JPH05500111A - 還元的にグリコシル化されたn―末端アミノ酸に向けられた抗原を使用するグリコシル化されたタンパクの免疫学的測定法 - Google Patents

還元的にグリコシル化されたn―末端アミノ酸に向けられた抗原を使用するグリコシル化されたタンパクの免疫学的測定法

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、グリコジル化されたタンパクを検出及び定量する方法に関する。更に 詳しくは、本発明は、そのアミノ末端(N−末端)アミノ酸上でグリコジル化さ れたタンパクを検出及び定量するための免疫学的測定法に関する。かかるタンパ クの1つは、ヘモグロビンA、、(HbA、C)であって、本発明は、特にHb Alcを検出及び定量するだめの免疫学的測定法に向けられている。本発明は、 また、本発明の免疫学的測定法で使用される還元されたグリコジル化N−末端ア ミノ酸に特異的な抗体及びこれら抗体を作るための免疫原及び方法に関する。
生体内でのタンパクのグリコジル化(「グリケーション」ともいう)は、酵素的 かまたは非酵素的かのいずれかで起こり得る。非酵素的なグリコジル化において は、糖は、タンパクの中の有効なりジン残基のε−アミノ基または近づき易いア ミノ末端(N−末端)アミノ酸のα−アミノ基と共有結合でカップリングする。
タンパクのグルコースとの非酵素的なグリコジル化は2段階で進行する。まず、 グルコースがリジンまたはN−末端アミノ酸のアミノ基と結合して、アルジミン 化合物(1種のシッフ塩基)を形成する。この反応は可逆反応であり、容易に未 修飾タンパクとグルコースに解離する。次に、アルジミン中間体は、アマトリ転 位によって安定なケトアミン誘導体(1−デオキシフルクトース)に転化する。
最終的に、数週間を要してケトアミン誘導体のフリーのカルボニルがグリコジル 化タンパク及び隣接タンパクの間に架橋を形成し、得られた凝集塊が高グリコジ ル化生成物と呼ばれる。
非酵素的なグリコジル化は、通常の畷乳類で起こり、糖尿病患者において広範囲 に起こる。糖尿病に苦しむ患者は通常の方法でグルコースを代謝することができ ないので、血中及び尿中においてグルコースの量が増加する。かかるグリコジル 化は正常個体においてよりも糖尿病個体において広範囲に起こるとはいえ、糖尿 病個体及び正常個体において、グルコースは、ヘモグロビン、コラーゲン、アル ブミン、水晶体、フィブリノーゲン、リポタンパク、フェリチン、ミニリン、ト ランスフェリン、及びイムノグロブリンを包む多くのタンパクのアミノ基に非酵 素的に結合することが分かってきた。
糖尿病患者におけるグリコジル化タンパクの定量的測定は2つの理由で臨床的に 重要である。第1に、グリコジル化タンパク濃度の測定は長期間にわたる血中グ ルコース濃度のモニタリングを可能にし、かつ、糖尿病患者の代謝コントロール の評価を可能にする。平均血中グルコース濃度を決める期間は、所定の被分析タ ンパクが正常に血液循環中に存在している期間の長さに大きく拘束される。通常 、トランスフェリン及びヒト血清アルブミンは、短期間から中期間、血液循環中 に存在しくトランスフェリンの半減期は約8日で、アルブミンの半減期は約10 〜14日である)、そのグリコジル化体の測定は短期開城血症から中間期間糖血 症を評価する手段を提供する。通常、ヘモグロビンは血液循環中に長期間存在し くヘモグロビンの半減期は約2〜3カ月である)、グリコジル化ヘモグロビンの 測定は、長期間糖血症を評価する手段を提供する。
第2に、非酵素的なグリコジル化は、加速性白内障形成(水晶体タンパクの増進 したグリコジル化生成物による)及び心臓、脳、眼、腎臓、及び抹消の血管を狭 くする一因であるアテローム発生(動脈血管壁上でのりボタンパクエンラップメ ントによる)を含む慢性糖尿病合併症の発生と関わってきた。従って、グリコジ ル化タンパク及びそれらの増進した生成物の測定は、慢性高血糖症に包含される 病理学的続発症における予後徴候評価法の一部であるということができる。
ヒトヘモグロビンの主成分(総ヘモグロビンの約80〜90%)はHbA、であ る。それは2つのα鎮及び2つのβ鎖を含む4部分構造を有する。Hb A o はそのN−末端アミノ酸でグリコジル化されない。イオン交換クロマトグラフィ ーで単離したHbAO試料は、リジンの有効なε−アミノ基上でグリコジル化さ れたHbAo分子が小さな割合で含まれていることを示している。
HbA、、I 、HbAl、2 、HbA、、及びHbA、cは、β鎖のN−末 端バリン残基と共有結合している糖残基の存在を除いては、HbAoと構造上同 一性のあるヒトヘモグロビンの微量成分である。HbAl、+ 、HbAl−i 及びHbA、cのバリン残基と結合している糖残基は、それぞれ、フルクトース ・ジホスフェート、グルコース−6−ホスフェート及び1−デオキシフルクトー スである。Hb A 1bにおいてバリンと結合している糖は知られていない。
正常人にお0ては、総ヘモグロビンの約4〜5%がHbAlcであるが、糖尿病 患者においてはその量は実質的に高く、一般には約8〜10%であるが時には2 0%になることもある。また、その濃度は糖尿病コントロールとの関連で幅広く 変化する。
HbA、cは、臨床上の目的で最も頻繁に測定されるグリコジル化タンパクであ り、それを測定するため多くの試験方法が開発されてきた。例えば、ファース( F29、692号を参照のこと。しかしながら、今では4つの方法だけが臨床的 に使用されていると思われる:(1)m−アミノフェニルボロネートカラムを使 用するアフィニティークロマトグラフィー法:(2)陽イオン交換クロマトグラ フィー法:(3)電気泳動法;及び(4)等電点電気泳動法である。
現在、臨床的に使用されているこの4つ測定技術の各々は、次の不都合を1つま たはそれ以上有している:測定サンプル当たり比較的コストが高いこと:測定さ れる分析対象物に対する特異性が欠けていること;イオン強度、pH及び温度の 如き条件の僅かな変化に敏感であること;標準化が難しいこと;再現性が欠けて いること;時間を消耗し重労働であること;自動化ができないこと;及び多くの サンプルを同時に分析するのが困難なことである。米国特許第4.629.69 2号:ファース;Analytical Biochemistry、175. 347−60 (1988); ビーコ、ツク、LClin、 Patho、、  37.841−51 (1984)を参照のこと。
グリコジル化タンパク、特にHbA、cを測定する免疫学的測定法は知られてい る。しかしながら、HbAl cの測定のために臨床的に使用されているものは ないと思われる。これから、これら多様な免疫学的測定技術、及びそれらに使用 する抗原及び抗体について議論する。
まず、ヨーロッパ特許出願第201.187号は、精製したHbA、cを使用す るモノクローナル抗体の調製を記載している。特に、咳出願は、HbAleのβ 鎖のN−末端バリン残基のそれの如き、ヘモグロビンのグリコジル化されたアミ ン基に優先的に結合するモノクローナル抗体の調製を報告している。特に、その 配列がHbAlcのβ鎖のN−末端の配列と一致しているグリコジル化されたヘ プタペプチドは、これらモノクローナル抗体のうちの1つのHbA、cに対する 結合を阻害した。これに反して、非グリコジル化へブタペプチド及び還元された グリコジル化へブタペプチドはこの結合を阻害しなかった。該特許は、これらモ ノクローナル抗体がHbA、cを定量する公知の免疫学的測定法において使用で きることを教示している。320のハイブリドーマのうち2つじかHbA、cと 優先的に反応するモノクローナル抗体を産生じないということは注目すべきであ り、このことは、HbAlcに特異的な抗体は、通常、免疫された動物によって は僅かしか産生されないことを示唆している。
米国特許第4.629.692号(ディーン)は、体液中の非酵素的にグリコジ ル化された総タンパク及び総タンパクフラグメントを決定する免疫学的測定法を 教示している。該免疫学的測定法は、アマドリー転位グルコース残基(即ち、1 −デオキシ−D−フルクトシル残基)を選択的に認識し結合する抗体を使用して いる。
咳抗体を調製するために使用する免疫原は、キャリアー分子と共有結合している アマドリー転位グルコースである。ポリリジンは好ましいキャリアーであり、ア マドリー転位グルコースは好ましくはりジン残基のε−アミノ基に結合している 。
免疫原は、生体外で非酵素的にキャリアーをグリコジル化することによって調製 される。アマドリー転位グルコースとキャリアーの間に連結基を使用することが できる。好ましい連結基はリジンである。オルニチン及びヒドロキシルリジンの 如きリジン類似物及びアミノ−機能化されたアミノ酸を含む他の連結基を使用し てもよい。
上記の如くして調製した抗体を、血清の如き体液中のグリコジル化された総タン パクを定量するため通常の免疫学的測定法で使用して、血清の如き体液中のグリ コジル化タンパクを定量することができる。HbAlcの如き特定のグリコジル 化タンパクの濃度を決定するには、最初にそれを他の非酵素的にグリコジル化さ れたタンパクから分離しなければならない。例えば、ディーン特許は、HbAl cはフェニルボロネートアフィニティークロマトグラフィーで分離し、次いで、 開示された抗体を使用して定量できると教示している。
米国特許第4.658.022号(’ 022特許)は、タンパクの線状ペプチ ド・エピトープに対する抗体の調製を開示している。該線状ペプチド・エピトー プは、タンパク配列の何らかの部分の2〜15のアミノ酸(N−末端、C−末端 または他の部分)を含んでおり、炭水化物の如き非ペプチド基で修飾されていて もよい。該線状ペプチド・エピトープは、動物を免疫するために免疫原キャリア ーと力、ツブリングしている。免疫学的測定を行うため、該抗体を、該抗体の調 製に使用した線状ペプチド・エピトープを露出するようまたはその露出を増加す るよう充分に変性したタンパクと接触させる。モノクローナル抗体を使用するの が好ましL)。
゛022特許及び米国特許第4.647.654号(’ 654特許)は、上記 の系において、免疫原キャリアーとカップリングしているヘモグロビンのN−末 端配列の少なくとも2つのアミノ酸、好ましくは5〜15のアミノ酸を含有する グリコジル化されたペプチドを使用して、抗体を調製することを教示している。
°654特許は、抗原性及びカップリング特性をできるだけ効率的にする連結基 を該ペプチド・エピトープと該キャリアーの間に使用し得ることを教示している 。該連結基は、ヘモグロビンの正常配列には見出されていない1またはそれ以上 のアミノ酸を含んでもよい。両特許は、HbA+c分子がエピトープを露出する よう変性されたときに、この方法で、グリコジル化された合成ペプチド及び対応 するHbA、e分子上のエピトープに特異的なモノクローナル抗体を産生じ得る ことを教示している。これら抗体は、HbAoまたはグリコジル化されていない ペプチドとは交差反応をしない。使用する免疫学的測定法はヘモグロビンの変性 を除いては通常の方法である。200のハイブリドーマのうち9しか)(bA+ eと優先的に反応するモノクローナル抗体を産生じないということは注目すべき であり、このことはHbAlcに特異的な抗体は免疫された動物によっては通常 は僅かしか産生されなし)ことを示唆している。
