JPH0548297U - クリーンルーム用除電器 - Google Patents

クリーンルーム用除電器

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JPH0548297U
JPH0548297U JP10534991U JP10534991U JPH0548297U JP H0548297 U JPH0548297 U JP H0548297U JP 10534991 U JP10534991 U JP 10534991U JP 10534991 U JP10534991 U JP 10534991U JP H0548297 U JPH0548297 U JP H0548297U
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知雄 武藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 除電器本体がフィルタユニットの空気吹出し
面から突出しないようにして、清浄作用の低下を防止
し、除電器の除電能力の低下を防止するとともに、微細
塵の付着を抑止する。 【構成】 クリーンルーム用除電器10の除電器本体1
1に、固定具17を介してフィルタユニット1を支承面
16に支承する支持部13を設け、該除電器本体11の
室内側面11aとフィルタユニット1のフィルタ2の空
気吹出し面1aとが略面一になるようにする。これによ
り、フィルタ2からの空気流Qは除電器側へも拡散して
いくが、空気流が除電器本体11に衝突しないので、乱
流になる事態がなくなる。また、放電電極12近傍で乱
流が生じないことから、放電電極12から発生する多数
の空気イオンが再結合しにくくなる。更に、除電器本体
11が突出しないので、塵の付着が防止される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、半導体製造工場のクリーンルーム等において用いられる静電気除去 用のクリーンルーム用除電器に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、クリーンルームにおいては、図3に示すように、例えば、ダウンフロ ー型のクリーンルームで説明すると、天井にフィルターユニット1を所定間隔に 列設し、フィルターユニットの後部に設けられたファン(図示せず)で、天井側 のダクトの空気をフィルターユニットのフィルタ2に送給し、室内3に清浄空気 を吹出すようにしている。そして、室内に放出された空気は、格子状の床4(グ レーティング)を経てリターンエア5となり、再び、ファンによりフィルタ2に 送給されて循環させられる。
【0003】 このような、クリーンルームにおいては、一般に、除電器が設けられている。 このクリーンルーム用除電器は、空気中を浮遊する微小なダストが静電気の帯電 している物に付着しやすいという点に着目し、室内空気をイオン化して帯電物の 静電気を除去することによりダストの付着率を低下させるものである。
【0004】 従来、クリーンルーム用除電器は、例えば、図4に示すように、棒状の一対の 放電電極5を断面かまぼこ型に形成したプラスチック製の除電器本体6に突出さ せて保持したもので、この一対の放電電極5に正負の電圧をそれぞれ印加し、正 負イオンを連続的に発生させるようにしている。
【0005】 上述したフィルタユニット1は、例えば、図4に示すように、枠体7にフィル タ2を嵌挿させており、天井に支持棒8を介して吊下された支持板9上に上記枠 体7を支承することにより、天井に取付けられている。また、クリーンルーム用 除電器は、支持棒8を介して天井に吊下された支持板9の室内側面に、該除電器 本体6の底部を固定させて取付けられている。なお、符号9aはフィルタに対向 して設けられ空気が通過可能なパンチング板である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、この従来のクリーンルーム用除電器の取付けにあっては、天井に支 持棒8を介して吊下されフィルタユニット1を支承した支持板9の室内側面に除 電器本体6の底部を取付けているので、除電器本体6がフィルタユニット1の空 気吹出し面1aから室内側に突出して段差ができてしまい、そのため、吹出した 清浄空気流が除電器本体6に当たって乱れ、局部的に乱流が生じ、この乱流によ り室内の清浄作用が低下するという問題があった。
【0007】 また、放電電極5から多数の空気イオン(正イオン及び負イオン)が発生され るが、乱流のために、イオンの再結合が生じ、除電能力が低下するという問題が あった。また、突出した除電器本体6に空気中の微細な浮遊塵や放電電極の放電 による微細な分解塵等が付着し易くなり、一度付着が始まるとこれが連鎖的に生 長してかたまりになってしまい、ついには落下してしまうことがあり、この落下 塵が悪影響を及ぼすことがあるという問題があった。
【0008】 そこで、本考案の課題は、除電器本体がフィルタユニットの空気吹出し面から 突出しないようにして、清浄作用の低下を防止し、除電器の除電能力の低下を防 止するとともに、微細塵の付着を抑止する点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するため本考案は、クリーンルームの天井に空気が通過 するフィルタユニットとともに設けられるクリーンルーム用除電器において、除 電器本体に、該除電器本体の室内側面と上記フィルタユニットの空気吹出し面と が略面一になるように該フィルタユニットを支持する支持部を設けたものである 。
