JPH0549905A - 液給排用多岐管装置 - Google Patents

液給排用多岐管装置

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JPH0549905A
JPH0549905A JP21226491A JP21226491A JPH0549905A JP H0549905 A JPH0549905 A JP H0549905A JP 21226491 A JP21226491 A JP 21226491A JP 21226491 A JP21226491 A JP 21226491A JP H0549905 A JPH0549905 A JP H0549905A
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JP
Japan
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liquid
pipe
tubes
gap
storage tank
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Pending
Application number
JP21226491A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Kojima
康男 小嶋
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NIPPON HOECHST KK
Original Assignee
NIPPON HOECHST KK
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Publication date
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Publication of JPH0549905A publication Critical patent/JPH0549905A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J4/00Feed or outlet devices; Feed or outlet control devices
    • B01J4/001Feed or outlet devices as such, e.g. feeding tubes

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Devices For Use In Laboratory Experiments (AREA)
  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 液を供給し、同時に吸引する液給排用多岐管
装置を提供する。 【構成】 支持台21と、支持台21に所定の位置関係
で支持されると共にそれぞれの先端が略同一の平面内に
位置する複数の外管23と、外管23内にそれぞれ配設
されて外管23の内周面との間に隙間25を形成すると
共に先端が外管23の先端よりも少し内側に位置する複
数の挿入管24と、挿入管24に連通する液送給装置
と、隙間25に連通する液吸引装置とを具える。液は挿
入管24から出て挿入管24と外管23との間の隙間2
5に入り、被供給板の上に液が供給されつつしかも液は
外管23の外部に流出することなく外管23の先端内部
に一定量の液が維持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体を供給し且つ供給
した液体を同時に吸出す多岐管装置にかかり、例えば顕
微鏡用のスライドグラスの上に細胞の固定液を加えるの
に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】顕微鏡用のスライドグラスの上に設けら
れた反応用のウェル内に予め培養細胞をそれぞれ固定さ
せておき、その後ウェル内の培養細胞に検体を滴下して
インキュベーションし、その反応を調べることが行われ
ている。
【0003】従来、この培養細胞を固定したスライドグ
ラスの製造にあたっては、培養細胞を先ずウェルに供給
した後、その上から固定液をかけて変性させて固定して
いる。このウェル内への固定液の供給はスライドグラス
一枚毎に行われる。一般に、ウェルは一枚のスライドグ
ラスに多数(例えば10個)形成されており、従ってそ
れに対応してウェル内に固定液を供給する管もスライド
グラス内のウェルの位置に適合して配置された複数の管
からなる多岐管となっている。
【0004】ところで、培養細胞の固定に用いられる固
定液は一般に表面張力が小さいので、単にウェル内に供
給された固定液をそのままにしておくとスライドグラス
の表面を伝わって裏面にまで流出してしまう。この流出
した固定液はスライドグラスを汚してその商品価値を著
しく低下させる。そこで、ウェル内に固定液を供給する
ときに、固定液を供給しつつ且つ供給した液体を同時に
吸引するようにしている。
【0005】図6は従来例にかかるこの種の固定液供給
装置の概念図である。図6に示すように、従来の装置で
は、支持台11にウェルの位置に対応して複数の給液管
12が取付けられると共に、各給液管12に隣接してそ
れぞれ吸液管13が設けられている。対となった給液管
12と吸液管13は同じウェル内に位置し、支持台11
内に形成された供給流路14から給液管12を通してウ
ェル内に固定液が供給されると同時に、吸液管13が吸
引流路15を通してウェル内に供給された固定液を吸出
すようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の装置