米国特許第4.478.744号(メゼイら)は、ペプチド抗原を使用するタン ノ<り1こ対する抗体の調製法を教示しており、そのアミノ酸配列は該タンパク のアミノ酸配列のある部分と一致している。ヘモグロビンに関して、この特許は 、4〜10、好ましくは7のアミノ酸からなるペプチドを使用する、グリコジル 化されたヘモグロビン、特にHbA、cに対する抗体の調製法を教示しており、 そのアミノ酸配列はヘモグロビンのβ鎖のN−末端配列と一致している。該ペプ チドは、免疫原性キャリアータンパクまたはポリペプチドとカップリングする前 または後にグリコジル化される。該ペプチドキャリアーの結合は、動物、好まし くは、通常HbA I+−を産生じない動物を免疫するために使用される。メゼ イらは、産生じた抗体がHbAl、、に特異的であり、HbA、。を定量するた めの通常の免疫学的測定に使用できることを教示している。しかしながら、上で 議論した゛654特許は、メゼイらの方法で産生じたポリクローナル・ヒツジ抗 血清は、アフイテイー精製された場合でさえ、ELISA測定法にふいてHb  A + eに対する検出可能な特異性を有さないということを示す実験を記載し ている(’ 654特許の実施例8を参照のこと)。
また、上で議論したヨーロッパ特許出願第201.187も参照のこと。
米国特許第4.247.533号(セラミら)及びジャピッド(Javid)ら 、 Br1tish J。
urnal of Heamaむology、 38.329 (1978)は 、HbAlcに対する抗体の調製法を教示している。該抗体は、動物、好ましく は、通常)ibA+eを産生じない動物をカラム精製したヒトHbA+ cで免 疫することによって産生される。産生じた抗体は、等しくHbAO及びHbAI caよく反応し、従って、HbAoで繰り返し吸着された。吸着された抗体は、 HbAoをそのグリコジル化された誘導体から明確に区別したが、依然として、 ヒトHbA1.及びHbAlbaびにイヌ及びマウスHbAteと僅かに交差反 応した。それは、また、NaBH−還元されたHbAl、、について未還元のH bAlcよりも著しく低い反応性しか示さなかった。また、還元されたグリコジ ル化バリル−ヒスチジンを含む一定の還元されたグリコジペプチドは、吸着され た抗体のHbAl cとの反応を阻害することができなかった。該吸着された抗 体は親和性が低く力価も低かった。この問題を克服するため、特別に変更した放 射性免疫学的測定法(RIA)を採用した。上で議論した゛654特許は、この 方法の再現性は未解決であることを教示しているぐ654特許の第2欄第38〜 41行参照)。
カーチス(Curtiss)及びウィッツタム(Ilitztum) 、 J、  Cl1n、 Invest、、 72.1427 (1983)は、還元され たグリコジル化ヒト血漿リポタンパクに結合するが、非グリコジル化または未還 元グリコジル化血漿リポタンパクとは反応しない6マウスのモノクローナル抗体 の生成及び特徴を記載している。該抗体は、グルコース及びナトリウムシアノボ ロハイドライドの存在下で還元的にグリコジル化された同種の低密度リポタンパ ク(LDL)を3回投与し、続いて、膵臓細胞を採取する直前に、還元的にグリ コジル化されたヒ)LDLを1回投与してマウスを免疫し、ハイブリドーマを調 製することによって調製された。競合阻害RIAにおいて、還元されたグリコジ ル化LDL上で、これら抗体によってDiされた優性エピトープが、グルシド− ルーリジン、即ち、リジンのε−アミノ基と共役したグルコースの還元されたヘ キソースアルコール型として同定されたくグルシド−ルーリジンは還元されたグ リコジル化LDLに対するそれぞれの抗体の結合を完全に阻害した)。6つの各 抗体は、高密度リポタンパク、アルブミン、ヘモグロビン及びトランスフェリン を含む検討した全ての還元されたグリコジル化タンパクと反応した。該抗体は、 また、総血漿タンパク上のグルシド−ルーリジン残基及び正常個体及び糖尿病個 体の単離されたりボタンバクを、NaBH,でのタンパクの還元後に同定及び定 量することもできた。
ウィッツタムら、 Proc、 Natl、^cad、 Sci、 USA、  80.2757 (1983)は、モルモットを同種のグリコジル化されたまた は還元的にグリコジル化されたLDLで免疫することによるポリクロナール抗体 の調製を記載している。還元的にグリコジル化されたLDLでの免疫は、還元的 にグリコジル化されたモルモッ)LDLと反応するが未還元グリコジル化LDL とは反応しない高力価抗血清を産生じた。
グルシド−ルーリジンは、ヘモグロビン、アルブミン及びトランスフェリンを含 む他の還元的にグリコジル化されたヒトタンパクと同じく、還元的にグリコジル 化されたLDLに対するこの抗体の結合の高度に効果的な阻害因子であった。還 元剤を存在させないでグリコジル化したLDLも、その抗血清は低力価で低親和 性であるけれども、免疫原性である。還元的にグリコジル化された同種のアルブ ミンも免疫原性であり、この化合物での免疫は、還元的にグリコジル化されたア ルブミンと反応するが未還元グリコジル化アルブミンまたは還元的にグリコジル 化されたLDLとは反応しない抗血清を産生した。全ての抗体の活性は固相RI Aで測定した。
ナカヤマら、 (:l1nica Chimica Acta、 158.29 3−99 (1986)は、モルモットを還元的にグリコジル化されたヒトアル ブミンで免疫することによって得られた抗血清を使用する、グリコリル化ヒト血 清タンパクのためのRIAを記載している。
該抗血清は、未変性ヒト血清アルブミンのカラム上にアフィニティー吸着さへ該 吸着された抗血清は還元的にグリコジル化されたアルブミン及びグルシド−ルー リジンを認識したが、非還元的にグリコジル化されたアルブミン、未変性ヒトア ルブミン、リジン、ソルビトールまたはマンニトールを認識しなかった。該抗血 清は、また、未変性ヒト血清アルブミン及び非還元的にグリコジル化されたアル ブミンを、NaBHaでのタンパクの還元後に同定及び定量することもできた。
ゴ(Go)ら、 C11nical Chimica Acta、 163.6 3−73 (1987)は、還元的にグリコジル化された同種の高密度及び低密 度リポタンパク(HDL及びLDL)を免疫原として使用して調製したポリクロ ーナル抗血清を使用するグリコジル化タンパクのための酵素結合免疫吸着測定法 (EL r SA)の開発を報告している。該論文は、該抗血清がグルコース− リジン結合に特異的であること、及びそれが供与量に依存して、アルブミン、フ ィブリノーゲン、LDL、HDL、ポリリジン及びヘモグロビンを含む、試験さ れた全ての還元グリコジル化タンパクを認識することを教示している。該抗血清 は、未変性タンパクまたは未還元グリコジル化タンパクについて親和性を有しな かった。ELISA測定法は、感度がよく、比較的短い時間で膨大な数のサンプ ルを測定できると報告されているが、該論文は、測定の条件は臨界的であり、記 載された実験記録から大きくずれると、感度及び再現性の損失を起こすことを教 示している。ゴらの66頁を参照のこと。
発明の要旨 本発明は、そのN−末端アミノ酸のα−アミノ基上で非酵素的にグリコジル化さ れたHbAlcの如きタンパクについての免疫学的測定法を提供する。Glc− oIXに対する特異性を存する高力価、高親和性抗体を以下に記載するようにし て調製し、免疫学的測定に使用した。式Glc−o1Xにおいて、Xはグリコジ ル化タンパクのN−末端アミノ酸であり、以下に詳細に記載した理由によって、 Xはリジンを除くほかはいかなるアミノ酸であってもよい。Glc−olはグリ コジル化タンパク上のXに結合した糖の還元型である。
本発明の一部でもある抗体は、式(Glc−ol−X−L)n−キャリアーの免 疫原で動物を免疫することによって調製される。ここで:X及びGlc−ofは 上記で定義した通りであり、Glc−olはXのα−アミノ基に結合してふり; Lは結合手または連結基であり; キャリアーは該グリコジル化タンパク以外の免疫原性化合物であり:そしてnは 1からキャリアー上の有効な結合部位の数までの数字である。
免疫学的測定を行うため、測定に付されるグリコジル化タンパクを抗原と接触さ せる前に、還元剤と処理しなければならない。この処理は、タンパクのグリコジ ル化されたN−末端アミノ酸をGlc−ol−X型に転化するのに必要である。
この方法では、本発明の抗体はグリコジル化タンパクを認識し、それど結合する であろう。該抗体は、非グリコジル化タンパク、リジンのε−アミノ基上でグリ コジル化されたタンパク及び他のN−末端アミノ酸上でグリコジル化されたタン パクの存在下で、選択的に該グリコジル化タンパクを認識する。しかしながら、 試験サンプル中に、同じグリコジル化されたN−末端アミノ酸を有する複数のタ ンパクが存在するならば、興味の対象であるタンパクをfit1認し分離する幾 つかの方法を使用しなければならない。
本発明は、更に、該抗体を調製するために抗原として使用される(Glc−。
1−X−L)n−キャリアー化合物及びこの化合物を作る方法を含む。これらの 方法は、還元的にXまたはX−Lをグリコジル化してGIC−01−XまたはG lc−ol−X−Lを生成すルコトヲ含ム。次イテ、該Glc−o1−X及びG lc−ol−X−Lは免疫原性キャリアーと直接カップリングするか、または、 該Glc−o1−Xはそのキャリアーとカップリングする前にLとカップリング してもよい。
また、本発明は、グリコジル化タンパクを検出または定量するためのキットを提 供する。該キットは、Glc〜ol−Xに向けられた抗体の入った容器を含む。
該キットは、次の1つまたは両方も含む:1)グリコジル化タンパクのN−末端 アミノ酸上の糖残基を還元するための還元剤の入った容器、または、2)該抗体 に結合したグリコジル化タンパクを検出または定量するために有用な標M分の入 った容器。
図面の簡単な説明 一部は、グルシド−ルーVGGセファロースのカラム上でアフィニティー精製さ れた抗−グルシトールーVGG−BSA抗体を利用する直接結合−酵素結合蛍光 測定法(ELFA)を行うことによって得られた。抗原は示されている通りであ る。
阻:回帰分析結果の典型的グラフ。一方の軸は、糖尿病患者由来の赤血球(RB C)の溶解産物中の電気泳動によって検出されたHbA、cの量であり、他方の 軸は、グルシド−ルーVGGセファロースのカラム上でアフィニティー精製され た抗−グルシトールーVGG−BSA抗体を利用する直接結合−ELFAによっ て検出された量である。
lZ5 : RFU VS、抗体の希釈度のグラフ。グラフのデータは、グルシ ド−ルーバリンセファロースのカラム上でアフィニティー精製された抗−グルシ トールーVGG−BSA抗体を利用するELFAを行うことによって得られた。
抗原は示されている通りである。
図6〜7 : RFU VS、抗体の希釈度のグラフ。グラフのデータは、架橋 ヒトへモグラビンでアフィニティー吸着された抗−グルシトールーVGG−BS A抗体を利用するELFAを行うことによって得られた。抗原は示されている通 りである。
至旦:還元されたHbA+ Cに対するアフィニティー精製された抗−グルシト ールーVGG−BSA抗体の結合の、還元されたH b A + eによる阻害 を示すグラフ。
該抗体は、グルシド−ルーVGGセファロースのカラム上でアフィニティー精製 ルーVGG−BSA抗体の結合の、糖尿病患者由来のRBCの還元された溶解産 物による阻害を示すグラフ。該抗体は、グルシド−ルーVGGセファロースのカ ラム上でアフィニティー精製された。
阻1旦:回帰分析結果のグラフ。一方の軸は、糖尿病患者由来のRBCの溶解産 物中の電気泳動によって検出されたHbAlcの量であり、他方の軸は、阻害E LFA測定法における、還元されたHbA、Cに対するアフィニティー精製され た抗−グルシト−ルーVGG−BSAの結合の50%阻害を起こすのに必要な阻 害因子の濃度である。該阻害因子は還元されたRBC溶解産物であった。該抗体 は、グルシド−ルーVGGセファロースのカラム上でアフィニティー精製された 。
