JPH0547737U - 防音性換気扇ダクト構造 - Google Patents

防音性換気扇ダクト構造

Info

Publication number
JPH0547737U
JPH0547737U JP10365091U JP10365091U JPH0547737U JP H0547737 U JPH0547737 U JP H0547737U JP 10365091 U JP10365091 U JP 10365091U JP 10365091 U JP10365091 U JP 10365091U JP H0547737 U JPH0547737 U JP H0547737U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grill
duct
opening
ventilation fan
sound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10365091U
Other languages
English (en)
Inventor
功 三木
洋 川井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP10365091U priority Critical patent/JPH0547737U/ja
Publication of JPH0547737U publication Critical patent/JPH0547737U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Duct Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 グリルを介して施工される換気
扇ダクトにおいて、グリルに起因する音漏れを防止した
防音性換気扇ダクト構造を提供することである。 【構成】 室内開口部(12)に室外からグリ
ル(3)の開口部(33)を気密材(35)を用いて気密に取付
け、該グリル(3)の本体ケーシング(31)を遮音材(34)に
て被覆し、このグリル(3)に防音処理した換気扇ダクト
(2)を気密に接続し、上記グリル開口部(33)に室内側か
ら化粧枠体(36)を取付けて、室内とグリル(3)との取付
部での間隙をなくすと共にグリル(3)自身に遮音性を付
与して、防音性を高める。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、室内に開口するグリルから屋外へ室内の空気を排気する換気扇ダク トの防音構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の換気扇ダクトは、図5に示すように、室内の例えば天井開口部(12)と屋 外とを連通し天井裏面の空間に配管されるダクト(2)、及びこのダクト(2)の途中 に介設され換気扇(42)が内設された管路部材(41)からなる換気装置(4)から構成 されており、天井開口部(12)とダクト(2)との接続は、通常グリル(30)を介して 行われている。
【0003】 ところで、このような従来の換気扇ダクトにおいては、換気扇(42)のモータや ケーシングに、防振や吸音処理を施したり、ダクト(30)にグラスウールやロック ウールなどの防音材(21)を巻いたりして、換気扇(42)の発生音やダクト(2)内の 空気流音の伝達を防止する処理が一般になされている。
【0004】 しかしながら、せっかく天井などを防音構造で仕上げ、高価な防音換気扇を用 い、ダクト(2)を施工手間をかけて防音材を被覆処理しても、無開口の天井に比 べ防音性が極めて低下することが確認された。 これは壁や天井の開口に接続されるグリル(30)に起因しており、階下で発生し た音振動やグリルを通過する流体の振動等が、グリルのケーシング等に共振して 該グリルの取付け隙間から階上に抜けるということが、本考案者らによって明ら かにされた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
そこで本考案の解決しようとする課題は、グリルを介して施工される換気扇ダ クトにおいて、グリルに起因する音漏れを防止した防音性換気扇ダクト構造を提 供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かくして本考案によれば、『室内開口部(12)に室外から取付けられるグリル(3 )と、該グリル(3)に接続され屋外へ連通するダクト(2)と、このダクト(2)の途中 に設けられ室内の空気を屋外へ排気する換気扇(4)とからなる換気扇ダクトであ って、上記グリル(3)が、室内開口部(12)とダクト(2)とを連結する本体ケーシン グ(31)と、該ケーシング表面を被覆する遮音材(34)と、上記ケーシング(31)を室 内開口部(12)に気密に接続する気密材(35)と、室内開口部周縁に設けられる化粧 枠材(36)とからなることを特徴とする防音性換気扇ダクト構造(1)』が提供され る。
【0007】 本考案は、グリル(3)及びその近傍を後述するごとく防音構造にする以外は、 ダクト、換気扇及びグリルからなる当該分野で公知の換気扇ダクト構造を基本構 造として用いることができる。 本考案に用いるダクト(2)及び換気扇(4)には、当該分野で公知の防音処理が施 されていることが好ましい。