では給液管12から吸液管13に至る固定液の流れがウ
ェル内に発生し、図7に示すように、その流れのために
ウェル16内の液給管12の吐出部17と吸液管13の
吸込部18に固定すべき培養細胞19の剥がれが発生す
るという問題点があった。
【0007】従って、本発明は上述のような剥がれの発
生を解消した多岐管装置を提供することを主たる目的と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成する本
発明にかかる多岐管装置では、複数の管から同時に液を
供給する多岐管装置において、支持台と、前記支持台に
所定の位置関係で支持されると共にそれぞれの先端が略
同一の平面内に位置する複数の外管と、前記外管内にそ
れぞれ配設されて該外管の内周面との間に隙間を形成す
ると共に先端が該外管の先端よりも少し内側に位置する
複数の挿入管と、前記挿入管に連通する液送給装置と、
前記隙間に連通する液吸引装置とを設けたことを特徴と
する。
【0009】
【作用】複数の外管を液の被供給板に近接して対向さ
せ、液送給装置により挿入管を通して被供給板に液を供
給すると共に、液吸引装置により外管と挿入管との隙間
を通して液を吸引する。従って、液は挿入管から出て挿
入管の外周面と外管の内周面との間にできる隙間に入
り、被供給板の上に液が供給されつつしかも液は外管の
外部に流出することなく外管の先端内部に一定量の液が
維持される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面によって説明
する。
【0011】図1は本発明の一実施例の要部の断面図、
図2は本発明の一実施例の一部を切欠いて示す正面図、
図3はその底面図、図4は同じくその側面図である。
【0012】支持台21は概して直方体をしており、例
えばポリプロピレンで形成される。支持台21には、本
実施例では10の給排管22が5個ずつ2列に並んで取
付けられている。これらの給排管22は予め決められた
相互位置関係で配列され、これは例えば顕微鏡のスライ
ドグラスに形成されたウェルの位置に対応して決定され
る。
【0013】各給排管22は皆同じ構成であり、横断面
が円形の外管23とこの外管23の内側に同心に装入さ
れた同じく円形断面の挿入管24とからなるステンレス
鋼製の二重管となっている。外管23の先端面はその長
手軸と直交する面となっていて、各外管23の先端面は
略同一の平面内に位置している。図1に良く示されるよ
うに、外管23の内周面と挿入管24の外周面との間に
は隙間25が形成され、且つ挿入管24の先端は外管2
3の先端よりも少し内側に入っている。因に、本実施例
では外管23の外径が4mm、内径が3.6mm、挿入
管24の外径が3mm、内径が0.4mm、挿入管24
の外管23に対する引込み量が0.5mmである。
【0014】図1に示すように、支持台21には、外管
23と挿入管24の間の環状の隙間25の上方に挿入管
24を取囲む環状の空所26が形成され、この空所26
は隙間25と連通すると共に支持台21内に形成された
吸引通路27と連通している。一方、挿入管24の中心
孔28は、支持台21内に形成された送給通路29と連
通する。
【0015】各挿入管24と連通する送給通路29は1
列毎に設けられた連結通路30に連通しており、各連結
通路30は基端で互いに連通すると共に、先端は支持台
21に取付けられた2つの送給管31にそれぞれ連通し
ている。この送給管31は図示しない共通の液送給装置
に連通されるようになっている。液送給装置は所要の液
を圧送する。
【0016】また、支持台21の上部には貯留槽32が
凹設されていて、この貯留槽32の上方にはカバー33
が取付けられて貯留槽32の上方開口を塞いでいる。外
管23と挿入管24との隙間25と連通する前述の各吸
引通路27はそれぞれ貯留槽32の上部に連通してい
る。貯留槽32の底壁には排出通路34が連通すると共
にこの排出通路34の一端は支持台21に取付けられた
排出管35に連通している。排出管35は図示しない排
出装置に連通されるようになっている。排出装置は貯留
槽32内の液を外部に排出し得ると共に適宜その排出を
停止することが可能である。貯留槽32の液体を貯留で
きる容積は、一回の処理に要する液体の体積に対応して
いる。
【0017】一方、貯留槽32の上部には吸引通路36
が連通していて、この吸引通路36の一端は支持台21
に取付けられた吸引管37と連通している。吸引管37
は図示しない液吸引装置に連通されるようになってい
る。液吸引装置は減圧装置であり、貯留槽32内を減圧
する。
【0018】このような構成を有する装置は、複数の給
排管22の外管23の先端面を例えばスライドグラス等
の液の被供給板に近接して対向させて使用する。液送給
装置により送給管31から細胞の固定液等の液体を供給
すると、液は連結通路30、送給通路29を通り、挿入
管24の中心孔28から被供給板上に供給される。ここ
で、本例では送給管31と連結通路30を2個設けるこ
とにより、一つの送給管31が受持つ挿入管24の数を
減らしているので、各挿入管24の吐出圧力を均等にす
ることができる。
【0019】一方、液の吸引を行う場合は、液吸引装置
を作動させて貯留槽32内を減圧する。するとこの負圧
により、外管23の先端部にある液は、外管23と挿入
管24との間の隙間25から吸込まれ、空所26、吸引
通路27を経て貯留槽32に吸上げられる。従って、挿
入管24からの液の供給に合わせて隙間25から液を吸
引することで、被供給板の上に液を供給しつつしかも外
管23の外部に液を流出させることなく外管23の先端
内部に一定量の液を維持することができる。
