JPH054810A - C60作製方法 - Google Patents
C60作製方法Info
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- JPH054810A JPH054810A JP3178703A JP17870391A JPH054810A JP H054810 A JPH054810 A JP H054810A JP 3178703 A JP3178703 A JP 3178703A JP 17870391 A JP17870391 A JP 17870391A JP H054810 A JPH054810 A JP H054810A
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Abstract
御性良く大量に作製することを目的とするものである。 【構成】 本発明はC60を含有している煤を作製するに
おいて、炭素原子を含む気体と希釈ガスをプラズマ化す
ることにより活性化される炭素を用い、さらにプラズマ
発生室内壁および基板を冷却する方法を採用したもので
ある。
Description
方法に関し、特に原料としてガスを用いることに関す
る。
し、特に煤が生成する部分を冷却することに関する。
し、特に原料ガスを活性化するため磁界およびマイクロ
波の相互作用を用いることに関する。
不活性ガス雰囲気においてグラファイトを抵抗加熱する
ことにより大量にC60を含有する煤を得ることができ
る。
1より導入され、グラファイト12はバネ13の力によ
って点接触させられている。このグラファイトは冷却水
14を流しうる支持体によって支えられており、このグ
ラファイトに電流を流すことによって、点接触部分にお
いてグラファイトを発熱昇華させ反応炉内壁にC60を含
有する煤を10g程度得ることができる。
られているが、アルゴンが用いられることもある。雰囲
気圧力は50−100Torrである。
そこで煤をベンゼンにより抽出する。その後、ヘキサン
を展開溶媒としてアルミナカラムクロマトグラフィーに
よりいくつかの成分に分離することによってC60を得る
ことがきる。上記の方法によって実際にC60を作製する
と、抽出溶媒液は暗紫色の溶液で、溶媒が蒸発したの
ち、煤全体の重さの7%の黒茶色の固体を得ることがで
きる。アルミナクロマトグラフィーによる分離によって
抽出物の15%の純粋なC60を得ることができる。すな
わち、煤全体のおよそ1.2%のC60を得ることができ
る。
た場合は膜厚が増加するにしたがって茶色または黒色に
なってくる。C60は普通の有機溶媒に溶ける。特に、芳
香族炭化水素に良く溶ける。この溶媒は美しい赤紫色を
呈する。
抵抗加熱することによってC60を含有する煤を発生させ
る方法においては、ほとんどアーク放電と同じ傾向を示
すので、加熱部分およびその周辺が高温になるためかな
り危険である。
ることによってC60を含有する煤を発生させる方法にお
いては、煤中のC60含有率が2%以下である。そのため
に、C60作製効率が低くなってしまう。
したC60の電気的特性を向上させるため、C60に不純物
をドーピングしたり、他の物質との化合を行うことがあ
る。前記のグラファイトを抵抗加熱することによってC
60を含有する煤を発生させたのち、C60を精製する方法
においては、C60を精製したのちに、更に、不純物をド
ーピングしたり、他の物質との化合を行わければならな
いために2度手間になる。そこで、気体を用いてC60を
作製すれば、不純物のドーピングや他の物質との化合は
非常に簡単に再現性良く行うことができる。
点の非常に高い固体物質を蒸発させるには、かなりの高
温が必要である。そこで、固体ではなく気体を用いるこ
とによって、低温化が可能になる。しかし、炭素のみの
気体は存在しないために炭素原子を含む気体を用い、十
分なエネルギー(電力)を気体に加えることによって、
炭素と他の原子とを解離する。このとき、炭素が2個結
合しているC2 ラジカルが多量に含まれていることが好
ましい。そこで、炭素以外の他の原子が堆積しない条件
に設定することにより、C60を含有している煤を得るこ
とができる。このとき、プラズマを冷却するためにクゥ
エンチガスを同時に導入すると炭素のラジカルが急速に
冷却されC60を含有している煤を効率良く得ることがで
きる。このクゥエンチガスは炭素のラジカルのみを効率
良く冷却するガスが最も良いので、、反応性の低いヘリ
ウムやアルゴンがクゥエンチガスとしては好ましい。