【0008】 本考案において、グリル(3)は本体ケーシング(31)と遮音材(34)と化粧枠材(36 )とから構成される。 本体ケーシング(31)は、ダクト接続部(32)及び室内開口部に取付け可能な開口 部(33)とを有するものであれば、いずれの形状のものであってもよく、例えば箱 型(図2参照)や略円筒型(図4参照)が挙げられる。 本体ケーシング(31)の開口部(33)は、室内の開口裏面に当接する鍔部(37)が形 成されている当該分野で公知のものが好適に用いられるが、別段これに限定され なく、開口端部が室内開口に嵌め込まれるように形成されたものであってもよい 。
【0009】 遮音材(34)は、グリル(3)の本体ケーシング(31)での音振動・共振を防止し得 るように用いられる。従って、本体ケーシング(31)がダクト(2)及び室内開口に 取付けられたときの、少なくともダクト接続部(32)から室内開口裏面までの本体 ケーシング(31)外面全域が、被覆対象とされる。 上記遮音材(34)は、グリル(3)の本体ケーシング開口部(33)やその取付け部か ら伝わる音振動及びグリル内部での流体振動に基づく共振を効果的に遮断するも のが選択され、例えば塩化ビニル樹脂や加硫ゴム等の可撓性樹脂からなる通常の 遮音シート材に金属粉や炭酸カルシウム、シリカ、アルミナ等の無機粉等の不燃 材が混入・分散されているものが好適に用いられる。
【0010】 この考案に用いられる気密材(35)としては、例えば、ゴムや発泡性樹脂等によ るパッキン状の成形物や施工後に所定の間隙に充填して気密に封止するコーキン グ材等が挙げられる。 一例として、グリル(3)の本体ケーシング(31)の開口部(33)が鍔部(37)を有す るように形成されていて、天井開口部(12)に対して天井板(14)裏面と天井野縁(1 3)との間に上記鍔部(37)を挟むように取付けられる場合は、この顎部(37)と天井 野縁との間に気密材(35)を介するようにパッキン形状で用いられることが好まし く、後述する実施例の記載が参照される。
【0011】 化粧枠材(36)は、室内側から上記グリル(3)の本体ケーシング開口部(33)に取 付けることにより、室内開口周縁に設けられるものが好ましい。
【0012】
【作用】
この考案によれば、室内開口部からグリル(3)及びダクト(2)を介して屋外に通 じる換気路において、グリル(3)の本体ケーシング(31)は室内開口部に対して気 密材(35)により気密に接続され、グリル(3)の本体ケーシング(31)は遮音材(34) で被覆されているので、室内で発生し化粧枠体(36)を通じて伝達される音振動の グリル(3)からの漏れ及び換気扇(4)により室内から室外へ排気される流体の振動 に伴うグリル(3)での共振が防止されることとなる。
【0013】
【実施例】 以下、本考案を図示実施例に従って詳述するが、これによって本考案が限定さ れるものではない。 実施例1 図1は本考案の防音性換気扇ダクト構造の一例の断面概略図、図2は図1に用 いられるグリルの斜視図、図3は同じくグリルの断面概略図である。 これらの図において、防音性換気扇ダクト構造(1)は、屋外に通じ階下の部屋( 10)と階上の部屋(11)との空間に配設されるダクト(2)と、このダクト(2)に接続 されかつ階下の部屋(10)の天井開口部(12)に接続されるグリル(3)と、上記ダク ト(2)の中間に介設される換気装置(4)とから主として構成されている。
【0014】 ダクト(2)は遮音処理されているもので、この例ではダクト外面に遮音テープ( 21)が巻回されているものであるが、これによらず、ダクトそのものが二重管構 造に形成されたものやダクト外面にグラスウールやロックウール吸音材が巻回さ れたもの等公知の構造のいずれであってもよい。
【0015】 グリル(3)は、ダクト(2)に接続可能な管路接続部(32)と天井開口部(12)に向け て取付けられる開口部(33)とを有する鉄製で箱型の本体ケーシング(31)と、この 本体ケーシング(31)を被覆する遮音材(34)と、本体ケーシング(31)の上記開口部 (33)に設けられる気密材と(35)と、上記開口部(33)に固定される化粧枠体(36)と から構成されている。 管路接続部(32)は、外面が遮音材(34)にて被覆されているが、先端部はダクト (2)に挿入可能に構成され、基部は本体ケーシング(31)に遮音材(34)を介してビ ス固定されている。またダクト(2)との接続状態においては、ダクト(2)端部と該 管路接続部(32)端部とはテーピング(イ)が施され、これによって気密に接続され ることとなる。 グリル開口部(33)は、開口周縁が鍔部(37)を有するように形成されており、こ の鍔部(37)が天井野縁(13)と天井板(14)との間で固定されるようになっている。 遮音材(34)は、この例では炭酸カルシウム粉が混入された加硫ゴムにより成形 されたシート材で、図2に斜線で示すように管路接続部(32)の外周面と本体ケー シング(31)の外面全体とを被覆しており、これによって、ダクト(2)と天井開口 部(12)との間に露出するグリル(3)表面は完全に被覆されていることとなる。 気密材(35)は、この例では発泡性樹脂からなる成形物で、本体ケーシング(31) の開口周縁の鍔部(37)の外周に設けられるもので、天井野縁(13)と天井板(14)と の間の密封パッキンとして機能するものである。 化粧枠材(36)は、室内側から天井開口部(12)を介してグリル(3)内壁に取付け られるもので、化粧枠材(36)とグリル開口部の鍔部(37)との間に天井板(14)の開 口周縁を挟むようにして挿入され止め具(38)により固定される。これによって天 井開口部(12)の周縁が化粧仕上げされる。
