JPH0548015U - 車輌用電気式操縦レバー装置 - Google Patents

車輌用電気式操縦レバー装置

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JPH0548015U
JPH0548015U JP2831891U JP2831891U JPH0548015U JP H0548015 U JPH0548015 U JP H0548015U JP 2831891 U JP2831891 U JP 2831891U JP 2831891 U JP2831891 U JP 2831891U JP H0548015 U JPH0548015 U JP H0548015U
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JP
Japan
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lever
detent
operating
vehicle
detent ball
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Withdrawn
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JP2831891U
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Inventor
譲 松本
栄基 山田
勝 岩本
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U-SHINLTD.
Komatsu Ltd
Original Assignee
U-SHINLTD.
Komatsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 少ない部品でもって操作レバーの操作位置を
規制維持できるデテント機構を備える電気式操縦レバー
装置である。 【構成】 操作レバー10の先端部に、操作バネ13と、こ
の操作力設定バネ13によって推力を付勢されるデテント
ボール14とが組み込まれており、コントロールボックス
20内底部に、中立位置Nと、その前後位置F、Rとの境
界部に、前記操作レバーの先端部10' 付設のデテントボ
ール14のデテント稜部が、それぞれ設けられている。 【効果】 少ない構成部品よってデテント機構を装置内
に組み込み、円滑かつ確実にコントロールできる操縦レ
バー装置が得られる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車輌用の電気式操縦レバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ブルドーザー、クローラクレーン、履帯式トラクタなどの作業用車輌の操縦に 、1本の操作レバーを用いて同時に二種類の電気信号を発生させて、これらの電 気信号によって車輌の操作を行い得る電気式操縦レバー装置については、例えば 特開昭53−111936号公報、実公平3−4005号公報、実開昭64−3 4378号公報などによって知られている。
【0003】 そして、この種の操縦レバー装置では、X軸方向とY軸方向とに、それぞれ回 転変位させた各変位量をポテンショメータによって発生される電圧の変化量を電 気信号に変換させて、走行駆動部の制御装置に伝達されるように構成されている 。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記のような従来の操縦レバー装置では、操縦時の操作レバーを、前進・後退 、及び左右方向への各操作位置に変位させて保持させるための機構を得るために 、多くの構成部品を必要とし、複雑な構造になされている。たとえば、特開昭5 3−111936号公報で開示されているものでは、走行駆動部への操縦伝達機 構のほかに、複雑なカム機構と、そのカム機構の変位を確実にするためのバネ並 びにそれらの保持機構などを必要としている。
【0005】 また、前記実公平3−4005号公報に開示のものでは、操作レバーの枢支部 が同一水平面上で交差させる必要上支持軸の支持構造が複雑化し、操作レバーの 各操作位置を保持するために、パターンプレートと操作レバーに直結されるガイ ドバーを係合させるような構造にされ、中立位置への自動復帰を行わせるために 複雑なバネ戻し機構を付設させる等、多くの構成部品を必要としている。
【0006】 さらに、実開昭64−34378号公報で開示されているものでは、やはり操 作レバーに加えられる操作力を保持させるために複数の操作ロットや戻しバネ、 位置保持のためのカム、位置決め部材など多くの部品を用いて構成されている。
【0007】 このように従来、建機や農機などの作業用車輌における1本の操作レバーによ る操縦レバー装置においては、どうしても多数の構成部品を必要として、構造も 複雑化するのは避けられない。当然製作費も嵩むことになる。
【0008】 本考案にては、このような従来の問題点を解決して、少ない部品でもって操縦 レバーの操作位置を規正維持できるデテント機構がコントロールボックス内に組 み込まれた電気式操縦レバー装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
以上のような目的を達成するために、本考案は、1本の操作レバーによってX Y二方向の変位電気信号を車輌の駆動制御部に伝達できるようにされた操縦レバ ー装置において、操作レバーの枢支位置から延びる当該操作レバーの先端部内に 、デテントボールとそのデテントボールに押し付け力を加える操作バネとが備え られ、コントロールボックス内底部には、中立位置の前進・後退切り換え方向前 後位置に前記操作レバー先端部付属のデテントボールの移動が規制されるデテン ト稜部をそれぞれ設けられている構成のものである。
【0010】
【作用】
このように構成されたことにより、本考案装置は、車輌の操縦時、操作レバー を中立位置から前進または後退方向に傾ける際、ぞれぞれの位置に設けられたデ テント稜部では、操作レバーの先端部に付されたデテントボールが、その後背部 において付勢している操作バネの推力に抗して押し上げられて乗り越え、操作さ れた目的位置に移行して、その操作位置が確保される。なお、各デテント稜部に よって仕切られた位置で左右方向には、そのデテント稜部で仕切られた範囲にて 操作レバーを傾ける状態に応じてデテントボールが転動し、操作容易である。
【0011】
【実施例】
