッグを１．２ｍの高さから地面に１０回転色す。破損または漏出は認めら れない。

緩和な（ポンプで再循環して得られるような）振とう下で水を含有するタンクに バッグを入れる。バッグ及びその内容物は３分間以内で分散する。０．２８ｍｍ の孔を有するスクリーンテアルフィルターで目詰まりは認められない。

実施例２ 次の助剤を含有する混合物中に同じ活性成分を使用し、実施例１の手順を繰り返 す。

非イオン／スルホネート混合乳化剤：　５．２％テトラメチルデシンジオール： 　３０％ゲルのブルックフィールド粘度は３０００センチポアズである。

上記のテストにおけるエマルジョン安定性は良好である。

このゲル１１００ｇをＰＶＡフィルム（８８％氷解ポリ酢酸ビニル；冷水溶解性 ；厚さ７５５ミクロン）製の１リツトルのバッグに入れる。はぼいっばい（約９ ５％Ｖ　／　Ｖ　）のバッグをヒートシールする。ゲル及びゲルを含有するバッ グの比重は１゜１である。

次にバッグを１．２ｍの高さから地面に１０回転色す。破損または漏出は認めら れない。

緩和な（ポンプで再循環して得られるような）振とう下で水を含有するタンクに バッグを入れる。バッグ及びその内容物は３分間以内で分散する。０．２８ｍｍ の孔を有するスクリーンであるフィルターで目詰まりは認められなし）。

実施例３ 次の助剤を含有する混合物中に同じ活性成分を使用し、実施例１の手順を繰り返 す。

非イオン／スルホネート混合乳化剤＋　２１．５％アルキルベンゼンスルホン酸 カルシウム＝　３．７％エトキンル化ジアルキルフェノール＝　１０％ゲルのブ ルックフィールド粘度は３０００センチポアズである。

上記のテストにおけるエマルジョン安定性は良好である。

このゲル１１００ｇをＰＶＡフィルム（８８％氷解ポリ酢酸ビニル；冷水溶解性 ：厚さ・５５ミクロン）製の１リツトルのバッグに入れる。はぼいっばい（約９ ５％Ｖ　／　Ｖ　）のバッグをヒートシールする。ゲル及びゲルを含有するバッ グの比重は１．１である。

次にバッグを１．２ｍの高さから地面に１０回転色す。破損または漏出は認めら れない。

緩和な（ポンプで再循環して得られるような）搬上う下で水を含有するタンクに バッグを入れる。バッグ及びその内容物は３分間以内で分散する。０．２８ｍｍ の孔を有するスクリーンであるフィルターで目詰まりは認められない。

実施例４ 次の混合物を５０℃で撹拌してゲルを作成する：活性成分： オクタン酸エステルの形のブロモキシニル酸：６１．１５％溶媒：引火点３８℃ の芳香族溶媒：　２２．８５％フェノールエトキシル化したポリアリール＝　６ ％アルキルベンゼンスルホン酸カルシウム＝　２％メチル基を添加して修飾した クレー　６％炭酸プロピレン（増粘剤の活性化）　２％これらの材料をＡｌｔ＋ ｉｔｏ＋　ミキサーでせん断しながら混合する。

生成物は２−３分以内にゲル化し始める。

ゲルのブルックフィールド粘度は４２００センチポアズである。

上記のテストによるエマルジョン安定性は良好である。

自発性は３８である。

このゲル１１００ｇをＰＶＡフィルム（８８％氷解ポリ酢酸ビニル、冷水溶解性 ：厚さ・５５ミクロン）製の１リツトルのバッグに入れる。はぼいっばい（約９ ５％ｖ　／’　ｖ　）のバッグをヒートシールする。ゲル及びゲルを含有するバ ッグの比重は１．１である。

次ニバッグを１．２ｍの高さから地面に１０回薄色す。破損または漏出は認めら れない・ 緩和な（ボシブで再循環して得られるような）振とう下て水を含有するタンクに バッグを入れる。バッグ及びその内容物は１０分間以内で分散する。５０メツシ ユのスクリーンであるフィルターで目詰まりは認められない。

実施例５ 次の成分を含有する混合物を使用して実施Ｎ４の手順を繰り返す： 活性成分 オクタン酸ブロモキンニル：　１８．６５９（１ｉへブタン酸ブロモキンニル： 　ｉ、３．８５％溶媒　引火点３８℃の芳香族溶媒　１１．１％水添ヒマシ油・ 　３％ ｒ−トキシル化した植物油　３％ 非非イオン／スルホネート台乳化剤　１３％これらの材料をＡ（Ｉｔｉ（ｏｒミ キサーでせん駈しながら混合する。