【0020】所定量の液の給排が終わると、貯留槽32
内に吸上げられた液が溜まっており、その後その液は排
出装置によって外部に排出される。前述のように、この
貯留槽32の容積は、例えば培養細胞の一回の固定処理
に要する液の体積に対応しているので、この液の排出は
被供給板を新たなものに交換している間に効率良く行う
ことができる。
【0021】図5は本多岐管装置を使用した自動装置の
概略構成図である。本自動装置は顕微鏡用のスライドグ
ラスのウェル内に培養細胞を固定する作業の自動化を図
ったものである。図5において、41は充填部、42は
乾燥部、43は固定部である。複数のウェルが形成され
たスライドグラスはベルトコンベア44によって搬送さ
れて、先ず充填部41に至る。この充填部41で各ウェ
ル内に例えば2マイクロリットルの細胞が入れられる。
【0022】次に、スライドグラスはベルトコンベア4
5によって乾燥部42へ運ばれ、そこで細胞の乾燥が行
われた後、固定部43へ運ばれる。固定部43には、上
述した本発明多岐管装置が設けられている。図示のもの
においては、一つの支持台21に8本の給排管22が取
付けられたものが9個×2列、合計18個装備されてい
て、18枚のスライドグラスに対して同時に固定液の給
排を行うことができるようになっている。
【0023】従って、本自動装置によれば、従来一部を
手作業で行っていた培養細胞の固定作業を全自動で行う
ことができ、生産性を高めることができる。
【0024】
【発明の効果】以上、実施例を挙げて詳細に説明したよ
うに本発明によれば、外管とその中に装入された挿入管
とで二重管を構成し、挿入管から液を供給すると共に外
管と挿入管の間からその液を吸引するようにしたので、
液を外管の外部に流出させることなく外管の先端内部に
一定量の液を維持することができる。従って、これを培
養細胞の固定液の給排に用いれば、固定液を外部に流出
させることなく且つ強い流れの発生に起因する固定細胞
の剥がれを生じることなく、細胞の固定を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の要部の断面図
【図2】 本発明の一実施例の一部を切欠いて示す正面
【図3】 本発明の一実施例の底面図
【図4】 本発明の一実施例の側面図
【図5】 本発明にかかる多岐管装置を使用した自動装
置の概略構成図
【図6】 従来例にかかるこの種の固定液供給装置の概
念図
【図7】 従来の細胞の剥がれの説明図
【符号の説明】
21は支持台、22は給排管、23は外管、24は挿入
管、25は隙間、27は吸引通路、28は中心孔、29
は供給通路、31は供給管、32は貯留槽、34は排出
通路、35は排出管、36は吸引通路、37は吸引管で
ある。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の管から同時に液を供給する多岐管
    装置において、支持台と、前記支持台に所定の位置関係
    で支持されると共にそれぞれの先端が略同一の平面内に
    位置する複数の外管と、前記外管内にそれぞれ配設され
    て該外管の内周面との間に隙間を形成すると共に先端が
    該外管の先端よりも少し内側に位置する複数の挿入管
    と、前記挿入管に連通する液送給装置と、前記隙間に連
    通する液吸引装置とを具えることを特徴とする液給排用
    多岐管装置。
  2. 【請求項2】 前記液吸引装置が前記支持台に形成され
    た貯留槽を含み、該貯留槽が前記外管に連通すると共に
    内部が負圧に減圧され、且つ該貯留槽の容積が一回の処
    理に要する液体の体積に対応していることを特徴とする
    請求項1に記載の液給排用多岐管装置。
  3. 【請求項3】 前記外管と前記挿入管が円形の横断面を
    有しそれらが同心状に配置されていることを特徴とする
    請求項1に記載の液給排用多岐管装置。
JP21226491A 1991-08-23 1991-08-23 液給排用多岐管装置 Pending JPH0549905A (ja)

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JP21226491A JPH0549905A (ja) 1991-08-23 1991-08-23 液給排用多岐管装置

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JPH0549905A true JPH0549905A (ja) 1993-03-02

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JP (1) JPH0549905A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998017384A1 (en) * 1996-10-22 1998-04-30 Chiron Corporation Inverse filtration apparatus and method of use
JP2013226506A (ja) * 2012-04-25 2013-11-07 Shimadzu Corp 液充填器具及びその液充填器具を用いたキャピラリへの液充填方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998017384A1 (en) * 1996-10-22 1998-04-30 Chiron Corporation Inverse filtration apparatus and method of use
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