JPH0548075Y2 - - Google Patents

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JPH0548075Y2
JPH0548075Y2 JP1990028402U JP2840290U JPH0548075Y2 JP H0548075 Y2 JPH0548075 Y2 JP H0548075Y2 JP 1990028402 U JP1990028402 U JP 1990028402U JP 2840290 U JP2840290 U JP 2840290U JP H0548075 Y2 JPH0548075 Y2 JP H0548075Y2
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roller
fired
furnace
rollers
hearth kiln
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  • Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
  • Tunnel Furnaces (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ローラハースキルンに関するもの
で、例えば台板上に載せた被焼成品を搬送する搬
送装置に関する。
(従来の技術) タイルのような小形軽量な窯業製品を焼成する
従来のローラハースキルンは、例えば1100〜1200
℃に維持された炉体の内部に外径20〜25mm程度の
被焼成品移送用のローラを多数並設し、各ローラ
を駆動チエーンによつてローラ周速度が20mm/秒
程度となるよう回転させてローラ表面と被焼成品
との摩擦により被焼成品を炉体の入口から出口ま
で搬送しつつ焼成を行うものである(例えば、実
公昭57−44315号公報)。
(考案が解決しようとする課題) ところがこのように細径のローラを用いた従来
のローラハースキルンにおいては、高温下におい
てローラの自重および被焼成品の荷重が作用する
ので、ローラの中央部が下方へ撓むこととなり、
このため第6図Aに示すように、中央部の被焼成
品10aが両側の被焼成品10b,10cよりも
進行が遅れる現象が生じ、炉出口における被焼成
品の自動搬出に困難を生ずるとともに、タイル等
の直焼を行うときには焼成帯におけるタイル等の
間隔が不均一となつて焼成ガスの流れが乱れ、タ
イルに反り、くつつきその他の品質上のバラツキ
を生ずる等の種々の問題があつた。
この解決策として、実公昭61−43198号公報に
開示されるものがあるが、この従来のものはテー
パローラが固定であるから、複数列の任意の被焼
成品を早送りしたい場合、テーパ位置の異なるテ
ーパローラを製作し交換しなければならず対応が
困難であり、またテーパローラ自体の製作コスト
が高いという問題がある。
本考案は、このような問題点を解決するために
なされたもので、炉長方向の任意の位置のローラ
を早送り可能にし、かつそのローラの幅方向の任
意の位置を相対的に早送り可能にしたローラハー
スキルンを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) そのために、本考案のローラハースキルンは、
被焼成品の搬送方向に沿つて多数のセラミツクス
製のローラが並設され、これらのローラの回転に
より該被焼成品を搬送しつつ焼成するローラハー
スキルンにおいて、前記ローラのうち炉長方向の
任意の位置のローラが、通常の第1ローラと、通
常の第1ローラ径よりも大径の外径をもつ1個ま
たは2個以上の着脱自在のリングをローラ炉幅方
向の任意の位置に固定した第2ローラとからなる
ことを特徴とする。
前記ローラは、炉内部、炉入口部、炉出口部の
いずれの位置に設けることも可能である。
(作用) 本考案のローラハースキルンによれば、炉長方
向に並べられる多数本のローラのうち任意のロー
ラを選択し、そのローラのローラ軸方向の任意の
位置にリングをもつ第2ローラを取付けることに
より、任意の炉長方向位置または炉幅方向位置で
搬送速度を速め、移送される被焼成品の前後差を
縮められる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面にもとづいて説明
する。
ローラハースキルンの炉出口部に本考案を適用
した実施例を第3図〜第5図に示す。
炉体1の出口部に第1の搬送装置11としての
第1ローラ2、第2ローラ3および第3ローラ4
が平行に設けられ、これらのローラ2,3,4は
2連チエーン装置12により図示矢印方向に被焼
成品を移送するよう回転している。
第3ローラ4の下流側にはローラ搬送方向とほ
ぼ直交する方向にベルトコンベヤ5が設けられ、
図示矢印方向に焼成品が移送される。次いでベル
トコンベヤ5から第2の搬送装置6のローラ7上
に被焼成品を載せ、図示矢印方向に被焼成品を搬
送する。
炉出口部の第1ローラ2は、通常のセラミツク
ス製あるいは金属製のローラである。セラミツク
ス製ローラの場合、例えばムライト、炭化珪素、
アルミナ等の磁器質からなる。
第2ローラ3は、第1図に示すように、ローラ
3aの中央部に2個の円筒状リング8,9が固定
されている。リング8,9の材質は例えばステン
レス製であるがその他の材料であつても良い。ま
たこの2個のリング8と9の間隔は、移送される
被焼成品に対応させて、被焼成品が台板10であ
る場合には、その台板10の幅Lよりも狭い幅の
間隔lをもつて2個のリング8,9が通常のロー
ラ2の外周に接着または溶接等により固定されて
いる。この場合、第3図に示すように、炉長方向
に3列の台板10a,10b,10cを搬送する
と、リング8,9の外周面の周速が速められるの
で、ローラ中央部の台板10aの移送速度が速め
られる。
第3ローラ4は、ローラ外周に6個のリング
8,9を固定している。固定手段は前記第2ロー
ラの場合と同様である。第2ローラによれば、3
列の台板10a,10b,10cのうちいずれの
列の台板をも第1ローラ2の移送速度よりも速い
速度で移送する。
したがつて、第6図Aに示すように、炉出口部
において、3列に並ぶ台板10a,10b,10
cのうちの中央の台板10aが相対的に両側の台
