JPH0549243A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JPH0549243A
JPH0549243A JP3200633A JP20063391A JPH0549243A JP H0549243 A JPH0549243 A JP H0549243A JP 3200633 A JP3200633 A JP 3200633A JP 20063391 A JP20063391 A JP 20063391A JP H0549243 A JPH0549243 A JP H0549243A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 出力電圧の変動を小さく抑えることができる
トランスを使用しない構成の電源装置を実現すること。 【構成】 二つの商用電圧監視手段8・9と二つの基準
電圧6・12を備え、商用電源電圧が高くなると高い基
準電圧でスイッチング動作を行い、商用電源電圧が低く
なると低い基準電圧でスイッチング動作を行う電源装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ジャーポット・炊飯器
・アイロン・掃除機などの機器の電源装置や、機器に使
用されている電子回路が商用交流電源とは絶縁されてい
ない電源装置全般に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年家庭で使用される電化機器は、能動
素子を含む電子回路を搭載するものが一般化してきてい
る。電子回路が機器に搭載される場合、その構成は電源
装置とその他の電子回路とから成るのが一般的である。
以下説明の便宜のため、商用交流電源を一次回路と呼ぶ
ことにする。以下図3を参照しながら上述した従来の一
次回路の電源の一例について説明する。1は商用交流電
源、16は商用交流電源1の電圧を適当な大きさに調整
するためのオートトランスである。17は整流器、18
はコンデンサー、19は負荷となる電子回路である。
【0003】以上のように構成された電源装置について
その動作を説明する。商用交流電源1の交流電圧はオー
トトランス16により電圧降下されている。電圧降下し
た交流電圧は整流器17で整流され、その後コンデンサ
ー18で平滑され直流電圧に変換される。この時出力に
得られる直流電圧はオートトランス16の端子出力の電
圧によって決定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の構成の
電源装置はトランスを使用するものであり、使用材料が
量的に多く、重い・大きい・効率が悪い等の課題を有す
るものであった。
【0005】本発明はこのような従来の方法が有してい
る課題を解決し、更に使い勝手のよい電源装置を実現し
ようとするものである。その第一の目的は、トランスを
使用しない構成で商用交流電源電圧の変動に対し出力電
圧の変動を小さくすることができる電源装置を実現する
ことである。第二の目的は、同様にトランスを使用しな
い構成で前記第一の目的を達成する第二の手段を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】第一の目的を達成するた
めの本発明の第一の手段は、商用交流電源に接続された
整流回路と、前記整流回路の出力から第一の基準電圧を
発生する第一の基準電圧発生回路及び前記第一の基準電
圧より低い第二の基準電圧を発生する第二の基準電圧発
生回路と、前記第一の基準電圧発生回路の出力を受けて
第一のスイッチ回路をオンオフ制御する第一のスイッチ
制御回路と、第一のスイッチ回路に流れる電流を制限す
る第一の電流制限回路と、前記第一のスイッチ回路によ
って充電されるコンデンサーと、商用交流電源の電圧を
検出する第一の交流電圧検出回路および前記第一の商用
交流電源の電圧より低い商用交流電源の電圧を検出する
