JPH0549191U - プレス機械のスライド駆動装置 - Google Patents

プレス機械のスライド駆動装置

Info

Publication number
JPH0549191U
JPH0549191U JP10253291U JP10253291U JPH0549191U JP H0549191 U JPH0549191 U JP H0549191U JP 10253291 U JP10253291 U JP 10253291U JP 10253291 U JP10253291 U JP 10253291U JP H0549191 U JPH0549191 U JP H0549191U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slide
connecting rod
crankshaft
rotatably connected
slide guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10253291U
Other languages
English (en)
Inventor
正勝 志賀
則之 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aida Engineering Ltd
Original Assignee
Aida Engineering Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aida Engineering Ltd filed Critical Aida Engineering Ltd
Priority to JP10253291U priority Critical patent/JPH0549191U/ja
Publication of JPH0549191U publication Critical patent/JPH0549191U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】スライドガイドを長期間に亙り安定使用できる
ようにする。 【構成】偏心部(2a)を有するクランク軸(2)と,
スライドガイド(11)によって上下移動可能に案内さ
れたスライド(10)と,上端部がクランク軸(2)の
偏心部(2a)に被嵌された第1コネクティングロッド
(21)と,下端部がスライド(10)側に回転自在に
連結された第2コネクティングロッド(22)とを含
み、第1コネクティングロッド(21)の下端部と第2
コネクティングロッド(22)の上端部とを連結軸(2
9)を介して回転自在に連結するとともに、先端部が連
結軸(29)に回転自在に連結されかつ基端部が静止部
(27)に回転支持された位置規制ロッド(26)を設
けた構成である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、プレス機械のスライド駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4に、プレス機械のスライド駆動装置の概略構成を示す。 同図において、クランク軸2とスライド10とは、コネクティングロッド3お よび調整ねじ軸4を介して連結されている。具体的には、コネクティングロッド 3には、調整ねじ軸4が,雌ねじ部3A,雄ねじ部4Aを螺合させて取付けられ ており、この調整ねじ軸4の下端部にはボール5が固着されている。 一方、ギブ等からなるスライドガイド(図示省略)で上下移動可能に摺動案内 されたスライド10には、ボールカップ6が取付けられている。
【0003】 ここに、上端部がクランク軸2の偏心部2aに連結されたコネクティングロッ ド3とスライド10とは、ボール5とボールカップ6とが形成する球面軸受構造 つまりボールカップ式サスペンションポイント構造を介して連結されているので 、コネクティングロッド3の揺動運動によってスライド10を上下方向に往復直 線運動させることができる。
【0004】 ところで、プレス機械では、ボルスタとスライド10との間隔すなわちダイハ イトを使用金型等に応じて正確に調整する必要があるから、スライド10内にウ ォーム8で回転されるウォームホイール7を装着し、一方、ボール5には径方向 に延びる連結ピン5aを取付け、この連結ピン5aをウォームホイール7の縦溝 7aに差込んで両者5,7を同期回転可能に連結させている。すなわち、ボール 5とウォームホイール7とを回転動力伝達機構(5a,7a)で連結している。
【0005】 したがって、自動または手動でウォーム8を回転させれば、ウォームホイール 7が回転する。この回転は連結ピン5aを介してボール5つまり調整ねじ軸4に 伝達される。すると、コネクティングロッド3(雌ねじ部3A)と調整ねじ軸4 (雄ねじ部4A)とが相対回転するので、クランク軸2に連結されたコネクティ ングロッド3に対してスライド10を上下方向に移動させ、ダイハイトの増減調 整を行なうことができる。
【0006】 その後、クランク軸2を回転すれば、コネクティングロッド3がボール5を中 心に揺動運動され、これによりスライド10を上下方向にストロークさせて調整 後のダイハイトで所定製品をプレス成形することができる。
【0007】 このように、ダイハイト調整は所定精度の製品成形を行なうに必須であり、ま た、金型破損等を防止する上で重要であることから、プレス機械には前記ウォー ム8を定量的に回転制御してスライド10を上下動させつつダイハイトを調整す るダイハイト調整装置が設けられている場合が多い。
【0008】 このダイハイト調整装置は、前記ウォームホイール7およびウォーム8からな る駆動機構と、ウォーム8に連結されたモータおよびドライバ,コントローラ, 設定器からなる制御部とから構成されているのが一般的である。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記したスライド駆動装置においては、クランク軸2を回転すれば 、コネクティングロッド3が揺動してスライド10が上下方向にストローク運動 されるが、図3(B)に示す如く,コネクティングロッド3の揺動運動によりス ライドガイド11にはスライド10を介して水平方向の分力Fhが作用する。か かる水平方向分力Fhが大きいと、スライドガイド11が早期に摩耗したり破損 等したりすることがある。
【0010】 本考案の目的は、上記事情に鑑み、スライドガイドに作用する水平方向分力を 減少させて当該スライドガイドを長期間に亙って安定使用することができるプレ ス機械のスライド駆動装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るプレス機械のスライド駆動装置は、偏心部を有するクランク軸と ,スライドガイドによって上下移動可能に案内されたスライドと,上端部が前記 クランク軸の偏心部に被嵌された第1コネクティングロッドと,下端部が前記ス ライド側に回転自在に連結された第2コネクティングロッドとを含み、前記第1 コネクティングロッドの下端部と第2コネクティングロッドの上端部とを連結軸 を介して回転自在に連結するとともに、先端部が前記連結軸に回転自在に連結さ れかつ基端部が静止部に回転支持された位置規制ロッドを設けたことを特徴とす る。
【0012】
【作用】
