JPH0548452A - 周波数シンセサイザおよびパルス列発生器 - Google Patents
周波数シンセサイザおよびパルス列発生器Info
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- JPH0548452A JPH0548452A JP3205925A JP20592591A JPH0548452A JP H0548452 A JPH0548452 A JP H0548452A JP 3205925 A JP3205925 A JP 3205925A JP 20592591 A JP20592591 A JP 20592591A JP H0548452 A JPH0548452 A JP H0548452A
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- frequency
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- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、マイクロ波帯の周波数シンセサイ
ザおよび1つのパルスから複数のパルスを生成するパル
ス列発生器に関し、基準信号周波数を高く保持したまま
周波数可変最小ステップ幅を小さくすることを目的とす
る。 【構成】 周波数制御端子に入力される制御信号によっ
て発振周波数が制御され、設定された周波数の信号を出
力する電圧制御発振器と、電圧制御発振器の出力信号を
分岐して取り込み、設定される分周比に応じて対応する
周波数のパルスに変換する可変分周器と、可変分周器の
出力パルスと基準信号との位相差に対応した信号を出力
する位相比較器と、位相比較器の出力信号を電圧制御発
振器の周波数制御端子に帰還接続するループフィルタと
を備えた周波数シンセサイザにおいて、可変分周器と位
相比較器との間に、可変分周器の出力パルスが1個入力
されるごとに、複数個のパルスを発生させるパルス列発
生器を備える。
ザおよび1つのパルスから複数のパルスを生成するパル
ス列発生器に関し、基準信号周波数を高く保持したまま
周波数可変最小ステップ幅を小さくすることを目的とす
る。 【構成】 周波数制御端子に入力される制御信号によっ
て発振周波数が制御され、設定された周波数の信号を出
力する電圧制御発振器と、電圧制御発振器の出力信号を
分岐して取り込み、設定される分周比に応じて対応する
周波数のパルスに変換する可変分周器と、可変分周器の
出力パルスと基準信号との位相差に対応した信号を出力
する位相比較器と、位相比較器の出力信号を電圧制御発
振器の周波数制御端子に帰還接続するループフィルタと
を備えた周波数シンセサイザにおいて、可変分周器と位
相比較器との間に、可変分周器の出力パルスが1個入力
されるごとに、複数個のパルスを発生させるパルス列発
生器を備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロ波帯の周波数
シンセサイザ、およびこの周波数シンセサイザにおいて
1つのパルスから複数のパルスを生成するパルス列発生
器に関する。
シンセサイザ、およびこの周波数シンセサイザにおいて
1つのパルスから複数のパルスを生成するパルス列発生
器に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、従来の周波数シンセサイザの
構成例を示すブロック図である。図において、入力端子
41から入力された基準信号は、位相比較器42の一方
の入力端子に入力され、その出力はループフィルタ43
を介して電圧制御発振器(VCO)44の周波数制御端
子に入力される。電圧制御発振器44の出力は、マイク
ロ波出力として出力端子45から取り出されるとともに
可変分周器46に入力される。可変分周器46で周波数
分周された信号は、位相比較器42の他方の入力端子に
帰還接続され、位相同期ループが構成される。
構成例を示すブロック図である。図において、入力端子
41から入力された基準信号は、位相比較器42の一方
の入力端子に入力され、その出力はループフィルタ43
を介して電圧制御発振器(VCO)44の周波数制御端
子に入力される。電圧制御発振器44の出力は、マイク
ロ波出力として出力端子45から取り出されるとともに
可変分周器46に入力される。可変分周器46で周波数
分周された信号は、位相比較器42の他方の入力端子に
帰還接続され、位相同期ループが構成される。
【0003】このように、電圧制御発振器44の出力を
分周した後に基準信号との位相比較を行い、その誤差に
比例した出力をループフィルタ43を介して電圧制御発
振器44の周波数制御入力として与える構成により、出
力端子45には基準信号に同期した高安定なマイクロ波
出力を取り出すことができる。すなわち、例えば電圧制
御発振器44に発振周波数あるいは発振位相が時間軸上
で細かくゆらぐジッタがあっても、この位相同期ループ
によってジッタが抑圧される方向に帰還がかかるので、
同期状態では出力端子45にジッタの少ない(位相雑音
の低い)マイクロ波出力を得ることができる。
分周した後に基準信号との位相比較を行い、その誤差に
比例した出力をループフィルタ43を介して電圧制御発
振器44の周波数制御入力として与える構成により、出
力端子45には基準信号に同期した高安定なマイクロ波
出力を取り出すことができる。すなわち、例えば電圧制
御発振器44に発振周波数あるいは発振位相が時間軸上
で細かくゆらぐジッタがあっても、この位相同期ループ
によってジッタが抑圧される方向に帰還がかかるので、
