JPH0550006B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0550006B2 JPH0550006B2 JP59095048A JP9504884A JPH0550006B2 JP H0550006 B2 JPH0550006 B2 JP H0550006B2 JP 59095048 A JP59095048 A JP 59095048A JP 9504884 A JP9504884 A JP 9504884A JP H0550006 B2 JPH0550006 B2 JP H0550006B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- output
- comparator
- heating
- oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 25
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 12
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 7
- 230000002457 bidirectional effect Effects 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- 235000013305 food Nutrition 0.000 description 3
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 3
- 238000010411 cooking Methods 0.000 description 2
- 239000004615 ingredient Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
- 238000007654 immersion Methods 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05D—SYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
- G05D23/00—Control of temperature
- G05D23/19—Control of temperature characterised by the use of electric means
- G05D23/1951—Control of temperature characterised by the use of electric means with control of the working time of a temperature controlling device
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Automation & Control Theory (AREA)
- Control Of Temperature (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は、電気コンロ、電磁調理器等の鍋を
底面から加熱する加熱機器で天プラ等の揚げ物調
理をする場合の温度制御装置に関するものであ
る。
底面から加熱する加熱機器で天プラ等の揚げ物調
理をする場合の温度制御装置に関するものであ
る。
従来例の構成とその問題点
従来の温度制御装置は第1図に示すブロツク構
成であり、センサとなる感温素子1を一部とする
温度検出装置2の出力と、基準温度設定装置3で
予め定められたレベルとを比較器4で比較し、感
温素子1の温度が定められたレベルより低ければ
駆動装置5を動かして加熱装置6を通電し、高け
れば駆動装置5を停止して加熱装置6の通電を止
めるON−OFF制御方式であつた。この従来の温
度制御装置で加熱装置6上に置かれた鍋中の油温
を制御する場合、天プラやフライ材料である負荷
を投入しない状態いわゆる無負荷時の油の温調レ
ベルは一定に保つことができる。しかしながら、
負荷を投入すると油の温度が大きく低下し、特に
連続的に負荷を投入すると揚げ物調理できない温
度域にまで油温が低下してしまい、従来の温調方