生成物は２〜３分以内にゲル化し始める。

ゲルのブルックフィールド粘度は３１５０センナポアズである。

上記のテストによるエマルジョン安定性は良好である。

自発性は２０である。

このゲルＬ１００ｇをＰＶＡフィルム（８８％氷解ポリ酢酸ビニル：冷水溶解性 、厚さ＝５５ミクロン）製の１リツトルのバッグに入れる。はぼいっばい（約９ ５％Ｖ　／　Ｖ　）の、くラグをヒートシールする。ゲル及びゲルを含有するバ ッグの比重は］−１である。

次にバッグを１，２ｍの高さから地面に１０回薄色す。破損または漏出は認めら れない。

緩和な（ポンプで再循環して得られるような）振とう下で水を含有するタンクに バッグを入れる。バッグ及びその内容物は１０分間以内で分数する。０．２８ｍ ｍの孔を有するスクリーンであるフィルターで目詰まりは認められない。

実施例６ 次の成分を含有する混合物を使用して実施例５の手順を繰り返す。

活性成分・ オクタン酸ブロモキシニル−１８４％ へブタン酸ブロモキシニル　１４％ メチ″りＯ″′フ“ノキン酢酸　３６．６％（イソオクチルエステル）　・ 非イオン、゛スルホネート混合乳化剤＝　９％スルホコハク酸ナトリウム及び安 息香酸　２％ナトリウムのジオクチルエステル。

珪藻土　１７％ これらの材料をＡ目＋ｉｌ［Ｅ、キサ−でせん断しながら混合する。

生成物は滑らかなペースト状を呈し始め、２〜３分以内にゲル化し始める。

ゲルのブルックフィールド粘度は９０００センチポアズである。

上記のテストによるエマルジョン安定性は良好である。

自発性は９である。

このゲル１１００ｇをＰＶＡフィルム（８８％氷解ポリ酢酸ビニル、冷水溶解性 ；厚さ、５５ミクロン）製の１リツトルのバッグに入れる。はぼいっばい（約９ ５％Ｖ　／　Ｖ　）のバッグをヒートシールする。ゲル及びゲルを含有するバッ グの比重は１．１である。

次にバッグを１．２ｍの高さから地面に１０回薄色す。破損または漏出は認めら れない。

緩和な（ポンプで再循環して得られるような）振とう下で水を含有するタンクに バッグを入れる。バッグ及びその内容物は１０分間以内で分散する。０．２８ｍ ｍの孔を有するスクリーンであるフィルターで目詰まりは認められない。

実施例７ 次の成分を含有する混合物を使用して実施例５の手順を繰り返す 活性成分： オクタン酸ブロモキシニル　１８．８９％へブタン酸ブロモキシニル：　１２． ５９％アトラジン：　４４．５８％ 溶媒：実施例５と同じ：　１８．５４％ポリエチレングリコール：　２，７％ これらの材料をＡＮｒｉｊｏｒ　ミキサーでせん断しながら混合する。

生成物は滑らかなペースト状を呈し始め、２〜３分以内にゲル化し始める。

ゲルのブルックフィールド粘度は７３００センチポアズである。

上記のテストによるエマルシラン安定性は良好である。

自発性は１５である。

このゲル１１００ｇをＰＶＡフィルム（８８％氷解ポリ酢酸ビニル；冷水溶解性 ；厚さ７５５ミクロン）製の１リツトルのバッグに入れる。はぼいっばい（約９ ５％Ｖ　／　Ｖ　）のバラクラヒートシールする。ゲル及びゲルを含有するバッ グの比重は１．１である。

次にバッグを１．２ｍの高さから地面に１０回着色す。破損または漏出は認めら れない。

緩和な（ポンプで再循環して得られるような）振とう下で水を含有するタンクに バッグを入れる。バッグ及びその内容物は１０分間以内で分散する。０．２８ｍ ｍの孔を育するスクリーンであるフィルターで目詰まりは認められない。

実施例８ 次の成分を含有する混合物を使用して実施例７の手順を繰り返す： 活性成分： オクタン酸ブロモキシニル：　３３．７％溶媒：引火点６５℃の芳香族溶媒：　 ３％非非イオン／スルホネート台乳化剤：　８．５％ドデシルベンゼンスルホン 酸カルシウム＝　１％テトラメチルデシンジオール＋　１７．６％これらの材料 をＡＮｒｉｊｏｒ　ミキサーでせん断しながら混合する。

