JPH09278270A - シート後処理装置及びシート処理装置 - Google Patents

シート後処理装置及びシート処理装置

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JPH09278270A
JPH09278270A JP8089746A JP8974696A JPH09278270A JP H09278270 A JPH09278270 A JP H09278270A JP 8089746 A JP8089746 A JP 8089746A JP 8974696 A JP8974696 A JP 8974696A JP H09278270 A JPH09278270 A JP H09278270A
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JP
Japan
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sheet
stapling
staple
processing apparatus
binding
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Application number
JP8089746A
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English (en)
Inventor
Masanori Ishizu
雅則 石津
Otoya Kosugiyama
乙矢 小杉山
Kenji Matsuzaka
賢治 松坂
Hiromichi Yamada
博通 山田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空打ち針がステープル手段上に残留して、正
常なステープル動作が行えなくなったり、ステープル手
段が破損したりするのを防止する。 【解決手段】 横向き姿勢のステープラユニット(ステ
ープル手段)2が待機ポジションP1からステープルポ
ジションP2まで移動して、後処理トレイ6上に積載さ
れた複数枚の印字済みシートを綴じ針で綴じる。トレイ
6上の印字済みシートは印字面を下に向けてページ順に
積載されている。ステープラユニット2は、顎部2−2
が上側に位置し、機関部2−1が下側に位置している。
ステープルポジションP2から待機ポジションP1へ戻
る途中のステープラユニット2を一時的に移動停止させ
てステープラユニット2上に残留している空打ち針を回
収する針回収ポジションP3を設け、同ポジションP3
に空打ち針を吸着して回収する電磁石9を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、ファク
シミリ、複写機等のシート処理装置から排出された処理
済みシートを綴じ針で複数枚ずつ綴じて積載部に積載す
るシート後処理装置に関する。なお、ここで言うシート
処理装置とは、1枚ずつ給送されたシートに対して所定
の処理(例えば、画像の形成、画像の読取り等)を行う
シート処理手段を有している装置を総称している。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、ファクシミリ、複写機等のシ
ート処理装置の中には、同シート処理装置から排出され
た処理済みシートを後処理するためのシート後処理装置
を備えているものがある。このシート後処理装置はシー
ト処理装置の排紙側に接続される。
【0003】シート処理装置から排出された処理済みシ
ートを後処理するシート後処理装置には種々のものがあ
るが、その中の1つに、処理済みシートを複数枚ずつ綴
じて(後処理)積載部に積載する機能を有するものがあ
る。このシート後処理装置には通常、綴じ針で複数枚の
処理済みシートを綴じるステープラユニット(ステープ
ル手段)が備えられている。
【0004】図10(a)、(b)に、プリンタから排
出された印字済みシートを後処理する従来例のシート後
処理装置100Aの全体的な構成を示す。図10(a)
は縦断側面図であり、図10(b)は平面図である。な
お、本シート後処理装置100Aは、印字済みシートを
印字面を上に向けて排出するプリンタに使用される。
【0005】不図示のプリンタから排出された印字済み
シートSはスイッチバック方式のシート反転部8で表裏
面が反転される。反転部8を通過した印字済みシートS
はローレットベルト7により、印字面が下に向いた状態
になって後処理トレイ6上に、ページ順に積載されて行
く。
【0006】そして、後処理トレイ6上に所定枚数の印
字済みシートSが積載されると、待機ポジションP1で
待機していたステープラユニット2がステープルポジシ
ョンP2まで移動して、後処理トレイ6上のシート束を
綴じ針で綴じる。
【0007】ここで、ステープラユニット2はステープ
ラ台1に水平に取り付けられており、ステープラ台1は
ガイドレール3上に移動可能に載置されている。図10
(b)ではステープラユニット2を省略してステープラ
台1のみを図示している。また、ステープラ台1上に垂
直に取り付けられている移動用モータ5の出力軸上のピ
ニオンギヤ(不図示)がガイドレール3と平行なラック
ギヤ4に噛み合っている。従って、移動用モータ5を駆
動させると、ピニオンギヤがラックギヤ4上を転がるこ
とにより、ステープラ台1はガイドレール3に沿って移
動することになる。
【0008】ステープラユニット2は、後処理トレイ6
上に印字面を下に向けてページ順に積載されている複数
枚の印字済みシートSを綴じるために、綴じ針を打ち出
す機関部2−1が下側に位置し、機関部2−1から打ち
出された綴じ針の端部を折り曲げる顎部2−2が上側に
位置している。そして、ステープル時には、不図示の支
軸(ヒンジ軸)を中心として回動可能な機関部2−1が
上方に回動して顎部2−2とでシート束を挟持した状態
で綴じ針を打ち出す。
【0009】後処理トレイ6上でステープルを終えたシ
ート束は排出ローラ対12によって積載トレイ13上に
排出される。また、ステープル作業を終えたステープラ