同期状態では出力端子45にジッタの少ない(位相雑音
の低い)マイクロ波出力を得ることができる。
【0004】ところで、マイクロ波出力周波数は、マイ
クロ波出力周波数=基準信号周波数×分周比という関係
があるので、可変分周器46の分周比Nを切り替えるこ
とによりマイクロ波出力周波数の切り替えが可能にな
る。ここで、分周比Nは整数であるので、周波数シンセ
サイザとしての分解能、すなわち周波数可変最小ステッ
プ幅は基準信号周波数に等しい。したがって、周波数可
変最小ステップ幅を小さくするには、基準信号周波数を
低くし、分周比Nを大きな値に設定すればよい。
クロ波出力周波数=基準信号周波数×分周比という関係
があるので、可変分周器46の分周比Nを切り替えるこ
とによりマイクロ波出力周波数の切り替えが可能にな
る。ここで、分周比Nは整数であるので、周波数シンセ
サイザとしての分解能、すなわち周波数可変最小ステッ
プ幅は基準信号周波数に等しい。したがって、周波数可
変最小ステップ幅を小さくするには、基準信号周波数を
低くし、分周比Nを大きな値に設定すればよい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、基準信号周
波数を低くすると、同じジッタであっても位相角に換算
すると相対的に小さな値になり、位相比較器の検波感度
が実効上で劣化したのと等価になって周波数シンセサイ
ザの位相雑音が増加する。なお、実験的には基準信号周
波数が半分になると、位相雑音が6dB劣化することが知
られている( T.Ohira et al:"Dual-chip GaAs monolit
hic integration Ku-band phase-locked-loop microwav
e synthesizer",IEEE Trans. MicrowaveTheory & Tec
h.,vol.38,no.9,pp.1204-1209,Sept.1990.) 。
波数を低くすると、同じジッタであっても位相角に換算
すると相対的に小さな値になり、位相比較器の検波感度
が実効上で劣化したのと等価になって周波数シンセサイ
ザの位相雑音が増加する。なお、実験的には基準信号周
波数が半分になると、位相雑音が6dB劣化することが知
られている( T.Ohira et al:"Dual-chip GaAs monolit
hic integration Ku-band phase-locked-loop microwav
e synthesizer",IEEE Trans. MicrowaveTheory & Tec
h.,vol.38,no.9,pp.1204-1209,Sept.1990.) 。
【0006】すなわち、周波数シンセサイザにおいて、
可変分周器の分周比を小さくし、位相比較器で比較対象
となる基準信号周波数を高くすることにより位相雑音は
低下するが、周波数可変最小ステップ幅が大きくなって
しまう。一方、同じ出力周波数を得る場合に、周波数可
変最小ステップ幅を小さくするために可変分周器の分周
比を大きくし、基準信号周波数を低くすることが行われ
るが、位相雑音が大きくなる。このように、周波数シン
セサイザにおける位相雑音の低減化と周波数可変最小ス
テップ幅の縮小化はトレードオフの関係にある。
可変分周器の分周比を小さくし、位相比較器で比較対象
となる基準信号周波数を高くすることにより位相雑音は
低下するが、周波数可変最小ステップ幅が大きくなって
しまう。一方、同じ出力周波数を得る場合に、周波数可
変最小ステップ幅を小さくするために可変分周器の分周
比を大きくし、基準信号周波数を低くすることが行われ
るが、位相雑音が大きくなる。このように、周波数シン
セサイザにおける位相雑音の低減化と周波数可変最小ス
テップ幅の縮小化はトレードオフの関係にある。
【0007】本発明は、位相比較器に入力される基準信
号周波数を高く保持したまま周波数可変最小ステップ幅
を小さくすることができる周波数シンセサイザおよびそ
れに用いるパルス列発生器を提供することを目的とす
る。
号周波数を高く保持したまま周波数可変最小ステップ幅
を小さくすることができる周波数シンセサイザおよびそ
れに用いるパルス列発生器を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の周波数
シンセサイザは、周波数制御端子に入力される制御信号
によって発振周波数が制御され、設定された周波数の信
号を出力する電圧制御発振器と、前記電圧制御発振器の
出力信号を分岐して取り込み、設定される分周比に応じ
て対応する周波数のパルスに変換する可変分周器と、前
記可変分周器の出力パルスと基準信号との位相差に対応
した信号を出力する位相比較器と、前記位相比較器の出
力信号を前記電圧制御発振器の周波数制御端子に帰還接
続するループフィルタとを備えた周波数シンセサイザに
おいて、前記可変分周器と前記位相比較器との間に、前
記可変分周器の出力パルスが1個入力されるごとに、複
数個のパルスを発生させるパルス列発生器を備えたこと
を特徴とする。
シンセサイザは、周波数制御端子に入力される制御信号
によって発振周波数が制御され、設定された周波数の信
号を出力する電圧制御発振器と、前記電圧制御発振器の
出力信号を分岐して取り込み、設定される分周比に応じ
て対応する周波数のパルスに変換する可変分周器と、前
記可変分周器の出力パルスと基準信号との位相差に対応
した信号を出力する位相比較器と、前記位相比較器の出
力信号を前記電圧制御発振器の周波数制御端子に帰還接
続するループフィルタとを備えた周波数シンセサイザに
おいて、前記可変分周器と前記位相比較器との間に、前