本考案では、クランク軸を回転させると、スライドに第1および第2コネクテ ィングロッドを介して回転動力が伝達され,当該スライドはスライドガイドに案 内されて上下方向に往復移動される。 この際、第2コネクティングロッドは、位置規制ロッドによって,その揺動角 度が微小となるように位置規制される。その結果、スライドガイドにスライドを 介して作用する水平方向分力は小さくなる。 したがって、スライドガイドを長期に亙って安定使用することができる。
【0013】
【実施例】
本考案の一実施例を図面に基づき説明する。 本考案に係るプレス機械のスライド駆動装置は、図1および図2に示す如く, クランク軸2,調整ねじ軸4,ボールカップ式サスペンションポイント構造(5 ,6),スライドガイド11,コネクティングロッド(第1および第2コネクテ ィングロッド21,22)および位置規制ロッド26を含み構成されている。 なお、図4に示した構成要素と同一のものについては同一の符号を付し、その 説明を省略もしくは簡略化する。
【0014】 ここで、本スライド駆動装置は、スライドガイド11にスライド10を介して 作用する水平方向分力Fhが従来よりも大幅に減少するように,コネクティング ロッドを回転自在に連結された第1および第2コネクティングロッド21,22 より形成するとともに,スライド10側に連結された第2コネクティングロッド 22をその揺動角度θが微小角度となるように位置規制する位置規制ロッド26 を備えたことを特徴とする。
【0015】 具体的には、第1コネクティングロッド21は、図2に示す如く,上端部がク ランク軸2の偏心部2aに被嵌されている。また、第2コネクティングロッド2 2は、下端部がスライド10に調整ねじ軸4等を介して回転自在に連結されてい る。そして、第1コネクティングロッド21の下端部と第2コネクティングロッ ド22の上端部とは連結軸29を介して回転自在に連結されている。
【0016】 一方、位置規制ロッド26は、図1に示す如く,その先端部が連結軸29に回 転自在に連結されかつ基端部が静止部27に回転支持された構成とされている。 この位置規制ロッド26は、第1および第2コネクティングロッド21,22の 揺動運動を許容するように,その長さおよび設置位置等が選定されている。
【0017】 次に、作用について説明する。 クランク軸2を回転させると、スライド10に第1および第2コネクティング ロッド21,22を介して回転動力が伝達され,当該スライド10はスライドガ イド11に案内されて上下方向に往復移動される。 この際、第2コネクティングロッド22は、位置規制ロッド26によって,そ の揺動角度θがクランク軸2の回転角度αに対して微小となるように位置規制さ れる。その結果、スライドガイド11にスライド10を介して作用する水平方向 分力Fhは小さくなる。 これにより、スライドガイド11の早期摩耗,破損,焼付け等が防止され,当 該スライドガイドを長期に亙って安定使用することができる。したがって、製品 を長期間に亙り精度よくプレス成形することができる。また、金型(パンチ,ダ イス)の寿命を延ばすことができる。
【0018】 しかして、この実施例によれば、偏心部2aを有するクランク軸2と,スライ ドガイド11によって上下移動可能に案内されたスライド10と,上端部がクラ ンク軸2の偏心部2aに被嵌された第1コネクティングロッド21と,下端部が スライド10側に回転自在に連結された第2コネクティングロッド22とを含み 、第1コネクティングロッド21の下端部と第2コネクティングロッド22の上 端部とを連結軸29を介して回転自在に連結するとともに、先端部が連結軸29 に回転自在に連結されかつ基端部が静止部27に回転支持された位置規制ロッド 26を設けた構成としたので、スライド10に連結された第2コネクティングロ ッド22の揺動角度θを微小としてスライドガイド11に作用する水平方向分力 Fhを従来よりも大幅に減少させることができる。これにより、スライドガイド 11を長期間に亙って安定使用することができる。
【0019】 また、静止部27に回転支持された位置規制ロッド26により,第2コネクテ ィングロッド22の揺動角度θを微小とする構成としたので、簡易な構成でスラ イドガイド11に作用する水平方向分力Fhを減少させて寿命を延ばすことがで きる。
【0020】 なお、上記実施例においては、位置規制ロッド26を図1中右側に配設した構 成としたが,反対側(すなわち図中左側)に配設してもよい。
【0021】
【考案の効果】
本考案によれば、偏心部を有するクランク軸と,スライドガイドによって上下 移動可能に案内されたスライドと,上端部がクランク軸の偏心部に被嵌された第 1コネクティングロッドと,下端部がスライド側に回転自在に連結された第2コ ネクティングロッドとを含み、第1コネクティングロッドの下端部と第2コネク ティングロッドの上端部とを連結軸を介して回転自在に連結するとともに、先端 部が連結軸に回転自在に連結されかつ基端部が静止部に回転支持された位置規制 ロッドを設けた構成としたので、スライドに連結された第2コネクティングロッ ドの揺動角度を微小としてスライドガイドに作用する水平方向分力を減少させる ことができ、当該スライドガイドを長期間に亙って安定使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るプレス機械のスライド駆動装置の
一実施例を示す図である。
【図2】一実施例の側断面図である。
【図3】一実施例のスライドガイドに作用する水平方向
分力と従来のスライド駆動装置のスライドガイドに作用
する水平方向分力とを比較するための図である。
【図4】従来のプレス機械のスライド駆動装置を示す図
である。
【符号の説明】
2 クランク軸 10 スライド 11 スライドガイド 21 第1コネクティングロッド 22 第2コネクティングロッド 26 位置規制ロッド 27 静止部 29 連結軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏心部を有するクランク軸と,スライド
    ガイドによって上下移動可能に案内されたスライドと,
    上端部が前記クランク軸の偏心部に被嵌された第1コネ
    クティングロッドと,下端部が前記スライド側に回転自
    在に連結された第2コネクティングロッドとを含み、 前記第1コネクティングロッドの下端部と第2コネクテ
    ィングロッドの上端部とを連結軸を介して回転自在に連
    結するとともに、先端部が前記連結軸に回転自在に連結
    されかつ基端部が静止部に回転支持された位置規制ロッ
    ドを設けたことを特徴とするプレス機械のスライド駆動
    装置。
JP10253291U 1991-12-12 1991-12-12 プレス機械のスライド駆動装置 Pending JPH0549191U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10253291U JPH0549191U (ja) 1991-12-12 1991-12-12 プレス機械のスライド駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10253291U JPH0549191U (ja) 1991-12-12 1991-12-12 プレス機械のスライド駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0549191U true JPH0549191U (ja) 1993-06-29