ユニット2は待機ポジションP1に戻って待機する。
【0010】なお、印字済みシートを印字面を下に向け
て排出するプリンタに使用するシート後処理装置の場合
には、印字済みシートはページ順に後処理トレイ6上に
積載できるのでシート反転部8は設けられていない。
【0011】また、処理済みシートが最終ページから順
に画像面を上に向けて後処理トレイ6上に積載される場
合には、ステープラユニット2の機関部2−1は上側に
位置し、顎部2−2は下側に位置する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のシート
後処理装置100Aのように、シート束を綴じ針で綴じ
るステープル手段を備えているシート後処理装置には、
ステープル手段が空打ちをしてしまうという問題があっ
た。空打ちとは、綴じるべきシート束がない状態でステ
ープル動作を行うことである。この空打ちの原因として
は、例えば、ステープル手段の制御ミスや誤動作、ある
いはシートの搬送不良等がある。
【0013】空打ちの場合には、機関部から打ち出され
た綴じ針がステープル手段上に残留するので、ステープ
ル動作が正常に行えなくなったり、ステープル手段の故
障、破損の原因になる。このために、従来では、空打ち
が生じた場合には、ステープル手段上に残留している空
打ち針をオペレータの手で回収する作業を行わなければ
ならず、手間がかかっていた。
【0014】そこで本発明は、上述の如き事情に鑑みて
なされたもので、ステープル手段上に残留している空打
ち針をオペレータの手で回収しなくても済むようにした
シート後処理装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明は、シート処理装置から送り出された複数
枚の処理済みシートを横向きの状態で一時的に積載する
積載手段と、前記積載手段上に積載された処理済みシー
トを綴じ針で綴じる横向き姿勢のステープル手段と、を
備えていると共に、前記ステープル手段が処理済みシー
トを綴じるステープルポジションと待機ポジションとの
間を移動するようになっているシート後処理装置に係
る。
【0016】そして、本発明は、上記目的を達成するた
め、前記ステープルポジションから前記待機ポジション
まで戻る前記ステープル手段から空打ち針を回収する空
打ち針回収手段を有したことを特徴とする。
【0017】(2)本発明は、シート処理装置から送り
出された複数枚の処理済みシートを横向きの状態で一時
的に積載する積載手段と、前記積載手段上に積載された
処理済みシートを綴じ針で綴じる横向き姿勢のステープ
ル手段と、を備えていると共に、前記ステープル手段が
処理済みシートを綴じるステープルポジションと待機ポ
ジションとの間を移動するようになっているシート後処
理装置に係る。
【0018】そして、本発明は、上記目的を達成するた
め、前記ステープルポジションではステープル姿勢にあ
る前記ステープル手段の姿勢を前記ステープル手段が前
記ステープルポジションから前記待機ポジションへ戻る
までの間に空打ち針が自然落下可能な姿勢に変える姿勢
変更手段を有したことを特徴とする。
【0019】(3)本発明は、シート処理装置から送り
出された複数枚の処理済みシートを横向きの状態で一時
的に積載する積載手段と、前記積載手段上に積載された
処理済みシートを綴じ針で綴じる横向き姿勢のステープ
ル手段と、を備えていると共に、前記ステープル手段が
処理済みシートを綴じるステープルポジションと待機ポ
ジションとの間を移動するようになっているシート後処
理装置に係る。
【0020】そして、本発明は、上記目的を達成するた
め、前記ステープル手段を横向き姿勢で回転させる回転
手段を有し、前記ステープル手段が前記ステープルポジ
ションから前記待機ポジションへ戻った後、前記回転手
段が前記ステープル手段を回転させて上下の位置関係を
逆にすることを特徴とする。
【0021】(4)本発明は、シート処理装置から送り
出された複数枚の処理済みシートを横向きの状態で一時
的に積載する積載手段と、前記積載手段上に積載された
処理済みシートを綴じ針で綴じる横向き姿勢のステープ
ル手段と、を備えているシート後処理装置に係る。
【0022】そして、本発明は、上記目的を達成するた
め、前記ステープル手段の機関部または顎部のうちの上
側に位置する部材を略水平状態に固定し、下側に位置す
る部材を支軸を中心として上下の方向に回動可能となる
ように取り付けると共に、ステープル時に前記下側に位
置する部材をステープル可能位置まで押し上げる押上げ
手段を有したことを特徴とする。
【0023】(5)本発明は、シート処理装置から送り
出された複数枚の処理済みシートを縦向きの状態で一時
的に貯留する貯留手段と、前記貯留手段に貯留されてい
る処理済みシートを綴じ針で綴じるステープル手段と、
を備えているシート後処理装置に係る。
【0024】そして、本発明は、上記目的を達成するた
め、前記ステープル手段が前記貯留手段に貯留されてい
る処理済みシートを上端側で縦向きの姿勢でステープル
するようにしたことを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 〈第1の実施の形態〉図1(a)、(b)は本発明が適
用された第1のシート後処理装置の全体的な構成を示
す。図1(a)は縦断側面図であり、図1(b)は平面
図である。
【0026】なお、本シート後処理装置100Bの基本
的な構成は上記従来例のシート後処理装置100Aの構
成と変わらない。従って、ここでは、基本的な構成につ
いての説明は省略する。また、同一の部材等には同一符
号を付す。
【0027】本シート後処理装置100Bにおいては、
待機ポジションP1の近傍に針回収ポジションP3を設
けて、ステープルポジションP2から待機ポジションP
1へ戻る途中のステープラユニット2を針回収ポジショ
ンP3で一時的に移動停止させ、移動停止中のステープ
ラユニット2の機関部2−1上に残留している空打ち針
を回収するようになっている。
【0028】針回収ポジションP3には、2回押される