記可変分周器の出力パルスが1個入力されるごとに、複
数個のパルスを発生させるパルス列発生器を備えたこと
を特徴とする。
【0009】請求項2に記載のパルス列発生器は、入力
パルスを一方の端子に取り込み、その入力パルスと他方
の端子に入力されるパルスとの論理和をとり、その論理
和パルスを出力するとともに所定の遅延を与えて前記他
方の端子に入力させ、前記入力パルスの間に新たなパル
スを埋めるパルス列発生ループと、前記パルス列発生ル
ープを回るパルスの数を計数し、それが所定値になって
から次の入力パルスが与えられて所定時間が経過するま
で、前記パルス列発生ループを回るパルス列をマスクす
るパルス列中断手段とを備えたことを特徴とする。
パルスを一方の端子に取り込み、その入力パルスと他方
の端子に入力されるパルスとの論理和をとり、その論理
和パルスを出力するとともに所定の遅延を与えて前記他
方の端子に入力させ、前記入力パルスの間に新たなパル
スを埋めるパルス列発生ループと、前記パルス列発生ル
ープを回るパルスの数を計数し、それが所定値になって
から次の入力パルスが与えられて所定時間が経過するま
で、前記パルス列発生ループを回るパルス列をマスクす
るパルス列中断手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】請求項3に記載のパルス列発生器は、入力
パルスを一方の端子に取り込み、その入力パルスと他方
の端子に入力されるパルスとの否定論理和をとる第1の
否定論理和手段と、前記入力パルスに所定の遅延を与え
る第1の遅延手段と、前記第1の否定論理和手段から出
力される否定論理和パルスと、前記第1の遅延手段から
出力されるパルスとの否定論理和をとり、その否定論理
和パルスを出力する第2の否定論理和手段と、前記第2
の否定論理和手段から出力される否定論理和パルスに所
定の遅延を与えて前記第1の否定論理和手段の他方の端
子に入力させる第2の遅延手段とを備えたことを特徴と
する。
パルスを一方の端子に取り込み、その入力パルスと他方
の端子に入力されるパルスとの否定論理和をとる第1の
否定論理和手段と、前記入力パルスに所定の遅延を与え
る第1の遅延手段と、前記第1の否定論理和手段から出
力される否定論理和パルスと、前記第1の遅延手段から
出力されるパルスとの否定論理和をとり、その否定論理
和パルスを出力する第2の否定論理和手段と、前記第2
の否定論理和手段から出力される否定論理和パルスに所
定の遅延を与えて前記第1の否定論理和手段の他方の端
子に入力させる第2の遅延手段とを備えたことを特徴と
する。
【0011】
【作用】請求項1に記載の周波数シンセサイザは、可変
分周器の分周比が大きな値に設定されても、パルス列発
生器によって可変分周器の出力パルス間に新たなM個の
パルスが埋められ、可変分周器の出力パルス1個に対し
てM+1個のパルス列になる。このとき、実質的に分周
比を1/(M+1)に小さく設定した場合と等価にな
り、それに伴って基準信号周波数を高く設定することが
できるとともに、周波数可変最小ステップ幅は基準信号
周波数の1/(M+1)に小さくすることが可能にな
る。
分周器の分周比が大きな値に設定されても、パルス列発
生器によって可変分周器の出力パルス間に新たなM個の
パルスが埋められ、可変分周器の出力パルス1個に対し
てM+1個のパルス列になる。このとき、実質的に分周
比を1/(M+1)に小さく設定した場合と等価にな
り、それに伴って基準信号周波数を高く設定することが
できるとともに、周波数可変最小ステップ幅は基準信号
周波数の1/(M+1)に小さくすることが可能にな
る。
【0012】すなわち、位相比較器に入力される基準信
号周波数を高く保持したまま周波数可変最小ステップ幅
を小さくすることが可能になる。請求項2に記載のパル
ス列発生器は、パルス列発生ループによって入力パルス
から新たなパルスを発生させ、入力パルスを含めてパル
ス列を作る。しかし、入力パルスから次のパルスを作る
遅延時間が入力パルスの周期に対して整数倍の関係にす
ることが困難であり、そのままでは新たに発生させたパ
ルスが入力パルス間を埋め尽くしてパルス列を構成しな
くなる。そこで、パルス列中断手段が、パルス列発生ル
ープのパルスの流れを一時的にマスクし、常に入力パル
スを基準に新たなパルスを発生させることにより、恒常
的なパルス列を発生させることができる。
号周波数を高く保持したまま周波数可変最小ステップ幅
を小さくすることが可能になる。請求項2に記載のパル
ス列発生器は、パルス列発生ループによって入力パルス
から新たなパルスを発生させ、入力パルスを含めてパル
ス列を作る。しかし、入力パルスから次のパルスを作る
遅延時間が入力パルスの周期に対して整数倍の関係にす
ることが困難であり、そのままでは新たに発生させたパ
ルスが入力パルス間を埋め尽くしてパルス列を構成しな
くなる。そこで、パルス列中断手段が、パルス列発生ル
ープのパルスの流れを一時的にマスクし、常に入力パル
スを基準に新たなパルスを発生させることにより、恒常
的なパルス列を発生させることができる。
【0013】請求項3に記載のパルス列発生器は、第1
の否定論理和手段,第1の遅延手段および第2の否定論
理和手段により、第1の遅延手段の遅延時間で決まる幅
をもった最初のパルスが生成される。以下、第1の否定
論理和手段,第2の否定論理和手段および第2の遅延手
段により構成されるパルス列発生ループにより、最初に
生成されたパルスをもとに、新たなパルスを発生させて
パルス列が作られる。ここで、第1の遅延手段を介して
第2の否定論理和手段に入力パルスが与えられると、パ