【0010】
【作用】
このように構成されたクリーンルーム用除電器によれば、このクリーンルーム 用除電器及びフィルタユニットの使用時には、フィルタユニットから清浄空気が 室内に吹き出されるとともに、除電器の放電電極の先端部でコロナ放電が行なわ れ空気がイオン化されていく。この場合、フィルタから室内に吹き出される空気 流は除電器側へも拡散していくが、除電器本体の室内側面とフィルタユニットの 空気吹出し面とが面一になっているので、空気流が除電器本体に衝突して乱流に なる事態がなくなる。また、放電電極近傍で乱流が生じないことから、放電電極 から発生する多数の空気イオンが再結合しにくくなる。更に、除電器本体が突出 しないので、塵の付着が防止される。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例に係るクリーンルーム用除電器を図面を参照して説明す る。クリーンルーム用除電器は、クリーンルームの天井に空気が通過するフィル タユニットとともに設けられる。
【0012】 図1は第一の実施例に係るクリーンルーム用除電器を、フィルタユニットの取 付け状態とともに示す断面図である。上記と同様、フィルタユニット1は、枠体 7に嵌挿されたフィルタ2と、フィルタ2の後部に設けられたファン(図示せず )を覆うカバー7aとを備えて構成されている。
【0013】 第一の実施例に係るクリーンルーム用除電器10は、除電器本体11と、正負 の電圧がそれぞれ印加される一対あるいは複数対の放電電極12(イオンエミッ タ)とを備えている。除電器本体11は、断面略矩形のプラスチック製の直状部 材であり、その室内側面11aは平面状に形成されている。また、放電電極12 は、その先端部が除電器本体11の室内側面11aから突出するように除電器本 体11に差し込み保持されているとともに、長手方向に沿って列設されている( 図では一個表わしてある)。
【0014】 13は支持部であって、除電器本体11の室内側面11aと上記フィルタユニ ット1のフィルタ2の空気吹出し面1aとが面一になるように該フィルタユニッ ト1を支持するものである。支持部13は、両側から除電器本体11を挾持する 一対の保持部材14で構成され、両保持部材14の側面がフィルタユニット1の 枠体7が接する接面15として形成されているとともに、両保持部材14の上面 がフィルタユニット1を固定具17を介して支承する支承面16として形成され ている。固定具17は枠体7上部に沿って設けられる断面L字形の部材であり、 枠体7から外側に突出し上記支持部13の支承面16に支承される被支承部17 aを備えている。この固定具17は、フィルタユニット1のカバー7a外側にボ ルト19固定された取付け金具18にボルト20,ナット21によって固定され ている。
【0015】 また、一対の保持部材14の上部内側には、長手方向に沿って互いに対向し、 天井に支持棒22を介して吊下された支持板23が嵌合する溝24が設けられて いる。そして、保持部材14は支持板23及び支持棒22を介して天井に吊下さ れる。
【0016】 従って、この第一の実施例に係るクリーンルーム用除電器10及びフィルタユ ニット1を天井に取付けるときは、クリーンルーム用除電器10の保持部材14 の溝24に支持板23を嵌合させて、支持棒22を天井に取付け、クリーンルー ム用除電器10を吊下するとともに、クリーンルーム用除電器10の支持部13 の支承面16にフィルタユニット1に取付けた固定具17を支承し、フィルタユ ニット1をクリーンルーム用除電器10に隣接させて設置する。この状態では、 除電器本体11の室内側面11aとフィルタユニット1のフィルタ2の空気吹出 し面1aとが面一になる。
【0017】 また、このクリーンルーム用除電器10及びフィルタユニット1の使用時には 、フィルタユニット1のファンの駆動によってフィルタ2から清浄空気が室内に 吹き出されるとともに、除電器の放電電極12の先端部でコロナ放電が行なわれ 、この先端部付近の空気がイオン化されていく。
【0018】 この場合、フィルタ2から室内に吹き出される空気流Qは除電器側へも拡散し ていくが、除電器本体11の室内側面11aとフィルタユニット1の空気吹出し 面1aとが面一になっているので、空気流が除電器本体11に衝突して乱流にな る現象がなく、それだけ、清浄作用が低下する事態がなくなる。
【0019】 また、放電電極12近傍で乱流が生じないことから、放電電極12から発生す る多数の空気イオン(正イオン及び負イオン)が、再結合しにくくなり、除電能 力が低下する事態が防止される。更に、除電器本体11の室内側面11aとフィ ルタユニット1の空気吹出し面1aとが面一になっているので、除電器本体11 に空気中の微細な浮遊塵や放電電極12の放電による微細な分解塵等が付着しに くくなり、そのため、付着塵が生長して落下してしまう事態が防止される。
【0020】 図2は第二の実施例に係るクリーンルーム用除電器30を、フィルタユニット 1の取付け状態とともに示す断面図である。フィルタユニット1は、上記と同様 に枠体7にフィルタ2を嵌挿してある。
