JPH054784Y2 - - Google Patents

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JPH054784Y2
JPH054784Y2 JP1987138019U JP13801987U JPH054784Y2 JP H054784 Y2 JPH054784 Y2 JP H054784Y2 JP 1987138019 U JP1987138019 U JP 1987138019U JP 13801987 U JP13801987 U JP 13801987U JP H054784 Y2 JPH054784 Y2 JP H054784Y2
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film
mat
synthetic resin
resin foam
fiber
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JP1987138019U
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JPS63191992U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、不快な音がでない上、肌触りが良好
な浴室用マツトに関する。
[従来の技術] 従来、バスルーム、シヤワールーム等用のマツ
トには、ポリエチレン等により作られた独立気泡
フオームが多量に使用されており、これらのフオ
ームは独立気泡性であるためにクツシヨン性、断
熱性が極めて良好であり、かつ加工性が良く価格
が安い等の優れた特性がある。
[考案が解決しようとする問題点] しかし、その一方で、フオームの表面にポリプ
ロピレンの無延伸フイルムを貼着したものが市販
されているが、湯、石鹸等を使うとマツトの上を
動く度に不快な音が出たり、肌触りが悪い上すべ
つたりして問題が多かつた。
そこで本考案の目的は、その上で動いても不快
な音がでない上、肌触りが良好であるという優れ
た浴室用マツトを提供することにあり、更には合
成樹脂フオームの優れた特性を失うことなく、ス
リツプしにくくクツシヨン性、断熱性に優れた浴
室用マツトを提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 前記した本考案の目的は太さ2〜50d、長さ
0.01〜2.0mmの繊維パイルが5〜40重量%混入さ
れた接着剤がコーテイングされてなるフイルム
が、合成樹脂フオームからなる基材の片面に、上
記コーテイング層が外側面になるように積層され
ているとともに、前記繊維パイルによつてフイル
ム表面に微細な凹凸を形成せしめたことを特徴と
する浴室用マツトによつて達成される。
すなわち、本考案は、フイルムに繊維パイルが
混入された接着剤をコーテイングすることによ
り、フイルム表面に微細な凹凸を付け、人体とマ
ツトの摩擦により生じる不快な音の発生を防ぐも
のである。
この場合用いられる接着剤としてはウレタン、
ポリエステル、アクリル、エポキシ、ゴムの各樹
脂系のものなどが挙げらる。この中でも耐水性が
よく、またシート等の柄を鮮明に見せるために透
明性を有するものが好ましい。
また接着剤のフイルムへの塗布量としては、ド
ライの状態で接着剤層の厚みが5〜40μとなる程
度の量が加工性、透明性の点で好ましい。
微細凹凸の高さは、100μ以下であることが好
ましく、さらに40μ以下であることがより好まし
い。微細凹凸の高さがあまり高くなると、人体に
接触した場合、異和感(不快感)がある。
本考案で用いられる繊維パイルは、太さが2〜
50d長さが0.01〜2.0mm、またフイルムに繊維パイ
ルを付着させる際の、接触剤中の繊維パイルの混
入率は接着剤に対して5〜40重量%であることが
重要であり、そのことにより不快な音の発生を防
ぐ効果及びコーテイング時の分散性と加工性に優
れる。より好ましくはそれぞれ、5〜15d,0.1〜
1.0mm,5〜25重量%である。
繊維パイルの素材は特に限定されないが、例え
ばナイロン、アクリル、ポリエステル、天然繊維
などが挙げられる。特に、加工性の点から天然繊
維が好ましい。
本考案においては、繊維パイルが混入された接
着剤をコーテイングすることによつて繊維パイル
をフイルムに付着させた上で合成樹脂フオームに
積層されるものであるが、このことにより、加工
がしやすい、フイルムを予めプリントすることに
よつて、柄を鮮明に出すことができ、また、ひつ
かきなどに対する表面の強度を持たせることがで
きる。
本考案におけるフイルムとしては、素材は特に
限定されないが、ポリプロピレン、ポリエチレン
等のポリオレフイン、ポリエステル等の単独また
は複数枚ラミネートしたものが挙げられ、特に風
合、柔らかさの点でポリオレフイン、更にはポリ
プロピレンが好ましい。また、フイルムは無延伸
であると延伸したものに比し、エンボスがかかり
易いので好ましい。
またフイルムの厚さも特に限定されないが0.02
〜0.1mm、特に0.03〜0.06mmであることが加工性と
コストの点で好ましい。また一般にシートと称さ
れる程度の厚いものも含むものとする。また予め
柄をプリントしたフイルムであると見た目も良
く、好ましい。