ルス列発生ループで生成されていたパルス列にリセット
がかかり、改めてその入力パルスを基準に上述のパルス
列生成過程が繰り返される。したがって、恒常的なパル
ス列を発生させることができる。
の否定論理和手段,第1の遅延手段および第2の否定論
理和手段により、第1の遅延手段の遅延時間で決まる幅
をもった最初のパルスが生成される。以下、第1の否定
論理和手段,第2の否定論理和手段および第2の遅延手
段により構成されるパルス列発生ループにより、最初に
生成されたパルスをもとに、新たなパルスを発生させて
パルス列が作られる。ここで、第1の遅延手段を介して
第2の否定論理和手段に入力パルスが与えられると、パ
ルス列発生ループで生成されていたパルス列にリセット
がかかり、改めてその入力パルスを基準に上述のパルス
列生成過程が繰り返される。したがって、恒常的なパル
ス列を発生させることができる。
【0014】
【実施例】図1は、本発明の周波数シンセサイザの実施
例構成を示すブロック図である。図において、入力端子
41から入力された基準信号は、位相比較器42の一方
の入力端子に入力され、その出力はループフィルタ43
を介して電圧制御発振器(VCO)44の周波数制御端
子に入力される。電圧制御発振器44の出力は、マイク
ロ波出力として出力端子45から取り出されるとともに
可変分周器46に入力される。可変分周器46で周波数
分周された信号は、本発明の特徴とするパルス列発生器
11を介して位相比較器42の他方の入力端子に帰還接
続され、位相同期ループが構成される。
例構成を示すブロック図である。図において、入力端子
41から入力された基準信号は、位相比較器42の一方
の入力端子に入力され、その出力はループフィルタ43
を介して電圧制御発振器(VCO)44の周波数制御端
子に入力される。電圧制御発振器44の出力は、マイク
ロ波出力として出力端子45から取り出されるとともに
可変分周器46に入力される。可変分周器46で周波数
分周された信号は、本発明の特徴とするパルス列発生器
11を介して位相比較器42の他方の入力端子に帰還接
続され、位相同期ループが構成される。
【0015】可変分周器46と位相比較器42との間に
設けられるパルス列発生器11は、可変分周器46の出
力パルスの間に新たにM個(Mは1以上の整数)のパル
スを発生する構成であるので、分周比Nを1/(M+
1)にして周波数アップしたことと等価になる。すなわ
ち、電圧制御発振器44の発振周波数をfVCO 、基準信
号周波数をfREF とすると、 fVCO =(N/(M+1))・fREF となる。これは、分周比Nを変化させることによりf
REF /(M+1)の単位で発振周波数fVCO を可変でき
ることを示しており、可変分周器46の分周比Nが等価
的にN/(M+1)に小さくなっても周波数可変最小ス
テップ幅が大きくならない本発明の特徴を示している。
したがって、同じ周波数可変最小ステップ幅を実現する
従来の周波数シンセサイザに比べて、基準信号周波数f
REF をM+1倍にできる本発明の周波数シンセサイザで
は、位相比較器42の検波感度がM+1倍になり、良好
な位相雑音特性を得ることができる。
設けられるパルス列発生器11は、可変分周器46の出
力パルスの間に新たにM個(Mは1以上の整数)のパル
スを発生する構成であるので、分周比Nを1/(M+
1)にして周波数アップしたことと等価になる。すなわ
ち、電圧制御発振器44の発振周波数をfVCO 、基準信
号周波数をfREF とすると、 fVCO =(N/(M+1))・fREF となる。これは、分周比Nを変化させることによりf
REF /(M+1)の単位で発振周波数fVCO を可変でき
ることを示しており、可変分周器46の分周比Nが等価
的にN/(M+1)に小さくなっても周波数可変最小ス
テップ幅が大きくならない本発明の特徴を示している。
したがって、同じ周波数可変最小ステップ幅を実現する
従来の周波数シンセサイザに比べて、基準信号周波数f
REF をM+1倍にできる本発明の周波数シンセサイザで
は、位相比較器42の検波感度がM+1倍になり、良好
な位相雑音特性を得ることができる。
【0016】図2は、本発明の周波数シンセサイザに用
いられる請求項2に記載のパルス列発生器の第一実施例
の構成を示すブロック図である。図において、入力端子
21から入力されたパルスは第1のノアゲート22に
入力され、そのノア出力(NOR)が第1の遅延線2
3に入力され、オア出力(OR)が出力端子24に出
力される。第1の遅延線23の出力は、第2のノアゲ
ート25に入力され、そのノア出力(NOR)が第1
のノアゲート22に入力される。また、パルスは第2
の遅延線26に入力され、その出力がカウンタ27の
リセット端子に入力される。カウンタ27は、第1の遅
延線23の出力によってアップカウントし、カウンタ
出力を第2のノアゲート25に出力する。
いられる請求項2に記載のパルス列発生器の第一実施例
の構成を示すブロック図である。図において、入力端子
21から入力されたパルスは第1のノアゲート22に
入力され、そのノア出力(NOR)が第1の遅延線2
3に入力され、オア出力(OR)が出力端子24に出
力される。第1の遅延線23の出力は、第2のノアゲ
ート25に入力され、そのノア出力(NOR)が第1
のノアゲート22に入力される。また、パルスは第2
の遅延線26に入力され、その出力がカウンタ27の
リセット端子に入力される。カウンタ27は、第1の遅
延線23の出力によってアップカウントし、カウンタ
出力を第2のノアゲート25に出力する。
【0017】ここで、第1のノアゲート22,第1の遅
