JPH0548990A - テレビジヨン信号受信機の音声第2中間周波数変換回路 - Google Patents
テレビジヨン信号受信機の音声第2中間周波数変換回路Info
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- JPH0548990A JPH0548990A JP3206912A JP20691291A JPH0548990A JP H0548990 A JPH0548990 A JP H0548990A JP 3206912 A JP3206912 A JP 3206912A JP 20691291 A JP20691291 A JP 20691291A JP H0548990 A JPH0548990 A JP H0548990A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】音声バズ特性を改善し、かつ、使用部品点数を
削減してそれを搭載するテレビジョン信号受信機のコス
トの低減を図る。 【構成】PALーI方式対応の局部発振回路32、SE
CAMーD/K方式対応の局部発振回路34、混合回路
20、帯域通過フィルタ36、および音声検波回路26
を有し、各局部発振回路32,34は、それぞれ、PA
LーI方式、SECAMーD/K方式それぞれの音声第
2中間周波数6.0MHz、6.5MHzよりもPAL
ーB/G方式の音声第2中間周波数分5.5MHzだけ
高い発振周波数11.5MHz、12.0MHzで発振
する。
削減してそれを搭載するテレビジョン信号受信機のコス
トの低減を図る。 【構成】PALーI方式対応の局部発振回路32、SE
CAMーD/K方式対応の局部発振回路34、混合回路
20、帯域通過フィルタ36、および音声検波回路26
を有し、各局部発振回路32,34は、それぞれ、PA
LーI方式、SECAMーD/K方式それぞれの音声第
2中間周波数6.0MHz、6.5MHzよりもPAL
ーB/G方式の音声第2中間周波数分5.5MHzだけ
高い発振周波数11.5MHz、12.0MHzで発振
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン受像機と
かビデオテープレコーダなどのテレビジョン信号受信機
において、映像検波回路から与えられる複数の音声第2
中間周波数を周波数変換して音声出力を得る、いわゆる
音声マルチ対応のテレビジョン信号受信機における音声
第2中間周波数変換回路に関する。
かビデオテープレコーダなどのテレビジョン信号受信機
において、映像検波回路から与えられる複数の音声第2
中間周波数を周波数変換して音声出力を得る、いわゆる
音声マルチ対応のテレビジョン信号受信機における音声
第2中間周波数変換回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、PAL,SECAM方式のテレ
ビジョン放送システムでのテレビジョン信号受信可能な
テレビジョン受像機の要部ブロック図であり、特に旧西
独のPAL方式(PALーB/G)、英国のPAL方式
(PALーI)、東欧のSECAM方式(SECAMー
D/K)のいずれのテレビジョン信号も受信可能なテレ
ビジョン受像機のものである。図において、テレビアン
テナ2からのテレビジョン信号は、チューナ4、映像中
間周波増幅回路6、表面波フィルタ8、および映像検波
回路10でそれぞれ処理される。映像検波回路10から
は映像出力が出力されるとともに、音声第2中間周波数
出力が出力される。
ビジョン放送システムでのテレビジョン信号受信可能な
テレビジョン受像機の要部ブロック図であり、特に旧西
独のPAL方式(PALーB/G)、英国のPAL方式
(PALーI)、東欧のSECAM方式(SECAMー
D/K)のいずれのテレビジョン信号も受信可能なテレ
ビジョン受像機のものである。図において、テレビアン
テナ2からのテレビジョン信号は、チューナ4、映像中
間周波増幅回路6、表面波フィルタ8、および映像検波
回路10でそれぞれ処理される。映像検波回路10から
は映像出力が出力されるとともに、音声第2中間周波数
出力が出力される。
【0003】この音声第2中間周波数出力は、従来例の
