JP2012097935A - ローラハースキルン、速度差補正方法、および速度差補正筒部材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ローラハースキルン1は、搬送方向に延在する複数の被処理物行X1〜X3を形成する複数の被処理物90に熱処理を施す熱処理区間A2と、熱処理区間A2に配置され、複数の被処理物90を搬送する複数のローラ30と、ローラ30の外周面に脱着可能に配置され、ローラ30一回転あたりの被処理物90の搬送長を長くすることにより、複数の被処理物行X1〜X3間の搬送速度の速度差を補正する速度差補正筒部材5と、を備える。
【選択図】図2
Description
[ローラハースキルンの構成]
まず、本実施形態のローラハースキルンの構成について説明する。図1に、本実施形態のローラハースキルンの長手方向(左右方向)一部の斜視図を示す。図2に、図1のII−II方向断面図を示す。
ハウジング2は、ハウジング本体20と、熱処理室21と、多数のローラ挿通孔22と、多数のヒータ挿通孔23と、駆動側ブラケット24と、従動側ブラケット25と、を備えている。
ヒータ4は、電熱ヒータである。ヒータ4は、炭化ケイ素製であって、前後方向に延びる円筒状を呈している。ヒータ4は、左右方向に並んで、熱処理室21に、多数配置されている。多数のヒータ4は、後述するローラ30を挟んで、上下二段に配置されている。ヒータ4の前後方向両端は、各々、ヒータ挿通孔23を介して、熱処理室21からハウジング本体20の外部に突出している。ヒータ4は、外部の電源(図略)に、電気的に接続されている。
ローラアセンブリ3は、ローラ30と、駆動端キャップ31と、従動端キャップ32と、を備えている。ローラ30は、ムライト製であって、軸方向全長に亘って同径の、円筒状を呈している。ローラ30は、前後方向に延在している。ローラ30は、左右方向に並んで、熱処理室21に多数配置されている。ローラ30の前端および後端は、各々、ローラ挿通孔22を介して、熱処理室21からハウジング本体20の外部に突出している。
図3に、図1の右端のローラの部分斜視図を示す。なお、図3に示すのは、ローラ30において、熱処理室21内に収容されている部分である。図4に、図3の区間IVの分解斜視図を示す。図5に、図3のV−V方向断面図を示す。
次に、本実施形態の速度差補正方法について説明する。図6(a)に、本実施形態のローラハースキルンの模式上面図を示す。図6(b)に、図6(a)の簡略図を示す。図6(a)においては、一列ごとに被処理物90にハッチングを施して示す。図6(b)においては、二つの速度差補正筒部材5の配置部分を「・」で示す。
本工程においては、ローラ30に速度差補正筒部材5を配置しない状態で、ローラハースキルン1を運転する(前出図10(b)参照)。運転の結果、被処理物90の搬送速度は、被処理物行X3が最も速く、被処理物行X2が次に速く、被処理物行X1が最も遅いことが判る。すなわち、被処理物行X1〜X3間の搬送速度の速度差が検出される。
本工程においては、速度差検出工程の検出結果を基に、ローラ30に速度差補正筒部材5を配置する。具体的には、図6(b)に示すように、ローラ30における、搬送速度が最も遅い被処理物行X1に対応する部分、搬送速度が次に遅い被処理物行X2に対応する部分に、速度差補正筒部材5を配置する。
次に、本実施形態のローラハースキルン1、速度差補正方法、および速度差補正筒部材5の作用効果について説明する。本実施形態の速度差補正筒部材5は、ローラ30の外周面に配置されている。このため、ローラ30の径を、見かけ上、大きくすることができる。したがって、ローラ30一回転あたりの被処理物90の搬送長を長くすることができる。つまり、搬送速度を速くすることができる。
本実施形態と第一実施形態との相違点は、速度差補正筒部材の配置だけである。ここでは、主に相違点について説明する。図7に、本実施形態のローラハースキルンの模式上面図(簡略図)を示す。なお、図6(b)に対応する部位については、同じ符号で示す。
以上、本発明のローラハースキルン、速度差補正方法、および速度差補正筒部材の実施の形態について説明した。しかしながら、実施の形態は上記形態に特に限定されるものではない。当業者が行いうる種々の変形的形態、改良的形態で実施することも可能である。
20:ハウジング本体、21:熱処理室、22:ローラ挿通孔、23:ヒータ挿通孔、24:駆動側ブラケット、25:従動側ブラケット、30:ローラ、31:駆動端キャップ、32:従動端キャップ、50:筒本体、51:溶射層、52:固定孔、53:タッピングスクリュー、54:第一分割体、55:第二分割体、90:被処理物、91:駆動軸部材、92:スプロケット。
200:外壁、201:断熱材、202:扉、203:扉、240:軸受部、250:タイヤ、520:大孔部、521:小孔部、530:頂部、531:先端部、540:溝部、550:溝部。
A1:搬入区間、A2:熱処理区間、A20:冷却区間、A3:搬出区間、X1〜X3:被処理物行、Y01〜Y20:被処理物列。
Claims (7)
- 搬送方向に延在する複数の被処理物行を形成する複数の被処理物に熱処理を施す熱処理区間と、
該熱処理区間に配置され、複数の該被処理物を搬送する複数のローラと、
該ローラの外周面に脱着可能に配置され、該ローラ一回転あたりの該被処理物の搬送長を長くすることにより、複数の該被処理物行間の搬送速度の速度差を補正する速度差補正筒部材と、
を備えるローラハースキルン。 - さらに、前記熱処理区間の下流端を外部から遮断する扉を備え、
前記速度差補正筒部材は、該扉付近の前記ローラに配置される請求項1に記載のローラハースキルン。 - 前記熱処理区間は、前記被処理物を冷却する冷却区間を有し、
前記速度差補正筒部材は、該冷却区間に配置される請求項1または請求項2に記載のローラハースキルン。 - 前記ローラは、セラミック製である請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のローラハースキルン。
- 前記速度差補正筒部材における前記被処理物との接触面は、セラミック製である請求項4に記載のローラハースキルン。
- 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のローラハースキルンの速度差補正方法であって、
前記速度差補正筒部材を配置せずに前記ローラハースキルンを運転することにより、複数の前記被処理物行間の搬送速度の速度差を検出する速度差検出工程と、
前記ローラにおける、最も該搬送速度が遅い該被処理物行に対応する部分に、該速度差補正筒部材を配置することにより、該速度差を補正する筒部材配置工程と、
を有する速度差補正方法。 - 搬送方向に延在する複数の被処理物行を形成する複数の被処理物に熱処理を施す熱処理区間と、
該熱処理区間に配置され、複数の該被処理物を搬送する複数のローラと、
を備えるローラハースキルンの、該ローラの外周面に脱着可能に配置され、
該ローラ一回転あたりの該被処理物の搬送長を長くすることにより、複数の該被処理物行間の搬送速度の速度差を補正する速度差補正筒部材。
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CN109708467A (zh) * | 2019-01-16 | 2019-05-03 | 广东邦普循环科技有限公司 | 一种正极材料烧结用全自动超长辊道窑 |
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2010
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