延線23および第2のノアゲート25により形成される
パルス列発生ループにより、入力端子21から入力され
たパルスの間を埋めるパルス列が、パルスとともに
出力端子24から出力される。しかし、第1の遅延線2
3の遅延時間をパルスの周期のちょうど整数倍に設定
することは極めて困難であるので、そのずれがパルス列
発生ループを回ることによって重なり、いずれ出力端子
24に出力されるオア出力が「ハイ」に固定されてし
まう。第2の遅延線26およびカウンタ27は、オア出
力の「ハイ」固定を回避するために、第1の遅延線2
3の出力を計数してそれが所定値になったことを示す
カウンタ出力を出力してから、第2の遅延線26の出
力によってカウンタ27がリセットされるまでの一定
時間、カウンタ出力を「ハイ」にしてパルス列発生ル
ープをパルス列が伝わらないようにマスクする。
延線23および第2のノアゲート25により形成される
パルス列発生ループにより、入力端子21から入力され
たパルスの間を埋めるパルス列が、パルスとともに
出力端子24から出力される。しかし、第1の遅延線2
3の遅延時間をパルスの周期のちょうど整数倍に設定
することは極めて困難であるので、そのずれがパルス列
発生ループを回ることによって重なり、いずれ出力端子
24に出力されるオア出力が「ハイ」に固定されてし
まう。第2の遅延線26およびカウンタ27は、オア出
力の「ハイ」固定を回避するために、第1の遅延線2
3の出力を計数してそれが所定値になったことを示す
カウンタ出力を出力してから、第2の遅延線26の出
力によってカウンタ27がリセットされるまでの一定
時間、カウンタ出力を「ハイ」にしてパルス列発生ル
ープをパルス列が伝わらないようにマスクする。
【0018】以下、図3に示すタイムチャートを参照
し、各部の動作を具体的数値に基づいて説明する。入力
端子21から入力されるパルスの周波数を20MHz、デ
ューティ比を5%とする。また、第1の遅延線23の遅
延時間を17.5ns、第2の遅延線26の遅延時間を10nsと
し、カウンタ27はアップエッジ動作の2進カウンタで
リセット機能をもち、ここでは第1の遅延線23の出力
のアップエッジが入力されるごとにアップカウントを
行い、それが「2」を計数して最下位桁の1つ上の桁に
「1」がたったとき、それをカウンタ出力として取り
出す。
し、各部の動作を具体的数値に基づいて説明する。入力
端子21から入力されるパルスの周波数を20MHz、デ
ューティ比を5%とする。また、第1の遅延線23の遅
延時間を17.5ns、第2の遅延線26の遅延時間を10nsと
し、カウンタ27はアップエッジ動作の2進カウンタで
リセット機能をもち、ここでは第1の遅延線23の出力
のアップエッジが入力されるごとにアップカウントを
行い、それが「2」を計数して最下位桁の1つ上の桁に
「1」がたったとき、それをカウンタ出力として取り
出す。
【0019】パルスが入力されカウンタ出力が「ロ
ー」の間、パルス列発生ループによって、最初のパルス
の入力タイミングから17.5nsと17.5×2=35nsのとこ
ろに新たなパルスが発生する(図中a,bのパルス)。
この2つの新たなパルスが発生した時点でカウンタ出力
が「ハイ」となり、17.5×3=52.5nsのパルスは第2
のノアゲート25の出力として伝わらず、出力端子2
4には50nsごとに入力される次のパルスが第1のノア
ゲート22のオア出力として現れる(図中cのパル
ス)。カウンタ27は、この次のパルスを10ns遅延さ
せた第2の遅延線26の出力によりリセットされてカ
ウンタ出力が「ロー」となる。したがって、パルス列
発生ループはパルスが伝達する状態となり、次のパルス
の入力タイミングから17.5nsと17.5×2=35nsのとこ
ろ(最初のパルスの入力タイミングから50+17.5=6
7.5nsと50+17.5×2=85nsのところ)に新たなパルス
が発生する(図中d,eのパルス)。以下同様である。
ー」の間、パルス列発生ループによって、最初のパルス
の入力タイミングから17.5nsと17.5×2=35nsのとこ
ろに新たなパルスが発生する(図中a,bのパルス)。
この2つの新たなパルスが発生した時点でカウンタ出力
が「ハイ」となり、17.5×3=52.5nsのパルスは第2
のノアゲート25の出力として伝わらず、出力端子2
4には50nsごとに入力される次のパルスが第1のノア
ゲート22のオア出力として現れる(図中cのパル
ス)。カウンタ27は、この次のパルスを10ns遅延さ
せた第2の遅延線26の出力によりリセットされてカ
ウンタ出力が「ロー」となる。したがって、パルス列
発生ループはパルスが伝達する状態となり、次のパルス
の入力タイミングから17.5nsと17.5×2=35nsのとこ
ろ(最初のパルスの入力タイミングから50+17.5=6
7.5nsと50+17.5×2=85nsのところ)に新たなパルス
が発生する(図中d,eのパルス)。以下同様である。
【0020】なお、ここに示す数値例では、入力端子2
1からパルスが1個入力されるごとに、次のパルス
との間に新たな2個のパルスを発生させることができる
が、この新たなパルス発生数は第1の遅延線23の遅延
時間に応じたものである。したがって、例えばパルスの
発生個数を増やすには第1の遅延線23の遅延時間を小
さくすればよいが、その発生個数に応じてカウンタ出力
を取り出すカウンタ27の桁位置を上位側に移し、第
2の遅延線26の遅延時間を適宜設定することが必要で
ある。
1からパルスが1個入力されるごとに、次のパルス
との間に新たな2個のパルスを発生させることができる
が、この新たなパルス発生数は第1の遅延線23の遅延