音声第2中間周波数変換回路12に与えられる。ここ
で、音声第2中間周波数出力は、PALーB/G方式の
場合であれば5.5MHz、PALーI方式であれば
6.0MHz、SECAMーD/K方式であれば6.5
MHzである。
音声第2中間周波数変換回路12に与えられる。ここ
で、音声第2中間周波数出力は、PALーB/G方式の
場合であれば5.5MHz、PALーI方式であれば
6.0MHz、SECAMーD/K方式であれば6.5
MHzである。
【0004】音声第2中間周波数変換回路12は、PA
LーB/G方式対応の5.5MHz帯域通過フィルタ1
4、PALーI方式対応の6.0MHz帯域通過フィル
タ16、SECAMーD/K方式対応の6.5MHz帯
域通過フィルタ18、混合回路20、局部発振回路2
2、6.0MHz帯域通過フィルタ24、および音声検
波回路26で構成されている。
LーB/G方式対応の5.5MHz帯域通過フィルタ1
4、PALーI方式対応の6.0MHz帯域通過フィル
タ16、SECAMーD/K方式対応の6.5MHz帯
域通過フィルタ18、混合回路20、局部発振回路2
2、6.0MHz帯域通過フィルタ24、および音声検
波回路26で構成されている。
【0005】上記構成の音声第2中間周波数変換回路1
2において、映像検波回路10からの各音声第2中間周
波数出力は、それぞれ、対応する各帯域通過フィルタ1
4,16,18を介して、それぞれ、混合回路20に与
えられる。局部発振回路22は、0.5MHzで発振し
ている。そして、この混合回路20の出力段に6.0M
Hz帯域通過フィルタ24が接続されているから、結
局、各音声第2中間周波数出力は該6.0MHz帯域通
過フィルタ24からすべて6.0MHzに周波数変換さ
れて出力されたのち、6.0MHzセラミックディスク
リミネータ28付き音声検波回路26で検波されて音声
出力される。
2において、映像検波回路10からの各音声第2中間周
波数出力は、それぞれ、対応する各帯域通過フィルタ1
4,16,18を介して、それぞれ、混合回路20に与
えられる。局部発振回路22は、0.5MHzで発振し
ている。そして、この混合回路20の出力段に6.0M
Hz帯域通過フィルタ24が接続されているから、結
局、各音声第2中間周波数出力は該6.0MHz帯域通
過フィルタ24からすべて6.0MHzに周波数変換さ
れて出力されたのち、6.0MHzセラミックディスク
リミネータ28付き音声検波回路26で検波されて音声
出力される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来例の音声第2中間
周波数変換回路12においては、局部発振回路22の発
振出力が0.5MHzと低いために、それの高調波妨害
によって音声バズ特性が劣化し、また、4個の帯域通過
フィルタ14,16,18、24と、局部発振回路22
とを要した回路構成であるから、その部品点数が多くな
っている。特に、帯域通過フィルタ14,16,18,
24はその特性を鋭く安定したものにするために、一般
にはその特性に優れた高価な圧電部品を使用するから、
その部品点数が多いということは、該変換回路12を搭
載したテレビジョン信号受信機のコストをアップさせる
要因ともなってしまう。
周波数変換回路12においては、局部発振回路22の発
振出力が0.5MHzと低いために、それの高調波妨害
によって音声バズ特性が劣化し、また、4個の帯域通過
フィルタ14,16,18、24と、局部発振回路22
とを要した回路構成であるから、その部品点数が多くな
っている。特に、帯域通過フィルタ14,16,18,
24はその特性を鋭く安定したものにするために、一般
にはその特性に優れた高価な圧電部品を使用するから、
その部品点数が多いということは、該変換回路12を搭
載したテレビジョン信号受信機のコストをアップさせる
要因ともなってしまう。
【0007】なお、他の従来例として図3に示すよう
に、図2の局部発振回路22、混合回路20、および
6.0MHz帯域通過フィルタ24を省略し、各帯域通
過フィルタ14,16,18を共通に音声検波回路26
に接続するとともに、該音声検波回路26に3個のセラ
ミックディスクリミネータ28a,28b,28cをパ