【0016】 換気装置(4)は、両端部がダクト(2)に挿入接続可能でかつ内面に防音処理され た管路部材(41)と、その内部に設けられた換気扇(42)とから構成されている。こ の換気装置(4)とダクト(2)との接続部にはテーピング(ロ)が施されており、これ によりダクト(2)と換気装置(4)とは気密に接続されている。
【0017】 以上のように構成された本考案の防音性換気扇ダクト構造(1)においては、階 下の部屋(10)内で音振動が発生しても、グリル(3)の天井開口部(12)への取付部 では気密材(35)により間隙が生じていなく、またグリル(3)の本体ケーシング(31 )及び管路接続部(32)の外面は遮音材(34)で被覆されているので、グリル取付部 からの音漏れが確実に低減されると共に、グリル(3)自身の共振が低減されてお り、階上の部屋(11)への音漏れは確実に底下されることとなる。
【0018】 また、ダクト(2)内に介設された換気装置(4)内の換気扇(42)の駆動に起因する 振動(a)及びダクト(2)を排気される空気の流動に伴う流体振動(b)が発生し、こ れらが音振動として伝達される可能性があるが、これらについても、以下のよう に防止できる。 上記振動(a)は、換気装置(4)内で発生するものであるが、管路部材(41)は内壁 が防音処理され、ダクト(2)は遮音処理され、さらにこれらの接続部はテーピン グ(ロ)により気密に接続されいるので、換気装置(4)及びダクト(2)の管壁を介し てのダクト構造(1)外への伝達は防止されている。 またグリル(3)はダクト(2)との接続部から天井開口部(12)との接続部まではす べて遮音材(34)にて被覆されているので、上記グリル(3)まで伝達される振動(a) があってもこのグリル(3)での共振は防止されることとなる。 一方、天井開口部(12)からダクト(2)の排気出口までの流路は、気密材(35)及 びテーピング(イ)(ロ)により気密に構成されており、その上ダクト(2)、グリル(3) 及び換気装置(4)は上述のごとく遮音・防音処理されているので、本ダクト構造( 1)内のいずれにおいても、上記流体振動(b)との共振が防止されることとなる。
【0019】 以上本考案のダクト構造(1)によれば、グリル(3)及びその接続部からの音漏れ を有効に防止できると共に、ダクト(2)での換気に伴って発生する音振動も効果 的に防止することができる。
【0020】
【考案の効果】
本考案によれば、グリル取付部及びグリル自身からの音漏れを確実に低減でき るのみならず、換気に伴う駆動音や流体振動音との共振や音漏れを有効に防止で きる。 非常に遮音効果の高い防音性換気扇ダクト構造を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の換気扇ダクト構造の一例の断面概略図
【図2】図1のグリルの概略斜視図
【図3】図1のグリルの断面概略図
【図4】本考案に用いられるグリルの他の例の概略斜視
【図5】従来例の図1相当図
【符号の説明】
(1)…防音性換気扇ダクト構造 (2)…ダクト (3)…グリル (4)…換気装
置 (10)…階下の部屋 (11)…階上の
部屋 (12)…天井開口部 (13)…天井野
縁 (14)…天井板 (21)…遮音テ
ープ (31)…本体ケーシング (32)…管路接
続部 (33)…グリル開口部 (34)…遮音材 (35)…気密材 (36)…化粧枠
材 (37)…鍔部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内開口部に室外から取付けられる
    グリルと、該グリルに接続され屋外へ連通するダクト
    と、このダクトの途中に設けられ室内の空気を屋外へ排
    気する換気扇とからなる換気扇ダクトであって、 上記グリルが、室内開口部とダクトとを連結する本体ケ
    ーシングと、該ケーシング表面を被覆する遮音材と、上
    記ケーシングを室内開口部に気密に接続する気密材と、
    室内開口部周縁に設けられる化粧枠材とからなることを
    特徴とする防音性換気扇ダクト構造。
JP10365091U 1991-11-20 1991-11-20 防音性換気扇ダクト構造 Pending JPH0547737U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10365091U JPH0547737U (ja) 1991-11-20 1991-11-20 防音性換気扇ダクト構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10365091U JPH0547737U (ja) 1991-11-20 1991-11-20 防音性換気扇ダクト構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0547737U true JPH0547737U (ja) 1993-06-25