図11:還元されたHbA、cに対するアフィニティー吸着された抗−グルシト ールーVGG−BSA抗体の結合のグルシド−ルーVGGによる阻害を示すグラ フ。該抗体は、架橋ヒトヘモグロビンでアフィニティー吸着された。
図12=回帰分析結果のグラフ。一方の軸は、糖尿病患者由来のRBCの溶解産 物中の電気泳動によって検出されたHbA、cの量であり、他方の軸は、DE− 52精製抗−グルシト−ルーVGG−BSA及び同じ糖尿病患者由来の還元され た全血溶解産物を利用して、直接結合E 1.、 F Aによって検出された吸 光度である。
図13:DE−52精製抗−グルシトールーVGG−BSA抗体の還元されたH bAlcに対する結合の還元された全血溶解産物による阻害を示す典型的グラフ 。
図14−回帰分析結果のグラフ。一方の軸には、糖尿病患者由来のRBCの溶解 産物中の電気泳動によって検出された)(bA+cの量が示されており、他方の 軸には、還元されたHbAlcに対するDE−52精製抗−グルシト−ルーVG G−BSAの結合の50%阻害を与えるのに必要な同じ糖尿病患者由来の還元さ れた全血溶解産物の量(該溶解産物中の総ヘモグロビン濃度として表された)が 示さ解産物中のアミノフェニルボロネートカラム法によって検出された)(bA +cの量が示されてふり、他方の軸には、DE−52精製抗−グルシトールーV GG−BSA抗体を利用して、直接結合ELISAによって同じ患者由来の全血 溶解産物中で検出された1(bA+eの量が示されている。
発明の詳細な説明 本発明の抗体の刺激産生(stimulate productio口)に使用 する免疫原は、免疫原性キャリアーとカップリングした1またはそれ以上のGl c−ol−X−L残基を含む。Xは、そのN−末端アミノ酸のα−アミノ基上で グリコジル化されたタンパクのN−末端アミノ酸である。Xは、リジン以外のい かなるアミノ酸であってもよく、該グリコジル化されたタンパクは、N−末端ア ミノ酸としてリジンを有するもの以外で、抗体を産生ずるのに望ましいいかなる タンパクであってもよい。
Xがリジンであってはならない理由は以下の通りである。グリコジル化タン1< りは、通常、そのε−アミノ基上でグリコジル化さねたりジン残基を含有する。
G I c −o I −リジンに対して形成された抗体(G I c −o  lはα−アミノ基上に存在する)は、それらのε−アミノ基に結合した糖残基を 有するより多くの一般のグリコジル化リジンと交差反応するであろうと予測され る。従って、かかる抗体は、非特異的に多くの異なるグリコジル化タンパクと反 応するであろう。本発明の目的は、多数のグリコジル化タンパクとのかかる広汎 な非特異的な反応を回避することにある。
(Glc−ol−X−L)n−++’)7−中のLは、Glc−ol−Xをキャ リアーに連結している1本の結合手であってもよい。Lが結合手である場合には 、Xは、キャリアー分子中の適当な基とのカップリング反応に活性なカルボキシ ルチオールまたはヒドロキシルの如き官能基で終結していなければならない。
Lは、また、いかなる公知の連結基であってもよい。例えば、Lは、水素を除く 約1〜約20原子からなる脂肪族鎖であってもよい。通常、該連結基は、キャリ アー分子中の適当な基とのカップリング反応に活性なアミノ、力JレボキシJし 、チオール、ヒドロキシルまたはマレイミドの如き官能基で終結しているであろ う。
アミノまたはカルボキシル誘導体を形成し、通常のペプチド縮合反応によってそ れらをキャリアー中の相応しいカルボキシル及びアミノ基に連結するのが最も一 般的である。
好ましい連結基は、アミノ酸または10未満のアミノ酸、好ましくは2つのアミ ノ酸を含有するペプチドである。Xと連結基のアミノ酸の結合は、抗体を産生す るのに望ましいグリコジル化タンパクのN−末端配列と同一ではない。また、連 結基のアミノ酸及び連結基全体は、比較的非免疫原性であるのが好ましい。この 理由のため、アミノ酸であるグリシン及びジペプチドであるグリシン−グリシン が特に好ましい連結基である。
Lがアミノ酸またはペプチドである場合は、公知のペプチド合成法によってXと 連結できる。例えば、メリフィールド(Merrifieldl JA竪, 8 5. 2149 (1963);ディビス(Davis)ら、 Biochem istry International, 10. 394−414 (19 85);スチュワード(Stewart)及びヤング(Young)、 Sol id Phase Peptide Synthesis(1969) :米国 特許第3. 941763号;フィン(Finn)ら、 The Protei ns.第3版。
第2巻. 257−527 [ノイラス(Neurath)ら編, 1976年 〕;及びエリツクソ7(P.rickson)ら、 The Proteins .第3版,第2巻, 257−527 [ノイラス(Neurath)ら編,  1976年]に記載されているような固相ペプチド合成法が使用できる。これら の方法は、Lがペプチドである場合のその調製にも使用できる。x1ペプチドで ある場合のLlまたはLがアミノ酸若しくはペプチドである場合のX−Lに使用 することができる好適な合成ペプチドは、シグマ・ケミカル社, St. Lo uis, Missour i.、ペニンスラ(Peninsula) ・ラボ ラトリーズ、 Belmont. Calfornia、ノくケム(Bache m>社. Torrance, Calfornia 、及び、ベガ・)<イオ ケミカルズ, Tucson, Arizonaを含む種々の供給業者から商業 的に購入することができる。
Xは、干渉的または非特異的抗体を産生ずるかも知れないGlc−ol−IJリ ジン基または他のGlc−o1残基の形成を防止するために、キャリアーとカッ プリングする前に還元的にグリコジル化されるのが好ましい。更に、Lがε−ア ミノ基を有するアミノ酸またはペプチドである場合には、XがLと結合する前に Xを還元的にグリコジル化するのが好ましい。
(単独にまたはLと結合した後に)Xを還元的にグリコジル化するには、興味の 対象であるグリコジル化タンパクのN−末端アミノ酸上に見出される糖と同じ糖 の過剰量を、ナトリウムシアノボロノ\イドライド〔カーチス及びウイツツタム 。
ラムボロハイドライド〔ミーンズ(Means)及びフィーネイ (Faene y) 、 Biochemistry. 7. 219].−2200及びゴら , Proc, Nat’ I, Acad, Sci, USA, 80.  2751|2761 (1983)を参照〕の如き炭水化物還元剤の存在下でXまたはX−Lと反応さ せる。
還元的にグリコジル化されたXまたはX−Lを炭水化物還元剤及びそのグIJコ シル化されていない片割れと分離する。これは通常の手段で行うこと力(できる が、好ましくはモレキュラーシーブ・クロマトグラフィー及び、必要ならイオン 交換クロマトグラフィーを使用して行ってもよい。
好適なキャリアーは、宿主動物中で、該キャリアーとカップリングした7%ブテ ンに対する抗体の産生を刺激することのできる化合物である。そのようなキャI Jアーは従来から存在しており公知である。それらは一般に高分子量化合物であ る。
殆どの場合、キャリアーはタンパクまたはポリペプチド′である。しかし、充分 な大きさと免疫原性を有する、炭水化物、ボリサ・ツカライド、IJボポ1ノサ ・ツカライド、核酸等の如き他の物質を使用することができる。
好適な免疫原性キャリアータン、<り及びポリペプチドCま、一般1こ4. O  O Oと1 0、 0 0 0. O O Oの間の分子量、好ましくは、1  5. 0 0 0より太き一1分子量を有するであろう。かかる好適なキャリ アーは、アルブミン(例え+f,ウシ血清アルブミン、卵アルブミン、ヒト血清 アルブミン)、イムノグロブIJン、チログロブリン(例えば、ウシチログロブ リン)、ヘモシアニン(例え番f,キーホールリンベットヘモシアニン)の如き タンパク及び、ポリIJジンまたitポ1ノアラニンリジンの如きポリペプチド を含む。
次いで、Glc−ol−X−Lは該キャリアーとカップリングされる。このカッ プリングを行う方法はよく知られている。例えば、Glc−ol−X−L残基は 、グルタルアノげヒト、1−(3−ジメチルアミノプロピルルボジイミド・塩酸 塩(ECDI)の如き水溶性カル4fジイミド、N−N−カルボニルジイミダゾ ール、1−ヒドロキシベンゾトリア′ノ゛−Jし1水化物、N−ヒドロキシコハ ク酸イミド、n−トリフルオロアセチルイミダソ゛−ル シアノーゲンブロマイ ド、3−(2”−ベンゾチアゾリル−ジチオ)プロピオネート コノλり酸イミ ドエステル、ヒドラジドの如き接合剤、また+iアフイニテイーラベ【Jフグ法 でキャリアーとがカップリングすることができる。可能なカップ1ノング剤のI Jストについて、Pierce Handbook and General  Catalog (]989)も参照のこと。
通常の免疫原性キャリアー物質及びそれにノ1ブテンをカップリングする技術( こついての追加の参照例は:エルランガー(Erlanger) 、 Meth odΣ上+ Enzymoloσ。
70、85−1.04 (1980);マケラ(Makera)及びセソバラ( Seppala> 、 tlandbook 0funoassay of B iologically Active Compounds (Prenti ceJIall 1976) G ノイトラ −(Butler) 、 J、 1mmuno1. Meth、、7−、 ]− 24(1974); 1leinryb及び5hroff。
式(Glc−ol−X−L)n−キャリアーにおいて、nはキャリアーに結合し ているGlc−ol−X−L残基の数である。キャリアー分子上のかかる残基の 数(エピトープ密度)は、1からキャリアー分子上の有効なカップリング基の数 までの数字であろう。個々のキャリアー上のエピトープ密度は、キャリアーの分 子量、その密度及びカップリング部位の有効性に依存するだろう。最適なエピト ープ密度は、キャリアー分子上の有効なカップリング基の約10%〜50%にな る。
Glc−ol−X−L−キャリアーを合成した後、それを使用して抗体を調製す る。抗体を調製する方法は、よく知られており従来からのものである。例えば、 本発明の抗体は、好適な宿主動物(ウサギ、ヤギ、ウマまたは他の哺乳類の如き もの)にアジュバントとの混合物として本発明の免疫原を投与することによって 調製することができる。免疫原の投与は、好適な力価の抗血清が得られるまで継 続する。該抗血清を採取し、もし必要であるか望ましいのであれば、公知の技術 を使用して更に精製してもよい。例えば、該抗体をアフィニティー精製するかま たはDE−52クロマトグラフイーの如きものによって分別してもよい。
また、本発明の抗体は、免疫された動物(ラット、11ムスター、マウスまたは 他の哺乳類の如きもの)由来の細胞をミエローマ細胞の如ぎ不滅セルラインと融 合させることによる体細胞雑種形成法によって調製することができる。融合細胞 をクローニングし、該クローニングした融合細胞をスクリーニングすることによ って適当な特異性を有するモノクローナル抗体を単離することができる。モノク ローナル抗体を調製する技術はよく知られている。
従って、本発明で使用するのに好適な抗体は、モノクローナル抗体またはポリク ローナル抗体であってもよく、抗血清またはその精製フラクション(DE−52 アフイニテイー精製またはアフィニティー吸着した抗体の如きもの)であっても よく、いかなる公知のアイソタイプまたはサブクラス(IgG、IgM等の如き もの)であってもよく、または抗原と結合できる抗体のフラグメントl:Fab 、F(ab’)またはF(ab’)2の如きもの〕であってもよい。唯一の要件 は、最終の抗体試料がGlc−oIXエピトープに対する特異性を有し、かつ、 測定が望まれる還元されたグリコジル化タンパク上のこのエピトープに結合でき ることである。
