JPH054777A - シート搬送装置 - Google Patents
シート搬送装置Info
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- JPH054777A JPH054777A JP3162249A JP16224991A JPH054777A JP H054777 A JPH054777 A JP H054777A JP 3162249 A JP3162249 A JP 3162249A JP 16224991 A JP16224991 A JP 16224991A JP H054777 A JPH054777 A JP H054777A
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- JP
- Japan
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- sheet
- conveying
- roller
- sheets
- rollers
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- Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)
- Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 中間トレイ85に積載するシート束P0 のズ
ラシ量を変化させて、分離時の退避搬送パスの長さを大
きくすることなく、長いシートの搬送を可能とする。 【構成】 搬送すべきシートは、所定量Lずらした状態
で中間トレイ85上に積載される。積載したシート束P
0 は、第2の搬送手段6により第1の搬送手段7へ搬送
される。この搬送時に、最先のシートP1以外のシート
束P0 を、フラッパ9により退避搬送パス21へ退避さ
せて、最先のシート材P1のみを第1の搬送手段7によ
り中間トレイ85から搬送する。長いシート材Pを中間
トレイ85へ積載時には、制御手段11によりシート束
P0 のズラシ量Lが変化される。これにより、小サイズ
用のシート搬送装置においても、特別の構成を付加する
ことなく長いサイズのシートを分離・搬送できる。
ラシ量を変化させて、分離時の退避搬送パスの長さを大
きくすることなく、長いシートの搬送を可能とする。 【構成】 搬送すべきシートは、所定量Lずらした状態
で中間トレイ85上に積載される。積載したシート束P
0 は、第2の搬送手段6により第1の搬送手段7へ搬送
される。この搬送時に、最先のシートP1以外のシート
束P0 を、フラッパ9により退避搬送パス21へ退避さ
せて、最先のシート材P1のみを第1の搬送手段7によ
り中間トレイ85から搬送する。長いシート材Pを中間
トレイ85へ積載時には、制御手段11によりシート束
P0 のズラシ量Lが変化される。これにより、小サイズ
用のシート搬送装置においても、特別の構成を付加する
ことなく長いサイズのシートを分離・搬送できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシートの両面、又は一面
を多重に画像形成可能な画像形成装置におけるシート搬
送装置に関する。
を多重に画像形成可能な画像形成装置におけるシート搬
送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、両面複写を行なう両面画像形成装
置においては、一般に第1面画像形成済のシートを収納
しておく中間トレイを備えており、複数枚のシートの第
1面への画像形成終了後に中間トレイ上に積載されたシ
ート束を1枚ずつ分離して再び画像形成部に送り出して
所定の画像形成を行なっている。このような両面画像形
成を行なうにあたって重要な点は、画像が形成されるシ
ートの搬送を適正に行なう得るか否かというシート搬送
の信頼性である。特に、第1面に画像形成済みのシート
を中間トレイ内から1枚ずつ分離して送り出す再給紙動
作における信頼性が問題である。
置においては、一般に第1面画像形成済のシートを収納
しておく中間トレイを備えており、複数枚のシートの第
1面への画像形成終了後に中間トレイ上に積載されたシ
ート束を1枚ずつ分離して再び画像形成部に送り出して
所定の画像形成を行なっている。このような両面画像形
成を行なうにあたって重要な点は、画像が形成されるシ
ートの搬送を適正に行なう得るか否かというシート搬送
の信頼性である。特に、第1面に画像形成済みのシート
を中間トレイ内から1枚ずつ分離して送り出す再給紙動
作における信頼性が問題である。
【0003】従来のこの種の両面画像形成装置の一例
を、図16により説明する。
を、図16により説明する。
【0004】同図において、画像形成装置の装置本体2
内には、矢印方向に回転する感光ドラム3が配設されて
いる。装置本体2の上部に設けられた原稿台61の下方
には、複数のミラー62,63,65,66と結像レン
ズ67等からなる光学系が配設されている。上記感光ド
ラム3の周囲近傍には、感光ドラム3を一様に帯電させ
る一次帯電器69,上記光学系により形成された潜像に
トナーを付着させてトナー像とせる現像器70,上記ト
ナー像を後述するシートに転写させる転写電極71及び
転写後の感光ドラム3を清掃するクリーナ72等が順次
配設されている。
内には、矢印方向に回転する感光ドラム3が配設されて
いる。装置本体2の上部に設けられた原稿台61の下方
には、複数のミラー62,63,65,66と結像レン
ズ67等からなる光学系が配設されている。上記感光ド
ラム3の周囲近傍には、感光ドラム3を一様に帯電させ
る一次帯電器69,上記光学系により形成された潜像に
トナーを付着させてトナー像とせる現像器70,上記ト
ナー像を後述するシートに転写させる転写電極71及び
転写後の感光ドラム3を清掃するクリーナ72等が順次
配設されている。
【0005】カセット73内に収納されているシートP
は、給紙ローラ75により送出されレジストローラ76
により感光ドラム3の画像と同期した所定のタイミング
で送り出されて、転写電極71により第1面にトナー像
が転写される。トナー像を転写後のシートPは、定着器
77により定着される。
は、給紙ローラ75により送出されレジストローラ76
により感光ドラム3の画像と同期した所定のタイミング
で送り出されて、転写電極71により第1面にトナー像
が転写される。トナー像を転写後のシートPは、定着器
77により定着される。
【0006】第1面に画像を形成されたシートの同じ面
に、再度画像を重ね合せて多重複写を行なう場合には、
シートPは切換えガイド79により搬送路80aに導か
れて中間トレイ85上に収納される。また、第1面と反
対側の面に画像を形成させる場合は、シートPは切換え
ガイド79により搬送路80aへ導かれ、排出ローラ8
1により途中まで排出された後に排出ローラ81を逆転
させて切換えガイド82によりシートPの後端を搬送路
80cに導かれて中間トレイ85上に収納される。
に、再度画像を重ね合せて多重複写を行なう場合には、
シートPは切換えガイド79により搬送路80aに導か
れて中間トレイ85上に収納される。また、第1面と反
対側の面に画像を形成させる場合は、シートPは切換え
ガイド79により搬送路80aへ導かれ、排出ローラ8
1により途中まで排出された後に排出ローラ81を逆転
させて切換えガイド82によりシートPの後端を搬送路
80cに導かれて中間トレイ85上に収納される。
【0007】図16の画像形成装置においては、中間ト
レイ85に収納されたシートPは、その先端が揃えられ
た状態で積載したものである。これに対し、シートPの
先端を再給紙方向にずらしてシートPを収納して、再給
紙の安定化を図った従来の別の画像形成装置を図17及
び図18に示す。
レイ85に収納されたシートPは、その先端が揃えられ
た状態で積載したものである。これに対し、シートPの
先端を再給紙方向にずらしてシートPを収納して、再給
紙の安定化を図った従来の別の画像形成装置を図17及
び図18に示す。
【0008】同図において、シートPを中間トレイ85
上に積載させる際には、シートPを1枚載置する毎に中
間トレイ85上に積載されたシートPを少しずつ(Lず
つ)ずれた状態の階段状に状整えられて積載される。こ
のように階段状に積載されたシート束P0 は、第1面の
画像形成動作終了後にローラ対86を回転させてシート
束P0 を再給紙ローラ対87の方へまとめて搬送され
る。最下のシートP1がローラ対86を離れると同時に
ローラ対86を停止させることにより、最下位のシート
P1のみが再給紙ローラ対87により搬送されていっ
て、2面目の画像形成動作が行なわれる。この従来例に
