JPH0548796U - 使用済タオルカゴ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 限られたスペースの衛生設備室において、使
用済みのタオルのカゴを、利用者がゴミや汚物入れと間
違わず、しかも邪魔にならない空間に違和感なく設置す
ること。 【構成】 限られたスペースに便器１７、洗面器ユニッ
ト６等を備えた衛生設備室１において、前記洗面器ユニ
ット６のカウンター２２の下に、このカウンター２２の
形状に合せて使用済みのタオルを収納するタオルカゴ２
３を設けたことを特徴とする。又、このタオルカゴ２３
の少なくとも上面を開口２４し、カウンター２２下の前
面板１９に係止した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、トイレ、洗面所等の衛生設備室に設ける使用済みタオルカゴに関す る。

【０００２】

【従来の技術】

スペースに余裕のある化粧室の洗面カウンターの下に床置きのタオルハンパー を設置したり、バスルームの脱衣室に脱衣カゴを置くことがある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ホテルの洗面器付のバスルーム等ではハンドタオル、フェイスタオル等が置か れ、１回使ったタオルは洗面器のカウンター下等に設置したバスッケットに入れ るようにしている場合が多い。同様なサービスを手洗い器付のトイレで行なおう とする場合、バスルームに較べて狭いため、使用済みのタオルの処理のために既 存の形状のバスケットを置くスペースが十分にとれない。又、壁やカウンターに カゴを組込んで投入口を除いて外から見えないようにすると、ごみ箱と間違われ て使われる虞があり、好ましくない。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために本考案は、限られたスペースに便器、洗面器ユニッ ト等を備えた衛生設備室において、前記洗面器ユニットのカウンターの下に、こ のカウンターの形状に合せて使用済みのタオルを収納するタオルカゴを設けた。 又、このタオルカゴの少なくとも上面を開口し、カウンター下の前面板に係止し た。

【０００５】

【作用】

上記手段によれば、タオルカゴはカウンターの形状に合せた形態となって邪魔 にならず、又、利用者が使用済みのタオルのカゴをダストボックスや汚物入れ等 と見間違える虞がない。

【０００６】

【実施例】

次に本考案の実施例を添付した図面により説明する。 図１は本考案の使用済みタオルカゴをトイレに備えた航空機の平面図、図２は トイレの斜視図、図３は使用済みタオルカゴの正面図である。 図で１は旅客用大型航空機２のトイレを示し、トイレ１は通路３に面して図示 せざるドアによって個室タイプに形成したものが複数並んでいる。トイレ１内に は胴体をなす壁４側に洗面器５を備えた洗面器ユニット６を配設し、この洗面器 洗面器ユニット６を臨む壁４に化粧ユニット７を取付けてある。

【０００７】 化粧ユニット７には、中央の化粧鏡８の周囲に小物収納棚９、１０、おしぼり 収納棚１１、タオル収納棚１２、ペーパータオル収納棚１３、紙コップホルダー １４、ハンドドライヤー（１５はその温風吹出し口）等を組込んである。これに よって航空機２の狭いトイレ１内の凹凸を小さくして、スペースを有効に活用出 来る様にすると共に、利用者が化粧ユニット７の前に立った時、手洗い、洗面、 化粧等に必要な備品や機能を一目で見渡すことが出来、使い勝手がよい。

【０００８】 洗面器ユニット６と直角に、図２の向って左の仕切り壁１６側に蓋付の腰掛便 器１７を設け、腰掛便器１７の両側には同じく蓋付の袖１８を設けて、一方の袖 １８が洗面器ユニット６の前面板１９に接するようにする。又、腰掛便器１７及 び両側の袖１８は、夫々蓋を閉めると面一のベンチ状になる様に形成する。

【０００９】 前面板１９には、洗面器ユニット６内に設けた図示せざる汚物入れの汚物投入 口２０を形成し、この汚物投入口２０の右斜上には、トイレットペーパー２１の ロールを取付けてある。トイレットペーパー２１より上方の前面板１９と洗面器 ユニット６のカウンター２２の境には操作パネル２３を配設し、使用後の腰掛便 器１７に洗浄水を流すためのボタンや、化粧ユニット６に設けた前述のハンドド ライヤー等の操作ボタンを設けている。

【００１０】 カウンター２２の洗面器５を設けた部分は、図２に示す様に平面視手前に張り 出して屈曲しており、このカウンター２２の下の従来はデッドスペースとなって いた空間を利用して、使用済みのタオルを収納するタオルカゴ２３を設けている 。タオルカゴ２３は、図４に示す様にカウンター２２の屈曲部のカーブの形状に 合せて平面視扇型となるように形成し、全面板１９と一体感のある構成にすると 共に、この扇型の側面が腰掛便器１７側に面するようになっている。尚、タオル カゴ２３はカウンター２２の形状に応じて、図５に示す様に平面視三角形に形成 してもよい。又、タオルカゴ２３は、使用済みのタオルが外へ落ちない程度の目 の粗い籠にして、中の使用済みタオルがよく見える様に成っているので、普通の ダストボックスや汚物入れと見間違うことが無い。

【００１１】 タオルカゴ２３は図２及び図３に示す様に、上面から扇型の側面の上部にかけ て大きな開口部２４となっており、利用者が使用済みのタオルを投入れ易くなっ ている。又、タオルカゴ２３は、カウンター２２下の前面板１９に設けたフック ２５に引っ掛けて保持し、トイレ１の床２６面から離すようにしている。これに よって床２６を掃除する際のメンテナンス性が向上し、回収の際にはタオルカゴ ２３を容易に取り外せる。

【００１２】 タオルカゴ２３の右側には洗面器ユニット６内の図示せざるごみ箱の投入口２ ７を形成してある。更に図２の向って右の仕切り壁２８には、トイレ１の床２６ に回動自在に水平に展開できる着替えのためのフロアー２９を取付けてある。

【００１３】

【考案の効果】

以上詳述した様に本考案によれば、限られたスペースの衛生設備室でも、使用 済みのタオルのカゴを、利用者がゴミや汚物入れと間違わず、しかも邪魔になら ない空間に違和感なく設置することが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の使用済みタオルカゴをトイレに備えた
航空機の平面図である。

【図２】同じくトイレの斜視図である。

【図３】同じく使用済みタオルカゴの正面図である。

【図４】同じく平面図である。

【図５】使用済みタオルカゴの別実施例の平面図であ
る。

【符号の説明】

１ 衛生設備室 ６ 洗面器ユニット １７ 腰掛便器 １９ 前面板 ２２ カウンター ２３ タオルカゴ ２４ タオルカゴの開口部

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 限られたスペースに便器、洗面器ユニッ
   ト等を備えた衛生設備室において、前記洗面器ユニット
   のカウンターの下に、このカウンターの形状に合せて使
   用済みのタオルを収納するタオルカゴを設けたことを特
   徴とする使用済タオルカゴ。
2. 【請求項２】 前記タオルカゴの少なくとも上面を開口
   したことを特徴とする請求項１に記載の使用済タオルカ
   ゴ。
3. 【請求項３】 前記タオルカゴは、カウンター下の前面
   板に係止したことを特徴とする請求項１に記載の使用済
   タオルカゴ。