第二の交流電圧検出回路と、前記二つの交流電圧検出回
路の出力を受けてこの出力に応じて前記第一の基準電圧
発生回路、第二の基準電圧発生回路のいずれかを選択す
る第二のスイッチ制御回路と、前記第二のスイッチ制御
回路の出力によって第一の基準電圧発生回路と第二の基
準電圧発生回路とを切り換える第二のスイッチ回路とを
備え、商用交流電源の電圧が上昇するとコンデンサー及
び負荷への電力供給の為の通電導通角の減少を抑え、商
用電圧が低下すると通電の導通角の増加を抑える電源装
置とするものである。
【0007】また第二の目的を達成するための本発明の
第二の手段は、商用交流電源に接続された整流回路と、
前記整流回路の出力から第一の基準電圧を発生する第一
の基準電圧発生回路と、前記第一の基準電圧発生回路の
出力を受けて第一のスイッチ回路をオンオフ制御する第
一のスイッチ制御回路と、第一のスイッチ回路に流れる
電流を制限する第一の電流制限回路及び前記第一の電流
制限回路よりは少ない電流を流す第二の電流制限回路
と、前記第一のスイッチ回路によって充電されるコンデ
ンサーと、商用交流電源の電圧を検出する第一の交流電
圧検出回路および前記第一の商用交流電源の電圧より低
い第二の交流電圧を検出する第二の交流電圧検出回路
と、前記二つの交流電圧検出回路の出力を受けてこの出
力に応じて前記第一の電流制限回路、第二の電流制限回
路のいずれかを選択する第三のスイッチ制御回路と、前
記第三のスイッチ制御回路の出力によって第一の電流制
限回路と第二の電流制限回路とを切り換える第三のスイ
ッチ回路とを備え、商用交流電源の電圧が上昇するとコ
ンデンサー及び負荷への電力供給のための通電導通角の
減少を抑え、商用交流電源電圧が低下すると通電の導通
角の増加を抑える電源装置とするものである。
【0008】
【作用】本発明の第一の手段は、以下のように作用す
る。第一の交流電圧検出回路と第二の交流電圧検出回路
とが商用交流電源の電圧を監視し、商用交流電源の電圧
が第一の電圧に到達した場合は第一の基準電圧で、商用
交流電源の電圧が第一の電圧よりは低い第二の電圧に達
したときには第一の基準電圧よりは低い第二の基準電圧
でコンデンサへの充電を制御する。つまり商用交流電源
の電圧が変動する場合、出力電圧の変動幅を少なくする
ことができる電源装置とするものである。
【0009】また本発明の第二の手段は、第一の交流電
圧検出回路と第二の交流電圧検出回路とが商用交流電源
の電圧を監視し、商用交流電源の電圧が第一の電圧に到
達した場合は第一の電流制限回路で、又商用交流電源電
圧が第一の電圧よりは低い第二の電圧に達したときには
第一の電流制限回路よりは少ない電流を流す第二の電流
制限回路でコンデンサへの充電を制御する。つまり本発
明の第一の手段と同様に商用交流電源の電圧が変動する
場合、出力電圧の変動幅を少なくすることができる電源
装置とするものである。
【0010】
【実施例】以下本発明の第一の手段の実施例の電源回路
について、図1に基づいて説明する。1は商用交流電
源、2は商用交流電源1のA側に接続した整流回路で、
本実施例では正の半波の整流回路としている。3はこの
ラインを通過する電流値を一定以下に制限する第一の電
流制限回路であり、ダイオード3a・3bと抵抗器3c
とから成っている。第一の電流制限回路3は次のように
作用する。すなわち、トランジスタ4のベース電流が流
れトランジスタ4が導通するとベース、エミッタ間には
約0.6Vの電圧が発生し、又ダイオード3aと3bには
その和約1.8Vの電圧が発生する。従って抵抗器3cに
は差引1.2Vの電圧がかかることになり、この抵抗器3
cの値によって、流れる電流が制限されるものである。
4はコンデンサ5と負荷13への電力供給をオンオフす
るする第一のスイッチ回路で、本実施例ではPNPトラ
ンジスタを使用している。また6は、第一の基準電圧を
発生する第一の基準電圧発生回路である。第一の基準電
圧発生回路6は、整流回路2の出力端子Aからもう一方