よると、再給紙時におけるシートPの重送防止性能を向
上させることが可能となっている。なお、シートPの両
面に画像を形成するために、片面に画像が形成されたシ
ートPを階段状に積載して再給紙する技術は、特開昭5
8−178373等公報,特公昭63−18744号公
報等に積載されている。
上に積載させる際には、シートPを1枚載置する毎に中
間トレイ85上に積載されたシートPを少しずつ(Lず
つ)ずれた状態の階段状に状整えられて積載される。こ
のように階段状に積載されたシート束P0 は、第1面の
画像形成動作終了後にローラ対86を回転させてシート
束P0 を再給紙ローラ対87の方へまとめて搬送され
る。最下のシートP1がローラ対86を離れると同時に
ローラ対86を停止させることにより、最下位のシート
P1のみが再給紙ローラ対87により搬送されていっ
て、2面目の画像形成動作が行なわれる。この従来例に
よると、再給紙時におけるシートPの重送防止性能を向
上させることが可能となっている。なお、シートPの両
面に画像を形成するために、片面に画像が形成されたシ
ートPを階段状に積載して再給紙する技術は、特開昭5
8−178373等公報,特公昭63−18744号公
報等に積載されている。
【0009】しかし、上記従来例においては、再給紙す
る最下位のシートP1のみを再給紙ローラ対87によっ
て挟持されると共にローラ対86から離れ、他のシート
Pはローラ対86のみによって挟持されているという状
態を作らなければならない。そのためには、ローラ対8
6と再給紙ローラ対87の距離をシートPの長さよりも
僅かに短い長さに設定する必要がある(図19(a) 参
照)。この場合、シートPに付着したトナー等を相互に
擦り付けあうこともなく、シートPの汚れもないが、複
数種類のサイズのシートPを再給送させることができな
い(図16(b) 参照)。
る最下位のシートP1のみを再給紙ローラ対87によっ
て挟持されると共にローラ対86から離れ、他のシート
Pはローラ対86のみによって挟持されているという状
態を作らなければならない。そのためには、ローラ対8
6と再給紙ローラ対87の距離をシートPの長さよりも
僅かに短い長さに設定する必要がある(図19(a) 参
照)。この場合、シートPに付着したトナー等を相互に
擦り付けあうこともなく、シートPの汚れもないが、複
数種類のサイズのシートPを再給送させることができな
い(図16(b) 参照)。
【0010】そこで、複数種類のサイズのシートPを再
給送する場合は、ローラ対86と再給紙ローラ対87の
距離を最小サイズのシートPに対して図16(a) の最適
ローラ対位置を満足し、それより大きなサイズのシート
Pに関しては、図16(c) のような状態にならなければ
ならない。つまり、再給紙する最下位のシートP1のみ
がローラ対86から離れ、他のシートPはローラ対86
に挟持されている状態である。
給送する場合は、ローラ対86と再給紙ローラ対87の
距離を最小サイズのシートPに対して図16(a) の最適
ローラ対位置を満足し、それより大きなサイズのシート
Pに関しては、図16(c) のような状態にならなければ
ならない。つまり、再給紙する最下位のシートP1のみ
がローラ対86から離れ、他のシートPはローラ対86
に挟持されている状態である。
【0011】最小サイズのシートPに対して充分大きな
シート束P0 を給送する場合は、最下位のシートPを含
めた複数枚のシートPがローラ対86に挟持されること
になる。この状態から、ゴム製の駆動ローラ87bが最
下位のシートPを給送する。他の、シート束P0 は、ロ
ーラ対86に挟持されているので給送されない。
シート束P0 を給送する場合は、最下位のシートPを含
めた複数枚のシートPがローラ対86に挟持されること
になる。この状態から、ゴム製の駆動ローラ87bが最
下位のシートPを給送する。他の、シート束P0 は、ロ
ーラ対86に挟持されているので給送されない。
【0012】しかし、このとき最下位から2番目のシー
トP2も再給紙ローラ対87に挟持されているので、2
番目のシートP2の下面において再給紙ローラ対87に
対応する部分が最下位のシートP1に押し付けられなが
ら摺擦することになる。もし、シートPの画像形成部が
上向き の場合(両面複写の場合)は2番目のシートP
の裏側のローラに挟持されている部分が汚れる。また、
シートPの画像形成面が下向きの場合(多重複写の場
合)は、2番目のシートP2の画像のローラに挟持され
る部分が消えたりする虞れがある。
トP2も再給紙ローラ対87に挟持されているので、2
番目のシートP2の下面において再給紙ローラ対87に
対応する部分が最下位のシートP1に押し付けられなが
ら摺擦することになる。もし、シートPの画像形成部が
上向き の場合(両面複写の場合)は2番目のシートP
の裏側のローラに挟持されている部分が汚れる。また、
シートPの画像形成面が下向きの場合(多重複写の場
合)は、2番目のシートP2の画像のローラに挟持され
る部分が消えたりする虞れがある。
【0013】上述したシートP間の摺擦による汚れの発
生について、図21、図22に示す簡単なモデルによっ
て説明する。
生について、図21、図22に示す簡単なモデルによっ
て説明する。
【0014】図21は多重時の状態を示すモデルであっ
て、図中の黒点は画像のトナー粒子群を示している。再
給紙のタイミングで、前述のようにシートP1を矢印9
1aで示す順方向に順送すると、図中斜線の範囲(F
1,F2)のシートの部分が矢印で示すニップ部(範囲
a)で互いに摺擦される。このとき、シートP2上のト
ナー粒子が剥離して、シートP1の裏面(第2画像転写
面を表面とする)へ付着する(図21(b) 参照)。
て、図中の黒点は画像のトナー粒子群を示している。再
給紙のタイミングで、前述のようにシートP1を矢印9
1aで示す順方向に順送すると、図中斜線の範囲(F
1,F2)のシートの部分が矢印で示すニップ部(範囲
a)で互いに摺擦される。このとき、シートP2上のト
ナー粒子が剥離して、シートP1の裏面(第2画像転写
面を表面とする)へ付着する(図21(b) 参照)。
【0015】次に、図22は両面時の状態を示すモデル
であって、再給紙のタイミングでシートP1を順送する
と、図中斜線の範囲のシートが摺擦され、シートP1の
裏面のトナー粒子(第1転写画像)が剥離してシートP
2の表面に付着する。
であって、再給紙のタイミングでシートP1を順送する
と、図中斜線の範囲のシートが摺擦され、シートP1の
裏面のトナー粒子(第1転写画像)が剥離してシートP
2の表面に付着する。
【0016】そこで、このシートP1,P2の汚れを発
生させないために、シート搬送路上に退避パスを設け、
搬送切換え手段としてのフラッパを動作させることによ
り、再給紙ローラ対87に挟まれるシートを1枚以下と
する装置が提案されている。図23に退避パス及びフラ
ッパを設けた搬送路図の一例を示す。
生させないために、シート搬送路上に退避パスを設け、
搬送切換え手段としてのフラッパを動作させることによ
り、再給紙ローラ対87に挟まれるシートを1枚以下と
する装置が提案されている。図23に退避パス及びフラ
ッパを設けた搬送路図の一例を示す。
【0017】同図において、再給紙ローラ対87の上方
近傍にはガイド部材からなる退避搬送パス21が設けら
れている。この退避搬送パス21の上流側端部と中間ト
レイ85間には、中間トレイ85上を搬送されるシート
束P0 を所定のタイミングで退避搬送パス21へ導くた
めのシート分離手段(以下フラッパという)9が配設さ
れている。上記フラッパ89は、不図示のソレノイドに
より駆動されていて、ソレノイドのON,OFFによっ
て第1の位置9Aと第2の位置9Bとの何れかの位置を
選択的に採れるようになっている。ここにおいては、最
下位のシートP1の先端がフラッパ9を通過するとフラ
ッパ9は第2の位置9Bの状態となって、フラッパ9の
先端が2番目のシートP2を退避搬送パス21に導くこ
とにより、再給紙ローラ対87に挟持されるシート束P
0 を最先のシートP1のみにしている。
近傍にはガイド部材からなる退避搬送パス21が設けら
れている。この退避搬送パス21の上流側端部と中間ト
レイ85間には、中間トレイ85上を搬送されるシート
束P0 を所定のタイミングで退避搬送パス21へ導くた
めのシート分離手段(以下フラッパという)9が配設さ
れている。上記フラッパ89は、不図示のソレノイドに
より駆動されていて、ソレノイドのON,OFFによっ
て第1の位置9Aと第2の位置9Bとの何れかの位置を
選択的に採れるようになっている。ここにおいては、最
下位のシートP1の先端がフラッパ9を通過するとフラ
ッパ9は第2の位置9Bの状態となって、フラッパ9の