とスイッチオンするポジションスイッチ11が設置され
ている。このポジションスイッチ11はステープラユニ
ット2が待機ポジションP1からステープルポジション
P2へ移動する過程で1回目が押され、ステープルポジ
ションP2から待機ポジションP1へ移動する過程で2
回目が押される。2回目が押されるとポジションスイッ
チ11はスイッチオンする。このスイッチオンで移動用
モータ5が駆動停止し、ステープラユニット2が針回収
ポジションP3で移動停止する。
【0029】針回収ポジションP3には、ステープラユ
ニット2が移動停止すると同時に駆動(オン)する電磁
石(空打ち針回収手段)9が設置されている。ステープ
ラユニット2の機関部2−1上に残留している空打ち針
は電磁石9に吸着されて機関部2−1上から回収され
る。
【0030】針回収ポジションP3で移動停止中のステ
ープラユニット2は一定時間が経過すると移動用モータ
5が駆動して待機ポジションP1へ移動する。そして、
ステープラユニット2が待機ポジションP1に戻ると、
電磁石9が駆動を停止し(オフ)、電磁石9に吸着され
ていた空打ち針は針回収ポジションP3下に設置されて
いる回収トレイ10内に落下する。
【0031】このように、本シート後処理装置100B
においては、ステープラユニット2が空打ちを行ってそ
の空打ち針が機関部2−1上に残留していても、ステー
プラユニット2が待機ポジションP1へ戻る途中の針回
収ポジションP3で電磁石9によって回収されるように
なる。従って、空打ち針が原因してのステープラユニッ
ト2の誤動作や破損が防止できる。また、電磁石9で回
収した空打ち針は回収トレイ10内に落下するので、シ
ート後処理装置本体内に飛散することもない。
【0032】なお、ここでは、1回のステープル動作を
終える毎に空打ち針回収のためステープラユニット2を
針回収ポジションP3で移動停止させているが、ステー
プラユニット2の空打ち率が非常に低い場合には、複数
回(例えば10回)のステープル動作を終えたステープ
ラユニット2を針回収ポジションP3で移動停止させる
こともある。また、シート後処理装置の電源投入時やジ
ャム処理時、あるいはオペレータの操作部からの指示等
でステープラユニット2を針回収ポジションP3へ移動
させることもある。
【0033】また、ここでは、電磁石9によってステー
プラユニット2上に残留している空打ち針を回収してい
るが、例えば、空打ち針を掃き落とすブラシや空打ち針
をエアー吸引するダクト、あるいは空打ち針を貼り付け
て取る粘着テープ等を空打ち針の回収手段として用いる
こともある。
【0034】また、本シート後処理装置100Bでは、
印字面を下に向けて積載されたシート束をステープルす
るステープラユニット2を使用しているが、印字面を上
に向けて積載されたシート束をステープルするステープ
ラユニット2を使用した場合にも空打ち針は顎部2−2
上に残留するので、本発明を適用すれば、同様の効果が
得られる。 〈第2の実施の形態〉図2に、図1に示す第1のシート
後処理装置100Bにおいてステープラユニット2に残
留している空打ち針の回収を行うための別の構成例
(1)を示す。なお、図2は図1を矢印X1方向から見
た正面図である。
【0035】本構成例では、ステープラユニット2が待
機ポジションP1とステープルポジションP2との間を
移動するためのガイドレール3の待機ポジションP1側
に半円状に湾曲している湾曲部3bを設けている。この
湾曲部3bは不図示のステープラ台1が円滑に移動可能
な曲率になっている。また、図においてガイドレール3
の手前に配置されているラックギヤ4(不図示)もガイ
ドレール3の形状に合わせた形状になっている。
【0036】待機ポジションP1に位置している時のス
テープラユニット2は機関部2−1が上側にあり、顎部
2−2が下側にある。このステープラユニット2が待機
ポジションP1からステープルポジションP2方向(矢
印a方向)へ移動して行くと、ステープラユニット2は
湾曲部3bを通過する過程で上下の位置が逆に変わって
行き、水平部3aに位置するステープルポジションP2
に到達した時には、機関部2−1が下側になり、顎部2
−2が上側になって、印字面を下に向けて積載されたシ
ート束をステープルする横向き姿勢になる。
【0037】ステープラユニット2がステープルポジシ
ョンP2から待機ポジションP1方向(矢印b方向)へ
移動して行くと、ステープラユニット2は湾曲部3bを
通過する過程で上下の位置が変わって行き、その際に機
関部2−1上に残留している空打ち針が回収トレイ10
内へ自然落下する。 〈第3の実施の形態〉図3に、図1に示す第1のシート
後処理装置100Bにおいてステープラユニット2に残
留している空打ち針の回収を行うための別の構成例
(2)を示す。なお、図3は図1を矢印X1方向から見
た図である。
【0038】本構成例のガイドレール3及びラックギヤ
4は待機ポジションP1とステープルポジションP2の
間にねじり部3c、4cが形成されている。待機ポジシ
ョンP1に位置している時のステープラユニット2は縦
向きの姿勢にあるが、ねじり部3c、4cを通ってステ
ープルポジションP2に到達するとステープル姿勢であ
る横向きの姿勢になる。
【0039】ステープラユニット2がステープルポジシ
ョンP2から待機ポジションP1方向へ移動して行く
と、ステープラユニット2はねじり部3c、4cを通過
する過程で横向きの姿勢から縦向きの姿勢に変わって行
き、その際に機関部2−1上に残留している空打ち針が
回収トレイ10内に自然落下する。
【0040】なお、ここでは、ガイドレール3およびラ
ックギヤ4の待機ポジションP1位置とステープルポジ
ションP2位置は90度にねじれている場合を示した
が、要は、ステープルポジションP2から待機ポジショ
ンP1へ戻る途中のステープラユニット2が、残留して
いる空打ち針を自然落下可能となる程度に姿勢を変えら
れるねじれがあればよい。
【0041】図2及び図3の構成例の場合、ステープラ
ユニット2がステープルポジションP2から待機ポジシ
ョンP1へ戻る途中で姿勢を変えながら残留している空
