JPH054924Y2 - - Google Patents

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JPH054924Y2
JPH054924Y2 JP11203888U JP11203888U JPH054924Y2 JP H054924 Y2 JPH054924 Y2 JP H054924Y2 JP 11203888 U JP11203888 U JP 11203888U JP 11203888 U JP11203888 U JP 11203888U JP H054924 Y2 JPH054924 Y2 JP H054924Y2
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gears
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、連続鋳造機の鋳型を機械的に振動さ
せる鋳型振動装置に使用される歯車減速機に関す
る。
〔従来の技術〕
連続鋳造機の鋳型振動装置としては、油圧シリ
ンダ等の往復動を利用して加振する油圧方式と、
偏心カム機構の回転運動を往復運動に変換して加
振する機械方式とがある。
前記油圧方式は、種々の波形に加振できる利点
を有するものの、油洩れ等油圧系の管理に多大な
手間と費用を要するため、比較的簡単な機械方式
が多用されている。
従来の機械方式の鋳型振動装置は、第4図にそ
の概念を示すように、鋳型11を支持するリンク
機構12の一端を支点13とし他端に偏心カム機
構14を設け、この偏心カム機構14の入力軸1
5に歯車減速機16を介して電動機17を設けた
ものが一般的に使用されている。
そして、このような機械方式の鋳型振動装置に
おいては、鋳型を上昇させる時は強制的に押し上
げるが、鋳型を下降させる時は鋳型の自重による
下降が勝るため、駆動系に掛かる負荷トルクが正
負に変化する。このため、駆動系を担う歯車減速
機(以下減速機と言う)においては、鋳型を上昇
させる時と鋳型を下降させる時とで、減速機内の
歯車の歯面の当たりが変わり両面当たりを強いら
れる。一方、歯車には、一般にバツクラツシユが
付与されて加工されているため、上記減速機内の
歯車の歯面の当たりが変わる際このバツクラツシ
ユ分だけ振動波形に乱れが生じていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、従来は上述のような振動波形に乱れ
があつたとしても、鋳型の振動サイクルが低く且
つ振幅が大きいので波形全体に及ぼす影響が小さ
く問題になることは無かつたが、近年、鋳片の外
表面品質が良いことから、鋳型の振動数を200サ
イクル以上の高サイクルで振動する連続鋳造が行
われつつあり、このような高サイクルな振動の場
合は、振幅が小さくなるため、振動波形に乱れが
あると、円滑な鋳型振動が得られず、このため鋳
型内の溶鋼湯面が揺れて湯面を被覆しているパウ
ダが巻き込まれる等の鋳片欠陥が発生する他、鋳
型振動装置の駆動系に異常振動が発生し、円滑な
鋳型の高サイクル振動ができない。また減速機内
の歯車の寿命を著しく低下させる。
本考案は、上記の問題点に鑑みて、振動波形に
殆ど乱れを生じることなく鋳型を高サイクル振動
させ得る連続鋳造機の鋳型振動用歯車減速機を提
供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案の連続鋳造
機の鋳型振動用歯車減速機は、入力軸に固定した
入力歯車と出力軸に固定した出力歯車との間に、
これら両歯車に噛合する中間軸に固定した中間歯
車を具備する連続鋳造機の鋳型振動用歯車減速機
において、中間歯車が同心的に積層された同一歯
形且つ同一基準ピツチ円の三枚の歯車からなり、
これら三枚の歯車の歯面がバツクラツシユ分をず
らして設けられると共に、三枚の歯車の内の中間
部歯車と一方の外側歯車とを入力歯車に噛合させ
る一方、三枚の歯車の内の中間部歯車と他の外側
歯車とを出力歯車に噛合させたものである。
〔作用〕
上述のように構成することにより、入力歯車お
よび出力歯車と中間歯車との間に歯車のバツクラ
ツシユによる遊びが無くなり、入力軸から出力軸
へ常時滑らかな回転力の伝達が行え、連続鋳造機
の機械方式による鋳型振動において、振動波形に
乱れが無くなる。
〔実施例〕
以下、本考案に係わる実施例を図面に基づいて
説明する。
第1図は、連続鋳造機の鋳型振動装置の駆動系
に使用される歯車減速機の上蓋を外した部分の断
面図である。
1は、底ハウジングであつて、その両側1a,
1bの上端面には、入力軸2、中間軸3および出
力軸4を、ベアリング5を介して支持する溝部2
a,2b,3a,3b,4a,4bが所定間隔を
おいて設けられている。
入力軸2には、底ハウジング1の溝部2a,2
bの間に小歯車Aが一体加工されて設けられ、ま
た、入力軸2の一端には、電動機軸(図示せず)
と接続するための継手部2cが加工されて設けら