先端が2番目のシートP2を退避搬送パス21に導くこ
とにより、再給紙ローラ対87に挟持されるシート束P
0 を最先のシートP1のみにしている。
【0018】上記の装置において、中間トレイ85に積
載するシートPの枚数を多くした場合を考えると、シー
トPを退避させるためにフラッパ9がハタクので、各シ
ート間の間隔の最小値には限界がある。従って、階段状
に積載されたシートPの列が、図24に示すように再給
紙通路15内にかなりの長さ(図中AからB)に亙って
存在し、その後端は凹部C内に垂れ下がっている。上記
再給紙通路15は、中間トレイ85とその上方に配設さ
れた上ガイド16とからなっており、この再給紙通路1
5には、さらに別の搬送ローラ対92,93がそれぞれ
設けられている。
載するシートPの枚数を多くした場合を考えると、シー
トPを退避させるためにフラッパ9がハタクので、各シ
ート間の間隔の最小値には限界がある。従って、階段状
に積載されたシートPの列が、図24に示すように再給
紙通路15内にかなりの長さ(図中AからB)に亙って
存在し、その後端は凹部C内に垂れ下がっている。上記
再給紙通路15は、中間トレイ85とその上方に配設さ
れた上ガイド16とからなっており、この再給紙通路1
5には、さらに別の搬送ローラ対92,93がそれぞれ
設けられている。
【0019】次に、シートPを中間トレイ85上に複数
枚瓦積みして片側基準で搬送する従来のローラ対86の
一例を図25に示す。同図において、ローラ対86は、
ローラ86bと、これに対応して圧接している複数のコ
ロ86aからなっている。上記ローラ86bは、ローラ
軸41に装着された3個以上のローラ86b1,86b
2,86b3とこれに対応して圧接していてコロ軸42
に装着されているコロ86a1,86a2,86a3か
らなっている。ローラ軸41の両端部は、規制板43,
45に軸受46を介して回転自在に装着されており、ま
た、コロ軸42の両端部は、規制板43,45に穿設さ
れた長孔43a,45aに上下動自在に装着されてい
る。コロ86aは、自由端をコロ軸42に当接してい
て、基部をの不図示の不動部材に固定部されている板ば
ねからなる複数の付勢部材47,49,50によってロ
ーラ86bに付勢されている。サイズの異なる異なるシ
ート束P11,P12は、不図示の規制部材によって片
側基準でガイドされて搬送されるようになっている。
枚瓦積みして片側基準で搬送する従来のローラ対86の
一例を図25に示す。同図において、ローラ対86は、
ローラ86bと、これに対応して圧接している複数のコ
ロ86aからなっている。上記ローラ86bは、ローラ
軸41に装着された3個以上のローラ86b1,86b
2,86b3とこれに対応して圧接していてコロ軸42
に装着されているコロ86a1,86a2,86a3か
らなっている。ローラ軸41の両端部は、規制板43,
45に軸受46を介して回転自在に装着されており、ま
た、コロ軸42の両端部は、規制板43,45に穿設さ
れた長孔43a,45aに上下動自在に装着されてい
る。コロ86aは、自由端をコロ軸42に当接してい
て、基部をの不図示の不動部材に固定部されている板ば
ねからなる複数の付勢部材47,49,50によってロ
ーラ86bに付勢されている。サイズの異なる異なるシ
ート束P11,P12は、不図示の規制部材によって片
側基準でガイドされて搬送されるようになっている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来例において、図24に示す従来装置においては、送
り方向に長いシート束P0 を、前述のは搬送方法により
搬送する場合、積載されたシート束P0 の後端位置が、
B→Eへ後方へ下がり、また最下位のシートの分離時に
おける退避搬送パス21のシートの先端位置が、図中A
→Dにシフトして、ここ搬送方法での搬送路の全長(A
〜B)が、(D〜E)に長くなるので、この搬送路長を
装置本体内に収めるために装置本体が大きくせざるを得
ない欠点があった。
従来例において、図24に示す従来装置においては、送
り方向に長いシート束P0 を、前述のは搬送方法により
搬送する場合、積載されたシート束P0 の後端位置が、
B→Eへ後方へ下がり、また最下位のシートの分離時に
おける退避搬送パス21のシートの先端位置が、図中A
→Dにシフトして、ここ搬送方法での搬送路の全長(A
〜B)が、(D〜E)に長くなるので、この搬送路長を
装置本体内に収めるために装置本体が大きくせざるを得
ない欠点があった。
【0021】また、従来のローラ対86によるシート搬
送方法においては、図26に示すように積載するシート
束P0 が、総てのローラ対(86a1,86b1),
(86a2,86b2),(86a3,86b3)にか
かるような、搬送方向と直角方向(幅方向)に長いシー
ト束P12を搬送する時、コロ86a1,86a2,8
6a3の付勢圧A,B,Cが、A=B=Cとなるように
設定すると、幅方向に短いシート束P11を搬送する
時、図26(b) に示すようにローラ対86a3,86b
3にはシート束P0 がないため、ローラ軸41が(b) に
示すようにたわむこととなり、結果として、コロ付勢力
Eが大きくなる。
送方法においては、図26に示すように積載するシート
束P0 が、総てのローラ対(86a1,86b1),
(86a2,86b2),(86a3,86b3)にか
かるような、搬送方向と直角方向(幅方向)に長いシー
ト束P12を搬送する時、コロ86a1,86a2,8
6a3の付勢圧A,B,Cが、A=B=Cとなるように
設定すると、幅方向に短いシート束P11を搬送する
時、図26(b) に示すようにローラ対86a3,86b
3にはシート束P0 がないため、ローラ軸41が(b) に
示すようにたわむこととなり、結果として、コロ付勢力
Eが大きくなる。
【0022】上記のコロ付勢力のアンバランスは、のー
ト束P0 への搬送力のアンバランスとなり、積載シート
間のズレ及び斜行等を発生させる欠点があった。
ト束P0 への搬送力のアンバランスとなり、積載シート
間のズレ及び斜行等を発生させる欠点があった。
【0023】そこで、本発明は、積載される各シート間
のズラシ量を可変にしたシート搬送装置を提供すること
を目的とするものである。また、シート束の幅方向にお
ける長さが短いものでも良好な搬送を可能としたシート
搬送装置を提供することを目的とするものである。
のズラシ量を可変にしたシート搬送装置を提供すること
を目的とするものである。また、シート束の幅方向にお
ける長さが短いものでも良好な搬送を可能としたシート
搬送装置を提供することを目的とするものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、シート(P)を搬送方向へ所
定量(L)ずらして順次積載する積載手段(85)と、
前記ずらして積載されたシート束(P0 )を挟持し、最
先のシート(P1)に搬送力を与える第1の搬送手段
(7)と、前記積載手段(85)によって積載されたシ
ート束(P0 )を前記積載手段(85)と前記第1の搬
送手段(7)との間において正逆方向に挟持搬送可能な
第2の搬送手段(6)と、前記シート束(P0 )を前記
第1の搬送手段(7)に送り、最先シート(P1)が前
記第2の搬送手段(6)での挟持状態から解放された後
に、前記シート束(P0 )を逆方向に搬送する第2の搬
送手段(6)及びその制御手段(11)と、前記第2の
搬送手段(6)と第1の搬送手段(7)との間に位置
し、シート(P)又はシート束(P0 )の一部を一時的
に退避させるための退避搬送パス(21)と、該退避搬
送パス(21)にシート(P)又はシート束(P0 )を
選択的に導くためのシート分離手段(9)と、を有する
シート搬送装置において、積載されたシート束(P0 )
の搬送方向における各シート(P)間のズラシ量(L)
を可変にすることを特徴とする。
みなされたものであって、シート(P)を搬送方向へ所
定量(L)ずらして順次積載する積載手段(85)と、
前記ずらして積載されたシート束(P0 )を挟持し、最
先のシート(P1)に搬送力を与える第1の搬送手段
(7)と、前記積載手段(85)によって積載されたシ
ート束(P0 )を前記積載手段(85)と前記第1の搬
送手段(7)との間において正逆方向に挟持搬送可能な
第2の搬送手段(6)と、前記シート束(P0 )を前記
第1の搬送手段(7)に送り、最先シート(P1)が前
記第2の搬送手段(6)での挟持状態から解放された後
に、前記シート束(P0 )を逆方向に搬送する第2の搬
送手段(6)及びその制御手段(11)と、前記第2の
搬送手段(6)と第1の搬送手段(7)との間に位置
し、シート(P)又はシート束(P0 )の一部を一時的