式では充分な揚げ物調理器用の温調とはなり得な
かつた。
成であり、センサとなる感温素子1を一部とする
温度検出装置2の出力と、基準温度設定装置3で
予め定められたレベルとを比較器4で比較し、感
温素子1の温度が定められたレベルより低ければ
駆動装置5を動かして加熱装置6を通電し、高け
れば駆動装置5を停止して加熱装置6の通電を止
めるON−OFF制御方式であつた。この従来の温
度制御装置で加熱装置6上に置かれた鍋中の油温
を制御する場合、天プラやフライ材料である負荷
を投入しない状態いわゆる無負荷時の油の温調レ
ベルは一定に保つことができる。しかしながら、
負荷を投入すると油の温度が大きく低下し、特に
連続的に負荷を投入すると揚げ物調理できない温
度域にまで油温が低下してしまい、従来の温調方
式では充分な揚げ物調理器用の温調とはなり得な
かつた。
この従来の温度制御装置を用いた場合の温調性
能を第2図に示す。感温素子1を一部とする温度
検出装置2の出力7の変化並びに油温8の変化と
温度検出装置2の出力7と、基準温度設定装置3
で決められた温調レベル9の出力によりON−
OFFする加熱出力状態の変化10を示している。
初期無負荷時の通電率はt2/(t1+t2)であり、
負荷を投入するとこの通電率がt′2/(t′1+t′2)
となり増大する。しかしながら温度検出装置2の
出力7の変化を見ると、無負荷時には平均温度レ
ベルが11であるものが、負荷投入後、12に下
がつており、それに伴つて油温8も徐々に下がつ
てしまう。これは、油と感温素子1の間の温度差
が負荷を投入すると大きく広がり、通電率が変化
しているにもかかわらず、加熱不足となるためで
ある。これは鍋中の油温8を検知する感温素子1
が鍋底に位置するためで、程度の差はあれ必らず
起こる問題であり、下から加熱する加熱装置6か
らの熱が感温素子1へ鍋を通して回り込むことも
原因の1つである。油中に感温素子1を投入すれ
ばこの問題をほとんど解決できるが、電気コンロ
や電磁調理器等の揚げ物専用機器でない場合、こ
のような投込み式のセンサを用いることは実際上
商品にならず、ユーザーにとつても使いづらいも
のである。又、投込み式とするとセンサーの投込
み忘れもあり安全性の面からも採用ができない欠
点を有している。
能を第2図に示す。感温素子1を一部とする温度
検出装置2の出力7の変化並びに油温8の変化と
温度検出装置2の出力7と、基準温度設定装置3
で決められた温調レベル9の出力によりON−
OFFする加熱出力状態の変化10を示している。
初期無負荷時の通電率はt2/(t1+t2)であり、
負荷を投入するとこの通電率がt′2/(t′1+t′2)
となり増大する。しかしながら温度検出装置2の
出力7の変化を見ると、無負荷時には平均温度レ
ベルが11であるものが、負荷投入後、12に下
がつており、それに伴つて油温8も徐々に下がつ
てしまう。これは、油と感温素子1の間の温度差
が負荷を投入すると大きく広がり、通電率が変化
しているにもかかわらず、加熱不足となるためで
ある。これは鍋中の油温8を検知する感温素子1
が鍋底に位置するためで、程度の差はあれ必らず
起こる問題であり、下から加熱する加熱装置6か
らの熱が感温素子1へ鍋を通して回り込むことも
原因の1つである。油中に感温素子1を投入すれ
ばこの問題をほとんど解決できるが、電気コンロ
や電磁調理器等の揚げ物専用機器でない場合、こ
のような投込み式のセンサを用いることは実際上
商品にならず、ユーザーにとつても使いづらいも
のである。又、投込み式とするとセンサーの投込
み忘れもあり安全性の面からも採用ができない欠
点を有している。
発明の目的
本発明は上記従来の問題を解消するもので、ヒ
ータ等のON−OFFによる油温制御において天プ
ラやフライ時に負荷の変動があつても油温の平均
温度をほぼ一定に保つことができる温度制御装置
を提供することを目的とするものである。
ータ等のON−OFFによる油温制御において天プ
ラやフライ時に負荷の変動があつても油温の平均
温度をほぼ一定に保つことができる温度制御装置
を提供することを目的とするものである。
発明の構成
この発明の温度制御装置は、通電率又は、それ
相当の演算値をデジタル量で求め、この1周期毎
の通電率又はそれ相当の演算値から出力レベルを
正確に決定し、ON−OFFの基本制御方式のOFF
に相当する期間の出力レベルを変え、早い応答で