時間に応じたものである。したがって、例えばパルスの
発生個数を増やすには第1の遅延線23の遅延時間を小
さくすればよいが、その発生個数に応じてカウンタ出力
を取り出すカウンタ27の桁位置を上位側に移し、第
2の遅延線26の遅延時間を適宜設定することが必要で
ある。
【0021】図4は、パルス列発生器の第一実施例を実
際のICを用いて構成した実験結果を示す図である。こ
こでは、ノアゲート22,25としてはMECLの「MC
10102 」、2進のカウンタ27としては「MC10H016」を
用いた。また、入力端子21から入力されるパルスは
10MHz、デューティ比13%とし、第1の遅延線23の遅
延時間を36ns、第2の遅延線26の遅延時間を25nsとし
た。
際のICを用いて構成した実験結果を示す図である。こ
こでは、ノアゲート22,25としてはMECLの「MC
10102 」、2進のカウンタ27としては「MC10H016」を
用いた。また、入力端子21から入力されるパルスは
10MHz、デューティ比13%とし、第1の遅延線23の遅
延時間を36ns、第2の遅延線26の遅延時間を25nsとし
た。
【0022】図において、,,は、それぞれ図3
に示す入力端子21から入力されるパルス,カウンタ
出力,出力端子24に取り出される第1のノアゲート
22のオア出力に対応する。ここに示すように、パル
スが入力されるごとに、2個のパルスを新たに発生し
て出力端子24に出力していることがわかる。
に示す入力端子21から入力されるパルス,カウンタ
出力,出力端子24に取り出される第1のノアゲート
22のオア出力に対応する。ここに示すように、パル
スが入力されるごとに、2個のパルスを新たに発生し
て出力端子24に出力していることがわかる。
【0023】なお、入力端子21から入力されるパルス
の間に新たに挿入される最後のパルスと次の入力パル
スの間隔が他のパルス間に比べて狭まり、図3あるいは
図4に示すようにパルスの入力ごとに位相ずれが発生
する。
の間に新たに挿入される最後のパルスと次の入力パル
スの間隔が他のパルス間に比べて狭まり、図3あるいは
図4に示すようにパルスの入力ごとに位相ずれが発生
する。
【0024】ここで、出力端子24に取り出される第1
のノアゲート22のオア出力の周波数スペクトラムを
スペクトラムアナライザにより測定した結果を図5に示
すが、入力端子21から入力されるパルス(周波数10
MHz)の3倍波の30MHzの成分が一番大きくなっている
ことから、上述のパルス列発生器を本発明の周波数シン
セサイザに用いても所期の機能を果たすことがわかる。
のノアゲート22のオア出力の周波数スペクトラムを
スペクトラムアナライザにより測定した結果を図5に示
すが、入力端子21から入力されるパルス(周波数10
MHz)の3倍波の30MHzの成分が一番大きくなっている
ことから、上述のパルス列発生器を本発明の周波数シン
セサイザに用いても所期の機能を果たすことがわかる。
【0025】また、本実施例では、パルス列発生ループ
を形成する論理回路として2つのノアゲート22,25
を用いた構成となっているが、他の論理回路を用いても
同様の機能を果たすパルス列発生ループを形成すること
ができる。ここでは、第一実施例の論理関係をド・モル
ガンの定理により変換したパルス列発生器の第二実施例
の構成を図6に示し、その動作を説明するタイムチャー
トを図7に示す。
を形成する論理回路として2つのノアゲート22,25
を用いた構成となっているが、他の論理回路を用いても
同様の機能を果たすパルス列発生ループを形成すること
ができる。ここでは、第一実施例の論理関係をド・モル
ガンの定理により変換したパルス列発生器の第二実施例
の構成を図6に示し、その動作を説明するタイムチャー
トを図7に示す。
【0026】図6において、第一実施例に示す第1のノ
アゲート22および第2のノアゲート25をそれぞれオ
アゲート31およびアンドゲート32に置き換え、第一
実施例に示すカウンタ27をダウンエッジ動作でリセッ
ト入力時にカウンタ出力を「ハイ」にするカウンタ3
3に置き換え、オアゲート31のオア出力を出力端子
24に取り出すとともに第1の遅延線23に入力させる
ことにより、第一実施例と等価なパルス列発生器を実現
することができる。
アゲート22および第2のノアゲート25をそれぞれオ
アゲート31およびアンドゲート32に置き換え、第一
実施例に示すカウンタ27をダウンエッジ動作でリセッ
ト入力時にカウンタ出力を「ハイ」にするカウンタ3
3に置き換え、オアゲート31のオア出力を出力端子
24に取り出すとともに第1の遅延線23に入力させる
ことにより、第一実施例と等価なパルス列発生器を実現
することができる。
【0027】その動作は図7に示すように、第一の遅延
線23の出力と、カウンタ33のカウンタ出力の論
理が第一実施例に対して反転している他はまったく同様
であり、入力端子21からパルスが1個入力されるご
とに、次のパルスとの間に新たな2個のパルスを発生
させることができる。
線23の出力と、カウンタ33のカウンタ出力の論
理が第一実施例に対して反転している他はまったく同様
であり、入力端子21からパルスが1個入力されるご
とに、次のパルスとの間に新たな2個のパルスを発生
させることができる。
【0028】図8は、本発明の周波数シンセサイザに用
いられる請求項3に記載のパルス列発生器の実施例構成
を示すブロック図である。図において、入力端子21か
ら入力されたパルスは、第1の遅延線35に入力され
るとともに第1のノアゲート36に入力される。第1の
遅延線35の出力が第2のノアゲート37に入力さ