に退避させるための退避搬送パス(21)と、該退避搬
送パス(21)にシート(P)又はシート束(P0 )を
選択的に導くためのシート分離手段(9)と、を有する
シート搬送装置において、積載されたシート束(P0 )
の搬送方向における各シート(P)間のズラシ量(L)
を可変にすることを特徴とする。
【0025】また、前記搬送手段(6)が、片側基準で
シート束(P0 )を搬送すると共にシート搬送方向と直
角に配設した複数のローラ対(6a1,6b1/6a
2,6b2/6a3/6b3)を有し、該ローラ対(6
a1,6b1/6a2,6b2/6a3/6b3)が1
本のローラ軸(41)及びこれに装着された3個以上の
ローラ(6b1,6b2,6b3)と、1本のコロ軸
(42)及びこれに装着されていて前記ローラ(6b
1,6b2,6b3)にそれぞれ対応しているコロ(6
a1,6a2,6a3)と、該各コロ(6a1,6a
2,6a3)を前記ローラ(6b1,6b2,6b3)
に加圧付勢する複数の加圧手段(47,49,50)と
を有し、前記加圧手段(47,49,50)によって発
生するコロ付勢圧は、シート搬送方向に対して直角方向
の両端の2か所のコロが、それ以外の箇所のコロよりも
大きいことを特徴とする。
シート束(P0 )を搬送すると共にシート搬送方向と直
角に配設した複数のローラ対(6a1,6b1/6a
2,6b2/6a3/6b3)を有し、該ローラ対(6
a1,6b1/6a2,6b2/6a3/6b3)が1
本のローラ軸(41)及びこれに装着された3個以上の
ローラ(6b1,6b2,6b3)と、1本のコロ軸
(42)及びこれに装着されていて前記ローラ(6b
1,6b2,6b3)にそれぞれ対応しているコロ(6
a1,6a2,6a3)と、該各コロ(6a1,6a
2,6a3)を前記ローラ(6b1,6b2,6b3)
に加圧付勢する複数の加圧手段(47,49,50)と
を有し、前記加圧手段(47,49,50)によって発
生するコロ付勢圧は、シート搬送方向に対して直角方向
の両端の2か所のコロが、それ以外の箇所のコロよりも
大きいことを特徴とする。
【0026】
【作用】以上構成に基づき、複数枚のシート(P)は、
所定量(L)ずらして階段状に積載手段(85)上へ積
載される。各シート(P)間のズラシ量(L)は、搬送
方向に長いサイズのシート(P)の時に大きくされる。
これにより、シート積載時の搬送路内のシートパス(3
2)と、分離時の退避搬送パス(21)の長さを大きく
することなく、長いサイズのシート(P)の搬送が可能
となる。
所定量(L)ずらして階段状に積載手段(85)上へ積
載される。各シート(P)間のズラシ量(L)は、搬送
方向に長いサイズのシート(P)の時に大きくされる。
これにより、シート積載時の搬送路内のシートパス(3
2)と、分離時の退避搬送パス(21)の長さを大きく
することなく、長いサイズのシート(P)の搬送が可能
となる。
【0027】また、積載されたシート束(P0 )を搬送
するローラ対(6a1,6b1/6a2,6b2/6a
3/6b3)は、付勢手段(47,49,50)によ
り、両端の2つ(6a1,6b1/6b3,6a3)が
中央部(6a2,6b2)よりも大きな付勢圧でシート
束(P0 )を付勢する。これにより、搬送方向に対して
幅方向に短いシート束(11)であっても、ローラ対
(6a1,6b1/6a2,6b2/6a3/6b3)
の付勢圧のバランスがとられて、良好なシート搬送が行
われる。
するローラ対(6a1,6b1/6a2,6b2/6a
3/6b3)は、付勢手段(47,49,50)によ
り、両端の2つ(6a1,6b1/6b3,6a3)が
中央部(6a2,6b2)よりも大きな付勢圧でシート
束(P0 )を付勢する。これにより、搬送方向に対して
幅方向に短いシート束(11)であっても、ローラ対
(6a1,6b1/6a2,6b2/6a3/6b3)
の付勢圧のバランスがとられて、良好なシート搬送が行
われる。
【0028】なお、上述カッコ内の符号は図面を参照す
るために示すものであって、本発明の構成をなんら限定
するものではない。
るために示すものであって、本発明の構成をなんら限定
するものではない。
【0029】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、図16ないし図24に示したものと同じ
意味のものは同一符号で表わしてその説明は省略する。
明する。なお、図16ないし図24に示したものと同じ
意味のものは同一符号で表わしてその説明は省略する。
【0030】図1は本発明のシート搬送装置に係わる制
御ブロック図を、そして図2は本発明が適用されている
両面画像形成装置の一例を、図3はシート搬送装置の要
部の拡大図をそれぞれ示している。なお、図2の画像形
成装置における1枚のシートに対する両面又は多重複写
を行なう動作は、図17の従来の装置の場合と同様にし
て行なわれるので、その説明は省略する。
御ブロック図を、そして図2は本発明が適用されている
両面画像形成装置の一例を、図3はシート搬送装置の要
部の拡大図をそれぞれ示している。なお、図2の画像形
成装置における1枚のシートに対する両面又は多重複写
を行なう動作は、図17の従来の装置の場合と同様にし
て行なわれるので、その説明は省略する。
【0031】図2において、積載手段(以下中間トレイ
という)85の上流側には正逆回転可能の第2の搬送手
段6がそして下流側には中間トレイ85上のシートを再
給紙する第1の搬送手段7がそれぞれ配設されており、
また、上記第1の搬送手段7の上流側には、シートPを
退避搬送パス21に導くためのシート分離手段(以下フ
ラッパという)9がそれぞれ配設されている。
という)85の上流側には正逆回転可能の第2の搬送手
段6がそして下流側には中間トレイ85上のシートを再
給紙する第1の搬送手段7がそれぞれ配設されており、
また、上記第1の搬送手段7の上流側には、シートPを
退避搬送パス21に導くためのシート分離手段(以下フ
ラッパという)9がそれぞれ配設されている。
【0032】図1において、符号M112はローラ対8
3を駆動するためのモータ、M114はローラ対6を駆
動するためのモータ、M116は再給紙ローラ対7を駆
動するためのモータをそれぞれ示していて、ギヤ列等の
不図示の駆動伝達手段を介して各ローラにそれぞれ連結
されている。M150は、図3に示すローラ対31を駆
動するモータを示している。
3を駆動するためのモータ、M114はローラ対6を駆
動するためのモータ、M116は再給紙ローラ対7を駆
動するためのモータをそれぞれ示していて、ギヤ列等の
不図示の駆動伝達手段を介して各ローラにそれぞれ連結
されている。M150は、図3に示すローラ対31を駆
動するモータを示している。
【0033】また上記モータM112,M114,M1
16,M150としてはステッピングモータが使用され
ていて、制御回路11から送られてくるパルスの数に応
じて所定の角度だけ回転し、さらに制御回路11の制御
により正逆回転制御も可能である。符号12は、制御回
路11に対して、複写枚数、両面モード、多重モード等
を指定したり、コピースタートを支持するキーボードを
示している。
16,M150としてはステッピングモータが使用され
ていて、制御回路11から送られてくるパルスの数に応
じて所定の角度だけ回転し、さらに制御回路11の制御
により正逆回転制御も可能である。符号12は、制御回
路11に対して、複写枚数、両面モード、多重モード等
を指定したり、コピースタートを支持するキーボードを
示している。
【0034】ローラ対からなる第2の搬送手段6及び再
給紙ローラ対としての第1の搬送手段7のローラ6a,
ローラ7a,30a,31aは、装置本体2に穿設され
た不図示の長孔に沿って矢印A,B方向(図において上
下方向)に移動可能になっている。さらにローラ6aは
板ばね6cにより、ローラ7aは板ばね7cにより下方
にそれぞれ付勢されている。
給紙ローラ対としての第1の搬送手段7のローラ6a,
ローラ7a,30a,31aは、装置本体2に穿設され
た不図示の長孔に沿って矢印A,B方向(図において上
下方向)に移動可能になっている。さらにローラ6aは
板ばね6cにより、ローラ7aは板ばね7cにより下方
にそれぞれ付勢されている。
【0035】駆動ローラ6b,7b,30a,31a
は、ゴムローラからなっており、従動ローラ6a,7a
は、シートPに対する摩擦係数がゴムよりも小さい樹脂
製のローラからなっている。ここにおいて、第2の搬送
手段6及び第1の搬送手段7のニップ部は、シートガイ
ドを兼ねる中間トレイ85と同一平面上に形成されてお
り、ゴムローラ6a,7aの上部周面は、搬送路上に突
出していない。
は、ゴムローラからなっており、従動ローラ6a,7a