通電量を増やし、負荷の変動があつても油温低下
を大幅に抑えることができるようにしたものであ
る。
相当の演算値をデジタル量で求め、この1周期毎
の通電率又はそれ相当の演算値から出力レベルを
正確に決定し、ON−OFFの基本制御方式のOFF
に相当する期間の出力レベルを変え、早い応答で
通電量を増やし、負荷の変動があつても油温低下
を大幅に抑えることができるようにしたものであ
る。
実施例の説明
以下この発明の実施例を第3図のブロツク構成
図を用いて説明する。
図を用いて説明する。
この発明の構成の温度制御装置は、鍋底を加熱
するための電磁調理器、又は電気コンロのヒータ
等で構成される加熱装置6と、同じく底から押圧
する等の手段で鍋底温度を検知し間接的に鍋中の
油温を検知するサーミスタ等の感温素子1と、こ
の感温素子1を回路上一部とする温度検出装置2
と、機器外部又は内部で温度調節レベルを可変し
設定する基準温度設定装置3と、この基準温度設
定装置3の出力と温度検出装置2の出力とを比較
し、温度の高・低のデジタル信号を出力する比較
器4と、この比較器4の比較結果が基準温度設定
装置3の設定温度よりも温度検出装置2の検出温
度の方が高いときの時間を計測する第1の計時装
置13と、同じくこの比較器4の比較結果が基準
温度設定装置3の設定温度よりも温度検出装置2
の検出温度の方が低いときの時間を計測する第2
の計時装置14と、これら2つの計時装置13,
14のデジタル出力を演算処理し通電率又はそれ
相当の演算値を計算する演算装置15と、前記比
較器4の出力をもとに加熱装置出力を加熱用出力
値と休止用出力値に切り換えてON−OFF制御す
るとともに、この休止用出力値を前記演算装置1
5の出力により決定する出力レベル決定装置16
と、この出力レベル決定装置16の出力で前記加
熱装置6を駆動する駆動装置5とで構成されたも
のである。実際には第1の計時装置13、第2の
計時装置14、演算装置15並びに出力レベル結
成装置16は1チツプマイクロコンピユータ28
に内蔵される。
するための電磁調理器、又は電気コンロのヒータ
等で構成される加熱装置6と、同じく底から押圧
する等の手段で鍋底温度を検知し間接的に鍋中の
油温を検知するサーミスタ等の感温素子1と、こ
の感温素子1を回路上一部とする温度検出装置2
と、機器外部又は内部で温度調節レベルを可変し
設定する基準温度設定装置3と、この基準温度設
定装置3の出力と温度検出装置2の出力とを比較
し、温度の高・低のデジタル信号を出力する比較
器4と、この比較器4の比較結果が基準温度設定
装置3の設定温度よりも温度検出装置2の検出温
度の方が高いときの時間を計測する第1の計時装
置13と、同じくこの比較器4の比較結果が基準
温度設定装置3の設定温度よりも温度検出装置2
の検出温度の方が低いときの時間を計測する第2
の計時装置14と、これら2つの計時装置13,
14のデジタル出力を演算処理し通電率又はそれ
相当の演算値を計算する演算装置15と、前記比
較器4の出力をもとに加熱装置出力を加熱用出力
値と休止用出力値に切り換えてON−OFF制御す
るとともに、この休止用出力値を前記演算装置1
5の出力により決定する出力レベル決定装置16
と、この出力レベル決定装置16の出力で前記加
熱装置6を駆動する駆動装置5とで構成されたも
のである。実際には第1の計時装置13、第2の
計時装置14、演算装置15並びに出力レベル結
成装置16は1チツプマイクロコンピユータ28
に内蔵される。
次に具体的な実施例を第4図を用いて説明す
る。17はAC電源で、電源スイツチ18を介し
て加熱装置(ヒータ)6と双方向サイリスタ19
の直列回路と直流電源回路20が接続されてい
る。この直流電源回路20により構成される直流
電源には感温素子(サーミスタ)1と抵抗21の
直列回路が接続され、温度検出装置2を構成して
いる。同じくこの直流電源には温度調節用の可変
抵抗22と抵抗23、抵抗24の直列回路が接続
され、基準温度設定装置3を構成している。感温
素子1と抵抗21の接続的から温度検出装置2の
出力がとり出され、抵抗23と抵抗24の接続点
から基準温度設定装置3の出力がとり出されコン
パレータ25の入力に接続されている。コンパレ
ータ25とこの出力端子と直流電源に接続されて
いる抵抗26とで比較器4を形成し、前記温度の
高低を比較し、基準温度設定装置3の設定温度よ