の商用交流電源1の端子Bに直列に接続された定電圧ダ
イオード6a・6bと抵抗器6cからなっている。定電
圧ダイオード6bと抵抗器6cの接続点Dが、第一の基
準電圧発生回路1の出力端子である。7は、前記第一の
基準電圧発生回路6の出力を受けて前記第一のスイッチ
回路4を制御する第一のスイッチ制御回路である。第一
のスイッチ制御回路7は、抵抗器7aと、トランジスタ
7b・7cとを以下のように接続して構成している。ト
ランジスタ7bのコレクタとトランジスタ7cのベー
ス、またトランジスタ7bのコレクタと抵抗器7aとが
接続され、抵抗器7aの他端は前記整流回路2の出力端
子であるC点に接続されている。又トランジスタ7bと
トランジスタ7cのエミッタは、商用交流電源1のB側
端子に接続されている。トランジスタ7bのベースは前
記第一の基準電圧発生回路6の出力端子Dに接続され、
トランジスタ7cのコレクタは前記第一のスイッチ回路
を構成するトランジスタ4のベースに接続されている。
本実施例ではトランジスタ7b・7cはNPNトランジ
スタとしている。8は、商用交流電源1の電圧を検知す
る第一の交流電圧検出回路である。第一の交流電圧検出
回路8は、定電圧ダイオード8aと抵抗器8b・8dと
コンデンサー8cを以下のように接続して構成してい
る。定電圧ダイオード8aと抵抗器8bとは直列に接続
され、定電圧ダイオード8aの他端であるアノードはコ
ンデンサー5のマイナス端子に接続されている。抵抗器
8bの他端は、整流回路2の出力端子Cに接続されてい
る。抵抗器8bとコンデンサー8cは並列に接続されて
いる。商用交流電源1の端子Bとコンデンサー5のマイ
ナス端子は同一点である。定電圧ダイオード8aと抵抗
器8bとコンデンサー8cの接続点には抵抗器8dが接
続され、抵抗器8dの他端は第一の交流電圧検出回路8
の出力端子Fであり、第二のスイッチ制御回路10に接
続されている。9は商用交流電源1の電圧を検出する第
二の交流電圧検出回路である。第二の交流電圧検出回路
9は、定電圧ダイオード9aと抵抗器9bとコンデンサ
ー9cとトランジスタ9d・9fと抵抗器9eとを、以
下のように接続して構成している。商用交流電源1のB
側端子にアノードが接続された定電圧ダイオード9aの
カソードに抵抗器9bが接続され、抵抗器9bの他端は
整流回路2の出力端に接続されている。また、抵抗器9
bにコンデンサー9cが並列に接続されている。整流回
路2の出力端子2にエミッタが接続されているトランジ
スタ9dのベースは、前記定電圧ダイオード9aと抵抗
器9bとコンデンサー9cの接続点に接続されている。
更にコレクターには抵抗器9eとトランジスタ9fのベ
ースが接続され、抵抗器9eの他端は商用交流電源1の
B側端子に接続されている。トランジスタ9fのエミッ
タは整流回路2の出力端子Cに接続され、コレクターは
前記第一の商用電圧検出回路8の出力端子Fに接続され
ている。10は第二のスイッチ制御回路であり、トラン
ジスタ10a・10b・10fと抵抗器10c・10d
・10e・10gを以下のように接続して構成してい
る。トランジスタ10aのベースには、前記第一の交流
電圧検出回路8の出力端子Fが接続されており、トラン
ジスタ10aのエミッタは整流回路2の出力端2に接続
されている。またコレクターにはトランジスタ10bの
ベース、抵抗器10dと10eが接続されている。トラ
ンジスタ10bのコレクターにはトランジスタ10aの
ベースが接続されており、正帰還回路を構成している。
トランジスタ10bのエミッタには、抵抗器10cが接
続されている。抵抗器10c・10dの他端は、商用交
流電源1のB側端子に接続されている。抵抗器10eの
他端にはトランジスタ10fのベースが接続され、その
エミッタは商用交流電源1のB側端子に接続されてい
る。コレクターには抵抗器10gとトランジスタ10h
のベースが接続され、抵抗器10gの他端は整流回路2