本発明の抗体は、生体物質中の非酵素的にグリコジル化されたタンパクの検出ま たは定量を行ういかなる免疫学的測定法においても使用することができる。その ような多くの技術は公知である。
唯一の必要な変更は、この免疫学的測定を行うため、測定されるグリコジル化タ ンパクが、該タンパクを抗体と接触させる前に還元剤で処理されなければならな いことである。この処理は、該タンパクのグリコジル化されたN−アミノ酸をG lc−oiX型に転化させるのに必要である。このようにして、Qlc−。
IXに特異的な本発明の抗体は、グリコジル化タンパクを認識し、それと結合す るのであろう。他の特別な条件は必要ではない。特に、一定の先行測定技術に要 求されるような種々の変性条件で、グリコジル化タンパクを処理する必要がない 。
く、イムノメトリック測定法で行ってもよい。それは、均一系測定法であっても 不均一系測定法であってもよい。好適な均一系技術は、蛍光消光及び蛍光増強、 疫学的測定法である。
1つの好ましい免疫学的測定方式は、赤血球(RBC)溶解産物の如きサンプル 中の還元されたグリコジル化タンパクが固体表面上で不動化された直接結合測定 法である。好適な固体表面は、よく知られており、ガラス、ポリスチレン、ポリ プロピレン、ポリエチレン、ナイロン、ポリアクリルアミド、及びアガロースで ある。不動化された抗原は、Glc−ol−X(第一抗体ンに特異的な抗体き接 触される。該第−抗体は、不動化された抗原に結合した抗体が検出または定量で きるように標識されていてもよい。未結合物質を洗い落とした後に固体表面に結 合している標識の量は、サンプル中に存在する抗原の量に比例するので、サンプ ル中の抗原(そのN〜末端アミノ酸上がグリコジル化されたタンパク)の量が定 量され得る。また、未結合の第一抗体を洗い落とした後に、サンプル中に存在す る興味の対象であるグリコジル化タンパクを検出及び定量するための手段として 、第一抗体に特異的に結合する標識された第二抗体を添加してもよい。
特に好ましい直接結合免疫学的測定法は、実施例10.13及び15に詳しく記 載した測定法である。特に、実施例13及び15に記載した直接結合測定法は全 血の溶解産物を採用するが、これは該測定を行うのを非常に簡単にする。それら は比色検出システムも利用する。かかるシステムはグリコジル化タンパクを定量 するのに使用できるが、そのエンドポイントを肉眼で観察することができるので 、定性分析または早足性分析にも使用することができる。従って、かかる測定法 は、医師のオフィス、患者の自宅または世界の低開発地域の如き、高価な装置を 入手できず及び熟練した実験職員を採用できない環境において特に価値がある。
第一抗体または第二抗体のいずれかに適した標識は当該分野でよく知られている 。それらには:1)酵素(例えば、ホースラディツシュペルオキシダーゼ、リン ゴ酸脱水素酵素、ブドウ球菌ヌクレアーゼ、δ−5−ステロイドイソメラーゼ、 イーストアルコール脱水素酵素、α−グリセロホスフェート脱水素酵素、トリオ ースホスフェートイソメラーゼ、アルカリホスファターゼ、アスパラギナーゼ、 グルコースオキシダーゼ、β−ガラクトシダーゼ、リボヌクレアーゼ、ウレアー ゼ、カタラーゼ、グルコース−6−ホスフェート脱水素酵素、グルコアミラーゼ 及びアセチルコリンエステラーゼ) ;2)蛍光体〔フルオレセインイソチオシ アネート、ローダニン、フィコエリトリン、フィコシアニン、アロフィコシアニ ン、0−フタルアルデヒド及びフルオレサミン(f IuorescaLlin e>の如きもの〕 :3)ラジオヌクレオチド(”’Tの如きもの) :4)バ イオ発光種1silk (ルシフェリン、ルシフェラーゼ及びエクオリンの如き もの);5)化学発光種:fa(ルミノール、イソルミノール、芳香族アクリジ ニウムエステル、イミダゾール、アクリジニウム塩及びシュウ酸エステルの如き もの);及び6)ビオチンが含まれる。これら標識の結合及び検出は、当該技術 分野の熟練者に知られた標準的技術を使用して行うことができる。
代用できかつ好ましくもある免疫学的測定法は、阻害測定法である。このタイプ の測定法は、RBCまたは全血溶解産物中の還元されたHbA+ cの如き液相 還元されたグリコジル化タンパクの量を阻害因子として使用し、これを変化させ るものである。阻害因子は、固体表面(上記した如きものン上に不動化された固 定量の還元グリコジル化タンパクと混合さL抗−Glc−o1X抗体(第一抗体 )上の制限された数の有効な結合部位を競う。既知の阻害因子濃度について得ら れた第一抗体結合の阻害量を生体サンプルと比較するこさによって、該生体サン プル中のグリコジル化タンパクの量を決定することができる。この第一抗体は標 識してもよく、また、標識した第二抗体を使用してもよい。該標識は、上記の通 りである。特に好ましい阻害測定法は、実施例11に記載した阻害ELFAであ る。
サンドイッチ(2捕捉部位)測定法も可能である。この測定法においては、抗− Glc−oIX抗体は、上記した如き固体表面上に不動化される。次いで、測定 されるべき還元されたグリコジル化タンパクは、不動化された抗−Glc−ol −X抗体と接触される。未結合物質を洗い落とした後、グリコジル化タンパクに 対する標識抗体が添加さね、結合した標識抗体の量は、当初のサンプル中のグリ コジル化タンパクの量に比例する。該aは上記と同様である。二次標識抗体は、 Glc−oIXに対する活性を有しないが、グリコジル化タンパク上の他のエピ トープに向けられている。従って、この技術は、該グリコジル化タンパクが、同 じN−末端アミノ酸上でグリコジル化されている他のタンパクとの混合物である 場合に、それを検出または定量するのに特に適している。また、標識抗体は、G lc−olに対する抗体であってもよく、不動化抗体は、グリコジル化タンパク の他のエピトープに向けられていてもよい。
最後に、均一蛍光分極測定法が可能である。かかる測定法においては、還元され たグリコジル化タンパクは、蛍光標識低分子量キャリアー分子(3600の分子 量を有するポリーL−リジンの如きもの)にカップリングしたGlc−ol−X −LまたはGIC−01−Xと、抗 Glc−o!−X抗体を競う。蛍光分極の 量は、試験サンプル中の還元されたグリ」シル化タンパクの量に反比例する。
具体的な濃度、温度及びインキュベーションの時間、並びに、他の測定条件は、 使用されるいかなる免疫学的測定法においても、サンプル中の抗原の濃度、サン プルの性質等の要因に依存して変化してもよい。当該技術分野の熟練者は、口面 の実地から、各測定のために有効な及び最善の測定条件を決定できるであろう。
本発明で測定される生体物質は、興味の対象であるグリフンル化タンパクを含有 する如何なる体液であってもよい。通常は、血液、または、RBC溶解産物、血 清または血漿の如き血液成分であろうが、唾液の如き他の適当な体液であ、って もよい。
また、本発明は、そのN−末端アミノ酸のα−アミノ基上で非酵素的にグリコジ ル化されたタンパクを検出または定量するだめのキットも含む。該キットは、本 発明の免疫学的測定法を行うのに役に立つ試薬の入った1またはそれ以上の容器 の包装した組み合わせである。該キットの試薬の好適な容器は、ビン、バイアル 、試験管及びマイクロタイタープレートである。
該キットは、Glc−ol−Xに向けられた抗体の入った容器を含むであろう。
抗体は上記したものであり、それらがグリコジル化タンパクの検出または定量に 使用されるのであれば、標識されていてもよい。抗体は溶液であっても、a結乾 燥されていても、または、上記したような固体表面に結合されていてもよい。
該キットは、更に、グリコジル化タンパクのN−末端アミノ酸のα−アミノ基上 の糖残基を還元するだめの還元剤の入った容器を含んでもよい。これら還元剤は 公知、かつ、通常のものであり、上記したものを含むものである。
また、該キットは、抗体に結合したグリコジル化タンパクの量を検出または定量 するのに有用な標識成分の入った容器を含んでもよい。この標識成分は、抗−G lc−oiX抗体に特異的な標識抗体であっても、標識された還元グリコジル化 タンパクまたはペプチドであっても、または、蛍光分極測定法のためのポリーL −リジンにカップリングしたGlc−of−XまたはGlc−ol−X−Lの如 ぎ標識Glc−o1−Xまたは標識Glc−ol−X−T−であってもよい。
最後に、該キットは、緩衝液、酵素基質、希釈剤、スタンダード等の如き当該分 野で公知の他の物質並びに商業的及びユーザ゛−の観点から望ましい他の物質を 含有してもよい。該キットは、また、免疫学的測定を行うための試験管及びマイ クロタイタープレートの如き容器も含んでよい。
本発明は、特に、グリコジル化されたヘモグロビンのための免疫学的測定法に向 けられている。より詳しくは、それは、HbA、Cの免疫学的測定法に向けられ ており、本発明は、グルシトールーバリンと特異的に反応する、高力価かつ高親 和性の抗体を提供する。そのような抗体を調製するのに好ましい方法及びHbA icを検出または定量するのに使用できる好ましい免疫学的測定技術の説明は、 以下の実施例に記載されているが、他の免疫原、抗体産生技術及び免疫学的測定 方法も、上記の一般的用語で説明されている如くして使用することができる。
即ち、以下に記載した好ましい態様において、該抗体は、免疫原グルシド−ルー バリン−グリシン−グリシン−BSAで動物を免疫することによって調製できた 。得られた抗血清は、1:40.000〜1:100,000の希釈度で存在す るグルシド−ルーバリン・エピトープを有する免疫原との1/2極大結合(ha If−maximal binding)で高い力価であった。
得られた抗血清のIgGフラクションをm製し、グルシド−ルーバリン−セファ ロースまたはグルシド−ルーバリン−グリシン−グリシン−セファロースのいず れかを使用してアフィニティー精製した。得られたアフィニティー精製した抗体 は、実施例10〜12における結果によって示されるように該グルシド−ルーバ リン・エピトープを特異的に検出した。特に、アフィニティー精製した抗体の還 元したHbAicに対する結合は、還元的にグリコジル化されたHbAicによ って、還元されたRBC溶解産物によて、及びグルシド−ルーバリン−グリシン −グリシンによって、特異的に阻害された。HbA、Cについての抗体の凡その 結合定数(機能的親和力)は、1.5〜3.4nMである。
グルシド−ルーバリン・エピトープと特異的に反応する抗体試料を得るのにアフ ィニティー精製及び吸着は必要ではないことも確認された。実施例13〜15を 参照のこと。
最後に、RBC溶解産物及び全血溶解産物中のHbAleの定量的測定は、標準 的技術によって得られた結果さ相互によく関連している。実施例10.11及び 13〜15を参照のこと。
実施例 実施例1:グルシトールーバリンーグリシンーグリシンの調製80mMグルコー ス(フィッシャー・サイエンティフィック社、 Fair Lawn、 NJ。
11sA)と蒸留水中で調製した1 2.5mg/mlの新たに溶解したNaC NBI(a (ジグ7−ケミカル社、 SL、 Louis、 MO,USA) との水溶液10ω1中に10mgのバリン−グリシン−グリシン(VGG)ペプ チド(シグマ・ケミカル社、 St、 Louis、 MO,USA)を溶解さ せることによって、反応溶液を調製した。該新たに調製した反応溶液を0.2  umアクロディスクフィルター(ゲルマン・サイエン入Ann Arbor。