は、シートPに対する摩擦係数がゴムよりも小さい樹脂
製のローラからなっている。ここにおいて、第2の搬送
手段6及び第1の搬送手段7のニップ部は、シートガイ
ドを兼ねる中間トレイ85と同一平面上に形成されてお
り、ゴムローラ6a,7aの上部周面は、搬送路上に突
出していない。
【0036】ローラ対83の下流側近傍にはセンサ22
が、そしてフラッパ9の上流側近傍にはセンサ23がそ
れぞれ配設されており、これらセンサはシートPの有無
を検知するものである。第1の搬送手段7の上方近傍に
はシートPを退避させるガイド部材からなる退避搬送パ
ス21(図3参照)が配設されている。この退避搬送パ
ス21の上流部と中間トレイ85間には、中間トレイ8
5上のシート束P0 を上記退避搬送パス21へ導くため
のシート分離手段(以下フラッパという)9が設けられ
ている。上記フラッパ9は、支軸10を中心として回動
自在のなっており、このフラッパ9は制御回路(MP
U)11により制御されるソレノイド27によって作動
されて、次段の搬送路90に導く第1の位置9Bと装置
本体2へ導く第2の位置9Aとに位置することが可能に
なっている。
が、そしてフラッパ9の上流側近傍にはセンサ23がそ
れぞれ配設されており、これらセンサはシートPの有無
を検知するものである。第1の搬送手段7の上方近傍に
はシートPを退避させるガイド部材からなる退避搬送パ
ス21(図3参照)が配設されている。この退避搬送パ
ス21の上流部と中間トレイ85間には、中間トレイ8
5上のシート束P0 を上記退避搬送パス21へ導くため
のシート分離手段(以下フラッパという)9が設けられ
ている。上記フラッパ9は、支軸10を中心として回動
自在のなっており、このフラッパ9は制御回路(MP
U)11により制御されるソレノイド27によって作動
されて、次段の搬送路90に導く第1の位置9Bと装置
本体2へ導く第2の位置9Aとに位置することが可能に
なっている。
【0037】中間トレイ85を構成している両搬送手段
6,7間のガイド板85aには、凹部85b(図7,図
8参照)が形成されていて、フラッパ9が第2の位置9
Bに位置した時にその先端は図7(b) に示すようにガイ
ド板85aのガイド面以下の所に位置するようになって
いる。
6,7間のガイド板85aには、凹部85b(図7,図
8参照)が形成されていて、フラッパ9が第2の位置9
Bに位置した時にその先端は図7(b) に示すようにガイ
ド板85aのガイド面以下の所に位置するようになって
いる。
【0038】図3に従って、シート材Pの退避搬送パス
21について説明する。以下、退避搬送パスは、パスと
して略記する。パス21は、上記の退避搬送パスであ
り、フラッパ9ではたかれたシート材先端が符号Aの位
置に達する。
21について説明する。以下、退避搬送パスは、パスと
して略記する。パス21は、上記の退避搬送パスであ
り、フラッパ9ではたかれたシート材先端が符号Aの位
置に達する。
【0039】パス32は、シート積載時の待機パスであ
り、次のきさト材Pが積載される時、前のシート材後端
がBの位置に達して待っている。パス21とパス32
で、ローラ対6からA端までの距離(パス21の長さ)
と、ローラ対30からB端までの距離(パス32の長
さ)はほぼ等しく、どちらが短いという状態は機能上あ
りえない。
り、次のきさト材Pが積載される時、前のシート材後端
がBの位置に達して待っている。パス21とパス32
で、ローラ対6からA端までの距離(パス21の長さ)
と、ローラ対30からB端までの距離(パス32の長
さ)はほぼ等しく、どちらが短いという状態は機能上あ
りえない。
【0040】また、このパス長は、使用頻度が高く、積
載枚数が多くほしいA4、LTR等のハーフサイズに合
わせて、つまり、ハーフサイズのシートとパス21,3
2の長さをほぼ等しく構成している。
載枚数が多くほしいA4、LTR等のハーフサイズに合
わせて、つまり、ハーフサイズのシートとパス21,3
2の長さをほぼ等しく構成している。
【0041】次に、図10示すフローチャートを用いて
再給紙通路15に複数枚のシートPを収納する動作を説
明する。
再給紙通路15に複数枚のシートPを収納する動作を説
明する。
【0042】片面を画像形成し、シートPを所定量Lず
らして積載を行う時、カセットのシートサイズ検知等の
情報に従って、ずらす所定量Lと積載可能な枚数をメモ
リ等から導く(S59)。
らして積載を行う時、カセットのシートサイズ検知等の
情報に従って、ずらす所定量Lと積載可能な枚数をメモ
リ等から導く(S59)。
【0043】上記のLと積載可能枚数nの関係は、搬送
方向のシート長Sが、ハーフサイズS0 より短いシート
Pは、Lとnはハーフサイズと同じである。一方、シー
ト長SがハーフサイズS0 よりも長い場合、積載時の前
記待機パス32の長さはハーフサイズ用ハーフサイズ用
であるので、シートPの後端位置はBで同じであり、シ
ート先端がハーフサイズの位置(図3のG)よりさらに
先のKの位置にくる。
方向のシート長Sが、ハーフサイズS0 より短いシート
Pは、Lとnはハーフサイズと同じである。一方、シー
ト長SがハーフサイズS0 よりも長い場合、積載時の前
記待機パス32の長さはハーフサイズ用ハーフサイズ用
であるので、シートPの後端位置はBで同じであり、シ
ート先端がハーフサイズの位置(図3のG)よりさらに
先のKの位置にくる。
【0044】従って、次のシートPとの間隔L1はLよ
りも大きくなる。Lの値は、S67の時間Δtにより決
定されるので、S60でシート長に応じたΔtの値が設
定される。
りも大きくなる。Lの値は、S67の時間Δtにより決
定されるので、S60でシート長に応じたΔtの値が設
定される。
【0045】この時点で、シートPがS61でモータM
112の駆動により回転を開始したローラ対83まで送
られてくる。図10のS62においてセンサ22により
シートPの先端が検知されてからシート先端が第2の搬
送手段6のニップに達してるループを形成し、先端を揃
えるまでに必要な時間t1経過後(S63)、モータM
150、M114をスタートさせる(S64)。そし
て、シートPの後端をローラ対83及び搬送路80cか
ら抜くためにシートPが第2の搬送手段6に挟持されて
からあらかじめ設定された所定距離L0 を搬送する必要
な所定時間t2だけモータM150、M114を回転さ
せ(S65、図5参照)、t2経過後にモータM114
を逆転させ(S66)、t2よりも短い所定時間t2−
Δtだけ逆転させた後にモータM114を停止する(S
67,68)。
112の駆動により回転を開始したローラ対83まで送
られてくる。図10のS62においてセンサ22により
シートPの先端が検知されてからシート先端が第2の搬
送手段6のニップに達してるループを形成し、先端を揃
えるまでに必要な時間t1経過後(S63)、モータM
150、M114をスタートさせる(S64)。そし
て、シートPの後端をローラ対83及び搬送路80cか
ら抜くためにシートPが第2の搬送手段6に挟持されて
からあらかじめ設定された所定距離L0 を搬送する必要
な所定時間t2だけモータM150、M114を回転さ
せ(S65、図5参照)、t2経過後にモータM114
を逆転させ(S66)、t2よりも短い所定時間t2−
Δtだけ逆転させた後にモータM114を停止する(S
67,68)。
【0046】モータM114の逆転によりシートPは第
2の搬送手段6によって逆方向へ搬送され、シートPの
先端は第2の搬送手段6のニップ部から所定距離L(図
5参照)だけ下流側に位置する(第6図参照)。シート
後端は中間トレイ85上をガイドされてローラ対83の
下側に入り込む。
2の搬送手段6によって逆方向へ搬送され、シートPの
先端は第2の搬送手段6のニップ部から所定距離L(図
5参照)だけ下流側に位置する(第6図参照)。シート
後端は中間トレイ85上をガイドされてローラ対83の
下側に入り込む。
【0047】なお、第2の搬送手段6の回転は、制御回
路11からモータM114に送るパルス数によっても制
御できる。すなわち、シート先端が第2の搬送手段6の
ニップ部に達してからシートPを所定距離L0 だけ搬送
するに必要なモータM150、M114の回転角に対応
する数だけパルスを送ることによっても同様にローラ対
30,31,6の回転を制御できる。
路11からモータM114に送るパルス数によっても制
御できる。すなわち、シート先端が第2の搬送手段6の
ニップ部に達してからシートPを所定距離L0 だけ搬送
するに必要なモータM150、M114の回転角に対応
する数だけパルスを送ることによっても同様にローラ対
30,31,6の回転を制御できる。
【0048】次に、S69において設定枚数のシートの