りも温度検出装置2の検出温度の方が低い時は
負、高い時は正極性としてこの出力がマイクロコ
ンピユータ28に入れられている。マイクロコン
ピユータ28の出力とトランジスタ30のペース
が電流制限用抵抗29を介して接続され、トラン
ジスタ30のコレクタと前記双方向サイリスタ1
9のゲートとを電流制御用抵抗31を介して接続
し、トランジスタ30のエミツタは直流電源の正
極すなわちスイツチ18を介し交流電源17に接
続されている。抵抗29、トランジスタ30、抵
抗31、双方向サイリスタ19で駆動装置5を形
成している。油温が上がり感温素子1の抵抗が下
がると電位Aが上がり、基準温度設定レベルの電
位Bを越えるとコンパレータ25の出力が正とな
り油温が高いことをマイクロコンピユータ28に
知らせる。同様に油温が下がり感温素子1の抵抗
が上がり電位Aが下がり、基準温度設定レベルの
電位Bより下がると、コンパレータ25の出力が
負となり油温が低いことをマイクロコンピユータ
28に知らせる。図には示さないがマイクロコン
ピユータ28はAC電源17に同期した信号を入
力し、前記の内容を処理してAC電源に同期させ
た出力で駆動装置5を動かして加熱装置6を通電
制御する。
る。17はAC電源で、電源スイツチ18を介し
て加熱装置(ヒータ)6と双方向サイリスタ19
の直列回路と直流電源回路20が接続されてい
る。この直流電源回路20により構成される直流
電源には感温素子(サーミスタ)1と抵抗21の
直列回路が接続され、温度検出装置2を構成して
いる。同じくこの直流電源には温度調節用の可変
抵抗22と抵抗23、抵抗24の直列回路が接続
され、基準温度設定装置3を構成している。感温
素子1と抵抗21の接続的から温度検出装置2の
出力がとり出され、抵抗23と抵抗24の接続点
から基準温度設定装置3の出力がとり出されコン
パレータ25の入力に接続されている。コンパレ
ータ25とこの出力端子と直流電源に接続されて
いる抵抗26とで比較器4を形成し、前記温度の
高低を比較し、基準温度設定装置3の設定温度よ
りも温度検出装置2の検出温度の方が低い時は
負、高い時は正極性としてこの出力がマイクロコ
ンピユータ28に入れられている。マイクロコン
ピユータ28の出力とトランジスタ30のペース
が電流制限用抵抗29を介して接続され、トラン
ジスタ30のコレクタと前記双方向サイリスタ1
9のゲートとを電流制御用抵抗31を介して接続
し、トランジスタ30のエミツタは直流電源の正
極すなわちスイツチ18を介し交流電源17に接
続されている。抵抗29、トランジスタ30、抵
抗31、双方向サイリスタ19で駆動装置5を形
成している。油温が上がり感温素子1の抵抗が下
がると電位Aが上がり、基準温度設定レベルの電
位Bを越えるとコンパレータ25の出力が正とな
り油温が高いことをマイクロコンピユータ28に
知らせる。同様に油温が下がり感温素子1の抵抗
が上がり電位Aが下がり、基準温度設定レベルの
電位Bより下がると、コンパレータ25の出力が
負となり油温が低いことをマイクロコンピユータ
28に知らせる。図には示さないがマイクロコン
ピユータ28はAC電源17に同期した信号を入
力し、前記の内容を処理してAC電源に同期させ
た出力で駆動装置5を動かして加熱装置6を通電
制御する。
次にマイクロコンピユータ28のROMに記憶
されたプログラムを第5図のフローチヤートを用
いて説明する。電源がはいるとまずステツプ1で
フルパワーすなわち双方向サイリスタ19の位相
制御出力を導通角180度設定がされ、ステツプ2
でAC電源19に同期した位相制御出力される。
ステツプ3で比較器4の出力から設定温度に到達
したかを判定し、設定温度より低ければ(コンパ
レータ25の出力が負)ステツプ2に戻り出力を
繰り返す。この部分は初期加熱動作である。ここ
で設定温度より高いと判定するとステツプ4に進
み、休止用出力になるパワーをOFFすなわち双
方向サイリスタ19の位相制御出力を導通角0度
とする設定がなされる。次に、ステツプ5で位相
制御出力し、ステツプ6で設定温度以上(コンパ
レータ25の出力が正)か判定し、設定温度より
高ければステツプ7で第1の状態の時間t1を計測
し、5、6、7の各ステツプを繰り返すことで第
1の計時装置を構成しt1を積算計測し続ける。ス
テツプ6で設定温度より低くなつたと判定すると
t1の計測を止め、ステツプ8に移り、加熱用出力