生成物は滑らかなペースト状を呈し始め、２〜３分以内にゲル化し始める。

ゲルのブルックフィールド粘度は２２００センチポアズである。

上記のテストによるエマルジョン安定性は良好である〇自発性は１４である。

このゲル１１００ｇをＰＶＡフィルム（８８％氷解ポリ酢酸ビニル；冷水溶解性 ：厚さ７５５ミクロン）製の１リツトルのバッグに入れる。はぼいっばい（約９ ５％Ｖ　／　Ｖ　）のバッグをヒートシールする。ゲル及びゲルを含有するバッ グの比重は１．１である。

次にバッグを１，２ｍの高さから地面に１０回着色す。破損または漏出は認めら れない。

緩和な（ポンプで再循環して得られるような）振とう下で水を含有するタンクに バッグを入れる。バッグ及びその内容物は５分間以内で分散する。０．２８ｍｍ の孔を有するスクリーンであるフィルターで目詰まりは認められない。

実施例９ 次の成分を含有する混合物を使用して実施例８の手順を繰り返す： 活性成分及び溶媒は実施例８と同じであり、活性成分の量は同じである； 溶媒は同じであるが量は　１０．６％である；ドデシルベンゼンスルホン酸カル シウム＝　２％ジメチルへ牛サンとヘキシンジオール　１１，５％の混合物： これらの材料を＾１ｌｒｉｔｏ＋ミキサーでせん断しながら混合する。

生成物は滑らかなペースト状を呈し始め、２〜３分以内にゲル化し始める。

ゲルのブルックフィールド粘度は２５００センチポアズである。

上記のテストによるエマルジョン安定性は良好である。

自発性は５である。

このゲル１１００ｇをＰＶＡフィルム（８８％氷解ポリ酢酸ビニル；冷水溶解性 ：厚さ７５５ミクロン）製の１リツトルのバッグに入れる。はぼいっばい（約９ ５％Ｖ　／　Ｖ　）のバッグをヒートシールする。ゲル及びゲルを含有するバッ グの比重は１．１である。

次にバッグを１．２ｍの高さから地面に１０回着色す。破損または漏出は認めら れない。

緩和な（ポンプで再循環して得られるような）振とぅ下で水を含有するタンクに バッグを入れる。バッグ及びその内容物は５分間以内で分散する。０．２８ｍｍ の孔を有するスクリーンであるフィルターで目詰まりは認められない。

実施例１０ 次の成分を含有する混合物を使用（７て実施例５の手順を繰り返す： 活性成分： オクタン酸ブロモキンニル・　３３．５％へブタン酸ブロモキシニル゛　３３， ５％溶媒：引火点６５℃の芳香族溶媒：　２２．７５％非イオン／スルホネート 混合乳化剤＝　４．５％ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム・　１％安息香 酸ナトリウム　４．２５％ テトラメチルデンンジオール：　０．５％これらの材料をＡｔｊ＋ｉｔｏ＋　ミ キサーでせん断しながら混合する。

生成物は滑らかなペースト状を呈し始め、２〜３分以内にゲル化し始める。

ゲルのブルーｌクツイールド粘度は４８５０センチポアズである。

上記のテストによるエマルション安定性は優秀である。

自発性は１０である。

このゲル１１００ｇをＰＶＡフィルム（８８％氷解ポリ酢酸ビニル、冷水溶解性 ：厚ざ＝５５ミクロン）製の１リツトルのバッグに入れる。はぼいっばい（約９ ５％Ｖ　／　Ｖ　）のバッグをヒートシールする。ゲル及びゲルを含有するバッ グの比重は次にバッグを１．２ｍの高さから地面に１０回薄色す。破損または漏 出は認められない。

緩和な（ポンプで再循環して得られるような）振とう下で水を含有するタンクに バッグを入れる。バッグ及びその内容物は３分間以内で分散する。０．２８ｍｍ の孔を有するスクリーンであるフィルターで目詰まりは認められない。

要　約　書 本発明は封入系及び毒性または危険な物質、例えば殺虫剤のような農薬用薬品の 貯蔵、包装及び輸送に特に適した容器に係る。この封入系は、水溶性または水分 散性のバッグ内に包含されるゲル形態の化学物質からなる。

玄−１ 本封入系は水に迅速に溶解／分散する一方、貯蔵、包装及び輸送中に破損しに＜ ＜、封入した化学物質が露出しにくい。

ＰＣＴ／ＥＰ　９１１０１３４Ｂ

Claims (31)