ラレルに接続したものもあるが、部品点数が多いという
点では図2の従来例と大差なく、しかもそのうえ、セラ
ミックディスクリミネータ28a,28b,28c同士
が互いに干渉して音声歪率の劣化を来している。
に、図2の局部発振回路22、混合回路20、および
6.0MHz帯域通過フィルタ24を省略し、各帯域通
過フィルタ14,16,18を共通に音声検波回路26
に接続するとともに、該音声検波回路26に3個のセラ
ミックディスクリミネータ28a,28b,28cをパ
ラレルに接続したものもあるが、部品点数が多いという
点では図2の従来例と大差なく、しかもそのうえ、セラ
ミックディスクリミネータ28a,28b,28c同士
が互いに干渉して音声歪率の劣化を来している。
【0008】したがって、本発明においては、音声バズ
特性に優れた、かつ部品点数が少なくて済む音声第2中
間周波数変換回路を提供することを目的としている。
特性に優れた、かつ部品点数が少なくて済む音声第2中
間周波数変換回路を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の音声第2中間周波数変換回路におい
ては、(n−1)(ただし、nは2以上の整数)個の局
部発振回路、混合回路、帯域通過フィルタ、および音声
検波回路を有したものであって、(n−1)個の局部発
振回路は、それぞれ、n種類の音声第2中間周波数のう
ち、1つの音声第2中間周波数(特定音声第2中間周波
数)を除く他の音声第2中間周波数のそれぞれに個別に
対応して割り当てられたものであって、それぞれ割り当
てられた各音声第2中間周波数よりも、該特定音声第2
中間周波数分だけ高い発振周波数で発振するものであ
り、混合回路は、前記n種類の音声第2中間周波数出力
が共通に、また、前記局部発振回路出力が、それぞれ、
入力されるものであり、帯域通過フィルタは、当該特定
音声第2中間周波数を帯域通過周波数として、混合回路
出力が入力されるものであり、音声検波回路は、帯域通
過フィルタからの通過出力を検波して音声出力を出力す
るものであることを特徴としている。
るために、本発明の音声第2中間周波数変換回路におい
ては、(n−1)(ただし、nは2以上の整数)個の局
部発振回路、混合回路、帯域通過フィルタ、および音声
検波回路を有したものであって、(n−1)個の局部発
振回路は、それぞれ、n種類の音声第2中間周波数のう
ち、1つの音声第2中間周波数(特定音声第2中間周波
数)を除く他の音声第2中間周波数のそれぞれに個別に
対応して割り当てられたものであって、それぞれ割り当
てられた各音声第2中間周波数よりも、該特定音声第2
中間周波数分だけ高い発振周波数で発振するものであ
り、混合回路は、前記n種類の音声第2中間周波数出力
が共通に、また、前記局部発振回路出力が、それぞれ、
入力されるものであり、帯域通過フィルタは、当該特定
音声第2中間周波数を帯域通過周波数として、混合回路
出力が入力されるものであり、音声検波回路は、帯域通
過フィルタからの通過出力を検波して音声出力を出力す
るものであることを特徴としている。
【0010】
【作用】音声第2中間周波数が例えばPALーB/G方
式、PALーI方式、SECAMーD/K方式の3種類
の場合であれば、n=3となる。そして、n=3にあて
はめると2個の局部発振回路は、それぞれ、3種類の音
声第2中間周波数のうち、1つの音声第2中間周波数、
例えばPALーB/G方式のそれを特定音声第2中間周
波数とすると、これを除く他の音声第2中間周波数、P
ALーI方式、およびSECAMーD/K方式のそれぞ
れに個別に対応して割り当てられたものとなる。
式、PALーI方式、SECAMーD/K方式の3種類
の場合であれば、n=3となる。そして、n=3にあて
はめると2個の局部発振回路は、それぞれ、3種類の音
声第2中間周波数のうち、1つの音声第2中間周波数、
例えばPALーB/G方式のそれを特定音声第2中間周
波数とすると、これを除く他の音声第2中間周波数、P
ALーI方式、およびSECAMーD/K方式のそれぞ
れに個別に対応して割り当てられたものとなる。
【0011】そして、2個の局部発振回路は、それぞれ
割り当てられた各音声第2中間周波数(6.0MHzお
よび6.5MHz)よりも、該特定音声第2中間周波数