れ、そのノア出力(NOR)が出力端子24に出力さ
れるとともに、第2の遅延線38に入力される。第2の
遅延線38の出力は第1のノアゲート36に入力さ
れ、そのノア出力(NOR)が第2のノアゲート37
に入力される。ここで、第1のノアゲート36,第2の
ノアゲート37および第2の遅延線38により形成され
るパルス列発生ループにより、入力端子21からパルス
の入力に対して複数のパルスが生成され、出力端子2
4から出力される。
いられる請求項3に記載のパルス列発生器の実施例構成
を示すブロック図である。図において、入力端子21か
ら入力されたパルスは、第1の遅延線35に入力され
るとともに第1のノアゲート36に入力される。第1の
遅延線35の出力が第2のノアゲート37に入力さ
れ、そのノア出力(NOR)が出力端子24に出力さ
れるとともに、第2の遅延線38に入力される。第2の
遅延線38の出力は第1のノアゲート36に入力さ
れ、そのノア出力(NOR)が第2のノアゲート37
に入力される。ここで、第1のノアゲート36,第2の
ノアゲート37および第2の遅延線38により形成され
るパルス列発生ループにより、入力端子21からパルス
の入力に対して複数のパルスが生成され、出力端子2
4から出力される。
【0029】以下、図9に示すタイムチャートを参照
し、その動作について説明する。入力端子21から入力
されたパルスは、第1の遅延線35,第1のノアゲー
ト36および第2のノアゲート37により、まず第1の
遅延線35の遅延時間で決まる幅を持ったデューティ比
がさらに小さいパルス(ノア出力)に変換される(図
中斜線のパルス)。そのパルスは、第2の遅延線38の
遅延時間で決まる時間間隔でパルス列発生ループを回
り、第2のノアゲート37からノア出力として出力端
子24に取り出される。ここで、次のパルスが入力端
子21から入力されると、第1のノアゲート36の出力
が「ロー」となってパルス列発生ループをパルス列が
伝わらなくなる。結果として、入力端子21からパルス
が1個入力されるごとに、次のパルスとの間に新た
な複数個のパルスを発生させることができる。
し、その動作について説明する。入力端子21から入力
されたパルスは、第1の遅延線35,第1のノアゲー
ト36および第2のノアゲート37により、まず第1の
遅延線35の遅延時間で決まる幅を持ったデューティ比
がさらに小さいパルス(ノア出力)に変換される(図
中斜線のパルス)。そのパルスは、第2の遅延線38の
遅延時間で決まる時間間隔でパルス列発生ループを回
り、第2のノアゲート37からノア出力として出力端
子24に取り出される。ここで、次のパルスが入力端
子21から入力されると、第1のノアゲート36の出力
が「ロー」となってパルス列発生ループをパルス列が
伝わらなくなる。結果として、入力端子21からパルス
が1個入力されるごとに、次のパルスとの間に新た
な複数個のパルスを発生させることができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、位相比較
器に入力される基準信号周波数を高く保持したまま周波
数可変最小ステップ幅を小さくすることができ、低位相
雑音かつ高分解能の周波数シンセサイザを実現すること
ができる。したがって、無線通信機に搭載される局部発
振回路のように小さいチャネル間隔が要求される場合で
も、本発明の周波数シンセサイザを用いることにより良
好な位相雑音特性を実現することができる。
器に入力される基準信号周波数を高く保持したまま周波
数可変最小ステップ幅を小さくすることができ、低位相
雑音かつ高分解能の周波数シンセサイザを実現すること
ができる。したがって、無線通信機に搭載される局部発
振回路のように小さいチャネル間隔が要求される場合で
も、本発明の周波数シンセサイザを用いることにより良
好な位相雑音特性を実現することができる。
【図1】本発明の周波数シンセサイザの実施例構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図2】本発明の周波数シンセサイザに用いられる請求
項2に記載のパルス列発生器の第一実施例の構成を示す
ブロック図である。
項2に記載のパルス列発生器の第一実施例の構成を示す
ブロック図である。
【図3】請求項2に記載のパルス列発生器の第一実施例
の動作を説明するタイムチャートである。
の動作を説明するタイムチャートである。
【図4】請求項2に記載のパルス列発生器の第一実施例
を実際のICを用いて構成した実験結果を示す図であ
る。
を実際のICを用いて構成した実験結果を示す図であ
る。
【図5】請求項2に記載のパルス列発生器の第一実施例
の出力信号の周波数スペクトラムを示す図である。
の出力信号の周波数スペクトラムを示す図である。
【図6】本発明の周波数シンセサイザに用いられる請求
項2に記載のパルス列発生器の第二実施例の構成を示す
ブロック図である。
項2に記載のパルス列発生器の第二実施例の構成を示す
ブロック図である。
【図7】請求項2に記載のパルス列発生器の第二実施例
の動作を説明するタイムチャートである。
の動作を説明するタイムチャートである。
【図8】本発明の周波数シンセサイザに用いられる請求
項3に記載のパルス列発生器の実施例構成を示すブロッ
ク図である。
項3に記載のパルス列発生器の実施例構成を示すブロッ
ク図である。
【図9】請求項3に記載のパルス列発生器の実施例の動
作を説明するタイムチャートである。
作を説明するタイムチャートである。
【図10】従来の周波数シンセサイザの構成例を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