Family

ID=14359656

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10365091U Pending JPH0547737U (ja) 1991-11-20 1991-11-20 防音性換気扇ダクト構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0547737U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001254454A (ja) * 2000-03-13 2001-09-21 Yoshino Gypsum Co Ltd 建築設備開口部の遮音材及び遮音方法
KR102376197B1 (ko) * 2021-08-13 2022-03-21 주식회사 동우 환풍기

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS553256B2 (ja) * 1976-01-16 1980-01-24

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS553256B2 (ja) * 1976-01-16 1980-01-24

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001254454A (ja) * 2000-03-13 2001-09-21 Yoshino Gypsum Co Ltd 建築設備開口部の遮音材及び遮音方法
KR102376197B1 (ko) * 2021-08-13 2022-03-21 주식회사 동우 환풍기

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3947862B2 (ja) 天吊金具構造及び天吊金具構造に固定されるプロジェクター
JP2504940Y2 (ja) 換気装置
JPH0547737U (ja) 防音性換気扇ダクト構造
JP2010164241A (ja) 住宅換気システム
JPH06300312A (ja) 換気機能付空気調和機
EP0789196B1 (en) Air conditioner having eccentrically-disposed fan
JP2001254454A (ja) 建築設備開口部の遮音材及び遮音方法
JPS608232Y2 (ja) 消音装置
JP3042449B2 (ja) 天井埋込形空気調和機
JP2006112202A (ja) 遮音性を有する通気窓
JP3053170U (ja) 空調用防震貫通ダクト
JPH06307691A (ja) 床下空調対応送風機
JPH1183067A (ja) 天井カセットエアコン
JPS63189729A (ja) 防音性を有する換気装置
JP2000146273A (ja) 空調配管用気密スリーブ
JPH0242992Y2 (ja)
JPS6436577U (ja)
JPH07318125A (ja) 換気扇の取付構造
JPH03286193A (ja) 個別形空気調和機の圧縮機
JPS6317335A (ja) 換気装置
JPS59194100A (ja) 送風機用消音器
JPS6436576U (ja)
JP2002276995A (ja) 空気調和機とチャンバとの接続構造
JPH02161232A (ja) 天井埋込型空気調和機
JPH0727365A (ja) 天吊カセット形空気調和機