打ち針を回収トレイ10内に自然落下させるので、空打
ち針を回収するために待機ポジションP1へ戻る途中の
ステープラユニット2を一時的に移動停止させたり空打
ち針を回収するための手段を設ける必要もない。 〈第4の実施の形態〉図4に、図1に示す第1のシート
後処理装置100Bにおいてステープラユニット2に残
留している空打ち針の回収を行うための別の構成例
(3)を示す。
【0042】本構成例では、ステープラユニット2はス
テープラ台1上に設置されている姿勢変更モータ101
の出力軸101a上に装着されている。姿勢変更モータ
101を駆動させると、ステープラユニット2は横向き
の姿勢の状態で回転し、上下の位置関係にある機関部2
−1と顎部2−2の位置を変えることが可能になる。
【0043】ステープラ台1側には、ステープラユニッ
ト2の機関部2−1が下側に位置していることを検知す
る第1ポジションスイッチ104と、同機関部2−1が
上側に位置していることを検知する第2ポジションスイ
ッチ105が設置されている。また、ステープラユニッ
ト2側にはポジションスイッチを押してスイッチオンさ
せるための突起部106が設けられている。ここで、第
1ポジションスイッチ104と第2ポジションスイッチ
105は180度ずれた位置に配置されている。従っ
て、第1ポジションスイッチ104を押している突起部
106が180度回転すると第2ポジションスイッチ1
05を押すことになる。
【0044】図4は、ステープラユニット2が印字面を
下に向けて積載されたシート束をステープルする姿勢に
あり、機関部2−1が下側に位置し、顎部2−2は上側
に位置している。この場合、突起部106が第1ポジシ
ョンスイッチを押している。
【0045】ステープル動作を終えたステープラユニッ
ト2が待機ポジションP1に戻ると姿勢変更モータ10
1が駆動する。そして、第2ポジションスイッチ105
がスイッチオンすると姿勢変更モータ101は一定時間
駆動を停止し、再び駆動して第1ポジションスイッチ1
04がスイッチオンすると駆動を停止する。この動作で
ステープラユニット2は360度回転し、その回転過程
で機関部2−1上に残留していた空打ち針が回収トレイ
10内に自然落下する。
【0046】本構成例の場合、第1ポジションスイッチ
104をホームポジションスイッチとすれば、上述のよ
うに、ステープラユニット2を、印字面を下に向けてペ
ージ順に積載されたシート束をステープルする姿勢にす
ることができる。また、第2ポジションスイッチ105
をホームポジションスイッチとすれば、ステープラユニ
ット2を、印字面を上に向けて最終ページから順に積載
されたシート束をステープルする姿勢にすることができ
る。
【0047】しかし、ステープラユニット2のステープ
ル姿勢がどちらかの姿勢に限られている場合には、第1
ポジションスイッチ104又は第2ポジションスイッチ
105のいずれか1つのみを設置するだけでもよい。こ
の場合、ホームポジションとなっているポジションスイ
ッチ(104又は105)が再びスイッチオンするまで
姿勢変更モータ101を駆動させることによりステープ
ラユニット2が360度回転して、機関部2−1又は顎
部2−2上に残留していた空打ち針が自然落下する。
【0048】なお、ステープラユニット2を360度回
転させて空打ち針を回収する動作は、ステープラユニッ
ト2の空打ち率に応じて、1回のステープル動作毎、複
数回のステープル動作に1回、オペレータの操作部から
の指示、シート後処理装置の電源投入時等に適宜行えば
よい。 〈第5の実施の形態〉図5に、図1に示す第1のシート
後処理装置100Bにおいてステープラユニット2に残
留している空打ち針の回収を行うための別の構成例
(4)を示す。
【0049】本構成例では、顎部2−2の下側に位置し
ている機関部2−1が支軸123を中心として上下の方
向に回動可能となるように取り付けられている。図5
(a)はステープル前のステープラユニット2の状態を
示している。ステープル前の機関部2−1は水平状態に
ある顎部2−2と90度開いた垂直状態にある。この状
態の機関部2−1には、ギヤ120から伝えられる駆動
で水平方向に移動可能な押上げ部材121の先端が当接
している。
【0050】ステープルポジションP2でのステープル
時、ギヤ120が時計回り方向に回転して押上げ部材1
21が図5(a)において右方向に移動する。この移動
する押上げ部材121によって機関部2−1は押し上げ
られて顎部2−2に接近して行き、図5(b)に示すよ
うにシート束Sを顎部2−2に押し付けてステープルす
る。そして、ステープル終了検知センサ124が押上げ
部材121の後端を検知した時点でギア120に駆動を
伝えている不図示のステープルモータが駆動を停止す
る。
【0051】この後、ギア120が反時計回り方向に回
転して押上げ部材121が図5(b)において左方向に
移動する。この押上げ部材121の移動に伴って機関部
2−1は自重で時計回り方向に回動する。そして、ホー
ムポジションセンサ125が押上げ部材121の後端を
検知した時点でステープルモータが駆動を停止する。図
5(a)はこの状態を示している。この状態でステープ
ラユニット2は待機ポジションP1へ戻る。
【0052】このように、ステープル作業を終えると、
機関部2−1は垂直状態になるまで回動するので、この
回動の過程で機関部2−1上に残留していた空打ち針が
回収トレイ10内に自然落下するようになる。
【0053】なお、ここでは、ステープル後の機関部2
−1が垂直状態になるまで回動するようにしているが、
機関部2−1上に残留している空打ち針が自然落下でき
るのであれば垂直状態になるまで回動する必要はなく、
例えば顎部2−2から20度程度開いた角度まで回動す
るだけでもよい。
【0054】また、ここでは、印字面を下に向けてペー
ジ順に積載されたシート束Sをステープルするステープ
ラユニット2であるために、空打ち針が残留する下側の
機関部2−1が支軸123を中心として回動するように
なっているが、印字面を上に向けて最終ページから順に
積載されたシート束をステープルするステープラユニッ