ML USA)を使用して無菌ねじ込みキャップ付き15m1ポリスチレン管( コーニング・グラス・ウアークス、CO「旧ng、 NY、 ll5A)中に濾 過滅菌した。比較のために、グルコースを除く全反応原料からなる偽反応を行っ た。
該滅菌反応液を室温で7〜20日間インキュベートした。その後、総容量が40 m1のバイオ−ゲルP−2,400メツシユ(バイオ−ラッド・ラボラトリーズ 。
Richmond、 CA、 USA)を含有する、脱気蒸留水で予め平衡にし たlX50cmX50cm低圧エコノルカラムラッド・ラボラトリーズ、 Ri ct+mond、 CA、 ll5A)を使用してゲル濾過クロマトグラフィー を行うことによって、還元的にグリコジル化されたVGGペプチドが単離された 。分別は、周囲温度で、カラムに1〜2mlの反応溶液をチャージすることによ って行った。カラムを流速4+++l/hrで流し、溶離溶媒として蒸留水を使 用して流分1ilずつを捕集した。
続いて、捕集した流分をペプチドにつき、ビンンコニミン酸(BCA) [スミ れらについて、フェノール−硫酸〔ディッレx (Dische)ら、 Arc h、 Biochem、 B) IJ : ) ロヘ7ゼンスルホン酸(TNB S) [フイールズ(Fields) 、 Methodsin Enzymo logy、 25b: 464−468 (1972):lを使用してフリーの アミノ基も分析した。アミノ酸を含まず(TNBSと反応しない)及びヘキソー スを含まない(フェノール−硫酸き反応しない)ペプチド含有流分をプールし、 凍結乾燥し、蒸留水1mlで再溶解し、BCA、TNBS及びフェノール−硫酸 法で再分析した。
該濃縮物質は、BCA反応性は維持したが、TNBS及びフェノール−硫酸とは 反応しなかった。このことは、該単離した物質がフリーのグルコースとNaCN BH,を欠いているグルシド−ルーN−末端−遮断VGGペプチドからなること を示唆している。アミノ酸分析は、グリシンの存在を示したが、全ての有効なバ リン残基が還元的にグリコジル化されている場合に期待されるi<リンの存在は 示さなかった。続いて、精製した該物質をタンパクキャリアー及びセファロース 4B(実施例3〜5を参照)にカップリングさせた。
実施例2ニゲルシト−ルーヒトヘモグロビンの調製VGGについて上に記載した のと同じ方法で、ヒトヘモグロビン(シグマケミカル社、 St、 Louis 、 MO,USA)をグルコースで還元的にグリコジル化した。約12〜14に の平均分子量を有するスペクトロボア・セルロース透析チュービングはフリカン ・サイエンティフィック・プロダクツ、 McGaw Park、 IL、 U SA)を使用した、水に対する徹底的透析によ−、て、N a CN B Hs 、原料グルコース及び低分子量反応生成物から還元的にグリコジル化されたヘモ グロビンを分離した。
アミノ基修飾の程度は、全有効へモグロビンアミノ基の尺度として、グルコース の不存在下で還元したヒトヘモグロビンのコントロール(CNBH3コントロー ル)を使用して、フィールズ、 Methods in Enzymology 、 25b: 464−468 (1972)〕のTNBS法によって決定した 。この方法を使用して、還元的にグリコジル化されたヘモグロビンが26%のグ ルシトールで修飾された有効アミノ基を有することを確認した。そのように調製 されたグルシトールーヒトヘモグロビンを、抗体特異性の特性表示のための直接 結合−酵素結合蛍光測定法(ELFA)に使用した(実施例10参照)。
実施例1に記載した如くして調製したグルシド−ルーバリン−グリシン−グリシ ン(グルシド−ルーVGG)を、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピ ル)カルボジイミド塩酸塩(EDCI) (シグマ・ケミカル社、 St、 L ouis、 MO,[l5A)及びN−ヒドロキシスルホコハク酸イミド(スル ホ−NH3) [パース(Pierce)ケミカル社、 Rockford、  IL、 USA)を使用して、スタロス(Staros)ら、 Anal、 B iochem、、 156.220−222 (1986)の方法の変法によっ て、ウシ血清アルブミン(BSA) (シグマ−ケミカル社、 St、 Lou is、 MO,LISA)とカップリングさせた。即ち、全ての反応原料を氷上 で予備冷却した後、スルホ−NH3の10mg/ml水溶液の228ulをグル シド−ルーVGGの2.4mg/ml水溶液の500ulに加え、混合した。次 いで、蒸留水中で新たに調製したEDCIの20mg/ml溶液の1.5mlを 加え、即座に混合し、氷上で15分間反応させた。次いで、5mg/ml水溶液 の1160ulとしてBSAを添加した。この反応溶液を混合し、カップリング 反応を4℃で一夜継続した。次いで、約12〜14にの平均分子量を有するスペ クトロボア・セルロース透析チュービング(アメリカン・サイエンティフィック ・プロダクツ、 McGaw Park、 I!5. ll5A)を使用して、 該反応混合液を4℃で蒸留水に対して徹底的に透析した。接合の程度及び抗体の 特異性の両方を評価するために、ペプチド、またはペプチドとカルボジイミド、 またはペプチドとカルボジイミドとスルホ−NH3を蒸留水で置換したコントロ ールを含めた。
実施例1に記載した如くして行った、グルシド−ルーVGG−BSA複合体及び BSA複合体コントロール(グルシド−ルーVGGSEDCIまたはスルホ−N H5なし)のTNBSアミノ基測定は、60の有効BSAアミノ基のうち42% が、接合後にグルシトール=VGGに置換されたことを示した(即ち、25のグ ルシド−ルーVGGペプチド/BSAキャリアー分子が存在した)。
同様にして、グルシド−ルーVGG (実施例1に記載した如くして調製した) を、ウシ・チログロブリン(シグマ・ケミカル社、 St、 Louis、 M O,USA) トhツブリングさせた。水溶性カルボジイミドとして等モル量の 1−シクロへキシル−3−(2−モルホリノエチル) −カルボジイミド・メト −1)−)ルエンスルホネ−) (CMC)をEDCIに置換した以外は、反応 原料のモル比は、F記の実施例3に記載したグルシト−ルーVGGのBSAに対 するカップリングに使用したのと同一であった。
実施例1に記載した如くして行った、グルシド−ルーVGG−チロ複合体及びチ ログロブリン複合体コントロール(グルシド−ルーVGG、CMCまたはスルホ −NH3なし)のTNBSアミノ基測定は、194の有効チログロブリンアミノ 基のうち26%が、接合後にグルシド−ルーVGGに置換されたことを示した。
実施例5:グルシトールーバリンーグリシンーグリシン−セファロースの調製2 54mgのCMCを533ulのグルシド−ルーVGG (8,67mg/m+ 水)に添加することによってグルシド−ルーVGG−セファロース免疫吸着剤を 調製した。
カルボジイミドを混合して溶解させた後、該ペプチド−カルボジイミド溶液を2 mlのAH−セファロース4B(ファルマシア・ファイン・ケミカルズAB、  uppsala、 Sweden) (メーカーの説明書に従って予備洗浄した )に添加し、該混合物を、4ml (15Xb メリカン・サイエンティフィック・プロダクツ、 McGaw Park、 I L、 USA)中で室温下で一夜逆転震盪することによって混合した。該免疫吸 着剤を使用前に0.02%NaN5の存在下で4℃で保存した。該免疫吸着剤は 、実施例7に記載した如くしてアフィニティー精製に使用した。
実施例6:グルシト−ルーバリン−セフ70−スの調製グルシド−ルーVGGの 代わりl;595ulのグルシド−ルーバリン(10mg/ml水)を使用した 以外は、実施例5に記載したのと同様にして、グルシド−ルーバリン−セファロ ース免疫吸着剤を調製した。該グルシド−ルーバリンは、VGGについて実施例 1に記載したのと同様にして調製した。
この免疫吸着剤も、使用前に0.02%NaN3の存在下、4℃で保存した。咳 、免疫吸着剤は、実施例7に記載した如くしてアフィニティー精製に使用した。
実施例7:グルシト−ルーバリン反応性抗体の調製複数のニューシーラント・ホ ワイト・雌ウサギ〔ラングショウ・ファームス(Langshaw Farms ) 、 Augusta、 Ml、 USAIをパイタカイチス(Va i t aka i t is)らB して調製したグルシド−ルーVGG−BSA500ugを含有する完全フロイン ドアジュバントからなる乳化物2mlで初回免疫した。後続の免疫をグルシド− ルーVGG−BSA200ugを含有するフロイント不完全アジュバントの乳化 物で行った。これら後続の免疫は、初回免疫の後5週間行い、その後は2〜8週 間の間隔をあけて行った。
各免疫の後7〜10日間、ネーレンベルグ(Nerenberg)ら、 J、  [mmol、 Methods、、 24.19 (]、978)の方法によっ て、耳から採血した。抗体の反応性に関し、3回目の免疫後金ての採取血液につ いて、実施例10に記載した如くして行った直接結合−酵素結合蛍光測定法(E LFA)によって、各ウサギからの血清サンプルを試験した。得られた血清は使 用するまで一20℃で凍結して保存した。
望ましい抗体の精製は、リーフ(Reif) 、Immunochemistr y、 6.723 (1969)の方法によるDE−52セルロース(ワットマ ン社、 Springfield Mill Maidst。
ne Kent、 Engkand)上でのバッチ式イオン交換クロマトグラフ ィーを使用して、該血清をIgG分別することによって行った。続いて、選択さ れた抗血清と共に、該IgGフラクションを、グルシド−ルーバリン−セファロ ース(実施例6に記載した如くして調製したもの)またはグルシド−ルーVGG −セファロース(実施例5に記載した如くして調製したもの)のいずれかでのア フィニティークロマトグラフィーによって更に精製するか、または、グルタルア ルデヒド架橋ヒトヘモグロビンを使用してアフィニティー吸着した。
抗−グルシト−ルーVGG−BSAのアフィニティー精製は、グルシド−ルーV GG−セファロースまたはグルシド−ルーバリン−セファロースのいずれかの1 ilをパイオーラッド・ディスポーザブル・ポリプロピレン・エコノーカラム( バイオ−ラッド・ラボラトリーズ、 Richmond、 (A ll5A)中 に加えることによって行った。次いで、該マトリックスを、50m1のPBS  (0,O1Mリン酸ナトリウム、0.15MNaCl溶液)、pH7,3に続い て、3mlのヨウ化カリウム(KI)を加えたPBS、pH8,0で洗浄し、次 いで、50mlのPBS、pH7,3で洗浄した。続いて、洗浄したマトリック スを、抗血清のDE−521gGフラクション14a+Iと共に、37℃で2時 間、回転しながらインキュベートした。結合しなかった試料を集め、その後、マ 1−IJックスを1011のPBS、pH7,3で2回洗浄し、結合した抗体を 3mlの2M KI PBS、pH8,0で溶離させることによって集め、すぐ に該溶離物を4℃で一夜2リッターのPBS、pH7,3で透析した。得られた 透析アフィニティー精製抗体を直接結合及び阻害ELFA測定に使用した(実施 例10〜11を参照)。