分(5.5MHz)だけ高い発振周波数、すなわち、1
1.5MHzおよび12.0MHzで発振している。
割り当てられた各音声第2中間周波数(6.0MHzお
よび6.5MHz)よりも、該特定音声第2中間周波数
分(5.5MHz)だけ高い発振周波数、すなわち、1
1.5MHzおよび12.0MHzで発振している。
【0012】前記3種類の音声第2中間周波数出力と前
記各局部発振回路出力は混合回路で混合されて5.5M
Hz対応の帯域通過フィルタに入力される。したがっ
て、帯域通過フィルタに対して、5.5MHzのPAL
ーB/G方式の音声第2中間周波数出力はそのまま通過
し、6.0MHzのPALーI方式の音声第2中間周波
数出力と6.5MHzのSECAMーD/K方式の音声
第2中間周波数とは、それぞれ、混合回路で5.5MH
zに周波数変換されて帯域通過フィルタを通過する。こ
うして、帯域通過フィルタを通過した各方式の音声第2
中間周波数出力は、音声検波回路で検波されて音声出力
として出力される。
記各局部発振回路出力は混合回路で混合されて5.5M
Hz対応の帯域通過フィルタに入力される。したがっ
て、帯域通過フィルタに対して、5.5MHzのPAL
ーB/G方式の音声第2中間周波数出力はそのまま通過
し、6.0MHzのPALーI方式の音声第2中間周波
数出力と6.5MHzのSECAMーD/K方式の音声
第2中間周波数とは、それぞれ、混合回路で5.5MH
zに周波数変換されて帯域通過フィルタを通過する。こ
うして、帯域通過フィルタを通過した各方式の音声第2
中間周波数出力は、音声検波回路で検波されて音声出力
として出力される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳
細に説明する。なお、この実施例では、説明の都合上、
音声第2中間周波数としてPALーB/G方式、PAL
ーI方式、およびSECAMーD/K方式の3種類の音
声第2中間周波数を挙げているが、該音声第2中間周波
数としてはこの例に限定されるものではなく、他の音声
第2中間周波数であってもよく、また、その種類の数も
この例に限定されるものではない。
細に説明する。なお、この実施例では、説明の都合上、
音声第2中間周波数としてPALーB/G方式、PAL
ーI方式、およびSECAMーD/K方式の3種類の音
声第2中間周波数を挙げているが、該音声第2中間周波
数としてはこの例に限定されるものではなく、他の音声
第2中間周波数であってもよく、また、その種類の数も
この例に限定されるものではない。
【0014】図1は本発明の実施例に係るテレビジョン
信号受信機この例ではテレビジョン受像機の要部のブロ
ック図であり、従来例に係る図2と対応する部分には同
一の符号を付している。図1において、2はテレビアン
テナ、4はチューナ、6は映像中間周波増幅回路、8は
表面波フィルタ、10は映像検波回路である。これらは
従来例のそれと同様であるから、その説明は省略する。
信号受信機この例ではテレビジョン受像機の要部のブロ
ック図であり、従来例に係る図2と対応する部分には同
一の符号を付している。図1において、2はテレビアン
テナ、4はチューナ、6は映像中間周波増幅回路、8は
表面波フィルタ、10は映像検波回路である。これらは
従来例のそれと同様であるから、その説明は省略する。
【0015】本実施例の音声第2中間周波数変換回路3
0は、PALーI方式対応の第1の局部発振回路32、
SECAMーD/K方式対応の第2の局部発振回路3
4、混合回路20、5.5MHz帯域通過フィルタ3
6、音声検波回路26、およびセラミックディスクリミ
ネータ28で構成されている。
0は、PALーI方式対応の第1の局部発振回路32、
SECAMーD/K方式対応の第2の局部発振回路3
4、混合回路20、5.5MHz帯域通過フィルタ3
6、音声検波回路26、およびセラミックディスクリミ
ネータ28で構成されている。
【0016】第1の局部発振回路32は、発振周波数が
11.5MHz、すなわち、PALーI方式の音声第2
中間周波数6.0MHzよりもPALーB/G方式の音
声第2中間周波数5.5MHzだけ高い発振周波数で発
振し、第2の局部発振回路34は、発振周波数が12.