次に本考案を一実施例について図面を参照しつつ説明する。 図1に示すのは本考案の操縦レバー装置を一部縦断して表している。この図に おいて、操作レバー10は上端部に操作ノブ11を有し、基板15に取り付く支持箱16 内でXY両方向に回動自在に球軸受17にて中間部を支持されている。前記操作レ バー10の球軸受17による支持点a より下方に延びる中間部分には、X方向(左右 方向)の回動変位をポテンショメータ18に伝える公知構造のブリッジ形部材19と 、Y方向(前後方向)の回動変位をポテンショメータ18' に伝える公知構造のブ リッジ形部材19' が係合されている。さらに、当該操作レバー10の先端部10' に は軸芯に沿って有底穴12が設けられ、この有底穴12にはデテント機構の可動側を 構成する操作バネ13と、当該操作バネカバー13' と、デテントボール14とが組み 込まれている。
【0012】 支持箱16の下側には、コントロールボックス20が閉鎖構造で接続されており、 このコントロールボックス20の内底面には、図1で示されるように操作レバー10 の直立位置(必ずしもこれに限定されない)が中立位置Nとなるようにして、そ の前後に、言い換えれば、操作レバー10を前進操作位置Fに傾動させた場合の操 作レバー先端部10' が指向する位置と、操作レバー10を後退操作位置Rに傾動さ せた場合の操作レバー先端部10' が指向する位置とに移行させてその位置を確保 できるように、それぞれデテント稜部25,25'が設けられている。このデテント稜 部25,25'によって仕切られた前進操作位置Fおよび後退操作位置Rでは、それぞ れ操作レバー10の先端部10' に付属されるデテントボール14の組み付け転動状態 を保って左右方向に回動変位できる(図2参照)。なお、図中符号30は各ポテン ショメータ18,18'と図示省略された駆動制御機構の電気信号処理装置に接続され るケーブルコネクタ、31はシフトカバーである。
【0013】 このように構成された本考案装置では、操作ノブ11を中立位置Nにすると、操 作レバー10の先端部10' に付されているデテントボール14が、その後背に配され ている操作バネ13による推力で中立位置における内底面21内において溝面に押し 付けられて、中立状態に保たれる。
【0014】 前進操作するためには、操作ノブ11を前進方向Fに傾動させると、操作レバー 10が支持点a を中心にして傾動し、その操作レバー先端部10' は前進位置の内底 面22に指向される。この際、当該操作レバー先端部10' に組み付けられたデテン トボール14は、中立位置の内底面21から前進位置の内底面22に移行するとき、そ のデテントボール14に付勢されている操作バネ13が押圧されるが、前記両内底面 21,22 間に形成されているデテント稜部25では、転動するデテントボール14に対 して押し上げ力が作用し、デテントボール14背後に付勢されているバネ力に抗し て当該デテントボール14が軸方向に押し込まれ、この稜部25を乗り越えると直ち に押し戻されて隣接するデテント溝22内に移行し、前記デテントボール14を介し て押圧された操作バネ13の復帰押圧力によって、当該前進位置の内底面22位置で 操作レバー10が維持される。操作レバー10を後退位置Rに操作する場合も前記と 同要領で操作レバー10先端部10' に付されているデテントボール14が転動しつつ デテント稜部25' を乗り越え、後退位置の内底面23に移行して保持されることに なる。
【0015】 なお、左右方向への操縦については、それぞれの位置での内底面21,22,23上で 操作レバー10を左右いずれかに傾動させれば、それに対応してデテントボール14 が各位置での内底面21,22,23のいずれかで転動して操作レバー10中間に係合する ブリッジ部材19,19'を介して各ポテンショメータ18,18'が作動し、変位電気信号 が駆動部の制御機構に伝達され、車輌を操縦することができる。
【0016】
【考案の効果】
このようにして本考案によれば、少ない構成部品によって、デテント機構を装 置内に組み込むことができ、しかも移動変位に際しての可動部にボールを用いて 円滑で確実なコントロールができる経済性の高い装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の車輌用操縦レバー装置の一部を縦断し
て示す正面図である。
【図2】コントロールボックス内のデテント稜部で仕切
られた内底面を示す平面図である。
【符号の説明】 10 操作レバー 10’ 操作レバーの先端部 11 操作ノブ 12 有底穴 13 操作力設定バネ 14 デテントボール 15 基板 16 支持箱 17 球軸受 18,18’ ポテンショメータ 19,19’ ブリッジ部材 20 コントロールボックス 21 中立位置の内底面 22 前進位置の内底面 23 後退位置の内底面 25,25’ デテント稜部
フロントページの続き (72)考案者 岩本 勝 大阪市住之江区東加賀屋一丁目9番1号 株式会社ユーシン大阪内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1本の操作レバーによってXY二方向の
    変位電気信号を車輌の駆動制御部に伝達できるようにさ
    れた操縦レバー装置において、 操作レバーの枢支位置から延びる当該操作レバーの先端
    部内に、デテントボールとそのデテントボールに押し付
    け力を加える操作バネとが備えられ、コントロールボッ
    クス内底部には、中立位置の前進・後退切り換え方向前
    後位置に、前記操作レバー先端部付属のデテントボール
    の移動が規制されるデテント稜部を、それぞれ設けられ
    ていることを特徴とする車輌用電気式操縦レバー装置。
JP2831891U 1991-03-29 1991-03-29 車輌用電気式操縦レバー装置 Withdrawn JPH0548015U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2831891U JPH0548015U (ja) 1991-03-29 1991-03-29 車輌用電気式操縦レバー装置

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JP2831891U JPH0548015U (ja) 1991-03-29 1991-03-29 車輌用電気式操縦レバー装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0548015U true JPH0548015U (ja) 1993-06-25

Family

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JP2831891U Withdrawn JPH0548015U (ja) 1991-03-29 1991-03-29 車輌用電気式操縦レバー装置

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Effective date: 19950615