の出力端Cに接続されている。トランジスタ10hのエ
ミッタは、商用交流電源1のB側端子に接続されてお
り、コレクタには抵抗器10iが接続されている。抵抗
器10iの他端は整流回路2の出力端Cに接続されてい
る。第二のスイッチ制御回路10の出力は、トランジス
タ10hと抵抗器10iの接続点からでており、第二の
スイッチ回路11に接続されている。第二のスイッチ回
路11はトランジスタで構成されており、そのベースは
第二のスイッチ制御回路10に接続され、エミッタは整
流回路2の出力端子Cに接続されている。コレクターは
前記第一の基準電圧発生回路6の定電圧ダイオード6a
と6bの接続点に接続されている。12は第二の基準電
圧発生回路であり、前記第二のスイッチ回路11がオン
した時に、第一のスイッチ回路の一部を構成している定
電圧ダイオード6bと抵抗器6cが第二の基準電圧発生
回路として作用する。つまり、本実施例では定電圧ダイ
オード6bと抵抗器6cは、第一の基準電圧発生回路6
と第二の基準電圧発生回路12を兼ねている。13は、
コンデンサ5の両端に接続されている負荷であり、電子
回路あるいは定電圧回路である場合が多い。
【0011】以下本実施例の動作について説明する。い
ま商用交流電源1の電圧が、電圧変動によって上昇した
とする。第一の交流電圧検出回路8は商用交流電源1の
電圧を監視しており、商用交流電源1のピーク電圧が定
電圧ダイオード8aの動作電圧以上に到達すると、定電
圧ダイオード8aが動作して抵抗器8bの両端には電圧
が発生し、これをコンデンサー8cで一定時間保持す
る。この電圧は、第二のスイッチ制御回路10を構成す
るトランジスタ10aのベース・エミッタ間に接続され
ている。従ってこの電圧がトランジスタ10aのオン電
圧約0.6Vになると、トランジスタ10aはオンする。
以下説明を簡単にするため、トランジスタのオン電圧は
全て無視することにする。第二のスイッチ制御回路10
のトランジスタ10aがオンすると、抵抗器10dの両
端に電圧が発生し、更にトランジスタ10bがオンす
る。トランジスタ10bがオンすると、トランジスタ1
0bのコレクタからエミッタに電流が流れ、トランジス
タ10aをよりオンする方向に作用する。この二つのト
ランジスタで正帰還回路を構成し、商用交流電源1の電
圧が第一の交流電圧検出回路8の定電圧ダイオード8a
の動作電圧以下になっても、トランジスタ10a・10
bはオンの状態を保持する。トランジスタ10aのエミ
ッタ・コレクタ間電圧はほぼ0Vとなっており、従って
トランジスタ10fはバイアス抵抗10eによりオン
し、抵抗器10gに電流が流れトランジスタ10fのコ
レクタ・エミッタ間電圧は飽和しほぼ0Vとなる。従っ
てトランジスタ10hはオフし、抵抗器10iには電圧
は発生しない。抵抗器10iに電圧が発生しないため、
第二のスイッチ回路11を構成するトランジスタはオフ
となっている。このため、第一の基準電圧発生回路6の
定電圧ダイオード6aと6bの動作電圧の和が第一の基
準電圧として作用する。つまり、第一のスイッチ制御回
路7は第一の基準電圧発生回路6によって動作する。こ
の時第二の交流電圧検出回路9を構成する定電圧ダイオ
ード9aは、この動作電圧が定電圧ダイオード8aの動
作電圧より低い設定とされているため、オンしている。
従ってトランジスタ9dはオン、トランジスタ9fはオ
フとなっている。トランジスタ9fがオフとなっている
ため、第一の交流電圧検出回路8は、この第二の交流電
圧検出回路9の影響を受けることがない。
【0012】次に、商用交流電源1の電圧が第一の交流
電圧検出回路8で検出する電圧より低いときの動作を説
明する。整流回路2の出力電圧が0から第一の基準電圧
発生回路6を構成する定電圧ダイオード6a・6bの動
作電圧の和である第一の基準電圧(以下単に第一の基準
電圧と称する)に到達するまでの間は、第一の基準電圧
発生回路6は動作しない。すなわち、抵抗器6cの両端