れている。
中間軸3には、底ハウジング1の溝部3a,3
bの間に同一歯形且つ同一基準ピツチ円の三枚の
歯車B,C,Dがバツクラツシユ分、歯面をずら
してキー6により固定して設けられている。本実
施例では、この三枚の歯車B,C,Dに、中間部
歯車Cのボス部7を左右共突出して設け、このボ
ス部7の外周部にキー8により左右の外側歯車
B,Dを同心的に設けると共に、これら中間部歯
車Cと外側歯車B.Dとの胴部に、等間隔に三個所
設けた貫通孔にボルト9を通しナツト10により
一体的に固定した構成のものを使用した。
出力軸4には、底ハウジング1の溝部4a,4
bの間に大歯車Eがキー11により固定して設け
られ、また、出力軸4の一端には、偏心カム機構
のカム(図示せず)を接続するための継手部3c
が加工されて設けられている。
そして、上記小歯車A、中間部歯車C、外側歯
車B,Dおよび大歯車Eは、同一歯形から成つて
いるものであつて、且つ、底ハウジング1内にお
いて、小歯車Aは、第2図に示すように外側歯車
Bと中間歯車Cとに噛合し、また大歯車Eは、第
3図に示すように中間部歯車Cと外側歯車Dとに
噛合している。
上述のような構成の連続鋳造機の鋳型振動用歯
車減速機であるから、電動機(図示せず)から継
手部2cを介して入力軸2が受けた回転駆動力
(第2図乃至第3図の矢印方向)は、入力軸2の
小歯車Aから中間軸3の外側歯車Bに伝わると同
時に、中間軸3の外側歯車Dから出力軸4の大歯
車Eに伝わる。さらにこの出力軸4に伝達された
回転駆動力は、出力軸4の継手部3cを介して偏
心カム機構(図示せず)に伝えられ、この偏心カ
ム機構により往復駆動力に変えられリンク機構
(図示せず)を介して鋳型を上下に振動させる。
そして、この鋳型を振動させる際、鋳型を上昇さ
せる時は上記の歯車の噛み合わせにより強制的に
押し上げ、鋳型を下降させる時は鋳型の自重によ
る下降が勝り、第2図乃至第3図の矢印方向とは
逆方向の回転を強いられ、出力軸4の大歯車Eお
よび入力軸2の小歯車Aの反対側歯面と、これら
歯面の直後に設けてある中間部歯車Cの歯面とが
噛合して下降するが、外側歯面Bおよび外側歯車
Dと中間部歯車Cとは、予めバツクラツシユ分、
歯面をずらして設けられているので、歯面の当た
りが変わつても殆ど振動波形に乱れを生じること
なく円滑な振動が得られる。
〔考案の効果〕
異常のべたように、本考案によれば、鋳型を、
振動波形に殆ど乱れを生じることなく、200サイ
クル異常の高サイクルで振動させて連続鋳造を行
なうことができる上に、減速機内の歯車におい
て、歯面の当たりが変わる際の歯面のたたきが無
くなるので、歯車の寿命が延長される利点を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係わる連続鋳造機の鋳型振
動装置用歯車減速機の上蓋を外した部分の断面
図、第2図乃至第3図は、歯車減速機内の歯車の
噛合状態説明図、第4図は、連続鋳造機の鋳型振
動装置の概念図である。 1……底ハウジング、2……入力軸、2a,2
b,3a,3b,4a,4b……溝部、3……中
間軸、4……出力軸、5……ベアリング、6,8
……キー、7……ボス部、9……ボルト、10…
…ナツト、A……小歯車、B,D……外側歯車、
C……中間部歯車、E……大歯車。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 入力軸に固定した入力歯車と出力軸に固定した
    出力歯車との間に、これら両歯車に噛合する中間
    軸に固定した中間歯車を具備する連続鋳造機の鋳
    型振動用歯車減速機において、中間歯車が同心的
    に積層された同一歯形且つ同一基準ピツチ円の三
    枚の歯車からなり、これら三枚の歯車の歯面がバ
    ツクラツシユ分をずらして設けられると共に、三
    枚の歯車の内の中間部歯車と一方の外側歯車とを
    入力歯車に噛合させる一方、三枚の歯車の内の中
    間部歯車と他の外側歯車とを出力歯車に噛合させ
    たことを特徴とする連続鋳造機の鋳型振動用歯車
    減速機。
JP11203888U 1988-08-25 1988-08-25 Expired - Lifetime JPH054924Y2 (ja)

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JP11203888U JPH054924Y2 (ja) 1988-08-25 1988-08-25

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JPH0232344U JPH0232344U (ja) 1990-02-28
JPH054924Y2 true JPH054924Y2 (ja) 1993-02-08

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