反応せずに、炭素以外の他の原子と反応するガスであっ
ても良い。例えば、炭素原子を含む気体として炭化水素
を用いるのであれば、水素と反応し炭素から水素を引き
抜くガスとして、水素を原子状に解離したものが考えら
れる。すなわち、炭化水素を原料として用いるのであれ
ば、クゥエンチガスとして水素を用いると良い。ところ
が、クゥエンチガスとして水素を用いる方法において
は、ダイヤモンドが合成されてしまう可能性がある。す
なわち、C60を含んでいる煤が生成されないことになっ
てしまう。ところで、ダイヤモンドの合成は基板の温度
と密接な関係があり、ダイヤモンドが合成されるときの
最低温度は200℃程度である。また、ダイヤモンドを
合成する際には、非ダイヤモンド成分を除去するため
に、十分に水素で希釈しなければいけない。他に、水や
酸素を添加することによって、OH基を発生させ、非ダ
イヤモンド成分を除去することもできる。そこで、クゥ
エンチガスとして水素を用いてC60を含有している煤を
作製するためには、煤発生部分を200℃以下まで冷却
し、炭素を含むガスの濃度を高くする必要がある。
して炭化水素を用いるのであれば、炭化水素を分解する
ために十分なエネルギーを加えなくてはならない。しか
しながら、外部から加えられたエネルギーによって分
解、活性化されたイオン、ラジカルが大きな運動エネル
ギーを持っていたのでは、本発明の目的であるC60を得
ることができない。即ち、C60を得るためには、十分な
イオン化または活性化を行うために大きなエネルギーを
反応性気体(本発明においては炭化水素気体)に与えな
くてはならないが、イオン化または活性化した反応性気
体が大きな運動エネルギーを有しない状態を作らなけれ
ばならないのである。
のようにクゥエンチガスを用いる方法が有力であるが、
問題なのは十分に活性化した反応性気体を冷却すること
が、C60を得るためには必要なことであるので、十分活
性化しC2 ラジカルが多量に生成された状態の反応性気
体を冷却する構成が重要である。
るこによって、C60を得る方法としては、大別して以下
の3種類の方法がある。
発明においては、炭素を含む気体)をプラズマ状態にす
ると同時にプラズマ化すなわち活性化した反応性気体を
冷却することによってC60を得る方法である。なお、本
発明においては反応性気体のプラズマ化と反応性気体の
活性化は同意義語とする。
を導入することによって、活性化した炭素原子をクゥエ
ンチガスの分子に衝突させ、その運動エネルギーを奪う
ことによってC60を得る方法がある。クゥエンチガスを
用いない方法としては、プラズマが発生している場所に
冷却された基体または障害物(プラズマに影響を与えな
いためには絶縁体が好ましい)を設けることによって、
この基体表面にC60を含んだ煤を生成させる方法があ
る。
体をプラズマ化させるために電磁エネルギーを与える場
所とは異なる場所において、プラズマ化した反応性気体
を冷却することによって、C60を得る方法がある。この
方法においてもクゥエンチガスを用いてプラズマ化した
反応性気体を冷却する方法と、基体や反応炉(プラズマ
発生室)の壁面を用いてプラズマ化した反応性気体を冷
却する方法がある。
化した反応性気体に対して間欠的にクゥエンチガスを導
入することによって、間欠的にC60を得ていくという方
法(以下第3の方法という)である。これは、第1の方
法を変形したものであって、反応性気体の高い活性化率
を保つと同時に効率良くプラズマ化(高い活性化率を有
する)した反応性気体を冷却することができる方法であ
る。
に対して間欠的に活性化した反応性基体を吹きつける方
法がある。
に不純物をドーピングしたり、他の物質との化合を行う
際に、前記精製方法で煤からC60を精製したのち、さら
に何らかの方法で他の物質と合成もしくは反応を行うこ
とが必要である。
るのではなく、炭素を含むガスから気相化学反応によっ
てC60を得る方法であれば、炭素を含むガスをプラズマ
生成室に導入するとき、同時にドーピング材料を添加ガ
スとして導入することができ、簡単にかつ再現性良くド
ーピングまたは化合を行うことができる。
集める際に、出来る限り多くの煤を集めることができる
ように、プラズマ発生室内壁より2〜3mm小さい該プ
ラズマ発生室の相似形でかつ分割可能な材料をプラズマ
発生室に設置することにより、煤生成後、前記相似形材
料を取り出し、分割することにより煤を集めやすくなっ
た。
にプラズマ発生室をいちいち分解しなくては煤の収集が