積載が終了したか否かを判断し、終了して以内場合はS
61に戻る。そして次のシートPが搬送されて第2の搬
送手段6に達すると、第2の搬送手段6は1枚目のシー
トPを挟持したまま前回と全く同じ動作をし、2枚目の
シートPの先端を第2の搬送手段6のニップ部よりLだ
け下流側に位置させる。この際、1枚目のシートPは2
枚目のシートPと一緒に搬送され、1枚目のシートPの
先端は2枚目のシートPの先端よりさらにLだけ下流側
に位置する。
積載が終了したか否かを判断し、終了して以内場合はS
61に戻る。そして次のシートPが搬送されて第2の搬
送手段6に達すると、第2の搬送手段6は1枚目のシー
トPを挟持したまま前回と全く同じ動作をし、2枚目の
シートPの先端を第2の搬送手段6のニップ部よりLだ
け下流側に位置させる。この際、1枚目のシートPは2
枚目のシートPと一緒に搬送され、1枚目のシートPの
先端は2枚目のシートPの先端よりさらにLだけ下流側
に位置する。
【0049】これにより、2枚のシートPはLだけずれ
た状態で重ねられる。この動作を所定枚数のシートPに
対して行なうことで、図7に示すように順次シートPを
Lだけずらした状態で積み重ねることができる。
た状態で重ねられる。この動作を所定枚数のシートPに
対して行なうことで、図7に示すように順次シートPを
Lだけずらした状態で積み重ねることができる。
【0050】これらの過程において、第2の搬送手段6
にシートPを突き当てる際に、搬送路中に突出している
のは滑り性のよい樹脂性のローラ6aであるので、シー
トPの先端はスムーズに第2の搬送手段6のニップ部に
入り込むことが可能である。
にシートPを突き当てる際に、搬送路中に突出している
のは滑り性のよい樹脂性のローラ6aであるので、シー
トPの先端はスムーズに第2の搬送手段6のニップ部に
入り込むことが可能である。
【0051】次に、積載されたシートPを両面又は多重
複写の2回目の画像形成のために再給紙する場合の動作
について図11のフローチャートに基づいて説明する。
複写の2回目の画像形成のために再給紙する場合の動作
について図11のフローチャートに基づいて説明する。
【0052】キーボード12によりスタートが指示され
るとモータM150、M114がONする。図7のS地
点に最先のシートP1が到達する時間t3経過後にモー
タM150、M114を停止し(S75)、シート束P
0 を停止させる。フラッパ9が第1の位置9Aから第2
の位置9Bに動作し、最先のシートP1のみがフラッパ
9により下方へ押し下げられた後(S76)、モータM
114を駆動させ、最先のシートP1のみを搬送してそ
の他のシートPからの分離を行なう。なお、フラッパ9
は、第2の位置9Bに下がった後、2枚目以降のシート
Pがフラッパ9上を通過してある時間経過した後に第1
の位置9Aにもどる。
るとモータM150、M114がONする。図7のS地
点に最先のシートP1が到達する時間t3経過後にモー
タM150、M114を停止し(S75)、シート束P
0 を停止させる。フラッパ9が第1の位置9Aから第2
の位置9Bに動作し、最先のシートP1のみがフラッパ
9により下方へ押し下げられた後(S76)、モータM
114を駆動させ、最先のシートP1のみを搬送してそ
の他のシートPからの分離を行なう。なお、フラッパ9
は、第2の位置9Bに下がった後、2枚目以降のシート
Pがフラッパ9上を通過してある時間経過した後に第1
の位置9Aにもどる。
【0053】その最先のシートP1の後端が第2の搬送
手段6を離れると、第1の搬送手段7に挟持されている
シートは最先のシートP1のみであるので、複数のシー
トPを挟持し、ローラ間で引っ張りあう時に生じるシー
ト面の汚れは全く生じない。
手段6を離れると、第1の搬送手段7に挟持されている
シートは最先のシートP1のみであるので、複数のシー
トPを挟持し、ローラ間で引っ張りあう時に生じるシー
ト面の汚れは全く生じない。
【0054】最先のシートP1が第2の搬送手段6を通
過するのに必要な所定時間t4を経過後、モータM11
4を逆転させ(S78)、最先のシートP1以外のシー
ト束P0 をその先端が図7に示すように第2の搬送手段
6の下流側近傍に位置にもどす。ハーフサイズより長い
シートPの分離の場合は、t4の値を大きな値であるL
に従って大きくすれば達成できる(S76c)。
過するのに必要な所定時間t4を経過後、モータM11
4を逆転させ(S78)、最先のシートP1以外のシー
ト束P0 をその先端が図7に示すように第2の搬送手段
6の下流側近傍に位置にもどす。ハーフサイズより長い
シートPの分離の場合は、t4の値を大きな値であるL
に従って大きくすれば達成できる(S76c)。
【0055】転送開始から所定時間t5経過後に(S7
9)、モータM116は停止する。フラッパ9は、9B
の位置に下がった後、2枚目のシートPがフラッパ9上
を通過してある時間たった後に9Aの位置に戻る。
9)、モータM116は停止する。フラッパ9は、9B
の位置に下がった後、2枚目のシートPがフラッパ9上
を通過してある時間たった後に9Aの位置に戻る。
【0056】そして、シートP1は図2に示すレジスト
ローラ76へ再給送され、次の画像形成が行なわれる。
所定枚数の再給送が終了したか否かがステップ83で判
断され、終了していない場合、ステップ71にもどる。
ローラ76へ再給送され、次の画像形成が行なわれる。
所定枚数の再給送が終了したか否かがステップ83で判
断され、終了していない場合、ステップ71にもどる。
【0057】シート搬送装置が、上述したような構成に
おいては、各ローラ対(第1,第2の搬送手段)6,7
の間隔を変化させなくとも異なったサイズのシートPを
階段状に先端をずらして積載し、1枚ずつ分離して再給
送することができる。すなわち、シートPを階段状に積
載する場合においては、図10のフローチャートのステ
ップ65のt2とステップ67のt2−ΔtをシートP
の搬送方向の長さに応じて変えればよい。シートPの後
端をローラ対83から抜くためには、長いシートPほど
t2を長くすればよい。同様に、t2−ΔtもシートP
の長さに応じて設定すれば、異なったサイズのシートP
をLずつずらして中間トレイ85に積載することができ
る。
おいては、各ローラ対(第1,第2の搬送手段)6,7
の間隔を変化させなくとも異なったサイズのシートPを
階段状に先端をずらして積載し、1枚ずつ分離して再給
送することができる。すなわち、シートPを階段状に積
載する場合においては、図10のフローチャートのステ
ップ65のt2とステップ67のt2−ΔtをシートP
の搬送方向の長さに応じて変えればよい。シートPの後
端をローラ対83から抜くためには、長いシートPほど
t2を長くすればよい。同様に、t2−ΔtもシートP
の長さに応じて設定すれば、異なったサイズのシートP
をLずつずらして中間トレイ85に積載することができ
る。
【0058】さらに、上記実施例においては、中間トレ
イ85上の最下位のシートPを先行させて積載し、最下
位のシートPから再給紙していく場合について述べた
が、図12に示すように、中間トレイ85の上方の上ガ
イド16に凹部85bを形成すると共に、フラッパ9を
中間トレイ85側に配設することも可能である。この構
成においては、中間トレイ85に積載されるシートP
は、その先端が次第に前方へずれるようにして順次積載
され、中間トレイ85上の最上位のシートP(1面目の
画像形成動作を最後に行なったシート)から再給紙する
ようになっている。次に、ローラ対6の構成を図13〜
図15に示す。
イ85上の最下位のシートPを先行させて積載し、最下
位のシートPから再給紙していく場合について述べた
が、図12に示すように、中間トレイ85の上方の上ガ
イド16に凹部85bを形成すると共に、フラッパ9を
中間トレイ85側に配設することも可能である。この構
成においては、中間トレイ85に積載されるシートP
は、その先端が次第に前方へずれるようにして順次積載
され、中間トレイ85上の最上位のシートP(1面目の
画像形成動作を最後に行なったシート)から再給紙する
ようになっている。次に、ローラ対6の構成を図13〜
図15に示す。
【0059】図13において、符号41はローラ軸、4
2は可撓性のコロ軸を示しており、ローラ軸41は軸受
46を介して1対の規制板43,45に回転自在に装着
され、またコロ軸42は、規制板43,45に設けられ
た長孔43a,45a沿って上下動自在かつ横方向へは
規制されて装着されている。
2は可撓性のコロ軸を示しており、ローラ軸41は軸受
46を介して1対の規制板43,45に回転自在に装着
され、またコロ軸42は、規制板43,45に設けられ
た長孔43a,45a沿って上下動自在かつ横方向へは
規制されて装着されている。