0MHz、すなわち、SECAMーD/K方式の音声第
2中間周波数6.5MHzよりもPALーB/G方式の
音声第2中間周波数5.5MHzだけ高い発振周波数で
発振している。
11.5MHz、すなわち、PALーI方式の音声第2
中間周波数6.0MHzよりもPALーB/G方式の音
声第2中間周波数5.5MHzだけ高い発振周波数で発
振し、第2の局部発振回路34は、発振周波数が12.
0MHz、すなわち、SECAMーD/K方式の音声第
2中間周波数6.5MHzよりもPALーB/G方式の
音声第2中間周波数5.5MHzだけ高い発振周波数で
発振している。
【0017】混合回路20は、映像検波回路10からの
3種類の音声第2中間周波数出力と各局部発振回路3
2,34出力とが、それぞれ、共通に入力される。5.
5MHz帯域通過フィルタ36は、PALーB/G方式
の音声第2中間周波数5.5MHzを帯域通過周波数と
して、混合回路36出力が入力される。音声検波回路2
6は、5.5MHzセラミックディスクリミネータ28
付きであって、5.5MHz帯域通過フィルタ36から
の通過出力を検波して音声出力を出力する。
3種類の音声第2中間周波数出力と各局部発振回路3
2,34出力とが、それぞれ、共通に入力される。5.
5MHz帯域通過フィルタ36は、PALーB/G方式
の音声第2中間周波数5.5MHzを帯域通過周波数と
して、混合回路36出力が入力される。音声検波回路2
6は、5.5MHzセラミックディスクリミネータ28
付きであって、5.5MHz帯域通過フィルタ36から
の通過出力を検波して音声出力を出力する。
【0018】上記構成の動作を説明する。
【0019】、映像検波回路10から3種類の各音声
第2中間周波数出力のうち、PALーB/G方式の音声
第2中間周波数5.5MHzが出力された場合:この場
合は、混合回路36からは、PALーB/G方式の音声
第2中間周波数5.5MHz成分、第1の局部発振回路
32の発振周波数11.5MHz成分、第2の局部発振
回路34の発振周波数12.0MHz成分、11.5M
Hzと5.5MHzとの周波数差である6.0MHzの
混合成分と、12.0MHzと5.5MHzとの周波数
差である6.5MHzの混合成分とが、それぞれ、出力
されるが、帯域通過フィルタ36は5.5MHzである
から、結局、PALーB/G方式の音声第2中間周波数
5.5MHz成分のみが該帯域通過フィルタ36をその
まま通過して音声検波回路26で音声復調されて音声出
力として出力されることになる。
第2中間周波数出力のうち、PALーB/G方式の音声
第2中間周波数5.5MHzが出力された場合:この場
合は、混合回路36からは、PALーB/G方式の音声
第2中間周波数5.5MHz成分、第1の局部発振回路
32の発振周波数11.5MHz成分、第2の局部発振
回路34の発振周波数12.0MHz成分、11.5M
Hzと5.5MHzとの周波数差である6.0MHzの
混合成分と、12.0MHzと5.5MHzとの周波数
差である6.5MHzの混合成分とが、それぞれ、出力
されるが、帯域通過フィルタ36は5.5MHzである
から、結局、PALーB/G方式の音声第2中間周波数
5.5MHz成分のみが該帯域通過フィルタ36をその
まま通過して音声検波回路26で音声復調されて音声出
力として出力されることになる。
【0020】、映像検波回路10からPALーI方式
の音声第2中間周波数6.0MHzが出力された場合:
この場合は、混合回路20からは、PALーI方式の音
声第2中間周波数6.0MHz成分、第1の局部発振回
路32の発振周波数11.5MHz成分、第2の局部発
振回路34の発振周波数12.0MHz成分、11.5
MHzと6.0MHzとの周波数差である5.5MHz
成分、12.0MHzと6.0MHzとの周波数差であ
る6.0MHz成分が、それぞれ、出力されるが、5.