できないという問題を解決するものである。
が広がり、該プラズマ発生室内壁に煤が大量に生成する
ようになる。そこで、低圧において、高電力が投入でき
る方法として有磁場マイクロ波プラズマCVD法が考え
られる。該方法はダイヤモンド合成で用いられている方
法ではあるが、条件を変えることによってC60の含有率
が高い煤を大量に作製することができる。プラズマ発生
室の圧力が1Torr以下、炭素を含んでいるガス濃度
が5%以上のとき、最も高いC60の収率が得られた。当
然この場合、プラズマ発生室を冷却することことが重要
である。
マ発生室内壁にC60を含んだ煤を発生させることによ
り、C60を得ることを特徴としているので、なるべくプ
ラズマをプラズマ発生室全体に広げて気相反応を起こす
ことが重要である。そのため10-2Torr以下の低圧
力で反応性気体を活性化することができる気相反応方法
である有磁場マイクロ波気相反応方法やECR条件を用
いた気相反応方法が好ましい。
率は、得られる煤の質量に対するその煤に含まれている
C60の質量の比として定義される。C60を煤より分離す
る方法としては、まず煤をベンゼンに溶かすことによっ
てC60とC70を含んだ物質を煤より分離する工程を初め
に行う。この際、C60とC70以外にC80なども含まれる
が、極めて微量なのでほとんど無視できる。さらに、こ
の物質を公知の方法であるアルミナのクロマトグラフィ
ーによってC60とC70に分離する。以上の如くして得ら
れたC60の質量を分子とし、もとの煤の質量を分母とす
る計算式でC60の含有量が定義される。
物質のマススペクトルとNMRを測定することによって
できる。特にマススペクトルを測定するとその物質の質
量数を知ることができ、C60を特定することができる。
また、NMR(核磁気共鳴)を測定することによって、
分子構造や化学結合に関する情報が得られ、この情報を
もとにC60を特定することができる。以下実施例を示し
本願発明の構成を用いてC60を作製する工程を説明す
る。
を作製するまでを行った。本実施例において作製された
煤から、C60のみを取り出す方法は以下の全ての実施例
において共通であり、該煤をベンゼンにより抽出した
後、アルミナクロマトグラフィーによってC60とC70の
分離を行うことによって不純物含有率の低い純粋なC60
を得た。
図2に示す。この装置は、平行平板方式のRFプラズマ
CVD装置である。高周波電源29は13.56MHz
のものを用いているが他の周波数のものを用いてもよい
ことはいうまでもない。
ファスシリコンや絶縁酸化膜を成膜するのに用いる装置
と同じである。本実験ではとくに基板を取りつけず、チ
ャンバー内壁8および基板保持台27に付着した煤を用
いる。
クゥエンチガスを21より導入し25から排気した。ク
ゥエンチガスとしては、ヘリウムを用いた。
特別な冷却機構等を設けることはせずに気相反応を行っ
た。
示す。導入ガスとして、メタン 10sccm、ヘリウ
ム 200sccm、を用いた。プラズマ生成室の圧力
は、0.01Torr、とした。RF電源の出力は40
0Wとして、反射がほとんど無いようにマッチングし
た。煤生成時間は5hrとした。このような方法をもち
ると、煤生成時間を長くしても原料ガスが無くならない
限り連続して行えるのでグラファイトを抵抗加熱して煤
を発生させるよりも効率がよい。
を得ることができた。煤の生成量は従来より少し減少す
るが、該煤のC60含有率が5.5%となり、結局は従来
より多くのC60を得ることができるようになった。
図3に示す。この装置は、マイクロ波プラズマCVD装
置で、2.45GHzのマイクロ波電源を用いている。
チャンバー33は石英でできており、内径が5〜6cm
である。従来、本装置はダイヤモンド膜生成装置として
用いられることが多い。
含む反応性気体であるメタノールと水素の混合ガスを導
入し、35より排気した。また導波管32にマイクロ波
30を導入することにより39の部分で反応性気体を活
性化させた。
する33の部分から離れた所で反応性気体を冷却する構
成とするために冷却装置34と基板保持台37を設け、
この部分で活性化した反応性気体を冷却し、C60を含有
する煤の生成を促した。冷却装置としては、水冷方式を
用い、反応性気体を200℃以下にするように努めた。
もちろん他の冷却方法として液体窒素、液体ヘリウム等
を用いることも可能である。
基本的な生成条件を示す。導入ガスとして、メタノール
50sccm、水素 100sccm、を用いた。石