ト2の場合には、空打ち針が残留する下側の顎部2−2
が回動するようにする。 〈第6の実施の形態〉図6に、本発明が適用された第2
のシート後処理装置の全体的な構成を示す。また、図7
及び図8に、同シート後処理装置の主要部の詳細な構成
を示す。図6及び図7は縦断側面図であり、図8は図7
を矢印X2方向から見た縦断正面図である。
【0055】本シート後処理装置100Cは、印字済み
シートを印字面を上に向けて排出するプリンタに使用す
るものであり、同プリンタから排出された印字済みシー
トを選択可能な3種類のモードで後処理できるようにな
っている。第1の後処理モードでは、印字面を上に向け
た状態でページ順に揃えずに排紙積載する。第2の後処
理モードでは、印字面を下に向けた状態でページ順に揃
えて排紙積載する。第3の後処理モードでは、印字面を
下に向けた状態でページ順に揃えた後に綴じ針で綴じて
(ステープル)排紙積載する。
【0056】まず、本シート後処理装置100Cの全体
的な構成を説明する。
【0057】後処理装置本体51の上部にはシート搬入
口54が形成されており、同シート搬入口54より不図
示のプリンタから排出された印字済みシートが後処理装
置本体51内に搬入される。後処理装置本体51内に
は、シート搬入口54より搬入された印字済みシートを
挟持して横パス(排紙パス)57へ送る搬送ローラ55
a及び搬送コロ55bが設置されている。横パス57の
終端部には第1のトレイ79上にシートを排紙するため
の第1の排紙ローラ56a及び排紙コロ56bが設置さ
れている。この排紙ローラ56aは正逆転可能になって
いる。
【0058】横パス57の上流側にはシートの搬送方向
を切り換えるためのフラッパ58が設置されている。ま
た、下流側にはシートの後端を検知する図示しない後端
検知センサ(フォトインタラプタ)のセンサレバー59
が設置されている。フラッパ58は、シートが横パス5
7を通る時には実線で示す位置にセットされて横パス5
7を開いている。センサレバー59は横パス57を通る
シートによって倒され、支軸59aを中心に回動する。
そして、シート後端が通過すると実線図示の位置に戻
り、後端検知センサが後端検知信号を出力する。
【0059】後処理装置本体51内には若干傾斜してい
る縦パス73が設けられている。この縦パス73には、
横パス57へ送られた印字済みシートが後端を先頭にし
て送られてくる。この場合、シートは点線図示の位置に
セットされているフラッパ58と湾曲ガイド60(図7
参照)に導かれて縦パス73に送り込まれる。縦パス7
3には、シートを挟持して搬送する搬送ローラ61a〜
61d、65a〜65d、69a〜69d及び搬送コロ
62a〜62d、66a〜66d、70a〜70dが設
置されている。
【0060】各搬送コロは各搬送ローラに対して傾斜し
た状態で接触しており、シートを矢印B方向に寄せる機
能をもっている(図8参照)。この各搬送コロは、付勢
ばね(コイルスプリング)64、68、72に付勢され
ているホルダ63、67、71に保持されている。
【0061】図8に示すように、縦パス73を各搬送ロ
ーラ61a〜61d、65a〜65d、69a〜69d
と各搬送コロ62a〜62d、66a〜66d、70a
〜70dによって挟持されて搬送されるシートは、幅方
向の一側端が搬送基準ガイド49の基準面49a、49
bに当接するまで矢印B方向に寄せられ、基準面49
a、49bに当接した後は矢印A方向に進む。
【0062】縦パス73の終端部には、シート(又はシ
ート束)を第2のトレイ80上へ排紙するための第2の
排紙ローラ77a及び排紙コロ77bと第3のトレイ8
1上へ排紙するための第3の排紙ローラ78a及び排紙
コロ78bが設置されている。トレイ80、81のいず
れを使用するかはプリンタ使用者が選択することができ
る。トレイ80を使用する場合には、スライドガイド7
6が実線図示の位置に移動してシート(又はシート束)
を排紙ローラ77a及び排紙コロ77bのニップに導
く。また、トレイ81を使用する場合には、スライドガ
イド76が点線図示の位置に移動してシート(又はシー
ト束)を排紙ローラ78a及び排紙コロ78bのニップ
に導く。
【0063】縦パス73の途中には、縦パス73を通る
複数枚のシートを移動停止させて一時的に貯留するため
の第1のストッパ74及び第2のストッパ75が設置さ
れている。第1のストッパ74は搬送方向のサイズが小
さいシート(例えばB5サイズ)に用いられ、第2のス
トッパ75は搬送方向のサイズが大きいシート(例えば
A4サイズ)に用いられる。ストッパ74、75は支軸
74a、75aを中心として上下の方向に回動可能であ
り、通常はシートの移動を妨げないように点線図示の位
置で待機している。そして、シートの移動を停止させる
時に実線図示の位置まで時計回り方向に回動する。
【0064】縦パス73の上部には、複数枚のシートを
綴じ針で綴じるステープラユニット50が設置されてい
る。このステープラユニット50は機関部50aの回動
中心であるヒンジ軸50cが上に位置するようにして縦
向きの姿勢で、支軸50eを中心として回動可能な支持
部材50dに支持されている。この場合、機関部50a
が搬送コロ側に位置し、顎部50bが排紙ローラ側に位
置している。また、顎部50bは縦パス73を通るシー
トと平行な状態になっている。通常、ステープラユニッ
ト50は、図8に示すように、実線図示の通紙領域外の
位置で待機している。そして、ステープル時、支持部材
50dが反時計回り方向に回動することにより、点線図
示の位置まで移動してステープル動作を行う。
【0065】なお、シート搬入口54は1対の搬入ガイ
ド54a、54bにより形成されている。横パス57は
1対の搬送ガイド57a、57bにより形成されてい
る。縦パス73は一対の搬送ガイド73a、73bによ
り形成されている。
【0066】次に、第1、第2、第3の各後処理モード
における動作を順に説明する。 〈第1の後処理モード〉本モードが選択された場合、所
定枚数のシートの後処理を終えるまで、フラッパ58は
実線図示の位置にセットされ続け、第1の排紙ローラ5
