JPH0548120U - 積層母線の端子部構造 - Google Patents

積層母線の端子部構造

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JPH0548120U
JPH0548120U JP10520991U JP10520991U JPH0548120U JP H0548120 U JPH0548120 U JP H0548120U JP 10520991 U JP10520991 U JP 10520991U JP 10520991 U JP10520991 U JP 10520991U JP H0548120 U JPH0548120 U JP H0548120U
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JP
Japan
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strip
terminal
bus bar
laminated bus
conductor
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JP10520991U
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Inventor
勝之 矢田部
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Nippon Mektron KK
Original Assignee
Nippon Mektron KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種の電気・電子機器に於ける給配電手段と
して使用される積層母線であって、材料の歩留に有利な
もので給配電の自由度の高い積層母線の為の端子部構造
を提供する。 【構成】 複数枚の帯状導体1、3を絶縁部材2を介し
て一体的に積層するようにした積層母線に於いて、上記
各帯状導体1、3に於ける導体表面に垂直方向に端子部
7を設けたもの。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は各種の電気・電子機器等に於ける給配電手段として使用する積層母線 に関し、特にはその端子部を各帯状導体の表面に対して垂直方向に設置するよう にした積層母線の端子部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の積層母線は、図3に示すように、例えば長手方向の一側又は両側に端 子部10A、10B、12A、12Bを一体状に形成した二枚の帯状導体10、 12を絶縁フィルム等からなる幅広の層間絶縁部材11を介して上下に配置し、 また、各々の帯状導体10、12の外面には絶縁フィルム等からなる幅広の表面 絶縁部材13を配置し、各端子部10A、10B、12A、12Bを外部に突出 させるように上記各部材を一体的に積層成形して構成される。
【0003】 このような積層母線は、各端子部10A、10B、12A、12Bを使用して 各種の電子回路等に給電することを主要な目的として用いられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記構造の積層母線によれば、各端子部10A、10B、12A、12Bを各 帯状導体10、12の長手方向の側方に突出形成した構造上、端子の突出方向に 従って給電はその側方からのみ行われるので、設計の自由度を阻害する場合があ った。
【0005】 また、各端子の上記のような突出形成態様では、例えば帯状導体10の形状を 図4に示すように、端子部10A間及び端子部10B間には打抜き部分Sを生ず ることとなるが、このような部分Sは材料の無駄となる。そして、給電電力が大 きい場合にはそれに応じて大きな端子を要すること等を考慮すると、このような 無駄な打抜き部分Sを生ずる端子部構造では製品のコスト高を招く。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案はそこで、従来の如く帯状導体の長手方向側方に端子部を突出形成する ことなく、各帯状導体に於ける導体表面に垂直に端子部を設けるように構成した ものである。
【0007】
【実施例】
以下、図示の一実施例を参照しながら本考案を更に説明すると、図1は本考案 の一実施例に従って構成された積層母線の端子部構造の要部断面構成図であり、 例えばタフピッチ銅などからなる同幅の二枚の帯状導体1、3はその間にそれら の帯状導体1、3の幅より適宜幅広に形成されたポリエステルフィルム等の層間 絶縁部材2を介して重ね合わされ、また、各帯状導体1、3の外面にはポリエス テル複合フィルム等の同じく幅広の表面絶縁部材4を配置し、且つ図2にも示す ようにこれらの各部材を一体的に積層することにより各帯状導体1、3の外周部 をも絶縁被覆するように構成してある。