【特許請求の範囲】
1. １．化学物質を含有するゲルを完全に包み込んだ水溶性または水分散性のバッグ からなる、化学物質を保持し保管するための封入系。
2. ２．化学物質が殺虫剤または植物保護剤である請求項１に記載の封入系。
3. ３．化学物質が農業用薬品である請求項１または２に記載の封入系。
4. ４．化学物質が環境または接触したヒトに毒性があるかまたは危険である請求項 １から３のいずれかに記載の封入系。
5. ５．ゲルの粘度が５００から５００００センチポアズである請求項１から４のい ずれかに記載の封入系。
6. ６．ゲルの粘度が１０００から５０００センチポアズである請求項５に記載の封 入系。
7. ７．φ角つまり位相差のタンジェントであるｔｇ（φ）が１．５以下であるよう な調整ズリ応力と得られたズリ歪の間の位相差φをゲルが有する物質である請求 項１から６のいずれかに記載の封入系。
8. ８．ゲルが、φ角つまり位相差のタンジェントであるｔｇ（φ）が１．２以下で あるような調整ズリ応力と得られたズリ歪の間の位相差φを有する物質である請 求項７に記載の封入系。
9. ９．最高１５分間水中で振とうした後にはゲルが実質的に完全に水に分散する請 求項１から８のいずれかに記載の封入系。
10. １０．本発明のバッグに含まれるゲルが好ましくは７５未満の自発性を有する請 求項１から９のいずれかに記載の封入系。
11. １１．ゲルが本質的に１つの肉眼で観察可能な物理相を有する組成物である請求 項１から１０のいずれかに記載の封入系。
12. １２．ゲルの比重が１より大きいより大きい請求項１から１１のいずれかに記載 の封入系。
13. １３．ゲルが化学物質と非イオン表面活性剤とを含む請求項１から１２のいずれ かに記載の封入系。
14. １４．表面活性剤が非イオン乳化剤である請求項１３に記載の封入系。
15. １５．非イオン乳化剤がスルホネートである請求項１４に記載の封入系。
16. １６．ゲルの水分含量が５重量％未満である請求項１から１５のいずれかに記載 の封入系。
17. １７．ゲルが化学物質と、表面活性剤、分散剤、増粘剤、溶媒及びゲル化したま たはゲル化する薬剤からなる群から選択した１つ以上の成分とを含む請求項１か ら１６のいずれかに記載の封入系。
18. １８．バッグの容量が０．０１〜１２リットルである請求項１から１７のいずれ かに記載の封入系。
19. １９．バッグが容量一杯まで満たされておらず、その容量の６０％より多くがゲ ルで満たされている請求項１から１８のいずれかに記載の封入系。
20. ２０．バッグが容量の８０〜９９％満たされている請求項１９に記載の封入系。
21. ２１．バッグが水溶性ポリマーフィルムからなる請求項１から２０のいずれかに 記載の封入系。
22. ２２．バッグが厚さ１０〜５００ミクロンのフィルムからなる請求項１から２１ のいずれかに記載の封入系。
23. ２３．バッグがポリエチレンオキシドまたはメチルセルロースまたはポリビニル アルコールからなる請求項２１に記載の封入系。
24. ２４．バッグが４０〜１００％加アルコール分解または加水分解されたポリ酢酸 ビニルフィルムからなる請求項１から２３のいずれかに記載の封入系。
25. ２５．水性組成物に使用する化学物質用自動分配封入系であって、前記の系は化 学物質と他のゲル成分とを含む実質的に有機物質であるゲルを包み込んだ水溶性 または水分散性バッグからなり、ここで、ゲルの粘度は１０００〜３００００セ ンチポアズであり、ゲルが入っているバッグの比重は１より大きく、バッグとゲ ルとは振とうした水中で１５分以内に実質的に完全に分散されるのに十分に水分 散性である封入系。
26. ２６．化学物質が請求項２から４のいずれかに定義のものであり；及び／または ゲルが請求項５から１７のいずれかに定義のものであり；及び／またはバッグが 請求項１８から２４のいずれかに定義のものである請求項２５に記載の封入系。
27. ２７．化学物質が農業用薬品であり、バッグ及びゲルが水中での振とうで１０分 以内に分散し、農業用噴霧デバイスで使用できる請求項２５に記載の封入系。
28. ２８．出荷及び貯蔵の間に周囲との接触を防止しつつ化学物質を保持し保管する 方法であって、 （ｉ）化学物質と成分が十分に溶解または分散して肉眼では実質的に１つの相に 見えるようになるまで、室温より高い温度で化学物質と他のゲル成分を混合し、 （ｉｉ）混合物を冷却して、ゲルを形成し、（ｉｉｉ）水溶性または水分散性フ ィルムのバッグ内に予め決めた量の前記ゲルを包み込み、密封する ことからなる方法。
29. ２９．化学物質が請求項２から４のいずれかに定義のものである請求項２８に記 載の方法。
30. ３０．ゲルが請求項５から１７のいずれかに定義のものである請求項２８または ２９に記載の方法。
31. ３１．バッグが請求項１８から２４のいずれかに定義のものである請求項２８か ら３０のいずれかに記載の方法。