6aは排紙方向(反時計回り方向)に回転を続ける。従
って、プリンタから順次排出された印字済みシートは横
パス57を通って、印字面が上に向いた状態で、ページ
順に揃えられずに第1のトレイ79上に積載されて行
く。 〈第2の後処理モード〉本モードが選択された場合、所
定枚数のシートの後処理を終えるまで、第1、第2のス
トッパ74、75は点線図示の位置まで待機し続け、ス
テープラユニット50は図8の実線図示の位置で待機し
続ける。また、シートガイド76はプリンタ使用者が指
定したトレイ(80又は81)に対応する位置にセット
される。
【0067】プリンタから排出された印字済みシートを
シート搬入口54から搬入する時点ではフラッパ58は
実線図示の位置にセットされており、第1の排紙ローラ
56aは排紙方向に回転している。従って、シート搬入
口54から搬入された印字済みシートは横パス57を通
って第1の排紙ローラ56aにより第1のトレイ79上
に排紙されて行く。この印字済みシートの後端をセンサ
レバー59の動きで後端検知センサが検知すると、第1
の排紙ローラ56aが逆転し、同時にフラッパ58が点
線図示の位置に切り換えられる。これによって、第1の
トレイ79上に排紙された印字済みシートは後端を先頭
にして湾曲ガイド60とフラッパ58に導かれながら縦
パス73へ送り込まれる。この過程で印字済みシートの
表裏面が反転して印字面が下になる。なお、縦パス73
へ送り込まれた印字済みシートの後端がフラッパ58を
通過した時点で、フラッパ58が実線図示の位置に切り
換えられ、第1の排紙ローラ56aが排紙方向に回転を
する。
【0068】縦パス73へ送り込まれた印字済みシート
は、搬送ローラ61a〜61d、65a〜65d、69
a〜69d及び搬送コロ62a〜62d、66a〜66
d、70a〜70dに挟持されて搬送される。縦パス7
3を移動中の印字済みシートは搬送基準ガイド49の基
準面49a、49bに沿って移動する。そして、縦パス
73を移動した印字済みシートはシートガイド76に導
かれて第2のトレイ80又は第3のトレイ81上に排紙
される。この場合、トレイ上の印字済みシートは印字面
を下に向けた状態でページ順に揃えられて積載される。
また、縦パス73を基準面49a、49bに沿って移動
してきたので、シート幅方向が整えられた状態で積載さ
れる。 〈第3の後処理モード〉本モードが選択された場合、フ
ラッパ58及び第1の排紙ローラ56aが上述の第2の
後処理モードの時と同様に動作して印字済みシートが縦
パス73へ送り込まれてくる。また、印字済みシートが
縦パス73へ送り込まれてくるまでの間に待機中の第1
のストッパ74又は第2のストッパ75のいずれか一方
が実線図示の位置まで回動して、縦パス73を移動中の
シートを移動停止する態勢になっている。本シート後処
理装置100Cの場合、B5サイズのシートを後処理す
る時には第1のストッパ74が使用され、A4サイズの
シートを後処理する時には第2のストッパ75が使用さ
れる。今、プリンタから排出されている印字済みシート
がA4サイズのシートであるとすると、図7に示すよう
に、第2のストッパ75が移動停止態勢になっている。
【0069】縦パス73へ送り込まれた印字済みシート
は、搬送ローラ61a〜61d、65a〜65d、69
a〜69d及び搬送コロ62a〜62d、66a〜66
d、70a〜70dに挟持されて搬送される。縦パス7
3を移動中の印字済みシートは搬送基準ガイド49の基
準面49a、49bに沿って移動する。そして、縦パス
73を移動中の印字済みシートは第2のストッパ75に
よって下流への移動が規制され、シート先端が第2のス
トッパ75に当接してスリップ状態になっている。この
ようにして、縦パス73内に複数枚の印字済みシートS
1、S2、S3…が順次積載されて行く。この場合、各
印字済みシートS1、S2、S3…は印字面を下に向け
た状態で重ね合わされる。
【0070】縦パス73内で設定枚数分の印字済みシー
トの積載が終了すると、通紙領域外で待機していたステ
ープラユニット50がステープル位置まで移動してステ
ープル動作を行う。これにより、縦パス73内で積載さ
れた複数枚の印字済みシートが綴じ針で綴じられる。
【0071】ステープル作業が終了すると、ステープラ
ユニット50は通紙領域外に戻って待機し、第2のスト
ッパ75は点線図示の位置に戻って待機する。そして、
第2のストッパ75による移動規制が解除された綴じ済
みシート束は再び移動を始め、シートガイド76に導か
れて指定されているトレイ(80又は81)上へ排紙さ
れる。
【0072】本モード中、ステープラユニット50が空
打ちをしてしまうことがある。しかし、ステープラユニ
ット50は機関部50aの回動中心であるヒンジ軸50
cが上に位置するようにして縦向きの姿勢になっている
ので、空打ちをしても空打ち針はステープラユニット5
0上に残留せずに後処理装置本体51内の底板上に自然
落下する。従って、空打ち針によってステープル動作が
正常に行えなくなったり、ステープラユニット50が破
損したりするようなことはない。
【0073】
【実施例】図9に、本発明の第1のシート後処理装置1
00Bを備えたレーザービームプリンタ(シート処理装
置)の全体構成例を示す。
【0074】ここでは、給紙部から給送される記録シー
トの流れに沿って全体的な構成を説明する。
【0075】本プリンタ200は、プリンタ本体201
内に複数の給紙カセット202、203を備えている。
また、プリンタ本体201の給紙側の側面に手差しトレ
イ204を備えている。これらの給紙部202、20
3、204のうちの選択された1つの給紙部から記録シ
ートSが1枚ずつ給送される。
【0076】給紙カセット202、203内に積載収納
されている記録シートSは、反時計回り方向に回転する
給紙ローラ205、206によって最上位のシートから
順に繰り出され、回転停止しているレジストローラ対2
08へ送られる。また、手差しトレイ204上に積載さ
れた記録シートSは、分離ローラ対207によって最下
位のシートから順に繰り出され、回転停止しているレジ