【0008】 7は端子部であって、これは銅部材からそれぞれ構成された端子基部5とその 上端中央部から垂直に伸長する垂直端子6とから形成されている。この端子部7 を一方の帯状導体1に取付けるには、図1の左方に示す如く、その端子部7の取 付け部位に対応する他方の帯状導体3の箇所に層間絶縁部材2及び表面絶縁部材 4と共に適当な透孔又は切欠3Aを予め形成し、その透孔又は切欠3Aを通して 帯状導体3に接触させることなく端子部7の基部5の底部を帯状導体1の表面に 直接当接させ、その状態で帯状導体1の他方面から適数本のネジ8で端子部7の 基部5と帯状導体1とを締結することにより、帯状導体1の表面に対して端子部 7を垂直方向に取付けることができる。
【0009】 また、同様に端子部7を帯状導体3の側に垂直方向に設けるには、図1の右方 に示すとおり、その端子部7の取付け部位に対応する帯状導体1の箇所にネジ8 がこの帯状導体1に接触することのない大きさに形成した透孔又は切欠1Aを予 め形成し、その箇所の帯状導体3の表面に上記端子部7の基部5を同様に当接さ せた状態で裏面から適数本のネジ8を用いて帯状導体3と端子部7とを締結する ことにより、上記と同様な態様で端子部7を帯状導体3の表面に対して垂直方向 に取付けることができる。
【0010】 上記の積層母線によれば、垂直端子6に適当な穴を形成して従来の圧着端子を 用いて給配電を行うか、又は図2の如く市販の挿入端子9を垂直端子6に挿入す ることによって容易に所望の給配電を行える。
【0011】 上記の積層母線は二枚の帯状導体1、3を用いた二層構造のものを示したが、 帯状導体を三層以上に積層することもでき、その場合でも上記手法に従って端子 部7を所望の帯状導体の表面に対して垂直方向に取付けることが可能である。そ して、このような多数層の積層母線を構成する場合に於いて、各帯状導体の端面 に対する絶縁処理は、例えば適当なエポキシ樹脂を用いた端面絶縁封止材による ポッテイング手法で行うこともできる。
【0012】 また、上記実施例では端子部7を各帯状導体1、3の表面の同一方向に垂直に 設置する例を示したが、これは必要に応じて端子部7を例えば各帯状導体1、3 の表面の両側に上記手法に従って垂直方向に取付けることも可能であり、これは 帯状導体が三層以上でも同様に実施できる。
【0013】
【考案の効果】
本考案によれば、積層母線に於ける各帯状導体の表面に対して垂直方向に端子 部を設けるように構成したので、大電力など一箇所の端子部から給配電する電気 容量を十分に確保でき、また、端子部と帯状導体との接触面積は広いので、その 部分の電圧降下も僅少であって電気的に安定である。
【0014】 帯状導体の長手方向側方に端子を突出形成する従来構造に比して本考案による 帯状導体の材料幅は狭いもので十分であるので、材料の歩留が良く製品を低コス トに製作できる。
【0015】 積層母線の帯状導体の表面から垂直方向に給配電を行えるので、設置スぺ−ス を低減して機器のコンパクト化に寄与する。
【0016】 本考案による端子部構造を備えた積層母線に従来の水平型端子を設ける場合に は、入力端子と出力端子とを垂直端子と水平端子とに分担させることも可能であ るから、実装時に於ける給配電の融通性を好適に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例により構成された積層母線
の端子部構造の要部断面構成図。
【図2】 同じく本考案による積層母線の端子部構造の
斜視構成図。
【図3】 従来の積層母線の斜視構成図。
【図4】 従来の積層母線に使用する帯状導体の部分平
面構成図。
【符号の説明】
1 帯状導体 5 端子基部 1A 透孔又は切欠 6 垂直端子 2 層間絶縁部材 7 端子部 3 帯状導体 8 ネジ 3A 透孔又は切欠 9 挿入端子 4 表面絶縁部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の帯状導体を絶縁部材を介して一
    体的に積層するようにした積層母線に於いて、上記各帯
    状導体に於ける導体表面に垂直方向に端子部を設けるよ
    うに構成したことを特徴とする積層母線の端子部構造。
JP10520991U 1991-11-27 1991-11-27 積層母線の端子部構造 Pending JPH0548120U (ja)

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JPH0548120U true JPH0548120U (ja) 1993-06-25

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