となるフルパワー設定し直して、再度ステツプ9
で出力し直す。次にステツプ10で再度設定温度か
判定し、設定温度以下の時は、ステツプ11で第2
の状態の時間t2を計測し、9、10、11の各ステツ
プを繰り返すことで第2の計時装置を構成しt2を
積算計測し続ける。ステツプ10で設定温度より再
度高くなつた(コンパレータ25の出力正)と判
定すると、次ステツプ12に進み、ここで先に計測
したt1、t2の値を用いて次の休止用出力のOFF動
作となるステツプ13およびステツプ5における
OFF動作時の出力とするべく通電率を計算し、
ここで求めた通電率に従つて、ステツプ13で出力
するパワーレベルすなわち、双方向サイリスタ1
9の位相制御出力を導通角0〜180度を初めて設
定する。ここで、ステツプ14となりt1、t2をクリ
ヤして次の計測にはいる設定を行なう。ステツプ
13でパワーレベルを設定して、その出力がステツ
プ5に戻る時には感温素子1は高い温度であり、
基本となるON−OFF制御ではOFFに相当する期
間となる。しかも、OFF期間とはいつても実際
にはステツプ12、13で決定された出力値で加熱出
力される。このレベルが毎周期毎のt1、t2の計測
で決められる。このため、通電率が少しでも変化
すると次のOFF相当の期間で即補正がかかりレ
ベルが変えられるので、負荷投入等の急な油温の
変化にも対処して温調レベルを保つことができ
る。
されたプログラムを第5図のフローチヤートを用
いて説明する。電源がはいるとまずステツプ1で
フルパワーすなわち双方向サイリスタ19の位相
制御出力を導通角180度設定がされ、ステツプ2
でAC電源19に同期した位相制御出力される。
ステツプ3で比較器4の出力から設定温度に到達
したかを判定し、設定温度より低ければ(コンパ
レータ25の出力が負)ステツプ2に戻り出力を
繰り返す。この部分は初期加熱動作である。ここ
で設定温度より高いと判定するとステツプ4に進
み、休止用出力になるパワーをOFFすなわち双
方向サイリスタ19の位相制御出力を導通角0度
とする設定がなされる。次に、ステツプ5で位相
制御出力し、ステツプ6で設定温度以上(コンパ
レータ25の出力が正)か判定し、設定温度より
高ければステツプ7で第1の状態の時間t1を計測
し、5、6、7の各ステツプを繰り返すことで第
1の計時装置を構成しt1を積算計測し続ける。ス
テツプ6で設定温度より低くなつたと判定すると
t1の計測を止め、ステツプ8に移り、加熱用出力
となるフルパワー設定し直して、再度ステツプ9
で出力し直す。次にステツプ10で再度設定温度か
判定し、設定温度以下の時は、ステツプ11で第2
の状態の時間t2を計測し、9、10、11の各ステツ
プを繰り返すことで第2の計時装置を構成しt2を
積算計測し続ける。ステツプ10で設定温度より再
度高くなつた(コンパレータ25の出力正)と判
定すると、次ステツプ12に進み、ここで先に計測
したt1、t2の値を用いて次の休止用出力のOFF動
作となるステツプ13およびステツプ5における
OFF動作時の出力とするべく通電率を計算し、
ここで求めた通電率に従つて、ステツプ13で出力
するパワーレベルすなわち、双方向サイリスタ1
9の位相制御出力を導通角0〜180度を初めて設
定する。ここで、ステツプ14となりt1、t2をクリ
ヤして次の計測にはいる設定を行なう。ステツプ
13でパワーレベルを設定して、その出力がステツ
プ5に戻る時には感温素子1は高い温度であり、
基本となるON−OFF制御ではOFFに相当する期
間となる。しかも、OFF期間とはいつても実際
にはステツプ12、13で決定された出力値で加熱出
力される。このレベルが毎周期毎のt1、t2の計測
で決められる。このため、通電率が少しでも変化
すると次のOFF相当の期間で即補正がかかりレ
ベルが変えられるので、負荷投入等の急な油温の
変化にも対処して温調レベルを保つことができ
る。
次に、この発明による温度制御装置を用いた温
調性能を第6図に示す。第2図の従来例と同様、
7は温度検出装置2の出力、8は油温、9は温調
レベル、10は加熱状態(出力)である。33は
演算装置15により演算された値であり、温度検
出装置2の出力7が温調レベル9を越える度毎に
設定される。無負荷の時はt1、t2で決定される通
電率K・t2/(t1+t2)で決まる値C(O+)に
設定され、負荷が投入されるとt′1、t′2で決定さ