本考案を構成する合成樹脂フオームの密度とし
ては、0.1g/c.c.以下から現在市販されているフ
オームの下限である0.02g/c.c.前後が好ましく、
特に0.02〜0.5g/c.c.が好ましい。フオームの密
度が大きすぎると、フオームが硬くなり過ぎ、ま
た断熱性が劣るので浴室用のマツトとしては好ま
しくない。
フオームの材質としては、ポリエチレン、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−プロピレ
ン共重合体、エタンより誘導合成された樹脂、及
びこれらの樹脂をブレンドしたもの等が用いられ
る。また、これらのフオームは既知のいかなる製
法により製造されたものであつてもかまわず、必
要に応じて顔料、抗酸化剤、充填剤等の添加物が
混入されていてもかまわない。
更に、本考案の浴室用マツトを構成する合成樹
脂フオームとシートを構成する各素材は異なつて
も良いが、同種類であると両者の融着ができた
り、表面にエンボスできたりして加工性が良好で
ある上、合成樹脂フオームとフイルムとの一体感
があるため好ましい。
また、合成樹脂フオームとフイルムは前記した
ように融着しても良いが、接着剤層を介して貼り
合わせても良い。
更に本考案の浴室用マツトはマツト状のものは
勿論すのこ状のものも含むものとする。
本考案の浴室用マツトであるパルプを付着させ
たポリプロピレンフイルムとポリエチレンフオー
ムを貼り合せたものと、通常のフイルムを貼り合
せた従来のマツトに実際に水をかけ足で摩擦を起
こしその発生音をテープレコーダで録音・再生し
てSound Level Meter(RION社製)で測定した
ところ本考案のものには30ホーン程度の消音効果
があることが確認された。
次に本考案を図を用いて説明する。
第1図及び第2図はそれぞれ本考案の浴室用マ
ツトの断面図の例である。第1図はマツト状、第
2図はすのこ状の合成樹脂フオーム1にそれぞれ
繊維パイル4を付着したフイルム2を接着剤層3
を介して貼り合せた浴室用マツトである。
[考案の効果] 本考案の浴室用マツトは、繊維パイルがコーテ
イングされ、表面に微細凹凸を有するフイルムが
貼り合せてあるため、湯水あるいは石鹸水をかぶ
つても不快な音が出ない上、肌触りが極めて良好
であり、その上スリツプしにくい。付着している
繊維パイルも少しで十分な効果が得られるので製
品が安価である。また表面もひつかき等に対して
十分な強度を有する。
また本考案の浴室用マツトは、単に繊維パイル
が接着剤とともにコーテイングされたフイルムを
合成樹脂フオームに貼り合せたものであるため、
合成樹脂フオーム自体の優れた特性の十分生かさ
れ、クツシヨン性、断熱性に優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図、および第2図は本考案の浴室用マツト
の断面図の例を示すもので、第1図は合成樹脂フ
オームがマツト状のものであり、第2図は、すの
こ状のものである。 1……合成樹脂フオーム、2……フイルム、3
……接着剤層、4……繊維パイルによる凸部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 太さ2〜50d、長さ0.01〜2.0mmの繊維パイルが
    5〜40重量%混入された接着剤がコーテイングさ
    れてなるフイルムが、合成樹脂フオームからなる
    基材の片面に、上記コーテイング層が外側面にな
    るように積層されているとともに、前記繊維パイ
    ルによつてフイルム表面に微細な凹凸を形成せし
    めたことを特徴とする浴室用マツト。
JP1987138019U 1987-01-13 1987-09-09 Expired - Lifetime JPH054784Y2 (ja)

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JP1987138019U JPH054784Y2 (ja) 1987-01-13 1987-09-09

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP340587 1987-01-13
JP1987138019U JPH054784Y2 (ja) 1987-01-13 1987-09-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63191992U JPS63191992U (ja) 1988-12-09
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JP1987138019U Expired - Lifetime JPH054784Y2 (ja) 1987-01-13 1987-09-09

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0327499Y2 (ja) * 1986-12-18 1991-06-13

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JPS63191992U (ja) 1988-12-09

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