JPH0549556U - 搬送波発生装置 - Google Patents
搬送波発生装置Info
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- JPH0549556U JPH0549556U JP10851291U JP10851291U JPH0549556U JP H0549556 U JPH0549556 U JP H0549556U JP 10851291 U JP10851291 U JP 10851291U JP 10851291 U JP10851291 U JP 10851291U JP H0549556 U JPH0549556 U JP H0549556U
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- Japan
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- average value
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 パイロット信号が瞬断状態(ステップ10
0)になっても異常なく移動平均値が得られるようにす
る。 【構成】 パイロット信号供給直後(ステップ110)
の移動平均値を得るための複数周期は、パイロット信号
供給直後(ステップ110)の周波数を移動平均値(ス
テップ111)として搬送波を発生(ステップ102)
するようにする。移動平均を得るための全期間にパイロ
ット信号供給直後の周波数が使用されるので、多少の誤
差は生ずる可能性があるものの、その間は全く移動平均
値が得られない状態は避けることができる。
0)になっても異常なく移動平均値が得られるようにす
る。 【構成】 パイロット信号供給直後(ステップ110)
の移動平均値を得るための複数周期は、パイロット信号
供給直後(ステップ110)の周波数を移動平均値(ス
テップ111)として搬送波を発生(ステップ102)
するようにする。移動平均を得るための全期間にパイロ
ット信号供給直後の周波数が使用されるので、多少の誤
差は生ずる可能性があるものの、その間は全く移動平均
値が得られない状態は避けることができる。
Description
【0001】
本考案は列車制御用の搬送波を発生する搬送波発生装置に関するものである。
【0002】
近年の列車制御は地上装置と車上装置との間で搬送波を送受信し、その周波数 の値を変えることによって速度制御などを行っている。この搬送波は例えば新幹 線の場合、電車の電源となる商用周波数を基準周波数(以下、パイロット信号と 称する)として、その整数倍の周波数を搬送波として発生させている。ただし、 電車の力行用電力雑音を避けるため、パイロット周波数の整数倍とならないよう に次のように工夫をしている。
【0003】 例えば新幹線の上り線用には730Hzから756Hzの周波数を使用してい るが、730Hzは720Hzに10Hzを加えて発生させ、この周波数を21 0Km/Hの信号としている。また、他の周波数もそれぞれ次に様にして発生さ せている。 720Hz+15Hz=735Hz・・・・160Km/H用 720Hz+21Hz=741Hz・・・・110Km/H用 720Hz+29Hz=749Hz・・・・ 70Km/H用 720Hz+36Hz=756Hz・・・・ 30Km/H用
【0004】 そして東海道新幹線の場合、架線の周波数は60Hzであるので720Hzは 60Hzを12倍して発生させている。このとき60Hzのパイロット周波数が 1Hz増加して61Hzになると、61×12=732Hzとなる。このとき2 10Km/H用の周波数は732Hz10Hz=742Hzとなる。
【0005】 また、車上装置、地上装置共に架線からパイロット周波数を取り出しているこ とから、パイロット周波数の変動は車上装置、地上装置ともに認知することがで きる。即ち電源周波数の変動はパイロット周波数の変動として車上装置、地上装 置に伝達され、その周波数を計数して車上装置、地上装置ともに周波数を制御し ている。
【0006】 このパイロット周波数を計数するとき、パンタグラフと架線のスパークによる 雑音の影響を除去するため、数周期のパイロット周波数を計数して平均値を取る 移動平均のデータを使用している。例えば32周期の移動平均を取ると、最初は 第1周期の周波数f1から第32周期の周波数f32までを平均して周波数F1 を出力し、次は第2の周期f2から第33周期の周波数f33までを平均して周 波数F2を出力し、順次1周期ずつずらして周波数を求めている。
【0007】
しかしながら例えば電車が60Hz地区と50Hz地区の境界を通過するとき 約0.3秒は架線からの信号が得られなくなる。このような場合、その間は移動 平均値が得られないことはもちろん、復電後でも32周期経過しないと計数が得 られないので安定した制御が行えないという課題を有していた。
【0008】 本考案はこのような状況に鑑みてなされたもので、パイロット信号が瞬断状態 になっても異常なく移動平均値が得られるようにしたものである。
【0009】
このような課題を解決するために本考案は、パイロット信号供給直後の移動平 均値を得るための複数周期は、パイロット信号供給直後の周波数を移動平均値と して搬送波を発生するようにしたものである。
【0010】
移動平均を得るための全期間にパイロット信号供給直後の周波数が使用される ので、多少の誤差は生ずる可能性があるものの、その間は全く移動平均値が得ら れない状態は避けることができる。
【0011】
図1は本考案の一実施例を示すフローチャートである。図1においてステップ 100において停電を検出しないときは通常動作時であるからステップ101に 示すようにパイロット信号の32周期の移動平均を取り、ステップ102に示す ように搬送波を発生させる。
【0012】 ステップ100において停電が検出されるとステップ110に示すように復電 したか否かを検出し、復電したと判断された場合ステップ111に示すように最 初の1周期のパイロット信号を32周期分として使用する。即ち最初の1周期の パイロット信号周波数を32周期分の周波数f1〜f32の全てに代入し、移動 平均値を計算する。
【0013】 そして計算された移動平均値によってステップ102に示すように搬送波を発 生する。このようにして最初の32周期の移動平均値が計算されると、次は周波 数f2〜f33の周波数を基に移動平均値が計算され、このように順次周期をず らしながら移動平均値を計算する。
【0014】 このため、2回目の移動平均値の計算から実測周波数が順次取り込まれ、32 回目以降の移動平均値は通常状態と同一の状態になる。
【0015】
以上説明したように本考案は、復電後の移動平均値を求める際、復電直後の周 波数を全ての計算区間に使用して移動平均値を計算するようにしたので、瞬断時 でも得られる移動平均値が乱れることがないので安定した制御を行えるという効 果を有する。
【図1】本考案の動作を説明するフローチャート
Claims (1)
- 【請求項1】 パイロット信号の複数周期にわたる移動
平均値に基づき決まる周波数によって搬送波を発生する
搬送波発生装置において、 パイロット信号供給直後の前記複数周期は、パイロット
信号供給直後の周波数を移動平均値として搬送波を発生
する搬送波発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991108512U JP2599133Y2 (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | 搬送波発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991108512U JP2599133Y2 (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | 搬送波発生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0549556U true JPH0549556U (ja) | 1993-06-29 |
JP2599133Y2 JP2599133Y2 (ja) | 1999-08-30 |
Family
ID=14486667
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991108512U Expired - Fee Related JP2599133Y2 (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | 搬送波発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2599133Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012197035A (ja) * | 2011-03-22 | 2012-10-18 | Hitachi Ltd | 50Hz/60Hz共用送受信器を用いたATC信号周波数切替機能 |
-
1991
- 1991-12-06 JP JP1991108512U patent/JP2599133Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012197035A (ja) * | 2011-03-22 | 2012-10-18 | Hitachi Ltd | 50Hz/60Hz共用送受信器を用いたATC信号周波数切替機能 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2599133Y2 (ja) | 1999-08-30 |
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