子間には電圧が発生しない。このためトランジスタ7b
はオフ状態であり、トランジスタ7cは抵抗器7aによ
ってベースにバイアス電流が供給されてオンする。従っ
て、トランジスタ7cのコレクタと接続された第一のス
イッチ回路4を構成するトランジスタのベースには電流
が流れる。これによって第一のスイッチ回路4はオンと
なり、整流回路2から第一のスイッチ回路4のエミッタ
を経由してコレクタに電流が流れ、コンデンサー5が充
電される。同時にコンデンサー5の両端に接続された負
荷13にも電力が供給される。この場合コンデンサー5
の充電電流と負荷13に流れる電流は、第一の電流制限
回路3で制限された値以下となる。すなわち第一のスイ
ッチ回路4がオンすると、同時に直列に接続されたダイ
オード3a・3bにも電流が流れ、この間には約1.8V
の電圧が発生する。一方第一のスイッチ回路4のベース
・エミッタ間には約0.6Vの電圧が発生しており、抵抗
器3cには前記ダイオード3a・3bの和電圧1.8Vと
の差、約1.2Vの電圧が印加されている。従ってこの抵
抗器3cの値を適切に選択することによって、抵抗器3
cに流れる電流、換言すれば第一のスイッチ回路4を構
成するトランジスタを流れる電流が制限されることにな
る。
【0013】整流回路2の出力電圧が上昇して第一の基
準電圧を超え、第一のスイッチ制御回路7を構成するト
ランジスタ7bのベース・エミッタ間のオン電圧、約0.
6Vを超えると、トランジスタ7bはオンして、抵抗器
7aを通してコレクタに電流が流れる。これによって抵
抗器7aには電圧が発生し、トランジスタ7cのベース
・エミッタ間電圧はほぼ0Vとなり、トランジスタ7c
はオフされる。トランジスタ7cがオフされると、第一
のスイッチ回路4を構成するトランジスタは、ベース電
流が供給されなくなってオフされる。従ってコンデンサ
ー5及び負荷13には電力は供給されなくなる。整流回
路2の出力電圧が、再び第一のスイッチ制御回路7を構
成するトランジスタ7bのオン電圧以下に降下すると、
トランジスタ7bがオフしてトランジスタ7cがオンす
る。従って第一のスイッチ回路4がオンして、再び商用
電力をコンデンサー5と負荷13に供給する。以上のよ
うに本電源回路は動作している。
【0014】次に商用交流電源1の電圧が低下し第二の
交流電圧検出回路9の定電圧ダイオード9aの動作電圧
以下まで降下すると、トランジスタ9dはオフする。ト
ランジスタ9dがオフすると、抵抗器9eがバイアス抵
抗となってトランジスタ9fがオンする。トランジスタ
9fがオンするとトランジスタ9fのエミッタ・コレク
タからトランジスタ10bのコレクタ・エミッタ、抵抗
器10cに電流が流れトランジスタ9fのエミッタ・コ
レクタ間電圧は飽和して、ほぼ0Vとなる。トランジス
タ9fのエミッタ・コレクタ間電圧が0Vとなると、ト
ランジスタ10aのベース・エミッタのオン電圧がなく
なって、トランジスタ10aはオフとなり従ってトラン
ジスタ10cもオフとなる。この時抵抗器10dの両端
子間電圧は0Vとなり、トランジスタ10fはオフ、同
10hはオンとなって、抵抗器10iには電流が流れ
る。このため、第二のスイッチ回路11を構成するトラ
ンジスタはオンとなる。第二のスイッチ回路11がオン
すると、エミッタ・コレクタから定電圧ダイオード6b
・抵抗器6cには電流が流れ、トランジスタ11のエミ
ッタ・コレクタ間は飽和して電圧はほぼ0Vとなる。従
って整流回路2の出力端Cに定電圧ダイオード6bのカ
ソードが接続された場合と等価の回路が形成され、定電
圧ダイオード6bの動作電圧による第二の基準電圧発生
回路が形成され、第二の基準電圧が発生する。つまり商
用交流電源1の電圧が、第一の交流電圧検出回路8で検
出する電圧より低い第二の交流電圧検出回路9の動作電
圧まで降下すると、第一の基準電圧発生回路6が発生す
る第一の基準電圧より低い第二の基準電圧を発生する第
二の基準電圧発生回路に切り変わる。そして商用交流電