れる通電率K・t′2(t′1+t′2)で決まる値D(>O
)
に即設定し直され、応答する。ここでKは比例定
数である。このようにして、負荷投入後はOFF
時においては完全なOFF出力とならずON−OFF
の通電比に相関した中間電力による加熱が続けら
れており結果的に油温8は温調レベル9から負荷
投入後も大きく下がることはなく安定した温度制
御が得られる。演算の際には、正確に通電率を求
めるためにK・t2/(t1+t2)を計算しなくても
K・(t1+t2)値等を用いても、充分制御可能で
あり、効果がある。
調性能を第6図に示す。第2図の従来例と同様、
7は温度検出装置2の出力、8は油温、9は温調
レベル、10は加熱状態(出力)である。33は
演算装置15により演算された値であり、温度検
出装置2の出力7が温調レベル9を越える度毎に
設定される。無負荷の時はt1、t2で決定される通
電率K・t2/(t1+t2)で決まる値C(O+)に
設定され、負荷が投入されるとt′1、t′2で決定さ
れる通電率K・t′2(t′1+t′2)で決まる値D(>O
)
に即設定し直され、応答する。ここでKは比例定
数である。このようにして、負荷投入後はOFF
時においては完全なOFF出力とならずON−OFF
の通電比に相関した中間電力による加熱が続けら
れており結果的に油温8は温調レベル9から負荷
投入後も大きく下がることはなく安定した温度制
御が得られる。演算の際には、正確に通電率を求
めるためにK・t2/(t1+t2)を計算しなくても
K・(t1+t2)値等を用いても、充分制御可能で
あり、効果がある。
発明の効果
以上の説明により明らかなように、この発明に
よれば、電気コンロ、電磁調理器等の鍋を底面か
ら加熱する加熱機器で、ON−OFF制御における
ON時間とOFF時間の比をもとにON−OFF制御
動作中におけるOFF時の出力を中間電力に補正
することで、調理材料の投入等による負荷変動に
かからず油温をほぼ一定に保つため、天プラ等を
失敗することなく揚げることができる。しかも構
成は簡単で、複雑なシーケンスはマイクロコンピ
ユータのプログラムで処理できるためコストのか
からない工業的に価値あるものである。
よれば、電気コンロ、電磁調理器等の鍋を底面か
ら加熱する加熱機器で、ON−OFF制御における
ON時間とOFF時間の比をもとにON−OFF制御
動作中におけるOFF時の出力を中間電力に補正
することで、調理材料の投入等による負荷変動に
かからず油温をほぼ一定に保つため、天プラ等を
失敗することなく揚げることができる。しかも構
成は簡単で、複雑なシーケンスはマイクロコンピ
ユータのプログラムで処理できるためコストのか
からない工業的に価値あるものである。
第1図は従来の温度制御装置のブロツク図、第
2図は従来の温度制御装置の温調性能図、第3図
は本発明の一実施例の温度制御装置のブロツク
図、第4図は同温度制御装置の具体回路図、第5
図は同装置の温度制御のプログラム内容を示すフ
ローチヤート、第6図は同温度制御装置の温調性
能図である。 1……感温素子、2……温度検出装置、3……
基準温度設定装置、4……比較器、5……駆動装
置、6……加熱装置、13……第1の計時装置、
14……第2の計時装置、15……演算装置、1
6……出力レベル決定装置。
2図は従来の温度制御装置の温調性能図、第3図
は本発明の一実施例の温度制御装置のブロツク
図、第4図は同温度制御装置の具体回路図、第5
図は同装置の温度制御のプログラム内容を示すフ
ローチヤート、第6図は同温度制御装置の温調性
能図である。 1……感温素子、2……温度検出装置、3……
基準温度設定装置、4……比較器、5……駆動装
置、6……加熱装置、13……第1の計時装置、
14……第2の計時装置、15……演算装置、1
6……出力レベル決定装置。
Claims (1)
- 1 油をためた鍋の鍋底を加熱する加熱装置と、
鍋底温度を検知し間接的に鍋中の油温を検知する
感温素子と、この感温素子を一部とする温度検出
装置と、温度調節レベルを設定する基準温度設定
装置と、この基準温度設定装置の出力と前記温度
検出装置の出力を比較する比較器と、この比較器
の出力をもとに基準温度設定装置の設定温度より
温度検出装置の検出温度が高い時の時間を計測す
る第1の計時装置と、同じくこの比較器の出力を
もとに基準温度設定装置の設定温度より温度検出
装置の検出温度が低い時の時間を計測する第2の