【0060】ローラ対6は、下側のローラ6bと上側の
コロ6aとからなっていて、ローラ6bは不図示の駆動
源により駆動されている。上記ローラ6bは、ローラ軸
41に装着させた3個以上のローラ6b1,6b2,6
b3からなっており、各ローラに対応して設けられたコ
ロ6a1,6a2,6a3はコロ軸42に装着されてい
る。各コロ6a1,6a2,6a3は、基部を不図示の
固定部材に固定され自由端をコロ近傍位置でコロ軸42
に圧接している複数の付勢手段(板ばね)47,49,
50により、対応するローラ6b1,6b2,6b3に
加圧されている。
コロ6aとからなっていて、ローラ6bは不図示の駆動
源により駆動されている。上記ローラ6bは、ローラ軸
41に装着させた3個以上のローラ6b1,6b2,6
b3からなっており、各ローラに対応して設けられたコ
ロ6a1,6a2,6a3はコロ軸42に装着されてい
る。各コロ6a1,6a2,6a3は、基部を不図示の
固定部材に固定され自由端をコロ近傍位置でコロ軸42
に圧接している複数の付勢手段(板ばね)47,49,
50により、対応するローラ6b1,6b2,6b3に
加圧されている。
【0061】上記ローラ対6は、片側基準で基準板40
に沿って矢印G方向(幅方向)に短いシート束P11
や、長いシート束P12等が搬送される。
に沿って矢印G方向(幅方向)に短いシート束P11
や、長いシート束P12等が搬送される。
【0062】次に、図14に従って、矢印G方向に長い
シート束P11((a) 図)と、短いシート束P12
((b) 図)を搬送する時の、各ローラ対部でのコロ圧の
変化について説明する。
シート束P11((a) 図)と、短いシート束P12
((b) 図)を搬送する時の、各ローラ対部でのコロ圧の
変化について説明する。
【0063】図26の従来例で示したように、付勢部材
47,49,50の付勢圧を等しくして、シート束P1
1を送る時にコロ圧をA=B=Cに設定すると、短いシ
ート束P11を送る場合は、コロ86a1がシート束P
11がない分だけ下方向に付勢され、中央のコロ86a
2の付勢圧が大となり、コロ圧がE>Dとなるアンバラ
ンス状態になり、シートの斜行、積載されたのシート束
P11内のシート間のズレ等が発生し、短いシートP1
1は搬送不可能となる。
47,49,50の付勢圧を等しくして、シート束P1
1を送る時にコロ圧をA=B=Cに設定すると、短いシ
ート束P11を送る場合は、コロ86a1がシート束P
11がない分だけ下方向に付勢され、中央のコロ86a
2の付勢圧が大となり、コロ圧がE>Dとなるアンバラ
ンス状態になり、シートの斜行、積載されたのシート束
P11内のシート間のズレ等が発生し、短いシートP1
1は搬送不可能となる。
【0064】図14に示す本実施例では、長いシート束
P12を搬送する時は、(a) 図に示すように、両端の付
勢部材47,50の付勢圧を中央の付勢部材49よりも
大きくして、コロ圧をA=C>Bに設定する。この状態
では、両端のコロ圧が等しいので、シートP12の斜
行、積載されたシート束P11のズレは発生しない。
P12を搬送する時は、(a) 図に示すように、両端の付
勢部材47,50の付勢圧を中央の付勢部材49よりも
大きくして、コロ圧をA=C>Bに設定する。この状態
では、両端のコロ圧が等しいので、シートP12の斜
行、積載されたシート束P11のズレは発生しない。
【0065】一方、短いシート束P11を搬送する時
は、(b) 図に示すように、コロ6a1の下方にシート束
P11がないので、シート束P11の厚さΔ分だけさが
り、それに伴ってコロ軸42が部分的にたわみ、コロ軸
42の弾性力によりコロ6a2のコロ圧が(a) 図の場合
よりも上がる。(a) 図において、A又はBとCとの比
を、(b) のようにE=Dに設定すれば、短いシート束P
11の搬送時、コロ圧のバランスが良好となり、シート
P11のの斜行、シートズレ等の問題は発生しない。
は、(b) 図に示すように、コロ6a1の下方にシート束
P11がないので、シート束P11の厚さΔ分だけさが
り、それに伴ってコロ軸42が部分的にたわみ、コロ軸
42の弾性力によりコロ6a2のコロ圧が(a) 図の場合
よりも上がる。(a) 図において、A又はBとCとの比
を、(b) のようにE=Dに設定すれば、短いシート束P
11の搬送時、コロ圧のバランスが良好となり、シート
P11のの斜行、シートズレ等の問題は発生しない。
【0066】(a) 図でA又はBとCの比は、シート束P
11の厚さΔ、ローラ間隔K,Jにより決定され、この
条件に従って付勢部材47,50と付勢部材49の厚み
を又は変形量を変えて、コロ軸42への各付勢部材4
7,49,50の付勢圧を変えて対応する。
11の厚さΔ、ローラ間隔K,Jにより決定され、この
条件に従って付勢部材47,50と付勢部材49の厚み
を又は変形量を変えて、コロ軸42への各付勢部材4
7,49,50の付勢圧を変えて対応する。
【0067】なお、コロ軸42への付勢手段は、本実施
例で示した板ばねに限らず、例えばコイルばね等を適用
することも可能である。
例で示した板ばねに限らず、例えばコイルばね等を適用
することも可能である。
【0068】次に、搬送ローラ対部の他の実施例を図1
5に示す。
5に示す。
【0069】同図において符号51はジョイント51を
示している。コロ軸42は、ジョイント51により接続
されたコロ軸42aと、コロ軸42bとからなってい
て、不図示の回り止により回り止めされ、かつ上下動可
能に規制板43,45に装着されている。コロ6a1,
6a2はコロ軸42aに、コロ6a3はコロ軸42bに
回転自在に装着されている。
示している。コロ軸42は、ジョイント51により接続
されたコロ軸42aと、コロ軸42bとからなってい
て、不図示の回り止により回り止めされ、かつ上下動可
能に規制板43,45に装着されている。コロ6a1,
6a2はコロ軸42aに、コロ6a3はコロ軸42bに
回転自在に装着されている。
【0070】上記ジョイント51は、基準板40の反対
側のコロ6a3と中央のコロ6a2との間に配置されて
いて、コロ軸42aとコロ軸42bとを屈曲自在に接続
している。また、ジョイント51は、コロ軸42bが
(b) 図に示すようにM,L方向へは揺動可能であって、
H方向(シート搬送方向)へは動かないように規制して
いる。従って、ローラ軸41に対するコロ軸42のアラ
イメントは保障され、コロ6a3付近を付勢している付
勢部材50の影響を、コロ6a2,6a1の付勢圧が受
けることはない。
側のコロ6a3と中央のコロ6a2との間に配置されて
いて、コロ軸42aとコロ軸42bとを屈曲自在に接続
している。また、ジョイント51は、コロ軸42bが
(b) 図に示すようにM,L方向へは揺動可能であって、
H方向(シート搬送方向)へは動かないように規制して
いる。従って、ローラ軸41に対するコロ軸42のアラ
イメントは保障され、コロ6a3付近を付勢している付
勢部材50の影響を、コロ6a2,6a1の付勢圧が受
けることはない。
【0071】このジョイント51の効果を、図15によ
り詳細に説明する。
り詳細に説明する。
【0072】シートの幅方向(G方向)に長いシート束
P12を搬送する場合は、(a) 図に示すように、3個の
すべてのローラ6b1,6b2,6b3にシート束P1
2がかかる。コロ6aの各コロ圧は、付勢部材47,4
9,50の付勢力を3つとも等しくすれば、A=B=C
となって、シート束P12の搬送は良好に行われる。一
方、(b) 図のようなG方向(幅方向)に短いシート束P
11を搬送する時は、コロト束P11がかからないコロ
6a3が矢印L方向へ下がるが、ジョイント51がある
ために、コロ軸42Hはジョイント51部で曲がるだけ
でたわむことがないので、中央のコロ6a2の付勢圧
は、コロ6a3の影響を受けることはない。これによ
り、コロ圧E=Dとなり、また(b)図でのコロ圧A,
B,Cともと同じとなって、A=B=C=E=Dとな
る。従って、矢印G方向に長いシート束P12を搬送す
る場合((a) 図)でも、短いシート束P11を搬送する
場合((b) 図)でも、コロ路6a1,6a2,6a3の
コロ圧のバランスは良好であって、シートの斜行、積載
されたシート間のズレは発生しない。
P12を搬送する場合は、(a) 図に示すように、3個の
すべてのローラ6b1,6b2,6b3にシート束P1
2がかかる。コロ6aの各コロ圧は、付勢部材47,4
9,50の付勢力を3つとも等しくすれば、A=B=C
となって、シート束P12の搬送は良好に行われる。一
方、(b) 図のようなG方向(幅方向)に短いシート束P
11を搬送する時は、コロト束P11がかからないコロ
6a3が矢印L方向へ下がるが、ジョイント51がある