還元されていないヒトヘモグロビンと反応するおそれのある抗−グルシトールー VGG−BSA試料中の抗体の除去を、以下のようにして調製した、変性したグ ルタルアルデヒド−不溶化ヒトヘモグロビンで抗血清のDE−52IgGフラク ションをアフィニティー吸着することによって行った。IMKI を含有する1  0mlのPBS、pH7,3中に溶解した200o+gのヒトヘモグロビン( シグマ・ケミカル社、 St、 Louis、 MO,USA)を、アブラミー ス(Avrameas)及びテリンク(Terynck) 、 1mmunoc hemistry、 6.53 (1969>の変法を使用して、最終グルタル アルデヒド濃度0.5%で水中で架橋した。3日間の反応の後、遠心分離法によ り不溶性ヘモグロビンが得られ、コールスーバックナ−([:oors−Buc kner)ロート(アメリカン・サイエンティフィック・プロダクツ、McGa w Park、IL、USA>を使用した減圧濾過によってワットマンN011 濾紙(ワットマン社、 SpringfieldMill Maidstone  Kent、 Engkand)上に集めた。濾紙上の架橋したヘモグロビンを 1リツターのPBS、pH7,3で洗浄した。次いで、それを500ffilの 0.05MNH,CIと共に室温で15分間インキュベートし、減圧濾過によっ て分離した。次に、該不溶化ヘモグロビンを400ilのPBS、pH7,3で 洗浄し、再度、減圧濾過によって分離した。
10牝のグルタルアノげヒト架橋ヒトヘモグロビンを2mlの抗血清のDE−5 2フラクシヨンと共に37℃で3.5時間回転機上で端から端まで混合しながら インキュベートすることによって、抗−グルシト−ルーVGG−BSA IgG フラクションから何らかの可能なヘモグロビン反応性抗体を除去するために、該 洗浄した架橋ヘモグロビンを使用した。ヘモグロビン吸着した、不溶化ヘモグロ ビンに結合しなかったDE−52rgG抗体を、パスツールピペットを使用して 不溶化ヘモグロビン及びそれに結合したあらゆる物質から分離し、直接結合EL FA測定法において使用した(実施例10参照)。
実施例8:ヒトヘモグロビンA lc (Hb A lc)及びヒトヘモグロビ ンA0(Hb Ao)の調製 ヒトHbA、c及びHb A oを地元の血液バンクからの古い血液から精製し た。
遠心分離して得た赤血球(RBC)をPBS、pH7,3で洗浄し、20部の蒸 留水で溶血させた。残ったストロマ及び細胞を遠心分離して除去し、得られた溶 解産物をラウレイ (Lowrey)及びソエルナ−(Soeldner) 、  Anal、 Biochemistry。
154、424−430 (1986)のイオン交換−ゲルl法の変法かまたは マツクドナルド(McDonald)ら、 J、 Biol、 Chem、、  253.2327−2332 <1987)のイオン交換法のいずれかに付した 。ラウレイ及びソエルナーの方法は、カラム容量を増加しく2.5×42cm) 、充填した溶解産物中の塩濃度を増加しく1.00mM NaC1) 、流速を 落としく1.5ml/hr) 、そして、充填したヘムタンパクの容量を減じる こと(0,5+nlの10倍濃縮した溶解産物)によって変更した。混合床操作 (mixed bed procedure)によって高純度のHbA、C及び HbAOが得られたが、その再現性からマツクドナルドらの方法が好ましかった 。
いずれかの単離技術によって得られたヘモグロビン含有フラクションを検査及び 415nmでの吸光度によって確認した。種々のヘモグロビンフラクションの純 度ヲ、ベックマン344HPLCシステム(ベックマン・インスツルメンツ、B erkeley、 Ca)において、4.6X30mM−フィクロアナライザー MA7Cカートリッジ(バイオ−ラッド・ラボリドリーズ、 RichIIIa nd、 CA、 ll5A)を使用する分析陽イオン交換HPLCによって評価 した。ヘモグロビンの分別は、メーカーが添付したプロトコール(バイオ−ラッ ド・ラボラトリーズ、 Richmond、 CA、 ll5A)に従って行っ た。即ち、20u1のヘモグロビン含有サンプルを予め20mMビス−トリス、 [)H6,0で平衡にしたマイクロアナライザーMA7Cカートリッジに注入し 、同じビス−トリス緩衝液系での一次塩勾配(0から1.00mAl NaCI )を使用することによって、流速1.5ml/分で6分を要して、ヘモグロビン フラクションを得た。ヘモグロビン含有フラクションは、ベックマン163可変 波長検出器(ベックマン・インスツルメンツ、 Berkeley、 Ca)を 使用した415nmでノヘム吸光度によって検出した。ヘモグロビンフラクショ ンは、415nmでの吸光度によって検出し、既知量のヒトヘモグロビンA+e (パイオーラッド・ラボラトリーズ、 Richn+ond、 CA、USA) を含有するスタンダードと比較した。精製したヘモグロビンフラクションは、直 接結合または阻害ELFA測定法において使用する(実施例10〜12を参照) まで4℃で保存した。
実施例9:ヘモグロビン抗原の還元 ヘモグロビン含有サンプル(例えば、精製したヘモグロビン、ヘモグロビン成分 または患者からのRBC溶解産物)中に例え少しでも存在するHbAlcを検出 及び定量できるように、ヘモグロビン含有サンプルをまずNaBH,で還元し、 サンプル中に存在する全てのHbA、Cのβ鎖のN−末端上のグルシド−ルーバ リンを形成しなければならない。次いで、サンプル中に存在する還元されたHb A印は、抗血清中に、抗血清のDE−52部gGフラクション中に、及びアフィ ニティー精製及びアフィニティー吸着した物質中に(全て実施例7に記載した如 くして調製した)存在する抗グルシドールーVGG−BSA抗体と反応すること ができる。固相吸着ヘモグロビンの還元は、直接結合ELFAにおけるグルシ)  −ルーバリンの検出に必要であり、固相及び液相ヘモグロビンの両方の還元は 、阻害ELFA測定に必要である(実施例10〜14参照)。固相吸着ヘモグロ ビン及び液相ヘモグロビンの還元は別々に説明する。
予めポリスチレンマイクロタイターウェルに吸着したヘモグロビン(実施例10 〜14@照)をPBS、pH7,3中の50mM NaBH4を添加するコキに よって還元した。還元溶液の容量は、ヘモグロビンのコーティングに使用した容 量と等しかった。4℃で一夜還元した後、該プレートを、ウェルをPBSA ( 0゜15MNaC+、1%BSA、0.1%ツイーン20.0.02%NaN+ 、pH7゜3を含有する0、01Mリン酸ナトリウム緩衝液)で満たし、デカン テーションするかまたは吸引することによって洗浄し、残ったNaBH,を除去 した。次いで、該プレートを、PBS、pH7,3中の1%(重V容量)卵アル ブミンを使用したバックコーティングによって、実施例10に記載した方法で処 理した。
液相ヘモグロビンザンブルの還元は、還元されるヘモグロビン溶液の各容量に対 して3倍容量の、0.01%BSA、pH7,3を含有するPBS中の50mM NaBH,(還元溶液)を添加することによって行った。この還元方法を使用し て還元されなかったヘモグロビンの見掛は濃度は、415nmでのヘム吸光度に よって測定して0.5〜1.Omg/101であった。該ヘモグロビンを還元溶 液と共に緩やかに渦を巻かせることによって混合し、次いで、37℃で3時間反 応させ、その後、該還元混合液をPBSAを使用して1:10に希釈した。この 希釈は、NaBHa濃度を抗体の反応性に干渉しないように決定されたレベルの 3.37mM N a BH。
に低下させ、この希釈され還元された物質は、阻害ELFAにおける阻害因子と してすぐにでも利用できた(実施例11参照)。
赤血球(RBC)溶解産物から得られたヘモグロビンのNaBH,還元は、精製 したHbAlcまたはHbAoについて上記した方法と類似の方法で行った。生 理食塩水で洗浄したRBCを蒸留水で1:20に希釈することによって溶血した 。
不溶性の溶血片を静置または遠心分離することによって除去し、集めた溶解性上 清溶解産物のヘモグロビン濃度を測定した。固相吸着溶解産物の還元は、HbA lCについて上記した如くして行った。液相溶解産物の還元は、未還元ヘモグロ ビンの初期濃度を0.5〜1−0mg/mlの代わりに2mg/mlを使用した 点だけ上記の方法と相違した。
全血液溶解産物の使用(実施例13及び14)には、それら実施例において詳細 に記載する還元実験方法において変動させることが必要である。
実施例10コ直接結合−酵素結合蛍光測定法(直接結合ELFA)200μmの 抗原(例えば、グルシド−ルーVGG−BSA、グルシド−ルーVGG−チロ、 グルシド−ルーヒトヘモグロビン、CNBH3コントロール、Hb A I C ,Hb A O、または、実施例1〜6及び8〜9で記載した如く調製した糖尿 病患者由来のRBCの溶解産物)をマイクロフルオル(Microf Iuor ) “B″ブラツクポリスチレン・マイクロタイター・プレート(ダイナ1ツク ・ラボラトリーズ、 Alexandria、 VA、 LISA)のウェルに 加えた。該抗原がウェルに吸着できるように、該プレートを37℃で2時間イン キュベートした。該抗原に0.IMNaCOs、pH9,8中の5%g/n+I タンパクをコーティング濃度で添加した。
結合しなかった抗原をデカンテーションするかまたは吸引することによって除去 し、予備的還元を必要とする吸着した抗原(例えば、HbAlc、HbA、及び RBC溶解産物)について実施例9に記載した如くして、NaBH,還元を行っ た。該プレートを、ウェルをPBSAで満たし、デカンテーションするかまたは 吸引することによって5回洗浄して、残存したNaBH4を除去した。既にグル シトールを持っている抗原については、この還元及びPBSA洗浄処理を省略し た。
続いて、残ったポリスチレンタンパク結合部位を、1%卵アルブミン(シグマ− ケミカル社、 St、 Louis、 MO,USA>及び0.02%ナトリウ ムアジド、pH7,3を含有するPBSでウェルを満たすことによって遮蔽し、 37℃で1時間インキュベートした。デカンテーションまたは吸引の後、PBS Aで逐次希釈した200u1の抗−グルシトールーVGG−BSA抗体試料(例 えば、抗血清、DE−52部gGフラクション、アフィニティー精製抗体、また はアフィニティー吸着抗体、全て実施例7の如くして調製されるンをウェルに添 加し、給温室中で4℃で一夜インキユベートした。
次に、該マイクロタイターウェルを上記の如<PBSAで5回洗浄し、PBSA でl:2000に希釈したビオチン−標識ヤギ抗ウサギIgG (ベクター・ラ ボラトリーズ、 Burlingame、 CA、 tlsA)を200ul/ ウェル加え、37℃で2時間インキュベートした。PBSAで5回洗浄した後、 PBSAで1ご2000に希釈したストレプトアビジン−β−ガラクトシダーゼ 〔ベセスダ(Bethesda) ・リサーチ・ラボラトリーズ、 Gaith ersburg、 MO,USAIを200ul/ウェル加え、37℃で1.5 時間インキュベートした。PBSAでの最終5回洗浄後、PBS。
pH7,5中の0.1■1014−メチル−ウンベリフェリル−β−ガラクトピ ラノシド基質を200ul該マイクロタイターのウェルに添加し、365nts の励起波長と450nmの発光波長を使用して、マイクロフルオル読み取り機( ダイナチック・・fンスッルメンツ、 Torrance、 Ca、 USA) で、メチルウンベリフェロンの蛍光ヲ相対的蛍光単位(RFU)として測定した 。
抗原を欠くだけで上記と同様の方法で処理したコントロールウェル(抗原なしの コントロール)、抗−グルシトールーVGG−BSA抗体試料を欠くだけのコン トロールウェル(第一抗体なしのコントローノリ及び遮蔽処理し及び基質を添加 しただけのコントロールウェル(基質ブランク)を含めた。抗原なしのコントロ ール及び第一抗体なしのコントロールは、抗体の特異的結合及び標識剤について の正確な読み取りに役立つ一方、基質コントロールは非酵素的基質加水分解につ いての補正を可能にした。