5MHz帯域通過フィルタ36によって、第1の局部発
振回路32の発振周波数11.5MHzとPALーI方
式の音声第2中間周波数6.0MHzとの周波数差であ
る5.5MHz成分のみが該帯域通過フィルタ36を通
過することになり、結局、PALーI方式の音声第2中
間周波数6.0MHzが音声復調されて音声出力として
出力されることになる。
の音声第2中間周波数6.0MHzが出力された場合:
この場合は、混合回路20からは、PALーI方式の音
声第2中間周波数6.0MHz成分、第1の局部発振回
路32の発振周波数11.5MHz成分、第2の局部発
振回路34の発振周波数12.0MHz成分、11.5
MHzと6.0MHzとの周波数差である5.5MHz
成分、12.0MHzと6.0MHzとの周波数差であ
る6.0MHz成分が、それぞれ、出力されるが、5.
5MHz帯域通過フィルタ36によって、第1の局部発
振回路32の発振周波数11.5MHzとPALーI方
式の音声第2中間周波数6.0MHzとの周波数差であ
る5.5MHz成分のみが該帯域通過フィルタ36を通
過することになり、結局、PALーI方式の音声第2中
間周波数6.0MHzが音声復調されて音声出力として
出力されることになる。
【0021】、映像検波回路10からSECAMーD
/K方式の音声第2中間周波数6.5MHzが出力され
た場合:この場合は、混合回路20からはSECAMー
D/K方式の音声第2中間周波数6.5MHz成分、第
1の局部発振回路32の発振周波数11.5MHz成
分、第2の局部発振回路34の発振周波数12.0MH
z成分、11.5MHzと6.5MHzとの周波数差で
ある5.0MHz成分、12.0MHzと6.5MHz
との周波数差である5.5MHz成分が、それぞれ、出
力されるが、5.5MHz帯域通過フィルタ36によっ
て第2の局部発振回路の発振周波数12.0MHzとS
ECAMーD/K方式の音声第2中間周波数6.5MH
zとの周波数差である5.5MHz成分のみが該帯域通
過フィルタ36を通過し、結局、SECAMーD/K方
式の音声第2中間周波数6.5MHzが音声検波回路2
6で音声復調されて音声出力として出力されることにな
る。
/K方式の音声第2中間周波数6.5MHzが出力され
た場合:この場合は、混合回路20からはSECAMー
D/K方式の音声第2中間周波数6.5MHz成分、第
1の局部発振回路32の発振周波数11.5MHz成
分、第2の局部発振回路34の発振周波数12.0MH
z成分、11.5MHzと6.5MHzとの周波数差で
ある5.0MHz成分、12.0MHzと6.5MHz
との周波数差である5.5MHz成分が、それぞれ、出
力されるが、5.5MHz帯域通過フィルタ36によっ
て第2の局部発振回路の発振周波数12.0MHzとS
ECAMーD/K方式の音声第2中間周波数6.5MH
zとの周波数差である5.5MHz成分のみが該帯域通
過フィルタ36を通過し、結局、SECAMーD/K方
式の音声第2中間周波数6.5MHzが音声検波回路2
6で音声復調されて音声出力として出力されることにな
る。
【0022】こうして、本実施例の音声第2中間周波数
変換回路30においては、帯域通過フィルタ36を通過
した各方式の音声第2中間周波数出力を、音声検波回路
26で検波して音声出力として出力することができるの
であるが、この場合、従来例のように音声第2中間周波
数の種類数に応じた数の帯域通過フィルタを用意する必
要がなくなり、使用部品点数を大幅に削減することがで
きる。すなわち、従来例では4個の帯域通過フィルタ、
1個の局部発振回路、1個のセラミックディスクリミネ
ータとでそれぞれを構成する圧電素子が合計6個であっ
たが、本実施例では、2個の局部発振回路と、1個の帯
域通過フィルタ、および1個のセラミックディスクリミ
ネータとでそれぞれを構成する圧電素子は合計4個で済
むから、高価な圧電素子の削減個数は2個となる。
変換回路30においては、帯域通過フィルタ36を通過
した各方式の音声第2中間周波数出力を、音声検波回路
26で検波して音声出力として出力することができるの
であるが、この場合、従来例のように音声第2中間周波
数の種類数に応じた数の帯域通過フィルタを用意する必
要がなくなり、使用部品点数を大幅に削減することがで
きる。すなわち、従来例では4個の帯域通過フィルタ、
1個の局部発振回路、1個のセラミックディスクリミネ
ータとでそれぞれを構成する圧電素子が合計6個であっ
たが、本実施例では、2個の局部発振回路と、1個の帯
域通過フィルタ、および1個のセラミックディスクリミ