源1の電圧が、再び第一の商用電圧検出回路8で検出す
る電圧よりも高い電圧になるまではこの状態を保持す
る。第二の基準電圧発生回路12による本電源回路の動
作は、第一の基準電圧発生回路で説明した動作と同様で
ある。
【0015】以上のように本実施例によれば、商用交流
電源1の電圧を監視し、第一の交流電圧検出回路8によ
って検出した場合は、基準電圧が高く設定され、第二の
交流電圧検出回路9によって検出した場合は、基準電圧
が低い方に設定され安定した電源装置とすることができ
るものである。
【0016】次に本発明の第二の手段の実施例につい
て、図2に基づいて説明する。前記本発明の第一の手段
の実施例と同一部材については、同一番号を使用して以
下の説明を省略する。14は第三のスイッチ回路であ
り、本実施例ではトランジスタで構成している。このベ
ースは、第二のスイッチ制御回路10に接続されてい
る。エミッタは整流回路2の出力端子Cに接続されてお
り、コレクタは次に説明する第二の電流制限回路15に
接続されている。第二の電流制限回路15は、第一の電
流制限回路の一部を構成しているダイオード3aと抵抗
器3cから構成されている。つまり第二の電流制限回路
は、第一のスイッチ回路4がオンした時にダイオード3
aの発生する電圧と、第一のスイッチ回路4のトランジ
スタのベース・エミッタ間電圧と抵抗器3cの関係から
回路に流れる電流の大きさを制限するものである。
【0017】以下本実施例の動作について説明する。本
発明の第一の手段の実施例では、商用交流電源1が電圧
変動を生じた場合、コンデンサー5及び負荷13に電力
供給する為の通電期間を決める基準電圧を切り換えて電
力供給量を調整して、出力電圧の変動を小さく抑えたも
のであつた。これに対し本実施例では、商用交流電源1
が電圧変動を生じた場合は、制限電流を切り換えて、コ
ンデンサー5及び負荷13への電力供給量を調整して、
出力電圧の変動を小さく抑えようとするものである。
【0018】商用交流電源1の電圧が変動して、第一の
交流電圧検出回路8で検出する電圧まで上昇すると、第
三のスイッチ回路14はオフして、第一の電流制限回路
3によって第一のスイッチ回路4を通過する電流が制限
される。また商用交流電源1の電圧が、第一の交流電圧
検出回路8の検出電圧より低い第二の交流電圧検出回路
9で検出する電圧まで低下すると、第一のスイッチ回路
4を通過する電流は第二の電流制限回路15によって制
限される。つまり商用交流電源1からコンデンサー5及
び負荷13に電力が供給されるのは、電圧が0Vから第
一の基準電圧に到達するまでの間であるので、商用交流
電源1の電圧が上昇すると第一の基準電圧に到達するま
での時間が短くなる。すなわち、負荷13への電力供給
の為の通電導通角が狭いものである。このため制限電流
を多くして、負荷に供給する電流を増加して、出力電圧
の上昇を防止する。また商用交流電圧1の電圧が低く変
動した場合は、反対に導通角が広くなるため、制限電流
を少なくして負荷13に対する電力供給量が増えすぎる
ことを防止する。すなわち、商用交流電源1の電圧の変
動による出力電圧の変動を抑える動作をする。
【0019】なお本実施例に於いてはダイオード3aを
2個、ダイオード3bを1個としているため、電流制限
回路の切り変えによって電流値は2:1に切り換えられ
るが、使用するダイオードの数を調整することによって
切り変え電流値を調整することは容易にできるものであ
る。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明の第一の手段によれ
ば、トランスを使用しない構成で、商用交流電源電圧変
動する場合、スイッチングの基準電圧を調整して出力電
圧の変動幅を小さいものとする電源装置を実現するもの
である。また本発明の第二の手段によれば、同様に商用
交流電源電圧が変動する場合、出力に供給する電流を調
整して出力電圧の変動幅を小さいものとする電源装置を