R,BC溶解産物試料の直接結合測定については、上記の実験方法を少し変更し た。このRBC溶解産物についての変更とは:あとの遮蔽処理がないこまと共に 10ug/mlタンパクコーティング濃度を使用すること15回のPBSA洗浄 の代わりにPBS、pH7,5で3回洗浄すること:ストレブトアビジンーβ− ガラクトンダーゼでの0.5時間のインキュベート以外は、全試薬を周囲温度で 1時間インキュベートすること;及び固定飽和濃度(1:100希釈)で抗−グ ルシトールーVGG−BSA抗体試料を使用することであった。
代表的な直接結合ELFA結果を図1〜3及び5〜7に示した。この結果は、次 のようにまとめることができる。
グルシド−ルーVGG−BSAに対して調製し、グルシド−ルーVGG−セファ ロースを使用してアフィニティー精製した抗体は、グルシド−ルーVGG−BS A及びグルシド−ルーVGG−テロを認識した(図1及び3)。これら抗体は、 還元されたグリコジル化天然ヘモグロビン(図3)及び還元された精製HbA+ c(図2)とも反応したが、還元されたグリコジル化天然ヘモグロビン(図2に おけるHbAo)及びCN B H,コントロール(図3におけるグルコースの 不存在化で還元的にグリコジル化したヘモグロビン)とは反応しなかった。使用 したHbAoは、イオン交換クロマトグラフィーによって調製したものであり、 NaBH4処理によって還元された、有効なε−アミノ基上でグリコジル化され た分子を含有していたものと考えられる。
グルシド−ルーVGG−BSAを使用して調製しグルシド−ルーバリン−セファ ロースのカラムでアフィニティー精製した抗体は、グルシド−ルーVGG−セフ ァロースで精製した抗体と同様な特異性を示した(図2を図5と比較のこと)。
同様に、グルシド−ルーVGG−BSAに対して調製し、架橋ヒトヘモグロビン (未還元グリコジル化バリン及びリジン残基を含有していたものと考えられる) を使用してアフィニティー吸着した抗体は、グルシド−ルーVGG−セファロー スマタはグルシド−ルーバリン−セファロースでアフィニティー精製した抗体と 同様な特異性を示した。図1〜3及び5〜7を参照のこと。
最後に、糖尿病患者由来のRBC溶解産物を使用した直接結合ELFAの結果は 、標準電気泳動法を使用して別途得られた1(bA−cの測定と相互によく関連 している。典型的な回帰分析曲線である図4を参照のこと。
該電気泳動法は、グリコジル化ヘモグロビン測定のためのシバーコーニング電気 泳動キット(シバ コーニング、 Pa1o Alto、 Ca、カタログNo 、 470055>を使用して行った。該電気泳動法は、メーカーの説明書に従 って行った。
実施例11:阻害酵素結合蛍光測定法(阻害ELFA)実施例1Oの直接結合E LFAと2カ所変更しただけの同じ方法で、固相吸着された還元HbAIC抗原 を使用して阻害E L F Aを行った。第一に、グルシトールーVGG−セフ ァロース上でアフィニティー精製した抗−クルシトール−VGG−BSA抗体の 一定濃度を使用した。使用した濃度は、固相吸着し、たNaBHl−還元HbA 、c抗原での直接結合ELFAにおいて、50%またはそれ未満の最大結合を得 るのに必要な抗体の濃度である。
第二に、固定した濃度の抗体に、HbA+c抗原または糖尿病患者由来のRBc の溶解産物からなる阻害因子を濃度を変化させて混合した。この両者は、実施例 9に記載した如くして予め還元し、次いで、抗体を添加する前にPSBA中で逐 次希釈したものである。37℃で2時間インキュベートした後、HbAlcでコ ーティングし、NaBH4で還元し゛、PSBAで洗浄し、次いで、実施例9及 び10に記載した如くして、卵アルブミンで遮蔽したウェルに、200ulの抗 体−阻害因子混合液を添加した。阻害結合ELFAにおける抗体−阻害因子混合 液の添加は、直接結合ELFAにおける抗−グルシトールーVGG−BSA抗体 試料の添加に対応している。
阻害ELFAのためのコントロールは、抗原なしのフントロール、第一抗体なし のコントロール、基質ブランク、及び、阻害因子を欠く以外は液相還元HbA、 C阻害因子と同じく処理した、抗体と希釈した還元混合液からなる、NaBH4 還元の効果のためのコントロールであった。
抗体結合の代表的な阻害は、還元された液相HbA+cについては図8に及び還 元された糖尿病患者からのRBC溶解産物サンプルについては図9に示されてい る。RBC溶解産物は、電気泳動法によって8.4%HbA工を含有することが 予め明らかにされていた。回帰分析は、検討した5つのサンプルについて、阻害 ELFAにおいて50%阻害を得るのに必要なRBC溶解産物の量と電気泳動法 によって決定された同じサンプル中に存在するHbAICの量の間の一次的関係 を証明している(図10参照のこと)。
実施例12:阻害酵素結合蛍光測定法(阻害ELFA)架橋ヒトヘモグロビンで 吸着された抗−グルシトールーVGG−BSA抗体を抗体きして使用し、グルシ ド−ルーVGGを阻害因子として使用した以外は、実施例11を繰り返した。結 果を11図に示した。それから分かるように、試験したクルジトール VGGが 高濃度である場合には、グルシド−ルーVGGは、還元されたHbA、Cに対す る抗体の結合の100%を阻害した。
実施例10〜12からのデータをひとまとめに考えると、グルシド−ルーVGG −セフrロース若しくハクルントールーバリンーセファロースでアフィニティー 精製したか、または、架橋ヒトヘモグロビンでアフィニティー吸着した抗−グル シトールーVGG−BSA抗体は、グルシド−ルーバリンを特異的に検出してい ることが明らかである。該アフィニティー精製またはアフィニティー吸着した抗 体は、依然として高い力価を有している。かくして、本発明の方法は、そのN− 末端アミノ酸上でグリコジル化されたタンパクを検出する免疫学的測定法におい て有用な、特異性が高く力価の高い抗血清及び抗体試料を、モノクローナル抗体 を調製することなしに得る簡単な方法を提供するものである。もちろん、望まし いければ、モノクローナル抗体を使用してもよい。
実施例13:全血溶解産物を使用する直接結合−酵素結合免疫吸着測定法(EL  I SA) この実施例は、実施例10に記載した方法の応用である直接結合測定法を説明す る。)(bA+c源として全血を利用し、速可視化比色エンドポイント法(re ad i 1y visualized colorimetric endp oint)を採用した。完全な測定は全部で約3〜4時間で行うことができる。
予めEDTへ=7−トしたベクタイナー(vacutainer)管(バクトン 1ジキンソン、 Rutherford、 NJ 07070)中に捕集した血 液1滴を、5.75インチのノでスツール型使い捨てピペット (サイエンティ フィック・プロダクツ、 McGaw Park、IL。
USA)で、12X75mポリスチレン管(サイエンティフィック・プロダクツ 。
McGaw Park、比、 USA)中の蒸留水1mlに加えた。混合した後 、室温で15分間インキュベートすることによって、得られた全血溶解産物で該 管をコートした。
吸引によってコーティング溶液を除去し、PBS中の50mM NaBH4]、 mlを加え、室温で10分分間光を行った。
次いで、咳管をPBSで3回洗浄した。管をPBSで満たし、次いで、洗浄緩衝 液を吸引することによって洗浄を行った。
PBSAでI : 100に希釈した、抗−グルシト−ルーバリン反応性抗体( アフィニティー精製もアフィニティー吸着もしていないことを除いては、実施例 7に記載した如く調製したもの、即ち、DE−52精製IgGフラクション)を 加え(各管に1m1)、室温で45分間インキュベートした。
PBSで3回洗浄した後、PBSAで1=2000に希釈した、]、mlのビオ チン−標識ヤギ抗ウサギIgG(ベクター・ラボラトリーズ、 Burling ame、CA、 LISA)を加え、室温で0.5時間インキュベートした。3 回のPBS洗浄後、PBSAで1=2000に希釈した、11Tllのストレプ トアビジン−β−ガラクトシダーゼ(ベセスダ・リサーチ−ラボラトリーズ、  Gaithersburg、 MO,[1SA)を加え、室温で15分間インキ ュベートした。4回のPBS洗浄後、0.1.M2−メルカプトエタノール及び 5+nMMgC1□を含有する0、 1 Mリン酸ナトリウム緩衝液。
p H7,3中の0−ニトロフェニル−β−D−ガラクトピラノシド(ONPG )基質(シグマ・ケミカル社、 St、Louis、 MO,USA) 4mg /ml溶液の1ff11を加え、室温で40分間インキュベートした。既知量の HbAlcを含有するスタンダード(バイオ−ラッド・ヘモグロビンAIC・ミ ニまたは/及びマイクロ・カラム・テスト・キャリブレータ、バイオ−ラッド・ クリニカル・ディビジョン、 Hercules。
(:A、 USA)を使用し、スタンダードと得られた黄色ニトロフェノール生 成物の全血溶解産物とを比較することによって、全血溶解産物中のHbA、cの 相対量を決定した。
糖尿病患者由来の全血溶解産物中のHbAlcの量を測定するこの方法を使用し 7て得られた結果は、図12に示したように、同じ患者からのRBC溶解産物の 電気泳動法によって得られたHbAlcのパーセントと相互によく関連している (相関係数は0.9724である)。該電気泳動測定は、実施例10に記載した 如くして行った。
実施例14:阻害因子として全血溶解産物を使用する阻害酵素結合蛍光測定法こ の実施例は、実施例11に記載した阻害測定方式の応用を記載したものである。
HbA lc源として全血溶解産物を使用した。
200μmの抗原(11,4%HbΔ、Cを含有していると測定されたパイオー ラッド・ヘモグロビンA、ICマイクロカラム・テスト・スタンダード)を0. 1MNaHco、、pH9,8での総ヘモグロビンの濃度]、Omg/mlで、 マイクロフルオル“B”マイクロタイターウェルに加え、37℃で2時間、ウェ ルをコートさせた。
結合しなかった抗原をデカンテーションするかまたは吸引することによって除去 し、吸着した抗原をPBS中の50mM NaBH4で該ウェルを満たすことに よって還元し、37℃で1時間インキュベートした。続いて、0.1%ツイーン 2゜(シグマ・ケミカル社、 St、 Louis、 MO,[lSA>を含有 するPBSでウェルを洗浄し、1%卵アルブミン(ジグ?−ケミカル社、 St 、 Louis、 MO,LISA)及び0.02%ナトリウムアジド、pH7 ,3を含有するPBSでウェルを満たし、37℃で1時間インキュベートして、 全ての残存ポリスチレン・タンパク結合部位を遮蔽した。
コーティング、還元及びバックコーティングの間、実施例13に記載した如く調 製した抗−グルシト−ルーバリン反応性抗体をNaBH,−還元阻害因子(全血 溶解産物またはパイオーラッド・ヘモグロビンA I C・キャリブレータ、バ イオ−ラッド・クリニカル・ディビジョン、 Hercules、 CA、 l l5Aからなるスタンダードのいずれか)と共にインキュベートした。これら阻 害因子の還元は、還元溶液中のNaBHaの濃度が500−であり、かつ、還元 時間が37℃で1時間であったこ々を除いては、RBC溶解産物について実施例 9に記載した如くして行った。
あとの阻害測定法は、以下を除いては、実施例11に記載したものと同一であっ た: (1)0.1%のツイーン20を含有するPBS:&浄を行ったこと、及び(2 )ビオチン−標識ヤギ抗ウサギIgGでのインキュベーション時間が4℃で一夜 であったこと。