ネータとでそれぞれを構成する圧電素子は合計4個で済
むから、高価な圧電素子の削減個数は2個となる。
【0023】なお、上述の実施例において各局部発振回
路は常時発振を継続していたが、場合によっては不要な
一方の局部発振回路の発振動作を停止させておいてもよ
い。
路は常時発振を継続していたが、場合によっては不要な
一方の局部発振回路の発振動作を停止させておいてもよ
い。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、(n−
1)(ただし、nは2以上の整数)個の局部発振回路、
混合回路、帯域通過フィルタ、および音声検波回路を有
し、(n−1)個の局部発振回路においては、それぞ
れ、n種類の音声第2中間周波数のうち、1つの音声第
2中間周波数(特定音声第2中間周波数)を除く他の音
声第2中間周波数のそれぞれに個別に対応して割り当て
られ、かつ、割り当てられた各音声第2中間周波数より
も、該特定音声第2中間周波数分だけ高い発振周波数で
発振し、混合回路においては、前記n種類の音声第2中
間周波数出力が共通に、また、前記局部発振回路出力
が、それぞれ、入力され、帯域通過フィルタにおいて
は、当該特定音声第2中間周波数を帯域通過周波数とし
て、混合回路出力が入力され、音声検波回路において
は、帯域通過フィルタからの通過出力を検波して音声出
力を出力するようにしたから、音声第2中間周波数が例
えばPALーB/G方式、PALーI方式、SECAM
ーD/K方式の3種類の場合であって、n=3とした場
合では前記作用の項で説明したように、各方式の音声第
2中間周波数出力を、音声検波回路で検波して音声出力
として出力させることができ、結局、局部発振回路の発
振周波数としては高くして音声バズ特性を改善すること
ができ、また、使用部品点数としても上記のようにn=
3とした場合、従来例の3つの帯域通過フィルタを省略
化でき、また、局部発振回路は1個増加するようにみえ
ても実質の局部発振回路の数としてはそれを構成する部
品である圧電素子をわずか1個追加させるだけでよいか
ら、全体としての使用部品点数は大幅な削減となり、そ
れを搭載するテレビジョン信号受信機のコストの低減を
図れる。
1)(ただし、nは2以上の整数)個の局部発振回路、
混合回路、帯域通過フィルタ、および音声検波回路を有
し、(n−1)個の局部発振回路においては、それぞ
れ、n種類の音声第2中間周波数のうち、1つの音声第
2中間周波数(特定音声第2中間周波数)を除く他の音
声第2中間周波数のそれぞれに個別に対応して割り当て
られ、かつ、割り当てられた各音声第2中間周波数より
も、該特定音声第2中間周波数分だけ高い発振周波数で
発振し、混合回路においては、前記n種類の音声第2中
間周波数出力が共通に、また、前記局部発振回路出力
が、それぞれ、入力され、帯域通過フィルタにおいて
は、当該特定音声第2中間周波数を帯域通過周波数とし
て、混合回路出力が入力され、音声検波回路において
は、帯域通過フィルタからの通過出力を検波して音声出
力を出力するようにしたから、音声第2中間周波数が例
えばPALーB/G方式、PALーI方式、SECAM
ーD/K方式の3種類の場合であって、n=3とした場
合では前記作用の項で説明したように、各方式の音声第
2中間周波数出力を、音声検波回路で検波して音声出力
として出力させることができ、結局、局部発振回路の発
振周波数としては高くして音声バズ特性を改善すること
ができ、また、使用部品点数としても上記のようにn=
3とした場合、従来例の3つの帯域通過フィルタを省略
化でき、また、局部発振回路は1個増加するようにみえ
ても実質の局部発振回路の数としてはそれを構成する部
品である圧電素子をわずか1個追加させるだけでよいか
ら、全体としての使用部品点数は大幅な削減となり、そ
れを搭載するテレビジョン信号受信機のコストの低減を
図れる。
【図1】本発明の一実施例に係る音声第2中間周波数変
換回路を含むテレビジョン信号受信機の要部ブロック図
である。
換回路を含むテレビジョン信号受信機の要部ブロック図
である。
【図2】従来例に係る音声第2中間周波数変換回路を含
むテレビジョン信号受信機の要部ブロック図である。
むテレビジョン信号受信機の要部ブロック図である。
【図3】他の従来例に係る音声第2中間周波数変換回路
のブロック図である。
のブロック図である。