計時装置と、これら2つの計時装置の出力を演算
処理する演算装置と、前記比較器の出力により加
熱装置の出力を加熱用出力値と前記演算装置の出
力をもとに補正された休止用出力値とにON−
OFFで切り換える出力レベル決定装置と、この
出力レベル決定装置の出力で前記加熱装置を駆動
する駆動装置とからなる温度制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9504884A JPS60238914A (ja) | 1984-05-11 | 1984-05-11 | 温度制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9504884A JPS60238914A (ja) | 1984-05-11 | 1984-05-11 | 温度制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60238914A JPS60238914A (ja) | 1985-11-27 |
JPH0550006B2 true JPH0550006B2 (ja) | 1993-07-27 |
Family
ID=14127174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9504884A Granted JPS60238914A (ja) | 1984-05-11 | 1984-05-11 | 温度制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60238914A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59123015A (ja) * | 1982-12-29 | 1984-07-16 | Toppan Printing Co Ltd | 温度制御装置 |
-
1984
- 1984-05-11 JP JP9504884A patent/JPS60238914A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59123015A (ja) * | 1982-12-29 | 1984-07-16 | Toppan Printing Co Ltd | 温度制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60238914A (ja) | 1985-11-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH04109914A (ja) | 炊飯器 | |
JPH0550006B2 (ja) | ||
JPH0137923B2 (ja) | ||
JP2553674B2 (ja) | 炊飯器 | |
JPH0128571B2 (ja) | ||
JPS6348791A (ja) | 高周波電磁誘導加熱調理器 | |
JP3206326B2 (ja) | 電気調理器 | |
JPH0570914B2 (ja) | ||
JP2987537B2 (ja) | 電気調理器とその制御装置 | |
JPH0230151B2 (ja) | Kanetsuchorisochi | |
JPH0632025Y2 (ja) | 電気調理器の温度制御装置 | |
JPH0713608Y2 (ja) | 蒸し料理用調理器 | |
JP3031369B1 (ja) | 加熱調理器 | |
JP3227962B2 (ja) | 電気湯沸かし器 | |
JP3180732B2 (ja) | 電気湯沸かし器 | |
JPS59191604A (ja) | 加熱調理器用温度制御装置 | |
JPH0767771A (ja) | 電気調理器 | |
JPH0795978B2 (ja) | 炊飯器 | |
JPS59231326A (ja) | 加熱調理器の温度調節装置 | |
JPH0228062B2 (ja) | Kanetsuchoriki | |
JPS61216293A (ja) | 加熱調理装置 | |
JPH0422088B2 (ja) | ||
JPH0616736B2 (ja) | 炊飯ジャー | |
JPH0252772B2 (ja) | ||
JPH02277420A (ja) | 炊飯器 |