Family

ID=14329909

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10253291U Pending JPH0549191U (ja) 1991-12-12 1991-12-12 プレス機械のスライド駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0549191U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19913710B4 (de) * 1998-03-27 2011-06-09 Aida Engineering Co., Ltd., Sagamihara Antriebsvorrichtung für ein Gleitstück einer Kniehebelpresse
JP2018199162A (ja) * 2013-03-12 2018-12-20 ストール マシーナリ カンパニー, エルエルシーStolle Machinery Company, LLC 垂直に向いたボディメーカ用の作動機構

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19913710B4 (de) * 1998-03-27 2011-06-09 Aida Engineering Co., Ltd., Sagamihara Antriebsvorrichtung für ein Gleitstück einer Kniehebelpresse
JP2018199162A (ja) * 2013-03-12 2018-12-20 ストール マシーナリ カンパニー, エルエルシーStolle Machinery Company, LLC 垂直に向いたボディメーカ用の作動機構

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4294139A (en) Drive for a machine comprising variable-stroke reciprocating pistons
JPH0328254Y2 (ja)
KR19990078256A (ko) 너클 프레스용 슬라이드 구동장치
JP6026374B2 (ja) 鍛造用スイングプレス
CN108177366B (zh) 一种滑块下死点位置补偿装置
CN100432490C (zh) 冲床的偏心传动装置
JPH0549191U (ja) プレス機械のスライド駆動装置
JPH11245096A (ja) スライダリンクプレス
US5226337A (en) Slide driving apparatus of press machine
JP3689605B2 (ja) プレス機械
CN106378394B (zh) 一种弹簧压缩式送料机构
JP4169146B2 (ja) クランクプレス機
JPS6017621B2 (ja) 鍛造機械
JPH06269996A (ja) プレス機械
JPH0730240Y2 (ja) プレス機械のスライド駆動装置
JPH0513639U (ja) リベツトのカシメ装置
JP3422411B2 (ja) ナックルプレスのスライド駆動装置
JP2729411B2 (ja) プレス機の送り調整装置
JP2964219B2 (ja) ロール曲げ装置の下ロール支持装置
JPH0731920Y2 (ja) プレスのボールカップ式サスペンションポイント構造
CN219464347U (zh) 一种用于辊锻机的轧辊机构
CN218925829U (zh) 一种五金产品生产用模具连续定位装置
JP3062574U (ja) 2点式ダブル・トグルジョイント・メカニズム
CN216231193U (zh) 一种移印组件和移印设备
JPH01310836A (ja) 工作機械における工具をその行程位置に対して位置づけるための工具位置調節装置