ストローラ対208へ送られる。
【0077】給紙カセット202、203又は手差しト
レイ204からレジストローラ対208へ送られた記録
シートSは、シート先端が回転停止しているレジストロ
ーラ対208のニップに突き当たって所定量のループを
形成した後に移動を停止する。これにより、記録シート
Sの斜行状態が矯正され、記録シートSは正しい姿勢で
転写部へ送られるようになる。
【0078】斜行状態が矯正された記録シートSは、時
計回り方向に回転している感光ドラム209上のトナー
像との位置を合わせるタイミングをとって回転を開始す
るレジストローラ対208によって、感光ドラム209
と転写ローラ210の間の転写部へ送り込まれる。そし
て、転写部を通過中に、感光ドラム209上のトナー像
が転写ローラ210によってシート面上に順次転写され
て行く。
【0079】時計回り方向に回転している感光ドラム2
09上には、レーザースキャナ211から発射されたレ
ーザー光(画像光)Lが照射されて順次静電潜像が形成
されている。そして、この静電潜像は不図示の現像器か
ら供給されるトナーによって顕像化(トナー像)され、
転写部へ送られる。
【0080】トナー像の転写を終えた記録シートSは定
着ローラ対212へ送られ、同定着ローラ対212のニ
ップを通過中に加熱及び加圧されて転写トナー像がシー
ト面に定着される。そして、定着処理を終えた印字済み
シートSは、印字面を上に向けた状態で排紙ローラ対2
13によってプリンタ本体201外に排出され、本発明
のシート後処理装置100B内へ搬入されて行く。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシート後
処理装置においては、ステープルポジションから待機ポ
ジションまで戻るステープル手段から空打ち針を回収す
る空打ち針回収手段を有しているので、ステープル手段
が空打ちをしても空打ち針がステープル手段上に残留し
なくなる。このため、空打ち針が原因して正常なステー
プル動作が行えなくなったり、ステープル手段が破損す
るようなことはない。
【0082】また、本発明のシート後処理装置において
は、ステープル手段の姿勢をステープル手段がステープ
ルポジションから待機ポジションへ戻る間に空打ち針が
自然落下可能な姿勢に変えるようにしたので、ステープ
ル手段が空打ちをしても空打ち針がステープル手段上に
残留しなくなる。このため、空打ち針が原因して正常な
ステープル動作が行えなくなったり、ステープル手段が
破損するようなことはない。
【0083】また、本発明のシート後処理装置において
は、ステープルポジションから待機ポジションに戻った
ステープル手段を横向き姿勢で回転させて上下の位置関
係を逆にするようにしたので、空打ちによって残留して
いた空打ち針がステープル手段上から自然落下する。こ
のため、空打ち針が原因して正常なステープル動作が行
えなくなったり、ステープル手段が破損するようなこと
はない。
【0084】また、本発明のシート後処理装置において
は、横向き姿勢にあるステープル手段の機関部又は顎部
のうちの上側に位置する部材を水平状態に固定し、下側
に位置する部材を支軸を中心として上下の方向に回動可
能となるように取り付け、同下側に位置する部材をステ
ープル時にステープル位置まで押し上げるようにしたの
で、ステープル手段が空打ちをしても空打ち針はステー
プル手段上に残留しないで自然落下する。このため、空
打ち針が原因して正常なステープル動作が行えなくなっ
たり、ステープル手段が破損するようなことはない。
【0085】また、本発明のシート後処理装置において
は、縦向きの状態で貯留されている複数枚の処理済みシ
ートをステープル手段が処理済みシートの上端側で縦向
きの姿勢でステープルするようにしたので、ステープル
手段が空打ちをしても空打ち針はステープル手段上に残
留しないで自然落下する。このため、空打ち針が原因し
て正常なステープル動作が行えなくなったり、ステープ
ル手段が破損するようなことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された第1のシート後処理装置の
全体的な構成を示す縦断側面図(図1(a))及び平面
図(図1(b))。
【図2】同第1のシート後処理装置においてステープラ
ユニットに残留している空打ち針の回収を行うための別
の構成例(1)を示す正面図。
【図3】同第1のシート後処理装置においてステープラ
ユニットに残留している空打ち針の回収を行うための別
の構成例(2)を示す斜視図。
【図4】同第1のシート後処理装置においてステープラ
ユニットに残留している空打ち針の回収を行うための別
の構成例(3)を示す側面図。
【図5】同第1のシート後処理装置においてステープラ
ユニットに残留している空打ち針の回収を行うための別
の構成例(4)を示す側面図。
【図6】本発明が適用された第2のシート後処理装置の
全体的な構成を示す縦断側面図。
【図7】同第2のシート後処理装置の主要部の詳細な構
成を示す縦断側面図。
【図8】図7を矢印X2方向から見た縦断正面図。
【図9】本発明の第1のシート後処理装置を備えたレー
ザービームプリンタ(シート処理装置)の全体構成例を
示す縦断側面図。
【図10】従来例のシート後処理装置の構成を示す縦断
側面図(図10(a))及び平面図(図10(b))。
【符号の説明】
2、50 ステープラユニット(ステープル手段) 2−1 機関部 2−2 顎部 3 ガイドレール(姿勢変更手段) 6 後処理トレイ(積載手段) 9 電磁石(空打ち針回収手段) 73 縦パス(貯留手段) 100B、100C シート後処理装置 101 姿勢変更モータ(回転手段) 121 押上げ部材(押上げ手段) 200 レーザービームプリンタ(シート処理装
置) P1 待機ポジション P2 ステープルポジション P3 針回収ポジション S 記録シート(シート)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 博通 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート処理装置から送り出された複数枚