【0021】 第二の実施例に係るクリーンルーム用除電器30は、上記と同様に、正負の電 圧がそれぞれ印加される一対あるいは複数対の放電電極32を、断面略矩形のプ ラスチック製除電器本体31に差し込み保持している。
【0022】 33は支持部材であって、除電器本体31の室内側面31aと上記フィルタユ ニット1のフィルタ2の空気吹出し面1aとが略面一になるように該フィルタユ ニット1を支持するものである。この支持部33は、除電器本体31をその室内 側面31aを露出させて保持する断面コ字状の保持部材34を備えている。この 保持部材34の下端部両側には、室内側面31aと面一に突出しフィルタユニッ ト1の枠体7を支承する支承部35が一体形成されている。
【0023】 また、保持部材34の上部には、天井に支持棒36を介して吊下された連結具 37が係合する係合部38が設けられている。支持棒36は雄ネジになっており 、一対のナット39により連結具37を締め付け保持している。そして、保持部 材34は連結具37及び支持棒36を介して天井に吊下される。
【0024】 従って、この第二の実施例に係るクリーンルーム用除電器30及びフィルタユ ニット1を天井に取付けるときは、クリーンルーム用除電器30の保持部材34 の係合部38に連結具37を係合させて、支持棒36を天井に取付け、クリーン ルーム用除電器30を吊下するとともに、クリーンルーム用除電器30の支持部 33の支承部35にフィルタユニット1の枠体7を支承し、フィルタユニット1 をクリーンルーム用除電器30に隣接させて設置する。この状態では、除電器本 体31の室内側面31aとフィルタユニット1のフィルタ2の空気吹出し面1a とが略面一になる。
【0025】 そのため、このクリーンルーム用除電器30及びフィルタユニット1の使用時 には、上記と同様に、空気流Qが除電器本体31に衝突して乱流になる現象がな く、それだけ、清浄作用が低下する事態がなくなる。また、乱流が生じないこと から、空気イオンの再結合が抑止されるとともに、除電器本体31への付着塵の 発生も防止される。
【0026】 なお、上記実施例において、支持部13,33の構造は上述したあものに限ら れるものではなく、適宜変更して良い。また、フィルタユニット1の構成も上述 したものに限られない。更に、除電器においては、放電電極に正負の電圧をそれ ぞれ印加して正負イオンを連続的に発生させる方法、印加する電圧をパルス状に して正負のイオン群を交互に発生させる方法等各種の方法を用いて良い。
【0027】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のクリーンルーム用除電器によれば、除電器本体 がフィルタユニットの空気吹出し面から突出しないので、フィルタユニットから 吹き出される空気流が除電器本体に衝突して乱流になる現象がなく、それだけ、 空気流による清浄作用の低下を防止することができる。
【0028】 また、放電電極近傍で乱流が生じないことから、放電電極から発生する多数の 空気イオンが再結合しにくくなり、それだけ、除電能力を向上させることができ る。
【0029】 更に、除電器本体がフィルタユニットの空気吹出し面から突出しないことから 、除電器本体に空気中の微細な浮遊塵や放電電極の放電による微細な分解塵等が 付着しにくくなり、そのため、付着塵が生長して落下してしまう事態を防止でき 、それだけ、クリーンルームの清浄度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一の実施例に係るクリーンルーム用
除電器をその取付け及びフィルタユニットの取付け状態
とともに示す示す断面図である。
【図2】本考案の第二の実施例に係るクリーンルーム用
除電器をその取付け及びフィルタユニットの取付け状態
とともに示す示す断面図である。
【図3】本考案の実施例に係るクリーンルーム用除電器
が設けられるクリーンルームの空気の流れの概略を示す
断面図である。
【図4】従来のクリーンルーム用除電器の一例をその取
付け及びフィルタユニットの取付け状態とともに示す示
す断面図である。
【符号の説明】
1 フィルタユニット 1a 空気吹出し面 2 フィルタ 7 枠体 10 クリーンルーム用除電器 11 除電器本体 12 放電電極 13 支持部 16 支承面 17 固定具 30 クリーンルーム用除電器 31 除電器本体 32 放電電極 33 支持部 35 支承部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クリーンルームの天井に空気が通過する
    フィルタユニットとともに設けられるクリーンルーム用
    除電器において、除電器本体に、該除電器本体の室内側
    面と上記フィルタユニットの空気吹出し面とが略面一に
    なるように該フィルタユニットを支持する支持部を設け
    たことを特徴とするクリーンルーム用除電器。
JP10534991U 1991-11-28 1991-11-28 クリーンルーム用除電器 Expired - Lifetime JP2545705Y2 (ja)

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