JPH0549315U - 接合式セッター - Google Patents
接合式セッターInfo
- Publication number
- JPH0549315U JPH0549315U JP11249891U JP11249891U JPH0549315U JP H0549315 U JPH0549315 U JP H0549315U JP 11249891 U JP11249891 U JP 11249891U JP 11249891 U JP11249891 U JP 11249891U JP H0549315 U JPH0549315 U JP H0549315U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- setter
- work
- mounting member
- aligned
- side plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)
- Furnace Charging Or Discharging (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 円柱状あるいは断面円形形状ワークの焼成に
使用でき、V溝を有する両面使用可能なセッターを作成
する。 【構成】 断面が等角ないし等辺長にある長さの揃った
四角柱部材を長手方向には揃え、これと直交する方向に
は面を接しながら同じ方向へ同じ幅だけ面の半分以下ず
らし接合させた載置部材と載置部材の四角柱端面が並ん
だ部分に固定接合される側板部材により構成される接合
式セッター。
使用でき、V溝を有する両面使用可能なセッターを作成
する。 【構成】 断面が等角ないし等辺長にある長さの揃った
四角柱部材を長手方向には揃え、これと直交する方向に
は面を接しながら同じ方向へ同じ幅だけ面の半分以下ず
らし接合させた載置部材と載置部材の四角柱端面が並ん
だ部分に固定接合される側板部材により構成される接合
式セッター。
Description
【0001】
この考案は、ニューセラミックスあるいは粉末金属の焼成に用いられるセッタ ーに関する技術である。特に、円柱状ワークまたは円形断面を有するワーク、す なわちワークをそのまま焼成した時、ワークが収縮しても悪影響のないセッター として利用できる。また、作成においては、型を起こす必要がなく、積載するワ ークの寸法に応じて、自由なサイズにして用いることができる。
【0002】
従来は、円柱状のワークまたは断面が円形のワークの焼成には、断面がU字型 またはV字型の連続である、櫛歯状の溝付セッターが使用されていた。 またこのセッターは、鋳込み成形あるいは平板からの研削により製造されてい た。
【0003】
従来からあるセッターの製造方法のうち研削では、非常に手間のかかるもので あった。 出来上がった従来のセッターは、焼成部材を載せて何度も使用してゆくと、セ ッターの肉厚の違いによる熱歪が何度も繰り返されることにより、セッターが 反ってしまっていた。この熱歪をさけようとして、セッターの両面に櫛歯状の溝 を作ることも考えられるが、これを製造しようとすると鋳込み成形法では不可能 であるし、研削による加工も非常に困難であった。
【0004】
この考案では、すでに焼成された板状のセラミックスを用いて接合により従来 のセッターの形状にない、両面使用可能なセッターを創作し、提供しようとする ものである。この考案のセッターは、基本的には、断面が正方形,菱形,長方形 にある四角柱部材を長手方向には揃えながら、側辺を接するようにV溝が連続し てできるように接合したものである。また、全体としての歪防止と安定のよい設 置のために、角柱部材の端面に当たる部分に側板部材を接合したものにしている 。図面において図1では、この考案の実施例によるセッターを外観斜視図により 示している。図2は、長方形断面を有する四角柱部材を接合した載置部材のみの 外観斜視図を表している。図3では、実施例によるセッターの片方の側板部材を 取り除いた載置部材上にワークを載せた状態における外観斜視図を示している。
【0005】 この考案のセッターの側板部材を作成するセラミック素材は、一般陶磁器質の ものはもとより、アルミナ,ムライト,マグネシア,ジルコニア,コージェライ ト等の酸化物系セラミックスあるいは、窒化珪素,炭化珪素,窒化アルミニウム 等の非酸化物セラミックスなど、本願考案の趣旨を損わない限りいずれのものを 用いても一向に差し支えないが、好ましくは、載置部材と同一の素材もしくは同 一の熱膨張係数を有するものが良い。
【0006】 また、載置部材は、組成上ワークとの反応の少ない、ジルコニアに安定化剤と してY2O3,CaO,MgOなどの入ったものないしマグネシア,高純度アル ミナの角柱を利用する。