英チャンバー内の圧力を1Torrとし、マイクロ波出
力は1.2kWとした。煤生成時間を5hrにした。な
お、この場合の水素は炭素を含む反応性気体の希釈ガス
であると同時にクゥエンチガスの役割をも有するもので
ある。
よびその付近の石英チャンバー内壁に煤が付着した。し
かしながら、石英管の径が5〜6cmであるから、煤を
非常に集めにくいという問題があった。そこで、図4に
示すように、石英管内に該石英管内径より1〜2mm外
径の小さい石英管を径と垂直方向に2つに分ける構造を
用いた。該分割可能な石英管41を石英チャンバー内に
挿入すると、煤生成後、分割可能な石英管を石英チャン
バーから取り出すことによって、煤を容易に集めること
ができた。なお他の部分については図3と同様な構成で
ある。
できた。該煤のC60含有率は6.3%であり、従来の3
〜5倍のC60が得られるようになった。
装置と同じものを用いたが、プラズマ中にKBr基板を
導入し、さらに該基板を水冷によって冷却することによ
って、基板上にさらに多量にC60を含有した煤を発生さ
せるようにしたものである。本実施例における煤生成条
件も実施例2と同じ条件に設定した。
を冷却装置34によって冷却した。
も多く生成しているのは、基板上であった。単位面積基
板上に生成しているC60を含有した煤は石英チャンバー
単位面積内壁に生成しているC60を含有した煤の4倍程
度であった。さらに、C60含有率は低温基板上の方が高
くなっていた。このことから、冷却することによって大
量にC60を含有した煤を発生させることができることが
わかる。
図5に示す。図5に示すのは、磁場とマイクロ波の相互
作用を利用して高密度プラズマを生成する有磁場マイク
ロ波CVD装置である。本実験装置は基板をおよそ80
0℃に加熱し、反応ガス比率、反応圧力、マイクロ波出
力、磁場強度を最適化することによってダイヤモンド膜
合成装置として用いることができる。本実験では、SU
S製プラズマ生成室56内壁にC60を含有している煤を
生成させることを目的としているため、基板および基板
保持台は設置していない。本有磁場マイクロ波CVD装
置をC60を含有している煤生成装置として用いると、低
圧力であっても活性化率の高いプラズマを得ることがで
きるのでプラズマ発生室内壁全体に煤を生成させるこが
できるという点において、非常に重要である。
ためのコイルであり、51はガス導入系であり、55は
ガス排気系であり、57はマイクロ波50を導入するた
めの導波管である。
冷の冷却装置によって冷却しプラズマ発成室壁面を20
0℃以下に保持した。こうすることによって、プラズマ
発生室内壁に多量のC60を含有した煤を発生させること
ができた。
所とC60を含有した煤を発生させるための反応製気体の
冷却を別の場所で行うことに特徴を有する。
成条件を示す。導入ガスとして、エチレン100scc
m、水素50sccm、を用いた。プラズマ発生室内の
圧力は0.05Torrとし、マイクロ波出力は4kW
とした。煤生成時間は4hrとした。磁場強度の最大
(2個のコイルの中心部)は2kGaussとした。
壁面において得ることができた。該煤のC60含有率は
7.5%となり、従来の10倍近いC60を得ることがで
きるようになった。
イクロ波CVD装置を用いて行った。本実験ではカリウ
ムがドーピングされているC60を作製することを目的と
して行った。
煤を作製する際の原料ガスとしてKOH(水酸化カリウ
ム)を溶解したエタノールを用いる。エタノール100
gに対して、10gのKOHを溶解させた。この溶液を
KOHエタノール溶液と呼ぶことにする。
た煤を作製する条件を次に示す。導入ガスとして、KO
Hエタノール溶液 100sccm、水素 50scc
m、を用いた。石英チャンバー内の圧力を0.01To
rrとし、マイクロ波出力は4kWとした。煤生成時間
は4hrとした。磁場強度の最大(2個のコイルの中心
部)は2kGaussとした。
い、プラズマ発生室内壁は200℃以下に冷却した。
できた。該煤のカリウムがドーピングされたC60含有率
は3.5%であった。この試料を用いて低温における電
気的特性を調べると18kでマイスナー効果が確認され
た。このことより、カリウムドーピングC60(K
x C60)は超伝導特性を持つことがわかった。
様々な化合物を作製することができる。また、不純物の
添加もたやすく行うことができ、半導体物質としてC60
を用いることができるようになる。本実施例において
は、カリウムをドーピングしたが、他の元素を含む反応