ために、コロ軸42Hはジョイント51部で曲がるだけ
でたわむことがないので、中央のコロ6a2の付勢圧
は、コロ6a3の影響を受けることはない。これによ
り、コロ圧E=Dとなり、また(b)図でのコロ圧A,
B,Cともと同じとなって、A=B=C=E=Dとな
る。従って、矢印G方向に長いシート束P12を搬送す
る場合((a) 図)でも、短いシート束P11を搬送する
場合((b) 図)でも、コロ路6a1,6a2,6a3の
コロ圧のバランスは良好であって、シートの斜行、積載
されたシート間のズレは発生しない。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
積載手段にハーフサイズよりも長いシートを積載する
時、シート間の積載間隔すなわちズラシ量を長くするこ
とによって、ハーフサイズ用の短い積載時の待機パスと
分離時の退避搬送パスとで、長いシートを積載・分離す
ることが可能となり、これにより、ハーフサイズ用のシ
ート搬送装置によって、特別の構成をなんら付加するこ
となく、長いシートの積載・分離搬送が達成できる。
積載手段にハーフサイズよりも長いシートを積載する
時、シート間の積載間隔すなわちズラシ量を長くするこ
とによって、ハーフサイズ用の短い積載時の待機パスと
分離時の退避搬送パスとで、長いシートを積載・分離す
ることが可能となり、これにより、ハーフサイズ用のシ
ート搬送装置によって、特別の構成をなんら付加するこ
となく、長いシートの積載・分離搬送が達成できる。
【0074】また、搬送ローラ対のコロ軸を付勢してロ
ーラへの付勢圧をだす付勢手段の付勢力を変えて、幅方
向に長いシート束の搬送時と、短いシート束の搬送時に
おけるコロ圧のバランスをとることにより、シートの斜
行及び積載シート間のズレ等のない良好な搬送を、長い
シートを及び短いシートにの両方で実現することができ
る。
ーラへの付勢圧をだす付勢手段の付勢力を変えて、幅方
向に長いシート束の搬送時と、短いシート束の搬送時に
おけるコロ圧のバランスをとることにより、シートの斜
行及び積載シート間のズレ等のない良好な搬送を、長い
シートを及び短いシートにの両方で実現することができ
る。
【0075】また、搬送ローラ対のコロの付勢方向にの
み屈曲可能のジョイントをコロ軸に設けたので、下側の
ローラ軸に対するコロ軸のアライメントを保障しつつ、
非通紙部にあるローラ対のコロ圧の影響を排除すること
ができ、これによりシートの斜行や積載されたシート間
のズレとうが発生しない良好なシート搬送を行うことが
できる。
み屈曲可能のジョイントをコロ軸に設けたので、下側の
ローラ軸に対するコロ軸のアライメントを保障しつつ、
非通紙部にあるローラ対のコロ圧の影響を排除すること
ができ、これによりシートの斜行や積載されたシート間
のズレとうが発生しない良好なシート搬送を行うことが
できる。
【図1】本発明のシート搬送装置の一実施例に係るシー
ト積載手段部及び制御ブロックの縦断側面図。
ト積載手段部及び制御ブロックの縦断側面図。
【図2】本発明が適用された画像形成装置の一例を示す
縦断側面図。
縦断側面図。
【図3】同じく収集手段を付設した積載手段部の縦断側
面図。
面図。
【図4】同じく動作図。
【図5】同じく動作図。
【図6】同じく動作図。
【図7】同じく動作図。
【図8】同じく動作図。
【図9】同じく動作図。
【図10】同じく動作を示すフローチャート。
【図11】同じく動作を示すフローチャート。
【図12】本発明に係る分離部の他の例を示す縦断側面
図。
図。
【図13】本発明に係る搬送ローラ対部の斜視図。
【図14】同じく正面図。
【図15】搬送ローラ対部の他の実施例を示す正面図。
【図16】従来のシート搬送装置が適用されている画像
形成装置の一例を示す縦断側面図。
形成装置の一例を示す縦断側面図。
【図17】従来の他のシート搬送装置が適用されている
画像形成装置の縦断側面図。
画像形成装置の縦断側面図。
【図18】同じく動作図。
【図19】同じく動作図。
【図20】同じく第2の搬送手段部におけるシートの要
部拡大図。
部拡大図。
【図21】同じく第2の搬送手段部におけるシートの要
部拡大図。
部拡大図。
【図22】同じく動作図。
【図23】同じく動作図。
【図24】同じく動作図。
【図25】従来の搬送ローラ対部の一例を示す斜視図。
【図26】同じく正面図。
1 シート搬送装置
P シート
P1 最先のシート
P0 シート束
6 第2の搬送手段(ローラ対)
7 第1の搬送手段(再給紙ローラ対)
9 シート分離手段(フラッパ)
9A 第1の位置
9B 第2の位置
11 制御手段(制御回路)
15 再給紙通路
21 退避搬送パス
22,23 シート検知センサ
32 待機パス
M112,M114,M116,M150 パルス
モータ 85 積載手段(中間トレイ)
モータ 85 積載手段(中間トレイ)
Claims (3)
- 【請求項1】 シートを搬送方向へ所定量ずらして順次
積載する積載手段と、前記ずらして積載されたシート束
を挟持し、最先のシートに搬送力を与える第1の搬送手
段と、前記積載手段によって積載されたシート束を前記
積載手段と前記第1の搬送手段との間において正逆方向
に挟持搬送可能な第2の搬送手段と、前記シート束を前
記第1の搬送手段に送り、最先シートが前記第2の搬送
手段での挟持状態から解放された後に、前記シート束を
逆方向に搬送する第2の搬送手段及びその制御手段と、
前記第2の搬送手段と第1の搬送手段との間に位置し、
シート又はシート束の一部を一時的に退避させるための
退避搬送パスと、該退避搬送パスにシート又はシート束
を選択的に導くためのシート分離手段と、を有するシー
ト搬送装置において、積載されたシート束の搬送方向に
おける各シート間のズラシ量を可変にするすることを特
徴とするシート搬送装置。 - 【請求項2】 前記搬送手段が、片側基準でシート束を
搬送すると共にシート搬送方向と直角に配設した複数の
ローラ対を有し、該ローラ対が1本のローラ軸及びこれ
に装着された3個以上のローラと、1本のコロ軸及びこ
れに装着されていて前記ローラにそれぞれ対応している
コロと、該各コロを前記ローラに加圧付勢する複数の加
圧手段とを有し、前記加圧手段によって発生するコロ付
勢圧は、シート搬送方向に対して直角方向の両端の2か
所のコロが、それ以外の箇所のコロよりも大きいことを
特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。 - 【請求項3】 前記コロ軸に少なくとも1つ以上のジョ
イント部を有し、該ジョイント部は、前記シートの送F
方向には屈曲せずにシートの送り方向垂直方向に曲がる
ことをことを特徴とする請求項1記載のシート搬送装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3162249A JPH054777A (ja) | 1991-06-06 | 1991-06-06 | シート搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3162249A JPH054777A (ja) | 1991-06-06 | 1991-06-06 | シート搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH054777A true JPH054777A (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=15750836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3162249A Pending JPH054777A (ja) | 1991-06-06 | 1991-06-06 | シート搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH054777A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014010288A (ja) * | 2012-06-29 | 2014-01-20 | Brother Ind Ltd | 画像形成装置 |
-
1991
- 1991-06-06 JP JP3162249A patent/JPH054777A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014010288A (ja) * | 2012-06-29 | 2014-01-20 | Brother Ind Ltd | 画像形成装置 |
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