板10b,10cよりも遅れている場合、中央の
台板10aは、第2ローラ3上を通ることによ
り、リング8,9により搬送速度が速められ、第
6図Bに示すように、第3ローラ4の上に来たと
きには、両側の台板10b,10cとほぼ同位置
の横並び状態になる。このため、ベルトコンベヤ
5の上に3個の台板10a,10b,10cがほ
ぼ同時に載せられ、搬送が適正に行われる。
本発明によるリングの取付位置あるいはリング
の外径については、ローラ外径、ローラの回転速
度、台板の形状、ローラハースキルンの搬送特性
等を考慮して決定する。
第7図は、本発明の第2の実施例を示すもので
ある。第2の実施例は、ローラ2に取付けるリン
グの外径を2種類に設定したものである。中央部
の2個のリング14は相対的に大径の外径をも
ち、両側のリング15は相対的に小径の外径をも
つている。したがつて、3列で台板が搬送される
とすると、リング15の周速よりもリング14の
周速の方が大きいので、両側の台板よりも中央側
の台板の搬送速度が速められる。外径の異なるリ
ングについては、本発明としては2種類に限らず
1本のローラに3個以上の外径の異なるリングを
取付けることも可能である。
第8図は本考案の第3の実施例を示すものであ
る。第3の実施例は、第1ローラ2にテーパロー
ラ16,17を取付けたものである。テーパロー
ラ16は、中央部から端側にいくにしたがい小径
の外径をもち、リング17についても同様に中央
部から端側にいくにしたがい小径の外径をもつ。
このテーパローラ16,17によれば、両端の台
板よりも中央側の台板のほうが速度が速められ
る。
本考案の第4の実施例は、炉入口側のローラに
リング付ローラを取付けた例である。第9図Aの
改善前の例に示すように、ローラハースキルン本
体20内を搬送される中央の台板21aが両端の
台板21b,21cより遅れて搬送される場合、
リング付ローラを炉入口に設置し、第9図Bに示
すように、故意に中央の台板21aを先行させ、
炉内に搬入させることで、炉出口部に中央の台板
21aと端側の台板21b,21cとを前後差な
く搬出させる。
(考案の効果) 以上説明したように本考案のローラハースキル
ンによれば、ローラハースキルンで複数列の被焼
成品を移送する場合、リングに載せられて運ばれ
る被焼成品の搬送速度がリングに載せられない被
焼成品の搬送速度よりも速められるので、列方向
の被焼成品の前後差を容易に調節することがで
き、後工程のベルトコンベヤなどに適正に積荷す
ることができ、搬送時の被焼成品の落下や位置ズ
レ等を確実に解消することができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の第2のローラを示す
正面図、第2図は第2ローラのリングを表す縦断
面図、第3図は本考案の実施例によるローラハー
スキルンの炉出口部を表す平面図、第4図は第3
図に示す方向矢視図、第5図は第3図に示す
方向矢視図、第6図は被焼成品の搬送位置のバラ
ツキを説明するための説明図、第7図および第8
図は本考案の他の実施例のローラハースキルンを
表す断面図、第9図は本考案の第4の実施例を説
明するための説明図で、Aは改善前の図、Bは改
善後の図である。 1……ローラハースキルン、2……第1ロー
ラ、3……第2ローラ、4……第3ローラ(第2
ローラ)、8,9,14,15……リング、16,
17……テーパリング、10,10a,10b,
10c……台板(被焼成品)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被焼成品の搬送方向に沿つて多数のセラミツク
    ス製のローラが並設され、これらのローラの回転
    により該被焼成品を搬送しつつ焼成するローラハ
    ースキルンにおいて、前記ローラのうち炉長方向
    の任意の位置のローラが、通常の第1ローラと、
    通常の第1ローラ径よりも大径の外径をもつ1個
    または2個以上の着脱自在のリングをローラ炉幅
    方向の任意の位置に固定した第2ローラとからな
    ることを特徴とするローラハースキルン。
JP1990028402U 1990-03-20 1990-03-20 Expired - Lifetime JPH0548075Y2 (ja)

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JP1990028402U JPH0548075Y2 (ja) 1990-03-20 1990-03-20

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JP1990028402U JPH0548075Y2 (ja) 1990-03-20 1990-03-20

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Publication Number Publication Date
JPH03118496U JPH03118496U (ja) 1991-12-06
JPH0548075Y2 true JPH0548075Y2 (ja) 1993-12-20

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ID=31531207

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JP2001289566A (ja) * 2000-04-10 2001-10-19 Ulvac Japan Ltd 搬送ローラ及びこれを備えた水素熱処理炉
JP2012097935A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Takasago Ind Co Ltd ローラハースキルン、速度差補正方法、および速度差補正筒部材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6143198U (ja) * 1984-08-21 1986-03-20 綜美薬品株式会社 壜口シ−ル装置

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