性気体もしくは固体,液体をガスソースとして用いれ
ば、C60からなる物質に容易に不純物を制御されたかた
ちでドーピングすることができる。
を含有している煤を、従来より大量に作製することがで
きる。
60含有率を5%以上にすることができた。
ことができるようになった。
る。
る。
Claims (8)
- 【請求項1】大気圧から10-2Torrに保持されたプラ
ズマ発生室に炭素原子を含む気体を導入し、該混合気体
に対して外部より電力を加えることによって、炭素の活
性種、特にC2 ラジカル、を含むプラズマを発生せし
め、該プラズマを冷却するためにクゥエンチガスを導入
することによって、プラズマ発生室内壁もしくはプラズ
マ発生室内部の障害物または基板上にC60含有率が5%
以上の煤を堆積させ、C60を含有する原料として上記の
煤を用いることを特徴とするC60作製方法。 - 【請求項2】請求項1においてクェンチガスとしてヘリ
ウム、アルゴン等の希ガス(不活性ガス)または窒素ガ
スを用いることを特徴とするC60作製方法。 - 【請求項3】請求項1において素原子を含む気体として
OH基を持つアルコール類、または炭化水素を用い、ク
ゥエンチガスとして水素を用いることを特徴とするC60
作製方法。 - 【請求項4】請求項1においてプラズマ発生室内壁また
はプラズマ発生室内部の障害物または基板に、冷却機構
が備わっていることを特徴とするC60作製方法 - 【請求項5】請求項1においてプラズマ発生室内部に、
プラズマ発生室内部より僅かに小さい分割可能な相似形
材料を設置することを特徴とするC60作製方法。 - 【請求項6】減圧状態に保持されたプラズマ発生室に炭
素原子を含む気体を導入し、該混合気体に対して外部よ
り磁界およびマイクロ波電力を加え、その相互作用によ
り炭素の活性種、特にC2 ラジカル、を含む高密度のプ
ラズマを発生せしめ、該プラズマを冷却するためにクゥ
エンチガスを導入することによって、プラズマ発生室内
壁もしくはプラズマ発生室内部の障害物にC60含有率が
5%以上の煤を堆積させ、C60を含有する原料として上
記の煤を用いることを特徴とするC60作製方法。 - 【請求項7】請求項6において、プラズマ発生室内の圧
力が1Torr以下に保持されていることを特徴とする
C60作製方法。 - 【請求項8】請求項6において炭素原子を含む気体の濃
度が、5%以上であることを特徴とするC60作製方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03178703A JP3088784B2 (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | C60作製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03178703A JP3088784B2 (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | C60作製方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH054810A true JPH054810A (ja) | 1993-01-14 |
JP3088784B2 JP3088784B2 (ja) | 2000-09-18 |
Family
ID=16053084
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03178703A Expired - Lifetime JP3088784B2 (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | C60作製方法 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3088784B2 (ja) |
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- 1991-06-24 JP JP03178703A patent/JP3088784B2/ja not_active Expired - Lifetime
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---|---|
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