    の処理済みシートを横向きの状態で一時的に積載する積
    載手段と、前記積載手段上に積載された処理済みシート
    を綴じ針で綴じる横向き姿勢のステープル手段と、を備
    えていると共に、前記ステープル手段が処理済みシート
    を綴じるステープルポジションと待機ポジションとの間
    を移動するようになっているシート後処理装置におい
    て、 前記ステープルポジションから前記待機ポジションまで
    戻る前記ステープル手段から空打ち針を回収する空打ち
    針回収手段を有したことを特徴とするシート後処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ステープルポジションと前記待機ポ
    ジションとの間に前記ステープルポジションから戻る途
    中の前記ステープル手段を一時的に移動停止させる針回
    収ポジションを設け、前記針回収ポジションに前記空打
    ち針回収手段を配置したことを特徴とする請求項1に記
    載のシート後処理装置。
  3. 【請求項3】 シート処理装置から送り出された複数枚
    の処理済みシートを横向きの状態で一時的に積載する積
    載手段と、前記積載手段上に積載された処理済みシート
    を綴じ針で綴じる横向き姿勢のステープル手段と、を備
    えていると共に、前記ステープル手段が処理済みシート
    を綴じるステープルポジションと待機ポジションとの間
    を移動するようになっているシート後処理装置におい
    て、 前記ステープルポジションではステープル姿勢にある前
    記ステープル手段の姿勢を前記ステープル手段が前記ス
    テープルポジションから前記待機ポジションへ戻るまで
    の間に空打ち針が自然落下可能な姿勢に変える姿勢変更
    手段を有したことを特徴とするシート後処理装置。
  4. 【請求項4】 前記姿勢変更手段は、前記ステープルポ
    ジションでは横向き姿勢にある前記ステープル手段を反
    転させて上下の位置関係が逆になる姿勢にすることを特
    徴とする請求項3に記載のシート後処理装置。
  5. 【請求項5】 前記姿勢変更手段は、前記ステープルポ
    ジションでは横向き姿勢にある前記ステープル手段を縦
    向き姿勢にすることを特徴とする請求項3に記載のシー
    ト後処理装置。
  6. 【請求項6】 シート処理装置から送り出された複数枚
    の処理済みシートを横向きの状態で一時的に積載する積
    載手段と、前記積載手段上に積載された処理済みシート
    を綴じ針で綴じる横向き姿勢のステープル手段と、を備
    えていると共に、前記ステープル手段が処理済みシート
    を綴じるステープルポジションと待機ポジションとの間
    を移動するようになっているシート後処理装置におい
    て、 前記ステープル手段を横向き姿勢で回転させる回転手段
    を有し、前記ステープル手段が前記ステープルポジショ
    ンから前記待機ポジションへ戻った後、前記回転手段が
    前記ステープル手段を回転させて上下の位置関係を逆に
    することを特徴とするシート後処理装置。
  7. 【請求項7】 シート処理装置から送り出された複数枚
    の処理済みシートを横向きの状態で一時的に積載する積
    載手段と、前記積載手段上に積載された処理済みシート
    を綴じ針で綴じる横向き姿勢のステープル手段と、を備
    えているシート後処理装置において、 前記ステープル手段の機関部または顎部のうちの上側に
    位置する部材を略水平状態に固定し、下側に位置する部
    材を支軸を中心として上下の方向に回動可能となるよう
    に取り付けると共に、ステープル時に前記下側に位置す
    る部材をステープル可能位置まで押し上げる押上げ手段
    を有したことを特徴とするシート後処理装置。
  8. 【請求項8】 シート処理装置から送り出された複数枚
    の処理済みシートを縦向きの状態で一時的に貯留する貯
    留手段と、前記貯留手段に貯留されている処理済みシー
    トを綴じ針で綴じるステープル手段と、を備えているシ
    ート後処理装置において、 前記ステープル手段が前記貯留手段に貯留されている処
    理済みシートを上端側で縦向きの姿勢でステープルする
    ようにしたことを特徴とするシート後処理装置。
  9. 【請求項9】 1枚ずつ給送されたシートに対して所定
    の処理を行うシート処理手段と、前記シート処理手段で
    処理を終えた処理済みシートをシート処理装置本体外へ
    排出する排出手段と、請求項1ないし8に記載のいずれ
    かのシート後処理装置と、を備えたことを特徴とするシ
    ート処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7077395B2 (en) * 2002-05-15 2006-07-18 Canon Kabushiki Kaisha Sheet after-treatment device and image forming apparatus equipped with the device
JP2011201679A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Kyocera Mita Corp シート後処理装置及び画像形成装置

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US7077395B2 (en) * 2002-05-15 2006-07-18 Canon Kabushiki Kaisha Sheet after-treatment device and image forming apparatus equipped with the device
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