【0007】 接合用無機接着剤としては、アルミナ,アルミナ−長石,アルミナ−粘土鉱物 またはアルミナ−長石−粘土鉱物を主成分とし、シリカゾル,アルミナゾル,珪 酸アルカリを補助バインダーとして用いたり、一時接着用に合成樹脂エマルショ ンあるいはメチルセルロース,ヒドロキシエチルセルロース,ポリビニルアルコ ールなどの沈降防止剤を混合したものが用いられる。 接着剤の硬化は、一時接着剤成分もしくは珪酸アルカリ等による固化とアルミ ナを含む成分の焼成による硬化があるが、一時接着の状態でセッターだけ焼成し てもよいし、ワークとともに焼成し(?)ても、堅固な接合が得られる点では同 じである。
【0008】
【実施例】 次に実施例により図1に似た接合式セッターの例を示す。 まず、載置部材としてアルミナ製1×1.5×10cmの四角柱部材を10本 用意し、長方形断面1×1.5cmのうち0.7cm/1.5cmづつずらしな がら、無機接着剤により仮接着し、更に、アルミナ製1×2×13cmの四角柱 側板部材を無機接着剤により仮接着した。このようにしてセッターの形となした ものを、1450℃30分の焼成に供し、完全に接合固着させた。無機接着剤に は、アルミナ−長石の混合物に合成樹脂エマルションを5重量%加えたものを使 用した。完成した接合式セッターを使用して5mm径の円柱形状のワークをV溝 に落とし込むようにして焼成に供した。ワークは変形もなく、うまく焼成できた 。
【0009】
この考案の接合式セッターは、従来のセッターに比べ研削加工を必要とするこ ともなく、簡単に製造できることになる。また、完成したセッターは裏表の区別 がないので、どちらの面もワーク焼成に供することが可能となる。更に、載置部 材を構成する四角柱部材を横断するように見た断面形状が、概ね点対象の形とな り、熱歪みが発生し難くなり、反りの発生が非常に小さくなる。 この考案のセッターを円柱状ワークあるいは円形断面を有するワークに対して 、円形断面あるいは楕円形断面がセッターのV溝と直行するように載置して焼成 することにより、脱脂焼成時にワークの収縮が生じても悪影響を与えずに済み、 精度の良い製品を得ることが可能となる。また、勿論、ワークとセッターの接触 面積が大幅に少なく加熱が裏表のムラなく均質な焼成をすることが可能となる。
【図1】実施例による接合式セッターの外観斜視図であ
る。
る。
【図2】実施例における、四角柱部材の接合により構成
される載置部材の外観斜視図である。
される載置部材の外観斜視図である。
【図3】実施例による接合式セッターへ円柱状のワーク
を載置した状態において、側板部材を一枚除いた時の外
観斜視図である。
を載置した状態において、側板部材を一枚除いた時の外
観斜視図である。
1 載置部板 2 側板部材 3 四角柱部材 4 ワーク
Claims (1)
- 【請求項1】断面が等角ないし等辺長にある長さaに揃
った四角柱部材をa方向に揃え、これと直交する方向に
は面を接しながら同じ方向ヘ同じ幅だけ面の半分以下ず
らしながら接合された載置部材と、そのa方向両端面に
安定固定用の側板部材が接合されてなることを構成とす
る接合式セッター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11249891U JPH0549315U (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 接合式セッター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11249891U JPH0549315U (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 接合式セッター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0549315U true JPH0549315U (ja) | 1993-06-29 |
Family
ID=14588161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11249891U Pending JPH0549315U (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 接合式セッター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0549315U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016098123A (ja) * | 2014-11-18 | 2016-05-30 | 日本碍子株式会社 | ハニカム成形体焼成用生トチ、及びハニカム成形体の焼成方法 |
-
1991
- 1991-12-04 JP JP11249891U patent/JPH0549315U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016098123A (ja) * | 2014-11-18 | 2016-05-30 | 日本碍子株式会社 | ハニカム成形体焼成用生トチ、及びハニカム成形体の焼成方法 |
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