実現するものである。従って本発明の第一の手段による
電源装置とした場合は、本電源装置の出力に接続される
電子回路の使用部品を耐圧定格の低い、発熱の少ないも
のとすることができるものである。又同様に本発明の第
二の手段によっても使用する部品は、発熱の少ない、部
品定格の小さいものとすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の手段の電源装置の実施例を示す
ブロック図
【図2】同第二の手段の実施例を示すブロック図
【図3】従来の電源装置を示すブロック図
【符号の説明】
1 商用交流電源 2 整流回路 3 第一の電流制限回路 4 第一のスイッチ回路 5 コンデンサー 6 第一の基準電圧発生回路 7 第一のスイッチ制御回路 8 第一の交流用電圧検出回路 9 第二の交流電圧検出回路 10 第二のスイッチ制御回路 11 第二のスイッチ回路 12 第二の基準電圧発生回路 14 第三のスイッチ回路 15 第二の電流制限回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】商用交流電源に接続された整流回路と、前
    記整流回路の出力から第一の基準電圧を発生する第一の
    基準電圧発生回路及び前記第一の基準電圧より低い第二
    の基準電圧を発生する第二の基準電圧発生回路と、前記
    第一の基準電圧発生回路の出力を受けて第一のスイッチ
    回路をオンオフ制御する第一のスイッチ制御回路と、第
    一のスイッチ回路に流れる電流を制限する第一の電流制
    限回路と、前記第一のスイッチ回路によって充電される
    コンデンサーと、商用交流電源の電圧を検出する第一の
    交流電圧検出回路および前記第一の商用交流電源の電圧
    より低い商用交流電源の電圧を検出する第二の交流電圧
    検出回路と、前記二つの交流電圧検出回路の出力を受け
    てこの出力に応じて前記第一の基準電圧発生回路、第二
    の基準電圧発生回路のいずれかを選択する第二のスイッ
    チ制御回路と、前記第二のスイッチ制御回路の出力によ
    って第一の基準電圧発生回路と第二の基準電圧発生回路
    とを切り換える第二のスイッチ回路とを備え、商用交流
    電源の電圧が上昇するとコンデンサー及び負荷への電力
    供給の為の通電導通角の減少を抑え、商用電圧が低下す
    ると通電の導通角の増加を抑える電源装置。
  2. 【請求項2】商用交流電源に接続された整流回路と、前
    記整流回路の出力から第一の基準電圧を発生する第一の
    基準電圧発生回路と、前記第一の基準電圧発生回路の出
    力を受けて第一のスイッチ回路をオンオフ制御する第一
    のスイッチ制御回路と、第一のスイッチ回路に流れる電
    流を制限する第一の電流制限回路及び前記第一の電流制
    限回路よりは少ない電流を流す第二の電流制限回路と、
    前記第一のスイッチ回路によって充電されるコンデンサ
    ーと、商用交流電源の電圧を検出する第一の交流電圧検
    出回路および前記第一の商用交流電源の電圧より低い第
    二の交流電圧を検出する第二の交流電圧検出回路と、前
    記二つの交流電圧検出回路の出力を受けてこの出力に応
    じて前記第一の電流制限回路、第二の電流制限回路のい
    ずれかを選択する第三のスイッチ制御回路と、前記第三
    のスイッチ制御回路の出力によって第一の電流制限回路
    と第二の電流制限回路とを切り換える第三のスイッチ回
    路とを備え、商用交流電源の電圧が上昇するとコンデン
    サー及び負荷への電力供給のための通電導通角の減少を
    抑え、商用交流電源電圧が低下すると通電の導通角の増
    加を抑える電源装置。
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