阻害因子として糖尿病患者の全血溶解産物を使用した抗体結合の阻害を示す代表 的な投与応答曲線を図13に示す。ここに記載した阻害方法によって得られた、 糖尿病患者由来の全血溶解産物中の1(bAicの量の測定結果を、同じ糖尿病 患者由来のRBC溶解産物の電気泳動によって得られた結果と比較して、回帰分 析を行った(電気泳動は実施例10に記載した如くして行った)。試験した8糖 尿病サンプルのうちの5についての2つの技術を比較した回帰分析結果のグラフ を図14に示す。これら5サンプルについての相関係数は0.9762であった 。該8サンプルのうちの6、該8サンプルのうちの7及び咳8サンプルのうちの 8サンプルの回帰分析によって、それぞれへ相関係数0.7098.0.489 9及び0,0774が得られた。これら3つのサンプルが何故このようなばらつ いた結果を与えるのかについては未だ明らかではない。
図13及び図14においては、全血溶解産物のヘモグロビン濃度は、該溶解産物 の414nmにおける吸光度を、蒸留水に溶解して希釈した逐次希釈ヘモグロビ ンスタンダード(シグマ・ケミカル社、 SL Louis、 MO,ll5A )の吸光度と比較することによって決定した。
実施例15:全血溶解産物を使用する直接結合−酵素結合免疫吸着測定法(EL ISA) HbA、C源として全血溶解産物を使用した直接結合ELISAをマイクロタイ ター・プレートを使用して行った。完全な測定は全部で約3〜4時間で行うこと ができる。
血液サンプルを蒸留水で1200に希釈することによって溶解し、続いて、ヘモ グロビン濃度を0.1M NaC0*、pH9,6(:lI−ティング緩衝液) 中10μg/rnIになるように調整した。ヘモグロビン濃度は、該溶解産物の 414na+にあける吸光度を、蒸留水に溶解して希釈した逐次希釈ヘモグロビ ンスタンダード(シグマ・ケミカル社、 St、 Louis、 MO,USA )の吸光度と比較することによって決定した。既知量のヘモグロビンA1cを含 有するスタンダード(バイオ−ラッド・ヘモグロビンArc−ミニ及び/または マイクロカラム・テスト・キャリブレータ、バイオ−ラッド・クリニカル・ディ ビジョン、 Hercules、 CA、 [l5A)は、コーティング緩衝液 で10μg/ff1lに希釈した。
200μmの抗原(即ち、希釈した糖尿病患者全血溶解産物または既知量のヘモ グロビンA +cを含有する希釈したスタンダード)をイムロン2プレート(ダ イナチック・ラボラトリーズ、 Chantilly、 VA、 USA)のウ ェルに加えた。該抗原がウェルの固体表面に吸着できるように、該プレートを3 7℃で1時間インキュベートシた。コーティング緩衝液中10μg/mlのコー ティング濃度で該抗原を添加した。
後の処理は、以下を除いては、実施例10に記載した直接結合ELFAにおいて 使用したのと同様であった: 1、PBS、pH7,3中の50mM N a BH4での還元を室温で0.5 時間行ったこと; 2、抗−グルシト−ルーバリン−抗体(実施例13に記載した如く調製した)で のインキュベーションを、抗体の1/20希釈液を使用して、37℃で45分間 行ったこと; 3、ビオチン−標識ヤギ抗ウサギIgGでのインキュベーションを、抗体の1/ 2000希釈液を使用して、37℃で45分間行ったこと:4、ストレプトアビ ジン−β−ガラクトシダーゼでのインキュベーションを室温で20分間行ったこ と: 5、試薬を添加した間の全ての洗浄を、0.1%ツイーン20.pH7,3を含 有するPBSを使用して3回行ったこと;6、基質が、a)0.1M 2−メル カプトエタノール及び5mM MgCI 2を含有する0、 1 M Uン酸す ) IJウム緩衝液、pH7,3(比胡基質緩衝液)中におけるI+g/ml濃 度の0−ニトロフェニル−β−D−ガラクトピラノシド(ONPG) (シグマ ・ケミカル社、 St、Louis、 MO,ll5A)であるか、または、b )比色用基質M衝液中における0、6+ng/ml濃度のクロロフェノールレッ ド−β−D−ガラクトピラノシド(CPRG) (ベーリンガー・マンハイム・ バイオケミカルズ、 IN、 USA)であったこと:及び7.0NPG基質& 40分間反応した後、405nmで吸光度を測定したこさ。
CPRGについては、反応時間が9分で570+mで吸光度を測定したこと。
図15は、直接結合ELISAを使用して糖尿病患者由来の全血溶解産物中の) I b A I Cを測定するこ止によって得られた結果を、アミノフェニルボ ロネート・システム[GI yc −Af f −Ghb、 イソラボ(Iso lab)社、 Akron、 DH,USAIを使用して得られた結果との比較 を示す。これは、メーカーの説明書に従って行い、同じ糖尿病患者由来のRBC 溶解産物中のHbA、Cを測定した。直接結合ELISAを使用して得られたH bA、rのパーセンテージとイソラボ・アミノフェニルポロネート・カラム・シ ステムを使用して得られたH b A +。のバー七ン−r −ジは、0NPG  (相関係数−0,9708)及びCPRG (相関係数−0,9712)基質 の両方について同じであった。
FIG、1 FIG、3 FIG、5 FIG、7 FIG、9 FIG、10 0/。結合阻害 FIG、12 電気泳動法によるHbAlcのパーセントFIG、14 回帰分析 国際調査報告 1−−^−1−″φMT/+I<Qn/nムロ661++le+*5llena l A帥kl1M+t l軸 DI”〒/1IeQl’l/nA&+4PCT1 0S90104666

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.式: (Glc−ol−X−L)n−キャリアーを有する免疫原として有用な化合物。 ここで、 Xは、そのN−末端アミノ酸のα−アミノ基上で非酵素的にグリコシル化された タンパクの、リジンを除くN−末端アミノ酸であり;Lは、結合手または連結基 であり; Glc−olは、該グリコシル化されたタンパク上のXに結合した糖の還元型で あって、Glc−olは、Xのα−アミノ基に結合しており;キャリアーは該グ リコシル化されたタンパク以外の免疫原性化合物であり;そして nは1から該キャリアー上の有効な結合部位の数までの数字である。
  2. 2.Glc−olがグルシトールである、請求項1記載の化合物。
  3. 3.Xがパリンである、請求項1記載の化合物。
  4. 4.Lがグリシン−グリシンである、請求項1記載の化合物。
  5. 5.キャリアーが、ウシ血清アルプミンまたはウシチログロブリンである、請求 項1記載の化合物。
  6. 6.Xがパリンであり、Lがグリシン−グリシンである、請求項2記載の化合物 。
  7. 7.キャリアーが、ウシ血清アルプミンまたはウシチログロブリンである、請求 項6記載の化合物。
  8. 8.N−末端アミノ酸のα−アミノ基上で非酵素的にグリコシル化されたタンパ クのN−末端アミノ酸上の糖を還元した後に、そのタンパクと反応性である抗体 を調製する方法であって、請求項1記載の化合物で動物を免疫することを含む方 法。
  9. 9.タンパクが、グルコースまたはその誘導体でグリコシル化される、請求項8 記載の方法。
  10. 10.グリコシル化されたタンパクがヘモグロビンである、請求項9記載の方法 。
  11. 11.グリコシル化されたタンパクがHbA1cであり、Glc−olがグルシ トールであり、Xがパリンである、請求項10記載の方法。
  12. 12.Lがグリシン−グリシンである、請求項11記載の方法。
  13. 13.キャリアーが、ウシ血清アルプミンまたはウシチログロブリンである、請 求項12記載の方法。
  14. 14.Xがパリンである、請求項8記載の方法。
  15. 15.Lがグリシン−グリシンである、請求項8記載の方法。
  16. 16.そのN−末端アミノ酸のα−アミノ基上で非酵素的にグリコシル化された タンパクの免疫学的測定法であって: 該グリコシル化されたタンパクを含有するサンプルを用意すること;該N−末端 アミノ酸上の糖残基を還元するために、該グリコシル化されたタンパクを還元剤 と反応させること; 該還元されたグリコシル化タンパクをGlc−ol−Xに向けられた抗体と反応 させること、ここで、Xは、該グリコシル化されたタンパクの、リジンを除くN −末端アミノ酸であり、Glc−olは、該グリコシル化されたタンパク上のX に結合した糖の還元型である;及び該抗体に結合した該還元されたグリコシル化 タンパクを検出または定量すること、 を含む免疫学的測定法。
  17. 17.Xがパワンである、請求項16記載の方法。
  18. 18.タンパクが、グルコースまたはその誘導体でグリコシル化される、請求項 16記載の方法。
  19. 19.グリコシル化されたタンパクがヘモグロビンである、請求項18記載の方 法。
  20. 20.グリコシル化されたタンパクがHbA1cであり、Glc−olがグルシ トールであり、Xがパリンである、請求項19記載の方法。
  21. 21.サンプルが、HbA1cを放出するように溶血された全血である、請求項 20記載の方法。
  22. 22.HbA1cが比色的に検出または定量される、請求項21記載の方法。
  23. 23.更に、該放出されたHbA1cで個体表面をコーティングする処理を含む 、請求項21記載の方法。
  24. 24.還元されたHbA1cが比色的に検出または定量される、請求項23記載 の方法。
  25. 25.そのN−末端アミノ酸のα−アミノ基上で非酵素的にグリコシル化された タンパクを検出または定量するためのキットであって:Glc−ol−Xに向け られた第一抗体の入った容器、ここで、Xは、該グリコシル化されたタンパクの 、リジンを除くN−末端アミノ酸であり、Glc−olは、該グリコシル化され たタンパク上のXに結合した糖の還元型である、を含むキット。
  26. 26.更に、グリコシル化されたタンパクのN−末端アミノ酸のα−アミノ基上 の糖残基を還元するための還元剤の入った容器を含む、請求項25記載のキット 。
  27. 27.更に、抗体に結合した還元されたグリコシル化タンパクを検出または定量 するのに有用な標識成分の入った容器を含む、請求項26記載のキット。
  28. 28.標識成分が、第一抗体に反応性である第二抗体である、請求項27記載の キット。
  29. 29.更に、抗体に結合した還元されたグリコシル化タンパクを検出または定量 するのに有用な標識成分の入った容器を含む、請求項25記載のキット。
  30. 30.標識成分が、第一抗体に反応性である第二抗体である、請求項29記載の キット。
  31. 31.Glc−ol−Xに向けられた抗体であって、Xが、非酵素的にグリコシ ル化されたタンパクの、リジンを除くN−末端アミノ酸であり、Glc−olが 、該グリコシル化されたタンパク上のXに結合した糖残基の還元型である抗体。
  32. 32.グリシトールーパリンに向けられた、請求項31記載の抗体。
  33. 33.請求項1記載の免疫原を調製する方法であって:還元的にXをグリコシル 化して、Glc−ol−Xを生成すること;連結基を使用する場合には、Glc −ol−Xをしにカップリングすること;及び Glc−ol−XまたはGlc−ol−X−Lを免疫原性キャリアーにカップリ ングすること、 を含む方法。
  34. 34.Glc−olがグルシトールであり、Xがパリンであり、Lがグリシン− グリシンである、請求項33記載の方法。
  35. 35.請求項1記載の免疫原を調製する方法であって:XをLにカップリングし て、X−Lを生成すること;還元的にX−Lをグリコシル化しこ、Glc−ol −X−Lを生成すること;Glc−ol−X−Lを免疫原性キャリアーにカップ リングすること、を含む方法。
  36. 36.Glc−olがグルシトールであり、Xがパリンであり、Lがグリシン− グリシンである、請求項35記載の方法。
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