10 映像検波回路 20 混合回路 26 音声検波回路 30 音声第2中間周波数変換回路 32,34 第1,第2の局部発振回路 36 5.5MHz帯域通過フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 仲田 隆宏 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内
Claims (1)
- 【請求項1】 (n−1)(ただし、nは2以上の整
数)個の局部発振回路(32,34)、混合回路(2
0)、帯域通過フィルタ(36)、および音声検波回路
(26)を有したものであって、 (n−1)個の局部発振回路(32,34)は、それぞ
れ、n種類の音声第2中間周波数のうち、1つの音声第
2中間周波数(特定音声第2中間周波数)を除く他の音
声第2中間周波数のそれぞれに個別に対応して割り当て
られたものであって、それぞれ割り当てられた各音声第
2中間周波数よりも、該特定音声第2中間周波数分だけ
高い発振周波数で発振するものであり、 混合回路(20)は、前記n種類の音声第2中間周波数
出力が共通に、また、前記局部発振回路(32,34)
出力が、それぞれ、入力されるものであり、 帯域通過フィルタ(36)は、当該特定音声第2中間周
波数を帯域通過周波数として、混合回路(20)出力が
入力されるものであり、 音声検波回路(26)は、帯域通過フィルタ(36)か
らの通過出力を検波して音声出力を出力するものである
ことを特徴とするテレビジョン信号受信機の音声第2中
間周波数変換回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3206912A JPH0548990A (ja) | 1991-08-19 | 1991-08-19 | テレビジヨン信号受信機の音声第2中間周波数変換回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3206912A JPH0548990A (ja) | 1991-08-19 | 1991-08-19 | テレビジヨン信号受信機の音声第2中間周波数変換回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0548990A true JPH0548990A (ja) | 1993-02-26 |
Family
ID=16531140
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3206912A Pending JPH0548990A (ja) | 1991-08-19 | 1991-08-19 | テレビジヨン信号受信機の音声第2中間周波数変換回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0548990A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6094229A (en) * | 1995-12-26 | 2000-07-25 | Kabushiki Kaisha Toshiba | IF signal processing circuit for video signal and sound system form in one integrated circuit |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0231575A (ja) * | 1988-07-21 | 1990-02-01 | Sharp Corp | テレビジョン受像機の音声判別回路 |
-
1991
- 1991-08-19 JP JP3206912A patent/JPH0548990A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0231575A (ja) * | 1988-07-21 | 1990-02-01 | Sharp Corp | テレビジョン受像機の音声判別回路 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6094229A (en) * | 1995-12-26 | 2000-07-25 | Kabushiki Kaisha Toshiba | IF signal processing circuit for video signal and sound system form in one integrated circuit |
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