11 パルス列発生器 21 入力端子 22 第1のノアゲート 23 第1の遅延線 24 出力端子 25 第2のノアゲート 26 第2の遅延線 27 カウンタ 31 オアゲート 32 アンドゲート 33 カウンタ 35 第1の遅延線 36 第1のノアゲート 37 第2のノアゲート 38 第2の遅延線 41 入力端子 42 位相比較器 43 ループフィルタ 44 電圧制御発振器(VCO) 45 出力端子 46 可変分周器
Claims (3)
- 【請求項1】 周波数制御端子に入力される制御信号に
よって発振周波数が制御され、設定された周波数の信号
を出力する電圧制御発振器と、 前記電圧制御発振器の出力信号を分岐して取り込み、設
定される分周比に応じて対応する周波数のパルスに変換
する可変分周器と、 前記可変分周器の出力パルスと基準信号との位相差に対
応した信号を出力する位相比較器と、 前記位相比較器の出力信号を前記電圧制御発振器の周波
数制御端子に帰還接続するループフィルタとを備えた周
波数シンセサイザにおいて、 前記可変分周器と前記位相比較器との間に、前記可変分
周器の出力パルスが1個入力されるごとに、複数個のパ
ルスを発生させるパルス列発生器を備えたことを特徴と
する周波数シンセサイザ。 - 【請求項2】 入力パルスを一方の端子に取り込み、そ
の入力パルスと他方の端子に入力されるパルスとの論理
和をとり、その論理和パルスを出力するとともに所定の
遅延を与えて前記他方の端子に入力させ、前記入力パル
スの間に新たなパルスを埋めるパルス列発生ループと、 前記パルス列発生ループを回るパルスの数を計数し、そ
れが所定値になってから次の入力パルスが与えられて所
定時間が経過するまで、前記パルス列発生ループを回る
パルス列をマスクするパルス列中断手段とを備えたこと
を特徴とするパルス列発生器。 - 【請求項3】 入力パルスを一方の端子に取り込み、そ
の入力パルスと他方の端子に入力されるパルスとの否定
論理和をとる第1の否定論理和手段と、 前記入力パルスに所定の遅延を与える第1の遅延手段
と、 前記第1の否定論理和手段から出力される否定論理和パ
ルスと、前記第1の遅延手段から出力されるパルスとの
否定論理和をとり、その否定論理和パルスを出力する第
2の否定論理和手段と、 前記第2の否定論理和手段から出力される否定論理和パ
ルスに所定の遅延を与えて前記第1の否定論理和手段の
他方の端子に入力させる第2の遅延手段とを備えたこと
を特徴とするパルス列発生器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20592591A JP3164160B2 (ja) | 1991-08-16 | 1991-08-16 | 周波数シンセサイザおよびパルス列発生器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20592591A JP3164160B2 (ja) | 1991-08-16 | 1991-08-16 | 周波数シンセサイザおよびパルス列発生器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0548452A true JPH0548452A (ja) | 1993-02-26 |
JP3164160B2 JP3164160B2 (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=16515013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20592591A Expired - Fee Related JP3164160B2 (ja) | 1991-08-16 | 1991-08-16 | 周波数シンセサイザおよびパルス列発生器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3164160B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009118647A (ja) * | 2007-11-07 | 2009-05-28 | Seiko Epson Corp | Pwm制御回路及びこれを備えた電動機 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10299547B2 (en) | 2016-07-28 | 2019-05-28 | Goran Reil | Safety clutch |
-
1991
- 1991-08-16 JP JP20592591A patent/JP3164160B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009118647A (ja) * | 2007-11-07 | 2009-05-28 | Seiko Epson Corp | Pwm制御回路及びこれを備えた電動機 |
US8633780B2 (en) | 2007-11-07 | 2014-01-21 | Seiko Epson Corporation | PWM control circuit and motor equipped with the same |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3164160B2 (ja) | 2001-05-08 |
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